日韓問題(初心者向け)

日韓問題について、初心者でもわかりやすい解説と、日韓問題とマスコミ問題の動画のテキスト版を投稿しています。

韓国人の中にある「絶対的正しさ」の正体


さて、今回はタイトルにもあるように過去にも何度か書いてきた韓国人の考える「絶対的正しさ」についてとなります。


この件、以前書いた「韓国では「正しさ」に根拠が必要ない」と関係した内容なのですが、正直に書いてしまうと当時「次は書こう」と毎回考えているうちに忘れてしまっていました。
なので今回はその当時想定していたものを、最近の記事で再構築して書くこととします。
まあ、そんなわけなので先ほどリンクした記事を読んでもらうと、より問題がわかりやすいかと思われます。


本題に移ります。
過去このブロマガでも何度か韓国人の絶対的正しさについて言及してきており、それは根拠が一切必要なく、むしろ根拠や証拠を揃えるのは「何か後ろめたい事があるからだ」とすら考える傾向にある事、
韓国人の中では正しさとは「そこに元々存在しているもの」であり、疑ったり異論を唱えたりするようなものではなく、世界中の人々が当然の事として知っていること、彼らのなかではそのような認識です。


今回の本題となるこの絶対的正しさの正体なのですが、恐らく多くの日本人がこの説明を読んで想定するものとは異質な考えであり、彼らの正しさは「揺ぎ無い自信」に根ざした物ではありません。
それが今回の内容となります。


韓国はここ十数年に渡り、政府レベルで韓国の世界的な知名度アップ事業を行っており、それが理由なのか非常に頻繁に韓国在住の外国人に対して「韓国人がどう見えるのか」の印象を聞くアンケートを行っています。


そして、こうしたアンケートで大抵上位にくるものとして、肯定的な面では「プライドが高い」或いは「自信家」というものがあり、否定的な面では「余裕が無い」というものが大抵上位に入っています。
以前紹介したこちらの記事(韓国人の優越的態度、外国人に好感を持たれない 朝鮮Biz(韓国語) 2014.05.26)でも、「自尊心が強く、余裕がないイメージが強かった。」と記事になっています。


これなのですが、「自信家と余裕の無い人々、両極端の人々がそれぞれ多い」という意味ではありません。
一見矛盾していますが、韓国人の多くは文字通り「自信家でかつ余裕が無い」のです。
これが韓国人の絶対的正しさの正体に関係してきます。


皆さんは自信家といえばどんな姿を思い浮かべるでしょうか。
多くの人が、自己の言動に文字通り自信があり、疑いや迷い無く堂々と目的等を遂行できる心に余裕のある人、自身に否定的な意見等にも堂々と余裕を持って対応できる人、と考えるのではないでしょうか。


しかし大半の韓国人は、多くの場合プライド高く自信満々であると同時に、異論や否定的な意見に対して余裕ある対応というのが全く出来ません。
例えば以下の事例などが典型的です。


韓国が問題だった・・米専門家が日韓関係悪化の原因を分析
FOCUS-ASIA 2015年07月13日
http://www.focus-asia.com/socioeconomy/photonews/423300/
韓国メディア・YTNは12日、米国では日韓関係の悪化の原因が韓国の国内政治にあるとみなされており、その原因は日本のロビーにあると報じた。

報道によると、ワシントンでは7日、米戦略国際問題研究所が日韓関係をテーマとしたセミナーを開いた。セミナーでは、日本問題の米専門家3人によるパネルディスカッションが注目を集めた。3人は、日韓関係の悪化の要因は日本、韓国双方の国内政治の問題があるとしたが、韓国の方が問題だったという認識を見せたという。

3人の具体的な発言は、「日本、韓国ともに(相手国の)世論を軽視するという間違いを犯したが、特に韓国が重要だった」「具体的に(原因を)挙げれば、2012年の李明博の大統領の竹島(韓国名:独島)訪問」「過去、小泉首相靖国参拝をした時は、数か月後には韓国大統領と会談していた」「韓国政府は過去に日本の首相の靖国神社参拝を事実上黙認していながら、最近になって過剰に反応している」「日本には安倍首相が主導する外交ビジョンがある。韓国が協力しないなら、日本が孤立するのではなく、韓国が隔離されるだけ」といったものだったという。

報道は、これらの発言一つ一つに「日本の一方的な主張を受け入れ、韓国が問題だという認識を示した」「(日本の主張を)さも常識であるかのように取り上げた」「とんでもない主張を展開した」といった解説を付けて紹介した。そのうえで、「米国には日本の歴史修正主義を糾弾する良心的な学者もいるが、日本のロビーを受けた学者は組織的に活動し、米国の外交政策に大きな影響力を持っているのが現状。日本のロビーで作られた根拠のない主張が常識かのように受け入れられる現象は、韓日、韓米関係の悪化で示される通りだ」とし、韓国も「対米ロビー活動の強化が急務」と訴えている。



これなのですが、例え異論があったからと、我々の想定する「自信家」ならばそんな事は歯牙にもかけず、堂々と持論を展開するでしょう。
ましてやこの記事にあるように、「日本がロビーをしているからだ」などと猜疑心を隠しもしない態度では、到底自信家には見えません。


まず韓国人がこう考える背景には、韓国人には客観的視点という概念がない事が関係しています。
彼らには主観的視点しかなく、そのため自分の意見や都合と言うのが物事の判断基準の全てです、そのため「これをしたら相手がどう思うか」とか「相手はどんな意見を持っているのか」という事は最初から考慮されていません。


そして前回書いたように、この考えに基き主観的な「一つの正しさ」を信じて疑わず、相手もその「一つの正しさ」を『信じなければいけない』と、そしてその正しさを信じない相手は「何か不正があるからだ」と考えるわけです。
客観的視点があれば、相手の言分を分析するというプロセスがあるわけですが、それが最初から欠けているからこのような思考になるわけです。


しかし、これだけではまだ「余裕の無さ」には繋がりません。
全てを主観で考える思考をしていたとしても、自己の考えに絶対的な自信があるのならば、先ほどの記事のように何が何でも異論が許せないと、猜疑心を募らせ過剰に反応するような状態にはなりえないからです。


次にこちらの記事を読んでみて下さい。


米NYメトロポリタン美術館は韓国史歪曲の広報窓口なのか
朝鮮日報 2015/07/13
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/07/13/2015071301241.html
韓半島万里の長城? メトロポリタン美術館「中国館」で歪曲

米ニューヨークのメトロポリタン美術館は韓国の歴史を歪曲(わいきょく)する広報窓口なのだろうか。

 世界4大美術館・博物館の一つであるメトロポリタン美術館で、深刻なまでに韓国の歴史が歪曲されていることが分かり、衝撃を与えている。

 サイバー民間外交使節団「VANK」は12日、メトロポリタン美術館の「中国館」で、万里の長城韓半島朝鮮半島)領土の奥深くまで建っていたと歪曲表記されていることを指摘した。また、「韓国館」では古朝鮮の歴史が省略され、韓国の歴史が2000年と短く書かれており、韓半島の地図では鬱陵島や独島(日本名:竹島)が消えたままになっているという。

 メトロポリタン美術館の中国館では、漢王朝(Han dynasty BC206-AD220)関連の地図で、万里の長城韓半島の領土にまで入り込んで、平安南道地域まであったと歪曲して紹介している。

 VANKのパク・キテ団長は「世界的に有名なメトロポリタン美術館が、中国の東北工程(歴史見直しプロジェクト)を支持するような内容を堂々と紹介するなら、中国のゆがんだ歴史認識を国際的に認め、世界への広報を可能とする名分になる。メトロメトロポリタン美術館を訪れる世界各国の大勢の人々に間違った韓国の歴史に関する情報を植え付けてしまうかもしれない」と懸念している。

 だが、さらにあきれたことには、韓国が作った韓国館でも間違った歴史事項の表記が放置されていたのだ。

 韓国館の入口にある韓国史年表には、少なくとも3000年に及ぶ古朝鮮の歴史が完全に抜け落ちており、韓国史を青銅器・鉄器時代を経てすぐに高句麗百済新羅三国時代(57 BC-668 AD)と紹介している。年表下段にはサムスンによって展示館が作られたと表記されているが、これも目を引く。

 韓国の国立中央博物館はもちろん、さまざまな歴史の本で古朝鮮が紹介されている中、メトロポリタン美術館の韓国館が古朝鮮について触れていないのは、少なからぬ衝撃を与えている。

 特に、古朝鮮の歴史が抜け落ちていることは、日本によって歪曲された歴史教科書の主張と合致しており、日本がこれを歴史歪曲の国際的な広報根拠として活用する可能性が濃厚だ。日本では「韓国の古代の歴史は中国の植民地から始まっており、三国時代から韓国の本格的な歴史が開始した」と歴史を歪曲している。

 VANKは「メトロポリタン美術館にある韓国館は、中国館や日本館とは比べものにならないほど小さな規模で紹介されている。中国や日本が中心の一方的な歴史主張をそのまま外国人が受け入れないようにするには、韓国の歴史や領土に関してきちんと紹介すると共に、米国で暮らす韓国系の積極的な活動が必要だ」と指摘した。

 パク団長とVANKの研究者らからなる「21世紀新ハーグ特使(日本での呼称:ハーグ密使)団」は20日まで米国に滞在し、独島・東海(日本名:日本海)、従軍慰安婦問題について提起、21世紀の統一韓国の未来について全世界に知らせる統一公共外交活動を推進する予定だ。


彼らには主観的視点しかありませんから、その前提で彼らがこのような主張をするのは想定できるのですが、その行動は明らかに自信家とはかけ離れ、我々の価値観では常軌を逸しているように見えます。
堂々とした態度は一切見て取れません。


この記事で紹介されているVANKとは、韓国政府から資金援助を受けて活動している半官半民の団体なわけですが、民間団体ならまだしも、そのような団体がこんな切羽詰ったような余裕の無い態度なのです。


どうしてこうなるのでしょうか。
そもそも最初に書いたように、彼らの中で想定される絶対的正しさというものが、世界中の人々がそう信じて疑わない「一つの正しさ」なのならば、一言二言意見を言えばそれで済む筈です。
こんな過剰に大騒ぎをする必然性はどこにもありません。


こうした韓国人の「必死さ」を見ていて、私はある事に気付きました。
韓国人の想定する絶対的正しさとは、「そうでなければならない」というある種の強迫観念に近い概念なのではないかと。


そう考えると、この余裕が無い自信家という姿にある程度の整合性を持たせることが出来るのです。
先ほども書いたように、彼らは主観的視点しか持たないため、意見の多様性というものを許容できず「一つの正しさ」を信じて疑いません。
一つの正しさしか彼らの中には最初から想定されておらず他の考えは一切考慮されないのですから、その考えに自信満々になるのは当たり前です。


しかしそれと同時に、彼らは多くの場合自己の優越性や正しさを他者の劣等性を担保に証明しようとします。
つまり、自己の中に確固とした確信や根拠があるのではなく、あくまで相手側の劣等性を担保として自己の優越性を保っているだけ、つまりある意味自己の正しさの証明を他者に依存しているのです。


この状態で他者が自身と異なる意見を持ったり、自身に否定的な考えを持ったりした場合、自己の優越性が自己の中に存在せず、他者の姿から二次的に保障されているだけの彼らは、そういった意見に対して「自己の全否定をされた」と感じるのではないでしょうか。


そのため、彼らは自己の全否定になるような意見を一切許容できず、かといって客観的に物事を見て視点を変えてみることも出来ず、自己否定に対する防衛としての強迫観念が働いてこのような行動にでているのではないかと、そう分析したわけです。


韓国人の絶対的正しさ=自己否定されたという強迫観念と捉えると、不可解でチグハグに見える彼らの言動に色々と整合性が出てくるわけです。
これが私の考える韓国人の中にある絶対的正しさの正体です。