日韓問題(初心者向け)

日韓問題について、初心者でもわかりやすい解説と、日韓問題とマスコミ問題の動画のテキスト版を投稿しています。

【ゆっくり解説】マスコミと言論の自由


さて、本日はマスコミによって便利に使われる「ヘイト」という単語の問題についてとなります。


本日の投稿動画


YouTube
https://youtu.be/igQoxPPVdvU

元記事
マスコミと「ヘイト本」警察
マスコミの理不尽な「韓国批判」叩き


関連動画

YouTube
https://youtu.be/Oi83D6OdVrI


youtube
https://youtu.be/FVhTZIcQrLE


以下は動画のテキスト版になります。

注意
・この動画は「マスコミ問題」を扱っています

・「マスコミ問題」ですので、イデオロギーや属性等は一切関係ありません

・「特定の国との特別な関係」は問題の枝葉です、主問題は業界の体質です

・自身の常識が相手にとっても常識とは限りません、「他者がそれを見たらど
う思うか」という客観性を常に持ちましょう。

・日常生活で注意する程度には言動に注意を心がけてください

・リクエストは原則受け付けていません

・引用ソースへのリンクが同時掲載のブロマガにあります

・毎週土曜日更新

レイム マリサ
ゆっくりしていってね


マリサ
さて、今回は久々にマスコミ問題を扱っていくぜ。


レイム
ところで、タイトルちょっと変えたの?【マスコミ問題】がなくなっているけど。


マリサ
ああ、これな。
以前からこっちのほうがいいってコメントがちらほらあったから、ちょっと試験的に変えてみたんだぜ。


レイム
でもサムネの方は変わっていないの?


マリサ
一応、場合によってはタイトルだけじゃ何を扱うのかわからない場合もあるだろうからな、サムネの方は以前のタイトルを残してみたぜ。


レイム
あまり大幅変更すると視聴者さんが混乱するだろうし、まあこれで様子見ってところね。


マリサ
そういう事だぜ。


便利な言葉「ヘイト」


レイム
ところで、これは「ヘイト」って単語が便利に使われ過ぎているって事でいいの?


マリサ
そうだぜ。
確かに批判と単なる侮辱の区別のついていない連中がいるのは確かだが、だからといって特定の事柄に対する「批判」や「意見」をすべて「ヘイト」と定義していいわけじゃないんだぜ。


レイム
つまり、そういう事をマスコミがやっているって事?


マリサ
そうなるな。
まずはこの記事を見てくれ

「好きでした」にしないために
西日本新聞 2020/7/26
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/629538/

 近頃なぜか、書店に足を運ぶ回数が減っている。

 以前は書店があれば必ずのぞいてみる癖があった。待ち合わせ前の時間つぶしにも利用した。面白そうな本を見つけてつい買ってしまい、本を抱えて人と会うこともしばしばだった。

 その習慣が変わった。最近ではすぐ近くの書店にさえめったに行かない。本は通販で買っている。

 そんな折、ライター永江朗(あきら)さんの著書「私は本屋が好きでした」(太郎次郎社エディタス)を手にした。「好きでした」と過去形なのは、今は違うということだ。本を読んで永江さんの問題意識を知り、自分が書店に行かなくなった理由にも気が付いた。

 その理由とは-書店に「ヘイト本」が並んでいるのを見るのが嫌なのだ。

   ◇    ◇

 ヘイト本の定義は難しいが、ここでは「他の国(特に中国や韓国)について、政権や政策の批判ではなく、民族性そのものをおとしめ憎悪をあおる本。またはそうした印象を与えるタイトルの本」としておく。

 永江さんに会って話を聞いた。永江さんは物静かな語り口の人である。

 -永江さんは元書店員で書店への愛も人一倍深いはず。それが「好きでした」の過去形とは驚きです。

 「少し前に、自宅近くの本屋が閉店しました。その時、実はちょっとほっとした気持ちになったんです」

 「自宅の隣に住んでいるのが中国出身の方。そこの子どもさんがその本屋にコミックを買いに行ったとします。そのとき、本屋に中国人をおとしめる本が置いてあるのを見たらどんな気持ちになるか。ずっと気になっていたからです」

 「多くの本屋が、自分の店のお客さんに在日コリアンや在日中国人がいるかもしれない、と想像力を働かせていないのではないか。『買う人がいるから並べる』でいいのでしょうか」

   ◇    ◇

 -永江さんは、日本独特な本の流通システムの問題点も指摘していますね。

 「実は本屋が自分の店で売る本を選んでいない。仕入れる本を取次(取次会社)が決めて送ってくる『見計らい配本』を採用している店が多い。その中にヘイト本があれば無自覚に並べているのが現状です」

 -全ての書店を「好きでした」の過去形にしないために、何ができますか。

 「読者は、自分が好きではない本屋に行かないこと。本屋は『自分が選ばない本は並べない』ようにする。実はヘイト本を置きたくて置いている本屋は非常に少ない。主体性を持った本屋がもっと増えれば流れが変わってくるはずです」

   ◇    ◇

 私は書店に「ヘイト本を置くな」とは言わない。それも日本社会の一断面の表れであるだろうし、書店にとっては生活の糧の一部だ。しかし私自身はヘイト本を並べた書店には行かない。書店もこんな読者もいると気付いてほしい。

 自宅から数駅先の街で(明らかに意識的に)ヘイト本をほとんど置いていない書店を見つけた。意気に感じた私は、自分なりの応援として毎週1冊必ずその店で本を買うと決めた。

 この「自分ルール」は確実に私の小遣い財政を圧迫しているが、当面は続けるつもりだ。最近は新書や文庫になりがちで、少々申し訳ないのであるが。

 (特別論説委員


マリサ
記事ではヘイト本の定義を「「他の国(特に中国や韓国)について、政権や政策の批判ではなく、民族性そのものをおとしめ憎悪をあおる本。またはそうした印象を与えるタイトルの本」としているぜ。


レイム
つまり、その国の政治批判はいいけどその国の人や民族に対してネガティブな印象を与える内容はヘイトって事?


マリサ
そういう事になるな。
まあ色々言いたいことはあるだろうが次を見てくれ

ヘイト本置かぬ」書店の闘い 「なんぼなんでもな本」再ブームでまん延
毎日新聞 2020年3月3日
https://mainichi.jp/articles/20200303/dde/012/040/026000c

 隣国の人たちに対する憎悪をあおる「ヘイト本」が書店に並ぶ光景は珍しくなくなったが、慣れることはない。そして思うのだ。なぜヘイト本はまん延するのか、と。昨年末、そのナゾを解き明かす本が刊行され、それを機に書店発の反ヘイトイベントが活発に行われている。【鈴木美穂】

 児童書を扱う書店としては異色の主催イベントだった。東京・銀座の教文館ナルニア国の連続トークセッション「いま、“本屋”で『ヘイト本』と向き合う」。この日は「日本社会とヘイト本」をテーマに、元書店員でライターの永江朗さん(61)と、出版社勤務の経験があるライターの武田砂鉄さん(37)が議論した。永江さんが著した「私は本屋が好きでした」(太郎次郎社エディタス)は刺激的なタイトルで業界を騒然とさせたという、くだんの本である。

 会場に詰めかけた約100人を前に冒頭、あいさつに立ったナルニア国店長の川辺陽子さん(45)がこう切り出す。「私たちがヘイト本を実際に売ったり目にしたりする機会は少ないのですが、自分のこととして考えなければとの思いがありました」

 果たして対談は白熱した。永江さんが「ヘイト本を無神経に置く書店員はアイヒマン」と、“挑発”したからだ。アイヒマンはナチ戦犯。絶滅収容所へのユダヤ人移送計画を主導しながら責任を認めなかった。永江さんは「みんな目の前の仕事には忠実だが(自らの手で並べた)ヘイト本によって、泣いたり傷ついたりする人のことまでは想像しない」と断じる。

 だが待てよ。出版業界は出版社、取次(問屋)、書店の「三位一体」のはず。なぜ書店員がアイヒマンなのか。「書店には『扱わない自由』があり、それを行使すればいい。風景を作るのは書店員なのに、自らの影響力に、あまりに無自覚」と永江さん。ヘイト本が並ぶ書店内の風景が「書店離れ」も加速させたとみているのだ。元書店員だけに、あえて書店員をくさし、奮起を促す意図もありそうだ。

 対する武田さんは異議を唱えた。「書店員の仕事量は膨大。送られてきた本を、短い時間でヘイト本か否かを鑑別することは難しい」。ならば責任の所在は? 「悪いのは1に著者、2に版元。3、4、5がなくて6に取次、7に大手チェーン(書店)。8番目が街の本屋さん。僕はやはり製造者責任を追及しなくてはいけないと思う」

 改めて整理しておく。法務省ヘイトスピーチの定義について「特定の国の出身者、子孫であることのみを理由に日本社会から追い出そうとしたり、危害を加えようとしたりする一方的な言動」としている。だが永江さんは「どこまでがヘイトかの線引きは難しい」と言い、苦肉の策として「なんぼなんでもひどすぎる本」(永江さん)の表紙などから問題にしてはどうかと提案する。「言論の自由と表現の規制はもろ刃の剣となりかねない」と危惧するからだ。

 一方の武田さんはこう警戒する。「法務省のホームページに明確な定義があり、(ヘイトスピーチ解消法の施行など)法整備も始まっているのに、『どこまでがヘイト?』と言うことでヘイトをゴニョゴニョと曖昧にしようとする動きがある」。権力批判とヘイトを一緒くたにはできないし、できるものでもないのに「安倍(晋三)首相に対する攻撃的な発言は許されるかなど、妙なところに(議論が)流れ着く」という。

 ヘイト本は2013~14年にいったんピークを迎え、15年ごろには過去のものとされた。永江さんは再ブームが起きた理由について、ヘイト本には固定ファンがおり、“二番煎じ・三番煎じ”が狙える分野だと説く。出版物の市場規模は1996年をピークに半減。近年、大手メガ出版社がこの分野に参入し、量産体制が進んだ。この間、月刊誌「新潮45」休刊問題に象徴されるように、一部の政治家らによる少数者差別発言が日本社会の空気を変容させていく。永江さんは先の著書の中で<ヘイト本ヘイトスピーチをうながす火床のようなものになっている>と危機感を吐露している。

 それにしても、だ。「なんぼなんでもな本」が続々と出版されるのはなぜか。永江さんは著書の中で(1)書店から注文がなくても取次から本が届く「見計らい」配本(2)書店規模などに応じ数量調整される「ランク」配本など、業界独自の商取引の仕組みが背景にあり、それゆえに「書店が求める本は届かず、必要としない本が届く」という奇怪な現象を生んでいると説明する。「返本」は可能だが「締め日」次第ではすぐに返金されない場合があり、小さな書店には死活問題。永江さんは「やむを得ず店頭に並べておこうという書店も出てくる」と指摘する。

 旧来の構造から脱し、新たな仕組み作りを模索する動きもある。「見計らい」配本は受けない、版元と直取引するなど、仕入れや選書方法を変えた「セレクトショップ型」の書店経営のことだ。神奈川県鎌倉市の「ポルベニールブックストア」もその一つ。金野典彦店長(53)は2年前、16年勤めた専門出版社を辞め、書店を開業。「ヘイト本はもちろん、安易な自己啓発本や二番煎じ本も置きません。内容がしっかりとしていて心に蓄積される本を中心にそろえています」と胸を張る。取次を経由した書店のマージンは22%前後だが、直取引では30%程度になるといい、「経営は楽ではありませんが、自ら選んだ本を届けられる喜びは大きい」と金野さん。さらにこう続けた。「ヘイト本は置かず、届けたい本だけを厳選する。そうした経営姿勢を知ってもらうことが顧客獲得の力になると思います」

「見計らい配本」文化壊す?

最盛期に2万店を超えた日本の書店はいまや9000店ともいわれる。そんな中、業界全体で書店の未来を考えようとする動きが出始めた。書評雑誌を発売する「読書人」が1月、「街の本屋を無くすな!」をテーマにセミナーを開催すると、危機感を共有する出版・書店関係者ら60人超が集った。著者、版元、取次の各代表がそれぞれの立場から意見を表明。出版流通の理不尽に立ち向かう書店の闘いを描く「13坪の本屋の奇跡」(ころから)を著したジャーナリスト、木村元彦さん(58)も参加し、こう話した。

 「マイノリティーへの迫害、民族浄化が始まる時には共通項がある。それが歴史修正主義フェイクニュースヘイトスピーチの出現です。日本では12~13年、ヘイトスピーチが猛威を振るいました。『在日特権』などという存在しないものが、『差別扇動本』によってまき散らされた結果です。ネットに流布されたデマが『本』となり、実社会に影響を及ぼして壊す。作る版元と売る書店、さらに問屋の取次も交えた今回の議論は貴重だ」

 木村さんが街の書店のお手本として「13坪の~」で描いた大阪・隆祥館書店の二村知子店長も切々と訴えた。「昔は書店に個性があったが、今はヘイト本まで見計らいで来るようになり個性を出しづらくなった。一刻も早く書店それぞれのニーズに合った仕入れができる流通の仕組みに変えないと書店は減り続け、本の文化が壊れてしまいます」

 一連の取材で聞いた会場からの声が思い出される。「書店と出版社の責任についてお聞きしたが、読み手の責任についてはどう考えますか」。この問いは、私たちにも向けられている。


マリサ
こっちの記事の方はさっきの西日本新聞の定義よりかは比較的おとなしいが、「隣国の人たちに対する憎悪をあおる「ヘイト本」」という言葉から始まって、法務省ヘイトスピーチの定義を提示したうえで、「「なんぼなんでもひどすぎる本」(永江さん)の表紙などから問題にしてはどうかと提案する。」と書かれているぜ。


レイム
まあ、これくらいならいいんじゃない?
どんな本を置くのかは書店次第って事なんだし、記事でも「「言論の自由と表現の規制はもろ刃の剣となりかねない」と危惧するからだ。」とブレーキをかけているし。


マリサ
それが問題なんだぜ。


レイム
なんで?
実際嫌韓本ってかなり「アレ」なのもあるわよ?


マリサ
まあそれはそうなんだが、まずそもそもの問題はどちらの記事でも「ヘイト」の定義がかなり主観的で、どうとでも取れてしまう事にあるんだぜ。
特に最初の記事の「民族性そのものをおとしめ憎悪をあおる」なんてこれが顕著だな。


レイム
それは言い過ぎじゃない?
さっきも言ったように、批判と侮辱の区別のついていない人はいるわけだし。


危険な弾圧


マリサ
問題はな、そういう「批判と侮辱の区別のついていない人」を口実にして、「政治的な理由での弾圧」に利用している事なんだぜ。


レイム
何か問題が起きているって事?


マリサ
起きまくっているぜ。
まずこちらを見てくれ

ひろしまタイムライン」NHKが謝罪 差別助長と批判
朝日新聞 2020年8月24日
https://www.asahi.com/articles/ASN8S6VQ5N8SPITB00R.html

 「もし75年前にSNSがあったら」という設定で、実在の被爆者が残した日記や手記などをもとに若者らがツイッターで投稿を続ける企画「ひろしまタイムライン」について、NHK広島放送局は24日、「配慮が不十分だった」などとおわびする文章をホームページに掲載した。

 企画では、75年前の中学1年生の手記などをもとに、駅での混乱の様子について「朝鮮人だ!! 大阪駅戦勝国となった朝鮮人の群衆が、列車に乗り込んでくる!」などと投稿。「差別を助長している」といった批判が上がっていた。

 同放送局は「戦争の時代に中学1年生が見聞きしたことを十分な説明なしに発信することで、現代の視聴者がどのように受け止めるか配慮が不十分だった」と説明。モデルとなった被爆者や企画に参加する高校生ら関係者に「迷惑をおかけした」としておわびした。今後は必要に応じて注釈をつけるなどの対応をするという。同放送局は取材に対し、批判されたツイートについて「企画の趣旨に照らして残すべきだと判断した」と説明した。(宮崎園子)


マリサ
2020年8月にNHKが「もし1945年にtwitterがあったら」という想定で、「ひろしまタイムライン」という企画を行ったんだが、その中で「朝鮮人だ!! 大阪駅戦勝国となった朝鮮人の群衆が、列車に乗り込んでくる!」という内容に対して、「差別を助長している」という批判が来てNHKが謝罪したことを伝える記事だぜ。


レイム
あー…、これね。
実際問題これって明らかに「史実」なのにね。

「現代コリア」2000年5月号

(一部抜粋)
 1945年9月10日に結成された在日朝鮮人連盟(以下「朝連」と略す)中央準備会は、すぐ「帰国同胞援助」活動に入り、朝連が韓国などに帰国する在日朝鮮人に「帰国証明」を発行、列車・バスの無賃乗車、時には客車の中に「朝鮮人専用」と書き、日本人を乗車させないこともあった。駅長を脅かし、発車した列車を呼び戻したりもした。
(中略)
 引きつづき、GHQ(連合国総司令部)は同年9月30日「朝鮮人連盟発行の鉄道旅行乗車券禁止に関する覚書」で、朝連が「地外法権的地位にないこと」を明らかにした。この覚書を見れば分かるように、朝連は、これまで「治外法権」を持っていたのである。
 当時、各地の朝連は、保安隊、自衛隊、警備隊、自治隊などを作り、独自の警察権力類似行為を行っていたりもしていた。
 また、「朝連」の名によって、集団強盗、略奪、殴打暴行、破壊、占拠監禁、人民裁判などが行われた。


マリサ
そうだぜ。
実際、1945年9月10日に結成された、朝鮮総連の前進となる「在日本朝鮮人連盟」が「戦勝国」「治外法権」を自称して無法を働き続け、GHQ が同年9月30日に「朝鮮人連盟発行の鉄道旅行乗車券禁止に関する覚書」で「地外法権的地位にないこと」を公式発表しているぜ。
NHKの件は明らかにこれの事だよな。


レイム
これ大問題よね。
そういう「トラブル」と「犯罪」が実際に起きていて、そうした「史実」に言及したらそれが差別って、それじゃ歴史なんて扱えないじゃない。


マリサ
そうだぜ。
確かに罵倒や侮辱と批判の区別のついていない連中はいるが、実際にはそれを口実にしてこんな「歴史的事実」すら「ヘイト」として扱い封殺しているのが現実なわけだ。


レイム
これこそ、明らかな言論弾圧なのに、朝日含む各マスコミはそれに何のコメントもしないのね。


マリサ
そもそも多くのマスコミがこういう「弾圧」を行う側だからな。
過去動画の「憤怒調節障害と韓国」で紹介したこの事例も

労連声明:「嫌韓」あおり報道はやめよう
新聞労連日本新聞労働組合連合) 2019年9月6日
http://shimbunroren.or.jp/%e3%80%8c%e5%ab%8c%e9%9f%93%e3%80%8d%e3%81%82%e3%81%8a%e3%82%8a%e5%a0%b1%e9%81%93%e3%81%af%e3%82%84%e3%82%81%e3%82%88%e3%81%86/

他国への憎悪や差別をあおる報道をやめよう。

 国籍や民族などの属性を一括りにして、「病気」や「犯罪者」といったレッテルを貼る差別主義者に手を貸すのはもうやめよう。

 先月末、テレビの情報番組で、コメンテーターの大学教授が「路上で日本人の女性観光客を襲うなんていうのは、世界で韓国しかありませんよ」と発言した。他の出演者が注意したにもかかわらず、韓国に「反日」のレッテルを貼りながら、「日本男子も韓国女性が入ってきたら暴行しないといかん」などと訴える姿が放映され続けた。憎悪や犯罪を助長した番組の映像はいまもなお、ネット上で拡散されている。

 今月に入っても、大手週刊誌が「怒りを抑えられない韓国人という病理」という特集を組んだ。批判を浴び、編集部が「お詫びするとともに、他のご意見と合わせ、真摯に受け止めて参ります」と弁明したが、正面から非を認めることを避けている。新聞も他人事ではない。日韓対立の時流に乗ろうと、「厄介な隣人にサヨウナラ 韓国なんて要らない」という扇情的な見出しがつけられたこの週刊誌の広告が掲載されるなど、記事や広告、読者投稿のあり方が問われている。

 日韓対立の背景には、過去の過ちや複雑な歴史的経緯がある。それにもかかわらず、政府は、自らの正当性を主張するための情報発信に躍起だ。政府の主張の問題点や弱点に触れようとすると、「国益を害するのか」「反日か」と牽制する政治家や役人もいる。

 でも、押し込まれないようにしよう。

 「国益」や「ナショナリズム」が幅をきかせ、真実を伝える報道が封じられた末に、悲惨な結果を招いた戦前の過ちを繰り返してはならない。そして、時流に抗うどころか、商業主義でナショナリズムをあおり立てていった報道の罪を忘れてはならない。

 私たちの社会はいま、観光や労働の目的で多くの外国籍の人が訪れたり、移り住んだりする状況が加速している。また、来年にはオリンピック・パラリンピックが開催され、日本社会の成熟度や価値観に国際社会の注目が集まる。排外的な言説や偏狭なナショナリズムは、私たちの社会の可能性を確実に奪うものであり、それを食い止めることが報道機関の責任だ。

 今こそ、「嫌韓」あおり報道と決別しよう。

 報道機関の中には、時流に抗い、倫理観や責任感を持って報道しようと努力している人がいる。新聞労連はそうした仲間を全力で応援する。


マリサ
去年発生した週刊ポストの事例で、「怒りを抑えられない韓国人という病理」という特集を組んだことが「差別的だ」として、編集長が謝罪し雑誌が回収され、更にはこの動きに同調する作家からも批判された事例だな。


レイム
これもおかしいのよね。
ポストが引用したのは韓国三大紙のうちの一つ、中央日報2015年4月5日の「韓国の成人の半分が憤怒調節障害、どのように怒りを堪えるか」というタイトルの記事で「成人の半分以上が憤怒調節障害」のソースは「大韓精神健康医学会」の調査よね。


マリサ
そうだぜ。
元記事はこうなっていて

韓国の成人の半分が憤怒調節障害、どのように怒りを堪えるか
中央日報/中央日報日本語版2015.04.05 12:01
https://japanese.joins.com/JArticle/198552
スマートフォン版)
https://s.japanese.joins.com/JArticle/198552

成人の半分以上が憤怒調節障害を体験していると調査された。

大韓精神健康医学会がこのほど実施した調査の結果、韓国の成人の半分以上が憤怒調節に困難を感じており、10人に1人は治療が必要なほどの高危険群であることがわかった。

憤怒調節障害は精神的苦痛や衝撃後に、不当さ、侮蔑感、挫折感、無力感などが持続的に頻繁に現れる不適応反応の一形態だ。激憤または鬱憤という人間が持つ独特の感情のひとつだ。不当な待遇を受けたという思いに基づいた憎しみと憤怒の感情状態が長く続く障害をいう。

これは実際の犯罪につながったりもする。最近ある男性は自分の交際相手から別れ話を切り出され自動車で突進した。ささいなトラブルが殺人につながったのだ。また、スープの味付けが塩辛いという言葉から始まった言い争いの末に食堂の主人が客に凶器を振り回すかと思えば、隣人間の駐車をめぐるトラブルで30代の姉妹が殺されるなど、昨年“腹立ちまぎれ”により偶発的に起きた暴力犯罪は15万件。全体の40%に達すると調査された。

それなら憤怒を静める方法にはどのようなものがあるだろうか?

憤怒を誘発するホルモンは15秒以内にピークに達し、その後徐々に分解される。30秒だけこらえても憤怒は和らぐ。腹が立った瞬間、すぐ60秒間深呼吸をすることが役立つ。

また、憤怒が沸き上がる瞬間すぐに席を立とう。静かなところを歩き3つに集中してみる。 「なぜ腹が立つのか? 何のために怒るのか? 他の効果的な方法はないか?」という考えに集中し憤怒に対応する方法を考えてみる。

このように憤怒を静めれば、血圧が低くなり免疫力が強化される。安定と平和を与えるセロトニンが上がり、快感と楽しみを与えるドーパミンが生成され感情調節に役立つ。


マリサ
「大韓精神健康医学会がこのほど実施した調査の結果、韓国の成人の半分以上が憤怒調節に困難を感じており、10人に1人は治療が必要なほどの高危険群であることがわかった。」と書かれているな。


レイム
そして記事では、これが実際に犯罪につながったケースをいくつか紹介しているわね。
この内容もYouTubeの規制に引っ掛かりそうだから、全文を見たい人は同時掲載のブロマガの方を見てね。


マリサ
つまり、韓国の精神医学会をソースにして書かれた記事を引用したら「韓国人へのヘイト」認定されたわけだ。
しかもタイトルの「厄介な隣人にサヨウナラ 韓国なんて要らない」にもいくつものメディアや作家などがクレームを入れているが、これは単なる「意見」だぜ。


レイム
そうなのよね。
韓国の精神医学会発のソースを元に「意見」として「韓国に批判的な記事」を書いたら、それが「ヘイト」とされて封殺されたわけだから、こんなの言論弾圧以外の何物でもないわね。


マリサ
こうやって「過激な発言をする人がいる」という事を口実に、「やりたい放題」に言論弾圧が行われていて、それをマスコミが煽っているのが現状なわけだ。


マスコミは「権力」


マリサ
ここで問題となるのが、マスコミは明らかに「権力」であるにもかかわらず、権力として扱われていない事なんだぜ。


レイム
どういう事?


マリサ
さっきのNHKの事例にしてもポストの事例にしても、マスコミが問題として大きく扱わなければ「歴史背景を知らない人が反応して少し炎上した」程度で終わる事なんだぜ。


レイム
まあ、確かにそうね。


マリサ
この件の場合も、マスコミが煽ったことで責任者が謝罪に追い込まれているわけだから、マスコミにはそれだけのことができる「権力がある」ってことなんだぜ。


レイム
あとはマスコミにとって都合の良い政治家を好意的に扱って人気を上げたり、逆にマスコミに都合の悪い政治家を否定的に扱って人気を下げたりすることもできるわね。


マリサ
しかもだ、それだけの権力がありながら、過去動画の「韓国問題をめぐるデタラメ報道 part2」で紹介したこの事例みたいに


韓国で過熱報道→強硬発言の悪循環 日本側は冷めた見方
朝日新聞 2019年7月17日
https://www.asahi.com/articles/ASM7J5DSXM7JUHBI028.html

 日本政府の対韓輸出規制をめぐり、韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領は15日の首席秘書官・補佐官会議で、日本側が韓国による北朝鮮への密輸疑惑を理由にしたとの認識を示し、「朝鮮半島の平和に総力を挙げる韓国への重大な挑戦だ」と強く批判した。過熱する韓国世論に対応を迫られた格好だ。日本側は規制の理由とした具体的な事例を明かしておらず、冷めた見方が広がる。

韓国政府は、日本の規制は、徴用工訴訟判決に関する韓国側の対応をめぐる報復だとみている。文氏も15日の会議で「日本は当初、徴用工訴訟の判決を(規制の)理由にした」と非難した。ただ、問題の外交的な解決をめざすとして、「韓国政府は全ての努力を傾ける」とも語った。

 世耕弘成経済産業相は16日の閣議後会見で、文氏が対北朝鮮密輸疑惑に言及したことを受け、「一度もそんなことを申し上げたことはない」と否定。規制の理由とした「不適切な事案」は、「韓国から第三国への具体的な輸出案件を念頭に置いたものではない」と強調した。

文氏による対日批判には、韓国メディアによる過熱報道が影響している。

 日本政府の規制発表後、一部の日本メディアが、安倍政権の匿名与党幹部の話として、規制対象の素材が北朝鮮に密輸された疑惑がある、などと報じた。韓国メディアはこの報道を相次ぎ引用。安倍晋三首相が疑惑を指摘したかのように伝え、紙面には「対北制裁を持ち出し 報復を正当化した安倍」(東亜日報)、「北制裁と韓国報復を連結 安倍の前例のない誹謗(ひぼう)中傷」(中央日報)、「根拠ない安保カード 攻撃に出た安倍」(朝鮮日報)などの見出しが躍った。

 韓国では、今回の問題をめぐり、国内メディアの報道を受けて政府が事実関係を確認せぬまま、閣僚らが対日強硬コメントを出す「悪循環」が続いている。文氏が15日に触れた対北朝鮮密輸の疑惑も日本政府が正式に主張したことがない内容で、こうした報道に基づいたものとみられる。

 韓国大統領に政策を提言する政策企画委員を務める金興圭・亜州大学教授は、文氏の発言は韓国の世論に向けたものだと指摘。「むしろ、『外交的な解決に向けて努力を傾ける』との言葉が、大統領の正直な心情ではないか」とみる。

 日本政府には、熱くなった韓国政府を突き放したような対応が見られる。12日にあった日韓政府の会合を「事務的な説明の場」とした位置づけを崩さず、「今後、(韓国側から)追加の質問があれば、電子メールで丁寧に対応させていただく」(世耕氏)とする。韓国側が求める今後の協議についても、協議の対象ではないと否定的だ。

 また、韓国が23~24日の世界貿易機関WTO)一般理事会で、日本の措置が不当だと訴える予定なのに対し、世耕氏は「WTO(協定)違反という指摘は全くあたらない。日本の立場についてしっかりと主張したい」と淡々と応じる考えだ。(神谷毅=ソウル、伊藤弘毅、鬼原民幸)


マリサ
韓国政府が「韓国三大紙が日本の嫌韓を煽っている」といって圧力をかけて、朝鮮日報中央日報が記事を取り消す事態になった件で、同じ日に朝日が「韓国三大紙が韓国の反日を煽ってい事が問題の原因」と、韓国政府の弾圧をサポートするような記事を掲載しているのに、各マスコミはそれを批判すらしないんだぜ。


レイム
そうね、これ明らかに「業界の庇いあい体質」よね。
特定の国が自国メディアの弾圧を行い、日本のメディアがそれをサポートするような記事を書くなんて、本来はとんでもない不祥事だし。


マリサ
つまりだ、「マスコミという権力」には看視者もチェック機関も存在せず、好き放題に権力を行使できるわけだ。
そんなところが、「ヘイト」を口実に歴史的事実やソース元のある記事すら弾圧ができる、これが今の日本の現状なんだぜ。


マリサ
これは相当恐ろしい事だぜ。
ヘイト認定って要するに「悪人認定」と同じなうえに、悪人認定されると「社会的制裁をしてもいい」という風潮が世界的にあるからな、これじゃマスコミから支持されない言論は萎縮するしかないぜ。


レイム
そうね、これって要するに自浄作用皆無で対等の批判者のいない権力が恣意的な判断で「魔女狩り」をしているのと同じよね。


マリサ
しかもそれを批判するどころか、多数の作家や知識人を名乗る人々がこんなあからさまな言論弾圧に賛同しているんだぜ。
言論の自由」ってほんとなんなんだろうな。
ついでに言えば、この朝日の件を他のマスコミが事実上容認している時点で、マスコミ業界は言論の自由などどうでもよく、ただ「自分達の利権を守りたいだけ」という事が明白なんだぜ。


レイム
ただ、こんな「濫用側に都合がいい言動」を行っている人達がいる限り、この問題はまだまだ続きそうなのよね。


マリサ
それなんだよな。
これは極端な例にしても、弾圧側が利用しやすい「過激な言動」をして、結果的に言論弾圧の口実を自ら作っている連中は一定数いるんだよな。


レイム
そうなのよ。
結果、批判も歴史的事実の指摘も何もかも、一緒くたに「ヘイト」とされる土壌となってるのは紛れもない事実だから、その点も何とかしないといけないわね。


マリサ
そうだな。

今回のまとめ

・ヘイトという言葉が便利に使われすぎている
・歴史やソースのある情報すら安易にヘイト認定される
・マスコミによる魔女狩りが行われている



マリサ
一番の問題は「被害者がヘイトと感じたらヘイト」なんて恣意的な判断基準がまかり通っている事なんだぜ。


レイム
でもこれは「当人がどう感じるか」という内心に関わる事だから、一概に「問題だ」とは言えないんじゃない?


マリサ
問題だぜ。
だって「本人がどう感じるか」だけを判断基準にしたら、「政治的に都合の悪い内容を封じたい」とか「対立する相手を黙らせたい」という言論弾圧とどう区別をつけるんだ?


マリサ
過去動画で紹介したが、事故現場で迷惑行為をして批判された朝日の記者が、批判を「ヘイト」と認識していたなんて事例もあるだろ?
他にも同じく朝日の記事で、「韓国が嫌い」と言ったらヘイトなんて書いている記事もあったよな。


レイム
…あ、そういえばそうね。
客観性のない内心の問題である以上、そんなの区別のつけようがないわね。


マリサ
その結果起きたのが今回紹介したような、「言論弾圧」になっている事例なんだぜ。


レイム
たしかに、別の基準を作らないと恣意的な魔女狩りが横行するだけね。


マリサ
そういう事だぜ。
そんなわけで今回の本編はここで終わるぜ。


レイム マリサ
ご視聴ありがとうございました。


大口
おつかれ~


マリサ
というか、今回ピー音ないんだな。


大口
ああ、あれは流石に不評だったから。


レイム
言葉狩りが気に入らないからってネタに走るからクレームが来るのよ。


マリサ
うp主は何かとネタを入れたがるからな。


大口
そ、そんなことないよ!
今回はちゃんと自粛したよ!


レイム
まあ、ネタは程々にしないと呆れられるわよ。


マリサ
そんなわけで今回はここで終わるぜ。


レイム マリサ 大口
またらいしゅ~



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