さて、本日は数年前から問題化している埼玉県川口市のクルド人問題を巡るマスコミ報道について扱っていきいます。
本日の投稿動画
www.nicovideo.jp
関連記事
状況を煽り悪化させるマスコミ
http://ooguchib.blog.fc2.com/blog-entry-487.html
「不法滞在」を巡るマスコミ報道
http://ooguchib.blog.fc2.com/blog-entry-538.html
関連動画
【ゆっくり解説】二極化を煽るマスコミ
ニコニコ動画版
https://www.nicovideo.jp/watch/sm44797365
YouTube版
https://youtu.be/iVTdlmzTZzU
【ゆっくり解説】改正入管法とマスコミ報道
ニコニコ動画版
https://www.nicovideo.jp/watch/sm43905564
YouTube版
https://youtu.be/o_w6Uay6nBQ
【ゆっくり解説】マスコミによる異論排除の方法
ニコニコ動画版
https://www.nicovideo.jp/watch/sm45113961
YouTube版
https://youtu.be/5kU5N0ydkIY
注意
・この動画は「マスコミ問題」を扱っています・「マスコミ問題」であり右派・左派等の陣営論争は本題ではありません
・「特定の国との特別な関係」は問題の枝葉です、主問題は業界の体質です
・自身の常識が相手にとっても常識とは限りません、「他者がそれを見たらど
う思うか」という客観性を常に持ちましょう。・日常生活で注意する程度には言動に注意を心がけてください
・リクエストは原則受け付けていません
・引用ソースへのリンクが同時掲載のブログにあります
・毎週日曜日更新
お品書き
・マスコミの問題提起
・反論報道
・最大の問題点は?
※以下は動画のテキスト版です
レイム マリサ
ゆっくりしていってね
マリサ
さて、今回はマスコミ問題なので私が扱っていくぜ。
レイム
今回の件って、数年前から問題になっている埼玉の川口市の話?
マリサ
そうだぜ。
あの件ってな、マスコミの論調も二分している状態なんだが、実のところ過去動画の「二極化を煽るマスコミ」と同じような構図があるんだぜ。
レイム
ああ、マスコミが一方的に特定の側を悪と認定して問題を悪化させるって事例ね。
マリサ
そうだぜ。
なんというか、以前も指摘したがあの業界の人間は今回の件に限らず「結論ありき」で記事を書きすぎてるんだぜ。
レイム
なるほど。
マリサ
そんなわけでそろそろ本編へ行くぜ。
マスコミの問題提起
レイム
それで、まずは何から扱うの?
マリサ
まずはこちらの記事からだぜ
「クルド人排斥デモ」巡る訴訟 原告側「日常生活に大きな支障」主張
毎日新聞 2025/7/2
https://mainichi.jp/articles/20250702/k00/00m/040/334000c在日クルド人団体「日本クルド文化協会」(埼玉県川口市)が、協会の事務所周辺で行われてきたクルド人排斥などを主張するデモで名誉を傷つけられたなどとして、主催者を名乗る神奈川県在住の男性に対し、デモの禁止や550万円の損害賠償などを求めた裁判の第2回口頭弁論が2日、さいたま地裁(真辺朋子裁判長)で開かれた。
訴状などによると、男性は2023年9月以降に事務所周辺で少なくとも9回のデモを実施したとしている。
この日の意見陳述で協会側は、男性によるデモの影響について「デモやそれを撮影した動画がネット上に投稿・拡散され、クルド人への誹謗(ひぼう)中傷やヘイトスピーチが急増。多くのクルド人が日常生活に大きな支障をきたすようになった」と主張。事務所を移転しようとしても貸し出しを拒否されたり、事務所に人が集まれなくなったりするなど、活動に支障が出ているとした。
また、子供が学校でいじめにあったり、街中でクルド人を盗撮した画像がSNS(交流サイト)に投稿されて外出に不安を覚えたりするなど、「デモによって(クルド人が)日本で生活すること自体が困難になってきている」と訴えた。
(後略)
マリサ
2025年7月の記事なんだが、在日クルド人団体「日本クルド文化協会の事務所周辺で行われてきたクルド人排斥などを主張するデモで名誉を傷つけられた」などとして、デモの禁止や550万円の損害賠償などを求めた裁判が起こされたとしているぜ。
マリサ
その理由として「デモやそれを撮影した動画がネット上に投稿・拡散され、クルド人への誹謗中傷やヘイトスピーチが急増。多くのクルド人が日常生活に大きな支障をきたすようになった」と訴えているようだな。
レイム
要するに、一連の騒動からデモにまで発展し、その結果クルド人の生活が脅かされているので、裁判でデモの差し止め請求をしたって事ね。
マリサ
そして次はこれ
ヘイトスピーチに盗撮、不安定な在留資格。在日クルド人はなぜ迫害を受けるのか 埼玉南部「ワラビスタン」を1日歩いてみた
共同通信 2025/03/07
https://nordot.app/1261605084708913413(一部抜粋)
集住地域と言われるJR蕨駅周辺を歩いても、すぐにクルド人とみられる人に出会うわけではない。中国人など、ほかの在住外国人と比べても少数だ。しかしクルド人による犯罪が増えたとのデマがある。データはどうなのか。
埼玉県警によると、2023年の国籍別検挙人員はベトナムが417人で最も多く、2位は中国で234人。クルド人を含むと考えられるトルコ国籍は69人で、全体の5・9%だった。
ある警察幹部は、はっきりとこう言った。
「SNSなどではクルド人の犯罪が多いと騒がれているが、クルド人に限って凶悪犯が多かったり事件数が増えたという実感はない」
(中略)
「積み方がおかしかったり、きちんとやらない人もいる。でも全員がそうじゃない。クルド人の車じゃない場合もある。批判ばかりされるが、なぜうまくいくように教えないのか。若い外国人をどう社会に受け入れるのかを考えるべきじゃないのか。日本政府も日本社会も、外国人を追い出すことしか考えていない」「死ねと言われて、希望はない。入管は私たちを無知な田舎者としてしか見ていない。警察も移民、難民について何も理解していない」
「ヘイトスピーチはもう当たり前の存在になり、慣れてしまった。でも子どもたちは違う。差別する人の姿を見ればトラウマになり、大きくなってどうなるか心配だ。息子がXの投稿を見て『クルド人て何なの』と聞いてきた。『メソポタミアの人たちだよ』と伝えた」
マリサ
2025年3月の記事なんだが、クルド人の犯罪が増えているとしている件に関して「埼玉県警によると、2023年の国籍別検挙人員はベトナムが417人で最も多く、2位は中国で234人。クルド人を含むと考えられるトルコ国籍は69人で、全体の5・9%だった」と書かれているぜ。
マリサ
そのうえでクルド人にインタビューをしていて「(いわゆるクルドカーに関して)「クルド人の車じゃない場合もある。批判ばかりされるが、なぜうまくいくように教えないのか」と答えていたり、「日本政府も日本社会も、外国人を追い出すことしか考えていない」「ヘイトスピーチはもう当たり前の存在になり、慣れてしまった。でも子どもたちは違う。差別する人の姿を見ればトラウマになり、大きくなってどうなるか心配だ」と訴えているぜ。
レイム
これを読むと、日本側の過剰反応でクルド人が被害を受けているように見えるわね。
マリサ
そして次はこれ
クルド人へのヘイトスピーチ 「流れ止める」 川口でシンポ
朝日新聞 2025年6月17日
https://www.asahi.com/articles/AST6J5361T6JUTNB001M.html埼玉県内に住むクルド人へのヘイトスピーチが問題になる中、埼玉県川口市で15日、ヘイトスピーチの問題点や法規制の必要性を考えるシンポジウムが開かれた。
支援団体「在日クルド人と共に」が主催し、ノンフィクションライターの安田浩一さんや弁護士の師岡康子さんが登壇。「ヘイトスピーチと闘う国際デー」の6月18日を前に「ヘイトの流れを止めていくことが重要だ」と訴えた。
安田さんは2009年に起きた蕨市でのフィリピン人家族追放デモを紹介。自宅前や一家の長女が通う中学校前でも活動が行われたことから、至近距離で当事者にダメージを与えることを目指す「今世紀型のヘイトデモの発火点になったのがこの地域」だと話した。クルド人の資材置き場の無断撮影やクルド料理店への嫌がらせ電話、SNSでのデマ投稿といった差別が続いている現状を報告した。
師岡さんは、ヘイトに適切に対処しきれていない状況は「国に責任があり、政策を変えていかなければならない」と話し、包括的な人種差別撤廃のための法制度の整備を訴えた。そして、「選挙の時期に声をあげることが重要だ」と話した。
マリサ
こちらは2025年6月の記事なんだが、支援団体「在日クルド人と共に」主催の「ヘイトスピーチの問題点や法規制の必要性を考えるシンポジウムが開かれた」と書かれているぜ。
マリサ
そして、ノンフィクションライターや弁護士などが登壇し、「ヘイトの流れを止めていくことが重要だ」と主張し、記事では「クルド人の資材置き場の無断撮影やクルド料理店への嫌がらせ電話、SNSでのデマ投稿といった差別が続いている現状を報告した」と書かれていて、法制度の整備などを訴えているぜ。
レイム
これらの記事を読むと、クルド人が外国人排斥運動で生活に支障をきたしていて、メディアやライター、弁護士などが支援し問題を改善しようとしていると読めるわね。
反論報道
レイム
これなんだけど、ちょっと気になったのはクルド人の犯罪に関して、共同の記事では「埼玉県の2023年の国籍別検挙人員でクルド人は全体の5.9パーセント程度」と書かれているけど、そもそもクルド人の総数が2000人程度らしいから、検挙「人数」が少ないからと犯罪が少ないとはならないんじゃ?
マリサ
そうなんだぜ。
あの記事では、中国人やベトナム人の方が検挙数ははるかに多いとしているが、こっちは総数も多いわけだから、数じゃなくて検挙率を出さないと多いか少ないか判別できないんだぜ。
そのうえで次を見てくれ
川口クルド人警察署騒ぎで市議ら会見「泣き寝入りしてきた住民の思いも込めて告訴した」
「移民」と日本人
産経新聞 2025/7/1
https://www.sankei.com/article/20250701-D6ARZEAJTNC65DV6RDCIHEJMDI/埼玉県川口市の県警武南署で先月、県議らの車をトルコの少数民族クルド人らが取り囲んで怒声を浴びせるなどした騒ぎで、クルド人らを刑事告訴した県議と市議らが1日、東京都内で記者会見し、「被害に遭っても黙殺され泣き寝入りしてきた住民の思いも込めて告訴した」などと語った。
(中略)
問題をこじらせているのは記者会見には、記者のほかに川口市民も参加。「クルド人の問題をこじらせているのは、あなたたちジャーナリストの皆さんです」と訴えると、記者たちは黙って聞いていた。
奥富氏は「いままで、こうした被害があっても警察や司法など、さまざまなところで黙殺されてきた事実がある。みんな泣き寝入りしてきた事実がある。今回、私たちがこうした被害に遭ったことで、泣き寝入りしてきた人たちの思いも込めて、今回はしっかりと告訴させていただいた」と説明。
その上で「地域が困っている一つ一つの問題に見て見ぬふりをし、差別やヘイトという言葉を覆いかぶせるのではなく、一つ一つ問題を解決していこうとする先に、真の共生というものはようやく語れるようになるのではないか」と述べた。
関連記事
<独自>クルド人ら川口の警察署内で騒ぎ 県議らの車を追いかけ怒声、市庁舎にも警官出動
産経新聞 2025/6/5
https://www.sankei.com/article/20250605-Z7E6G7WKZREPXB4RDDXIHBAZJE/
マリサ
こちらの記事によると、2025年6月に、埼玉県川口市の県警武南署で「県議らの車をトルコの少数民族クルド人らが取り囲んで怒声を浴びせるなどの騒動が起きた」と書かれていて、原因は「県議らが市内の解体資材置き場周辺を一般道から視察中、クルド人の車に追いかけられ警察署に避難したところ、追いかけてきた」のが原因だそうだぜ。
マリサ
で、追いかけられた県議と市議がクルド人を刑事告訴したそうなんだが、その件に関して記者会見を開き、そのなかで会見に参加した川口在住の一般人から「クルド人の問題をこじらせているのは、あなたたちジャーナリストの皆さんです」と批判の声が挙がったそうだぜ。
マリサ
そして市議が「地域が困っている一つ一つの問題に見て見ぬふりをし、差別やヘイトという言葉を覆いかぶせるのではなく、一つ一つ問題を解決していこうとする先に、真の共生というものはようやく語れるようになるのではないか」と問題提起したと書かれているな。
レイム
というか、最初の記事だと平穏に暮らしているクルド人が排斥運動にあっているって印象だったけど、なんかこれを読むとだいぶ印象が変わるわね。
マリサ
そして次はこれ
「ナンパされて車に連れ込まれそうに…」「車を盗まれて全損」 川口市が直面する「クルド人問題」に迫る
デイリー新潮 2024年02月03日
https://www.dailyshincho.jp/article/2024/02030556/?all=1(一部抜粋)
約30年、クルド人を支援してきた松澤秀延氏は言う。「クルド人は観光目的という体で入国し難民申請します。入国時に難民申請をすると入国拒否か入管施設に収容されてしまうので3カ月は観光ビザで在留して、2~3カ月以内にビザ変更のために難民申請します。難民審査は数年かかります。数年後に『1回目の難民不認定』になってもそれまでの間は特定活動の資格を更新し続けて在留できますから、子ども・母親・父親で家族一緒の生活ができます。その審査を繰り返すことで5年~10年特定活動ビザで就労が可能です。そうしたカラクリが“日本に行けば仕事ができる”というように現地にいるクルド人に伝わり、家族を呼び寄せたりして人口が爆発的に増えていく原因となりました。彼らには子どもが3~4人いますから1世帯あたり3倍4倍と増え、15年までに人口約2千人にまで増えたんです」
クルド人が定住し始めた90年代は人数が少なかったため、文化の差異によるトラブルがあっても、直面するのは不動産屋や同じ集合住宅に住む人ぐらいのもので、地域の人たちが相対する場面は少なかった。
しかし、彼らが次から次へと家族を呼び寄せ人口が増えれば増えるほど、あつれきが多く生じるようになった。特に15年ごろからは深刻なトラブルが頻発し、23年になって我慢の限界を超えたと感じる地元住民が急増、同時多発的に声を上げ始めた――ということらしい。
マリサ
こちらは2024年02月の記事で、30年間クルド人を支援してきたという人物へのインタビューをしていて、クルド人の難民申請のカラクリを告発しているんだが、クルド人はまず観光ビザで入国し、2から3か月後に観光ビザから難民申請へと切り替えることで、入国直後の難民申請が拒否や収容につながることを避けているとしているぜ。
マリサ
そして、難民審査には数年かかるため、その間は「特定活動」の在留資格が与えられ、これを更新し続けることで日本に滞在でき、一度目の難民不認定後も審査を繰り返すことで、5年から10年にわたって特定活動ビザで就労が可能になるという事を繰り返すことで、長期滞在を行っているようで、この手法でトルコから次々とクルド人を呼び込んでいるようだぜ。
レイム
これ、過去動画「改正入管法とマスコミ報道」で扱っていたけど、こういう悪用ができるから入管法改正を行ったのだけど、それにもいくつかのマスコミは噛みついていたのよね。
というか、これを読む限り彼ら「難民」ではないのでは?
マリサ
そして次はこれ
埼玉・川口市のクルド人問題が紛糾!「外国人差別」と叫ぶ人が知らない暗黒史
Diamond Onlin 2024.2.29
https://diamond.jp/articles/-/339598(一部抜粋)
この問題がややこしいのは「摩擦どころではない」という住民もかなりいることだ。「敷地の駐車場を壊された」「深夜に大音量をかけた改造車が住宅街を暴走する」などの「被害」を訴える人もおり、21年10月にはこんな「悲劇」まで起きている。
「19歳のクルド人少年がトラックで県道を暴走し、横断中の69歳男性をはねて死亡させ、逃走した。少年の所持品に運転免許証はなかったという。事件後、少年は出国しようとしたところを逮捕された」(産経新聞、23年7月30日)そこで、23年6月、川口市議会は「一部の外国人は、資材置き場周辺や住宅密集地などで暴走行為やあおり運転を繰り返し、窃盗や傷害などの犯罪も見過ごすことはできない」との取り締まり強化の意見書を可決した。
同年9月には川口市も国に対して、「不法行為を行う外国人においては、法に基づき厳格に対処(強制送還等)していただきたい」という要望書を提出した。そこからだいぶタイムラグがあったものの、ここにきてようやく川口市の訴えが国会にまでたどり着いた――という流れだ。
しかし、そんな高橋議員による国会質疑は「ヘイトスピーチ」だとボロカスに叩かれている。
共同通信社は配信記事の中で、《「不確かな情報を基にした国会議員による外国人差別だ」と専門家も批判している》(2月27日)とバッサリ。SNSでも「議員を辞めろ」と辛辣な声が挙がっているほか、以下のように日本の「黒歴史」と重ねて警鐘を鳴らす人々もいる。
「これでは関東大震災で流言飛語を広めた連中と同じじゃないか」
ご存じのように、関東大震災下、多くの朝〇人が虐殺されたが、その原因は「朝〇人が井戸に毒を入れた」などの「デマ」が拡散されたから、とされている。今回の高橋議員や川口市・市議会の主張している「被害」というのもそれと同じく、クルド人迫害につなげるためにねつ造された「デマ」だというのだ。
マリサ
川口市での実際の取材を行った記事によると、「敷地の駐車場を壊された」「深夜に大音量をかけた改造車が住宅街を暴走する」「19歳の無免許運転トラックによるひき逃げ事故」などが起きており、川口市議会では「一部の外国人は、資材置き場周辺や住宅密集地などで暴走行為やあおり運転を繰り返し、窃盗や傷害などの犯罪も見過ごすことはできない」との取り締まり強化の意見書を可決と書かれているぜ。
マリサ
そして市議が国会への要望書を提出し国会質疑を行ったところ、これがヘイトスピーチ扱いされた挙句、共同通信から「「不確かな情報を基にした国会議員による外国人差別だ」と専門家も批判している」と書かれ、デマ扱いされSNSでも「議員を辞めろ」等のかなりの辛辣な事を書かれたそうだぜ。
レイム
これ、要するに問題をイデオロギーや差別問題にすり替えてレッテル貼りしているだけよね。
あと、この事例の場合メディアがネット世論を煽って炎上の扇動をしているわね。
最大の問題点は?
マリサ
でな、この川口の件での最大の問題点は、実はいくつかのメディアが過去にスクープしていてな
「難民なんて全部ウソ」「働くため日本へ」川口の難民申請者の8割、トルコ南部3県に集中
産経新聞 2024/11/24
https://www.sankei.com/article/20241124-2ZMA4FNKGBJOZIXA6CMPV3RRTM/(前略)
同胞からの迫害ないクルド人の村長(58)によると、村人約1180人のうち1割近くの約100人が日本にいるという。「みんな仕事の機会を求めて日本へ行った。単純に経済的な理由だ。一人が行くと、親族や知人が彼を頼って日本へ行く」
村は昨年2月のトルコ地震の震源に近く、倒壊した家も多かった。十数人が犠牲になったといい、家を失って日本へ避難した人もいたが、最近は落ち着いてきたという。
村の配管工のクルド人男性(47)は自身も日本で13年間働き、しっかりとした日本語を話した。
「航空券代は10万円くらいだから、ちょっと働けば買え、日本でもっと稼げる。借金して行く人もいるが、すぐに稼いで返せる」。川口に在留しているクルド人に触れると、「われわれが難民だなんてウソ。みんな上手にウソをつく」と話し始めた。
「入管で『国へ帰ったら殺される』『刑務所へ入れられる』と言うでしょ? 全部ウソ。本当にウソ。みんな日本で仕事したいだけ。お金が貯まったら、村へ帰る。私の国で迫害なんて絶対ない」
トルコの憲兵隊(治安警察)は怖くないか尋ねると、「なぜ怖い? この辺りはクルド人が多く、憲兵にも警察にもクルド人が多い。なぜ同胞が同胞を迫害するんだ」。
男性は別れ際、「もう一度日本に行きたい。シャシミ(刺身)が食べたい」と言った。
関連記事
<独自>川口クルド人「出稼ぎ」と断定 入管が20年前現地調査 日弁連問題視で「封印」
「移民」と日本人
産経新聞 2024/11/24
https://www.sankei.com/article/20241124-HDYXVM4BBRM3TMHREBP6PXC2ZM/
マリサ
実は産経が川口の難民申請者の8割がトルコ南部の3県に集中しているという事で、現地取材を行っているんだが、そこで村人約1180人のうち1割近くの約100人が日本にいるという村の村長にインタビューをしたところ、「経済的な理由だ。一人が行くと、親族や知人が彼を頼って日本へ行く」と答えたそうだぜ。
マリサ
他にも、村の配管工のクルド人男性に話を聞くと、この人物も過去に日本で13年間働いていた経験があると答えていて、「航空券代は10万円くらいだから、ちょっと働けば買え、日本でもっと稼げる。借金して行く人もいるが、すぐに稼いで返せる」と答え、川口の件を伝えると、「入管で『国へ帰ったら殺される』『刑務所へ入れられる』と言うでしょ? 全部ウソ。本当にウソ。みんな日本で仕事したいだけ。お金が貯まったら、村へ帰る。私の国で迫害なんて絶対ない」と答えたそうだぜ。
マリサ
更に「トルコの憲兵隊(治安警察)は怖くないか」と聞くと、そもそもこの辺りは憲兵も警察もクルド人が多いから怖くないと答えたそうだぜ。
マリサ
あと、これは尺の関係でブログの方にリンクを貼っておくが、2004年に法務省入国管理局(現・出入国在留管理庁)が「難民認定申請者の多いトルコ南部の複数の村を現地調査し「出稼ぎ」と断定する報告書をまとめていた」そうなんだが、クルド人側の弁護士やメディアが差別問題に論点をすり替えて調査を有耶無耶にしてもみ消してしまったそうだぜ。
レイム
なんかこれどこかで見たことのある手法ね。
マリサ
そして次を読むと
なぜ「クルド人問題」は解決しないのか…野放しが横行し、偽装難民が次々申請する“大混乱”のワケ
現代ビジネス 2025.04.06
https://gendai.media/articles/-/150130?page=9(一部抜粋)
入管申請に詳しい行政書士の熊沢新氏が語る。「本当の難民」が受けている被害
「クルド人には難民性が認められると思いますが、難民申請をする人の中でも明らかに就労目的の人もいます。難民性のない人に関しては迅速に審査をして、他に在留を認める理由がないならば送還を強く促すことが必要です。そのような人達のために、迫害を受けてやっとの思いで日本に来た本当の難民たちがあらぬ被害を受けることもあるのです」
仮放免者が増加する中で、どうして強制送還ができないのか。仮放免者としてなし崩し的に長期間滞在できてしまう状況を招いていることが、現在の混乱を呼び込んだのではないだろうか。
前出の熊沢氏は、こう言ってため息をつく。
「これまで入管は長期間日本に滞在している仮放免者に対して、一部の者を除いて国費による強制送還を積極的にはしてはきませんでした。
また一部の入管職員は、仮放免者が就労していることを知っても黙認しています。業務内容も煩雑になり、職員一人当たりの仕事量も増え、入管施設の収容についても国際的に批判を受けています。かといって、対象者全てを強制送還もできない。どっちつかずの状況なのだと思います」
どっちつかずの状況…それはある意味、この国の外国籍の人々に対する姿勢の本質を示している。ある種の野放しが横行している中、偽装難民が次々と申請し、地域社会や住民たちがそのツケを払う結果となっている。
また、批判されるべきでないクルド人たちが批判に晒され、大きなストレスを抱えることになる。慎重に進めるべき難民審査のスピードを上げることは必須なのだが、職員たちの負担を考えると強制はできない。
長期滞在の仮放免者を強制送還させない原因は、なんであろうか。諸外国からの批判であるのか、それとも別の原因があるのだろうか。
マリサ
入管申請に詳しい行政書士の話として「難民申請をする人の中でも明らかに就労目的の人もいます。難民性のない人に関しては迅速に審査をして、他に在留を認める理由がないならば送還を強く促すことが必要です。そのような人達のために、迫害を受けてやっとの思いで日本に来た本当の難民たちがあらぬ被害を受けることもあるのです」と答えているぜ。
マリサ
そして「仮放免者としてなし崩し的に長期間滞在できてしまう状況を招いている」状況になっている理由として「国費による強制送還を積極的にはしてこなかったこと」「人材不足で仮放免者が就労していることを知っても黙認している」ような状況なんだそうだぜ。
レイム
たしかその結果が、過去動画「改正入管法とマスコミ報道」でも扱った、審査は3回までという改正だけど、それをいくつかのマスコミがあらゆる詭弁論法を駆使して差別問題、外国人排斥問題にすり変えたのよね。
マリサ
そして最後に、この問題って日本以外でも起きているようでな
なぜ移民問題はこれほど重大な政治課題になったのか ◆「極右」台頭の背景(上智大学教授・岡部みどり)
時事通信 2025年02月04日
https://www.jiji.com/jc/v8?id=202502migration(一部抜粋)
「普通の人」が損をする構造これまで移民問題が政治の主要課題とされることは、まれであった。米国ですら、近年まで政治争点化がタブー視されてきた。冷戦下の米国では、共産主義への対抗手段として移民を積極的に受け入れた。一方、欧州や日本では、第二次世界大戦後処理の一環として、移民の受け入れが人道上の義務となっていた歴史がある。
雪に覆われたマケドニアとセルビアの国境を越える難民。毛布をかぶって寒さから身を守っている=2016年1月18日、セルビア・ミラトバツ【AFP時事】戦後の欧米諸国において、移民は労働力不足を解消する存在として事実上歓迎された。しかし、実際のところ、移民受け入れは「普通の労働者」にとっての利益にはつながらない。キューバ系移民でハーバード大学の経済学者であるジョージ・ボージャスは、「国境の開放による移民の急増は必然的に富の大きな再分配をもたらすが、その内容は見落とされがちである」と指摘し、移民を受け入れた資本家と移民自身には利益がもたらされる一方、移民を受け入れた国の労働者には負の影響があると述べる。
(中略)
以上の問題を踏まえ、筆者が最も深刻だと考えるのは、移民(外国人)の流入がもたらす負の影響について、知識人や政治家、政策担当者が長らく目を背けてきた点である。これまで欧米でも日本でも、「外国人は受け入れ社会にポジティブな影響をもたらす」という主張のみが、いわば「市民権」を得てきた。しかし、外部からの負の影響も当然想定されるにもかかわらず、それを指摘する学者の意見は感情的に批判されるか、無視されるのが常であった。前述のボージャスは、米国の移民研究において「外国人は擁護されるべき存在」という前提が非中立的な議論を生んでいると批判する。また、多文化社会の不安定さも、もっぱら受け入れ社会の責任とされてきたことに警鐘を鳴らしている。この問題は日本にも根強く、本来別個であるべき「倫理的に望ましい社会の追求」と「社会の発展を阻む要因の冷静な分析」が混同されており、本質的な問題解決につながっていない。
こうした現状を批判する学者は世界的に増えつつあり、筆者はこれを望ましい傾向と考えている。それは、「右傾化」や「極右」「ポピュリスト」の礼賛ではなく、人の越境移動をめぐる(国際)政治の現実主義的理解として定着しつつある。
マリサ
この記事によると、アメリカの事例として「移民を受け入れた資本家と移民自身には利益がもたらされる一方、移民を受け入れた国の労働者には負の影響がある」と指摘していて、「移民(外国人)の流入がもたらす負の影響について、知識人や政治家、政策担当者が長らく目を背けてきた」件を問題視しているぜ。
マリサ
そして「外国人は受け入れ社会にポジティブな影響をもたらす」という主張のみが、いわば「市民権」を得てきた。しかし、外部からの負の影響も当然想定されるにもかかわらず、それを指摘する学者の意見は感情的に批判されるか、無視されるのが常であった」と書かれていて、問題がまともに議論されてこなかった結果が状況を悪化させていると書いているぜ。
レイム
これ、過去動画「マスコミによる異論排除の方法」で説明していた、マスコミが異論を排除する手法と全く同じね。
こういう事が世界的に行われてきた結果が今の状況って事で、右傾化とかは本質的に関係ないのね。
今回のまとめ
・いくつかのマスコミで外国人排斥問題が提起される
・実際には無視できないレベルで問題が起きている
・問題の原因の論点が逸らされ議論すらできない
マリサ
つまりな、川口のクルド人の問題というのは、支援者やいくつかのメディアが問題提起事態をイデオロギー問題や差別問題にすり替え、問題提起側を一方的に悪に仕立て上げるから発生した問題ともいえるんだぜ。
レイム
これずっと既視感があったのだけど、いわゆる日韓問題と全く同じ構図よね、
日韓問題でも20年以上前から全く同じことが繰り返されていて、その結果日韓問題はこじれにこじれているわけだし。
マリサ
そうだぜ。
結局のところは、問題が起きても提起した側を一方的に悪認定して排除するから、問題が解決せずどんどん状況が悪化するという悪循環を、マスコミが作り出しているって事なんだぜ。
レイム
なるほどね。
ただまあ、今回の場合は「問題提起側」を「無視しない」マスコミもいるから、ギリギリのところで踏みとどまっているって感じね。
マリサ
そんなわけで今回の本編はここで終わるぜ。
レイム マリサ
ご視聴ありがとうございました。
大口
おつかれ~。
今回もちょっと小話を。
マリサ
今回はなんだ?
大口
今回もまた生き物の鳴き声を聞いて、何かあててみてね。
ちなみに、今回の生き物も大抵の人が知っている、日本にも数多く生息している生き物ね。
レイム
という事は、日本の在来種って事でいいの?
大口
そういう事。
特に地方の山間部や郊外の住宅地近くでよく見かける生き物だね。
マリサ
まあどうせ分からないだろうが、たまに当てる視聴者さんいるからな、一応聞いてみるぜ。
大口
それじゃあいくよ~
レイム
ちょっと待って、これなに?
ブタ?
マリサ
こんな鳴き声の生き物、近所にいるのか?
オナラか?
大口
じゃあ正解を発表すると、これは皆さんもよく知っているキジバトさんの威嚇の際の鳴き声です。
レイム
え?キジバトってこんな声じゃないの?
大口
それは普段縄張りを主張したり、遠くの異性にアピールしたりするときの声だね。
ちなみに、求愛の際のオスの鳴き声はこちら。
マリサ
おい、一回目が威嚇音なんだが。
大口
どうも、周囲のオスへの威嚇と同時に求愛をするって意味があるらしいね。
レイム
というか、人間の感覚からすると随分と間の抜けた威嚇の声なのね。
威嚇ってもっと鋭い音のイメージあるし。
大口
まあ、ハトって基本的に体のつくりが逃げる能力に特化した鳥だから、威嚇とかは不向きなんじゃないかな。
レイム
なるほどね。
マリサ
そんなわけで今回はここで終わるぜ。
レイム マリサ 大口
またらいしゅ~
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