日韓問題(初心者向け)

日韓問題について、初心者でもわかりやすい解説と、日韓問題とマスコミ問題の動画のテキスト版を投稿しています。

韓国人特有の脳内補完力


さて、今回は韓国との間に起きる様々な問題の原因の一つについてとなります。


韓国関連の問題において、韓国人から話を聞いたり韓国の政府やメディアの論調を見ていると、「なぜそんな事にそこまで拘るのか」と感じたり、「なぜその問題がそこまで飛躍するのか」と感じたり、問題に対する認識がまるでかみ合わない場合が多々あります。


価値観が違えば同じ物事を見ていても解釈が異なったり、見え方が全く違う事はままある事ではあるのですが、こと韓国の場合にはそもそもそういった解釈や認識にたどり付くまでの根拠が無いにも関わらず、いきなり突拍子も無い結論に至ってしまっており、そのせいでまるで話がかみ合わない、こちらの話が全く通じないということがよく起きるのです。


それは多くの場合、彼らが自身に都合の良いように脳内補完しているからです。
いままで書いてきたように、韓国では一般的に「絶対普遍の正しさ」というものがある事になっています。ですので、現実に起きた出来事がこの絶対的正しさに反していた場合、なぜ反する事が起きたのかを韓国的正しさと矛盾が無いように解釈しなおさないといけません。
そうでなければ自分達が劣等な存在となってしまうからです。


その結果現状認識に齟齬が生じ、同じ問題を扱っているにも関わらずまるで話がかみ合わない、まるでこちらの話が通じない、問題に対する認識がまるで違い意思疎通が出来ない、そんな現象が起きるのです。
例えば最近のこちらの記事


日本、金・人脈がつかんだ「議会演説」…力で劣った韓国外交(1)(2)
2015年03月20日09時18分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
http://japanese.joins.com/article/921/197921.html
http://japanese.joins.com/article/922/197922.html
(前略)
特に安倍首相の合同演説は、米国が日本の過去を消して現在の日本を同盟の前面に出すことを知らせるのと変わらない。歴史問題で日本と対立中の韓国の外交には難題を予告している。安倍首相が演説する場合、その場所は真珠湾空襲の翌日(1941年12月8日)にフランクリン・ルーズベルト大統領が「(真珠湾空襲は)屈辱の日」と規定したところだ。当日、米議会は対日宣戦布告を承認した。

日本の首相が一度もこの席に合同演説で立つことができなかった理由は太平洋戦争のためだ。外交消息筋は「小泉元首相に続き2013年2月に安倍首相の訪米時も日本政府が水面下で合同演説を推進したが、実現しなかった」と話した。安倍首相がこの席で終戦70周年を迎える日米同盟を力説すれば、それ自体で日米間の最後の課題として残る過去の歴史に対する「終戦宣言」となる。

これは韓日関係で韓国が日本軍慰安婦などで大乗的な姿勢で臨めという無言の圧力となりかねない。匿名を求めた外交専門家は「米国はもう戦争という過去の歴史を問題にしないという表示」とし「過去の歴史で日本に圧力を加えてきた我々としては難しい状況になった」と懸念を表した。

韓国が米国と中国の間で高高度ミサイル防衛(THAAD)体系導入とアジアインフラ投資銀行(AIIB)加入を天秤にかける外交をする間、集団的自衛権の行使容認と環太平洋経済連携協定(TPP)加入推進で対米総力戦を進めてきた日本に劣勢になったという批判が予想される。安倍首相の演説が現実化し、日本がお金と人脈で米議会と政府に働きかける間、韓国外交は「メディア発表用外交」に集中したという批判を招くことになった。
(後略)


この日本の首相による米議会での演説なのですが、日本ではあまり話題になっていませんが、韓国では先月辺りから非常に注目されており、何度も報道各社で記事になっていました。
そして演説がほぼ決定すると、上記の記事だけでなく韓国の主要メディアの殆どで、「日本が金の力で歴史観を歪めた」と報じています。


しかしそもそも、記事中にもあるようにアメリカはただいつまでも過去に拘っていられない、過去よりも現在の方が重要と考えているだけです。
しかし韓国人にとっては「日本は戦犯国である」という事実は永遠に変わらない絶対的に正しい事のはずなので、アメリカの議員達が日本の金に目がくらんだ、「そうでなければならない」のです。


実は韓国は、日本の総理の演説を阻止するために、韓国政府と非常に関係の深い在米韓国人団体を使いかなり激しいロビー活動を展開していました。
(参照 「米州韓団体、安倍の上下院合同演説ブレーキ」NAVER/聯合ニュース(韓国語) 2015-02-14



だから尚更なのです。
以前も書いたように、韓国人的正しさというのは韓国人が説明すれば全世界の人が共感し理解できるはずのものです、少なくとも韓国人はそう確信しています。
韓国人が説明し妨害してもそれに反する行いがされたという事は、何らかの不正がないとおかしいのです。


そして彼らは、「日本が金を使って汚いロビー活動をしたのだ」と脳内補完し、そうすることで自分達は間違っていないが、相手が不正を働いたから正しさが行使されなかったのだと、そう納得することで自分たちの絶対的正しさを再確認するのです。


また更に、この韓国人独特の脳内補完現象は別の結果も引き起こします。
こちらの記事を。


【グローバルアイ】日本に勝った「東海併記」運動の収穫
2014年02月11日13時02分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
http://japanese.joins.com/article/638/181638.html
バージニア州で始まった「東海(トンヘ、日本名・日本海)併記」運動が米国全域に広まりつつある。ニューヨーク・ニュージャージー州がバトンを受け継ぐと、カリフォルニア州など45州もこれに加わる意向を明らかにした。
(中略)
主流社会を動かせるのは有権者ということも改めて確認した。バージニア州知事が韓人との約束を破り、法案を妨害した当時、韓人社会は直ちに「次の選挙で厳しく対応する」と決議した。こうした悲壮感がいくつかの経路で伝わると、州知事と同じ民主党も我々の支持に背を向けた。票を基盤として草の根ロビー活動の力を見せたのだ。ロビー活動は体系的であるべきだという点も学ぶことができた。法案の通過を主導した「米州韓人の声」のピーター・キム会長は議員全員の性向を完全に分析した。個人別のファイルを作り、趣味や友人関係まで把握した。日本政府のようにロビー会社を動員することはできなかったが、それを労力で埋めた。
(後略)


文中にある「議員全員の性向を完全に分析した。個人別のファイルを作り、趣味や友人関係まで把握した。」というのは、非常にきな臭く明らかに不正の臭いがするのですが、そんな事を全国紙が堂々と美談のように書いています。


最初の記事では特に根拠も無く、韓国人的正しさに反するからとただそれだけで不正があるかのように書いていたにも関わらず、これは一体どういう事でしょうか。
これも重要なのは、「正しさが理解されないのは相手が不正をしているからだ」という脳内補完が関係してきます。


それを理解してもらうために、次にこういったロビー活動とは関係ないこちらの記事を見てください。


ソウル大生の75%「実験データ捏造しても問題ない」
レコードチャイナ 2014年10月31日
http://www.recordchina.co.jp/a96644.html
2014年10月29日、韓国日報によると、韓国・ソウル大学の理系学部生の10人に6人が実験実習報告書のデータを改ざん、捏造した経験があり、またその中の多くが「データの改ざん、捏造は深刻な問題でない」と考えていることがわかった。

ソウル大学の校内広報紙「月刊ソウル大ジャーナル」が今年6月に理系学部生95人を対象に実施したオンライン調査によると、全体の63%が「実験のデータに任意で手を加えたり、実際に実験を行わず、データを偽造した経験がある」と回答した。

また、回答者のうち、データの改ざんや捏造について「それほど深刻な問題ではない」「全く問題ない」と答えた学生が75%に達し、実験報告書に対する問題意識が低いことが明らかになった。



韓国最高学府であるソウル大学の学生達の大半が、日常的に実験データに手を加え改竄しているという記事です。
なぜこんな事が起きるのかと言えば、「他もやっているのに自分がやらなければ損をする」からです。


この考え方自体は、特に韓国特有では無く途上国では大半の国で見られる傾向なのですが、重要なのはこの考え方と先ほど挙げた「正しさが理解されないのは相手が不正をしているからだ」という、韓国特有の脳内補完が組み合わさるという事です。


その結果、実際に相手が不正をしているかどうかを調べる事もなく、「相手がやっているはずなのだから自分達も同じ事をしなければ不利益になる」と考え、その結果が先ほどの「日本に勝った「東海併記」運動の収穫」という記事に出てきた非常に胡散臭いロビー活動です。


つまりまとめると以下のようになります


絶対的に正しいのだから世界中の人々が正しさを理解できるはず

韓国的正しさに反する結果が出る

正しさが理解されないのは相手が不正をしているからだ

相手が不正をしているのだから、自分達が不正をしても許されるはず


このようなロジックが彼らの中でかなり頻繁に起きているのです。
韓国は国際的なスポーツ大会で度々問題を起こしますが、それもこのロジックが働いた結果です。
主観に基く脳内補完であらゆる行為が自己完結し正当化されてしまうのです。


結果的に、現実に起きていることと彼らの想定の間に隔たりが発生し、同じ問題を見ていてもまるで話がかみ合わない、全く話が通じないと言う現象が発生したり、公然とダブルスタンダードが行われたりするわけです。
結論に至るまでのロジックがまるで違うのですから当たり前です。


最後に。
日韓友好という事柄において、たびたび韓国のおかしな歴史観を安易に受け入れた挙句、韓国起源説を後押しするような行為が日本で発生する事があります。


これも要するに、韓国人の持つ「正しさ」を100%受け入れないと、韓国人は「きっと相手は何かしら悪意があるからだ」と脳内補完してしまい、結果として友好そのものが成り立たなくなるからです。
個人対個人ならばそれでもなんとかなるのですが、集団対集団となるとそうもいきません。


彼らとの友好というのは「そういう事」なのです。
彼らの正しさを受け入れないと、そもそも多くの場合友好という前提が成り立たないのです。


日本人にとっては友好のための一時的な潤滑油のつもりで彼らの正しさを受けいれたつもりでも、韓国人にとってはまるで違うのです。
結果として韓国起源説を公然と受け入れざるを得なくなるのです。
日本人と韓国人は価値観の相性が特に悪いのですから、こういった違いを知るのは非常に重要です。