日韓問題(初心者向け)

日韓問題について、初心者でもわかりやすい解説と、日韓問題とマスコミ問題の動画のテキスト版を投稿しています。

韓国のヒムドゥロヨ文化

さて、本日はこれまで紹介してきた韓国的価値観が複数関わっている韓国独特の「ヒムドゥロヨ」について書いていきます。

初めて来られた方はまずこちらを先に読む事をお勧めします。

ブロマガ『日韓問題(初心者向け)』を始めた理由
https://oogchib.hateblo.jp/entry/ar892003


注意
・このブログは「日韓の価値観の違い」を初心者向けに扱っています

・当ブログのスタンスは「価値観に善悪や優劣は存在しない」というものです

・相手が不法を働いているからと、こちらが不法をして良い理由にはなりません

・自身の常識が相手にとっても常識とは限りません、「他者がそれを見たらど
う思うか」という客観性を常に持ちましょう

・日常生活で注意する程度には言動に注意を心がけてください


ヒムドゥロヨとは、韓国語で「大変だ」「つらい」「難しい」「しんどい」等の意味を持つ言葉だが、韓国においてこの言葉は自身が労力を要する事、或いは手間のかかる事、責任を伴う事などで手抜きや責任逃れをする口実にも使われ、結果大きな事故に繋がる事例が多々ある。


また、不注意などで起きる事故等は別に韓国固有のことでもないが、重要なのはこの「ヒムドゥロヨ」によって延々と同じことが繰り返され、「ヒムドゥロヨ」自体が易地思之の動機となっている事にある。


また、この「ヒムドゥロヨ」の概念は韓国独特の約束の概念や、責任の概念にも関係しており、自身の「無制限な責任放棄」を肯定する理由として使われ、結果責任は「負わせる」ものであり、約束は「その時の感情的利益より優越しない」という考えに繋がっている。


※本文中のリンクは引用の元記事、或いはインターネットアーカイブウェブ魚拓(別サイト)へのリンクです。


1:ヒムドゥロヨ


まずはヒムドゥロヨとは何なのかから。

「大変だ(たいへんだ)・辛い(つらい)」を韓国語では?家事や仕事など力を使って大変なとき
コネルWEB 2016年2月20日
https://coneru-web.com/korean-taihen/


ヒムドゥロヨ
KONEST 2021/09/01
https://www.konest.com/contents/todays_korean.html?id=17921


こちらの2つの記事にあるように、ヒムドゥロヨとは「大変だ」「つらい」「難しい」「しんどい」等の意味のある単語なのですが、実際の使われ方としては労力や手間、責任などの放棄の理由として使われることが多く、韓国では次のような事例が頻繁に起きています。

MRIが磁力で酸素ボンベを吸い込む…検査中の患者が挟まれ死亡 /金海
朝鮮日報 2021/10/18
https://web.archive.org/web/20211018043002/http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/10/18/2021101880036.html


こちらの事例では、MRIに患者の使用していた金属製の酸素ボンベが反応、患者が機械とボンベに挟まれて死亡するという医療事故が起きた事例です。


この事例の場合、「MRI室に金属製品を持ち込んではいけない」というルールがあったわけですが、MRI室の酸素吸入装置が故障し急遽ボンベを持ち込むという状況になっており、単なる個人の判断ミスではなく、現場の危機管理の杜撰さが引き起こした事例であることがわかります。


MRI室の酸素吸入装置のチェック自体がしっかりと行われておらず、更に病院関係者が現場の安全基準を順守しなかったことで起きた事だからです。


また次の事例では

<韓国利川火災>3回の安全警告無視、現場作業員「20年派遣された工事現場の中で最悪」
中央日報/中央日報日本語版2020.05.01 06:48
https://japanese.joins.com/JArticle/265477


物流倉庫建設工事現場での火災の事例なのですが、火災の原因は安全管理者も安全教育もなく、スプリンクラーも設置されないまま、発火性の高い建材を使って作業が行われ、現場では「工事現場の中に何人が入っているのか、作業者が誰なのかも確認できない」という状態であったそうです。


つまり、本来何重にもあるはずの安全点検が全て無視された結果、38人もの死者を出すという大惨事になったわけです。


またこちらの事例では死者は出ていませんが

朝鮮国王が出入りしていた門の上に…重さ9トンの高所作業車が「ドスン」
朝鮮日報 2021/03/09
https://web.archive.org/web/20210309040528/http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/03/09/2021030980061.html


文化財の補修作業中に高所作業車をクレーンで吊るして移動していたところ、吊るしていたワイヤーが切れて文化財の屋根に落下し破壊してしまったという事例です。


これに関しても、いくつもの安全基準を無視していたことが明らかで、手間を惜しんで門の上を通過させたことが原因であると同時に、恐らくワイヤーの耐荷重すら計算していません。


また次の事例では

航空機2機の「尻尾」部分がぶつかったのに、それに気付かず済州~ソウル飛行
中央日報/中央日報日本語版2021.03.12 08:26
https://japanese.joins.com/JArticle/276465


空港で旅客機同士が衝突、それぞれ左翼と尾翼が破損したにもかかわらず、そのまま乗客を乗せて運行したという事例で、記事ではこの4年前にも民間機と軍用機が似たような接触事故を起こしていたと書かれています。


更には

金海空港着陸中に翼損傷、そのまま158人乗せ再び金浦へ
朝鮮日報 2021/03/15
https://web.archive.org/web/20210315025626/http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/03/15/2021031580039.html


事故を起こしたチェジュ航空は、その3日後にも翼端板が破損するアクシデントがあったにもかかわらず、その機体を修理しないまま乗客を乗せて運行していたことまで発覚したという事例です。


今回紹介したのは2020年と2021年の事例ですが、実際にはこの2年間だけでも同様の「安全基準無視」の事例が多数あり、同様の事故が韓国内で何度も繰り返し発生しているにも関わらず、根本的な対策が一切行われていないのです。


こうした事故が頻繁に起きる事の原因の一つとして「ヒムドゥロヨ」があります。



※2021年10月29日23時6分追記

つまり、労力を要する安全チェックなどを「大変だ」「つらい」「難しい」「しんどい」等を理由として省略してしまい、それを問題と認識しない人が多数いるため、なんどもこうした事例が発生するのです。


そして重要なのは、「事故が起きる事」や「頻発する事」そのものではなく、同じような問題が何度も起きているにも関わらず、トップから現場まで一切状況の改善をしようとしておらず、同種の事故をおこし続け、近年になってやっと対策を打ち出したかと思えば

企業の7割「重大災害法の遵守は難しい」
東亜日報 October. 08, 2021
https://www.donga.com/jp/List/article/all/20211008/2970133/1


現場で起きた事故の責任を全て経営者に負わせるという、まさに「責任は負うものではなく負わせるもの」の典型のような法律を通してしまっています。
安全基準を法的に改善するのではなく、経営者への罰則を強化することで問題を解決しようとしているのです。


なぜかといえば、現場の安全基準を厳しくした場合、文政権の支持母体の一つである労組の組合員が基準強化で負担になり反発するため、問題の責任を経営者に押し付けるしかないからです。


2:韓国軍の事例


そしてこの「ヒムドゥロヨ」が最も顕著に表れる現場が、安全点検が非常に重要となる軍の現場です。


例えばこの事例

ゴルフ場キャディーの頭の実弾は軍射撃場の「流弾」=韓国
中央日報/中央日報日本語版2020.07.04 12:37
https://japanese.joins.com/JArticle/267746


例えばこの事例では、軍の射撃場近くにあるゴルフ場で、ゴルフ場のキャディーに射撃訓練の流れ弾が命中、重傷を負ったという事例です。


この事例の場合、「射撃場安全管理調査では射撃場に遅く到着した一部の人員が射撃前に危険性予知教育を受けなかったが、流弾を発射した射撃人員も教育を受けていなかったことが確認された」事が原因と書かれており、ここでも安全基準が守られず省略されていたことがわかります。


また次の事例では

172人乗った韓国旅客船の前に砲弾4発落下
朝鮮日報 2021/06/02
https://web.archive.org/web/20210602021732/http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/06/02/2021060280035.html


現代重工が海軍に引き渡し予定の船舶の対空射撃評価のために砲撃を行ったところ、旅客船の近くに砲弾が落下、記事では旅客船側は100メートルほどの地点と、現代重工側は1キロメートル以上離れた附近だと主張しています。


また、旅客船側は本来あるはずの射撃訓練の事前通告がなかったと報告しており、現代側は「旅客船の接近が確認されたため、航路変更を要求したが、旅客船が航路を変更しなかった」としており、話の流れから「双方が規定を守らなかった」可能性が極めて高いです。


また次の事例では

スリオンが真っ二つになったのに…「不時着」と言い張る韓国陸軍
朝鮮日報 2021/07/13
https://web.archive.org/web/20210713024226/http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/07/13/2021071380023.html


韓国が10年以上をかけて開発した軍用ヘリKUH-1 スリオンに関してなのですが、このヘリは欠陥が報告されていた上に過去何度も事故を起こしており、死者も出ているわけですが、この事例ではスリオンを改良した医療ヘリ「メディオン」が墜落、機体が真っ二つになり乗員が重軽傷を負ったにもかかわらず、韓国陸軍が「不時着」と言い張っているという事例です。


この事例の場合、そもそも機体自体に「構造上の欠陥がある」にも関わらず、そのことを無視して強引に運用を始めた結果起きた事故で、これに関してはそもそも安全基準以前の問題であることがわかります。


こうした韓国軍の事例も、「2020年と2021年の2年間」に限定してももっと多数の問題が起きており、ここで紹介したのはあくまで氷山の一角です。


そして、なぜここまで問題ばかり起き続け状況が一向に改善されないかといえば、それは「ヒムドゥロヨ」が易地思之として機能しているからです。

※易地思之

韓国独特の概念であり、「相手の気持ちを理解しましょう」という意味だが、「常に自分は正しい」という前提で思考する場合が多い韓国では「相手はこちらの気持ちを知り受け入れろ」という意味で使われる。

戦後70年談話と韓国人の易地思之という概念
https://ch.nicovideo.jp/ooguchib/blomaga/ar853198
【日韓問題】韓国独特の「易地思之」
https://www.nicovideo.jp/watch/sm31936237
youtube
https://youtu.be/rRJUDbGJhbk

つまり、「自分はこんなに大変なのだから」「こんなに辛いのだから手間を省いてもいいのだ」と自己判断してしまい、この「ヒムドゥロヨ」の気持ちを他者に対し「相手はこちらの気持ちを知り受け入れるはずだ」と関係者全員が考えるため、本来厳しい安全基準のある現場で、こうした事故が頻繁に起き続け、状況が一向に改善されないわけです。


3:韓国的価値観が複合的に作用


更には、責任に対する考え方の違いから、「責任は負うものではなく負わせるもの」という考え方が定着している事、また「表面的な見栄えさえよければ中身は重視しない」という、外華内貧の考え方も合わさり、そもそも「安全基準」というものを誰もが「相手が守ればいい」「形だけ取り繕えばいい」と考えているため、問題が起き続けるわけです。

日本と韓国で異なる「責任」の概念
https://oogchib.hateblo.jp/entry/ar1775568
【日韓問題】日韓で異なる「責任」の概念
https://www.nicovideo.jp/watch/sm35269330
youtube
https://youtu.be/x572UzCefQc
テキスト版
https://oogchib.hateblo.jp/entry/ar1775568


【ゆっくり解説】韓国社会と外華内貧
https://www.nicovideo.jp/watch/sm37546154
YouTube
https://youtu.be/fqFHPQtTllg
テキスト版
https://oogchib.hateblo.jp/entry/ar1946327


そしてこのことは「約束」の概念にも関係しており、上記のような考え方から、彼らは「自分は面倒なことをしなくてもいい」と自己判断してしまう場合が多く、結果約束すらも「ヒムドゥロヨ」の適用範囲になってしまう事が多いのです。


そのため、彼らは約束を非常に軽く考え、「問題が起きたら誰かが何とかすればいい」と他人に問題の解決を丸投げする傾向にあり、次のような言葉を安易に発してしまいます。

終戦宣言、無料はないという米国…「いつでも取り消し」容易にみる韓国(1)
中央日報/中央日報日本語版2021.10.26 08:18
https://japanese.joins.com/JArticle/284193


北朝鮮との終戦宣言問題に関して、文大統領がアメリカに対して「終戦宣言は政治的な宣言にすぎず、いつでも取り消すことができる」と主張していますが、アメリカ側はこの宣言による「実質的な波及力と法的効力」の問題を懸念し、平行線になっているという記事です。


この事例の場合、文大統領はそもそも「宣言の責任と重み」について全く考えておらず、ただ自身が北朝鮮の歓心を買うための手段としか考えていないのに対し、アメリカ側は北朝鮮側が「対立は解消されたのだ」という大義名分で「韓国からの米軍撤退」や、そこまで行かなくとも戦力の削減を要求してくることを危惧しています。


しかし文大統領は、そうした懸念を自身の責任と考えておらず、また「ヒムドゥロヨ」によって「自分はこんなに大変なのだから難しい懸案は省略してかまわない」と考えているため、「いつでも取り消すことができる」と、北朝鮮の出方も考慮せずに軽はずみな発言ができるわけです。


そもそも「いつでも取り消すことができる」という保証などどこにもないにも関わらずです。


これは対日関係の徴用工問題や慰安婦問題でも同じで、彼らは面倒な事、または苦労するようなことは全て自己判断で他者に丸投げしてしまうため、明らかに合意違反や条約違反であるにも関わらず、「問題は相手が解決すべき」と考えてしまうわけです。


こうした事例から解るのは、彼らは責任感以前に「問題を自力で解決する意思」そのものが希薄という事で、その中心軸にあるのが「ヒムドゥロヨ文化」なわけです。


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