さて、本日はマスコミ業界の二重基準的態度について扱っていきます。
本日の投稿動画
www.nicovideo.jp
元記事
マスコミの二重基準
http://ooguchib.blog.fc2.com/blog-entry-494.html
関連動画
www.nicovideo.jp
YouTube版
https://youtu.be/tefCSp_omdE
【ゆっくり解説】マスコミの陰謀論 - ニコニコ動画
YouTube版
https://youtu.be/dG7cDMfTQgc
お品書き
・過ちを認める事例
・無視する事例
・露骨に態度が違う
注意
・この動画は「マスコミ問題」を扱っています・「マスコミ問題」であり右派・左派等の陣営論争は本題ではありません
・「特定の国との特別な関係」は問題の枝葉です、主問題は業界の体質です
・自身の常識が相手にとっても常識とは限りません、「他者がそれを見たらど
う思うか」という客観性を常に持ちましょう。・日常生活で注意する程度には言動に注意を心がけてください
・リクエストは原則受け付けていません
・引用ソースへのリンクが同時掲載のブログにあります
・毎週土曜日更新
※以下は動画のテキスト版です
レイム マリサ
ゆっくりしていってね。
マリサ
さて、今回はマスコミなので私が扱っていくわぜ。
レイム
今回の「相手によって態度を変える」ってどういう意味?
マリサ
まあ言葉通りではあるんだが、マスコミ業界では間違いや不祥事を起こしたときに、被害を受けたり影響を受けた相手次第で、その後の態度が露骨に変わるんだぜ。
レイム
「忖度」したりしなかったりするって事?
マリサ
まあそれも含まれるが、今回は忖度しまくった結果、問題のない内容の寄稿記事を消したなんて事例まであるからな。
レイム
よほどの忖度相手だったのね。
マリサ
今回はマスコミの言論の自由がどんなものかよくわかる事例だぜ。
そんなわけでそろそろ本編へ行くぜ。
過ちを認める事例
レイム
それで、最初はマスコミが過ちを認めた事例を紹介するの?
マリサ
そうだぜ。
最近の事例なら知っている人も多いだろうし、その後に紹介する事例との対比にもなるしな。
まずこちらを見てくれ
読売新聞社 “紅麹サプリメント問題” 記事の談話をねつ造
NHK 2024年4月17日
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240417/k10014424781000.html(前略)
この中で、岡山県内の企業の社長が発言したとされる「突然、『危険性がある』と言われて驚いた」という部分と、「補償について小林製薬から明確な連絡はなく、早く説明してほしい」という部分などについて、原稿のとりまとめを担当した大阪本社の48歳の社会部主任がねつ造していたことが分かったということです。また、取材・執筆した岡山支局の53歳の記者も、社長が言っていない内容だと知りながら、社会部主任に対し修正や削除を求めなかったということです。
社会部主任は「岡山支局から届いた原稿のトーンが、自分がイメージしていたものと違った」としていて、岡山支局の記者は「社会部が求めるトーンに合わせたいと思った」として、再取材をしていなかったということです。
読売新聞社は、17日の夕刊に「重大な記者倫理違反であり、関係者、読者の皆様におわび致します」というおわびの記事を掲載し、関係する記者については厳正に処分し、上司の監督責任も問う方針だとしています。
また、2日後の今月8日の夕刊で談話を削除する「訂正 おわび」を掲載しましたが、社長が発言していなかった事実が示されておらず、「確認が不十分でした」という文言も、事実とは異なり「訂正記事にも問題があった」としています。
マリサ
2024年3月に発覚した、小林製薬の紅麹サプリ事件に関して、読売新聞の記者が岡山県内の企業の社長を取材した内容を、「岡山支局から届いた原稿のトーンが、自分がイメージしていたものと違った」として捏造したという事例だぜ。
レイム
これ「社長が言っていない内容だと知りながら」とあるし、複数人が捏造に関わっているようだし、いわゆる「結論ありきの記事」の典型例よね。
マリサ
そうだぜ。
そして次を見ると
読売新聞大阪本社、記者を諭旨退職…談話捏造 編集局長ら更迭
読売新聞 2024/05/01
https://www.yomiuri.co.jp/national/20240430-OYT1T50221/
(一部抜粋)
談話の捏造があったのは、6日夕刊の「紅麹使用事業者 憤り」の記事。企業社長が実際は話していないのに、「突然、『危険性がある』と言われて驚いた」「補償について小林製薬から明確な連絡はなく、早く説明してほしい」との談話を載せ、写真に「『早く説明がほしい』と訴える社長」と説明を付けた。社会部主任は、岡山支局からの原稿が小林製薬への憤りという「自分のイメージと違った」として勝手に書き加え、取材記者も、企業社長が言っていない内容と分かりながら修正・削除を求めなかった。
記事掲載後、企業社長から抗議を受け、大阪社会部と岡山支局は問題を把握したが、編集幹部らが事態を甘く見て捏造と明確に認識せず、十分な社内検討を経ないまま、8日夕刊に「確認が不十分でした」とする事実と異なる訂正記事を掲載した。訂正記事をきっかけに東京本社編集局が指摘し、捏造を確認した。
マリサ
この件を伝える読売の記事なんだが、前半では関係者の処分の内容などを伝えたうえで、社会部主任が岡山支局から受け取った「原稿が小林製薬への憤りという自分のイメージと違った」からと原因をしているぜ。
そして、岡山支局側も捏造と知りながらそれを黙認したと書かれているぜ。
レイム
この記事を読むと、取材を受けた企業社長から抗議を受けたのに、「確認が不十分でした」と、問題を薄める訂正報道をしたことも問題になったと書かれているわね。
マリサ
そうなんだぜ。
そしてこの件は他社も軒並み記事にしていて
小林製薬記事捏造で読売大阪記者を諭旨退職
共同通信 2024/05/01
https://nordot.app/1158212642376401566読売新聞大阪本社は1日、小林製薬製品による健康被害に関する記事で談話を捏造したとして、大阪本社社会部主任を諭旨退職にすると明らかにした。また訂正記事掲載の際、十分な検討を怠ったとして大阪本社編集局長らを近く更迭する。
マリサ
こちらの共同の記事にあるように、捏造の件と抗議を受けて訂正した件でも問題を起こしていたことなどもしっかり伝えているぜ。
マリサ
それと、記事数が多すぎるのでタイトルと社名のみの引用になるが、同様の内容は朝日、毎日、日経、産経でも報じられていて、結構詳細に内容が書かれているところもあるのが特徴だぜ。
読売新聞記者が諭旨退職、幹部も更迭へ 紅麹サプリ巡る談話捏造
毎日新聞 2024/5/1
https://mainichi.jp/articles/20240501/k00/00m/040/052000c読売記者が談話捏造、処分へ 小林製薬取引先の記事巡り
朝日新聞 2024年4月18日
https://www.asahi.com/articles/DA3S15914564.html読売新聞主任が談話捏造 紅麹関連記事、処分へ
日経新聞/共同通信 2024年4月17日
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE17BKH0X10C24A4000000/読売新聞大阪本社が記事談話捏造で主任を諭旨退職 小林製薬の紅麹問題で
産経新聞 2024/5/1
https://web.archive.org/web/20240501034957/https://www.sankei.com/article/20240501-5QUK7YJG3BLWFOLXEUK7U5NHCI/
レイム
まあ要するに、読売が捏造記事を書いて抗議され、それを訂正し関係者を処分、そのことを新聞各社が報じたという事例よね。
これのどこが問題なの?
マリサ
これ単体で見れば、不祥事がちゃんと明るみにされていて、捏造した読売も過ちを認め、かつ同業他社もその件を報じているから、何の問題もない内容だぜ。
無視する事例
レイム
意味がよく分からないのだけど、今回の動画は読売の捏造の件が主題ではないって事?
マリサ
そうだぜ。
というより、今回の件は以前からある「マスコミが謝罪する事例」の典型例で、実際には謝罪どころか過ちの存在自体を認めず、更には同業他社も見なかったことにする事例が頻繁にある事が問題なんだぜ。
マリサ
例えばこの事例
朝日新聞「マルハラ」記事に東大教授「誤解を招く!」メディアの姿勢理解しつつも「私が考える見出し案」
Smart FLASH 2024.03.16
https://smart-flash.jp/lifemoney/277975/1/1/(前略)
鳥海教授に、今回の発信の真意を聞いた。「『。』で終わる文章に威圧感を覚えることを『マルハラ』と呼ぶ、と定義すれば、4割の若い女性が『たまにある、よくある』と答えているは真になります。ただ、ハラスメントというのはかなり強い表現ですので、句読点に威圧感を覚える以上の意味が『マルハラ』には含まれる、感じ取られるのだと思います。それは新聞社も理解していたと思います。
一方、レポート中では『威圧感を覚える=マルハラ』としているため、『そこを取り出したのだから嘘ではない』ともいえると思います。
読者が正しく理解するかどうかではなくて、興味を引く見出しを出すことを重視しているメディアの姿勢も理解はできますが、最近のメディアの『マルハラ推し』に冷や水をかけるつもりの分析が、かえって助長するタイトルをつけられたあたりは、さすが新聞社の方が一枚、上手でした」
このことについて、朝日新聞社広報部は「鳥海不二夫先生から頂戴した見出しに対するご指導は真摯に受け止めています。見出しは記事の内容を端的に表現し、読者にお伝えするものであり、今回のご指摘を踏まえ、今後に生かして参ります」と、本誌の質問に回答を寄せた。
ちなみに今回の記事の見出し。鳥海教授なら、どんなタイトルをつけるだろうか。
「《若い女性の4割『威圧感を覚えることがある』と回答》ならまだよかったかなと。『マルハラ』を使いたいのであれば、《マルハラの調査、『威圧感を覚える』若者も存在》などでしょうか。そもそも『なんでもハラスメントにするのはどうなのだろうか』という結論を出した、我々の思いをくみ取ってもらえる見出しだとよかったなと思います。『目を引くこと』と『正しい情報を伝えること』を両立させるのは難しいでしょうけど」
センセーショナルなタイトルを付けがちなメディアに、一石を投じる諫言である。
マリサ
以前も紹介した事例だが、2024年3月に朝日が「「。で終わる文章は威圧的」 若い女性の4割「マルハラある」と回答」というタイトルで「メールやメッセージなどの文末が句点(。)で終わっていると、威圧されたように感じる」と記事を書き、研究を行った東京大学の鳥海不二夫教授から「研究内容と違う、印象操作するな」と抗議されたが実質無視したという事例だぜ。
「。で終わる文章は威圧的」 若い女性の4割「マルハラある」と回答
朝日新聞 2024年3月8日
https://www.asahi.com/articles/ASS3700QNS36ULLI001.html
レイム
たしかこれって、本来は「若い女性の4割が「威圧感を覚えることがある」程度の事なのに、今でも記事が何の訂正もなく掲載されているのよね。
記事のコメント欄で教授が苦言を呈しているのに。
マリサ
そうだぜ。
紅麹サプリの件で取材を受けた社長が抗議した件との対応の違いが分かりやすいし、この件は雑誌やネットメディア以外では記事になっていないぜ。
マリサ
そして次はこれ
異なる文脈でコメント引用 朝日新聞陳謝 新作歌舞伎の記事で関係者「絶望感味わった」
日本報道検証機構/yahoo 2017/5/20
https://web.archive.org/web/20170520100511/https://news.yahoo.co.jp/byline/yanaihitofumi/20170520-00071159/【ファクトチェック】朝日新聞は5月15日付朝刊で「新作歌舞伎 さらに進化」と題した記事を掲載した。この中で「歌舞伎大向弥生会」幹事の堀越一寿さんが、新作歌舞伎に疑問の声をもつ人としてコメントが引用されていたが、将来への期待を込めた意図と異なる文脈で配置されたとして抗議。同社が堀越さん本人におわびしていたことがわかった。同社は訂正は見送り、「今後の紙面づくりに生かしていく」としている。
(中略)
堀越さんはブログで、電話取材に答えた際の文脈とは異なる形で発言を使用されたと抗議。取材経緯を詳細に明らかにした(ブログは複数回修正されている)。それによると、堀越さんは記者の電話取材で、これまでの新作歌舞伎の作品について「どれも面白く、また役者の個性を活かしてうまく書けている」などと高く評価し、否定的なコメントはしていなかったという。今後の期待や心配について聞かれた際には「これまでの新作では大丈夫だったと思うが、万が一あまりに演出主導になったり、イベント的になってしまうと歌舞伎でやる意味が薄れてしまうと思う。歌舞伎役者の身体性は大きな魅力なので、ぜひ鍛錬を積んできた歌舞伎役者の魅力を活かす作品を作っていってほしい」とコメント。その後、記者から最後のコメントを使いたいと確認メールがあり、了承したという。
記事掲載直後、堀越さんは担当記者にメールで遺憾の意を伝えたが返事がなく、読者センターに抗議の連絡を入れた。すると、同社の文化くらし報道部デスクより連絡があり、堀越さんの意図と異なる文脈でコメントを配置したことについておわびの言葉があったという。
(後略)
新作歌舞伎、さらに進化 映画監督らが挑戦 マンガ・絵本が原作
朝日新聞 2017年05月15日
https://www.asahi.com/articles/DA3S12937677.html
https://web.archive.org/web/20170516062944/https://www.asahi.com/articles/DA3S12937677.html
マリサ
今度は朝日の2017年の事例なんだが、新作歌舞伎というアニメなどとコラボする新しいタイプの歌舞伎に関して、歌舞伎大向弥生会の幹事の堀越一寿氏が朝日新聞の取材を受けた件で、堀越氏は新作歌舞伎の試みに肯定的な内容を答えたのに、まるで試み自体に否定的な意見を持っているかのように印象操作された記事を書かれたという事例だぜ。
マリサ
しかもこの件でも、堀越氏が朝日に抗議するとデスクからお詫びの言葉があり、「今後の紙面づくりに生かしていく」といって記事の訂正を拒否したそうだぜ。
レイム
この事例でも、本人が「事実と異なる」と直接抗議していて、会社側も誤りを認めているのに、記事の内容の訂正は拒否するのね。
マリサ
この件でも、ネットメディア以外は問題の存在自体を無視したぜ。そして次はこれ
ザムザム -イスラム文化情報発信サイトー
2016年1月3日
https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=1633747953555979&id=1409618459302264
(一部抜粋)
■ 2016年1月4日の毎日新聞の記事について取材を受けた後、草稿の段階で原稿を見せてもらい、正確でない点や気になる点については変更をお願いしました。しかし、今日記事として掲載されたものを確認しましたら、変更していただけなかったところが多々あることがわかり、困惑しております。
皆様には些細なことに思われるかと思いますが、私には大切なことですので、ここで指摘させていただきます。
(中略)
記者の方にこの点も時間をかけて説明したのですが、「怒り」か「悲しみ」のどちらかを入れないといけないというように言われ、悲しみという表現がされております。■ 記者の方には、取材をする前から書きたいストーリーがあり、それに合うように私の話した中からエピソード等を拾われたのだと思います。今回に限らず、ジャーナリズムとはそういう知的活動なのだと思いますし、担当者の方には熱心に誠実に取り組んでいただいたと思っておりますので、仕方ないと思う部分もあります。
しかし、今回の件で、自分の名の下に、自分とは異なる人物像が出来上がり、独り歩きすることの恐さを痛感しました。今回の記事で、今までお世話になった方々に誤解を与えてしまいましたら、心よりお詫び申し上げます。
マリサ
こちらは2016年に毎日新聞の取材を受けた日本人イスラム教徒の事例なんだが、記事の草稿を見せてもらったら、両親に冷たい態度を取られたとか、司法試験でヒジャーブを問題視されたとか、まるで自身が日本社会の被害者であると語ったかのように書かれていたそうだぜ。
マリサ
それで、「取材で答えた内容と違う」と、取材した記者と直接話して訂正を求めたそうなんだが訂正を拒否され、「記者の方には、取材をする前から書きたいストーリーがあり、それに合うように私の話した中からエピソード等を拾われたのだと思います」「自分の名の下に、自分とは異なる人物像が出来上がり、独り歩きすることの恐さを痛感しました。今回の記事で、今までお世話になった方々に誤解を与えてしまいましたら、心よりお詫び申し上げます」と、フェイスブックのイスラム文化情報サイトで記事の経緯を説明しているという内容だぜ。
レイム
これ、最初の読売の「岡山支局から届いた原稿のトーンが、自分がイメージしていたものと違った」だから発言を捏造した、という事例と性質が全く同じよね。
マリサ
そうなんだぜ。
でもこの事例で毎日は本人から訂正して欲しいという要望を受けても無視したわけだ。
レイム
こういう事例と、最初の読売の事例の対応の違いの原因って何なのかしら。
露骨に態度が違う
マリサ
それに関しては、これから紹介する事例を見てもらうとその疑問のヒントになるぜ。
軍艦島の映像 NHKは歪曲正す放送を
産経新聞 2023/6/28
https://www.sankei.com/article/20230628-E4U4Q4CSIVIDNFQZ2YRWVX7KUY/戦時中に長崎市の端島炭坑(通称・軍艦島)で強制労働させられた証拠として、韓国内で利用されてきたNHK番組の映像が、戦後に撮影されたものだと判明した。
(中略)
納得できないのはNHKの対応だ。本来はこの事実を自らのニュースなどで知らせるべきなのに、その姿勢が一向にみえない。NHKは既に2年前、この事実を盛り込んだ調査報告書を端島の旧島民らでつくる「島民の会」には送付した。今回の自民党への報告は非公開だ。これで幕引きというのなら不誠実だ。早急に検証番組を放送すべきである。
NHKから2010年に映像提供を受けた韓国放送公社KBSは同年8月、「歴史スペシャル 地獄の島 軍艦島」を放送した。20年には国立日帝強制動員歴史館がKBS番組の短縮版を上映したほか、韓国テレビ局MBCでもNHKの映像が使われている。
NHKは本紙の取材に「KBSに対しては、これまでに2回、歴史館やMBCに映像を提供していないかの事実確認と、目的外使用や外部提供しないよう徹底を求める申し入れを行っている」と回答したが、韓国側の対応も含めて詳細を明らかにすべきである。
NHK映像は時期だけでなく撮影場所も、旧島民らが「端島炭坑ではない」と疑問視している。NHKは端島炭坑以外だという結論には至らなかったとしているが、さらに調査を徹底してほしい。
マリサ
2023年6月の産経新聞の記事なんだが、いわゆる「軍艦島」に関して、韓国内で「強制連行」の根拠として利用されたNHKの映像が、実は戦中ではなく戦後に撮影された映像で、韓国側の主張とは何の関係もなかったという事例だぜ。
マリサ
問題なのは、戦後の記録であることをNHKが自覚しながら、まるで訂正する気がないうえに、韓国の公共放送であるKBSがこの映像を使用した件についてもNHK側は「KBSに対しては、これまでに2回、歴史館やMBCに映像を提供していないかの事実確認と、目的外使用や外部提供しないよう徹底を求める申し入れを行っている」と回答しているけど、それに韓国側がどう対応したかとかには一切答えないんだぜ。
レイム
これおかしいと同時に、なんでNHKがこんな対応をしているかは容易に想像がつくわね。
日韓問題動画のほうで何度か言及しているけど、韓国人って面子を非常に重視するから、NHKは韓国側の面子を守るために訂正報道をしないのよね。
マリサ
まあ要するに、NHKは映像が明らかに事実と異なる内容と知りながら、韓国に忖度して頑なに訂正報道を拒否しているって事だな。
そして次はこれだぜ
朝日新聞で起こっている“異常事態” なぜ「Colabo支援者」からの抗議で記事取り消し?
デイリー新潮 2023年08月04日
https://www.dailyshincho.jp/article/2023/08040557/?all=1
(一部抜粋)
記事削除に社内は大騒ぎ「今年5月30日、朝日新聞デジタルは、自らを“ジョーカー議員”と称する河合悠祐・草加市議を紹介する記事を配信しました。しかしそれが女性支援団体のシンパなどから一斉に批判され、大炎上。すると朝日は記事を取り消し、削除したのです。この記事は紙の新聞に掲載される前段階で削除されたため、社外ではあまり知られていませんが、社内は大騒ぎになりました」(朝日新聞社員)
問題の記事は「ルポ インディーズ候補の戦い」と題する連載記事の第4回として配信された。
〈京大卒ジョーカー、挫折の先の自己実現 ウケ狙いから当選への分析〉
とのタイトルで、“ジョーカー議員”こと河合市議の経歴や、当選までの過程を本人へのインタビューを元にたどった人物ルポである。
一読して何の問題もなさそうなこの記事が炎上したのは、「Colabo(コラボ)」という団体と河合市議の因縁に“触れていない”ことが原因だった。この団体は、虐待や性被害などにあった女性を支援する一般社団法人。河合市議はツイッター上などでこの団体の活動を揶揄する言動を繰り返していた。そのため、記事が配信されると「Colabo」の支援者らが一斉に批判。朝日はそれに屈する形で記事を取り消したのだ。
ちなみにこの団体に関しては、東京都から受け取っていた事業委託料に「不正受給がある」と住民監査請求が出されて都が調査に入るなど、「カネ」の面でも注目されていた。
マリサ
2023年8月の事例なんだが、朝日新聞デジタルが当時「ジョーカー議員」として有名になっていた、河合悠祐草加市議の紹介記事を掲載したが、Colabo支援者からの猛抗議を受けて削除したという件だぜ。
レイム
これって、市議の記事にColaboにとって不利になる内容があったって事?
マリサ
それがな、タイトルは「京大卒ジョーカー、挫折の先の自己実現 ウケ狙いから当選への分析」で、内容は市議の経歴や、当選までの過程を本人へのインタビューを元にたどった人物ルポで、Colaboとは全く関係ない内容なんだそうだぜ。
レイム
それでなんでColabo支援者から抗議を受けたの?
マリサ
どうもな、この市議とColaboは対立関係にあったようで、Colaboは「Colaboと河合市議の因縁に“触れていない”」事が抗議の原因で、それが元で朝日は記事を削除したようなんだぜ。
レイム
これおかしくない?
この人がどんな対立関係にあったにせよ、「市議になるまでの経緯」とColaboは何の関係もないじゃない。
マリサ
そうなんだぜ。
なのに朝日は、Colabo支援者の要求を受け入れて記事を削除してしまったわけだ。
どう見ても「表現の自由への侵害」なのにな。
レイム
何かだんだんと分かって来たわ。
要するに、マスコミが問題について謝罪したり訂正したりするかどうかは、「相手の影響力や発言力による」という事ね。
マリサ
恐らくだが。
最初の事例でも、取材を受けた社長が当初抗議したときは雑な対応でお茶を濁して終わらせようとしたが、そしたら小林製薬が出てきて大事になりそうになったから、大慌てで訂正記事を書き関係者を処分、報道各社もスポンサーに忖度する形で記事化したわけだ。
レイム
でも次に紹介した3つの事例では、しょせん抗議相手は個人でしかないので、抗議を受けても無視したけど、最後の2つの事例では発言力のある相手なので言論の自由も報道倫理もかなぐり捨てて全力で忖度したと。
マリサ
背景を見るにそういう事だぜ。
今回のまとめ
・読売新聞が捏造を謝罪、関係者を処分
・抗議相手が個人の場合は無視
・どう対応するかは相手次第
レイム
今回の事例を見るとわかるけど、マスコミ業界ってホント露骨に「相手を見て対応を変える」のね。
マリサ
そうなんだぜ。以前も説明したが、マスコミ業界は「業界の利益に反しない」「最終的に個人か外部に責任を持っていける」「イデオロギー的な忖度相手ではない」場合には、間違いを訂正したり謝罪したりするんだぜ。
レイム
で、今回の読売のような事例は、当初は適当にあしらうつもりだったけど後から大物が出てきて慌てて謝罪した可能性大と。
マリサ
そうだぜ。
購読者の少ない夕刊で「確認が不十分でした」と問題を矮小化して小さく訂正記事を書くのは、読売に限らず新聞業界でよくやる誤魔化し方だからな。
レイム
なるほどね。
マリサ
そんなわけで今回の本編はここで終わるぜ。
レイム マリサ
ご視聴ありがとうございました
大口
おつかれ~。
今回もちょっと小話を。
マリサ
今回はなんだ?
大口
ウニっているでしょ?
レイム
高級食材の丸いトゲトゲよね。
大口
まあ大体の人はトゲトゲで丸い形の姿を想像するよね。
マリサ
あとは「スカシカシパン」みたいなとげが無くて平べったいのもいるよな。
大口
あれはウニ綱カシパン目だから、いわゆるウニとはちょっと遠いね。
まあそれはそれとして、いわゆる「ウニ」の中には、こんなのもいるんですよ。
一般的な“ウニ”のイメージを覆すナマハゲフクロウニ
時事通信
https://www.jiji.com/jc/d4?p=edi173-10-HPD0529OUT0003&d=d4_bbb
フォルモソマ・プラセンタ
https://en.wikipedia.org/wiki/Phormosoma_placenta
イイジマフクロウニ
https://churaumi.okinawa/sp/fishbook/1514082516/
イイジマフクロウニ
https://www.ugui-vc.jp/yoshinokumano/kushimoto/creatures/dangerous_creatures/15_iijimafukurouni/
レイム
ちょっとまって、これウニなの????
大口
ナマハゲフクロウニといって、画像は2006年に相模湾の水深418メートルでジャムステックが撮影した深海のウニだね。
大口
ちなみに、大西洋にもフォルモソマ・プラセンタという同種のウニがいて、こちらは水深500から3700メートルくらいに生息しているらしい。
大口
ちなみに、近縁種で比較的浅瀬に住んでいるイイジマフクロウニという種がいるんだけど、こちらは猛毒で、死亡例もあるウニで水深20メートルくらいにいて、漁師さんからは「エレキ」と呼ばれて嫌われているみたいだね。
マリサ
なんかカンブリア紀とかの生物でいそうな見た目なんだぜ。
レイム
マリサ、水深400メートルに捕獲に行くとか無理だからね。
マリサ
現存している生物に興味はないんだぜ。
大口
ま、まあいずれにせよ一般人にとってナマハゲフクロウニの仲間はかなり捕獲困難な生物だから。
マリサ
そんなわけで今回はここで終わるぜ。
レイム マリサ 大口
またらいしゅ~
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