日韓問題(初心者向け)

日韓問題について、初心者でもわかりやすい解説と、日韓問題とマスコミ問題の動画のテキスト版を投稿しています。

韓国では異論が徹底的に排除される


さて、本日は前回の「韓国は「一つの正しさ」以外認めない」に関連し、「異論が一切の弁解も許されず全否定される」とはどういう状態なのかについて書いて行きます。

初めて来られた方はまずこちらを先に読む事をお勧めします。

ブロマガ『日韓問題(初心者向け)』を始めた理由


注意
・このブロマガは「日韓の価値観の違い」を初心者向けに扱っています

・当ブロマガのスタンスは「価値観に善悪や優劣は存在しない」というものです

・相手が不法を働いているからと、こちらが不法をして良い理由にはなりません

・自身の常識が相手にとっても常識とは限りません、「他者がそれを見たらど
う思うか」という客観性を常に持ちましょう

・日常生活で注意する程度には言動に注意を心がけてください



韓国では以前から書いているように、根拠を前提としない「絶対的な正しさ」という概念があり、それを韓国では「真正性」と読んでいると解説した。


この真正性に関連し、韓国では「この世の中には常に(全ての人が信じるべき)絶対的な正しさ」が最初から存在しているとされているため、異論、特に感情的(情緒的)に受け入れられない異論はあらゆる手段を使って徹底的に排除される傾向にある。


日本に対してはこの傾向が強く出る事があり、慰安婦問題や竹島問題など以外でも古代史で日本と激しく対立しており、日本に対して「韓国的正しさ」を受け入れるよう頻繁に要求するため問題になっている。


※一部を除き、引用記事が日本語の場合には文中にリンク用アドレスとタイトルのみ表記、韓国語のものやリンク切れで参照不能な記事のみ文末にまとめて本文を引用します。
※本文中のリンクは引用の元記事、或いはインターネットアーカイブウェブ魚拓(別サイト)へのリンクです。



1:異論を一切許容しない社会


まずはこちらの3つの記事から

「韓国には自分と違うものを受け入れる文化がほとんどない」
朝鮮日報 2006/05/16
https://web.archive.org/web/20060625004201/http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/05/16/20060516000003.html

 統一部のイ・ジョンソク長官は15日の「先生の日」に母校のソウル龍山高等学校を訪問した。
(中略)
 イ長官は韓国社会の南北問題と黄禹錫(ファン・ウソク)教授事件、韓米同盟などについて説明し、「韓国社会は共に歩む方法よりも、排除し合う方法に慣れており、二分法的な論理が力を持っている。自分と違うものを受け入れる文化が韓国にはほとんどない。自分と意見の違う人と一緒にいることができないという理由も、一緒に勉強ができないという理由もないという寛容さを常に持って欲しい」と話した。

 イ長官は最後に詩と歴史の本をたくさん読み、数学の勉強を一生懸命するよう呼びかけ講義を終えた。


韓国の記者は「嫌韓」や日本社会をどう見つめているのか 特派員座談会
ハフィントンポスト日本版  2015年07月09日
http://www.huffingtonpost.jp/2015/06/30/korean-correspondant-talks_n_7695732.html

(一部抜粋)
金:FAXをこんなに使う国がまだあったとは…。(提携関係にある日本の)毎日新聞で韓国に詳しい先輩から「似ていると思ってかかると大けがするよ」と忠告されました。日本では自分と他人の立場が違うことに緻密にこだわるけど、韓国では「正しいこと」は一つだけで、それを巡って争っている。それを互いに知らない。だから毎日が衝撃ですね。

(社説余滴)韓国覆う窮屈さと不自由さ 箱田哲也
朝日新聞 2015年11月27日
https://web.archive.org/web/20151201125825/https://www.asahi.com/articles/DA3S12088183.html (リンク切れ)

数年前、ソウル在任中に、こんなことがあった。
 知人に頼まれた大学の講義で、ある学生が遠慮がちに質問してきた。「独島(竹島)問題をどう思いますか?」
 私は「この問題を考えるたび、自分は韓国人でなくて良かったと思う」と切り出し、こう続けた。
 「日本の学者には、あれは韓国の島だと堂々と主張する人もいるが、韓国の学者が日本のものだと言うと大変なことになる。そんな韓国の絶対的な『正しさ』の押しつけはどうも苦手です」
 講義後、この学生が真剣な面持ちで近づいてきた。領有権問題に言及せよ、というクレームかと身構えていたら、意外な言葉が返ってきた。
 「独島は韓国領土です。でもそれとは別に、異論を絶対に認めないこの社会は本当に息が詰まりそうです」。目に涙がにじんでいた。
 そんな昔話を思い出したのは、韓国検察当局が「帝国の慰安婦」を著した大学教授、朴裕河(パクユハ)さんを名誉毀損罪で在宅起訴したからだ。
 元慰安婦は日本軍と「同志的関係だった」などとした著書の表現について、検察は「客観的事実に反した虚偽を記し」、「学問の自由を逸脱した」と判断した。(以下略)」

そんなに難しく考えなくても、と思う。年末に日韓の協議で「解決」したというが、話し合われた内容から、そんなことだったのかという疑問が残っています。ただ、当事者の年齢などを考えると否定はできません。そして、何よりも植民地化した方に何倍もの責任があるはずです。


上記3つの記事の共通点として、韓国では異論が一切認められず常に「一つの正しさ」のみが支持され、更に異論は一切の弁解無く徹底的に排除される事が書かれています。


例えば日本の場合ですと、異論があった場合それが最終的に排除の方向へ進む事になるにせよ、双方が根拠を提示(本人が根拠と思い込んでいるだけで客観性が一切無い場合もありますが)し、「どちらが正しいか」を導き出す手順が行われるわけですが、韓国ではその手順が無くいきなり排除されるわけです。

※独特の正しさの概念
彼らの正しさの概念は独特であり、根拠を必要としない。
また「この世には最初から一つの正しさが存在する」と考えられており、自分はその正しさを常に選択していると考える傾向にある。

そして正しさ同士がぶつかった場合には、(曲解でも捏造でもその件と全く関係なくともなんでもいいので)相手の劣等性を指摘する事でそれを自己の正しさの担保とする。

また相手の劣等性を指摘した時点で自身が指摘された問題は相手の問題にすり替わる。

【日韓問題】日韓で異なる「正しさ」の概念
日韓問題】日韓で異なる「正しさ」の概念 後編



最近の具体的な韓国の事例としては以下のようなものがあります。


韓国左派学生団体がデモ「太永浩を監獄に送れ」 朝鮮日報 2018/08/07


この事例では、韓国の学生達が北朝鮮からの亡命者である朴相学や太永浩元駐英北朝鮮大使を「刑務所送りにしろ」とデモを行っているという記事です。


どちらの人物も北朝鮮の内情を国際社会に伝える役目をしており、北朝鮮から送り込まれた暗殺者に殺されかけた事まである人々なのですが、現在の韓国では北朝鮮主導の「融和ムード」が広がっているうえに、政権が親北であることもありこうした北朝鮮からの亡命者は弁解もできないまま排除の対象となっています。


またこちらの事例では


【萬物相】大義の名の下に暴力を許す無法社会・韓国 朝鮮日報 2018/08/26 (1/2ページ) (2/2ページ


朴槿恵元大統領が逮捕された国政壟断事件に関連し、裁判所から出てきた元秘書官が「市民団体」から襲撃や脅迫を受けたりしていることに言及していますが、政権に「忖度」した警察がこうした行為を一切取り締まらないそうです。


記事ではこれを「『現政権とキャンドルデモ隊の標的となった者は街頭で集団リンチに遭っても仕方がない」』と、見て見ぬふりを決め込む国になり下がってしまったのだ。」と書いています。


また少々古い事例ですが、2004年に韓国で「日本の軍や官憲が国の命令で直接的な慰安婦狩りをした事例は無い」と主張した韓国ソウル大学の李栄薫教授が、韓国政府の認定する慰安婦の前で土下座を強要されたという事例もあります。

慰安婦発言で物議」 李栄薫教授がナヌムの家を謝罪訪問
朝鮮日報 2004/09/06
https://web.archive.org/web/20070504032129/http://www.chosunonline.com/article/20040906000060



また類似の事例として、同様の主張を行った世宗大学の朴裕河教授は、「慰安婦の名誉を傷つけた」として2017年に有罪判決を受けました。


「帝国の慰安婦」著者が控訴審で有罪 罰金約100万円=韓国 聨合ニュース 2017/10/27


このように、韓国では一度「韓国的正しさ」が社会的に決定されてしまうと、それに対する異論はどんなものであれ、一切の弁解も許されないまま徹底的に排除され、時には社会的に破滅させられてしまう場合すらあります。


元々正しさに根拠を必要とせず、「常に一つの正しさが最初から存在している」という価値観の社会であるため、異論の存在自体が「許されない」のです。

2:「真正性」という概念



この件に関して、以前記事にした「韓国社会の「真正性」という概念」が参考になります。


この記事で言及していますが、韓国では「全ての人が信じる、或いは信じるべき正しさ」というものがこの世界には存在している事になっており、客観的に見ると矛盾だらけだったりちぐはぐだったりする主張であっても、漠然と「皆がそう信じなければいけない」と考えられています。


これがあるため、韓国人に対して根拠を提示してもまるで意味が無い場合が多く、これが2015年末の慰安婦合意を拗れさせる原因にもなっていたりしますし、竹島問題や旭日旗問題なども同様です。


そして、韓国ではどんなものであれ真正性に反する意見は「発言する事すら許されない」状態にあり、最初に引用した朝日の記事にもあるように、韓国で「竹島は日本領」と主張したら大変な事になると書かれています。


実際問題、韓国で公的にこんな発言をしたら最悪の場合殺される可能性すらあります。
どんなにその根拠を提示して「自分の考え」を提示しようと、それに相手が反論できなかったとしても、「全ての人々が信じるべき正しさ(=真正性)」に反しているので排除されるべき悪なのです。


また、慰安婦問題に関しても似たような事例があり、韓国が日本の領事館や大使館前に設置した慰安婦像に関連し、国際法違反であるとして日本が対抗措置(通貨スワップ協議中断)を取ったところ、「わずかな真心がこもった謝罪すらなく、自らの正当性ばかり主張する日本政府は、人権と世界正義と争うつもりか」と反発しました。


韓国、日本大使呼び出し 少女像巡る対抗措置は「遺憾」 朝日新聞 2017年1月6日


この問題は、韓国も批准する「外交関係に関するウィーン条約違反第二十二条2」で規定する「公館の威厳の侵害等に関わる問題」ですので、韓国が国際法違反をしている事となるわけですが、韓国政府は日本の態度を「人権と世界正義に反する」と主張しています。


要するにこれも「真正性」の概念から来る考え方です。
韓国がこの条約を批准していたとしても、韓国人からしてみると日本が「この世の全ての人々が信じるべき道徳的な正しさ」に反していると考えているわけです。


またこの問題では、なぜ慰安婦合意が拗れたのかに関しても、発端は韓国側が慰安婦の定義として「国や軍の命令で軍人や官憲が行った直接的な奴隷狩り」としており、この法的責任を日本政府に求めているからです。


参考動画



そもそも、「国や軍の命令で軍人や官憲が行った直接的な奴隷狩り」は存在しておらず、これは中央大学の吉見教授なども認めていますが、韓国ではこの定義が「道徳的正しさ」であり真正性があると考えられているので、どんなに根拠を提示しても「道徳に反する間違った考え」として認めません。


だから李栄薫教授や朴裕河教授は弾圧され社会的に排除されたわけです。


このように韓国では、「全ての人類が信じるべき普遍的・絶対的正しさ」という意味での「真正性」という概念が存在しているため、この真正性に反する考え方はどんな事があっても徹底的に排除しなければいけないと考えられているわけです。


ですので日本人的発想で「根拠の提示」をして説得しようとしても、相手の間違いを根拠をもって反論したとしても、それはまるで無意味な行為です。
なぜなら彼らの中で真正性とは「人は必ず死ぬ」と同レベルで普遍的でゆるぎない事実であり、それに反する主張は「普遍的な事実に反発する異常者」にしか見えないのです。

3:問題は古代史にも影響


今回の件で重要なのは、日韓の間の問題とはいわゆる「日韓併合」前後に発生した事柄に関係した「歴史問題」によって、韓国側が「日本の対応に反発している」という現象のみで起きるわけでも、またその件で「日本側の対応がまずいから」発生するから起きるわけでもなく、日本との関係においても「それ以外」でも発生するという事です。


これは価値観の違いから来る認識の齟齬により発生する問題であって、いわゆる日韓併合に絡む歴史問題のみではなく、具体的には特に日本の場合に問題となるのが古代史です。


以前も何度か言及した事がありますが、韓国では「全ての日本文化は韓国が源流であり、日本文化とは韓国の文化の模倣でしかなく、劣化コピーである」また「日本人という民族は韓国人の傍系である」と考えられています。


そしてこの考え方に基き、百済は日本を支配し文化を与え、また日本人から神として崇められていたと考えられています。
これが韓国起源説の土台にもなっています。


そのため、韓国では以下のような歴史的事実が「捏造」とされており、日本に対して「韓国の望む歴史観を受け入れろ」と要求しています。

古朝鮮が当時日本に服属していた証拠

広開土王碑
原文
百殘・新羅舊是屬民、由来朝貢
而倭、以辛卯年(391)來、渡毎破百殘、更□新羅、以爲臣民。

百済新羅高句麗の属国だったが、391年に日本が海を渡って攻めてきて百済を打ち破り、さらに新羅も打ち破って属国にした。

隋書 巻八十一 東夷伝 倭国
原文
新羅百済皆以倭為大国多珍物並敬仰之恒通使往来」

新羅百済は日本を大国で珍しい物が多い国だとしており、ともに日本を敬い仰ぎ、つねに使いを送り、往来している 」

宋書 巻九十七 夷蛮伝 倭国
原文
興死弟武立 自稱使持節都督倭百濟新羅任那加羅秦韓慕韓七國諸軍事安東大將軍倭國王(中略)…詔除武使持節都督倭新羅任那加羅秦韓慕韓六國諸軍事安東大將軍倭王

倭王武の時代に宋から使持節郡督倭・新羅任那加羅・秦韓・慕韓六国諸軍事安東大将軍倭王の称号を受ける。

三国史記 新羅本紀
倭国と好誼を通じ、奈勿王の子未斯欣を人質とした。
均貞に大阿滄を授け、仮に王子として倭国に人質として送ろうとした。

三国史記 百済本紀
(阿宰)王は、倭国と好誼を結び、太子の腆支を人質とした。
太子であった扶余豊は、かつて倭国に人質となっていた。


韓国首相「日本の起源は百済…日本の歴史歪曲、絶対許せない」 中央日報 () () 2015年04月10日


上記のように、どんなに歴史書に書かれている記述が存在しようと、彼らの中では「百済が倭を支配し文化を与えてやった」という考え方が、「この世の全ての人々が信じるべき真正性」なのです。


また以下の記事では任那日本府(日本が朝鮮半島に持っていた直轄の出先機関)は存在せず、逆に我々が日本を建国したのだと主張しています。

【寄稿】住民の往来・移住が活発だった古代韓日関係 
朝鮮日報 2016/09/16
1/2ページ) (2/2ページ

(一部抜粋)
高句麗百済新羅伽耶の住民らが日本列島に集団移住して分国を建設し、これらの分国と大和政権の関係が『日本書紀』に記録されたのだという。従って、日本の大和政権が韓半島南部を支配したのではなく、逆に韓半島の住民が日本列島の各地に定着して国家を経営した、という主張だ。


勿論これも、根拠は一切存在しません。
そして彼らの主張に反する記述は、先ほどの引用のように日中韓のそれぞれの歴史書に存在していますが、彼らにはそうした「学術的な裏付け」に一切耳を傾けません。


なぜなら「真正性に反している」ので、それは排除すべき異端の主張でしかないからです。


このため韓国との間で冷静な歴史解釈は一切成立せず、近代史だけではなく古代史においても実は根深い対立があり、むしろ近年の韓国における民族主義の先鋭化から、この問題も事実上解決不能になっています。


韓国は史実を韓国の政治的、民族主義的な要求を受け入れゆがめない限り一切納得しないので、史実に基く考証が成立しないのです。


このように、日本と韓国の間にある問題とは、何も近代史における慰安婦問題や竹島問題などだけではありません。


「日本と韓国の間には過去にいろいろあったから」ではなく、彼ら独特の「正しさの概念」が日本の常識と対立するため問題が次々と発生していくわけです。
しかも彼らは、今回書いたように彼らの「真正性」に反する異論は「積極的な排除対象」であるため、「あなた達がそう思っていてもこちらは違う」は通用しません。


彼らは日本に対して、「なぜ日本は普遍的な正しさを認めようとしないのだ」「日本を道徳的に正さなければ」と考えるからです。
思考の基盤となっている常識そのものがあまりにも違うという事です。



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