さて、本日は韓国で度々起きているように見える「記憶の改変」という現象について、実は改変が起きているわけではないのではないか?という内容について書いていきます。
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また今回はまず以下の動画や記事を事前知識として見て頂くと問題がわかりやすいです。
記事
『旭日旗問題』に見る韓国人独特の考え方
動画
youtube版
https://youtu.be/act1XK9Ak7w
初めて来られた方はまずこちらを先に読む事をお勧めします。
ブロマガ『日韓問題(初心者向け)』を始めた理由
注意
・このブロマガは「日韓の価値観の違い」を初心者向けに扱っています
・当ブロマガのスタンスは「価値観に善悪や優劣は存在しない」というものです
・相手が不法を働いているからと、こちらが不法をして良い理由にはなりません
・自身の常識が相手にとっても常識とは限りません、「他者がそれを見たらど
う思うか」という客観性を常に持ちましょう
・日常生活で注意する程度には言動に注意を心がけてください
韓国を観察していると、旭日旗問題に代表されるように、それまで特に問題にされていなかった事柄がいきなり大問題となるなど、社会全体で記憶の改変が起きている事を疑われる現象が度々発生する。
しかしよく観察してみると、実は彼らの多くは記憶の改変が起きているのではなく、そもそも実態や客観的事実よりも自分達が理想とする「あるべき姿」を優先しているだけであり、根本的に「自身の過去の言動がどうであったか」を重視していないだけという事が解る。
この事を旭日旗問題に当てはめてみると、「かつては問題にしていなかったが、日本が道徳的に間違っているから問題にした」という理屈で過去との矛盾が問題ない事にされている事が解る。
※一部を除き、引用記事が日本語の場合には文中にリンク用アドレスとタイトルのみ表記、韓国語のものやリンク切れで参照不能な記事のみ文末にまとめて本文を引用します。
※本文中のリンクは引用の元記事、或いはインターネットアーカイブやウェブ魚拓(別サイト)へのリンクです。
1:実態を重視しない思考
まずはこちらの記事から
【寄稿】すしと反日
朝鮮日報 2019/06/15
https://web.archive.org/web/20190615100244/http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/06/14/2019061480113.html
漢学者の故・洪賛裕(ホン・チャンユ)先生と食事で同席した時の話だ。洪先生は徹底した民族主義者で、その教え子たちが日本式の言葉を使ったり、植民地近代化論に同意するような話をすると、そのたびに厳しく指摘した。反日あるいは克日を生活化したと言っても過言ではなかったが、皮肉にも洪先生は非常にすしが好きだった。反日とすし好きは一見矛盾しているが、先生にその矛盾について直接聞くことはなかなかできなかった。ある日、洪先生が教え子たちと楽しく話をしていたので、そのことを直接問いただすことにした。「日本を嫌いながらすしが好きというのは理解できません」と尋ねると、洪先生は「朱子は曹操体を使った」と短く答えてくださった。
儒教的な大義名分の化身とも言える朱子が奸臣(かんしん)の中の奸臣、悪党の中の悪党である曹操の字体を使ったというのは驚くべき話だった。曹操は時に三国志最高の英雄とも言われるが、一方で非常にずる賢く浅ましい人間でもあったため、朱子との共通点など全くないと考えていたからだ。洪先生にその言葉の意味を改めて尋ねたところ「食べ物がおいしければおいしく食べるように、字体が良ければ自然にその影響を受けるようになる」と説明してくれた。その意味はしばらく理解できなかったが、今は少し理解できそうだ。芸術作品を評価する際には政治や道徳といった作品以外の外的な要素ではなく、おそらく作品そのものの品格と芸術的境地をまずは見よという意味なのだろう。日本の軍国主義政策には反対するが、受け入れるべき点は受け入れるという実用主義的な観点がそこには感じられた。
頭の回転が速く実利に目ざとい中国人や、思弁性よりも具体性を重視する日本人に比べると、韓国人は大義名分を前面に出し、まずは物事の定義に執着する傾向が強い。つまり内容よりも最初に定義を下し、その定義の範囲の中で考える傾向があるという意味だ。そのため「アカ野郎」「入れ歯じじい」「土着倭寇」など相手を侮辱する言葉がよく使われるのだろう。天下の朱子も曹操体を使った。一見相いれないことでもどこかに共通点を見いだそうとする柔軟性は、政治家だけに必要な素養ではないようだ。
キム・サンヨプさん(国外所在文化財財団)
こちらの記事なのですが、最後のほうに「頭の回転が速く実利に目ざとい中国人や、思弁性よりも具体性を重視する日本人に比べると、韓国人は大義名分を前面に出し、まずは物事の定義に執着する傾向が強い」と、非常に興味深い事が書かれています。
まずここで書かれている「韓国人は大義名分を前面に出し、物事の定義に執着する傾向」とは、文脈から見るに私達が想定する定義の概念ではなく、レッテル貼りの事であり、彼らはまず意見が異なる相手にレッテルを貼り、それによって相手の劣等性を指摘をしている事がわかります。
またこの「大義名分」とは何かを考えた場合に重要となるのが、その前文の「思弁性よりも具体性を重視する日本人」と言う部分です。
ここで言う思弁の定義は、「具体性」という単語に相対している事から「実践や経験を介さず、純粋な思惟・理性のみによって事物の真相に到達しようとする思考」の事であると解るわけですが、「では具体的に彼らの想定する思弁とは何か」と考えた場合に、一つ思い当たることがあります。
以前ここでコメントされていた方で、韓国人の考え方を知るためには「理気二元論」を知るのが良いと書いていた方がいたのですが、この記事で言うところの「思弁を重視する大義名分」とは、この儒教朱子学における「理気二元論」であるとすると、色々と辻褄が合うのです。
朱子学とは何か
https://francois-vidit.com/blog/ja/syusigaku
理気二元論の解説については、上記リンク先に詳しく載っているのでここでは手短に書きますが、朱子学ではこの世に存在する物質は「気」によって成り立っており、この気に秩序を与える「天の秩序」として「理」が存在しているという概念です。
以前から書いている韓国人的正しさの基本思想である、「この世には最初から『絶対的・普遍的正しさ』が存在しており、自分はその正しさを常に選択している」という独特の考え方があるわけですが、この「正しさ」こそ朱子学における「理」というわけです。
※独特の正しさの概念
彼らの正しさの概念は独特であり、根拠を必要としない。
また「この世には最初から一つの正しさが存在する」と考えられており、自分はその正しさを常に選択していると考える傾向にある。
そして正しさ同士がぶつかった場合には、(曲解でも捏造でもその件と全く関係なくともなんでもいいので)相手の劣等性を指摘する事でそれを自己の正しさの担保とする。
また相手の劣等性を指摘した時点で自身が指摘された問題は相手の問題にすり替わる。
youtube版
https://youtu.be/PvEa1FjkkEw
そして「具体性よりも思弁を重視する」とは、実態としての出来事である「気」よりも、「秩序を形作る普遍的正しさ=理」を重視するという意味でもあります。
この事から彼らの思考が見えてきます。
つまり実態としての具体的な出来事とは「気」であるのだから、秩序を形作る上位概念である「理」よりも優越しないのです。
こうした思考から彼らは「大義名分」を作り出すため、以下のような考え方になります。
なぜ今になって韓国は旭日旗に怒っているのか
朝鮮日報 2018/10/06
(1/3ページ) (2/3ページ) (3/3ページ)
(一部抜粋)
だが戦勝国だった米国とは異なり、韓国や中国など日本に侵略された被害国は、旭日旗を見る視線が異なるものになることは避けられない。ドイツとは異なり日本は、政府レベルで南京大虐殺など戦中の各種犯罪について公式に認めたり謝罪したりしたことがほとんどない。その上2000年代以降、日本の右傾化がはっきりする流れに合わせ、韓国では旭日旗に対する反感が徐々に増幅されているのが実情だ。少女時代やBIGBANGなど韓国のアイドル歌手が、旭日旗を連想させるイメージの入った服を着たりソーシャルメディアにアップしたりして世論の集中砲火を浴び、公に謝罪するという事件がしばしば起きているのが代表例だ。
この記事では前半で、「元々韓国は旭日旗を問題としていなかったが、それはなぜか」という事が書かれており、そのうえで「それは日本が罪を認めず右傾化するから、旭日旗が問題になったのだ」としています。
彼らはこれを大義名分=劣等性の指摘としてレッテル貼りをしているという事になります。
つまり「元々問題にしなかったが、日本の態度が悪いから問題にした」という理屈です。
しかし、彼らは旭日旗を問題にした理由を以下の記事にあるように
Jリーグへ抗議 サポーターの旭日旗使用で=韓国教授
聨合ニュース 2019.05.16
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20190516001100882
>韓国では侵略戦争や軍国主義の象徴とされ、「戦犯旗」とも呼ばれる。
李舜臣旗掲揚、自ら通達破った韓国に日本政府が抗議
朝鮮日報 2018/10/13
https://web.archive.org/web/20181014155845/http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/10/13/2018101300367.html
>韓国などアジア諸国では侵略戦争と軍国主義の象徴と考えられている。
徐敬徳教授「旭日旗は戦犯旗、ずっと退治していく」(1)
中央日報 2019年03月08日
https://japanese.joins.com/article/009/251009.html
>重要なのは旭日旗がナチスの象徴ハーケンクロイツのように戦犯旗という事実だ。戦争で他国を侵攻した時に使った。
「6年間、壁に描かれていた旭日旗、ついに…」 韓国人生徒の努力で消されることに
中央日報 2018年12月07日
https://japanese.joins.com/article/873/247873.html
>日本帝国主義時期の旭日旗を前面に出して犯した日本関東軍731部隊の残酷性、若い女性たちの人権を蹂躪(じゅうりん)した日本軍慰安婦の蛮行
[社説]真に平和・共存を望むなら旭日旗降ろすべき ハンギョレ新聞 2018-10-02
http://japan.hani.co.kr/arti/opinion/31749.html
>1870年に日本陸軍が最初に使った旭日旗は、日本が太平洋戦争を起こしてアジア各国を侵略する際に全面に掲げた旗だ。それ自体が日本軍国主義の好戦性を象徴している。
「侵略と軍国主義の象徴」として批判しており、「日本が歴史を反省しないから問題化した」などとは主張していません。
そして更に重要なのは、韓国は以前から「日本は歴史を反省していない」と繰り返し抗議しており、それは現在まで全く変わっておらず、「日本が歴史を反省しないから問題化したのだ」という理屈ならば、それこそ以前から旭日旗を問題にしていないとおかしいのです。
しかし上記はあくまで朝鮮日報で書かれていた、「思弁性よりも具体性を重視する日本人」の考え方です。
2:実態を重視しない思考
「具体性より思弁性を重視する」とする彼らの考え方においては、過去に「自身が」どう言っていようと、それは全く関係ありません。
どういう事かといえば、「日本の蛮行が問題である」という前提としての「理」があり、それはこの世で普遍的な「絶対的な正しさ」であるのだから、過去に問題にしていなかったとしても、今問題にしているならそれは問題があるという事なので、どうでもいいのです。
日本人からすると無茶苦茶な理屈なのですが、彼らの考え方では「理=正しさ」に時間を超越した普遍性が存在するため、時系列が前後してもそれは問題にならないのです。
そしてこの考え方は特に日本限定というわけでもなく、現在の韓国では以下のような事が起きています。
【コラム】法治の上に正義が君臨するときに起こること 朝鮮日報 2019/06/16 (1/2ページ) (2/2ページ)
記事では、現代重工業と大宇造船海洋問題や米韓首脳通話流出問題、司法行政権乱用で裁判を受けているヤン・スンテ前最高裁判長の問題などで、序列の上位者や多数派が信じる「正義(=理)」が、法やルールを超越して適用されていると批判しています。
典型的な「国民情緒法」です。
※国民情緒法
韓国では根拠や客観性よりも感情(情緒)が何より優先されるため、法や約束よりも「その時の感情」が上位に来る場合が多く、またこの「情緒」を全ての人が「等しく共有しているはず」という前提で話が進むため、この情緒に合わない態度を取ると社会的に迫害を受ける場合がある。
そのため韓国では裁判所などが法や憲法を無視した判決をする場合があり、それを韓国人自身が皮肉った言葉。
記事
非常に厄介な韓国人の国民情緒・民族情緒
動画
youtube版
https://youtu.be/0EBNTBOYTFg
これも同じです。
法やルールは「気」であるため、超越してしまっていたとしても、普遍性のある「正しさ」としての理を実行しているという考え方をするので、多数派の間では問題にならず、国民情緒法と揶揄されてもいつまでも同じ事が発生するわけです。
誰もが「自分は理を知り正しさを実行している」と考えている以上、法やルールを超越し、序列の上位者や多数派の意見が優先される事はある意味必然なのです。
実態としては「その時の感情的利益」を優先しているだけなのですが。
だから彼らは物事の前後関係や整合性を重視しないわけです。
記憶を改竄しているのではなく、そもそも彼らにとって「それ」が物事を判断するうえで重要な要素では無い可能性が高いという事になります。
3:問題と認識していない
このように、そもそも彼らにとって旭日旗問題に代表されるように、かつて問題では無かった事がいきなり問題になったとしても、そこに矛盾を感じていないのです。
彼らのロジックでは、具体性や客観性というものはあくまで「主観的・絶対的正しさ」である「理」の下位概念の「気」でしかなく、「自分は理を知っている」と言う前提で思考する彼らにとっては、矛盾などその問題においてどうでも良いわけです。
ですから、以下の2007年の事例のように
(※1)
日本の自衛隊戦闘艦仁川港に入港 ハンギョレ新聞(韓国語)
2007-09-12
http://www.hani.co.kr/arti/area/area_general/235899.html
海自の艦艇が旭日旗を掲げて仁川港に入港し、それを誰も問題にしていなかったとしても、理をもって「今問題にしている」ならどうでも良い事なのです。
また韓国の要人が旭日をイメージし「旭日の名が入った」勲章を日本から授与されようと、
李泳官氏に日本政府から旭日中綬章 朝鮮日報 2019/05/22
河野外相、李秀賢さんの父親死去で「弔意メッセージ」発表 中央日報 2019年03月25日
「悪いのは日本」という前提で批判しているだけなので、彼らにとって「正しい事をしているウリ」は一切問題にならないわけです。
※ウリとナム
ウリ(自分達)ナム(それ以外)
自他の境界が非常に曖昧な概念であり、彼らはウリである場合自身と全く同じ正しさと感情を共有しており、「ナム」はそれ以外、或いは正しさを理解しない劣等な相手と認識される。
また、このウリの範囲はその時の都合で自身を中心に拡大縮小する。
韓国人独特の「ウリ」と「ナム」という概念
youtube版
https://youtu.be/Zk4XP6QbfEo
実際、以下の記事にあるように、こうした叙勲問題を煽った事例はありますが
(※2)
[単独]乙巳五賊が受けた「旭日勲章」、今でも韓国人は受けている YTNニュース(韓国語) 018-12-13
あれだけ国を挙げて旭日旗を問題にしながら、これが大きく問題になった事はありません。
彼らにはどうでも良い事のようなのです。
また彼らは都合の悪い事を「それはどうでも良い些細な事だ」と思い込む傾向もあります。
日本人からすると支離滅裂で整合性もなにもあったものではないですが、彼らからしてみれば日本人は「理を知らず、目先の気(下位概念)で騒いでいるだけ」という認識といえば書きすぎかもしれませんが、それに近い考え方を持っている可能性が極めて高いです。
(現在の韓国人は朱子学を学んでいるわけではなく、その概念が漠然と文化に継承されているだけなので。)
実際、最初に引用した記事内の「頭の回転が速く実利に目ざとい中国人や、思弁性よりも具体性を重視する日本人」と「韓国人は大義名分を前面に出し、まずは物事の定義に執着する傾向が強い」という対比は、「日本人も中国人も目先の利益で動いているだけだ」という意味ですから。
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動画版マイリスト
番外編マイリスト
(※1)
日本の自衛隊戦闘艦仁川港に入港
ハンギョレ新聞(韓国語) 2007-09-12
http://www.hani.co.kr/arti/area/area_general/235899.html
1996年釜山港以来初めて... 15日一般公開
日本の海上自衛隊所属の戦闘艦2隻など艦艇3隻が訓練の車12日、仁川港に入港した。 海上自衛隊の艦隊が日の丸をつけて、韓国に来たのは、1996年、釜山港に入港後、11年ぶりだ。
海軍仁川海域防御司令部によると、この日入港した艦艇は、練習艦かしま(4050t級)、護衛艦さわぎり(3500t級)、しまゆき(3050t級)など3隻で実習将校180人を含めて750人乗船した。 社指し艦など2隻はミサイル、艦砲などの戦闘に必要なすべての機器を備えている。
海上自衛隊の将兵たちは4泊5日の日程で、仁川海域防御司令部との友好増進のための様々なイベントを行う。
13日板門店見学、韓日海軍将兵の間の親善サッカーの試合に続き、14日には国立顕忠院参拝、青瓦台と第2艦隊司令部見学し、この日の午後7時、仁川の学生教育文化会館での海上自衛隊の軍楽隊コンサートも持つ。 また、15日には、一般を対象にトラップ公開行事も計画されている。
去る4月20日、日本東京港を出港し、マレーシア、米国、ニュージーランドなど10カ国12開港を訪問し、最後に、仁川港を訪問した、これらの艦隊は16日午前、仁川港を出航して、仁川沖鬱島近くの海上で韓国海軍乙支文徳感、済州さ、永住するとともに戦術機動訓練を持って日本東京港に戻る。
仁川海域防御司令部の関係者は、「韓日両国の軍事外交次元でのトレーニングと友好交流のために仁川港を最初の訪問した」とし「12月には、韓国海軍の訓練艦隊が実習訓練の車東京港を訪問する予定だ」と語った。
キム・ヨンファン記者
(※2)
[単独]乙巳五賊が受けた「旭日勲章」、今でも韓国人は受けている
YTNニュース(韓国語) 018-12-13
https://www.ytn.co.kr/_ln/0103_201812130519098429
アンカー:日本初の勲章で日帝強制支配期、李完用(イ・ワンヨン)をはじめとする乙巳五賊はもちろん、親日派なら大部分が受けた勲章があります。ところが今でも我が国の一部外交官と政治家、経済人がこの勲章を受けています。みなさんはどう思われるでしょうか?コ・ハンソク記者が報道します。
記者:1907年丁未年7月20日、高宗(コジョン)皇帝は日帝によって廃位されます。四日後、伊藤博文とイ・ワンヨンは「丁未勒約」を締結して、大韓帝国軍隊は解散します。この時、イ・ワンヨンが日本の天皇から受けた勲章が「勲一等旭日大綬章」。伊藤博文の胸にかけられたものと同じ日本最高の勲章です。
近代化後、日本初の勲章でもある「旭日章」は大・中・小とその下位等級に分かれ主に帝国主義の先鋒に立った軍人と乙巳五賊など植民地朝鮮の親日派に授与されました。ところが解放後、今までも旭日章は韓国の人々に授与されています。
1999年11月、当時のキム・ジョンピル国務総理、パク・テジュン自民連総裁を呼んで祝宴を開きました。当時、パク総裁が韓日友好親善に尽くした功労で日本政府から「勲一等旭日大綬章」を受けたからです。
最も等級が高い「旭日大綬章」受賞者だけ見れば、イ・ビョンキ、パク・クネ元大統領秘書室長とクォン・チョルヒョン、ユ・ミョンファン、ユ・フンス氏など元日本大使の中で一部が、政治家ではキム・スハン、チョン・ウイファ元国会議長、イ・ホング元国務総理などが、経済人の中ではソン・ギョンシク経済人総連会長、チョ・ソンレ、ヒョソン会長などが受けました。
[キム・サンス/作家・評論家:日本国家侵略主義を象徴する代表的な勲章が旭日章です。韓国の人々が知らない問題で、よく知らなければなりません。中国の場合には旭日章を受けた人はひとりもいません。]
昇る太陽を意味する「旭日」は日本の伝統デザインです。千年余り前から使われたという研究もあってデザイン自体を帝国主義の残滓と言うのは難しいです。このため、国内の「旭日章」受賞者なども問題意識を感じないことはあり得ます。
ところが日帝強制支配期を体験した私たちにとって『旭日』はそのように単純な意味ではありません。過去『旭日』を前面に出して侵略戦争に出た日本。今でも日本軍艦にかけられているこの旭日旗を見て尊重すべき外国の伝統文化と思う韓国人は多くないでしょう。
ここで比較すべき外国事例が一つあります。第二次世界大戦当時、ナチスドイツの鉄十字勲章。『鉄十字』は日本の『旭日』と同じように十字軍戦争の時から続いてきたドイツ伝統のデザインです。しかし、第二次大戦崩壊後、ドイツは戦争犯罪の象徴という理由で鉄十字勲章を廃止しました。たとえ今まで残っていたとしても、ヒットラーの勲章を受けるフランスの人が果たしているでしょうか?
来年が3・1運動100周年です。今も帝国主義時代の勲章を無くさず、自国民はもちろん外国人にも授ける日本。そして特別な拒否感なしに乙巳五賊の胸にかかった勲章を受ける韓国人等を見ながら「歴史意識」とは何だろうかと考えさせられます。