日韓問題(初心者向け)

日韓問題について、初心者でもわかりやすい解説と、日韓問題とマスコミ問題の動画のテキスト版を投稿しています。

悪化の兆候が見え始めた日韓関係

さて、本日はすぐにどうこうなるようなものでは無さそうですが、韓国から関係悪化の火種になりそうな事例が出てきたので、その件について扱っていきます。

初めて来られた方はまずこちらを先に読む事をお勧めします。

ブログ『日韓問題(初心者向け)』を始めた理由 - 日韓問題(初心者向け)

注意
・このブログは「日韓の価値観の違い」を初心者向けに扱っています

・当ブログのスタンスは「価値観に善悪や優劣は存在しない」というものです

・相手が不法を働いているからと、こちらが不法をして良い理由にはなりません

・自身の常識が相手にとっても常識とは限りません、「他者がそれを見たらどう思うか」という客観性を常に持ちましょう

・日常生活で注意する程度には言動に注意を心がけてください


現状日韓関係は安定しているように見えるが、水面下では既に問題が出始めており、佐渡金山の追悼式に関して、何かしらの意見の食い違いが出ているため、予定の期日までに式を開けないという状態になっている。


この件に関して、原因についての報道などはないが、理由は大筋で予想が付き、元々韓国側は佐渡の鉱山を「強制労働施設である」と主張しており、その前提での追悼式を日本に行わせることで、慰安婦問題の河野談話のような既成事実化をしようとしている可能性が高い。


また、李在明大統領の「政策の一貫性」に関しても、韓国側は日本企業の第三者弁済への参加を度々要求している事から、これを「解決の条件」とすることを「一貫性」と想定している事も考えられ、このことも関係悪化の火種になり得る。



※本文中のリンクは引用の元記事、或いはウェブアーカイブウェブ魚拓(別サイト)へのリンクです。


以下から本文




1:佐渡金山追悼式



まずはこちらから

佐渡金山の追悼式 韓国政府「7~8月の開催困難」
聯合ニュース 2025.06.30
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20250630003200882

6月30日の記事なのですが、佐渡金山の騒動関連の「手打ち」として決まった追悼式に関し、元々は7月から8月にかけての期間で行われる予定であったのが、延期されるようだという内容です。


そして、原因については「交渉が進められるなかで7~8月の開催が難しくなったとみられる」と書かれているのみで、詳細は不明です。


そして次の記事を読むと

韓国外交部「今年の佐渡金山追悼式、7、8月の開催は難しい」
中央日報/中央日報日本語版2025.07.01 07:36
https://japanese.joins.com/JArticle/335677

聯合ニュースと同じ内容の記事ではあるのですが、去年の追悼式に関する部分で、「(昨年の)佐渡金山登録交渉当時、日本側が追悼式の時期を7、8月と構想し、我々に伝えてきた」「昨年は7月末の登録後、時期的にやむを得ず遅れた側面がある」「昨年の行事は登録後初めての行事であり準備に時間がかかるなどの理由」と書かれている事から、準備とは韓国側の都合であった事が伺えます。
そもそも、遅れた理由に日本側の事情があるのであれば、韓国側はそれをはっきりと書くことで、「日本の落ち度」を強調するでしょう。


また、過去記事や動画で説明していますが、そもそも去年の韓国側ボイコットにしても、共同通信誤報から始まった騒動で、韓国側がごねた結果であったため、日本側には何ら不都合が無かった事が分かります。

過去記事
佐渡の追悼式をボイコットした韓国の矛盾
https://oogchib.hateblo.jp/entry/2024/11/28/010438
【ゆっくり解説】佐渡の追悼式と韓国の矛盾
https://oogchib.hateblo.jp/entry/2024/12/01/210000

そして次を読むと

韓国外交部「佐渡鉱山追悼式、7~8月の開催は困難」
ハンギョレ新聞 2025-07-01
https://japan.hani.co.kr/arti/politics/53609.html

記事の最後で、「当時、日本側が式典の2日前に、靖国神社への参拝歴がある次官級の極右の要人が参拝すると発表したため、韓国側が参加しなかった」と書かれており、韓国側がこの件を「既成事実化」している可能性があります。


そして韓国関連ではよくある事ですが、こういった「既成事実化によるごり押し」が発生する場合、他に何かしら理由があることが殆どで、今回も日本側には開催に問題が無いが、韓国側に何かしら問題があるのではないかと考えられるわけです。


2:定義の問題



ではその問題とは何かと考えた場合、ある程度予想が付きます。

言うこと聞かないと「気合」。県史も認める佐渡金山の朝鮮人強制労働、その痕跡を歩く 世界遺産登録へ「負の歴史」をどう説明するか
47NEWS 2024/07/21
https://nordot.app/1183255476365378014?c=39546741839462401

47NEWSに掲載された、共同通信記者による「新潟県史 通史編8 近代三」に関する記事なのですが、この中で「家賃を徴収せず、日本語を教えるなどの「配慮」もあったとする一方で、労働条件を巡るストライキや、民族差別賃金を不満とする逃亡もあったと記す」「県史は、三菱側が「露骨な『劣等民族観』を隠そうともしなかった」とトラブルの理由を断じている」などと書かれています。


そしてこの「新潟県史 通史編8 近代三」に関しては、韓国側でも度々「強制労働の証拠」として取り上げられているのですが、この県史に関するPDFを読んでみると、どうもかなりバイアスのかかった内容である事が分かります。

参考記事
[書評]日本当局と企業の資料で「反日種族主義」に反駁する
ハンギョレ新聞 2020-01-20
https://japan.hani.co.kr/arti/culture/35525.html

次が該当の内容なのですが

※注:既にサポート外のpdfのようでコピー&ペーストで誤変換されている部分があります。

佐渡鉱山と朝鮮人労働者(1939~1945)
新潟国際情報大学情報文化学部紀要/新潟国際大学図書館
https://cir.nii.ac.jp/crid/1050564287674057856
https://cc.nuis.ac.jp/library/files/kiyou/vol03/3_hirose.pdf


参考
新潟県編『新潟県史 通史編8 近代 三』1988年、pp782-785
日本共産党 宮本徹
https://miyamototooru.info/
https://miyamototooru.info/sys/wp-content/uploads/2022/02/510c3ec2ba7eba86df7d8507dc5d0a58.pdf

抜粋部分のみでもかなり長いので、一部のみ抽出すると「出鉱成績が意のままにならず、また内地の若者がつぎつぎと軍隊にとられたためである」と書かれている事から、当時鉱山には「若い日本人」が殆どいなかったことが分かります。


にも関わらず、「これが事実なら、単に日本人の徴兵による労働力不足を補填するに留まらず、日本人の珪肺感染を防ぐことに狙いがあったことになる」と書かれていますが、その結論に至る根拠は書かれていません。


また他にも、「全国的労務配置二付テ量的ニハ行ク所迄行キタルヤノ観アリ、今後ハ質的向上二全カヲ注ギ能率増進ヲ図ル要アルベシ」「(現代語訳)全国的な労働力の配置については、数の面ではほぼ行き渡ったと見られる。今後は質の向上に全力を注ぎ、生産性の向上を図る必要があるだろう」と書かれている文章についての解釈が次のように、


「朝鮮から連れて来られた朝鮮人は大多数が農民である。彼らを日本人に絶対服従する鉱山労働者にするために、事前に十分な「訓練」が必要だった」と、かなり恣意的な内容に改変されています。


他にも次の「移入時ハ輔導学校(上中下ノ三学級二分チ上級ハ国民学校四年終了程度以上ノ国語理解カアル者、中級ハ梢々国語ヲ理解スル者、初級ハ全然国語ヲ理解シ得ザル者トス)ヲ設ケ三ヶ月間国語教育二重点ヲ置キ併セテ規律訓練礼儀作法等内地人生活ヘノ指導二務ムル外該期間中屡々講習会ヲ開催シ保安意識ノ徹底ヲ計ル外、就業前係員ヨリ種々操業上ノ注意ヲ与へ国民体操等ヲ指導ス」に関して、長いので googleのGeminiとマイクロソフトのCopilotで現代語訳をしてみたのですが、

Gemini訳
ここでは、お預かりした文章の現代語訳をいたします。

現代語訳


Copilot訳
現代語訳:

どちらの訳でも、大筋で日本語教育と生活適応訓練、順法意識の訓練、作業手順等に関する訓練などについての説明です。
要するに、日本で働くための訓練をしたというだけです。


しかしそれが、県史の記述では「つまり、日本語教育と日本人化教育を徹底し、その次に保安意識を持たせることを目的にした」という話に拡大解釈されています。


また、若者の大部分が戦地へと送られていたからこそ、若い朝鮮系を募集したのですから、肉体的にきつい仕事の比重が多くなるのは当たり前のはずにも関わらず、「「運搬夫」、「鑿岩夫」、「支柱夫」という危険な坑内労働を朝鮮人が担ったことがわかる」と、まるで差別的な扱いを受けていたかのように書かれています。


それ以外の部分を読んでも、一事が万事この状態で、原文に「持論に都合のいい感想」を付け加えている事が確認できます。


他にも注目すべき点に、韓国側でよく引用される「逃亡者の扱い」に関しても「飯場から逃げたものがいると、すぐさま鉱山の事務所から警察に連絡が行く。そこで小木・夷の波止場では、警察と部屋頭が船に乗る人たちに目を光らせる。もしそこでつかまったら、すぐ鉱山へ引き戻される。そして折檻された末、いつも見張りを付けられることになる」と書かれているのですが、これは内容から明らかに「タコ部屋労働」の日本人労働者の事例です。


※2025年7月11日追記
また、朝鮮人の「逃亡」に関しては、「強制貯金」等の事例から、契約期間前に里帰りをした際に、そのまま帰ってこない事例が多々あったようで、その事を指しているようなので、「タコ部屋労働」での逃亡とは背景が違います。


元記事でも「これは恐らく「部屋」から日本人労働者が逃亡した様子を述べたものだろうが」と書かれています。


タコ部屋労働とは、要するに借金を背負った人に強制的に借金を返済させるため、いわゆる「タコ部屋」に送り込む仕組みの事で、当時の日本では法的にグレーゾーンであったため、場合によっては警官が逃亡者を捕まえる手助けをする場合もあったそうです。


つまり、この事例はあくまでタコ部屋労働の事例であり、それ以外の労働者が同じであったわけでも、朝鮮系労働者が「タコ部屋労働者と同じ扱いであった」とする根拠があるわけでもないにも関わらず、県史では「これは恐らく「部屋」から日本人労働者が逃亡した様子を述べたものだろうが、朝鮮人労働者の場合はより厳しい追及がなされたと思われる」と書かれています。


このように、かなりバイアスのかかった、原文に無い憶測の内容の追記をした二次資料の文章であるにもかかわらず、韓国側はこれを「史実」として、この前提で日本側に「史実を認めろ」とやっているわけです。


そして今回追悼式が遅れている原因も、韓国側がこの定義での「強制労働」を認めろと要求し、最終的に慰安婦問題における河野談話のような「既成事実化」をしようとしているため、日本側ともめているのでしょう。


実際に次にあるように

【コラム】明治の産業革命施設、世界遺産化に必要なもの
朝鮮日報 2015/05/21
https://web.archive.org/web/20150521105459/http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/05/21/2015052100984_2.html

韓国側は一連の明治の産業革命施設世界遺産化に関し、「ドイツはナチス・ドイツユダヤ人虐殺と戦争犯罪を徹底して反省することで世界の信頼を取り戻した。ツォルフェアアイン炭鉱の博物館も、ユダヤ人の強制労働について伝えている。日本はこの事実を肝に銘じるべきだ」と書いており、強制労働施設であったという前提での要求を以前からしているのです。


3:李政権の態度



次に李在明政権の態度に関してなのですが、以前も引用した記事にあるように

李在明大統領、「強制徴用解決法」維持についての質問に「国家間では政策の一貫性が重要」
中央日報/中央日報日本語版2025.06.05 06:45
https://japanese.joins.com/JArticle/334602

李在明大統領は、徴用工問題の第三者弁済に関して「政府の徴用被害補償方案である「第三者弁済解決法」を揺さぶらない意向を明らかにした」と書かれています。


この件に関して、実のところ日韓の間で考え方に齟齬があります。
どういうことかというと、韓国側は次にあるように

韓半島平和ウォッチ】動力を失った韓国の対日イニシアチブ、日本が積極的な役割を(1)
中央日報/中央日報日本語版2025.02.21 14:47
https://japanese.joins.com/JArticle/330216


【社説】訪韓する岸田首相、記念撮影だけで終わるなら来る必要はない
ハンギョレ新聞 2024-09-04
http://japan.hani.co.kr/arti/opinion/51013.html


三者弁済に関し日本企業も弁済に参加することを望み、それを「コップの半分の水」と主張しています。


これは尹政権でも当初に主張されており、その後尹政権は公然とは主張していませんでしたが、韓国メディアを通じて度々間接的な主張がなされ、またハンギョレ新聞や「共に民主党」なども、「日本企業の第三者弁済への参加」をずっと要求していました。


とすると、韓国側の一貫した態度とは、この「コップの半分の水」を含めた「一貫した態度」の事だろうことが分かります。


日本では、第三者弁済による「解決」がなされたという事になっていますが、韓国側では「日本企業が参加していないのだから解決になっていない」という考え方が一般的なのです。


これに関しては、そもそも本来であればこの件は1965年の日韓請求権協定で解決済みの問題であり、また当時韓国側が「補償金」として受け取った資金を「個人に支払わなかった」事が問題のそもそもの原因であるうえに、協定の解釈に異議があるのであれば、第三者委員会を設置して協議しないといけないにも関わらず、韓国側はそれすらしていません。


だからこそ「当時韓国政府が果たさなかった責任を果たす」手段が第三者弁済のはずなのですが、韓国側はこれを「日本企業も参加する事」を前提としているわけです。


このように、韓国側は佐渡の追悼式にしても、第三者弁済にしても、日本側との共通認識など構築されていないのが明白であり、追悼式延期にしても李大統領による「第三者弁済解決法を揺さぶらない」という発言にしても、そもそも彼らは日本と同じ認識など最初から持っていないわけです。


最近の韓国側の動きは、この「認識のずれ」がいずれ火種として延焼しだす兆候と見た方がいいでしょう。


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