日韓問題(初心者向け)

日韓問題について、初心者でもわかりやすい解説と、日韓問題とマスコミ問題の動画のテキスト版を投稿しています。

韓国人の交渉術2


さて、本日は過去記事の「韓国人の交渉術」で言及した内容以外にも、彼ら独特の交渉術があるので、その件について書いていきます。

初めて来られた方はまずこちらを先に読む事をお勧めします。

ブロマガ『日韓問題(初心者向け)』を始めた理由

注意
・このブロマガは「日韓の価値観の違い」を初心者向けに扱っています

・当ブロマガのスタンスは「価値観に善悪や優劣は存在しない」というものです

・相手が不法を働いているからと、こちらが不法をして良い理由にはなりません

・自身の常識が相手にとっても常識とは限りません、「他者がそれを見たらど
う思うか」という客観性を常に持ちましょう

・日常生活で注意する程度には言動に注意を心がけてください


過去産経新聞の黒田氏が指摘した韓国人の交渉術について言及したことがあるが、ほかにも彼ら独特の交渉術があり、それは自身に不利益や弊害が起きようとかまわずひたすら相手の落ち度を指摘し、高圧的な態度で相手を精神的にコントロールするという手法がある。


この方法は「相手と融和的になろう」「穏便に解決しよう」とする人ほど効果があり、相手が彼らに同調すればするほど強圧的に接し、さらなる譲歩と追加条件を飲ませようとするやり方であり、最近ではユニクロに対してこの手法が使われている。


また、この手法は何も韓国だけが行うわけではなく、北朝鮮が韓国に対して現在実行中であり、そのことをアメリカの元政府高官が危惧するという事態となっている。



※一部を除き、引用記事が日本語の場合には文中にリンク用アドレスとタイトルのみ表記、韓国語のものやリンク切れで参照不能な記事のみ文末にまとめて本文を引用します。
※本文中のリンクは引用の元記事、或いはインターネットアーカイブウェブ魚拓(別サイト)へのリンクです。



1:他者の劣等性が重要


まずはこちらの記事から

ユニクロCMが慰安婦被害者を「冒瀆」 謝罪要求=韓国学生団体
聯合ニュース 2019.10.21
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20191021002100882

【ソウル聯合ニュース】日本政府の対韓輸出規制強化を受け韓国で広まった日本製品不買運動の主なターゲットとなったカジュアル衣料品店ユニクロが、今度はCMで旧日本軍の慰安婦被害者を冒瀆(ぼうとく)したとする声が一部で上がり、論争を呼んでいる。複数の大学生団体は21日、ソウル・鍾路にある同社の店舗前で記者会見を開き、「ユニクロがCMで慰安婦被害者や強制動員被害者を冒瀆した」と主張し、謝罪を求めた。

 CMは10代の少女から「私の歳の頃はどんな服を着ていたの」と問われた90代の女性が「I can't remember that far back」と答えるものだが、韓国語版の字幕では「80年以上も前のことを覚えているかって」と意訳され、これが一部から慰安婦問題を提起する韓国をやゆするものとの主張が上がっている。ユニクロ側は当初「そうした意図はない」と説明したが、波紋が広がると、CMの放映を全面中止すると発表した。

 団体のメンバーは「『80年前』は日本の政治家が『なぜ徴用問題を今でも取り上げているのか』と韓国政府に文句をつける時にやゆする言葉」として、「ユニクロはそのような意図はないと(釈明)したが、わざとだと思う」と批判した。


最近のニュースなのですが、ユニクロのCMが韓国で「慰安婦を侮辱している」としてやり玉に挙げられ、上記のように学生団体などから抗議を受けているというニュースです。


この件なのですが、理由として本来「そんなに前のことなど覚えていない」と英語で答えているところを、「80年以上も前のことを覚えているかって」と字幕で意訳しており、これを慰安婦問題を揶揄するものとして抗議しているそうなのです。


そもそもなぜその意図と解釈できるのかが説明できていないうえに、これがまかり通るなら1945年以前に言及する表現は全て「揶揄」として抗議できることになります。


さらには、記事では「『80年前』は日本の政治家が『なぜ徴用問題を今でも取り上げているのか』と韓国政府に文句をつける時にやゆする言葉」としていますが、そもそもそんな表現が一般化している事例自体がありません。


結局のところ、これは完全な言いがかりという事になるのですが、実は過去にもこうした言いがかりは存在しており、例えば以前紹介した事例としてアニメ関連で「大正ロマン」というイベントを行ったところ、それが韓国を侮辱しているとして問題になった事例があります。


また、2000年代初頭には「日本の「DNP006」というラッパーグループが韓国を侮辱する歌を販売した」というデマが発端となり、これを真に受けた韓国政府が日本政府に公式抗議を行い、さらには韓国のインディーズバンドが日本を侮辱する「fUCk zAPAN」という曲をリリースし大ヒットし、デマと発覚した後も一切謝罪もありませんでした。


他にも、韓国で「日本に盗まれた」として日本に抗議と返還要求をしていた石塔が韓国の博物館の倉庫から発見されたが、韓国側から一切の謝罪もなかった事例もあります。


実際問題、こうしたことは韓国ではよくあることであり、以前から解説しているように、曲解でもこじ付けでも、場合によってはデマでも何でもいいので、「相手の劣等性」を指摘し、それで自己の優越性を証明するという考え方があるため、頻繁にこうしたことが起きるわけです。

※蔑視ありきの自民族中心主義

韓国の自民族中心主義(エスノセントリズム)は非常に特殊であり、通常の自民族中心主義が自己の優越性の肥大化から異民族や異人種を蔑視するようになるのに対し、彼らの価値観では「他者を蔑視する事で自己の優越性を証明する」通常とは逆のプロセスになっている。

関連記事
韓国人が日本人から嫌われる根本的原因


youtube
https://youtu.be/StPglNFdHxE


そしてさらにこの件ではほかにも原因があります。

2:独特の交渉術


その原因とは、彼ら独特の交渉術です。


彼ら独特の「他者の劣等性から自己の優越性を証明する」という価値観に関係するのですが、原則的に彼らは自己の正しさを具体的に証明する手段が存在しないため、正しさ同士がぶつかった場合や、持論が正しいことを証明することが必要な場合は、とにかく他者の劣等性を指摘しようとします。


具体的には「お前に落ち度があるからこうなっているのだ」と相手を罵り続けるのです。


今回のユニクロの事例の場合には、直接的な理由として以下が挙げられます


「ヒートテック」が「ボイコット・ジャパン」に勝った…ユニクロに列をなしたお客さん=韓国 ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.10.16 10:06

スマートフォン
https://s.japanese.joins.com/JArticle/258590


これまで韓国はユニクロの経営陣が「不買運動は一過性で終わる」と発言したことを理由に不買運動を進めていたのですが、ここにきてユニクロがセールを展開したところ客足と売り上げが戻ってきたことから、不買運動を政治的に利用している団体などが今回の件を煽ったわけです。


またもう一つ理由があり、次に以下の事例を


ユニクロ会長「日本は最悪、韓国が反日なのは分かる」…安倍政権に苦言 ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.10.17 09:06
スマートフォン
https://s.japanese.joins.com/JArticle/258638


ユニクロの会長が韓国の主張に同調するような発言をしたということ伝える記事なのですが、一見するとこうした反応は韓国側で歓迎され不買運動から外されそうに見えますが、実態は違います。


その独特の価値観と序列社会を有する韓国社会では、謝罪やそれに類する行為にも独特の考え方があり、それが終わりではなくある種の「出発点となる」という事を解説しました。


関連記事
韓国社会における「謝罪」の意味


youtube
https://youtu.be/J_qIFDyp8bc


今回のユニクロ会長の発言もこれと同様の意味があり、不買運動を仕掛けられている側が仕掛けている韓国に同調する態度をとったため、「ユニクロは自分達よりも弱い存在なのだ」と認識され、序列の下位者として「何をされても文句の言えない存在」となったのです。
いわゆる「(韓国的)甲と乙の関係」です。


そして韓国においてこうした立ち位置になると非常に問題で、弱い立場としてさらに高圧的な態度をとられ、最終的には罵倒や侮辱を受けながら相手の言いなりになってしまうという、ある種の精神的なコントロール下に置かれることになります。


今回の場合はそうなっていく前段階として、例えば贖罪意識をさらに強調させるために以下のように


「苦痛は永遠に忘れられない」 ユニクロCM問題、パロディー動画まで登場 朝鮮日報 2019/10/21

慰安婦嘲笑議論のユニクロに重い一発食らわせた韓国の大学生 ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.10.20 12:52
スマートフォン版
https://s.japanese.joins.com/JArticle/258723


韓国の大学生、「慰安婦」への冒涜で議論になったユニクロ広告のパロディ映像を制作 ハンギョレ新聞 2019-10-21


慰安婦とされる女性が出てきてパロディー広告という名のプロパガンダを始めており、こうしてさらに贖罪意識でコントロール下に置こうとするのです。


またほかにも

ユニクロの広告に…韓国中小ベンチャー企業長官「非常に腹立たしい」 ⓒ 中央日報日本語版2019.10.21 16:03
スマートフォン
https://s.japanese.joins.com/JArticle/258767

韓国を侮辱したユニクロ…CM中断に店舗規制まで「鉄槌」 朝鮮日報 2019/10/22


上記2つの事例のように、政治家がこれを口実にユニクロに露骨に圧力をかけてきており、今後ユニクロは韓国政府の政治的意向に逆らえなくなるような状況を作り出そうとしています。


さらには以下の事例のように


保坂祐二氏「ユニクロ広告は嘲弄…日本人、韓国は自尊心ないと話す」 ⓒ 中央日報日本語版2019.10.21 15:14
スマートフォン
https://japanese.joins.com/JArticle/258766


韓国に帰化した保坂祐二氏が、広告は韓国人を日本人が嘲弄するために作ったとし、その理由を「昨年、強制徴用者判決で韓国が勝ったが、一人生き残ったイ・チュンシクさんが98歳だった」とか、「現在まで確認された最も幼い慰安婦被害者の年齢は13歳」と、とにかく片っ端から状況証拠をこじつけて韓国人を挑発し煽っています。


ユニクロの会長は日本人の常識の感覚で「同調しておけばそのうち収まる」と考えていたのでしょうが、日本人とは感性も価値観もまるで異なる韓国ではそれが逆効果となり、不用意な発言から今後ユニクロは韓国で非常に不利な立場に立たされることとなったわけです。


当然これだけでは終わらず、韓国側はさらに追加でユニクロに対して様々な難癖や攻撃をあと数年は続けていくでしょう。


これが彼らの交渉術なのです、「弱い」相手は徹底的に食い物にされるのです。
もしこの状態でユニクロ側が韓国にさらなる譲歩をし続けるような態度をとった場合、いずれ大損害を受ける状況になるまでに追い込まれるでしょう。

3:北朝鮮も同じ


そしてこの件なのですが、何もこれを行っているのは韓国だけではなく、北朝鮮は韓国に対してこれと全く同じことを行っています。


例えば韓国の文大統領が数か月前に北朝鮮との融和と経済協力を発表したところ、北朝鮮はミサイルと罵倒でそれに返答しました。


また最近の事例でも以下のように


韓国のミサイル訓練・原潜取得構想を非難 「後悔させる」=北朝鮮 聯合ニュース 2019.10.22


韓国の軍事政策に対して罵倒を行っていますし


【社説】サッカー「平壌悪夢」直後に「南北五輪」だなんて 朝鮮日報 2019/10/21


先日のサッカーワールドカップ予選では北朝鮮に赴いた選手たちがひどい嫌がらせと露骨なラフプレーを受けたうえに、無観客・無中継での試合を余儀なくされました。
この事例でも、試合の少し前に文大統領がサッカー女子ワールド杯やオリンピックの南北合同開催構想を演説していました。


また今月23日の事なのですが、北朝鮮が突然南北合同で推進した金剛山観光を全否定、韓国側の建設した施設をすべて撤去すると言い出しましたが、韓国側は以下のように


金正恩氏の金剛山観光批判 「まだ協力の余地ある」=韓国統一相 聯合ニュース 2019.10.23


何も言い返せず「まだ協力の余地はある」と具体性もなく繰り返し、ひたすら北朝鮮の機嫌が直るのを待っているうえに、北朝鮮の言いなりとしか言いようがないような政策を続けています。


そしてこの状態を見かねたアメリカの元政府高官から以下のように


元米高官「北は韓国左派へのイデオロギー攻勢に成功、北が何をやっても無条件に従う水準に至った」 朝鮮日報 2019/10/19


北朝鮮としては韓国を外交的、政治的、イデオロギー的に(利用する)都合の良い位置に置いたことを把握し、蔑視しているということだ」として、すでに韓国側が北朝鮮の精神的なコントロール下に置かれ、どんなに侮辱的な態度をとられても北の言いなりに動くようになってしまったと指摘しています。


そしてその原因を「北朝鮮は自分たちよりも韓国のほうがより対話や協力を願っていることと、北朝鮮がどんな行動をとっても韓国は常に手を差し出し、協力を求めることを確信するようになった」と指摘しているのです。


これはまさに今現在韓国がユニクロに仕掛けているのと同じやり方であり、過去日本政府も全く同じ手法で韓国の精神的コントロール下に置かれていました。


韓国や北朝鮮ではこれが「当たり前」という事です。
日本人の感覚で「こちらが融和的な態度をとれば相手も応えてくれる」という態度をとっていると、今現在まさにユニクロが仕掛けられているような仕打ちを受けるのです。


そして最後は、現在北朝鮮が韓国に仕掛けているように、「北から罵倒されながら北に従う」という状況にまで追い込まれていくわけです。


ですから、本来韓国には下手に同調したり譲歩したりするのは逆効果であり、事務的で無感情に「役所の窓口の対応」のような態度で接するのが最も適切なわけです。




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