さて、本日は相変わらず都合の悪い事はなかったことにしてしまうマスコミの問題について扱っていきます。
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元記事
未だに慰安婦の定義を誤魔化す毎日新聞
http://ooguchib.blog.fc2.com/blog-entry-475.html
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注意
・この動画は「マスコミ問題」を扱っています・「マスコミ問題」であり右派・左派等の陣営論争は本題ではありません
・「特定の国との特別な関係」は問題の枝葉です、主問題は業界の体質です
・自身の常識が相手にとっても常識とは限りません、「他者がそれを見たらど
う思うか」という客観性を常に持ちましょう。・日常生活で注意する程度には言動に注意を心がけてください
・リクエストは原則受け付けていません
・引用ソースへのリンクが同時掲載のブログにあります
・毎週土曜日更新
お品書き
・慰安婦報道
・証言の実態
・「隠したい」理由
※以下は動画のテキスト版です
レイム マリサ
ゆっくりしていってね。
マリサ
さて、今回はマスコミ問題なので私が扱っていくぜ。
レイム
今回の「隠蔽体質」って、また何かやったの?
マリサ
今回のは新たに「やらかした」んじゃなくて、慰安婦関連で日本の複数のマスコミが未だにやっている「誤魔化し」についてになるぜ。
レイム
ああ、いわゆる「慰安婦の定義」とかその関係?
マリサ
一応関係はあるが、今回はちょっと違うぜ。
今回のは「とある個人」の証言が、「特定の人達」にとって不都合なので、それを誤魔化すための隠蔽だな。
レイム
なんかよく分からないわね。
マリサ
まあ、本編を見てもらえばわかるぜ。
実態を知ってしまえば、特定のマスコミの皆さんが矛盾を必死で取り繕っているのが丸わかりだからな。
レイム
それはいつもでは?
マリサ
ま、まあそうとも言えるが、とりあえずそろそろ本編へ行くぜ。
慰安婦報道
レイム
で、慰安婦報道で何があったの?
マリサ
まずはこちらの毎日新聞の記事から見てくれ
「慰安婦」にされた故・宋神道さん 親交深めた2人が対談イベント
毎日新聞 2023/12/1
https://mainichi.jp/articles/20231130/k00/00m/040/224000c旧日本軍の「慰安婦」にされ、日本政府に公式謝罪と賠償を求めて闘った在日韓国人の宋神道(ソン・シンド)さん(1922~2017年)について語り合うイベントが12月2日、オンラインで開かれる。宋さんと親交を深めた在日韓国人の梁澄子(ヤン・チンジャ)さんと辛淑玉(シン・スゴ)さんが対談する。
宋さんは16歳のとき、故郷の韓国忠清南道から中国の慰安所に連れて行かれ、日本の敗戦後は宮城県に長く住んでいた。国に謝罪を求めて93年、東京地裁に提訴。10年に及ぶ闘いを経て最高裁は03年に上告を棄却し、敗訴が確定したが、以後も「二度と戦争をしてはならない」と声を上げ続けた。
(後略)
マリサ
2023年12月の記事なんだが、「旧日本軍の慰安婦」とされている宋神道(ソン・シンド)という人物について書かれているんだが、そのなかで「宋さんは16歳のとき、故郷の韓国忠清南道から中国の慰安所に連れて行かれ」と紹介されているぜ。
レイム
これ、また検証されていない証言をまるで検証されているかのように印象操作している、「いつもの」では?
とくにこれといって注目する部分は見当たらないけど。
マリサ
この記事で注目すべきなのは、「誰によって」「どのようにして」という部分がない事だぜ。
レイム
それは単に記事の尺の関係で省略しているだけでは?
いつもの「日本人の甘言に乗って」とか「警官に騙されて」とかのテンプレ証言でしょ?
マリサ
まああとで詳しく紹介するが、実はこの人物の証言は違うんだぜ。
そして次にこちら
平和訴えた元慰安婦の生き方 立川 きょうから宋さんの写真展
東京新聞 2020年1月23日
https://www.tokyo-np.co.jp/article/24649(一部抜粋)
宋さんは韓国・忠清南道出身。十六歳から七年間、中国の慰安所で働かされた。戦後に日本へ渡り、九三年に日本政府に謝罪などを求めて裁判を起こしたが、最高裁で敗訴が確定。二〇一一年の東日本大震災で、宮城県女川町の自宅が津波で被災してからは都内で暮らした。
宋さんは支援者の集会などで「戦争はね、再び起こさないでな。戦争のためにみんな犠牲になったんだから」などと平和の大切さを訴え続けてきた。一九九二年に初めて宋さんに会った川田さんは「独特の表現力があり、魅力にあふれた宋さんの生き方を知ってほしい」と話した。
マリサ
2020年の東京新聞の記事なのだけど、この記事でも「宋さんは韓国・忠清南道出身。十六歳から七年間、中国の慰安所で働かされた」と書かれているだけで、「誰が」「どのようにして」という部分がないんだぜ。
レイム
マリサ、それだけじゃ特に問題になる部分はないわよ。
だって「慰安婦の定義」を誤魔化すために、経緯をはぐらかすなんて以前からある手法じゃない。
マリサ
まあそうなんだが、次にこちらを見てくれ
被災し避難「それでも生きなけりゃ」 元慰安婦が講演
朝日新聞 2011年11月27日
https://www.asahi.com/special/10005/OSK201111260131.htmlアジア・太平洋戦争中に旧日本軍の「慰安婦」にされた朝鮮人で、戦後移り住んだ宮城県女川町の自宅が東日本大震災の津波で流された宋神道(ソン・シンド)さん(89)が26日、被災後初めて西日本で講演した。慣れない東京で避難生活を送る宋さんは「生きているのもつらい」と漏らしつつ、「それでも二度と戦争はするなと言いたい」と繰り返し訴えた。
宋さんは朝鮮・忠清南道出身。「戦地で働けば一人で生きていける」とだまされ16歳で中国の慰安所へ。逃げると暴力をふるわれ、7年間も兵士の性の相手をさせられた。戦後、共に引き揚げた日本兵に置き去りにされ、女川町の在日朝鮮人男性と同居してきた。
(後略)
マリサ
少し古い記事だが、2011年の朝日新聞でも「「戦地で働けば一人で生きていける」とだまされ16歳で中国の慰安所へ」と書かれていて、経緯がないんだぜ。
レイム
まあ、ここまでどれも一貫して「省略」だとちょっと何か不自然ではあるわね。
証言に何か問題があるの?
証言の実態
マリサ
この後の内容を説明する前に、日本で韓国側に立つ人達による慰安婦の定義とは、軍が業者に拉致や前借金などをで慰安婦を「集めさせていた」というもので、直接はやっていないが「強制の意図」があったというのが彼らの主張だぜ。
レイム
でも韓国における慰安婦の定義というのは「軍や国の命令で軍人や官憲が直接的に行った拉致や動員」というもので、日本側定義すら否定しているわよね。
マリサ
そうだぜ。
それともう一つ、過去動画「朝日新聞の慰安婦報道検証」で引用した、京都大学の「植民地朝鮮における公娼制度の確立過程」という論文には、日本における遊女と、居酒屋のような店舗における接客業を足したような職業「蝎甫(カルボ)」と、元々は「官営の性サービス業」であり、貴族の身の回りの世話から酒席での演舞、性接待まで様々な業務を務めた「妓生」がおり、日本による近代化の過程で官営の妓生は廃止され、民営化した妓生は蝎甫との差がなくなっていったという背景を、レイムが説明したよな。
関連記事
「植民地朝鮮における公娼制度の確立過程」
京都大学大学院文学研究科・文学部・現代文化学系「二十世紀」編『二十世紀研究』第5号、2004年12月
http://www.dce.osaka-sandai.ac.jp/~funtak/papers/seoul/index.html
http://www.dce.osaka-sandai.ac.jp/~funtak/papers/seoul/seoul1.html#chap1
レイム
そうね。
それで例えば、「強制的に慰安婦にさせられた」という証言も、この論文を読む限りでは「元々妓生か蝎甫」で、その後慰安婦になったという事例か、それを推測できる事例が殆どなのよね。
マリサ
少し前置きが長くなってしまったが、そのうえで次を見てくれ
証言未来への記憶 アジア「慰安婦」証言集I (証言未来への記憶 アジア「慰安婦」証言集) 単行本 – 2006/6/23
西野 瑠美子 (編集), 金 富子 (編集), アクティブミュージアム「女たちの戦争と平和資料館」 (編集)
https://www.amazon.co.jp/dp/4750323209(一部抜粋)
大田(テジョン)で、四十二、三ぐらいのばあさんが、無理して嫁御に行く必要ない、戦地さ行けば国のために働くにもいいし、とにかく結婚なんかしなくてもよし、心配ないと。なんだとかかんだとかうまいこと言ったから、その口車に乗ってそのババアにくっついて行ったわけだ。国のためって言われても分からないから。戦地と言っても分からないから。手任し足任せ。今考えたら、それが「慰安婦」になるってことだったんだよね
マリサ
2006年に出版された「証言未来への記憶 アジア「慰安婦」証言集」という本の中に、宋神道(ソン・シンド)証言について書かれた部分があるんだが、「(40代の女性から)無理して嫁御に行く必要ない、戦地さ行けば国のために働くにもいいし、とにかく結婚なんかしなくてもよし、心配ない」という口車に乗せられて慰安婦になったと書かれているぜ。
レイム
ああ、要するに「韓国側の慰安婦の定義」である「軍人や官憲に拉致や動員された」から外れてしまうわけね。
マリサ
そして次はこちら
宋神道さんについて
希望の種募金
https://www.kibotane.org/history1922年11月24日、朝鮮の忠清南道論山で生まれた宋神道さんは、1938年、中国武昌の慰安所に連れて行かれ、7年間、中国中部地域を転々としました。
戦争が終わって日本に渡ってきた宋さんは、1993年4月5日、日本政府に謝罪を求めて提訴しましたが、2003年3月、敗訴が確定しました。
2011年、東日本大震災の際、津波に自宅を流されましたが、近所の人々の助けで難を逃れ、東京に移住。
2017年12月16日、東京で永眠しました。数え16歳の時、母の決めた相手と婚礼を挙げるが、その日のうちに逃げ出す。
大田(テジョン)で朝鮮人女性に「戦地に行ってお国のために働けば結婚しなくても独りで生きていける」とだまされ、戦地がどんなところかも、どんな仕事をするのかも知らずに、新義州→天津→漢口を経て、11月頃 漢口から船で占領直後の武昌に到着
武昌の慰安所「世界館」で「慰安婦」を強制される
―第6師団、第9師団等が「利用」
―腕に「金子」という源氏名を入れ墨される。
―性病検査、食料配給等を軍が担当
マリサ
「希望の種募金」というページにある証言によると、母の決めた相手と婚礼を挙げるが、その日のうちに逃げ出し、朝鮮人女性に「戦地に行ってお国のために働けば結婚しなくても独りで生きていける」とだまされ慰安婦になったと書かれているぜ。
レイム
要するに、同じ朝鮮系に騙されたというわけね。
ただ、ここに書かれている限りでは「軍の慰安所」であったかは疑問符が付くわね。
日本軍が管理に関与していたいわゆる「慰安所」以外にも、兵士の給料をあてにして軍についてまわる「娼館」などもあったし、性病蔓延予防のために、そういう場所の健康診断を軍医がやっていたケースもあるから。
マリサ
あと問題は、「騙した主体」が「日本人」や「日本軍」ではなくなってしまう事だな。
そして次はこれ
「オレの心は負けてない」/在日の性奴隷制被害者、宋神道さんお別れ会
朝鮮新報 2018年03月01日
https://chosonsinbo.com/jp/2018/03/yr20180301-1/闘い抜いて苦痛から解放遂げた半生
昨年12月16日に死去した日本軍性奴隷制被害者である宋神道さんのお別れ会(主催・在日の慰安婦裁判を支える会)が2月25日、都内で行われた。日本、南朝鮮の支援者、在日同胞など、約160人の支援者、市民らが参加し、宋さんの遺影に献花した。お別れの会では、日本在住の被害者として、唯一人、日本政府に対する謝罪・補償裁判を闘った宋さんの活動をまとめた映像が上映され、支援者たちが思いを語った。
在日被害者として提訴
宋神道さんは、1922年、忠清南道・論山で生まれた。数え16歳の時に、母の決めた相手との結婚が決まったが、式当日に逃亡。その後、大田で朝鮮人女性に騙され、中国中部・武昌の慰安所「世界館」へ連行された。後に、漢口を経て、日本の第11軍司令部のあった岳州の「慰安所」に連れていかれ、長安、応山、蒲圻などを「部隊付き」として転々とした。宋さんの「慰安婦」生活は、7年に及んだ。
日本の敗戦は咸寧で知った。行く宛のなかった宋さんは「結婚して日本に行こう」という日本軍人の言葉に騙され、46年春、引き揚げ船で博多港に渡ったが、軍人は到着後、宋さんを突き放した。その後、宮城県女川町在住の在日朝鮮人男性に出会い、男性が亡くなる82年まで共に生活した。
91年に南の金学順さんが日本政府に謝罪・補償を求め提訴したことを知った宋さんは、自らも訴訟を決意。93年4月、日本在住の被害者として初めて、謝罪と補償を求め提訴した。2003年3月、最高裁は上告を棄却、敗訴が決定した。
(後略)
マリサ
朝鮮総連の機関紙である「朝鮮新報」の記事によると、「大田で朝鮮人女性に騙され、中国中部・武昌の慰安所「世界館」へ連行された。後に、漢口を経て、日本の第11軍司令部のあった岳州の「慰安所」に連れていかれ、長安、応山、蒲圻などを「部隊付き」として転々とした」と書かれているぜ。
レイム
ああ、やっぱり。
これを読む限り「世界館」は慰安所ではないわよね。
慰安婦証言でよくあるパターンだけど、家出や親に売られるなどして朝鮮系のスカウトに勧誘され妓生か蝎甫になり、その後慰安所にというパターンね。
マリサ
そしてもう一つ気になる証言内容があってな。
新日本婦人の会という、共産党系の組織が2008年に主催した「第9回日本軍「慰安婦」問題アジア連帯会議」という会議の場で、「新義州の紹介所と言われる場所で高という朝鮮人男性の仲介で慰安所に入ったが、この際の代金が宋の借金とされた」と証言していて、「40代の女」ではなくこれの事を「騙された」としているようなんだぜ。
レイム
時系列的にこれは「世界館」の前のことだろうから、恐らくこの「高」という人物、妓生や蝎甫の身元引受人となっている便宜上の「養父」よね。
「本人の意思に反して慰安婦になる」まえから、性的サービスの仕事についていたのはほぼ確実でしょうね。
マリサ
このことからわかることとして、「本人の意思に反して騙され慰安婦にさせられた」という前提自体が、ちゃんと証言を検証すると崩壊するって事だぜ。
レイム
ああ、つまり慰安婦の定義と矛盾が出るから「誰が」「どのように」を隠したってこと?
マリサ
まあ、ここまで色々検証しておいてなんだが、恐らくもっと単純な理由だぜ。
「隠したい」理由
レイム
どういう事?
マリサ
次に韓国メディアの事例を見てくれ
「オレの心は負けてない」在日「慰安婦」被害者の宋神道さんが死去
ハンギョレ新聞 :2017-12-19
http://japan.hani.co.kr/arti/politics/29287.html16歳で連れて行かれ「慰安婦」生活強要され
日本政府相手に10年間法廷訴訟日本で暮らしていた日本軍「慰安婦」被害者として、唯一人日本政府を相手に謝罪と賠償を請求する訴訟をした宋神道(ソン・シンド)さんが亡くなった。韓国政府に登録された日本軍「慰安婦」被害生存者は32人しか残っていない。
宋神道さんは16日午後、東京都内で老衰のために亡くなったと「在日の慰安婦裁判を支える会」が19日明らかにした。11日に95歳の誕生日を祝った5日後だった。
ソン・シンドさんは、1922年忠清南道で生まれ、16歳だった1938年にだまされて中国の武昌(現在の湖北省武漢)の慰安所「世界館」に連れて行かれ、慰安婦生活を強要された。少しでも拒否すれば、決まって殴打された。わき腹と太股に残った刃物の傷痕、腕に彫られた金子という名前の入れ墨は、苦痛の過去をそのままに見せる。何度も妊娠した末に2人の子どもを産んだが、育てることはできない境遇で人知れず中国人の手に任せなければならなかった。
7年間、多くの慰安所に連れ回され日本の敗戦をむかえたが、行く所はない状況で、「結婚して日本に行こう」という日本の軍人の話にだまされて日本に行った。1946年春、船で博多港に到着するとすぐに軍人は彼女を捨て、彼女は在日韓国人の男性に会い1982年まで一緒に暮らした。
(後略)
マリサ
ハンギョレ新聞の2017年の記事なんだが、その中でこの人物のプロフィールとして、「16歳だった1938年にだまされて中国の武昌(現在の湖北省武漢)の慰安所「世界館」に連れて行かれ、慰安婦生活を強要された」と書かれているぜ。
レイム
ああ、日本のメディアよりかは詳しく書かれているけど、色々と重要な部分が抜けているわね。
マリサ
でな、次が肝心なんだが
【中央時評】われわれの時代に必須の精神革命…慰安婦問題、当事者主義で解決を=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.06.03 13:52
https://japanese.joins.com/JArticle/266631
https://japanese.joins.com/jarticle/266632李容洙さんの叫びは真実と未来に基づいた慰安婦問題の究極的解決が焦点だ。李さんが正確に指摘しているように、被害者と加害者、真実と未来は教育を通じて結びつく。日本と世界に叫んた金学順(キム・ハクスン)さん、吉元玉(キル・ウォンオク)さん、沈美子さん、宋神道(ソン・シンド)さん、金福童の叫びが同じだった理由だ。そのためこの機会はこれ以上なく大切だ。
韓国政府はすぐに行動に移さなくてはならない。特に、国家の不作為による慰安婦問題の放置が被害者の基本権を侵害したことは違憲だという点を肝に銘じなければならない[2011年8月30日憲法裁判所判決。2006憲マ788]。
現違憲状態をいつまで続けるつもりか。「被害当事者が排除された」「手続き的内容的欠陥」により、2015年韓日合意を無効にした政府としては〔文在寅(ムン・ジェイン)大統領。2017年12月28日〕、日本との交渉を直ちに再開しなければならない。放置は明白な違憲だ。被害当事者と代理人の攻防および司法調査の後ろに隠れるな。司法調査は個人と団体の犯罪を糾明するものにすぎず、慰安婦問題解決の本質および政府の任務とは関係がない。任期中、引き続き違憲状態を放置し、戦時人権問題解決を最後まで冷遇した政府にならないように忠告する。
戦時人権問題は陣営に閉じ込めることはできず、また閉じ込められてもいけない。被害主導者が現在、自分の反対陣営とは異なること主張を提起しているからといって、過去に慰安婦強制動員そのものを否定・軽蔑・嘲笑した陣営と団体が、突然当事者の声を代弁する形態もやはりとても不自然だ。この突然の新代弁者も、これからは戦争犯罪解決に対して事実認定と被害者要求を積極的に擁護するよう希望する。そうでないなら、今日の代弁もやはり陣営の利益のための短期行為にすぎないだろう。
(後略)
マリサ
中央日報の2020年の記事の中で、記事全体としては文政権が実質的に慰安婦合意を反故にしながら、その後の対応を怠っている事を指摘しているんだが、「慰安婦の訴え」のなかに「宋神道」の名前があり、そのうえで「過去に慰安婦強制動員そのものを否定・軽蔑・嘲笑した陣営と団体が、突然当事者の声を代弁する形態もやはりとても不自然だ」というフレーズが出て来るぜ。
レイム
ああ、そういう事。
つまり韓国では宋神道も「軍や国の命令で軍人や官憲が直接的に行った拉致や動員」という韓国側の慰安婦の定義に当てはまっていないといけないって事ね。
強制「動員」と書かれているし。
マリサ
そういう事だぜ。
「本人の意思に反して”慰安婦になった”のか?」という疑問以前の問題として、「同胞に騙された」では韓国において「慰安婦被害者」と定義できなくなってしまうから、その内容自体が受け入れられないわけだ。
レイム
たしかに、韓国では一律で慰安婦被害者とは「慰安所で働いていた」ではなく、「軍人や官憲に拉致、或いは動員された」である「はず」だものね。
マリサ
そう、だから最初の毎日新聞の事例のように、証言が韓国側の望む内容と食い違うと、「忖度」して今回の事例のように、「忖度」して「誰が」「どのように」という、詳細を隠蔽してはぐらかす事が多いわけだ。
レイム
なるほどね。
今回のまとめ
・「だれが」「どのように」がない証言記事
・、宋神道証言は「慰安婦になった経緯」に疑問点
・日本のマスコミは韓国に忖度している
マリサ
でな、この件で一つ興味深い事があるんだぜ。
レイム
どんな?
マリサ
今回紹介した中でも出てきているが、実は朝鮮総連や総連と近しい所では、韓国関連よりも証言が詳細なんだぜ。
レイム
ああ、そういえば。
いくつかの事例を比較検証しないと問題が浮き彫りにならないけど、少なくとも「同胞に騙された」という部分を隠していないわよね。
マリサ
でな、尺の関係で同時掲載のブログの方にリンクを貼っておくが、朝日新聞の2017年の記事でも、「朝鮮人女性に「戦地で働けばお金がもうかる」と言われて16歳で中国の慰安所に連れて行かれ」と書かれていて、朝鮮総連準拠の内容になっているんだぜ。
在日朝鮮人の元慰安婦、宋神道さん死去
朝日新聞 2017年12月19日
https://web.archive.org/web/20171221074554/https://www.asahi.com/articles/ASKDM5562KDMUTIL049.html(一部抜粋)
韓国籍の在日朝鮮人で、戦時中に旧日本軍の慰安婦にされたとして唯一、裁判を起こした宋神道(ソン・シンド)さんが16日、老衰のため東京都内で死去した。95歳だった。葬儀は支援者らで営んだ。来年2月25日に「お別れの会」を都内で催す予定。朝鮮・忠清南道出身。確定判決などによると、朝鮮人女性に「戦地で働けばお金がもうかる」と言われて16歳で中国の慰安所に連れて行かれ、7年間、兵士の性の相手をさせられた。戦後は元日本兵に連れられて来日し、宮城県女川町で在日朝鮮人男性と同居した。
レイム
これはどういうこと?
マリサ
元々慰安婦問題って韓国系よりも北朝鮮系との方がつながりが強くてな、「慰安婦の定義」に関しても、中央大学の吉見教授の「直接的な連行はしていないが、強制の意図はあった」等の主張に拒否反応を示さないんだぜ。
レイム
ああ、韓国に比べてその辺りは柔軟なのね。
マリサ
ただまあ、北朝鮮系は慰安婦の定義自体を日本のマスコミ以上に便利に使い分けているけどな。
レイム
でもそれ、吉見教授の定義を容認しているからこそできる「使い分け」よね。
マリサ
まあ、宋神道自体が総連関連のイベントに頻繁に出ていた人物だから、朝日も当時は総連準拠で記事を書いていたんだろうな。
レイム
なるほどね。
こうやって状況に合わせて都合の悪い内容を隠蔽するから、信用を失って嫌われていくのよね。
マリサ
そんなわけで今回の本編はここで終わるぜ。
レイム マリサ
ご視聴ありがとうございました。
大口
おつかれ~。
今回は年末年始に関してお知らせをします。
大口
まず、動画は今回が今年最後です。
12月31日はお休みし、次回更新は2024年1月7日を予定しています。
マリサ
ブログの方どうなるんだ?
大口
ブログ「暇つぶしにどうぞ」と「日韓問題(初心者向け)」は、それぞれ12月25日と27日が今年最後の更新となり、2024年1月1日と3日がお休み、再開は1月8日と10日を予定しています。
レイム
そういう事なので、今年の動画投稿は今回が最後です。
レイム マリサ 大口
今年1年ご視聴ありがとうございました。
良いお年を。
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