日韓問題(初心者向け)

日韓問題について、初心者でもわかりやすい解説と、日韓問題とマスコミ問題の動画のテキスト版を投稿しています。

【ゆっくり解説】「そんな事は言っていない」の傾向と対策

さて、本日は一連の日韓首脳会談を巡る騒動について扱っていきます。

本日の投稿動画
www.nicovideo.jp
youtu.be


※以下は動画のテキスト版です


元記事
韓国関連で「そんなことは言っていない」が起きる原因
https://oogchib.hateblo.jp/entry/2022/09/22/012327
韓国関連で頻繁に発生する「そんな事は言っていない」
https://oogchib.hateblo.jp/entry/ar813786

関連動画
日韓問題】日韓で異なる「正しさ」の概念 前編
https://www.nicovideo.jp/watch/sm31616028
https://youtu.be/PvEa1FjkkEw
【ゆっくり解説】韓国社会と外華内貧
https://www.nicovideo.jp/watch/sm37546154
https://youtu.be/fqFHPQtTllg
【ゆっくり解説】徴用工問題は解決不能
https://www.nicovideo.jp/watch/sm41061984
https://youtu.be/o6YJxt9z5qU

お品書き

そんな事は言っていない

外華内貧

対応方法

注意
・この動画は「日韓の価値観の違い」を扱っています

・うp主のスタンスは「価値観に善悪や優劣は存在しない」というものです

・相手が不法を働いているからとこちらが不法をして良い理由にはなりません

・自身の常識が相手にとっても常識とは限りません、「他者がそれを見たら
どう思うか」という客観性を常に持ちましょう。

・日常生活で注意する程度には言動に注意を心がけてください

・リクエストは原則受け付けていません

・引用ソースへのリンクが同時掲載のブログにあります

・毎週日曜日更新


レイム マリサ
ゆっくりしていってね


レイム
さて、今回は日韓問題なので私が扱っていくわね。


マリサ
なあレイム、韓国の「そんな事は言っていない」関連って、以前も動画にしていなかったか?


レイム
扱っているわね。
ただ、今回また同様の事例が起きたので、いい機会だから同じく過去動画で扱ったことのある「外華内貧」という価値観からこの問題にアプローチしてみる事にしたのよ。


マリサ
「外華内貧」ってあれだよな、「外見は華やかだが、内部は貧しい」という文字通りの意味で、韓国では表面的な結果さえよければ中身は二の次とされることが多いんだよな。


レイム
そうよ。
詳しくは動画説明欄に関連リンクを貼っておくのでそちらを参照して欲しいのだけど、一連の日韓首脳会談を巡る韓国とのトラブルに、この韓国的価値観が深く関わっているのよ。


マリサ
なるほど。


レイム
そんなわけで早速本編へ行くわね。



そんな事は言っていない


マリサ
で、今回はまず何からやるんだ?


レイム
その前に、最初に明言しておくけど、今回「懇談」という形で日韓の首脳同士が顔を合わせているけど、実際問題「韓国が目的を達成できなかった」という意味で、日本側の対応は間違いではないのね。


レイム
その辺りの理由は後半で扱うとして、まずはこちらの記事から

岸田首相、尹錫悦大統領と30分間「懇談」…健全な日韓関係に戻す必要性で一致
読売新聞 2022/09/22
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20220922-OYT1T50107/

【ニューヨーク=藤原健作、溝田拓士】岸田首相は21日午後(日本時間22日未明)、米ニューヨーク市内で韓国の 尹錫悦 大統領と約30分間の「懇談」を行った。両首脳は、「元徴用工(旧朝鮮半島出身労働者)」問題などを念頭に、両国の懸案を解決し、健全な日韓関係に戻す必要性を共有した。

 両首脳は、「日韓関係を未来志向で発展させていく」として、外交当局に両国間の協議を加速するよう指示し、首脳間でも意思疎通を継続することを申し合わせた。「現下の戦略環境において日韓は重要な隣国である」との認識を確認したほか、日韓、日米韓の協力を推進し、北朝鮮への対応でも連携することで一致した。尹氏は、拉致問題の解決に向けた日本の取り組みに改めて支持を表明した。
20日、国連総会で一般討論演説を行う岸田首相(AP)

 両首脳の対話は、6月にスペインのマドリードで開かれた北大西洋条約機構NATO)首脳会議に合わせて短時間、会話を交わして以来となる。

 今回の「懇談」は、着席形式で行われた。日本政府は、元徴用工問題の解決が見通せない中での首脳会談は時期尚早と判断し、正式な「会談」ではなく非公式の「懇談」と説明している。一方、韓国大統領府は「初の略式会談を行い、お互いの関心事について意見交換した」と発表した。

 韓国政府は、元徴用工問題に関し、官民協議会を設置するなどして対応を検討している。日本政府は今後の首脳間の対話について、引き続き韓国側の出方を注視する考えだ。

レイム
知っている人も多いでしょうけど、2022年9月22日、国連総会に出席していた岸田首相が「非公式の懇談」という形で30分ほど顔を合わせたわ。


レイム
記事では「日本政府は、元徴用工問題の解決が見通せない中での首脳会談は時期尚早と判断し、正式な「会談」ではなく非公式の「懇談」と説明」と書かれているわね。


マリサ
これ、たしか当初韓国政府が「首脳会談が決まった」と公式発表して、日本政府が「まだ何も決まっていない」と否定してもめていた事例だよな。
結局会うには会ったのか。


レイム
そうね、背景を少し説明すると

日韓首脳会談「まだ決まっていない」韓国外務省 立場を一転
テレビ朝日 2022/09/20
https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000269068.html

韓国外務省は国連総会の場での日韓首脳会談の開催について、「開催で合意した」との先週の大統領府発表から「まだ決まっていない」と立場を一転させました。

 韓国外務省:「国連総会を契機にした日韓首脳会談は現在両国で調整中です。まだ決まっていません」

 韓国外務省の報道官は会見でこう述べ、15日に大統領府が行った「日本と開催で合意した」との発表と相反する発表を行いました。

 記者から「大統領府の先走った発表だったのか」などと問われると「具体的にコメントするのは適切ではない」と明言を避けました。

 首脳会談を巡っては、15日に大統領府が「開催で合意した」と発表したものの、日本側が「合意の事実はない」と否定し韓国側に抗議していました。

レイム
こちらの記事にあるように、2022年9月15日に韓国政府が日韓首脳会談について「日本と開催で合意した」と発表すると、日本政府がそれを否定、その後韓国側が主張を二転三転させた後で「現在両国で調整中です。まだ決まっていません」と言いだしたのよね。


マリサ
要するに、韓国側は日本側と会談をするかしないかの交渉中に「もう決まった」と言いだして、日本側から否定されて言っている事を次々と変えたと。
過去にも紹介したいわゆる「そんな事は言っていない」の事例だな。


レイム
そうね。
で、こういう事例は韓国関連でかなり多くて、例えば次の事例のように

慰安婦:韓日で憶測呼ぶ朴大統領「合意間近」発言
朝鮮日報 2015/06/15
https://web.archive.org/web/20150615103812/http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/06/15/2015061500713.html

韓国の朴槿恵(パク・クンヘ)大統領が11日、米ワシントン・ポストのインタビューで日本との慰安婦問題をめぐる交渉に関連し、「相当な進展があった」「最終段階にある」などと言及したことをめぐり、外交関係者の間では両国による交渉の内容に対するさまざまな憶測が生まれている。これまで両国による慰安婦問題をめぐる交渉は平行線をたどっているとされていた。

 韓国政府は具体的な交渉内容を明かさず、慎重な態度を示している。政府当局者は14日、「1年以上(慰安婦関連の)交渉を続けてきた。確かに進展はある」としながらも「最終合意を楽観し過ぎたり、先走って考えたりもしないでほしい」と述べた。当局者の発言は両国間にまだ協議すべき事項が少なからず残っているという意味とみられる。

 韓日が最も合意に近づいたのは、2012年当時の李明博(イ・ミョンバク)・野田両政権が日本外務省の佐々江賢一郎事務次官によるいわゆる「佐々江案」について交渉を行った際のことだ。佐々江案は▲日本の首相による公式謝罪▲慰安婦被害者に対する「道義的責任による慰労金」を支給する――などの点を骨子としている。しかし、日本政府の「法的責任」認定の明確化をめぐり意見が対立し、交渉は最終段階で不調に終わった。

 韓国外交筋は「慰安婦問題は実務レベルでの交渉よりもトップの政治的な決断が求められる問題だ」とし、「朴大統領が突っ込んだ言及をしたのは、それなりの考えがあるからではないか」と指摘した。これに関連し、朝日新聞は朴大統領の発言について、日本の外務省幹部が「どんな認識でそんな発言をしたのか分からない」と困惑していると報じた。

イム・ミンヒョク記者


レイム
2015年6月、韓国政府が慰安婦問題で日本政府と「相当な進展があった」「最終段階にある」と言いだすと、日本側から「どんな認識でそんな発言をしたのか分からない」と否定された事例。


レイム
また他にも、

ホワイトハウス文在寅前大統領との会談はない」
朝鮮日報 2022/05/19
https://web.archive.org/web/20220520013741/http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2022/05/20/2022052080561.html

バイデン大統領と文前大統領との会談は実現せず
尹建永「バイデン氏が会おうと言ったのは事実」
「文前大統領側があまりに性急に発表したのでは」との指摘も

韓米首脳会談と同時に推進されてきた文在寅ムン・ジェイン)前大統領と米国のバイデン大統領との面会が事実上霧散した。米ホワイトハウスのサリバン国家安全保障補佐官は18日(現地時間)のブリーフィングで「文前大統領と予定されている面会は現時点ではない」と明らかにした。文前大統領側の関係者も19日「米国から面会は難しいとの連絡を受けた」と伝えた。

 文前大統領とバイデン大統領が面会するとの話は文前大統領退任前の先月28日に当時の青瓦台(韓国大統領府)が最初に公表した。当時の青瓦台関係者は「文大統領とバイデン大統領は相互信頼の次元で具体的な面会日程を調整中」と伝え「面会は米国からの要請で推進されている」とも説明した。この発表を受けバイデン大統領は尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領と首脳会談を行った後、22日ごろに文前大統領と面会することが予想されていた。

 ところがホワイトハウスが面会の計画を否定したことから、結果的に青瓦台による先月の発表は日程が決まっていない状態で性急に行われた形になった。これについて文前大統領の側近とされる野党・共に民主党の尹建永(ユン・ゴンヨン)議員はあるラジオ番組で「(面会が実現しなかった理由は)米国が正確に説明すべきだろう」とした上で「バイデン大統領から面会の申し出があったのは明らかな事実だ」と主張した。尹建永議員は「確かなことは文前大統領が何も言わなかったということ」とも強調した。当初は「文前大統領から要請したのでは」との見方もあった。

 文前大統領とバイデン大統領との面会予定が伝えられた直後、一部からは「バイデン大統領は文前大統領に北朝鮮特使就任を要請するのでは」との見方もあった。これについても尹建永議員は「北朝鮮特使の主体が大韓民国政府であれば米国が関与すべきでないし、特に米国大統領が語るべきことではなおさらない」「尹錫悦政府が回答すべきことであり、今北朝鮮のコロナの状況では特使を受け入れる条件は全く整っていないだろう」との見方を示した。

パク・サンギ記者


レイム
2022年5月の事例なのだけど、韓国の前大統領である文在寅氏が「訪韓するバイデン大統領と会談予定」「北朝鮮への特使になると期待されている」と声明を発表したのだけど、アメリカ側は「面会の予定はない」と否定された事例。


レイム
他にもこちらのように

韓国大統領府と政権引き継ぎ委員会がまた衝突…次期韓国銀行総裁指名めぐり真実攻防
中央日報/中央日報日本語版2022.03.24 10:29
https://japanese.joins.com/JArticle/289161

主要ポストの人事と青瓦台(チョンワデ、大統領府)移転問題をめぐり新旧権力が正面がぶつかる状況で、文在寅ムン・ジェイン)大統領は23日、韓国銀行の新総裁候補として李昌ヨン(イ・チャンヨン)国際通貨基金IMF)アジア太平洋担当局長を電撃指名した。青瓦台は「次期大統領側の意見を聞いて内定者を発表した」と明らかにしたが、尹錫悦(ユン・ソクヨル)次期大統領側は「青瓦台と協議したり推薦したことはない」と反論するなど180度異なる立場を出し双方の対立を増幅させる結果をもたらした。

人事協議の存在の有無から双方の主張は完全に交錯した。次期大統領秘書室の張済元(チャン・ジェウォン)室長は記者らと会い、「正式に次期大統領に推薦を要請し、受諾して推薦する方式の相互協議や手続きは全くなかった」と主張した。続けて「発表(午後0時10分)の10分前に電話がきて発表すると言われた。『一方的に発表するなら好きにしなさい。われわれはそんな方を推薦し同意したことはない』と話した」と明らかにした。

これに対し青瓦台高位関係者は「朝に文大統領に報告した後、11時ごろ電話して人事発表の事実を知らせた。発表するというので『合意したことはない、人が変わった、(監査委員、選管委常任委員など)他の人事とパッケージですべきでなぜ韓国銀行総裁だけ別に発表するのか』という3つを混ぜて話した」と主張した。張室長の反対にも人事発表をしたことに対しては「電話の前に文大統領に報告しており、内部人事手続きを終えたため」と説明した。

これまでの協議過程についても真実攻防が広がった。青瓦台高位関係者は「交渉過程で張室長に『望むのは李昌ヨンIMF局長か、ソウル大学経済学部のキム・ソヨン教授か』と尋ねたところ、張室長が李昌ヨンだと答えた」と話した。また「張室長が『李昌ヨン局長に対する人事検証をしたか』と尋ね、『金融通貨委員候補として議論された時に検証した結果、問題はなかった』と答えた」ともした。

これに対し張室長は「『李昌ヨン氏はどうか』というので『良い人のようだ』と答えたものを次期大統領の意見を得たというのは納得できるか」と主張した。

◇新旧権力対立増幅…「大統領・次期大統領の会合と監査委員人事さらにこじれるか」

張室長によると、尹次期大統領もこの日の青瓦台の人事発表に対し「張室長が推薦したのか。人事権者である私の決裁がなくて何の推薦か」という反応を見せたという。

電撃的な人事発表の意図をめぐっても双方は対立した。青瓦台は和解のジェスチャーという立場だが、尹次期大統領側は監査委員の人選で有利な立場に立つための青瓦台の布石とみている。

攻防は感情的な争いにまで広がった。青瓦台高位関係者は「真実攻防をするつもりは全くない。(張室長が)度々うそをつくなら青瓦台もすべて公開する」として不快感を示した。これに対し尹次期大統領側関係者が「何を公開するのかわからないが、公開するならしなさい」と正面から受け感情的亀裂はさらに大きくなった。過去の政権引き継ぎ過程では想像もできなかった全面戦争が繰り広げられているのだ。

相対的に容易なテーマだった韓国銀行総裁人選をめぐり双方が激しく衝突し、「監査委員人事、大統領執務室移転などさらに難しい問題を扱わなければならない大統領と次期大統領の会合は難しくなるのではないのか」との観測が提起されている。

実際に監査院長を含む全7人のうち2人が空席である監査委員の人選は双方の衝突の最大の信管に挙げられる。現監査委員5人のうち3人は「親与指向」に分類される。青瓦台は「双方から1人ずつ推薦して協議しよう」と提案した。尹次期大統領側は「文大統領が(親与党)性向が明らかな人を任命し4対3の構造を作れば今後どんな監査が進行できるか」として影響力を維持しようとしているものとの疑惑を提起している。

文大統領はこの日の参謀会議で「次期大統領といつでも条件なくやらなければならない」という趣旨で話したというが、尹次期大統領側は「表では会おうと言いながら攻撃性行動をしている」として信じることができない雰囲気だ。

執務室移転をめぐる対立も進行形だ。19日に歴代合同参謀議長11人は「執務室移転、安保空白が懸念される」という立場を出したが、この日はイ・サンフン元国防部長官ら予備役将官が「文在寅政権と与党でこれを大統領執務室移転に対する反対と歪曲し国民を二分する。竜山執務室移転に賛成するもの」という事実上の修正意見を出した。

レイム
文在寅政権から尹錫悦政権が業務の引継ぎを受ける際、韓国銀行総裁人事に関して、文政権は「次期大統領側の意見を聞いて内定者を発表した」と発表したが、尹氏側は「青瓦台と協議したり推薦したことはない」と反発したと、人事でトラブルを起こしているのよ。


レイム
他にも、尺の関係で同時掲載のブログの方にリンクを貼るだけにしておくけど、 文在寅政権がアメリカの北朝鮮人権団体会長のインタビュー発言を歪曲して抗議されたり、当時韓国の与党だった「共に民主党」が、選挙用に分離した衛星政党との間で「議席分配」や「選挙後の合流」などを巡って言った言わないの論争をしていたりしているのよ。

米国人権団体会長「韓国統一部、私のインタビューをわい曲して対北ビラ散布禁止を広報」
中央日報/中央日報日本語版2020.12.24 07:03
https://japanese.joins.com/JArticle/273706

議席要求された」「していない」…見苦しい「比例連合政党」
ハンギョレ新聞 2020-03-19
http://japan.hani.co.kr/arti/politics/36061.html

マリサ
要するに韓国では、日本との間だけではなくて、アメリカともそれどころか国内でも頻繁に「そんな事は言っていない」をやっているって事か。


外華内貧


レイム
で、こうなっている背景として、以前は彼ら独特の「正しさの概念」が関係していて、それを前提に説明をしたけど、今回は「外華内貧」という面からこの問題を説明するわね。


※動画説明欄に関連リンクがあります。


マリサ
この概念がどう関わってくるんだ?


レイム
この件ってね、一連の「そんなことは言っていない」の問題を、韓国メディアがどう報じているかを観察すれば、韓国側の「なぜ」が見えてくるのよ。
まずはこちらの記事から

説明食い違う韓日首脳会談…「同じミスの繰り返し」何が問題なのか
中央日報/中央日報日本語版2022.09.19 17:01
https://japanese.joins.com/JArticle/295675

こういうものを果たして「快い合意」というのか。果たしてだれの問題なのか。

韓国大統領室高位関係者は15日、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の英国・米国・カナダ歴訪日程を説明しながら「ニューヨークで韓日首脳会談を持つ。早くから互いに快く合意ができた。30分ほど向き合う2国間会談になるだろう」と話した。

韓国メディアはこれを1面の記事で大々的に報道した。するとすぐに日本政府は「何ら決まっていない」(松野官房長官)として不快感を示し、18日には産経新聞が複数の日本政府関係者の話として「日本政府が事実と異なるとして韓国側に抗議した」とし、立ち話程度にとどまるだろうと伝えた。

韓国政府とメディアが先に話を切り出すと日本政府とメディアがこれを突っぱねる構図は6月末にスペインのマドリードで開かれた北大西洋条約機構NATO)首脳会議の時と大きく異なるところがない。20~21日にニューヨークで韓日首脳会談が正式に開かれるかは不透明だ。その上日本の岸田文雄首相は台風被害点検のため当初19日だった出国予定を20日に先送りした。ニューヨークでの日程が1日短くなるわけだ。たとえ韓日会談が実現したとしても両国の国民ともに全く快くない。お互いがお互いのせいにするこうしたぎくしゃくとした外交が繰り返される背景は何か。大きく2種類の観点から探ってみる。

(1)岸田首相の「どっちつかず」スタイル=韓国大統領室の立場ではくやしいこともある。「韓国」の基準で考えれば首脳会談の話はすべてOKサインが出たものと誤解したのかもしれない。だが現在の日本の意志決定構造は文字通り終わるまでは終わったものではない。大きく見れば韓国問題をめぐっては穏健派(外務省)と強硬派(自民党)が尖鋭に対抗している状況だ。

林芳正外相はさまざまな席で、韓国との関係改善は早く進めなければならず焦りを感じるという考えを表明しているという。しかし岸田首相を補佐する首相官邸側は「国民の大多数が反対する決定はすべきではない」という側だ。少数派閥である岸田首相を支える自民党麻生太郎副総裁(元首相)と次期首相を狙っているとされる茂木敏充幹事長(元外相)も「嫌韓派」に近い。

ある消息筋は「大統領室の首脳会談開催発表に接した自民党側で『なぜわれわれの知らないところで合意をしたのか』と岸田首相に強く抗議し首相官邸も困惑している立場だと聞いた」と話した。その上強硬派と穏健派の間に挟まれた岸田首相は決して「決断」をするスタイルでない。検討してさらに検討するスタイルだ。「検討使」というあだ名がつくほどだ。特に韓国問題は最終の瞬間まで「根回し」と呼ばれる事前調整を繰り返して雰囲気を見守る。

もちろん別の解釈もある。日本政府はいつからか韓国が焦って駆け寄るまで待ってこれにけちをつけ「韓国手懐け」を繰り返しているという主張だ。厳密に見れば2つの主張とも正しい。意図しようがしまいが混在しているとみることができる。

(2)大雑把な韓国、ディテールに執着する日本=複数の消息筋によると今回ニューヨークで首脳会談をする原則には双方が合意できていたという。韓国政府が強制徴用者賠償問題と関連し官民協議会を設置して被害者団体を説得する「努力」を日本が一定部分認めた結果という。韓国大統領室はこれを最終合意とみて急いで発表した。

だが両国が会談の事実をいつ公式発表することにしたのかまでは細かくまとまっていなかった。「大きな枠組み」だけ見た結果だ。この過程で大統領室と外交部間の疎通、国家安保室内部の体系が精緻でなかった。金聖翰(キム・ソンハン)国家安保室長と金泰孝(キム・テヒョ)安保室第1次長間の指揮体系に問題があるという指摘も出ている。

一方、日本は共同発表という「ディテール」に執着した。安倍晋三元首相の国葬開催などで支持率が急落している岸田首相としては保守層や世論の反対が相当にある韓日首脳会談を開催することに対し以前よりもさらに慎重に判断するほかない状況だ。これを韓国政府がよく知りながら一方的に発表したことに対する不快感、不信が大きい。

日本のある高位関係者は19日、「これではできることもできない」と話した。すべての外交事案をしっかりとマニュアルに合わせて展開するのになじむ日本としては、「いや、会談することで合意をすれば良いことなのに何をそんなささいな事案で問題にするのか」という韓国側の主張が生理的に合わない。また「快く」「早くから」のような断定的表現を使ったことに対する不満も相当にある。

だが韓国では「日本が蛮勇を振るうもの」(ホン・ヒョンイク国立外交院長、19日のラジオインタビュー)という激しい反応が出ている。このため日本では最近になり首脳会談だけでなく韓国との重要日程と関連内容が事前に外部に知らされる瞬間にその日程が取り消されたり縮小されたりしている。反感が高まる悪循環構造だ。結果的に韓国大統領室や外交部内に日本の特殊性をうまく調整する「ディテール専門家」がおらず、日本の首相官邸自民党には韓国事情とスタイルを理解する「大局を見る専門家」がいないという指摘が出ている。

レイム
記事では、韓国側の主張を日本側が否定しトラブルになった件を、2022年6月にも同様の事例が起きていると説明したうえで、「首脳会談をする原則には双方が合意できていた、どう発表するかが細かく決まっておらず、更に世論を気にする日本側が、「快く」「早くから」のような断定的表現を使ったことに対する不満があったと説明しているのね。


マリサ
あれ?これおかしくないか?
日本は元々「徴用工問題で韓国側が解決策を明示しない限り首脳会談はない」というのが、もう何年も前からの基本スタンスだろ。


レイム
そうなのよ。
なのに韓国側は「日本が細かい手続きや国内世論を気にした結果」と、見当違いの「分析」を行っているのね。


レイム
そして次の事例でも

【時視各角】攻守が入れ替わった韓日関係
中央日報/中央日報日本語版2022.09.20 08:56
https://japanese.joins.com/JArticle/295685

故人となった安倍晋三元首相の報道写真の中で忘れられない場面がある。2014年1月の世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議) で聴衆席の一番前の席に座り、当時の朴槿恵(パク・クネ)大統領の演説を傾聴する姿だ。日本が慰安婦問題を解決すべきだとして就任から1年経っても首脳会談に応じなかった朴大統領に近づくためのジェスチャーだった。朴槿恵-安倍の初会談はそれから2カ月後に韓日米会談形式を借りて行われ、2国間会談は3カ国会談からまた1年8カ月が経過した後に実現した。少なくとも過去の問題に関しては韓国が攻勢、日本が守勢の立場というのが韓日関係の定形化されたパターンだった。

そのパターンが崩れて攻守が逆転したのは文在寅ムン・ジェイン)政権の時期からだ。日本は2018年の韓国大法院(最高裁)の強制徴用賠償判決以降、「韓国が国際法を違反したため韓国が先に問題を解決してこそ韓日関係は正常化する」として攻勢に転じた。文在寅政権の反日「竹槍歌」は高まったが、一方では首脳会談の実現にこだわった。多国間会議のレセプション場で先に近づくのはいつも韓国の大統領だったし、できるだけ避けようとする日本の首相が遠ざかることもあった。文前大統領は東京オリンピック(五輪)を契機に韓米朝会談の火種を生かそうという一念で日本に注力したが、菅義偉前首相の反応は冷淡だった。

先週の小さな騒動もこうした攻守逆転の産物といえる。金泰孝(キム・テヒョ)国家安保室第1次長は今週のニューヨーク国連総会を契機にした韓日首脳会談の開催に日本が「快く」応じたと発表した。韓国の新聞は1面記事で33カ月ぶりに首脳会談が開かれると報じた。すると日本では直ちに反論報道が出てきた。日本の新聞は「いかなる合意もない」という外務省の否認と同時に、両首脳が会う場合は30分間ほど向き合う会談でなく、立ち話のスタンディング会談になるだろうと報じた。事情を知る日本側の知人らに尋ねると返答は似ていた。「文在寅政権とは違い尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権には期待を抱いているのは事実だ。しかし首脳会談はまだ早いという意見が多い。強制徴用解決策がまだ整理されていないため」。

経験からみて、両国政府間に実際にどれほど話が交わされているのか察するのは難しくない。おそらく両首脳はニューヨークで会うだろう。残りの問題は形式だが、日本メディアがいう立ち話でもなく韓国が望む正式会談でもない中間、すなわち外交関係者の間でプルアサイド(pull aside)と呼ばれる略式会談になる可能性が高い。正式会談テーブルに両国の国旗を置いて事前調整された議題を議論するのではなく、儀典と格式なく気軽に座って短く言葉を交わす形式だ。それを韓国大統領室はあえて「会談」と意味付けすることを望み、日本は「会談」でなく「対話」ほどに縮小することを望む。

なぜか。首脳会談に対する両国間の認識の違いが存在する。ある日本側の人物の分析はこうだ。「首脳会談を解決の出発点とみる韓国とは違い、日本では解決の終着点ではなくとも確実な解決の糸口をつかんだ後に首脳会談をすべきという立場だ」。尹錫悦大統領はニューヨークタイムズのインタビューで「グランドバーゲン(一括妥結)」で問題を解決すべきだと述べた。韓日首脳会談が開かれれば懸案を一括で解決できるという意味として聞こえる。そうなればよい。しかし韓国の行動を先に見るという日本の立場は不動の姿勢だ。日本の頑なな姿勢も問題だが、焦りが見える韓国の姿勢も心配だ。韓国は会談の実現にこだわり、日本は断れないふりをして応じる様相なら、駆け引きの結果は片側に傾くのが自明であるからだ。会談の実現そのものをあまりにも重要な交渉カードとして日本の手に握る結果を自ら招くべきではない。

イェ・ヨンジュン論説委員

レイム
記事では、朴槿恵政権のころは日本が「会談をしよう」と頼む側だったのに、攻守が入れ替わってしまったとしていて、また「日本側は首脳会談を問題解決の終着点と見ているが、韓国側は解決の出発点とみている」と、この問題を政治的パワーゲームと説明しているのね。


マリサ
いや、この問題って「日韓併合は違法」と言いだして国際法を無視した韓国大法院の強引な解釈で、1965年の日韓請求権協定を破ってしまった事が原因だから、「まず韓国側がこの問題を解決してください」というのが日本側のスタンスってだけだろ?


レイム
そうなのよ、詳しくは動画説明欄にある過去動画「徴用工問題は解決不能」を見てほしいのだけど、問題は国際法無視の韓国のスタンスにあるのに、それを「二国間のパワーゲーム」としか認識していないのよ。


マリサ
そして次の事例はこれ

米国、特使論に負担を感じたか…「バイデン大統領・文前大統領の会合はない」
中央日報/中央日報日本語版2022.05.20 07:10
https://japanese.joins.com/JArticle/291245

ジョー・バイデン米国大統領の訪韓(20~22日)に合わせて推進されていた文在寅ムン・ジェイン)前大統領との別途の会合が訪韓を一日前にした19日、結局白紙化した。

ジェイク・サリバン米国家安保補佐官は18日(現地時間)、記者会見で「バイデン大統領は韓国で尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領と首脳会談を行い、米国に投資を多く行って雇用を作っている韓国財界指導者にも会うだろう」と明らかにした。ホワイトハウスは「文前大統領に会うという韓国メディアの報道が事実なのか」という質問に「現在としては面談日程が決まっていない」と答えた。

これを受け、文前大統領側関係者は中央日報との電話インタビューで「この日午前、米国側から聞いた」として「米国首脳が初めて韓国の退任大統領まで会うのは両国の堅固な同盟関係を確認するレベルで良い前例になることができたのに残念だ」と話した。外交界では「両側が推進した会合の背景や趣旨とは全く違う主張が出てきた先週末を基点にホワイトハウスで文前大統領との会合に対する否定的な気流が大きくなったと承知している」という見方がある。丁世鉉(チョン・セヒョン)元統一部長官など一部の旧与党要人は最近「バイデン大統領が文前大統領に会って対北朝鮮特使のような役割を要請するだろう」という主張を展開した。

前職高官は「文前大統領との会合に過度な政治的意味が与えられ、会合自体が尹大統領に失礼になる可能性がある政治的状況が繰り広げられた」として「また、地方選挙を控えている敏感な時期という点などを米国側が考慮した可能性がある」とした。

今回のバイデン大統領の訪韓日程の中で歴代米国大統領が通常訪問する非武装地帯(DMZ)の日程もない。サリバン補佐官はこの日、「バイデン大統領がDMZを訪問するか」という質問にマイクをカリーヌ・ジャンピエール報道官に渡し、ジャンピエール報道官は「訪問しない」と答えた。「なぜ訪問しないのか」といった相次いだ質問に特別な説明もなく「今回の旅程では行かない」と答えるだけだった。これを受け、バイデン大統領の韓日訪問期間を前後に北朝鮮が核・ミサイル挑発に出る可能性があるためという分析が出ている。サリバン補佐官は「北朝鮮が長距離ミサイルを含んで追加的なミサイル発射も核実験に踏み切る可能性に対する情報を持っている」として「米国はすべての非常状況に備えている」と話した。

ある外交筋は「バイデン大統領のDMZ訪問は北朝鮮を刺激する可能性があり、訪問以来北朝鮮が挑発に踏み切る場合、米国としては困惑した状況になり得る」と分析した。

一方、21日開かれる韓米首脳会談で通訳だけが参加する単独会談が推進されていることが分かった。18日、大統領室は小人数会談(核心参謀だけが同席)と拡大会談を進めるだろうと明らかにした。大統領室高官は「ドラマチックに両首脳がお互いを向き合う瞬間を予想シナリオから外していない」と話した。

バイデン大統領の訪韓にジル・バイデン夫人が同行しないことで今回の首脳会談で金建希(キム・ゴンヒ)夫人の活動範囲も広くないものと予想される。大統領室関係者は「金夫人が参加する公式日程はないと承知している」と伝えた。

レイム
さっきの文在寅氏とバイデン大統領の会談の件なのだけど、記事では文氏側が「バイデン大統領が文前大統領に会って対北朝鮮特使のような役割を要請するだろう」としていたが、「文前大統領との会合に過度な政治的意味が与えられ、会合自体が尹大統領に失礼になる可能性がある政治的状況が繰り広げられた」「また、地方選挙を控えている敏感な時期という点などを米国側が考慮した可能性がある」と、会談が成立しなかった理由を述べているのね。


マリサ
これは実態とどう違うんだ?


レイム
これね、そもそもバイデン政権は大統領就任後「対北朝鮮政策は第三国を介さず自国で行う」と発表しているうえに、以前も少し説明したけど、文在寅前大統領は金正恩から相当嫌われているので、特使になんて任命するわけがないのよ。


マリサ
ああ、そういやそうだ。
つまりこの3つの事例から解るのは、韓国側は相手の言い分も実態もまるで無視して、自分達に都合の良い「理由」をでっちあげているって事か。


レイム
そういう事。
これ、まさに外華内貧の典型例なのよ。


レイム
実態がどうであれ、「表面的にそう見えればいい」というのが彼らの考え方だから、ある意味なんでも「言ったもの勝ち」だと考えているのよ。


マリサ
いや、そんな事をしても相手がいる以上実態はかわらないだろ?


レイム
そこが重要で、本来物事には連続性があるから、過去の出来事と現在の出来事がリンクしている以上、過去、現在、未来で連続した「線」と認識して思考するのが私たちの考え方なのだけど、彼らの思考は線ではなくその場その場の「点」で思考するのよ。


マリサ
どういうことだ?


レイム
つまり、過去、現在、未来で物事に連続性と一貫性を持たせるのではなく、個々の事例を「その時の感情的利益」で判断し、都度感情的利益で情報を更新し、その場その場で自身にとって都合の良い結論を導き出すわけ。


マリサ
それで、「その場の見栄えが良ければそれで問題が無い」という考え方になるわけか。


レイム
そういう事。
それが外華内貧なのよ。


対応方法


マリサ
というか、それじゃあ一貫性も何もないし、何一つ問題は解決しないから、どうにもならないんじゃないか?


レイム
それがそうでもなくて、うp主が今回の日韓「懇談」を問題が無いと考える理由でもあるのよ。
次にこちらを見てほしいのだけど

「尹大統領、会談を終わらせないように話し続けた」…日本メディアが伝えたNYの韓日舞台裏
中央日報/中央日報日本語版2022.09.23 15:08
https://japanese.joins.com/JArticle/295863

韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領と岸田文雄首相が21日(現地時間)、米国ニューヨークで行った略式会談で岸田首相は無愛想な態度で言葉がなかった反面、尹大統領は「会談時間をのばそうとするように」懸命に説明を続けていたと日本メディアが伝えた。朝日新聞は22日、当時の会談同席者の言葉を引用して両首脳間の会談中雰囲気を伝えた。

報道によると現場で韓国政府から「会いたい」という要請が繰り返しあり、日本側は「この時間、この場所でなければ無理だ。それでも来れば(会う)」という立場を伝えたという。韓国がこれを受け入れ、尹大統領がニューヨークにある国連日本政府代表部ビルを訪問することで会談が実現した。

対話は約30分間行われたが、同席者は「ブスッとした表情で黙ったままの首相を前に、尹氏は懸命に話し続けた」と朝日に伝えた。あわせて「短時間で終わらないように、少しでも時間を長くしようとしていた」と伝えた。

当時、会談の場所や日程は公開されなかったことから現場に韓国人記者の姿はなかった。日本代表部の建物にとどまっていた日本人記者は非公開会談だったが事前準備場面などを目撃することができた。

会談出席者の1人は記者に「何も成果がない中で会いたいというから、こちらは会わなくてもいいのに会った。日本は韓国に貸しを作った」と話したと同紙は伝えた。

岸田首相は会談が終わった後、周辺に「むこうもやる気は示している。今後のお手並み拝見ということだ」と話したという。

◆「韓国側に妥協したと映れば、保守派の支持を失う恐れも」

国連総会を契機にした首脳会談を巡る両国の温度差はその前から感知されていた。15日韓国大統領室が「首脳会談合意」を発表すると日本政府は「何ら決まっていない」と反論した。当時岸田首相が韓国側の発表を聞いて「決まっていないことを言うなよな。逆に会わないぞ」と言って不快感を表わしたという。

結局尹大統領と岸田首相は会ったものの日本政府は「会談」ではない「懇談」という表現を使ってなんとか意味を縮小しようとする様子を見せた。会談という表現を避けようとしたのは「韓国が強制徴用問題に対する解決法を提示するまで首脳会談はない」という従来の立場を守ることに固守したものだと解釈される。松野博一官房長官は22日の記者会見で、懇談という表現を使った意図について聞かれると「(会談と懇談の違いに対する)厳密な定義が存在するわけではない」という。

言論を通じて伝えられる日本政府の態度は実際とは違いがあるという指摘もある。日本国内のある外交消息筋は「実際、日本政府も今回の首脳会談を重要なイベントと考えてそれなりに準備をしてきたと承知している。日本国民に韓国に引っ張られているように見られまいと極度に警戒している」と話した。

朝日新聞も「(安倍氏の)国葬や世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の問題などで内閣支持率が軒並み下落しており、韓国側に『妥協』したと映れば、保守派の支持を失う恐れもある」と伝えた。

レイム
記事によると、一連の「懇談」では岸田首相が無愛想で言葉少なかったのに対し、尹大統領は「「会談時間をのばそうとするように懸命に説明を続けていた」そうで、場所も日本側が指定し「それでも来るなら会う」という態度だったそうなのよ。


レイム
そして外交消息筋の話として「日本政府も今回の首脳会談を重要なイベントと考えてそれなりに準備をしてきたと承知している。日本国民に韓国に引っ張られているように見られまいと極度に警戒している」と書いているけど、状況を見るにまた外華内貧でしょうね。


レイム
あと、記事では「こちらは会わなくてもいいのに会った。日本は韓国に貸しを作った」とか言っている日本側関係者がいたようだけど、この考えはよくないわね。
韓国側はそんな事全く考えていないだろうし、この考えは判断を誤る原因になるわ。


マリサ
というか、そもそも懇談の内容は今までの両国の発言の繰り返しでしかないし、岸田氏が世論を気にしたならそもそも会う必然性もないし、これの何が重要なのかがわからんぞ?


レイム
重要な部分なんてないわよ。
会うだけ会ったのは、一応日本と韓国は今でも友好国なうえに、対中、対北、対露で国際的な連携をする関係にある以上、「日本側から」足並みを乱すわけにいかないから、最低限会うだけ会う必要はあるのよ。


レイム
むしろ重要なのは、韓国側に外華内貧のお土産を与えない事なのよ。
次の記事を読むと

【9月23日付社説】韓米・韓日の首脳外交が残したすっきりしない問題
朝鮮日報 2022/09/23
https://web.archive.org/web/20220923143933/https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2022/09/23/2022092380631.html

尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は日本の岸田文雄首相と2年9カ月ぶりに韓日首脳会談を行った。わずか30分の略式会談ではあったが、韓日関係改善と北朝鮮に対する安全保障協力強化に向けた第一歩を踏み出した点では意味がある。尹大統領はさらに短い時間ではあったが、米国のバイデン大統領とも2回会い、米国のインフレ削減法(IRA)施行に伴う韓国製電気自動車の被害に対する懸念を伝え、緊密に協議を行うことで一致した。

 韓日首脳による会談は「それ自体で意味がある」と言えるほど両国関係は悪化している。両国ではいずれも新政権が発足したため、今後新たな韓日関係を築いていかねばならない。尹大統領と岸田首相は両国関係改善に向けた外交当局間の対話、さらに首脳間の疎通を継続することや、北朝鮮による核武力法制化と7回目の核実験推進への対応でも緊密に協力することで一致した。文在寅ムン・ジェイン)前政権で悪化した韓日関係を改善し、経済・安全保障協力の強化に向けた第一歩を踏み出したのだ。

 韓米首脳会談はバイデン大統領の政治日程のため実現しなかった。しかしインフレ削減法については米国国内でも韓国の懸念を理解する雰囲気が形成されているという。そのため今後も両国による水面下の協議を通じて解決を模索することは可能だろう。今強く求められている韓米通貨スワップについても双方による協議が続いているようだ。

 今回の首脳外交はどこか後味の悪さも残した。通常なら首脳会談は両国が同時に発表するのが慣例だが、韓国大統領室は日本が正式に認めない状況で一方的に首脳会談開催の事実を公表した。日本側が「決まっていない」と反論すると、大統領室の関係者は「日本も快く応じた」と再び主張した。これは日本政府の反発を呼び起こした。最終的には尹大統領が岸田首相が出席する会議の会場に出向き、会談を始めた後で会談の事実が公表された。韓国側は「略式会談」としているが、日本側は「懇談」という言葉を使っている。野党・共に民主党は「屈辱外交」と批判した。「日本との首脳会談で成果を出したい」という性急な考えが今回の事態を招いたようだ。

 尹大統領がバイデン大統領と会い、会議場を出てから米国議会を侮辱するかのような発言が報じられたことも問題になっている。尹大統領が随行員らと私的に行った対話が偶然にもテレビのカメラに撮影された。これは他国の首脳らがたびたび経験するゴシップ性の話でもある。しかし韓米首脳会談が不発に終わり、韓日首脳会談もどこか後味の悪い形で行われた後のこのニュースは首脳外交に傷となった。新政権による外交は方向性は正しいが、実際にこれを行う能力が足りないようだ。改めて整理が必要であり、それに最初に取り組むべきは尹大統領だ。


レイム
尹政権は野党から「韓国側から日本の指定した場所に赴いて会談をお願いした」として「屈辱外交」と批判され、本来与党側であるはずの朝鮮日報からすら「日本との首脳会談で成果を出したいという性急な考えが今回の事態を招いたようだ」と苦言を言われているの。


マリサ
今回尹政権は表面的にメンツを保つ事すらできていないって事か。


レイム
そう、元々韓国が「そんなことは言っていない」を繰り返すのって、その場で見栄えをよくして国内向けにメンツを保つためなのだけど、日本側がそっけない態度で「韓国からお願いする」形が誰の目から見ても明らかだったうえに、日本政府が状況をメディアにリークしたからその場を取り繕う事すらできなくて、国内向けの外華内貧パフォーマンスすら不可能だったわけ。


マリサ
韓国側の狙いが外れたって事だな。


レイム
そういう事。
会うにしても「やり方次第」って事なのよ。

今回のまとめ

・韓国関連で「そんな事は言っていない」はよく起きる
・起きやすいのは「その場さえよければ」という思考から
・「会わない」よりも「韓国の意図通りにさせない」の方が重要

レイム
あともう一つ、韓国関連では重要なことがあるわ。


マリサ
まだ何かあるのか?


レイム
今回の岸田政権の対応で一つ不十分だったというか、今後はできてほしい事として、韓国に対して「明確な線引きをする」をしたほうが良いって事。


マリサ
どういうことだ?


レイム
たとえば、次に今回と同じような「そんな事は言っていない」が発生したら、「〇〇という態度を取る」みたいな、韓国側の態度がポジティブなものであれネガティブなものであれ、あらかじめ決めたラインを越えたら、一切の躊躇なく「予告した態度」を実行するって事よ。


マリサ
要するに、「大目に見る」みたいな態度の一切をやめるって事か。


レイム
そういう事。
これは何も国家間の事だけではなくて、韓国と関わるときに重要な事なのだけど、問題が起きてもそれを見逃したり大目に見たりすると、彼らは「次は気を付けよう」ではなくて、「もうちょっとやっても大丈夫なのではないか」という、いわゆるサラミ戦術を繰り返すようになるのよ。


マリサ
なるほど、それをさせないために線引きを徹底するって事か。


レイム
そう、彼らがいくら物事の連続性よりも「その場の感情的利益」を重視するといっても、「次に予測しうるリスク」まで見えていないわけではないから、「線引き」をして超えたら躊躇なく実行って態度は有効なわけ。


マリサ
まあ、日本はこれまでその辺りがかなり甘かったからな。


レイム
そういう事。
これができると、問題はゼロにならないにしても減らすこと
ができるようになるのよ。


マリサ
なるほどな。


レイム
そんなわけで今回の本編はここで終わるわ。


レイム マリサ
ご視聴ありがとうございました。



大口
おつかれ~


大口
今回は長くなりすぎたのでおまけはないよ。


レイム マリサ 大口
またらいしゅ~


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