日韓問題(初心者向け)

日韓問題について、初心者でもわかりやすい解説と、日韓問題とマスコミ問題の動画のテキスト版を投稿しています。

ブログ『日韓問題(初心者向け)』を始めた理由


さて、今回はとうとう200回目の記事となりました。
まず始めに、このブロマガを読んでくださっている皆様と、度々記事を公式で紹介してくださっている運営の方々にお礼を申し上げます。


元々3ヶ月で打ち切るつもりで始めたこのブロマガが、こうして200回も続けてこられたのも皆様のお陰です、本当にありがとう御座います。
そして、今後ともよろしくお願いします。


今回なのですが、予告ではこれまでの総括的な内容を書くとしていましたが、その後それでは芸が無いなと思い立ち、今回のような内容としました。
行き当たりばったりですみません。


では本題を。
ニコニコというエンタメ中心の場で、こうした問題を扱うのは相当に異色なのですが、ニコニコでやろうと思い立ったのにはそれ相応の理由が3つあります。


一つ目は「違いを知らなければそもそも何が問題なのかがわからない」という事です。
ニコニコでは公式のニュースでもユーザーの投稿する動画でも、度々日韓問題に関係するものがあるのですが、それらを見ていて常々思っていることがありました。
それは、「この出来事を何の予備知識なしに見せても、殆どの人は意味が解らず余計に混乱するだけでは?」という疑問です。


ここを読んでくださっている皆様は大体わかるとは思いますが、韓国は非常に特異な価値観を有しており、私達の常識とはまるで異なる常識の下で生きている人々の国です。
そしてその価値観のいくつかは日本人の価値観とは非常に相性が悪く、ものによっては日本では「嫌なやつ」と定義される考え方も少なからずあります。


そうした特異な価値観を背景とした社会によって発生する様々な出来事を、事前の予備知識なしに見せても「なぜそうなのか」は絶対に解りませんし、何より殆どの日本人は彼ら韓国人の態度に漠然とした嫌悪感しか覚えないでしょう。
ニコニコで紹介される様々なニュースなどに対するユーザーの反応を見ていて、私は特にそれを感じました。


根本から常識が異なる相手であると解っていれば、それで線引きや割り切りもできますが、本来日本で価値観の違いを公的に周知すべき人々がその役割を放棄してしまっており、むしろ逆に「日韓は同じ価値観を有している」と宣伝しているのですから、これはある意味当たり前の反応ではあるのですが。


例えば以下はニコニコでニュースになったものではないので、あくまでものの例えとしての事例ですが。


ワシントンでの日本アニメ上映は「韓国の努力に冷や水」、韓国メディアが猛批判
FOCUS-ASIA 2015年08月23日
http://www.focus-asia.com/socioeconomy/photonews/426902/
韓国・文化日報は20日、日本の駐米大使館の広報文化センターが28日にアニメ「火垂るの墓」の上映を予定していることを、韓国が慰安婦問題の広報に注力していることに「冷や水を浴びせる」と批判する記事を掲載した。

記事によると、韓国は、終戦70周年となった15日、ワシントンの海軍記念館で慰安婦ドキュメンタリー映画を上映したほか、7月29日には慰安婦映画「帰郷」の試写会も実施、ブロードウェイでは来月9日まで慰安婦をテーマとした創作ミュージカル「コンフォートウーマン」の公演が続く。「韓国が世界中に慰安婦問題を知らせることに注力している」状況だという。

一方、記事は「火垂るの墓」について、「日本は戦争加害国なのに、切々とした描写で日本国民も被害者であるという認識を強く残す」と紹介。韓国では反日感情のために2005年に上映が無期延期され、昨年6月にようやく上映が可能となったことを根拠に、日本が戦争被害者を装うための映画だと主張。

そのうえで、「戦後70周年を迎える8月に、なぜ敢えてこのようなアニメーションを上映することを決めたのか。韓日両国のワシントンでの歴史論争が、今や文化戦争に拡散している」と、今回の映画上映を批判している。



この反応は、要するに被害者は常に正しく偉いとか、上下関係が人間関係の全てとか、主観的・絶対的正しさ(道徳的正しさ)とか、他者の劣等性を担保に自己の優越性を証明するとか、そうした彼ら独特の価値観から来る反応であり、それがわかっていれば彼らからはこの日本の行いが「加害者の日本が被害者に成りすまして道徳的正しさをアピールしようとしている」と見えているための反応、という事がわかります。


しかしそれを知らずにこれを読んでも、漠然とした「嫌な感じ」ばかりが先行し、人によっては「韓国人は狂っている」としか見えないでしょう。
(2003年頃までの私がまさにそんな感じでした)


「予備知識なしに韓国の行いを見ても漠然とした嫌悪感を膨らませるだけ」なのです。
それでは不毛な罵倒合戦になるだけですから、誰かが日韓の価値観やあり方の違いを伝えなければいけないなと、そう思い立ったわけです。


二つ目の理由は一つ目の理由にも関係しており、「漠然としたイメージは先鋭化や陰謀論に陥りやすい」という問題です。


上記のように、価値観の根本的な違いを知らなければ、それは漠然とした嫌悪感を無制限に膨らませ続ける事になるわけですが、その漠然としたイメージを膨らませすぎた結果なのか、数年前より日本に否定的な意見を何でも中韓とこじつけてしまう人々が目立つようになりました。


韓国人の行いは一見支離滅裂で単なる場当たり的な態度に見えますし、実際そうした部分もあるのですが、それと同時に彼らには彼らの価値観に根ざした秩序やルールがあり、我々の常識とは異なるというだけ、との側面もあります。
ですから、外国人で日本に否定的な意見を持っている人々の中には、この彼らの秩序やルールには当てはまらない人々も結構います。
(勿論、アメリカのマイク・ホンダ下院議員のように「韓国の受け売りそのまんま」な人もいますが)


私は「これはちょっとよくない傾向だな」と感じました。
なぜかといえば、安易に日本に否定的な意見を何でも中韓につなげていたら、行き着く先は「中韓(+北朝鮮やロシアなども)以外の人々は皆日本に肯定的である」という極端な思考に陥るからです。


そんな事はある訳が無いのですが、特に韓国が国際的に日本のイメージを貶めるための政策を行っている事もあり、そのような先鋭化を起こしていると思わしき人々をニコニコでよく目にするようになったのです。


そしてそれは、結局のところは彼等が韓国人の考え方や価値観を知らず、漠然とした嫌悪感を膨らませ続けた結果であろうと考え、先鋭化を抑制するためにも、日韓の価値観の違いを知らせる事で「区別できる判断基準」を持ってもらう必要があるなと、そう感じたわけです。
根本が違う事を理解できれば、色々と割り切れて客観視できますから。


三つ目はニコニコ云々はあまり関係ありません。
「移民や多文化主義と韓国人の価値観の問題」です。


まず多文化主義とはなにかといえば、要するに異なる価値観や民族・人種などが一つの国の中で対等に共存していくための考え方であり、お互いに異なる文化や価値観を尊重しあうことを前提に成立します。
現在の移民に対する考え方もこれを基盤としており、移民政策とは異なる価値観や文化が対等な関係を構築することが前提です。


では韓国はどうかといえば、これは以前から書いていますが彼らの価値観では文化や民族に優劣や序列が存在している事になっています。
彼らは学校や家庭や社会で子供の頃からそれを当然の物と教えられ育ちます。


また特に近年は韓国において、他者の劣等性を自己の優越性の担保とする蔑視ありきの自民族中心主義教育が非常に強い影響力を持つようになってきており、国連機関の調査で韓国の中学生の間で異民族や異人種、異文化との「共に生きる力」が極端に低くなってきていることや、ワシントンポストの調査で韓国人が異民族や異人種にきわめて強い排他性を持っていることも解ってきています。


参照

韓国は『反日』だから問題なのか?そのあたりを解説してみる
http://ch.nicovideo.jp/ooguchib/blomaga/ar413795

韓国人が日本人から嫌われる根本的原因
http://ch.nicovideo.jp/ooguchib/blomaga/ar547023

韓国人の差別意識の特徴とタイの嫌韓
http://ch.nicovideo.jp/ooguchib/blomaga/ar637445


ワシントンポストによる「世界排他性調査」
A fascinating map of the world’s most and least racially tolerant countries
The Washington Post May 15, 2013
http://www.washingtonpost.com/blogs/worldviews/wp/2013/05/15/a-fascinating-map-of-the-worlds-most-and-least-racially-tolerant-countries/

韓国青少年の「共に生きる力」が世界最下位…調査結果に懸念の声
サーチナ  2011/03/28
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0328&f=national_0328_081.shtml

韓国人の優越的態度、外国人に好感を持たれない 
朝鮮Biz(韓国語) 2014.05.26
http://biz.chosun.com/site/data/html_dir/2014/05/26/2014052601000.html

「韓国は経済力で人種差別」米紙が批判
朝鮮日報 2014/09/21 07:10
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/09/20/2014092001344.html(リンク切れ)
http://web.archive.org/web/20140921051245/http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/09/20/2014092001344.html(ウェブアーカイブ

Battle of the dueling war crimes
globalpost August(英語) 16, 2013 06:09
http://www.globalpost.com/dispatch/news/politics/130815/battle-the-dueling-war-crimes

「韓国人の行き過ぎた国粋主義は問題」
朝鮮日報 2013/10/13
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/10/13/2013101300058.html(リンク切れ)
http://web.archive.org/web/20131016003144/http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/10/13/2013101300058.html(ウェブアーカイブ

「韓国には浅はかな民族主義があふれている」
朝鮮日報 2007/04/22
http://www.chosunonline.com/article/20070422000012(リンク切れ)
http://web.archive.org/web/20070526015622/http://www.chosunonline.com/article/20070422000012(ウェブアーカイブ



ここで問題が起きます。
「対等」を前提とする多文化主義において、文化や民族の「優劣や序列」を前提とする価値観を受け入れ「対等」に扱う事は可能でしょうか。
はっきり書けば、これは多文化主義の破綻を意味しています、そもそも根本的に矛盾していますから。


ではだからといって、「お前の価値観は間違っている」として、彼らの価値観を矯正する場合はどうでしょうか、それはそれで価値観に優劣を作ってしまう事になりますから、これも根本的に矛盾であり多文化主義の前提が破綻してしまいます。
「我々の常識」を押し付ける行為なのですから当たり前です。


また彼らは、自己の優越性や「正しさ」を他者の劣等性を担保に証明する価値観を有しているがために、たとえば彼らに「○○が問題だ」と指摘しても、こじ付けでも曲解でも何でも良いので指摘された問題を相手の問題に摩り替えて反撃してくる傾向にあります。
たとえば「お前の○○も同じだ」とか「お前だって○○している」といったようにです。


そしてこのような方法で問題の天秤を相手側に傾けた時点で、彼らの価値観では指摘された問題が相手の問題に摩り替わり自身の問題では無くなるので、大抵の場合問題提起そのものが無意味です。


そして日本で多文化主義に基く移民政策を行う場合、韓国を抜きに行う事はまず不可能ですから、これは重大な問題です。
一部に例外的な人がいるからと、それで全体の傾向が変るわけではないのですから、多文化主義を前提に韓国からの移民を受け入れたり、安易な多文化交流をすれば、それは日本の多文化主義の破綻を引き起こす事になりますし、ひいては日韓の対立を不必要に激化させる事になります。


にも関わらず、これだけ重大な問題を孕んでいるにも関わらず、日本で多文化主義や移民、日韓友好を訴える人々は、この問題を議論しないどころか徹底的に無視しています。
少なくとも私は、日韓友好を訴える人々や移民を推進する人々のなかで、この問題を取り上げた人を知りません。
私のような一般人ですら、ちゃんとした機関の公式な統計や調査からこの問題が客観的に導き出せるにも関わらずです。


これは大問題です。
議論も問題提起もせずに安易な行動を取れば、それは殆どの人々にとって不幸でしかありません。
だからこの問題も周知しなければいけないと考えました。


これが私がニコニコ動画でブロマガを始めた理由です。
この内容をここでやる事が異質である事は重々承知しています、そのうえで私はあえて日韓問題を「ニコニコでやること」をテーマに選んだのです。


それでは、書く内容がある限りこれからも続けて行きますので、今後ともよろしくお願いします。