【ゆっくり解説】テレビはなぜ信用されない？

さて、本日は2024年8月に話題となった、オランダのアザラシ保護施設を巡るテレビ朝日に関連した騒動について扱っていきます。
※補足回のテキストは本編後にあります。

元記事
テレビが信用されない理由
http://ooguchib.blog.fc2.com/blog-entry-508.html

お品書き
・取材拒否騒動
・過剰反応？
・信用を失墜し続ける

注意
・この動画は「マスコミ問題」を扱っています
・「マスコミ問題」であり右派・左派等の陣営論争は本題ではありません
・「特定の国との特別な関係」は問題の枝葉です、主問題は業界の体質です
・自身の常識が相手にとっても常識とは限りません、「他者がそれを見たらど
う思うか」という客観性を常に持ちましょう。
・日常生活で注意する程度には言動に注意を心がけてください
・リクエストは原則受け付けていません
・引用ソースへのリンクが同時掲載のブログにあります
・毎週土曜日更新

※以下は動画のテキスト版です

レイム　マリサ
ゆっくりしていってね。

マリサ
さて、今回はマスコミ問題なので私が扱っていくぜ。

レイム
今回の件って、2024年8月1日にX（旧twitter）で話題となって注目された、通称「アザラシ幼稚園」ことオランダのアザラシ保護施設「ピーテルブーレンアザラシセンター」関連よね。

マリサ
そうだぜ。
で、本編のほうで詳しく扱うが、この件を聞き付けたテレビ朝日が施設に取材依頼をし、施設の人がYouTubeのライブ配信のチャットで日本人ユーザーに経緯を説明しどういうテレビ局なのかを聞いたところ、多数の日本人が「断ったほうがいい」とアドバイスしたという事例だぜ。

レイム
日本のテレビや新聞はそういわれても仕方がないほど色々やっているしね。

マリサ
まあそうではあるんだが、日本ユーザーの反応に少し引っかかるところがあってな、その辺りを掘り下げていくと色々と分かってきた事もあったから、今回はその件について扱うぜ。

レイム
なるほど。

マリサ
そんなわけでそろそろ本編へ行くぜ。

取材拒否騒動

レイム
それで、まずは何から扱うの？

マリサ
最初はこれだぜ。

「アザラシ幼稚園」が大バズり　広がるライブカメラの影響力と可能性
Real Soundテック　2024.08.17
https://realsound.jp/tech/2024/08/post-1749558_2.html
　2024年8月1日、とあるXのポストをきっかけに「アザラシ幼稚園」のライブカメラが大バズりしていることを知っているだろうか。
みんな一緒にオランダにあるアザラシ幼稚園の24時間配信して観ようよ…
全員野生で保護されたちびすけなんだけど、仲良くくっつき合ってたりホースが気になってたりしてほんとかわいい… pic.twitter.com/i7m9RQf4tQ
— ホカホカ通信 (@hokahoka_times) August 1, 2024
　「アザラシ幼稚園」を紹介したホカホカ通信氏のポストは、2024年8月12日現在で5.3万リポスト、27万いいねとなっている。ポストをした当初、配信を視聴しているのは10人にも満たない人数であったが、2024年8月12日現在は視聴者数が6000人を超えている。
　ライブ配信をしているのは、オランダにあるアザラシセンター『Zeehondencentrum Pieterburen』。この施設は野生のアザラシをケアし、自然へ帰す活動を行っている。
　チャンネルでは8月9日からスーパーチャットを解禁。すると瞬く間に視聴者から投げ銭が集まり、ふたたび世間の注目を大きく集めた。そして8月9日午前2時にはマカダミアとローズマリーという2匹のアザラシを海へ帰す映像を配信。Xでは「アザラシ幼稚園の卒業式」というワードがトレンド入りを果たし、2万人を超える視聴者数を記録した。
　その後もアザラシ幼稚園の様子はSNS上で拡散され、視聴者からはファンアートなども投稿される事態に。このムーブメントについてはアザラシセンターも反応し、公式Instagramで取り上げている。
　視聴者のあいだでは、アザラシが立ち泳ぎをしている姿が“茶柱”に似ていることから、アザラシ幼稚園独自のワード文化も誕生。スーパーチャットをした人に対して「ナイス茶柱」「ナイス利休」というコメントが起きたり、アザラシがたくさん立ち泳ぎをしている瞬間を「スーパー茶柱タイム」と呼ぶなど、独自の用語も生まれているようだ。
（後略）

マリサ
こちらの記事によると、2024年8月1日にXでとある日本人ユーザーが、オランダのアザラシ保護施設がYouTubeで行っているライブ配信を紹介、それを機に徐々に人気が出始め、元々は視聴者が10人前後しかいなかったのが、2週間ほどで同時視聴者6000人にまで膨れ上がったそうだぜ。

マリサ
また、保護施設側がスーパーチャットを解禁すると1日で1カ月分の寄付に相当する額が集まり、日本人により「アザラシ幼稚園」という愛称で呼ばれるようになり、また立ち泳ぎをしている個体を「茶柱」と呼ぶようになる等の固有のネットスラングも生まれ、ファンアートも活発化、マナー問題などもあったが全体としては好意的に受け取られていたぜ。

レイム
以前ほどではないにしろ、今（2024年9月中旬）でも結構な人気みたいね。

マリサ
で、騒動が起きたのは2024年8月10日、次を読むと

もみじ☺︎🦖
@akkaagnue
https://x.com/akkaagnue/status/1824634530176831975
これ見て落ち着いて
（2024/8/10 15:06）
他のリプ見てる感じだと
8/12にも聞かれたのかな？（そっちは知らない）

2枚目テレビ朝日ってどんな放送ですか？
3枚目ご存知のとおり、日本のインターネットユーザーの多くは、偏った報道が多いためテレビを嫌っています。笑
4枚目もし日本のテレビクルーがここに来たら、彼らがあなたに対して失礼な態度を取らないことを願います。日本のテレビ関係者は時々傲慢なことがあるからです。

もみじ☺︎🦖
@akkaagnue
https://x.com/akkaagnue/status/1824634530176831975
これ見て落ち着いて
（2024/8/10 15:06）
他のリプ見てる感じだと
8/12にも聞かれたのかな？（そっちは知らない）

3枚目
日本のテレビクルーは信じられないほど不適切な行為をする傾向があると聞きました。
4枚目
日本のテレビ局から取材を受けることができればとても嬉しいのですが、日本のメディアがアザラシにストレスを与えてしまうのではないかと心配です。
ちなみに12日は取材受けなかったよ
とのご報告みたいです
午後3:03 · 2024年8月17日

とく村長たん
@tokucho3130599
https://x.com/tokucho3130599/status/1824445848568143960
たしかに…アザラシ幼稚園をテレ朝なんぞの番組で消費してもらいたくはないけれど、じゃあ逆に何の番組の取材なら許せるかと考えると…
ドキュメント72時間とかかなってなる…
午後10:59 · 2024年8月16日

マリサ
ライブ映像のチャットで施設の人が、日本の視聴者に対して「テレビ朝日ってどんな放送ですか？」と聞いていて、どうやら取材依頼を受けたようだったんだぜ。

マリサ
その理由を「日本のテレビクルーは信じられないほど不適切な行為をする傾向があると聞きました」と答えていたんだが、それを見た日本の視聴者たちが「取材を受けないほうがいい」と返答、施設は取材を断ったそうだぜ。

レイム
まあ、日本のテレビ局にモラルのかけらもない事を示す事例は山のようにあるしね。

マリサ
で、テレビ朝日はそれでもあきらめず、施設には取材せず「Xで人気が出た」等の内容や、日本の心理学部教授のコメントなどを引用して特集を組み、軽く炎上するという騒動になったぜ。

strong>垂直に浮くアザラシ＝茶柱？「アザラシ幼稚園」に日本人アクセス殺到&1000万円超スパチャにオランダ人“当惑”
ABEMA TIMES　2024/08/15
https://times.abema.tv/articles/-/10138608?page=1

マリサ
更にはこれが別の局にも飛び火し

フジテレビ『めざましテレビ』が説明 “アザラシ幼稚園”の映像は「正式な許諾を取った上で放送」
ORICON NEWS　2024-08-24
https://www.oricon.co.jp/news/2341679/full/
https://web.archive.org/web/20240825150331/https://www.oricon.co.jp/news/2341679/full/
フジテレビ系朝の情報番組『めざましテレビ』（月～金　前5：25）の公式Xが23日に更新され、「アザラシ幼稚園」についての報告があった。
21日の「ココ調」コーナーで紹介されたのが、オランダの保護施設、通称「アザラシ幼稚園」だった。アザラシのかわいい様子をライブ配信されているが、同施設の許可を取らずに放送されたのではないかと話題になっていた。
ADの後にコンテンツが続きます
　めざましテレビの公式Xでは、「8月21日にココ調コーナーで紹介した『オランダのアザラシ保護施設』ですが、番組では施設から正式な許諾を取った上で放送しております」と改めて説明していた。
（後略）

めざましテレビ
@cx_mezamashi
https://x.com/cx_mezamashi/status/1826786430313791541
8月21日（水）にココ調コーナーで紹介した「オランダのアザラシ保護施設」ですが、番組では施設から正式な許諾を取った上で放送しております。
午前9:59 · 2024年8月23日

マリサ
フジテレビの「めざましテレビ」が同じく施設の特集を組み、ライブ映像を報じると、「施設の許可を取らずに放送されたのではないか」という疑惑が提起され、フジが公式に「番組では施設から正式な許諾を取った上で放送しております」と釈明するという事態になったぜ。

レイム
これ、結局許可はとったの？取らなかったの？

マリサ
これなんだが、確認できる範囲ではフジはメールで施設とやり取りをしてライブ配信の映像を使用する許可を取ったようで、批判している人達は「現地取材の許可はしていない」という話を、「取材は許可していない」という話と勘違いしているっぽいんだぜ。

レイム
つまり、テレビ朝日も現地取材は断られたけど、ライブ配信映像の使用許可は取った可能性があるわけね。

過剰反応？

レイム
という事は、日本人視聴者の過剰反応だったって事？

マリサ
それについての結論はあとで扱うとして、もう一つ紹介する事例があるぜ。
取材を受けないようアドバイスをしていた人たちが、テレビ局による迷惑行為の具体例で多く出されていたのが、これなんだぜ。

日テレ「ペンギン池侵入」中継で謝罪　出演者がわざと転倒、スタジオ爆笑も...動物園が厳重抗議
J-CAST　2023.03.24
https://www.j-cast.com/2023/03/24458544.html?p=all
動物園「那須どうぶつ王国」（栃木県那須町）が情報番組「スッキリ」（日本テレビ系）の生中継に抗議した問題で、日本テレビが2023年3月24日に番組公式サイトで謝罪した。
(中略)
那須どうぶつ王国は24日昼、ツイッターで「ペンギンビレッジからの中継について事前打合せには無かった状況で、タレントの方が、ペンギンのいる池に入るシーンが放映されました」とし、「当園としては誠に遺憾であり、テレビ局側に厳重に抗議いたしました」と発表した。
今後について「取材ロケの受け入れについては報道側に動物の尊厳を傷つける様な行為が無いように厳しく対応してまいります」と示し、「不快な思いを抱かせてしまったことに深くお詫び申し上げます」と謝罪した。
同動物園は「何よりも飼育スタッフ、関わった広報スタッフも心苦しく思っております」としている。
この抗議を受けて、日本テレビは同日、公式サイトで「動物がいない池に入る可能性があることは事前に打合せしておりましたが、本番ではペンギンのいる池に入ってしまう放送となりました」とし、「動物への安全配慮が不足しておりました。改めて那須どうぶつ王国および視聴者の皆様にお詫び申し上げます。」と謝罪した。

『テレビ局は賤業？』アザラシ幼稚園取材希望との日本のテレビ局からの打診について施設側から相談されたネット民は断れと全力助言一方「何があったか知らないが、例えば父親がテレビ朝日に勤めている娘さんがこのポストを読んだ時どう思うかに思いを巡らせて欲しい」との声
togetter　2024年8月16日
https://togetter.com/li/2419504

マリサ
2023年の事例なんだが、日テレの情報番組「スッキリ」が那須動物王国で生放送を行った際、お笑い芸人がわざと転倒しペンギン池に突っ込み、驚いたペンギンたちが逃げ出したという事例で、那須動物王国側は「動物がいない池に入る可能性があることは事前に打合せしておりましたが、本番ではペンギンのいる池に入ってしまう放送となりました」と回答、日テレの取材方針に批判がでたという事例だぜ。

レイム
ああ、局は違うけど信用を失うような事例があったという事ね。

マリサ
いや、これもちゃんと掘り下げると事情が少し違うんだぜ。

オードリー春日が動物園への謝罪で株を上げた訳
東洋経済　2023/04/06
https://toyokeizai.net/articles/-/664721
4日、栃木県の那須どうぶつ王国が公式ホームページに、「日本テレビ『スッキリ』生中継に関する経緯について」と掲げた文章を公開。3月24日に生放送された「スッキリ」（日本テレビ系）で、オードリー・春日俊彰さんがペンギンのいる池へ悪ふざけのような格好で3度も落下した件について、その後の状況を説明しました。
その文章によって、3月26日に春日さんと番組制作責任者が謝罪のために来園し、謝罪していたことが発覚。メディアは一斉にその内容を報じたほか、ネット上には再び賛否の声が飛び交っています。
ただ1つはっきりしているのは、これまで「何でダンマリなのか」「逃げるのは卑怯」などとまで言われていた春日さんに対する批判がほとんど消えたこと。春日さんへの批判はいったいどんな理由で収まったのでしょうか。また、私たちは今回の騒動でどんな気づきを得られるのでしょうか。
（中略）
「世間に謝罪しろ」に一石を投じた
その理由は、「2022年TV番組出演ランキング」（エム・データ）1位に輝くほど多忙な春日さんがわずか2日後に那須どうぶつ王国を訪れて謝罪したことと、「謝罪した」と自らアピールしなかったことの2点。
「本当に謝罪すべきはペンギンと動物園であり、世間に対してではない」「自ら『謝罪した』と明かすのは立場上おかしい」という常識的な思考と行動が明らかになったことが大きかったのでしょう。春日さんが「謝罪しろ」と批判を浴びている間も、じっと耐えていたことがわかると、厳しい言葉を浴びせていた人々や一部のネットメディアが批判を止めました。

マリサ
この件、飛び込んだ芸能人への批判にまで飛び火していたんだが、実は問題があった二日後には本人と番組制作責任者が謝罪のために来園し、謝罪していたことが後に判明していて、実のところ他のテレビ局や新聞社の不祥事に比べて、問題行為に対してかなり誠実な対応をしているんだぜ。

レイム
ああ、テレビや新聞というと、過去動画の「相手によって態度を変えるマスコミ」の事例みたいに、二重基準で不誠実な対応ってイメージあるけど、そうでない事例もあるのね。
まあ、飛び込んだ件自体は言い訳のしようもないほど問題だけど。

マリサ
まあ、だからと言って批判されているのに謝罪した件をちゃんと伝えない日テレや、背景事情を知らずに批判していた側を一方的に悪者にして叩く東洋経済も問題で、逆の立場で批判されたら東洋経済はそれで納得するのかって事だぜ。
事情を知らないんじゃ批判が止まらなくて当たり前だしな。

マリサ
それはそれとして、「謝罪したら問題ないのか」という事でもあるにはあるが、抗議を無視したわけでもないし、2024年時点で「取材を許可しないほうがいい」事例として出すにはこれはちょっと微妙というのもまた事実だぜ。

レイム
なるほどね。
つまり、取材を拒否した方がいいとアドバイスした人たちは、ちょっと先走り気味だったわけね。

マリサ
ただな、テレビ朝日でも「不誠実」な事例はあるんだぜ。
たとえばこれ

「無断取材禁止」コスプレイベントを公道から撮影　テレ朝「参加者特定できないようプライバシー配慮」
J-CAST　2021年06月29日
https://www.j-cast.com/2021/06/29414909.html?p=all
朝の情報番組「グッド！モーニング」（テレビ朝日系）は2021年6月28日、週末の人出の様子として都内で開催されたコスプレイベントの様子を放送した。
しかし報じられたコスプレイベントは同日、同番組の取材を断っていたとツイッター上で発表した。
J-CASTニュースは29日、テレビ朝日の見解を取材した。
「お断りに対してのお返事もいただいております」
新型コロナウイルス感染症拡大に伴う緊急事態宣言が解除され、まん延防止等重点措置に移行したことを受け、「グッド！モーニング」は解除後初の週末の様子を報道した。都内ではイベントなどが再開され、人出が増えていると報じている。
その中で、27日に池袋駅周辺で開催されたコスプレイベントの様子も取り上げた。アナウンサーは、サンシャインシティ隣の東池袋中央公園沿いからその様子をのぞき込み「ものすごい人だがりですね」とコメントしている。またイベントに参加したコスプレイヤーたちへの取材も行っていた。
週末に同地で開催されていたのは、ハコスタ（大阪市）が主催するコスプレイベント「acosta！」（アコスタ）だ。ハコスタは、アニメグッズ等の販売を行う「アニメイト」のグループ会社で、コスプレ事業を手掛けている。
同イベントの取材には申し込みが必要で、無断での取材を禁じている。しかし「グッド！モーニング」のスタッフは、取材パスを携帯している様子ではなかった。
（中略）
テレビ朝日「取材は会場となった公園を公道上から撮影」
SNS上では、「主催者側は取材拒否したのに」などと、無許可でイベントが撮影されたことについて疑問の声もあがっている。
J-CASTニュースは6月29日、テレビ朝日に対し、ハコスタに取材の許可を得たのか、SNS上での批判をどのように受け止めているかなどを取材した。
テレビ朝日広報部は、書面で下記のように回答した。
「ご指摘の放送はまん延防止措置の下での週末の人出の様子を報じたものです。取材は会場となった公園を公道上から撮影し、放送の際には映像をぼかして参加者が特定できないようプライバシーに配慮いたしました。参加者へのインタビューは本人に許可を得た上で、公道上で行っています」

マリサ
2021年の事例なんだが、テレビ朝日の情報番組「グッド！モーニング」が、池袋駅周辺で開催されたコスプレイベントの取材を申し込んだところ断られたんだが、開催会場の外からアナウンサーがのぞき込んで放送していたうえに、会場から出てきた人も勝手に取材していたという事例だぜ。

マリサ
で、批判されると「取材は会場となった公園を公道上から撮影し、放送の際には映像をぼかして参加者が特定できないようプライバシーに配慮いたしました。参加者へのインタビューは本人に許可を得た上で、公道上で行っています」とか言い出して居直って、更に炎上したという事例だぜ。

レイム
ああ、動物園とか動物保護施設とかではないけど、不誠実な取材自体をして居直ったという事例が数年前にあったのね。

マリサ
他にも問題のあるテレビ朝日の番組といえば、コロナ関連のデマを報じまくっていたモーニングショーとかもあるし、信用されない土壌自体はあるにはあるんだぜ。

信用を失い続ける

レイム
つまり、今回のアザラシ保護施設の事例で取材を受けないよう訴えていた人たちが、こういう事例を知っていたかどうかは不明だけど、「信用されなくなる事例」自体はあるわけね。

マリサ
そうだぜ。
あと、最近も別件でまたそういう事例が一つ増えていてな。
次を読むと

「24時間テレビ」「セクシー田中さん」で日テレに猛烈な逆風　フジ「韓流ドラマ」抗議デモで視聴率低下の二の舞となるか
デイリー新潮　2024年09月08日
https://www.dailyshincho.jp/article/2024/09081701/?all=1
（一部抜粋）
2011年7月、世は韓流ドラマブームだった。各局とも平日の午前中や日中に韓流ドラマを流していた。フジは月に30時間程度、TBSと日テレは月20時間程度を放送していた。各局とも視聴率は上々だった。
　ただし、韓流ドラマを歓迎しない視聴者も存在した。「嫌韓」派などの人たちである。当時、竹島問題をめぐって日韓が対立していたことも影響したようだ。
　そんな中、俳優の高岡蒼佑（42）が2011年7月23日、ツイッター（現X）でフジが韓流ドラマを放送することを批判した。
「正直、8は今マジで見ない。韓国のTV局かと思うこともしーばしーば」（高岡の当時のツイッター）
　こういった嫌韓の声に賛同した人たちが、フジへの抗議デモを行おうということになる。
（中略）
デモの訴えは明快だったものの、不可解な点もあった。第一に韓流ドラマを流していたのはフジだけではないのである。
　それでも、フジへのデモは行われた。2011年だったことが大きいと見る。ポイントはデモの約半年前に東日本大震災が起きたこと。多くの日本人が激しいショックを受け、同時に愛国心、同胞愛が高まった。
　このため、海外コンテンツではなく、もっと国内の作品に目を向けるべきだという思いも強まったのだろう。フジに矛先が向けられたのはテレビ界のリーディングカンパニーだったからではないか。

マリサ
2024年09月08日にデイリー新潮に掲載された記事で、内容は「24時間テレビ」と「セクシー田中さん」に関する問題を扱っているんだが、そのなかで2011年のフジテレビデモの件を例に出していて、原因を「韓流ドラマを流していた事」「それが愛国心を刺激した」ことにあると書いているぜ。

レイム
あれ？これそういう炎上理由だっけ？

マリサ
違うぜ。
過去にも何度か指摘しているが、フジテレビはデモの数年前からフィギュア選手のキム・ヨナ選手をほめるために浅田真央さんを貶すような報道を続けていた上に、浅田さんをスタジオに呼んだ際には浅田さんが転んだシーンを背景映像とスタジオのテーブルの前の目立つところに飾り付けるという嫌がらせまでしていたんだぜ。

マリサ
更にそういう事が続いたうえで、2011年の3月に日本で予定されていたフィギュアの世界大会が延期され、5月にロシアで代理開催された際に

フィギュアスケート世界選手権：ロシアスケート連盟が日本への思いを込めた大会演出
JOC　2011.05.07
https://www.joc.or.jp/news/000227.html
東日本大震災の影響で、東京から急きょモクスワに開催地を変更して行われたフィギュアスケート世界選手権（4月25日〜5月1日）。ロシアスケート連盟は、日本への思いを込めた開会式の演出を行い、被災地へのエールを送りました。

マリサ
リンクに日の丸を映し出し、選手たちがそれを囲んで東日本大震災の犠牲者に対する追悼セレモニーを行ったんだぜ。

マリサ
でもこの選手権の独占放映権を持っていたフジは

フジテレビ　世界フィギュア放送に非難囂々
日刊ゲンダイ　2011年5月6日
https://web.archive.org/web/20110512152507/http://gendai.net/articles/view/syakai/130298
（一部抜粋）
そのフジテレビの放送姿勢に多くの批判が寄せられている。もともと今回のフィギュアスケート世界選手権は、３月下旬に東京で開催される予定だった。代替開催のロシアは震災の日本に配慮。日本のゴールデンタイムに合わせたプログラムを組み、開会式やフィナーレでは氷上に日の丸を映し、ロシアからのメッセージ「日本にささげる詩」も披露された。だが、独占中継していたフジテレビの地上波は、こうした演出をまったく紹介しなかった。
「ロシアが日本のために演出を考えていたことをフジテレビが知っていたとすれば、リアルタイムでなくても放送する努力をすべきです。“こんなことがありました”くらいなら時間も掛からない」（立教大教授の服部孝章氏＝メディア法）
　また、５月１日のエキシビションは、前日のリプレーやキム・ヨナの特集で引っ張った上、演技順序を入れ替えて放送。裏番組の人気ドラマ「ＪＩＮ―仁―」にぶつけるように日本選手のエキシビションを流したのだ。あまりのあざとさにネットは「あれもこれもフジテレビはカットしやがって」「フジで見てたのでこんなん全然知らなかった」と大騒ぎだ。

マリサ
このセレモニーを全カットし、その時間キム・ヨナ特集を組んだうえに、記事によると5月1日のエキジビションでも「前日のリプレーやキム・ヨナの特集で引っ張った上、演技順序を入れ替えて放送。裏番組の人気ドラマ「ＪＩＮ―仁―」にぶつけるように日本選手のエキシビションを流した」という無茶苦茶な事をやったんだぜ。

レイム
こういう事が続いた結果、「韓流ごり押し」に対して嫌悪感を持つ人が増えていって、高岡蒼佑氏の騒動でそれが爆発したというのがデモの背景なのよね。

マリサ
新潮の記事の「韓流ドラマを歓迎しない視聴者も存在した。「嫌韓」派などの人たちである」「こういった嫌韓の声に賛同した人たちが、フジへの抗議デモを行おうということになる」「ポイントはデモの約半年前に東日本大震災が起きたこと。多くの日本人が激しいショックを受け、同時に愛国心、同胞愛が高まった」というのは、当時からフジを擁護するのに使われていた典型的なストローマンだぜ。

レイム
ストローマンというのは、相手の主張を持論に都合よく歪め、その歪めた主張を「論破」してみせる事で、あたかも自分達に正当性があり相手が間違っているかのように見せる詭弁論法の事ね。
さっきの東洋経済の記事も、それに近いわね。

マリサ
マスコミ業界は、こういう事を延々と続けて自分達への批判を「相手に問題がある」かのように印象操作して自己正当化してきたという長い長い歴史があって、具体例がどうこうではなくて、こういう事の長年の多数の積み重ねがマスコミ不信を増幅させ、今回のアザラシ保護施設の騒動に繋がったというのがうｐ主の結論だぜ。

今回のまとめ
・テレビ朝日の取材が拒否される
・批判の動機になった具体例は適切ではない
・長年のマスコミ業界による不誠実な態度が原因

レイム
つまり、取材を拒否するように指摘した人たちは過剰反応気味ではあるけど、テレビ局が信用されない原因自体は十分にあるって事ね。

マリサ
そうだぜ。
恐らく拒否するように指摘した人たちも、マスコミ業界が長年問題を起こし続けてきたという漠然とした不信感がかなり根強かったんじゃないかな。

レイム
まあ、問題が起きるたびにいちいち記録している人なんてそうはいないでしょうけど、漠然とした記憶自体はずっと残るでしょうしね。

マリサ
今回の事例でよくわかるが、マスコミ不信の実態って具体的にどうこうというものではなくて、多数の不祥事とそれに対する不誠実な態度が山のように積み重なった結果であって、個別の事例とかイデオロギーがどうのとかそんな「軽い」ものではないんだよな。

レイム
だから、たまに誠実な対応をしたとしても、不信の記憶がそれで帳消しになるような簡単なものではないって事ね。

マリサ
そんなわけで今回の本編はここで終わるぜ。

レイム　マリサ
ご視聴ありがとうございました

大口
おつかれ～。
最近ニュースをみていて思い出したことがあったので、今回はそれに関連した生き物小話を。

マリサ
どんな話だ？

大口
その前に、今回の話は昆虫関係で、嫌いな人はほんと嫌いな種なので、画像は全て「かわいい」もので中和しておきますね。

大口
で、どういう話かというと。
まだアウトドアブームが来る前だったから2000年代の事なんだけど、当時友人が「シーズンオフなら安くレンタルできるから」という謎の理由で、9月末頃に4人でキャンプに行ったんですよ。

レイム
今ならおかしくもないでしょうけど、当時だとどうだったの？

大口
キャンプ場はかなり空いていて、私たち含めて3組しかいなかったのだけど、その日の夜12時近くに事件が起きたんですよ。

マリサ
何があったんだ？

大口
隣のテントから何か事件でも起きたんじゃないかってくらいものすごい悲鳴が聞こえてきて、何事かとみんなで見に行ったんですよ。

レイム
何が起きてたの？

大口
行ってみたらそのテントの人達が全員外に出ていて動揺しまくっていたから、「どうしましたか？」って聞いたら、中に虫がいるみたいなことを言っていたので、どんな凄いのが出たのかと恐る恐る覗いてみたんですよ。

マリサ
大量の虫が湧いていたとかか？

大口
クスサン1匹が中で大暴れしてた。

レイム
ああ、なんか去年あたりから北海道で大量発生している大きい蛾よね。
寝てたらテントの中に巨大な蛾とか、虫嫌いな人にとっては恐怖以外の何物でもないでしょうね。

大口
クスサンは全国に生息している日本で2番目に大きい、10センチオーバーの蛾だしね。
ただ私たちからしてみたら、深夜にものすごい悲鳴が聞こえてきた事の方が恐怖だったけどね。

レイム
そんなわけで今回はここで終わるわ。

レイム　マリサ　大口
またらいしゅ～

【ゆっくり解説】テレビはなぜ信用されない？補足回

レイム　マリサ　大口
ゆっくりしていってね。

マリサ
さて、今回は本編動画「【ゆっくり解説】テレビはなぜ信用されな
い？」について、少し補足をしていくぜ。

レイム
たしか日テレの番組で、那須どうぶつ王国のペンギン池に無許可で「落ちる」演出をして批判された事例を、「過剰反応気味」としていた件よね。

大口
その件なんですが、「過剰反応」とした表現は問題だったので、その件についてまず訂正します。
申し訳ないです。

大口
そのうえで、この件の顛末はこの記事が分かりやすいです。

那須どうぶつ王国『スッキリ』“ペンギン池”経緯報告オードリー春日は放送翌々日に「謝罪に来園」
ORICON NEWS　2023-04-05
https://www.oricon.co.jp/news/2274294/full/
（一部抜粋）
経緯として「26日に春日さんご本人、スッキリの制作責任者の方々が謝罪に来園し、春日さんからも謝罪を受けました。24日には『スッキリ』公式ホームページにて、さらには27日に日本テレビ定例記者会見におきまして石澤顕代表取締役社長に謝罪をいただきました」と説明し、「当園はSNS等で個人への誹謗中傷は望んでおりません」と騒動の沈静化を呼びかけた。
　また、27日の『スッキリ』での加藤浩次の謝罪コメントの中で「動物たちに危害を加えなければ池に落ちて大丈夫、池に（動物が）入っていない状態でしたらいいですよというニュアンス」とスタッフから聞いていたという発言については「当園が動物のいる場所（フンボルトペンギン池）へ入っても大丈夫と言った認識はございませんので安全、衛生、動物福祉の観点からありえないことであると再度抗議し撤回を求めました」と伝えた。

　今回の原因について「事前打合せ、ロケハン（下見）、最終確認の中で、動物のいる場所へは、（フンボルトペンギン池）入らない様に注意喚起も行っておりましたが、打合せの中で弊社担当者とスッキリ制作担当者の方々との意思疎通に問題があったと認識しております」と明かし、「この点は当園として重く受け止めております。今後はこの様なことが起こらない仕組みを日本テレビと協議致します」と再発防止に努めていくと表明した。
　また、『スッキリ』の公式サイトにもコメントが掲載され「那須どうぶつ王国と協議を行い、事前打合せや下見において、意思疎通に問題があったことを確認致しました。その結果、番組スタッフの理解が不十分なまま放送が行われ、那須どうぶつ王国が入ることを許可していない池に入りました」と経緯を説明。「那須どうぶつ王国の方々、出演者の方々にご迷惑をおかけいたしましたことを改めてお詫び申し上げます」と謝罪した。

大口
記事によると、3月24日の放送で「ペンギン池への飛び込み」問題が発生し、那須動物王国や視聴者から抗議があり、同日に公式ページで謝罪、26日にタレントとスッキリの制作責任者が現地に赴き謝罪。

大口
その翌日の27日に、番組内でも謝罪があったが、「動物たちに危害を加えなければ池に落ちて大丈夫、池に（動物が）入っていない状態でしたらいいですよというニュアンス（とスタッフから聞いていた）」と発言、再度炎上

大口
那須どうぶつ王国側から「事前打合せ、ロケハン（下見）、最終確認の中で、動物のいる場所へは、（フンボルトペンギン池）入らない様に注意喚起も行っておりましたが、打合せの中で弊社担当者とスッキリ制作担当者の方々との意思疎通に問題があったと認識しております」と説明。

大口
日テレ側でも、那須どうぶつ王国と協議を行い、「番組スタッフの理解が不十分なまま放送が行われ、那須どうぶつ王国が入ることを許可していない池に入りました」と謝罪したというのが顛末です。

大口
このことから分かるのは、経緯はどうあれ当事者同士での「手打ち」になっているという事で、外部の人間が何を言おうと、「双方で落ち度を認め問題が解決した」という客観的事実が存在している事です。

大口
このため、これ単体で「また起こすかもしれない」「後付けの口裏合わせ」等と引っ張っても、それは仮定の話にすぎず、批判として弱いためむしろ「ネットの過剰反応」として攻撃の材料になりかねないわけです。

大口
実際、動画でも過去に取り上げた事のある「日本ファクトチェックセンター」は、関係者の殆どがテレビ、新聞関係者であるにも関わらず、「テレビ・新聞以外」のファクトチェックしかしない団体であり、マスコミに批判的なネット世論を頻繁にやり玉に挙げる事も多いため、ここに隙を見せるのは危険です。

旧姓で不動産登記はできる？　自民党総裁選で小泉氏と高市氏が正反対の発言【ファクトチェック】
日本ファクトチェックセンター(JFC) 2024年9月12日
https://www.factcheckcenter.jp/fact-check/politics/inaccurate-real-estate-registration/
自民党総裁選に立候補した小泉進次郎議員が「旧姓では不動産登記ができない」、高市早苗議員が「今年の4月から旧氏（旧姓）でできる」と発言しました。これはともに不正確です。4月から旧姓併記が可能になりましたが、旧姓だけでの登記は現在もできません。

JFCの体制
日本ファクトチェックセンター(JFC)
https://www.factcheckcenter.jp/about/

大口
また、この組織の運営委員には大学教授が何人も名を連ねているため社会的な信用度も高く、対外的に今回の件の「ファクトチェック」を宣伝されると、一方的に悪者にされる可能性があります。

大口
そこで、この問題の解決策として、「既に当事者同士で手打ちになっている」事例を強調するよりも、「対応に問題があった事例」を強調した方が「付け入られ難い」というわけです。
それが動画後半で紹介した事例です。

大口
また、憶測に過ぎないので動画では紹介しませんでしたが、オランダの保護施設が「日本のテレビ局は問題あり」と判断する材料となった可能性のある事例に言及した記事があり。

嵐・相葉雅紀MC・日テレ『嗚呼!!みんなの動物園』、通算6度目の「トラブル」!!サンドウィッチマン番組も終了…「テレビで動物番組は無理」なワケ！
ピンズバ　2023.2.3
https://pinzuba.news/articles/-/464?page=2
（一部抜粋）
■海外からも『みんなのどうぶつ園』に批判の声
『ＩＬＯＶＥみんなのどうぶつ園』にリニューアルしたあとも、番組に協力してきた動物園・神戸どうぶつ王国が抗議を申し入れていたことが明らかになっている。
　２０２１年１月の番組では「見て・ふれ合って・買える」をコンセプトに掲げるペット動物園を訪れ、相葉が世界で１２０匹ほどしか飼育されていないスナネコとじゃれ合う様子が放送された。
　しかし、スナネコは動物園のようなしっかりとした施設や知識がないと飼育することが難しいにもかかわらず、視聴者に「可愛いスナネコを飼いたい」と思わせてしまいかねない内容を放送。これを受け、神戸どうぶつ王国は「ああいった放送をされるのであれば、今後は番組に協力することは難しい」と抗議したという。
　２０２１年４月の『週刊女性ＰＲＩＭＥ』では、ネット上で署名を集めることができる海外サイトで「“プリン”のエンターテインメント使用をやめよう」といった投稿があり、アメリカ、フランス、ブラジルなど、世界各国から賛同が集まっているとも報じた。
　オランダの動物関連ニュースサイト『ＴｈｅＡｎｉｍａｌＲｅａｄｅｒ』が、カナダの野生動物保護団体を取材。同団体は日本の政府関係者に連絡を取り、「プリンをエンターテインメント番組で使用しないように要請した」という。

大口
日テレの「ＩＬＯＶＥみんなのどうぶつ園」という番組が2021年1月に放送した内容に、スナネコをあたかも一般人が飼育できるかのような印象を受ける演出があり、番組に協力した「神戸どうぶつ王国」が抗議したという事がありました。

大口
そしてこの問題は海外にまで波及し、海外の署名サイトで「“プリン（スナネコの名前）”のエンターテインメント使用をやめよう」という投稿があり、多数の国から賛同者が集まり、オランダの動物関連ニュースサイトがカナダの動物保護団体を取材、同団体が日本政府関係者に連絡を取り、「プリンをエンターテインメント番組で使用しないように要請した」という事態になりました。

大口
この件がオランダのアザラシ保護施設に伝わり、一連の騒動の発端となった可能性（あくまで可能性です）もあるため、違ったとしても国際的な騒動になった事例であるため、この件を動機付けの一つにするのも有効です。

大口
このように、「当事者同士で手打ちになっている事例」を前面に出すのは、異論を挟む余地が大きく印象操作の格好の餌食になり易いので、他の事例と複合的に扱った方がいいというのが私の考えです。

大口
また、「好意でやっただけ」「感想に過ぎない」としても、少なからず影響を受けたであろうテレビ局側はそうは受け取らないでしょうから、自衛はどうしても必要なわけです。
適切な対応さえできれば、山のように問題を抱えたテレビ局側より、こちらの方が圧倒的に優位ですから。

マリサ
そんなわけで今回の補足はここで終わるぜ。

レイム　マリサ　大口
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