さて、本日は久々に「マスコミ不信の歴史」について扱っていきます。
本日の投稿動画
YouTube版
https://youtu.be/xG6rh1kNXFE
元記事
2012年、「メディア不信」の存在を無視できなくなったマスコミ
関連動画
【日韓問題】韓国の作戦
youtube版
https://youtu.be/PPiaIb9z5kI
YouTube版
https://youtu.be/628BYMiddxM
YouTube版
https://youtu.be/VoghOI7tmgc
YouTube版
https://youtu.be/s5jvkOjy0Mk
YouTube版
https://youtu.be/xjL0h7QXfgc
お知らせ
2021年10月からは以下のはてなブログへお引越しします。
日韓問題(初心者向け)
https://oogchib.hateblo.jp/
以下は動画のテキスト版です。
注意
・この動画は「マスコミ問題」を扱っています
・「マスコミ問題」であり右派・左派等の陣営論争は本題ではありません
・「特定の国との特別な関係」は問題の枝葉です、主問題は業界の体質です
・自身の常識が相手にとっても常識とは限りません、「他者がそれを見たらど
う思うか」という客観性を常に持ちましょう。
・日常生活で注意する程度には言動に注意を心がけてください
・リクエストは原則受け付けていません
・引用ソースへのリンクが同時掲載のブロマガにあります
・毎週土曜日更新
レイム マリサ
ゆっくりしていってね。
マリサ
さて、今回はマスコミ問題なので私が扱っていくぜ。
レイム
ねえマリサ、今回ってまたかなり久々にこの動画のマスコミ問題のメインテーマの「なぜマスコミが信用を失っていったか」の歴史についてなのよね。
マリサ
そうだぜ。
色々あって最近やっていなかったが、今回は2011年から2012年にかけて起きた出来事についてがメインとなるぜ。
レイム
結構期間が長いのね。
マリサ
まあこの時期は色々あったからな。
それでな、今回この件を説明するにあたって、一見関係なさそうな2021年の記事を紹介するけど、後々取り上げた理由を説明するから、その点だけ事前に知っておいてほしいんだぜ。
レイム
まあ、今回も韓国にも関係した部分があるから、大体察しは付くけどね。
マリサ
そういうことだぜ。
それじゃあ本編へ行くぜ。
論点のすり替え
レイム
それで、まずは2021年の記事から紹介していくのよね。
マリサ
そうだな、まずは今回の本題と直接は全く関係ないこちらの記事からだぜ。
誰が、何のために「デマ」を拡散させるのか?
NHK 2021年9月14日
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210914/k10013253901000.html
「デマの65%は12人から派生している」
記者会見でこう指摘したのは、ホワイトハウスのサキ報道官です。ことし3月までの1か月余りの間にSNS上に出回った新型コロナウイルスのワクチンに関するデマの65%は、わずか12人に派生するアカウントから発信されていたというのです。
いったいどういうことなのか?この12人はどういう人たちなのか?取材しました。
(ワシントン支局記者 辻浩平 ロサンゼルス支局記者 山田奈々)
サキ報道官
「新型コロナウイルスのワクチンに関するディスインフォメーション(デマ)が広く出回っている。デマの65%は12人から派生している」
会見でサキ報道官が引用したのは、イギリスとアメリカに拠点を置くNGO団体、デジタルヘイト対策センター(CCDH)が今年3月に発表した報告書。
それによると、団体が今年2月から3月にかけてフェイスブックなどのSNSに投稿されたりシェアされたりしたデマ情報81万件余りを分析したところ、12人に関係するアカウントに行き着いたというのです。
12人の中にはフォロワーの数が、フェイスブック、ユーチューブ、インスタグラム、ツイッターを合わせて400万を超える人物もいます。
「新型コロナのワクチンによって不妊になるおそれがある」
「ワクチン接種によって死者が出ている」
それらのアカウントからデマが発信され、瞬く間に世界中に拡散されたのだといいます。
12人はどんな人たち?JFKの“おい”も
では、この12人はいったいどういう人たちなのでしょうか。報告書には、個人や彼らが運営する団体の名前が記されていました。
その中の1人に取材を試みることにしました。
その人物の名前はロバート・F・ケネディ・Jr氏。あのケネディ元大統領のおいで、言わずと知れた多くの政治家などを輩出する名門一家の1人です。
彼はSNSで新型コロナのワクチンに関して「ワクチンによって1万2000人以上が死亡している」「ワクチンを接種した女性が流産したとの報告がある」などと主張しています。
こうした主張について、ワクチンを承認するアメリカの政府機関FDA=食品医薬品局は「明確にしておくがこうした情報は事実ではない。ワクチンは命を救う」と、明確に否定しています。
ケネディ・Jr氏に取材を申し入れると、オンラインでなら応じると回答がありました。早速オンラインで取材を試みました。
記者
あなたは「新型コロナワクチンによって1万2000人以上が死亡している」などという情報を発信しているがその根拠は?
ケネディ・Jr氏
私の主張は公的機関などのデータに基づいている。
記者
具体的にはどの公的機関のどのデータですか?
ケネディ・Jr氏
HHS(アメリカ厚生省)が運営するウェブサイトに市民が情報を投稿できるようになっている。そのデータによると、ワクチン接種後に死亡した人は1万2000人だ。
彼が指摘したウェブサイトを見てみると、確かに市民が新型コロナに関連する情報を投稿できるようになっていました。
そこには、ワクチン接種後に死亡したとするデータもあり「1万2000人以上」という数字は見つかりませんでしたが、8月23日時点で6968人という数字がありました。
ただ、よく見ると、サイトの目立つところに「免責事項」として「検証不可能な情報が含まれている可能性がある」と記されていて、ワクチン接種と死亡の因果関係も定かではないものでした。
未確認の情報をそのまま引用することの是非について、後日、メールで取材を申し入れましたが、明確な回答はありませんでした。
(中略)
イムラム・アフマド代表
「彼らの目的はマネーにほかなりません。これをビジネスにしているのです。時には100人を超えるスタッフを雇い、洗練されたデマのコンテンツを大量に作って発信しています。彼らは情報操作のプロなのです。『ワクチンはこういうリスクがある』『安全性は確認されていない』などともっともらしい疑問を提示し、何が事実なのか分からなくなるようしむけているのです」
デマ批判はプラットフォーマーにも
新型コロナのワクチンに関するデマをめぐっては、プラットフォームを運営するフェイスブックなどのソーシャルメディア事業者への批判も高まっています。
アメリカでは8月2日には、18歳以上で少なくとも1回の接種を受けた人の割合が70%に達しましたが、当初の目標より1か月ほど遅れていて、アメリカ政府はその要因のひとつにSNSなどでのデマがあるとしています。
アメリカ政府はデマや誤った情報の投稿を特定して、ソーシャルメディア事業者に対して、削除するよう求めたり、アカウントの凍結などより強い措置をとったりするよう求めています。
ソーシャルメディア事業者も投稿の削除やファクトチェックを行ったうえで、情報が事実ではないと注意喚起を促しています。
ただ、SNS上には、依然としてワクチンなどに関するデマが大量に出回っていることから、バイデン政権はいらだちを強めていて、バイデン大統領はこうしたソーシャルメディア事業者について「彼らは人々を殺している」とまで発言しています。
バイデン政権から対応が十分でないと批判されていることについて、フェイスブックの担当者に取材しました。
フェイスブックは傘下のインスタグラムと合わせてこれまでに2000万もの投稿を削除し、そうした情報を投稿する利用者のアカウントを凍結・削除する対策を行っているとしたうえで、担当者は次のようにコメントしています。
フェイスブックの担当者
「アメリカのフェイスブック利用者の85%がすでにワクチンを接種したか、接種したいと考えていると回答している。バイデン政権の接種率目標が達成されなかったのはフェイスブックのせいではない」
一方で、今回、CCDHが報告書で指摘した12人のアカウントが閉鎖されていないことについて尋ねると「個別の案件については回答を差し控える」としています。
(後略)
マリサ
まずはいわゆる「コロナデマ」に関する報道なんだが、このNHKの報道によると、ワクチンを巡るデマは調べて行くとその65パーセントが12人から発信されていて、その目的が明らかにビジネスにあるとしているんだぜ。
レイム
つまり、一見「危機を警告している」ように見えても、実際には「注目を集めやすいゴシップでお金稼ぎをしているだけ」というわけね。
マリサ
そうだぜ。
で、問題はここからで、じゃあ「ネット上にはコロナを巡るデマ情報しかない」かといえばそうではないし、逆にマスコミ報道は事実しか報じていないかといえば、それも違うよな。
レイム
そうね、詳しくは動画説明欄に関連動画を貼っておくので、そっちを見てほしいのだけど、「ワクチンを巡る問題報道」「自浄作用の無いマスコミ」などで大手メディアによる「コロナ関連デマ報道」を扱っているわ。
マリサ
つまりだ、だからといってネットでのデマ拡散の免罪になるわけではないし、当然それはそれで批判されないといけないが、マスコミが報じるように「デマはネットにしかない」かといえばそんな事はないし、「お金儲け目的にコロナゴシップ」は大手メディアでも起きているが、そこがまるで注目されていない事が問題なんだぜ。
レイム
そしてこれは新型コロナを巡る問題だけではなくて、いわゆるネット上の韓国やマスコミの問題を扱う動画や記事でも同じなのよね。
マリサ
それを踏まえたうえで次の記事を見てくれ
韓国と親密だった自民党が"嫌韓"に変質したのは「2012年のアキバ演説」からだ かつて
PRESIDENT Online 2021/06/30
https://president.jp/articles/-/47300?page=1
韓国は「反共の同志」だった
20世紀まで日本の保守政治家は韓国と親密なつながりを持っていた。たとえば安倍晋三元首相の義理の祖父である岸信介は、日韓協力委員会の日本側初代会長。さらに父である安倍晋太郎は下関で在日実業家の熱心な支援を受けていた。そうした関係はなぜ「嫌韓」に変質したのか――。(第1回/全3回)
自民党が決定的に変質した光景
【安田浩一(ノンフィクションライター)】拉致問題以降、自民党が変質していった過程への青木さんの分析はとても興味深いものでした。僕は永田町にはくわしくないんだけど、ただ、僕が自民党を見ていて決定的に風景が変わったなと思ったのは二〇一二年。もちろんそれまでにも青木さんが話されたような紆余曲折はあって、二〇〇二年以降は安倍的な価値観に支配されていくのだけれど、僕にとって非常にわかりやすいかたちで自民党の変化を意識したのは、二〇一二年末の衆院選挙戦の最終日、いわゆるマイク納めの日だったんです。
マイク納めというのは、それまでは新宿とか渋谷とか池袋といった大ターミナルでやるのが慣例でした。ところが二〇一二年は秋葉原で行われました。僕はそれを見に行ったわけですね。これまで何度も、自民党の最後のお願いというマイクパフォーマンスを見てきたんだけど、それと秋葉原はまったく違う雰囲気なわけですよ。
まず聴衆に日の丸の小旗を配布しているんです。それをやっているのは、自民党のネットサポータークラブ、J‐NSCや若手党員。それで、夜七時くらいに自民党の大型バスが安倍を連れてくるんだけれど、その前に都議あたりが演説しているわけですよね。
その際にメディアがカメラの場所とかをキープするわけ。そこで、「カメラこっち」とか「マイクこっち」とか言って移動している報道陣に向けて、一斉に、罵声が飛ばされたんです。
「マスゴミ帰れ」と。とくに槍玉に上がったのは朝日や毎日、TBSで、「出てけ、出てけ」という声が見事なまでに湧き上がる。だれかが指揮をとっているわけではなく、自然発生的に聞こえたんだけど、「毎日帰れ」「朝日帰れ」「TBS帰れ」と、延々とシュプレヒコールが繰り返される。これは、それまでなかった光景だったと思います。
秋葉原に集まった聴衆の熱狂
【安田】以降すべての国政選挙戦は最終日が秋葉原なんですよ。自民党本部には遊説局という部署があって、僕は取材したことがあります。「なぜ秋葉原なんですか」と聞いてみたんですね。
そもそものきっかけは、二〇一二年九月に自民党総裁選があって、そのときに立会演説会を秋葉原でやってみたら思いのほか反応が良く、「オレ達の太郎!」という看板ができたりして、めちゃくちゃ人が集まってきた。秋葉原にはオタクが多いとかネトウヨが多いという意味ではなく、ただ親和性が高いというか、そういう人が集まりやすい環境があったというわけです。
https://president.jp/articles/-/47300?page=2
【安田】それで、総裁選が秋葉原で盛り上がったから、二〇一二年の衆院選のマイク納めも秋葉原でやってみたらということになったらしい。するとやはり想像以上に人が集まって熱狂したから、これはいけると思ったそうです。
「まるで国威発揚の祭典」選挙戦にはなかった姿
【安田】排他的な「マスゴミ出てけ」というシュプレヒコール、それから集まった人に配られる日の丸の小旗、それが一斉に打ち振られる様子――まるで国威発揚の祭典ですが、これはそれまでの選挙戦にはなかった風景であり、二〇一二年以降、自民党のありようとして僕の中に刻印されているんです。自民党は、まったく別のものになってきたなという強烈な印象ですね。臆面もなく排外的な姿を見せつけるようになった。
気がついてみたら、青木さんが言われたとおり、戦後民主主義的な価値観を持つ政治家はほとんどいなくなっていた。野中広務であるとか古賀誠、山崎拓など、癖のある、しかし戦後の価値観を身に宿した人が一線から退いて、戦争を知らない二世三世議員が自民党の中心となった。つまり、風景だけじゃなくて内実までも変わっていったわけです。
排他的なナショナリズムが行き渡っていくのは、自民党だけのことではない。日本の右派と呼ばれている人たちが、きわめて差別的な嫌韓の姿勢を強めるのは、やはり二一世紀に入ってからだと思います。
たとえば昔の右翼って、僕も取材しましたけど、台湾や韓国とは、反共産主義の防波堤、反共の同志として、連帯していたわけです。いまではすごく排他的な運動をしている瀬戸弘幸という日本版ネオナチのような人がいて、街頭でハーケンクロイツを掲げてあちこちでデモをやり、あいちトリエンナーレ糾弾を支援し、僕や青木さんの批判などをブログに書いている。ところが彼は、若いころには韓国の農村開発運動――セマウル運動に参加していて、韓国に実際に出向いて農村で作業をやっていたんですよ。
右翼にとって韓国は同志だった
【安田】また、一部の右翼団体は、韓国で軍事訓練のマネゴトなんかをしていたわけです。つまり、右翼にとっては反共の同志として韓国が存在していた。そしてまた、かつては右翼の構成員に在日コリアンがいたことも事実です。
僕はある右翼団体の幹部に聞いたことがあります。「なんでいま反韓・嫌韓なんですか?」と。いまや右翼団体もそのへんのネトウヨと思想そのものが変わらなくなっているから、「昔は韓国とは、反共の同志だと言って、がっちり手を握っていたじゃないですか」と訊くと、「そのとおりだ。じつは韓国が文民政権になってからパイプがなくなった」という答えが返ってきました。
つまり日本の右翼が向き合ってきた相手は韓国の一般庶民ではなく、軍や情報機関の人間だったんです。日本の陸士上がりの軍人なんかが韓国のなかにけっこういたんですよね。
(後略)
マリサ
記事ではいわゆる「ネットの嫌韓」について扱っているんだが、タイトルにもあるように自民党がいわゆる「嫌韓」になったのは2012年からで、元々反共として友好関係だった自民党が「安倍色」に染まったのは、2012年の「秋葉原街頭演説」からだとしているぜ。
マリサ
この時に、いわゆる「ネトウヨ層」が票になると踏んで取り込んだ結果、「マスコミは出て行け」などと排他的な態度を取る集団により嫌韓化、戦後民主主義的な価値観が消えていったと書かれているな。
レイム
これ、本気で言ってるならあきらかに意図的どうこう以前にただの「無知」よね。
マリサ
そうだな、実際には自民党が韓国との関係を「改めて」態度が変わった時期は2つあって、一つは2006年頃、もう一つは2015年頃、実際には2012年頃は殆ど変化がないんだぜ。
マリサ
たとえば2006年に自民党の韓国への態度が大きく変化した切っ掛けとして、過去動画の「韓国の作戦」で紹介した、2005年に日本のEEZで違法操業していた韓国漁船を摘発しようとしたところ、韓国の海洋警察が妨害、十数時間にわたって対峙した挙句、韓国側が「こちらでちゃんと処罰する」と約束して手打ちにしたんだよな。
レイム
でも実際には、韓国に戻ると漁船は無罪放免、海保の摘発を妨害した韓国の海洋警察職員が「表彰される」という事態になって、この辺りから自民党の韓国を見る目が変わりだし、更に霞が関の官僚から親韓派がどんどん消えていったと言われているわ。
マリサ
更にこの時期、実はアメリカでもこんな動きがあったんだぜ
駐日米大使「韓国が独島関連で狂った行動をしないか心配」…ウィキリークス
ⓒ 中央日報日本語版2011.09.06 11:13
https://japanese.joins.com/JArticle/143537
日本の独島(ドクト、日本名・竹島)沖水域調査計画発表で韓日両国が対立した06年4月、当時のトーマス・シーファー駐日米国大使が独島問題と関連し、「(韓国が)狂った行動をしたり問題を起こしたりしないか懸念される」と韓国を侮蔑する発言をしていた事実が、ウィキリークスが2日に公開した公電で明らかになった。
日本の米国大使館が米国務省などに送った極秘(secret)公電によると、シーファー大使は06年4月20日、当時の谷内正太郎外務事務次官と面談した席で、独島問題について「日本は国際法の許容範囲内で権利行使をしている」と肩を持った。
半面、韓国に対しては「非合理的(irrational)に行動している」と述べた。特に「米国は韓国が狂った行動(do something crazy)をしたり重大な問題を引き起こしたりしないか憂慮している」と述べた。シーファー大使は「問題の平和的な解決のために双方が一歩ずつ譲歩する必要がある」と付け加えた。
シーファー大使の発言は、独島問題をめぐる韓国政府の対応方式を好ましく思っていない米国政府の意中が反映されたものとみられる。
マリサ
2006年に駐日大使が国務省などへ送った極秘文書から判明したんだが、当時アメリカは韓国が竹島問題で「非合理で重大な問題」を引き起こさないかと心配し、韓国の行いを警戒していたそうなんだぜ。
レイム
つまり、さっき紹介した2005年の事例もあり、日本だけではなくアメリカも韓国の態度を警戒していたって事よね。
こういう事があったから、自民党も態度が変わりだしたと。
マリサ
あと2015年にも自民党の韓国への態度が大きく変わった事例があってな。
レイム
ああ、軍艦島の事例ね。
マリサ
当時日本は軍艦島の世界遺産登録を急いでいて、クレームを入れてきた韓国側の「問題を認めればこれ以上騒がない」という話を真に受けるという、慰安婦問題と同じ間違いを犯した結果、状況がさらに悪化したという事があって、これ以降あきらかに韓国への態度が変わったって背景があるぜ。
レイム
つまり、さっきのプレジデントの記事の「2012年の秋葉原演説から変わった」という話は、こういう背景を一切無視した内容で、あきらかに事情を知らずに根拠もなく仮定の話をしているだけって事ね。
マリサ
そうだぜ。
そして今回紹介したコロナの事例と韓国の事例、二つに共通した問題として、「原因を無視して自分達に都合の良い結論を作り上げている」という問題があるんだぜ。
ネットを無視できない
レイム
それで、それがどう今回の本題に関わってくるの?
マリサ
どういう事かというとな、実のところマスコミ業界って、2011年までは「ネットの声」を完全に無視していて、「ないもの」として扱っていたんだぜ。
レイム
ああ、それはわかるわ。
どんなに問題を指摘されても一切反応していなかったしね。
それが変わったって事?
マリサ
大きな変化があったのはいわゆる2011年のフジデモからで、予想以上にデモの規模が大きくなったことで、ネットからの抗議を無視できなくなっていったって背景があってな、この頃からこの記事みたいに
「面倒くさい」あの話に触れてみようと思う
日経ビジネス 2011年8月5日
http://web.archive.org/web/20160512140348/http://business.nikkeibp.co.jp:80/article/life/20110804/221884/
無視すべきだ。
常識的に考えれば当然そうなる。
論評してみたところで彼らが耳を傾ける道理は無いのだし、私が関わることでポジティブな変化が起こることも考えにくいからだ。獅子が全力を尽くすのはウサギまでだ。それ以下のサイズの生き物を追いかけることは、労力の無駄であるのみならず、百獣の王たる者の沽券に関わる。だから、獅子はネズミを追わない。君子もまたかくあるべきだ。その通り。賢い人間は炎上中の物件には近づかない。
なのに、なぜだろう、私はそれを無視することができない。
困った性分だ。
ここまでのところで、半分ぐらいの読者は、ピンと来ているはずだ。
「ああ、オダジマはまた2ちゃんねるのネタをいじくりまわすハラなのだな」
と。
「どっちにしても獅子ってガラじゃないし」
その通り。今回はフジテレビの「韓流推し」に対して、主にネット上で展開されている反発の動きについて書いてみようと思っている。
無視するのが一番賢いことはわかっている。
でも、誰かが相手をしてさしあげないといけないのだ。
君が代不起立問題を扱った原稿の中でも書いたことだが、ネット時代の言論弾圧は、「面倒くささ」として書き手の前に立ちはだかることになっている。別の見方をすると、メディアに関わっている人間が、面倒くさい話題や、触れるだけで自分のブログが炎上するタイプのタームを避けて通ることは、結果として、それらの問題を面倒くさくしている勢力に荷担することにつながるということだ。
だから、私は、鼻をつまんで、この話題に手を突っ込まないとならない。
担当の編集者さんには、先に謝っておく。きっと、うんざりするようなコメントが山ほど届くことになる。私は読まない。適宜処理してください。ごめんなさい。
昨日まではスルーするつもりでいた。どうせ騒いでいるのはネットの連中のみで、大事件だと思っているのも、2ちゃんねる周辺の嫌韓の皆さんだけなのであろうと、タカをくくっていたからだ。
事実、一般市民(という想定が、もはや空洞化しているのかもしれないが)の反応は、
「なんかまたネトウヨの連中が騒いでるのか?」
といった、至極冷淡なものが大勢を占めていた。
私自身も同じだ。騒ぎが起こっていることは承知していたが、特段に注意を払う気持ちには至らなかった。というのも、この種の紛争は、この5年ほど、規模の大小を問わず、毎日のように起こっている日常茶飯事だったからだ。やれ「笑っていいとも!」の中で紹介されたランキングで、「日本人の一番好きな鍋料理」が、「キムチ鍋」になっていたのは、いくらなんでもおかしいんじゃないかとか、スポーツニュースが韓国相手の国際試合に限って「韓日戦」という表記を使いたがるのは何らかの圧力がかかっているからではないのかといった調子で、韓国に関して、納得しにくい情報がメディアで紹介される度に、2ちゃんねるの幾つかの板では「祭り」が起こるのが常だった。だから、今回の騒ぎも、そうした過剰反応のひとつなのだろうと、私はかように考えて、それゆえ、横目で観察しながら、最終的には黙殺するつもりでいた。
ところが、騒動は、日々拡大し、週が明けてからは、どうやら通常の「祭り」とは別のフェーズに突入している。
なにより、規模がデカい。それに、発生後一週間を経て、いまだに沈静化する気配を見せていない。飽きっぽい2ちゃんねらーには稀有なことだ。伝えられるところでは、本件については、発生以来、既に500以上のスレッドが消化されたという。もとより「スレッド」数は、正確にカウントし難いものだし、スレッドの消費数だけで事件の重大性が計測できるというものでもない。が、それにしても500という数は、やはりとんでもない。私ははじめて見た。
(中略)
私は不必要な情報はあえて書かない。無駄なジョークもなるべくタイプしないし、下品過ぎる言葉は自粛する。
もちろん国際社会を舞台にした血で血を洗う陰謀などでは全然ないし、反日を旗印に国家の転覆をはかる売国蛆虫勢力が、隣国の工作部隊と裏で手を結んだ結果生じている背徳的な反文化運動だというわけでもない。
その意味では、「文化侵略」という言葉を使うことだって不可能ではない。
彼らの言うとおりに、韓国の政府が、日本文化の韓流化および日本人の韓流洗脳を目的として、周到なスキームのもとに、日本メディアの制圧を企図し、韓国製エンターテインメント素材を日本のメディアで大量流通させるために、国家予算を費やしてまでそれを推進しているのだとすれば、それは確かに容易ならぬ事態であるのかもしれない。
それに、もし仮にだが、韓国制作の日本国民洗脳コンテンツが、われわれを洗脳するに足るほど秀逸であるのなら、私自身は、洗脳されてもかまわないと思っている。このことはぜひ言っておきたい。
「ああ、韓国はなんと素晴らしい国であることだろう。できればオレも韓国民として生まれたかった。日本人に生まれてしまったことは、悔やんでも悔やみ切れない大失敗だった。ああ」ものをつくる人間が、作品の質よりも、分け前の多寡を重視するようになったら、その作り手は、カネと引き換えに魂を失ってしまうからだ。
(後略)
マリサ
記事では「獅子が全力を尽くすのはウサギまでだ。それ以下のサイズの生き物を追いかけることは、労力の無駄であるのみならず、百獣の王たる者の沽券に関わる。だから、獅子はネズミを追わない。君子もまたかくあるべきだ。」と本来は無視するのがいいと長々と保険をかけているな。
マリサ
そのうえで、デモを「排外主義者のネトウヨの仕業」とレッテルを貼って批判したうえで、「もし仮にだが、韓国制作の日本国民洗脳コンテンツが、われわれを洗脳するに足るほど秀逸であるのなら、私自身は、洗脳されてもかまわないと思っている。」「ものをつくる人間が、作品の質よりも、分け前の多寡を重視するようになったら、その作り手は、カネと引き換えに魂を失ってしまうからだ」とか書いているぜ。
レイム
いや、あれ過去動画でも説明していたけど、切っ掛けは「浅田真央いじめ」と「キム・ヨナ称賛」が露骨だったって事と、2011年にモスクワで開かれたフィギュアスケート世界選手権で、日の丸を掲げて東日本大震災への黙とうを捧げるセレモニーをしたら、フジがそれを全カット、代わりにその時間を「キム・ヨナ特集」にしたことがそもそもの発端よね。
マリサ
で、そういう事から始まった批判を一切無視するマスコミへの不満が高まった件を一切無視して、「ネトウヨ(=差別主義者)がいっぱいいる」とレッテルを貼ったうえで作品の良し悪しに論点をすり替えているわけだ。
レイム
要するに、原因をちゃんと掘り下げるつもりはないけど、
無視できないからレッテル貼りで批判してみたって感じね。
マリサ
まさにその通りだぜ。
批判の声を無視できなくなったから、とりあえず「差別主義者
のネトウヨ」という「わかりやすい悪役」に印象操作したわけだ。
そしてつぎはこれだぜ
フジテレビめぐる騒ぎ 韓国びいき批判のヤな感じ
四国新聞紙面 2011年8月31日
(一部抜粋)
「韓流ドラマばかり放送している」「サッカー“韓日戦”と呼んだ」…フジテレビが“韓国びいき”だと批判を浴び、騒ぎになっている。お台場で大規模デモも行われた。
デモ団体は大きく二つに分けられたようだ。ひとつはフジテレビの姿勢に怒り、メディアの公正を求める人々、もうひとつは右翼団体である。
日の丸を振り「韓国人は国に帰れ!」などと叫んでいる右翼の人種差別的発言への批判は ネット上でも多く見られた。
「彼らと一緒にしてほしくない」という前者(姿勢に抗議する人々)の発言も目にした、いわゆる「ネトウヨ」は別として、大方の人々は、後者を批判する一方で、前者には好意的であるようだ。
どうせ批判するのなら、スポンサーの顔色を窺って言論を抑圧するテレビ局全体の批判をしたらどうなのか?福島原発に関しても、東電や政治家にまったく遠慮が働かなかったと言い切れるのか?韓国びいきより、そっちのほうが問題だと思わないのか?
万が一、日本人が全員洗脳されて韓国びいきになったところで、誰かの命にかかわるわけでもなかろう。だが、原発問題では、われわれの命は確実に危機にさらされる。
もちろん、ネットでは東電批判もばんばん書き込まれてたし、メディアの偏向を叩く論調も多かったし、反原発デモなども行われていた。が、最近のフジテレビ批判の盛り上がりを見ると「これは原発や東電への批判から目をそらすための陰謀ではないか」と勘繰ってしまいたくなるほどだ。みんな、目を醒ませ!「フジの韓国びいきなんかよりもっと重大なことを思い出せよ!
それにしてもなぜ、今このタイミングで、韓流ブームヘの嫌悪が一気に高まってきたのだろう?
ここで思い出すのは、関東大震災後の「朝鮮人虐殺事件」。震災後の不安が、異分子を排除する方向に向かっているとしたら…。うわ、似てる!何だかヤな感じがするぞ!
マリサ
作家の中村うさぎ氏が四国新聞に寄稿した記事で、フジデモは右翼の人種差別主義者と、「東電の原発問題批判から目を逸らさせるため」の騒動に乗せられた人々、という陰謀論じみた内容を書いたうえで「ここで思い出すのは、関東大震災後の「朝鮮人虐殺事件」。震災後の不安が、異分子を排除する方向に向かっているとしたら…。うわ、似てる!何だかヤな感じがするぞ!」とか印象操作しているぜ。
レイム
これも「無視はできないからとりあえずわかりやすい悪役にしてみた」という内容ね。
原因の一切を無視しているし。
マリサ
当時こういう記事がマスコミ発で次々と出てきていてな、論調は全て一緒。
「悪のネトウヨがフジテレビの韓流をバッシングして排外主義活動をしている」というものだったんだぜ。
レイム
これって見方を変えれば、テレビや新聞は「浅田真央いじめ」やフィギュア選手権での東日本大震災追悼全カットは「問題のない行為」と考えていたとも取れるわよね。
マリサ
そういうのもあるだろうが、本質は違うぜ。
レイム
というと?
マリサ
マスコミの反応を観察しているとわかるが、あの業界が最も不満なのは「自分達の問題意識と異なる問題意識を持った集団が無視できないほどいる」という事なんだぜ。
レイム
ああ、つまりマスコミ業界が提供する問題に同意しない、業界の意向に従わない人がいることが受け入れられないわけね。
マリサ
そう、2011年まではそういう「異なる意見」を無視し続けていたけど、それができなくなったものだから「あいつらは悪なのだ」とするための理由を作り出したってわけだぜ。
現実逃避
レイム
ちょっと、なんかすごいタイトルなんだけど、これまさか出オチじゃないでしょうね。
マリサ
違うぜ、その後2012年頃になるとな、文字通りネットに対する「怨嗟の声」が記事になりだしたんだぜ。
次にこれを見てくれ
天声人語
朝日新聞 2012年10月10日
https://web.archive.org/web/20121010044415/http://www.asahi.com/paper/column.html
アラン・ドロンの出世作「太陽がいっぱい」は、裕福な友になりすまして財産を狙う話だった。別人を装う点は振り込め詐欺も同じだ。こうした「世俗の悪事」に比べ、ネット空間の闇は底が知れない▼「歩行者天国にトラックで突っ込む」「伊勢神宮を爆破」。この手の書き込みは、業務を妨害した罪に問われる。警察は発信元のパソコンを割り出し、大阪と三重の男性をそれぞれ逮捕した▼ところが、2人のパソコンは同じウイルスに感染していて、何者かに遠隔操作で乗っ取られた疑いが濃くなる。真犯人は持ち主になりすまし、犯罪予告に及んだらしい。否認で通した2人は慌ただしく釈放された▼個人情報の流出ばかりか、愛機を不正アクセスやサイバー攻撃の踏み台にされ、濡(ぬ)れ衣(ぎぬ)を着るなど御免だ。大阪の件は起訴され、裁判になるところだった。捜査側がよほど心しないと、不運な被害者は冤罪(えんざい)の責め苦まで負うことになる▼ネット上には日々20万種ものウイルスが放たれ、対策が追いつかないそうだ。生活感の乏しい部屋で、陰々と悪意を「培養」している輩(やから)に言いたい。人生は短い。他を陥れる暇と知恵があるなら、「自分の今」を楽しまないか▼ツイッターでは、時の人、山中伸弥教授の名をかたる者が「ノーベル賞キター」などとやっている。これはご愛敬としても、ネットに巣くう悪はドライなようで、じめっと嫌らしい。ホラー映画で人に取りつく悪霊やエイリアンのごとく、迷いなき狡知(こうち)にあふれている。
マリサ
2012年10月、朝日新聞の天声人語なんだが、ここでネットでのウイルス感染による成りすまし被害の事例を例に出しながら、ツイッターでの成りすましの事例を出しつつ最後に「ネットに巣くう悪はドライなようで、じめっと嫌らしい。ホラー映画で人に取りつく悪霊やエイリアンのごとく、迷いなき狡知(こうち)にあふれている。」と、さも「ネットはそういう所」というイメージを作ろうとしているぜ。
レイム
こういう表現が成り立つなら、たとえば慰安婦問題で日韓の間で対立の原因となっている「慰安婦の定義の齟齬」の問題を、延々と隠して問題の解決を妨害している新聞社はどういう表現になるのかしらね。
マリサ
レイム、朝日さんは日本を代表するジャーナリズムだぞ?
朝日さんこそが日本のジャーナリズムを体現した存在なのだから、「言論界に君臨するエンペラー」こそが正しい表現だぜ。
レイム
ハイハイ。
マリサ
さらにな、この頃中国が尖閣諸島を所有する個人から買い取ろうとしていてな、当時の石原都知事がそうなる前に買い取ろうとして、最終的に国が買い上げるって形になったんだが、それに関しての社説で
尖閣買い上げ―石原発言は無責任だ
朝日新聞 2012年4月18日
https://web.archive.org/web/20120418024813/http://www.asahi.com/paper/editorial.html
石原慎太郎・東京都知事がきのう、米・ワシントンで、沖縄県の尖閣諸島を都が購入する計画だと明らかにした。日本の領土なのに、中国が領有権を主張している島々だ。
知事は「東京が尖閣諸島を守る」と語った。中国に四の五の文句など言わせるものか、という態度である。
こんな知事発言に、インターネット上では拍手を送る書き込みがあふれている。
確かに、知事の発言には本人をはじめ、中国の対応を不快に思ってきた人々の留飲を下げる効果はあるだろう。だが本来、政治家の仕事は複雑に絡み合った懸案を、一つひとつ丁寧に解決していくことだ。
それに、そもそもこれは東京都の仕事ではないはずだ。
知事は「島々を舞台にしてさまざまな施策を展開する」という。けれど、日本人が上陸しただけで反発してくる中国のことだ。問題はいっそうこじれるだろう。
そうなった時、首都とはいえ自治体の長の石原氏に、領土が絡む問題を解決する手だてはない。政府の外交に悪影響を与えることを承知で大風呂敷を広げるのは、無責任としかいいようがない。
尖閣諸島といえば、一昨年9月、中国の漁船が日本の巡視船に衝突してきた事件があった。
この3月に、双方の政府が周辺海域の無人島に新たな名前をつけてからは、中国の監視船などが領海侵入といった挑発的な活動を続けている。
さらに、石原発言を受けて、中国国内では、政府に強硬な対応を求めるネット世論が噴出している。
私たちは、こうした中国側の対応にも自制を求める。日中両国民がお互いに批判しあって、何か得るものがあるのか。
体制が変わったばかりの北朝鮮への対応でも、日本と中国との連携は欠かせない。国交正常化40年を迎える隣国同士でもある。こうした両国の関係を、石原氏はどう考えているのか。
そもそも、都民の税金を使って島を買うことの説明がつくかも疑問だ。都議会に予算案を提出するというが、そう簡単に理解が得られるとは思えない。
石原氏には、新党構想が取りざたされている。その折から、税金を使って選挙向けのパフォーマンスをしているようにも見える。
藤村官房長官はきのうの記者会見で、国が購入する可能性を否定しなかった。東京都よりも外交を担当する政府が所有する方が、まだ理にかなっている。
マリサ
インターネットの声がそうした動きを支持しているとしたうえで、「そもそもこれは東京都の仕事ではないはずだ。」とか「日本人が上陸しただけで反発してくる中国のことだ。問題はいっそうこじれるだろう」「日中両国民がお互いに批判しあって、何か得るものがあるのか」と、「どっちもどっち論」を展開しているんだぜ。
レイム
これはわかりやすいわね、前回私が最後の方で説明した事例と同じよ。
過去動画の「尖閣諸島はなぜ日本領?」で説明していたけど、日本の領有根拠は国際法に基づく「平和的・継続的統治」なのに対し、中国側の主張は漠然とした「間接的推定」でしかないから、本来比較対象に無いのに、それをさも対等な意見であるかのように印象操作して、その前提で話を進めているからおかしいのよね。
マリサ
そうだぜ。
本来こういう両成敗的論調は「双方が対等の論拠を出している」からこそ成り立つのに、この記事は根本的に前提の異なる二つの主張同士を強引に相対化して印象操作し、いわゆる「燻製ニシンの虚偽」のテクニックを使って両成敗論を成り立たせているんだぜ。
※石原知事の対応の是非の問題ではなく、中国が領有を主張しようと島の売買は国内問題でしかなく、それをわざわざ新聞社が国際問題に話を持っていって騒ぐ必然性がないという事です。
中国に「騒ぐ切っ掛けを与えたい」なら別ですが。
レイム
なるほど、それに最初に「こんな知事発言に、インターネット上では拍手を送る書き込みがあふれている」なんてことを書いている事から見ても、相当ネットを意識しているのがわかるわね。
小手先の詭弁論法なんて使っても、余計に信用を失うだけなのに。
マリサ
そういう事だぜ。
今回のまとめ
・ネットでの問題は同様の事が既存メディアでも元々起きている
・既存メディアは「自分達と異なる意見」の存在を認められない
・ネットを無視できなくなりあからさまな印象操作を繰り返すようになる
マリサ
というか、今回は尺の関係で朝日さんの事例しか紹介できなかったが、2011年前半まで無視し続けてきたネットの意見をマスコミが無視できなくなり、でも「正面から意見に向かい合う」事もできなくて、ネットの意見を「悪」に仕立て上げる論調がどんどん増えていって今に至るんだぜ。
レイム
というか、曲りなりにも「リベラル」を名乗るなら、最初の方で紹介した記事みたいにマスコミへの批判を「ヘイト」認定したり、印象操作で「悪」認定してレッテル貼りをするんじゃなくて、「内容への批判」をしなきゃいけないのに、そういうのはないのね。
マリサ
一応あるぜ。
レイム
え?そうなの?
マリサ
最初に紹介した「ビジネスでデマを流している」ような人達の話を真に受けて、「ゴシップレベルの嫌韓の内容を信じている層」への反論ならしているぜ。
でも、今回取り上げたようなフジデモの発端となった出来事とか、尖閣と国際法の話とか、そういうのは文字通り「無かったこと」にしているな。
レイム
それって、大手メディアが「そういう層と対等に争っている」って事になるのだけど…。
マリサ
他の有象無象はそうだろうが、朝日さんは日本のジャーナリズムとリベラルと言論界を代表するトップスターだからな、「そういう層」にも分け隔てなく「対等に接している」だけだぜ。
まさにリベラルの鑑だろ?
レイム
いや、朝日も「そういう層」しか相手にできないってだけにしか見えないけど。
マリサ
そんな事はないぜ。
朝日さんは誰にでも平等なだけだぜ!
マリサ
そんなわけで今回の本編はここで終わるぜ。
レイム マリサ
ご視聴ありがとうございました。
大口
おつかれ~。
今回は長くなりすぎたのでおまけはないよ。
マリサ
そんなわけで今回はここで終わるぜ。
レイム マリサ 大口
またらいしゅ~
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