日韓問題(初心者向け)

日韓問題について、初心者でもわかりやすい解説と、日韓問題とマスコミ問題の動画のテキスト版を投稿しています。

【マスコミ問題】韓国批判報道とマスコミ


さて、本日は一連の「韓国批判報道への批判」に関する問題について解説していきます。


関連動画

youtube
https://youtu.be/BECcLp2FtRY


youtube
https://youtu.be/2gguS09EY64


YouTube
https://youtu.be/uU21gJANaVs


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https://youtu.be/rI_318unmbE


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https://youtu.be/m2VvJhmEc_Q


YouTube
https://youtu.be/rp2kc68pQYI

注意
・この動画は「マスコミ問題」を扱っています

・「マスコミ問題」ですので、イデオロギーや属性等は一切関係ありません

・「特定の国との特別な関係」は問題の枝葉です、主問題は業界の体質です

・自身の常識が相手にとっても常識とは限りません、「他者がそれを見たらど
う思うか」という客観性を常に持ちましょう。

・日常生活で注意する程度には言動に注意を心がけてください

・キャラ崩壊あり

・動画の拙い部分は生暖かく見守ってください、そのうちなんとかします

本日の投稿動画


YouTube
https://youtu.be/aZ19szxdG8c


以下は動画のテキスト版になります。


レイム マリサ
ゆっくりしていってね


マリサ
さて、今回はマスコミ問題なので私が解説していくぜ。


レイム
今回って、最近あちこちで「嫌韓報道ばかりでおかしい」みたいな論調の記事が出てきている件?


マリサ
そうだぜ。
あれってな、ちゃんと読んでみるとどれも印象操作や論点のすり替えばかりで、ちゃんとした批判がないんだぜ。


レイム
異論があれば内容批判をすればいいけど、それをしていないってこと?


マリサ
別にこれは「韓国批判」に限ったことではないけど、異論があって批判をするのはいいんだぜ。
でもな、一連の「韓国批判報道への批判」ってな、ほとんどが「韓国批判は悪」という論調なんだぜ。


レイム
ああ、なるほど。
批判報道への異論じゃなくて、「批判そのものを封じる」論調だから問題って事ね。


マリサ
そうだぜ。


詭弁と印象操作


レイム
でも、そんな風に断言しちゃって大丈夫なの?
ちゃんとした「異論」もありそうなものだけど。


マリサ
そういうのはまあ論より証拠だな。
まずこちらの新聞労連の声明文なんだが、突っ込みどころが複数あるから分割して紹介するぜ。

労連声明:「嫌韓」あおり報道はやめよう
新聞労連日本新聞労働組合連合) 2019年9月6日
http://shimbunroren.or.jp/%e3%80%8c%e5%ab%8c%e9%9f%93%e3%80%8d%e3%81%82%e3%81%8a%e3%82%8a%e5%a0%b1%e9%81%93%e3%81%af%e3%82%84%e3%82%81%e3%82%88%e3%81%86/

他国への憎悪や差別をあおる報道をやめよう。

 国籍や民族などの属性を一括りにして、「病気」や「犯罪者」といったレッテルを貼る差別主義者に手を貸すのはもうやめよう。

 先月末、テレビの情報番組で、コメンテーターの大学教授が「路上で日本人の女性観光客を襲うなんていうのは、世界で韓国しかありませんよ」と発言した。他の出演者が注意したにもかかわらず、韓国に「反日」のレッテルを貼りながら、「日本男子も韓国女性が入ってきたら暴行しないといかん」などと訴える姿が放映され続けた。憎悪や犯罪を助長した番組の映像はいまもなお、ネット上で拡散されている。

 今月に入っても、大手週刊誌が「怒りを抑えられない韓国人という病理」という特集を組んだ。批判を浴び、編集部が「お詫びするとともに、他のご意見と合わせ、真摯に受け止めて参ります」と弁明したが、正面から非を認めることを避けている。新聞も他人事ではない。日韓対立の時流に乗ろうと、「厄介な隣人にサヨウナラ 韓国なんて要らない」という扇情的な見出しがつけられたこの週刊誌の広告が掲載されるなど、記事や広告、読者投稿のあり方が問われている。

 日韓対立の背景には、過去の過ちや複雑な歴史的経緯がある。それにもかかわらず、政府は、自らの正当性を主張するための情報発信に躍起だ。政府の主張の問題点や弱点に触れようとすると、「国益を害するのか」「反日か」と牽制する政治家や役人もいる。

 でも、押し込まれないようにしよう。

 「国益」や「ナショナリズム」が幅をきかせ、真実を伝える報道が封じられた末に、悲惨な結果を招いた戦前の過ちを繰り返してはならない。そして、時流に抗うどころか、商業主義でナショナリズムをあおり立てていった報道の罪を忘れてはならない。

 私たちの社会はいま、観光や労働の目的で多くの外国籍の人が訪れたり、移り住んだりする状況が加速している。また、来年にはオリンピック・パラリンピックが開催され、日本社会の成熟度や価値観に国際社会の注目が集まる。排外的な言説や偏狭なナショナリズムは、私たちの社会の可能性を確実に奪うものであり、それを食い止めることが報道機関の責任だ。

 今こそ、「嫌韓」あおり報道と決別しよう。

 報道機関の中には、時流に抗い、倫理観や責任感を持って報道しようと努力している人がいる。新聞労連はそうした仲間を全力で応援する。


マリサ
まず新聞労連の声明では「国籍や民族などの属性を一括りにして、「病気」や「犯罪者」といったレッテルを貼る差別主義者に手を貸すのはもうやめよう」という主張から始まっているぜ。


レイム
まあこれは正論よね。
どんなものにも様々な側面があるし、一部分のみを削って「こうだ」と印象操作するのはよくないわ。


マリサ
そうだな。
ただ、例えば全体的な傾向として「日本企業は終業時間を守らない」というのに異論がある人は少ないよな。
当然そうじゃない会社も多数あるが、だからと言って社会全体の傾向として「これ」があるのは間違いないしな。


レイム
確かにね、例えば「終業時間を守らない」会社が50%あったら、それは「社会全体の問題」としてもいいし、それを「一括りにしてレッテル貼りをしている」と非難する人もまずいないしね。

労連声明:「嫌韓」あおり報道はやめよう
新聞労連日本新聞労働組合連合) 2019年9月6日
http://shimbunroren.or.jp/%e3%80%8c%e5%ab%8c%e9%9f%93%e3%80%8d%e3%81%82%e3%81%8a%e3%82%8a%e5%a0%b1%e9%81%93%e3%81%af%e3%82%84%e3%82%81%e3%82%88%e3%81%86/

(一部抜粋)
 先月末、テレビの情報番組で、コメンテーターの大学教授が「路上で日本人の女性観光客を襲うなんていうのは、世界で韓国しかありませんよ」と発言した。他の出演者が注意したにもかかわらず、韓国に「反日」のレッテルを貼りながら、「日本男子も韓国女性が入ってきたら暴行しないといかん」などと訴える姿が放映され続けた。憎悪や犯罪を助長した番組の映像はいまもなお、ネット上で拡散されている。

 今月に入っても、大手週刊誌が「怒りを抑えられない韓国人という病理」という特集を組んだ。批判を浴び、編集部が「お詫びするとともに、他のご意見と合わせ、真摯に受け止めて参ります」と弁明したが、正面から非を認めることを避けている。新聞も他人事ではない。日韓対立の時流に乗ろうと、「厄介な隣人にサヨウナラ 韓国なんて要らない」という扇情的な見出しがつけられたこの週刊誌の広告が掲載されるなど、記事や広告、読者投稿のあり方が問われている。


マリサ
で、ここからがこの新聞労連の声明のおかしなところなんだが、記事では週刊ポストの一連の記事の事を「扇情的な見出しがつけられたこの週刊誌の広告が掲載されるなど、記事や広告、読者投稿のあり方が問われている」とか批判しているぜ。


レイム
中身じゃなくて見出しだけなら、それこそ何とでも言えてしまえない?
新聞報道なんて、見出しで釣ってる記事いくらでもあるし。


マリサ
んでな、それとは別にテレビ番組でコメンテーターが「路上で日本人の女性観光客を襲うなんていうのは、世界で韓国しかありませんよ」、「日本男子も韓国女性が入ってきたら暴行しないといかん」と主張していたとして、ポストの記事をこれと同等のものとして扱っているぜ。


レイム
あれ?これちょっとおかしいわね。
確かにテレビでコメントしていた大学教授の言い分はただのレッテル貼りや暴言だけど、ポストの「怒りを抑えられない韓国人という病理」というのは、過去動画で解説したけどそもそも事実じゃない。
しかも日韓問題に直接影響を与えているし。


マリサ
そうなんだぜ。
おかしいのは、憤怒調節障害の件はさっきの「終業時間」の件と同じで、「韓国人全員がそうだ」と言っているわけではなく、「社会全体の傾向としてこうだ」と言っているだけだぜ。
他にもおかしい部分があってな

労連声明:「嫌韓」あおり報道はやめよう
新聞労連日本新聞労働組合連合) 2019年9月6日
http://shimbunroren.or.jp/%e3%80%8c%e5%ab%8c%e9%9f%93%e3%80%8d%e3%81%82%e3%81%8a%e3%82%8a%e5%a0%b1%e9%81%93%e3%81%af%e3%82%84%e3%82%81%e3%82%88%e3%81%86/

(一部抜粋)
 日韓対立の背景には、過去の過ちや複雑な歴史的経緯がある。それにもかかわらず、政府は、自らの正当性を主張するための情報発信に躍起だ。政府の主張の問題点や弱点に触れようとすると、「国益を害するのか」「反日か」と牽制する政治家や役人もいる。

 でも、押し込まれないようにしよう。

 「国益」や「ナショナリズム」が幅をきかせ、真実を伝える報道が封じられた末に、悲惨な結果を招いた戦前の過ちを繰り返してはならない。そして、時流に抗うどころか、商業主義でナショナリズムをあおり立てていった報道の罪を忘れてはならない。


マリサ
この部分なんだが、あたかも「政府が自らの正当性を主唱するために情報発信すること」が悪い事のように書かれているだろ。


レイム
あー、でもメディアが政府の言い分通りの事ばっか報じたり、「政府の主張の問題点や弱点に触れようとすると、「国益を害するのか」「反日か」と牽制する政治家や役人もいる」というのも問題じゃないの?


マリサ
現実問題として、そういう事例があるか?
例えば、輸出優遇措置解除問題の件で、安倍総理が当初「徴用工裁判」の件を出したのは事実だが、じゃあその件を「徴用工裁判の報復だ、政治利用だ」として反論する人たちに対して、レイムは「国益を害するのか」「反日か」と反論したか?


レイム
そんな無意味なレッテル貼りする必要ないじゃない。
あれはあくまで「約束を守らない」という二次的な理由であって、主題は「韓国側の輸出管理に疑問点があり、その件を2018年6月に定期協議で話し合おうとしたら、韓国側が2019年3月まで日本側の協議の提案を拒否し続け、3月以降は音沙汰がなくなった」のが原因だし。


マリサ
そうだろ?
もしかしたら「国益を害するのか」「反日か」とか頭の悪い反論をする人がいるのかもしれないが、そんなのは明らかに「一部の例」だろ?


レイム
…あ。


マリサ
察しがついたと思うが、要するにこの新聞労連の声明って、「一部の例を全体に当てはめてレッテル貼りをするな」と批判しながら、自分達は堂々とそのレッテル貼りを行っているんだぜ。


レイム
ああ、これじゃ何の説得力もないわねこの声明。


マリサ
ちなみにな、この声明って二種類の古典的な「詭弁のテクニック」で構成されているんだぜ。
一つ目は「燻製ニシンの虚偽」と呼ばれる詭弁で、これは前提条件の異なるものを強引に相対化し、問題のない側に問題があるかのようにミスリードする手法だぜ。


レイム
ああ、そう説明されるとわかりやすいわね。
本来TBSの番組のコメンテーターが行ったレッテル貼りと、週刊ポストの記事は前提が異なっているのに、それを「同一の問題」であるかのようにミスリードしているわけね。


マリサ
そうだぜ。
んでもう一つは「ストローマン」と呼ばれる詭弁だぜ。
これは相手の主張を持論に都合よく歪め、その歪められた主張に反論することで「相手を論破したかのように見せかける」手法だぜ。


レイム
これも解りやすいわね。
輸出優遇措置の件の問題はちゃんとそれ単体で原因があるのに、この声明では「政府の主張の問題点や弱点に触れようとすると、「国益を害するのか」「反日か」と牽制する政治家や役人もいる」と、相手の主張をゆがめて、それに反論しているしね。
世耕大臣のツイッターとか完全になかったことにされているわね。


マリサ
ちなみに、こういう突っ込みどころだらけの「韓国報道批判への批判」はほかにも山のようにあるというか、大半がこんな感じだぜ。


論点がころころ変わる


マリサ
次の事例も、一連の韓国批判報道への批判で最近よくみられるパターンだぜ。

韓国人は憤怒調節障害? 『ポスト』の誤りを糺す
論座/朝日新聞 2019年09月10日
https://webronza.asahi.com/culture/articles/2019091000007.html

 最近、各種メディアにおいて、韓国(人)に対するヘイトスピーチが目立つ。私はテレビとは無縁なため、ワイドショー等の事情には不案内だが、かなり顕著だと報じられている(朝日新聞2019年9月6日付)。

 週刊誌でも同様の傾向が感じられるが、今回騒ぎになった『週刊ポスト』(9月13日号)の特集記事を読んでみて、寒々とした気持ちになった。これは相当にタチが悪い。この記事を見ると、『週刊ポスト』は品性のみかジャーナリズムとしての資格をも欠いている、と言わざるをえない。

安倍政権への迎合

 リードを見れば、編集の姿勢が明瞭である。日韓の150年にわたる歴史を一切無視したまま、近年両国間で起きた問題と韓国の現政権とを、日本政府の立場に立って記述・指弾している。

 いわく、「韓国の『反日』が止まらない。〔韓国政府は〕徴用工問題での国際法を無視した賠償請求、……GSOMIA(……)の破棄まで一方的に決定してしまった。/いくら日本側が法と論理、正当な手続きを通じて関係を構築しようとしても、それが通じないのである」(28頁)。

 これは安倍政権の言い分をうのみにした記述である。ジャーナリズムであれば、いかに国際問題であろうと、政権の立場を相対化し、あるいは批判的に扱うことがまず期待されるが、特集記事にはそれが全く欠けている。

 実際、韓国政府は「徴用工問題での国際法を無視」などしていないし(個人に賠償請求権があることは日本政府たりとも否定できない。「河野外相こそ無礼。日韓関係を考える最低限の条件」参照)、GSOMIA(軍事情報包括保護協定)の廃棄は日本による「一方的」な経済報復を通じてなかば必然化されたものである。とすれば、「日本側が〔国際〕法と論理、正当な手続きを通じて関係を構築しようとし(た)」(同頁)などとは、とうてい言えない。だいいち、徴用工問題等を論ずる際、何より問われるべきかつての、歴史的な植民地化責任の問題が完全に棚上げされている。

「韓国人」を「日本人」とおきかえても納得できる記事

 特集記事は2つよりなる。特に問題と感じられる第2の記事は、「怒りを抑えられない『韓国人という病理』――『10人に1人は治療が必要』(大韓神経精神医学会)」と題されている。この記事の基本的問題もまた、一切の歴史的条件を無視した現象面の追求だけに終わっていることだが、そもそも基本的な誤りがこの記事にはある。

 心理学でも病理学でも同様だが、ある集団(ここでは韓国人の成人)と、ある特性・現象等(ここではこれから触れる「憤怒調節障害」)との関係を論ずる際、その集団とは別の集団(ここではあまり的確な言い方ではないが統制集団と言われることがある)の場合とを、比較・検討しなければならない。それがなければ、問題の特性が当の集団に固有のものだと判断することはできない。

 つまり今回の第2の記事は、韓国人について「怒りを抑えられない」、「10人に1人は治療が必要」などと記しているが、統制集団(例えば日本人)との比較がなされていないため、問題の特性が韓国人に特有かどうかは分からない。私にはむしろ、記事における「韓国人」を「日本人」とおきかえたとしても――「10人に1人」といった細部についてはともあれ――何ら問題なく読め、かつ納得しうる。

 なるほど韓国人と日本人とでは、この150年の歴史的経験は決定的に異なる。韓国は日本によって「併合」され、民族固有の文化(そこには固有の姓名・言語まで含まれる)を根こそぎにされてきた。「戦後」――朝鮮半島の人にとっては「光復」(解放)後――も、朝鮮は厳しい分断にさらされ、一方日本は「朝鮮戦争」特需によって経済発展の基礎を築いた。そして日本人は、「併合」後はもちろん、それ以前から朝鮮人に対する根づよい差別意識を有し、現代でもおそらくこれを払拭できていない。そのように、日韓両国人の歴史的経験は非常に異なる(後述のようにこの事実も重要である)。

 だが一方で、韓国人も日本人もともに、現代社会特有の条件下におかれている。現代人は、複雑化した現代の状況下で個性を埋没させ(哲学者はこれを「疎外」という言葉で表現してきた)、ネット環境以外の場での生きた結びつきをしばしば欠き、これを通じて、総じて人が有する攻撃性・暴力性を他者に侵犯的な形で発散させる傾向を有している。

 他方で近年のグローバリゼーションの流れから「非正規雇用」者が政策的に増やされ、社会の分断が促進され、一方で子どもたち・青年層まで競争的な教育環境下におかれて「学(校)歴社会」の病理にさらされる等々の点で、日韓は非常に似た状況下にある。

 そしてそのようにして蓄積された怒りや攻撃性は、SNSを始めとする現代特有の環境――ネット環境――を通じて、時には全く匿名のまま、特定の人たち、あるいは特定の集団に属する人たちに、容易に向けられるようになった。

 そうだとすれば、『週刊ポスト』記事が言う、「過激に怒りを露わにする……『憤怒調節障害』(間欠性爆発性障害)」(36頁)は、韓国人特有の現象だと言うことはできない。それは日本人にも同様に見られるし、そればかりか近年の右派、歴史修正主義者たちの行動こそ、まさに同「障害」の典型例のように私には思われる。
(後略)


マリサ
これなんだが、週刊ポストの件を「品性のみかジャーナリズムとしての資格をも欠いている」と批判している記事なんだが、これも突っ込みどころが複数あるから分割して解説していくぜ。


マリサ
まずな記事では「韓国との150年にわたる歴史問題を無視している」とか、「安倍政権の言い分をうのみにした記述である。ジャーナリズムであれば、いかに国際問題であろうと、政権の立場を相対化し、あるいは批判的に扱うことがまず期待されるが、特集記事にはそれが全く欠けている」と批判しているぜ。


※動画説明欄に関連動画へのリンクがあります。


レイム
これ、明らかにおかしいわね。
過去動画の「日韓問題は歴史問題ではない」とか、「韓国の親日派財産没収法」で解説したけど、現在韓国の行っている事って、明らかに「歴史」にかこつけた現在の国内事情の問題でしかないわよ。
この人韓国関連の知識何もないでしょ。


レイム
というか、こういう人たちの主張ってただ単に韓国政府の主張をうのみにしているだけよね。


マリサ
さらに記事では、「韓国は国際法を無視していない」としているけど、これも過去動画の「徴用工裁判問題の予備知識」で解説したように、国際法を無視しているどころか判決内容そのものがとても法治国家とは思えないほど滅茶苦茶だぜ。


レイム
そうね、この人明らかに以前ここでも何度か紹介した日韓国交正常化交渉の会議録と、韓国大法院の判決文を読んでいないのが丸わかりね。
こういう人たちって、大抵問題の基礎知識がないまま適当なことを言っているのよね。


マリサ
そしてこれだけでもとんでもないんだが、この人の論調がさらにおかしいのはここからだぜ。
記事では、『「韓国人」を「日本人」とおきかえても納得できる記事』として、


韓国人は憤怒調節障害? 『ポスト』の誤りを糺す
論座/朝日新聞 2019年09月10日

(一部抜粋)
「韓国人」を「日本人」とおきかえても納得できる記事
(中略)
 心理学でも病理学でも同様だが、ある集団(ここでは韓国人の成人)と、ある特性・現象等(ここではこれから触れる「憤怒調節障害」)との関係を論ずる際、その集団とは別の集団(ここではあまり的確な言い方ではないが統制集団と言われることがある)の場合とを、比較・検討しなければならない。それがなければ、問題の特性が当の集団に固有のものだと判断することはできない。

 つまり今回の第2の記事は、韓国人について「怒りを抑えられない」、「10人に1人は治療が必要」などと記しているが、統制集団(例えば日本人)との比較がなされていないため、問題の特性が韓国人に特有かどうかは分からない。私にはむしろ、記事における「韓国人」を「日本人」とおきかえたとしても――「10人に1人」といった細部についてはともあれ――何ら問題なく読め、かつ納得しうる。


マリサ
憤怒調節障害が韓国固有のものかどうかの検証がされておらず、例えば日本との比較がされていないとして、「記事における「韓国人」を「日本人」とおきかえたとしても何ら問題なく読め、かつ納得しうる。」と結論付けているんだぜ。


レイム
ちょっと待って。
韓国固有の現象かわからないとして、日本との比較ができていないというところまではまあ理屈としてはわからなくもないわ。
でも、なんでそこから「韓国人の部分を日本人に置き換えても問題ない」ってなるのよ。


マリサ
そう、この記事でもっとも斜め上なのはここなんだぜ。
これ要するに「事実に対して仮定を持ち出す」典型的な詭弁論法なんだが、これもマスコミ関連ではよくみられる手法だぜ。


マリサ
これが問題なのはな。
根拠のない仮定を事実と同等に比較してしまったら、それこそ何とでもいえてしまうからなんだぜ。
実際、この記事では「日本も同じ」とする客観的根拠って一つも提示されていないだろ?


レイム
まあ、本来は統計情報には同等の統計情報を持ってこないとお話にならないわよね。
長々と理由を書いているけど、どれも筆者の主観の域を出ていないし。


マリサ
そう、仮定の話はあくまで仮定の話でしかなく、事実とは比較し得ないし、何より客観性や具体性のない仮定の話は、「それと真逆の仮定の話」と同等だから、「何も言っていないのと同じ」なんだぜ。


マリサ
そもそもな、元々ポストの件を批判していた人たちって、「韓国人を憤怒調節障害呼ばわりするのは差別だ」と言っていたんだぜ。


マリサ
でも、それに「いや、これ元々韓国の精神医学会が言い出したことだから」と反論されたら、今回の件みたいに「日本も同じだ」とか「タイトルが問題だ」と論点をすり替えだしたわけだ。


レイム
ああ、日韓問題やマスコミ問題ではそういうの多いわよね。
当初の問題提起を否定されたら、その件の話が終わっていないのに次々と後付けで別の論点を持ち出して、延々と堂々巡りする人。


マリサ
そう、こういう人たちって自分の言葉に一切責任を負おうとしないのに、ひたすら他人を非難しようとするんだぜ。


韓国批判が気に入らないだけ


マリサ
んでな、一連の韓国批判報道への批判の問題点は、この週刊ポストの記事を読むとよくわかるぜ。

嫌韓」という病 改めて考えるメリットとデメリット
NEWSポストセブン 2019/9/7
1/2ページ) (2/2ページ

 世の中の「分断」が進んでいると言われる。時には冷静かつ客観的な分析も必要だろう。コラムニストの石原壮一郎氏が指摘する。

 * * *
 口角泡を飛ばして主張なさっている方々も、今の日本のこういう嫌な雰囲気を良しとしているんでしょうか。「さすが日本、たいしたもんだ」と思っているのでしょうか。あるいは、目先の快感の追求に忙しくて何も見えていないのでしょうか。

 お気づきのとおり、いつの間にか日本には「嫌韓」という恥ずかしい病が広まってしまいました。なかでも「右でも左でもない普通の日本人」を自称しているような人が、とくに罹りやすいようです。この病のウイルスはかなり強力で、いったん罹ってしまうと簡単には治りません。本人は自分が病んでいる自覚がないので、ウイルスを巻き散らかして周囲を巻き込んだり、悪化して後戻りできない状態になったりします。

 罹りやすいタイプの人は読解力に難がある傾向も見受けられるので、念入りに申し上げます。病だと申し上げたいのは、隣りの国に対して憎悪を募らせ、悪口を言わずにいられない「嫌韓」という行為です。病に罹っている方の中で、早とちりして喜んだ人がいたとしたら、赤っ恥をかかせてすいません。

 ウイルスの影響を受けるのは、個人だけではなくメディアも同じ。主義主張や節度のようなものはいったん横に置いて、そういう人が喜びそうな記事や番組を作ればウケるかもという誘惑に、ついつい負けてしまいます。なんとも恐ろしいことです。

嫌韓」という病がいかに厄介でいかに残念か、すでに罹っている人にはピンと来ないかもしれません。それを考えるために、まずは「嫌韓」に染まったりそういう発言を繰り返したりすることでどんな「メリット」があるのか、あえて着目してみましょう。

●「嫌韓」という病に罹ってしまうことによる5つの「メリット」

その1「どんなにダメな自分でも『みんなが言っているから』という虎の威を借りて、とりあえず『強い自分』になった気になれる」
その2「相手の側に非がある前提で非難することで、自分がやっていることの醜さから目をそらしつつ攻撃欲を満たすことができる」
その3「ネットを見渡せば、『嫌韓』を肯定してくれる手前味噌で薄っぺらい言説が蔓延しているので、安心感や連帯感が得られる」
その4「結局は何らかの意図で流された情報に踊らされているだけなのに、『自分は無知な愚民どもとは違う』と選民意識を抱ける」
その5「身近な国や民族をとことん悪く言うことで、自分や日本の体たらくから目をそらして、かりそめの自信を持つことができる」

 ああ、なんてタチが悪いんでしょう。人はそもそも弱い生き物だし、ここ数十年の日本は自信も経済力も未来への希望もすっかりなくなって、ウイルスが蔓延する条件がそろっていたのかもしれません。それにしても、こんなわかりやすい病にまんまと罹って、こんな恥ずかしい「メリット」に溺れてしまう人が多いのは、じつに情けないことです。

 ウイルスの蔓延を少しでも食い止めるために、そして、幸いにしてまだ軽症な人が「やっぱりそっちに行ったらマズイかも」と気付いて引き返してもらえるように、続いては「嫌韓」という病によって引き起こされるデメリットを考えてみましょう。

●「嫌韓」という病に罹ってしまうことによる5つの「デメリット」

その1「この人は大きな力に対して尻尾を振るしかないくせに、弱い自分をごまかしたくて虚勢を張るのが大好きなんだなと思われる」
その2「見事に踊らされているだけなのに、自分では『本当のこと』を知っている気になれるなんて、おめでたい人だなあと思われる」
その3「『嫌韓』な発言や態度が在日韓国人の人をいかに傷つけるか、そんな簡単なことにも気付けない想像力ゼロの人だと思われる」
その4「口実を見つけて感情的にわめくばかりで、他国や他民族に敬意を払うという当たり前のことができない幼稚な人だと思われる」
その5「本人はいい気なもんだけど、『日本が差別的な国と世界に思われるじゃないか。いいかげんにしてくれ』と苦々しく思われる」

 ああ、なんて残念なんでしょう。ほかにも、「差別」という人間としてもっとも恥ずかしいことを平気でやるとか、都合のいい自己正当化に余念がないとか、自分の国の過去を直視する勇気がないとか、過去の過ちを反省するどころか堂々と開き直るとか、そのへんの「あらためて言うまでもなくダメな要素」もたくさんあります。

 こう言っても、すでに重症の人は「向こうが悪いんだ!」「あいつらがこうだからだ!」とムキになって言い張りそうです。国と国との関係にせよ、人と人との関係にせよ、どちらかが一方的に悪いなんてことがあり得ると思っているとしたら、大人としてあまりに浅はか。昨今の出来事にしたって、どうひいき目に見ても「どっちもどっち」です。

 幸いにしてまだ罹患していない方は、5つの「メリット」を見て警戒を深めたり、5つの「デメリット」を見て恐ろしさを再確認したりしてください。日々、嫌なこともあるでしょうけど、うっかり甘い誘惑に乗ってしまったら、堕ちるのはあっという間です。ネットを見ていて興奮してきたら、うがいや手洗いで気持ちを落ち着かせましょう。

嫌韓」という病の広がりに怒りを感じてらっしゃる方も、油断は禁物。何を隠そう、よく似た病とウイルスは無数にあります。「反体制という病」「正義の味方という病」「インテリ気取りという病」……。たとえば「メリット」の5つは、単語を入れ替えれば、ほかのことに怒っている人や文句を言っている人にもおおむね当てはまります。

 ともあれ、「嫌韓」という病で熱にうなされてはしゃいでいる人はさておき、このままではマズイというのは多くの人が感じているはず。慣らされたり流されたりしないように気を付けつつ、違和感を抱き続けたいところです。韓国人や在日韓国人の友人知人とはよりいっそう仲良くして、韓国からの観光客を歓迎し、韓国製品や韓国料理の恩恵も大いに受けましょう。まあ、あらためて言うまでもなく当たり前のことですけど。

 そういえば最近、このニュースサイトの母体である週刊誌もこういう話で批判を受けていました。まあ、雑誌メディアというのは懐が深くてまさに雑多な価値観が入り乱れているのが持ち味ですから、まったくスタンスが違うこんな原稿を書いてもとくに問題はないでしょう。テヘペロ


マリサ
記事では、「嫌韓とは病である」として、読解力に難があり、隣国に憎悪を募らせ、権威に弱く情報に踊らされやすい等々、嫌韓をしている人は人格に問題がある病人なのだとしている記事だぜ。


レイム
なんというかこの人の論調だと、そもそも例えば日韓国交正常化交渉の会議録と韓国大法院の判決文、そしてハーバード大学主催で2001年に開催された「韓国併合再検討国際会議」の内容、これらを照らし合わせて、韓国の判決の非常識さを批判するのもこれに該当するって事よね。


レイム
他にも、動画説明欄に輸出優遇措置解除やGSOMIA、徴用工裁判における韓国側の主張の問題点に言及した動画を貼っておくけど、この記事を読む限りこの人にはそれが「相手の側に非がある前提で非難することで、自分がやっていることの醜さから目をそらしつつ攻撃欲を満たすことができる」とかに見えているって事よね。


レイム
ぜひとも全部に明確な反論をしてほしいわ。


マリサ
まあ、レイムがそう言い出すのはわかるが、この件の問題はそういう事じゃないんだぜ。
問題はな、確かに知識が足りなくて問題のある反論をしている人はいるし、そういう人を少なくしようって意図も私たちの動画にはあるぜ。


マリサ
そのうえで、じゃあ韓国を批判しているのはそういう人たちだけなのか?
大体察しが付くと思うが、最初の新聞労連の声明と同じで、この人は「一部の例を全体にあてはめてレッテル貼りをしている」んだぜ。


レイム
あー…、そういう事ね。
韓国批判に対する批判をする人は、大半が判を押したように「一部の例を全体にあてはめて韓国人を差別している」と主張するけど、当の本人たちがそれを嬉々としてやっているって事ね。


マリサ
まあそれもあるがそれ以上に、もし本当に彼らが韓国批判に対して「一部の例を全体にあてはめ、悪質なレッテル貼りをしていることが問題なのだ」という認識があるのなら、同じくこのポストの記事も批判対象になるはずなんだぜ。
なのになぜこれは批判しない?相手にレッテル貼りをして「病人」扱いしているのに。


レイム
なるほど。
たしかにこれじゃ「国籍や民族などの属性を一括りにして、「病気」や「犯罪者」といったレッテルを貼る差別主義者に手を貸すのはもうやめよう」という主張に何の説得力もなくなるわね。


マリサ
この件から解るのはな、韓国批判報道を批判している人達は、単純に「韓国を否定的に扱うのが気に入らない」ってだけで、そこに「もっともらしい主張」をこじつけているだけに過ぎないって事だぜ。


レイム
なるほど、図らずもこの「同じ週刊ポストに掲載された記事」が、彼らの欺瞞を暴いているって事ね。

今回のまとめ

新聞労連のポストへの抗議声明はただの詭弁
・韓国批判報道への批判は論点が次々と変わる
・ポストを攻撃している人達は「韓国批判が気に入らない」だけ



レイム
なんというか、今回の件ってマスコミ業界のお粗末さがほんと分かりやすく出ているわよね。


マリサ
そうだな。
結局彼らは「内輪でしか通用しない主張」を直接反論の来ない場所でやっているだけなんだぜ。


レイム
まあそうよね。
批判されても新聞労連の声明みたいに、批判を一緒くたに「悪」認定すればそれで事は済むと思いこんでいるみたいだし。


マリサ
今回の週刊ポストを巡る騒動では、そういう業界の悪習がわかりやすく表面化しているから、見方によってはかなり貴重なサンプルなんだぜ。


レイム
なるほどね。


マリサ
そんなわけで今回の本編はここで終わるぜ。


レイム マリサ
ご視聴ありがとうございました。



大口
おつかれ~


大口
ところで聞いてくださいよ。


レイム
なに?


マリサ
なんだ?


大口
この前、初めてネットで服買ってみたんですよ。
そしたらね、なんかすごく微妙なこれじゃない感が。


レイム
注文したものと違うのが来たって事?


大口
いや、注文したものとは同じだった。


マリサ
ああ、わかったぜうp主。
某愛と勇気だけが友達の人じゃないんだから、服を買ったからとうp主の顔がモデルさんみたいに服に似合うようになるわけじゃないんだぜ。


レイム
ああ、なるほど。


大口
い、いやちがうから。
私そんな意味不明なナルシストじゃないから!
そんな目で見ないでーーーーー。


マリサ
じゃなんだよ。


大口
なんかね買ったのは冬服なんだけど、画像で見たときは丈の短いコートっぽい感じに見えたのね。
でもいざ商品が届いてみたらブルゾンタイプだったんですよ。


レイム
なんでコートとブルゾンを間違えるのよ。


大口
画像ではなんかそう見えたから。
やっぱあれだね、服は現物をその場で見て買ったほうがいいね。


マリサ
というかうp主ホヤだろ。
手足ないだろ、どうやって着るんだよ。


大口
あるし!生やせるし!


レイム
凄くどうでもいいわね。


マリサ
うp主の凄くどうでもいい話は置いておくとして。


大口
え?


マリサ
今回はここで終わるぜ。


レイム マリサ 大口
またらいしゅ~




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