日韓問題(初心者向け)

日韓問題について、初心者でもわかりやすい解説と、日韓問題とマスコミ問題の動画のテキスト版を投稿しています。

【マスコミ問題】朝日新聞が信用されない理由


今回は最近の朝日新聞によるフェイクニュースとその後の杜撰で無責任な対応についてとなります。

元記事
居直るマスコミ
http://ooguchib.blog.fc2.com/blog-entry-222.html


注意
・この動画は「マスコミ問題」を扱っています

・「マスコミ問題」ですので、イデオロギーや属性等は一切関係ありません

・「特定の国との特別な関係」は問題の枝葉です、主問題は業界の体質です

・自身の常識が相手にとっても常識とは限りません、「他者がそれを見たらど
う思うか」という客観性を常に持ちましょう。

・日常生活で注意する程度には言動に注意を心がけてください

・キャラ崩壊あり

・動画の拙い部分は生暖かく見守ってください、そのうちなんとかします






youtube
https://youtu.be/nUvFPQau-KE


以下は動画のテキスト版になります。

レイム マリサ
ゆっくりしていってね


マリサ
さて、今回はマスコミ問題なので私が解説していくぜ。


レイム
そういえば今回って、この動画本来のテーマの「マスコミがこれまでどうやっれ信用を失ってきたか」の歴史じゃなくて、つい最近の話題なのよね。


マリサ
ああ、これな。
うp主いわく「最近の話題も定期的にやっておかないと埋もれてしまうから」だそうだぜ。


レイム
放送法とかの問題と同じパターン?


マリサ
それとはちょっと違うな。
今回の事例なら、一連のマスコミによる「フェイクニュースキャンペーン」がどれだけ欺瞞か、それが朝日の態度から解るからだそうだぜ。


レイム
なるほどね。


マリサ
そんなわけで本編へ行くぜ。


信用されない朝日


マリサ
まずな、朝日新聞ってここのところ主要全国紙の中で一番信用低下が起きてるって知ってるか?


レイム
そうなの?
この動画見てると平均的に下がってるようにみえるし、ネットの登場の影響で業界の需要が減ってるだけに見えるけど。


マリサ
まあ、それも影響としてあるんだがな、朝日って2014年に原発問題の吉田調書の件と慰安婦報道の件で誤りを認めた事で信用低下に拍車がかかったって面もあるな。


レイム
吉田調書って?


マリサ
その件やると動画一本できてしまうから色々端折るが、原発問題で朝日が福島第一原子力発電所吉田昌郎(よしだまさお)所長(当時)の発言を捏造して報じてな、外部からそれが捏造だと指摘されると告発者に対して「法的措置を検討」と脅迫したんだぜ。


マリサ
で、この調書が公開されると朝日の主張がまるで嘘だったと判明した事件だな。


レイム
呆れてものも言えないわね。
でも含みがあるって事はそれだけじゃないのね。


マリサ
そうだぜ。
まずこのオックスフォード大学ロイター・ジャーナリズム研究所による各国メディアの信頼度調査を見てくれ。

Reuters Institute Digital News Report 2018
http://www.medialiitto.fi/files/4493/Reuters_Institute_Digital_News_Report_2018.pdf
1:NHK
2:日経
3:地方紙
4:日本テレビ
5:TBS
6:読売
7:テレビ朝日
8:産経
9:フジ
10:毎日
11:朝日


マリサ
見ての通り、朝日が主要5紙の中で一番信用されていないんだぜ。


レイム
日経って意外と信用高いのね。


マリサ
あそこは昔から経済面は信用できないが政治面は他より信用できると言われてるしな。


※ただし「やらかさない」わけではないです。


レイム
経済新聞とはいったい・・・・・・・うごごごごご。
まあ冗談はさておき、この研究所ではこれをどう結論つけているの?


マリサ
それも実は今回のテーマに関わっているけどそれは後で説明するとして、とりあえずロイター・ジャーナリズム研究所ではこう分析しているぜ。

Reuters Institute Digital News Report 2018
http://www.medialiitto.fi/files/4493/Reuters_Institute_Digital_News_Report_2018.pdf

(一部抜粋)
2018年6月14日発表 英オックスフォード大学ロイター・ジャーナリズム研究所
(一部抜粋)
アンケート調査ではNHK日経新聞が最高水準の2つのニュースブランドであったが、5つの主要な日刊紙の中で朝日新聞が最も低かったことは注目に値する。晩年、リベラル・ブロードシートは、政治家である与党保守派自由民主党と右派メディアから批判されている。首相の安倍晋三氏は、「悲しいことだ」と主張して、朝日のような悲惨な言い訳。他の保守派メンバー、安達康は、「朝日、あなたは死ぬ」と言っているのに対し、右派の麻薬集団は「朝霧を止めるためにWehave」のような見出しを発表している。さらに、朝日新聞の弱い信頼は、部分的には、右側の声明と党首の批評家からの高い不信感の結果であると分析している。今年の調査が実施された後、朝日新聞は政府を取り上げ、安倍首相の支持率を引き下げる一連の公開を発表した。影響は今年の調査に反映されていません。


マリサ
要するにな、安倍政権や日本の右派に攻撃された事が信用低下に繋がったと結論つけているな。


レイム
政治的に対立する相手が力を持った結果信用低下に繋がったって事?


マリサ
ロイターの結論ではな。


レイム
そういう含みのある事を言うって事は違うのね。


マリサ
違うぜ。
そして後で説明するが、こういう認識が朝日が問題点と向き合う事を遠ざけ、余計に信用低下に繋がっているんだぜ。


言葉だけ立派


マリサ
ちょっと聞きたいんだが、普段やたら上から目線で説教してくるのに、自分は指摘された事を何も出来ていないやつをどう思う?


レイム
まあ、ちょっとお近付きになりたくないし、正直嫌われるわよね、そういう人。


マリサ
まあそうだよな。
でな、朝日ってまさにそれ「そのもの」だから嫌われるんだぜ。


レイム
というと?


マリサ
例えばだ、さっき朝日は吉田調書の件や慰安婦報道の件でとんでもない捏造(朝日の言うところの誤報)をしていて、その件が信用低下に繋がったって言ったよな。


レイム
あったわね、それが関係してくるの?


マリサ
その件に関してな、朝日は「信頼回復を行う」として第三者委員会を立ち上げ、2015年の1月にこんな発表をしたんだぜ。

「とも に考え 、ともにつくる メディアへ」信頼回復と再生のための行動計画
朝日新聞 2015.01.05
http://www.asahi.com/shimbun/3rd/20150105b.pdf

理念
1、公正な姿勢で事実に向き合います
事実に基づく公正で正確な報道こそが最大の使命です。社外からの指摘に謙虚に耳を傾
け続けます。
事前・事後のチェック体制をしっかり構築し、間違いは直ちにただす姿勢を徹底します。

2、多様な言論を尊重します
読者と ともにつくる 新聞をめざします。多様な価値観や意見を紙面に反映するとともに、朝日新聞の記事や論説 に対する異論・反論も幅広く掲載するフォーラム機能を強化します。今まで以上に複眼的な見方を意識した 記事を増やします。

3、課題の解決策をともに探ります
よりよい明日をつくっていくために、社会の仕組みや生活に密着したテーマについて幅広く考える情報を提供 します。
問題点の指摘にとどまらず、みなさまと課題を共有し、多角的な視点でともに解決策を探るメディアへと進化させます。

具体的な取り組み
◆パブリックエディター
制度の導入掲載した記事に対するご指摘・ご意見をきちんと受け止め、より迅速に報道に生かす体制を強化するため、今春、「パブリックエディター」制度を新設します。パブリックエディターは、社内外の数人で構成し、記事を書く編集部門から独立した立場で報道内容を点検します。 社外から寄せられる声を一元的に集め、編集部門に対して説明と改善を求める役割です 。
現在、社外のご意見を採り入れる仕組みとして、電話やメールをいただく「お客様オフィス」や広報部、読者に日々の紙面チェックをお願いしている「紙面モニター」制度、有識者による年に数回の紙面審議会などがあります。 広い視野から、社外からの声
を総合的にとりまとめるパブリックエディターの新設によって、こうした制度をより活性化 し、紙面作りに反映していく 仕組みをつくります。担当 部署に事情を聴き、必要があれば、説明や訂正を求めます。

◆多様な意見を
載せる フォーラム面の新設朝日新聞に対する異論・反論を含め、社内外や読者のみなさ
まの多様な見方・主張を掲載する「フォーラム面」(仮称)を今春つくります。いまある「オピニオン面」や「 声欄と合わせて、読者が集う「言論の広場」の機能を充実させます。これまで十分に説明しきれなかった読者からの疑問に答える 記事「Re:お答えします」を、社会面のほか、経済、文化、科学など各面に随時掲載していきます。双方向性のある紙面作りを強化していきます。
紙面だけでなく、朝日新聞デジタルでも、みなさまの様々なご意見を載せる 場を広げます。

◆訂正記事を集めるコーナーの新設
記事に誤りがあった場合、より丁寧にわかりやすくお知らせするために、訂正をまとめて掲載するコーナーを今春、新設します。歴史を記録して 後世に残す役割を担う新聞として、間違った記事は速やかに訂正しておわびし、間違えた理由もできる限り詳しく説明し
ていきます。
事後の訂正だけでなく、公正で正確な報道に徹するため、取材から編集に至る各過程で、事実の裏付けを丹念に事前確認します。大型企画や調査報道については、掲載前に、担当する取材チームとは違う部署にも見せて意見を出し合い、複眼的にチェックします。

◆調査報道
をさまざまな形で充実独自取材によって埋もれている事実、真実を掘り起こし、見過ごされている問題に光を当てる調査報道を一段と充実させます。情報技術も駆使して公表された資料から問題点を分析する「データジャーナリズム」など、デジタル時代に対応した新しい調査報道スタイルも追求します。
広い視野と多角的なものの見方を心がけることを基本に、事実の掘り起こしや問題点の指摘にとどまらず、課題の解決策を探って読者や社会とともに考えていきます。
社会の仕組みを改善したり、生活の向上 に役立 ったりする調査報道への進化 と深化をめざします。

◆「車座集会」を全国各地で開催
役員や 社員が お客さまの生の声を聞き、それを報道に生かしていくために、読者のみなさまとじかにお話しし、ご意見をうかがう機会を増やします。朝日新聞の紙面を読んで何を感じているのか、朝日新聞の紙面に何を求めるのか、役員や社員が直接、全国
各地でご意見に耳を傾け、意見交換する場を繰り返し 設けます。その内容は 紙面でも紹介します。

◆経営にも社外の 意見を反映
経営陣は 、記事や論説の公正さを担保するため、「編集の独立」を尊重し、原則としてそ
の内容に介入することはしません。
記事や論説の内容に関与するのは、経営に重大な影響を及ぼす事態であると判断した場合に限ります。その際には、社外監査役も出席する取締役会に正式な議題として諮って多面的な視点から十分な議論を尽くします。また、複数の社外有識者で構成する常設の 第三者組織を新設して助言を受けたり、編集部門内に判断の根拠を開示して意見を求めたりします。その関わり方についてのルールを社内で共有します。

◆改革 推進へ研修や指標の設定
社員の意識改革を進めるために、お客さまの声を 直接聞く機会を増やします。お客さまからの電話やメールにお答えする部署や新聞販売所(ASA)の仕事を経験する研修プログラムを作成します。また、改革が着実に実行されているかどうか、成果や進み具合の指標を設け 、定期的にモニタリングします。実施状況 は紙面でも紹介していきます。
原因分析と決意この行動計画は、一連の問題を反省し、過ちを繰り返さないために、構造的な原因を突き詰めて自覚し、対策を立てる必要性を痛感してまとめたものです。
これまでのわたしたちは、自ら伝えたい思いにとらわれるあまり、時に、事実に対する謙虚さを失い、社外の意見・批判に虚心に耳を傾ける姿勢をおろそかにしていました。社内での意思疎通も十分できていませんでした。過剰な使命感によって、読者がどう受け止めるかという視点を見失い、公正さや正確さを軽視しました。内向きの論理にこだわって、
誤りを率直に認めることをためらい、必要な対応が遅れたことで、みなさまの不信感を広
げてしまいました。
たとえ一つでも、事実でない記事を書けば、メディアとしての信頼は大きく損なわれます。一連の問題の「真因」を十分認識して克服し、一人ひとりの意識改革につなげない限り、再生はありえません。こうした反省と、読者のみなさまや社会に信頼され、必要とされるメディアでありたいという強い決意のもとに、報道機関の責務と志を確認し、再出発の原点にします。


マリサ
「事前・事後のチェック体制をしっかり構築し、間違いは直ちにただす」「異論・反論も幅広く掲載するフォーラム機能を強化」「みなさまと課題を共有し、多角的な視点でともに解決策を探るメディア」とな。


レイム
立派な心がけじゃない、なにがいけないの?


マリサ
「言うだけ」なら誰でも出来るんだぜ。
そして言葉が立派であればあるほど、それができなかった時の信用低下はでかいんだぜ。
次にこちらをみてくれ。

広がるフェイクニュース 伝統メディアはどう向き合う?
朝日新聞 2018年4月29日
https://www.asahi.com/articles/ASL4R62RNL4RUPQJ00D.html

 フェイクニュースの問題は、メディアの報道に対しても指摘されています。朝日新聞デジタルのアンケートでも、報道の正確性や中立性に対する疑問の声が寄せられました。メディアはこうした指摘に、どう向き合っていけばよいのでしょう。

反論にも耐える記事を

 アンケートに寄せられた意見の一部を紹介します。

●「昔はメディアの信用性など疑う余地が無かった。昨今ネット普及により色々な現場や会見などをライブを一から十まで見ることができシンプルに事の顚末(てんまつ)を知る機会が増えた。私のような個人もマスコミ関係者と同じ物が少しは垣間見えることでマスコミの思想やコメンテーターの意見にあまり左右されることがなく、自分で判断ができるようになった。その結果、メディア自身の偏り、伝えない事実、報道と自分の目で見た物の相違が明らかになり、それがとても残念に思うことが多々ある。メディアにはこういう見てる側の目がたくさんあるということに気付いてもらいたい。どんな小さい誤認が生じても、紙面で大きく訂正を入れてもらいたい」(愛知県・40代女性)

●「新聞のように特に高い信頼が求められるはずの媒体で、信頼が落ちているのが問題。まずは全ての記事を署名記事にし、記者(または担当チーム)のメールアドレスも記載した上で、反論にも耐える記事を作るべきだ」(愛知県・30代男性)

●「現在特にネット上のフェイクニュースがひどいことになっているが、なんだかんだ新聞やテレビの誤報もやり玉に挙げられています。新聞やテレビの信頼を回復するために、誤報をしてしまったら例えば新聞なら一面で訂正するなど、きちんと誠意を見せる必要があると思います。そうすれば、ネットしか見ない層が戻って来るだろうし、彼ら彼女らも事実確認の大切さを理解してくれると思います」(京都府・20代男性)

●「ファクトチェック欄を作り、紙の紙面にも週一程度で反映させる。ファクトチェック文化を作る」(東京都・60代女性)

●「既存メディアは偏向報道で、うそつきのプロパガンダだと言いながら、全く根拠のないネット上のフェイクニュースを拡散したりしている人が多い。結局自分の気持ちよいニュースを選んで、気に入らない他者を攻撃したいだけ。これに対抗するには、意見が対立している既存メディアがあえて手を組んで、共同でファクトチェックをしていく必要があると思う」(新潟県・30代男性)

●「そもそもとして、新聞、ニュース、SNS、etc…多岐にわたる情報源であふれる現代社会で、特定の情報しか見ようとせず(主に自分と同じ考え)、意見の異なるものを排除、攻撃していることがダメなのだと感じます。すべての情報源は私からすれば中道でなく、どちらかの思想に傾いています。ニュースや記事、SNSなど尺が限られている物ならばなにかが欠けて伝えられているのが当然です。むしろ中道なものを見たことありません。答えを提示する情報は役に立ちません。考え、自分で答えを導くことこそが国民の責務であると私は思います。故に、フェイクニュースなどそもそも問題ありません。考えることをやめることこそが悪です」(石川県・30代男性)

●「様々な物事のスピードが上がっている時代ではありますが、一つ一つのニュース・意見に対して時間をかけて向き合う習慣を身に付ける必要があると思います。そうすることで、そこに書かれていることの何が問題か、何が矛盾しているかといったことを見抜けるのではないでしょうか。またそうした作業は、慣れてくればスピードが上がるものなので、現代にあっても十分有用な方法だと思います」(東京都・20代男性)

●「とにもかくにもメディア自身が自らを省みる姿勢が重要と思います。ファクトはファクト。意見は意見。大小メディア問わず、これらを混同して報道してないでしょうか?公正、フェアに事実を出して、その上で自身の意見を述べるメディアが少なくなって来ているように感じます。『角度を付けて』前のめりに報じるなんてメディアの自滅行為と思います。まあ、これが分からないメディアは自然淘汰(とうた)されるので問題ないと思いますが。。。」(大阪府・30代男性)

●「極端で違和感を覚えたり、一部のグループにあまりにも有益で偏った内容の記事はうのみにせず、まずは他のしっかりした報道機関に同じような記事があるかをチェック。更にニュースソースを可能な限りチェック、その上で掲載されているサイトの傾向を確認して判断するようにしているが、それでも引っかかることがある。もう詐欺電話や詐欺サイトと同じで、個々人で気をつけるしかないと思う。いずれにしても報道機関の責任あるファクトチェックは必須だと思う。頑張ってほしい」(海外・50代女性)
「伝統メディアにも内在」

 メディアを見る目が厳しさを増す中、世界の新聞社、放送局のオンブズマンやパブリックエディター、メディア研究者らが「フェイクニュース」をテーマに議論した国際会議を取材しました。

 インド・チェンナイで昨秋開かれた国際組織「ニュースオンブズマン協会」の年次総会。欧州や北米、南米、南アジアなどから36人が集まりました。まずは英オックスフォード大学ロイター・ジャーナリズム研究所のラスムス・クレイス・ニールセン氏が最新の調査結果に基づき、「人々が何をフェイクニュースだと考えているか」について報告しました。英国、米国、フィンランドなどで聞いたところ、不正確な報道、表面的な報道、ミスリーディングな報道――こうしたいわば「貧弱な」ジャーナリズムを、人々はフェイクニュースととらえていたそうです。例えば、政治家の発言について、その真偽を問うことなく報じるのもそれに当たります。「メディアが『政治家がそう言ったのは事実だ』といっても、読者はそうは受け取りません」

 また、メディアは「ニュース」と「オピニオン」を分けて報じているつもりでも、読者は必ずしもそうは見ない、とも指摘しました。「この意見は偏っている。エビデンスがない。そう感じると、人はそれをフェイクニュースだと考えます」

 ニールセン氏は、フェイクニュースは伝統的なメディアにも内在する問題だと指摘しました。「どの国でもフェイクニュースは程度問題だと考えられています。世界は真実とうそだけできれいに成り立っているわけではないということです」

 こうした状況で信頼を得るにはどうすればいいのでしょう。ニールセン氏は、「メディアが限られた予算と時間の中で、また関係者が様々な圧力をかけてくる中で、真実を追い求めるのがどういうことなのか、読者はよく知っているわけではありません」といい、ジャーナリストの仕事をもっと知ってもらうことが大切だと述べました。

 フェイクニュースへの法的な規制については、「言論統制につながる危険もあります。病気を治そうとしてかえって状況を悪くすることもある。注意が必要です」と慎重な姿勢を示しました。
「両論併記」は中立なのか?

 議論に時間が割かれたテーマが「誤った両論併記」でした。まずネパールの英字紙「ネパール・タイムズ」のクンダ・ディキシット編集長が、地球温暖化報道について報告しました。バランスをとろうと懐疑論者らの意見を紹介することにとらわれたため、懐疑論が増幅され、地球温暖化に対処するための取り組みが遅れたと指摘しました。「どこのジャーナリズムスクールも中立や公平を旗印にしていますが、ジャーナリズムには“偏見”も必要なのです」

 豪州の放送局ABCの編集幹部マーク・マーレイ氏は、同国で大きな議論になった同性婚の合法化をめぐる報道を紹介しました。同性婚に反対する人たちから「左寄り」と見られて「ゲイビーシー」と揶揄(やゆ)されていた同局は、ディベート番組で賛成派と反対派の両方に同じだけの時間を割くなど、公平性にはひときわ気を配ったといいます。ただ、マーレイ氏は「時間が同じでも、中身で(質を)変えることはできる」とも語りました。

 質疑応答では、「メディアは活動家ではない。そうなったら終わりだ」と、偏りを危惧する声も出ました。ネパール・タイムズのディキシット氏はこう答えました。「私も全く活動家になるつもりはない。ただ、実際には意見を持っているにもかかわらず、両論併記で中立を装うのは、読者に対するごまかしなのではないかと思うのです」。会場からは「両論併記に気を配りすぎると、結局は政府や男性、都市に住む人、金持ちなど力のある方を利することになるのではないか」との意見も出た。(田玉恵美)
ネットの批評にさらされ 鍛えられる

 「フェイクニュース」をめぐる2回のアンケートで、朝日新聞をはじめとした既存メディアへの厳しいご意見をたくさんいただきました。

 アンケートに付けた解説や1日付のシリーズ1回目の紙面で、豪州や英国の辞典による定義を引き、「政治目的や広告収入目的でサイトから流される偽情報やデマ」「ニュース報道に見せかけて拡散される虚偽情報」という意味でのフェイクニュースを取り上げたいとお伝えしましたが、「新聞もテレビも信用できない」「自分たちが正しい報道をしている認識は捨てるべきだ」といった声が多く寄せられました。真剣に受け止めています。

 公益財団法人「新聞通信調査会」が昨年、全国の18歳以上5千人を対象に行った調査で、インターネットでニュースを「見ている」人の割合が新聞の朝刊を「読んでいる」と答えた人の割合を初めて上回りました。毎年の同調査で、新聞やテレビの信頼度は漸減傾向にあります。

 ネットを通じて様々な情報を入手でき、誰もが世界に発信できる時代です。メディア発の情報もすぐに様々な角度から検証されます。メディアがいわば情報を独占していた時代は終わりました。私たち既存メディアの報道もネットの批評にさらされてこそ鍛えられる。そんな時代になったのだと、前向きに捉えたいと思います。

 一方で、私たちのアンケートではフェイクニュースの問題として「ニュースが信頼できなくなる」「情報の真偽がわからなくなる」が半数を超え、対処法としては「利用者へのリテラシー教育」「メディアなどによるファクトチェック」で6割近くを占め、メディアの役割は増していると考えます。

 フォーラム面は、慰安婦報道の記事取り消しなど一連の問題を受けて2015年春に「朝日新聞に対する異論・反論を含め、多様な見方・主張を掲載する」場としてスタートしました。今後さらに多様なご意見をいただき、「ともに考え、ともにつくる」メディアを目指します。(フォーラム編集長・菅野俊秀)


マリサ
この記事ではな、要するに朝日などはフェイクニュースを「ネット上の新興メディアが行う偽ニュース」としていたんだが、アンケートをとってみたら、「新聞もテレビも信用できない」「自分たちが正しい報道をしている認識は捨てるべきだ」となったとしていて「私たち既存メディアの報道もネットの批評にさらされてこそ鍛えられる。そんな時代になったのだと、前向きに捉えたいと思います。」と結んでいるな。


レイム
まあね、これまでの動画でも色々見てきたけど、どう考えてもフェイクニュースってネットだけの問題じゃないし、何より既存のマスコミって意図してデマを流したり特定情報を隠したりして、しかも自分はネットを批判するのにネットからの批判には一切耳を傾けないしね。


レイム
朝日はそれを反省したって事ね。
良い事じゃない、これの何が問題なの?


マリサ
さっきも言ったよな、「言うだけなら誰でも出来る」って。


レイム
そんな酷い言行不一致があるってこと?


言うだけで反省しない


マリサ
ああ、あったぜ。
しかもこの記事が出る約二週間前にな。


マリサ
そして朝日が「やらかした」のはこれだぜ。

朝日新聞、「張本智和誤報で協会出禁に 〈水谷隼と握手せず〉
デイリー新潮 2018年4月12日
1/2ページ) (2/2ページ

日本男子でナンバーワンといっても、まだ14歳の少年である。大新聞に礼儀を知らない奴だと書かれては張本智和選手も立場がないだろう。怒った日本卓球協会朝日新聞を記者会見から締め出した一幕とは。

 ***

 桜も満開を迎えた3月30日の夕方、日本卓球協会では、平野美宇選手のエリートアカデミー修了とプロ宣言を発表した。が、記者たちの関心を引いたのは会見のペーパーにあった一文である。

朝日新聞デジタルの取材及び本件報道はご遠慮申し上げます〉

 いったい、何をやらかしたのか。運動部のデスクが言う。

「卓球協会が問題にしたのは、ニュースサイト『朝日新聞デジタル』に掲載された3月10日の記事です」

 その記事は、すでに訂正されているが、当初はこう書かれていた。

日本卓球協会の宮崎義仁・強化本部長は10日、「日本代表の選手らに対し、試合時のマナーについて注意喚起をした」と明らかにした〉

 そこで実際の例として、

〈1月の全日本選手権の男子シングルス決勝では、優勝した張本智和(エリートアカデミー)が、試合終了後に対戦相手の水谷隼木下グループ)と握手せずに、ベンチに駆け寄った。この点について、協会は張本を注意した〉

 これにすぐ反応したのがSNSである。そこでは「張本批判」が相次いだという。

〈相手を馬鹿にするようにでかい声出したりとか卓球の偉い人から注意されて当然だよ お前のそーいうところが水谷選手と違うところなんだよ〉

 折しも記事が出た当日は、カタール・オープンのシングルス準々決勝で、張本はライバルのカルデラノに0―4で惨敗。試合後、本人は泣きに泣いて悔しがっていたという。

ところが、朝日の記事は誤報だった。試合(1月21日)では、優勝の瞬間、張本はコーチの父親に駆け寄ったものの、すぐに水谷と握手を交わしている。

 張本選手の母・凌さんも言うのだ。

「親としてはこんな記事は見たくありません。智和は水谷選手とちゃんと握手していますよ」

 記事に登場する宮崎強化本部長によると、

「あの記事は、張本が握手しなかったと卓球協会がレクチャーしたかのように読めるので、我々まで批判されたのです」

 卓球協会の抗議に、朝日は翌日「握手」があったと訂正したが、記者会見からの締め出しは、そのペナルティというわけである。

 そこで、朝日新聞社に聞くと、なぜか間違ったわけではないと言わんばかり。

「弊社の担当記者は日本卓球協会の説明に即して記事を書きました。その後、同協会などから指摘があり、記事と見出しを一部修正・加筆しました」(広報部)

「書き換え」で済ませられるのなら、財務省もこんなピンチにならなかったのに。


マリサ
4月12日に新潮に掲載された記事なんだが、卓球の全日本選手権の男子シングルス決勝、張本選手が対戦相手の水谷選手と握手せずそのままベンチに駆け寄ったとして協会から注意されたと、朝日が3月30日に記事にしたそうなんだ。


レイム
あー、流れ的になんか想像が付いたわ。
実際には握手してたのね。


マリサ
そうだぜ。
要するに朝日のフェイクニュースなんだが、問題は朝日がこのフェイクニュースを掲載した事で張本選手はSNSなどで大バッシングを受けてな、彼はまだ14歳だった事もあって相当ショックだったみたいなんだぜ。


マリサ
しかもだ、朝日は問題を指摘されると何の釈明も謝罪もせずにこっそり記事だけ訂正してな、しかもその件を追及されると「弊社の担当記者は日本卓球協会の説明に即して記事を書きました。その後、同協会などから指摘があり、記事と見出しを一部修正・加筆しました」と、卓球協会が言った事を記事にしただけだと責任転嫁して居直ったんだぜ。


レイム
ちょっとまってよ、これじゃ卓球協会がフェイクニュースを流したみたいじゃない。


マリサ
これが2015年に信頼回復の行動計画を発表し、更に4月29日に「批判に向き合っていく」とした朝日の態度だぜ。


マリサ
散々「ネットは信用できない、フェイクニュースだらけだ」と宣伝し、しかもネットの弊害としてフェイクニュースで傷つく人がいると「ネットのフェイクに立ち向かう正義の味方」を演じておいて、いざ自分がろくに取材せずフェイクニュースを報じて被害が出ると、責任転嫁して居直ったわけだ。


マリサ
しかもその一ヶ月後の記事で「私たち既存メディアの報道もネットの批評にさらされてこそ鍛えられる。そんな時代になったのだと、前向きに捉えたいと思います。」だからな、こんな態度だから信用されないし嫌われるんだぜ。


レイム
うわぁ…


問題の本質


マリサ
今回の問題なんだが、ここで最初のロイター・ジャーナリズム研究所の見解を思い出してほしいんだぜ。


レイム
ああ、あそこでは朝日の信頼低下の原因を首相や右翼が批判したからだとしていたわね。
明らかに事実と異なるけど。


マリサ
これが問題でな。
「あの業界」では、新聞やテレビへの批判を長年安易に「右翼が騒いでいるだけ」と、自分達への批判をイデオロギー問題に摩り替えてきたんだぜ。


マリサ
結果どうなったかというとな、どんなに問題を起こしても「右翼が騒いでいるだけ」とし続け、業界がある種の自家中毒に陥ってな、批判を「左右対立が原因」としか考えなくなっているんだぜ。


レイム
ああ、なるほど。
本来こういう問題って「思想対立」じゃなくて「倫理観」の問題なのに、彼らには批判が全部思想対立の結果に見えているのね。


マリサ
そうだぜ。
その結果、どんなに問題を起こしても「右翼が騒いでいるだけ」と言い訳できるものだから、業界の倫理観が崩壊してしまっているんだぜ。


レイム
まあね、問題を起こして批判されても何でも「右翼のせいだ」とできるなら、思想の問題である以上自分達が変わる必要は無いしね。


マリサ
だから口では立派な事を言うけど実際には何も変わらず、延々と同じ事を繰り返して信用を失っていくわけだ。
そしてこれは今回が特殊なわけでなく、しかも最近こうなったわけでも無くてな、朝日って昔からこの有様なんだぜ。

※2002年のサッカー中田引退報道を調べてみてください。
朝日はこのとき「記事通り引退しなかった中田が悪い」と居直りました。

今回のまとめ
朝日新聞は全国紙の中で最も信用されていない
・「口だけ」の信頼回復を宣言し続けた
・朝日はフェイクニュースを報じて居直る
・なんでも「右翼のせい」にして倫理観が欠如


レイム
こんな事を続けているから信用を失ってくのね。
そして批判されると「右翼のせいだ」と責任転嫁するから、いつまでも同じ事を続けるわけね。


マリサ
そして外国のメディアなども含め、身内でその行いを「庇い合い」するから信用低下が止まらないわけだな。


レイム
もうなんか救いようがないわね。


マリサ
そんなわけで今回の本編はここで終わるぜ。


レイム マリサ
ご視聴ありがとうございました。


大口
おつかれ~


大口
ところで、異様に尺が余ったから「あれ」やっていいよね?


マリサ
ほどほどにしておけよ。


大口
今回のお題は「ゴジラ」だよ。


レイム
ゴジラってあのゴジラ
生き物って言うか架空の生物じゃない。


大口
まあゴジラそのものはね。
でもね、ゴジラって世界中にファンがいるでしょ?
それは生物学者なども同じなんだよ。


マリサ
それがどうしたんだ?


大口
まあまあ焦らずに、まずはこちらを見てほしい。

日本列島の甲虫全種目録 (2018年)
19.5 Subfamily Pselaphinae Latreille, 1802 / アリヅカムシ亜科
https://japanesebeetles.jimdo.com/%E7%9B%AE%E9%8C%B2/19-%E3%83%8F%E3%83%8D%E3%82%AB%E3%82%AF%E3%82%B7%E7%A7%91/19-5%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%83%85%E3%82%AB%E3%83%A0%E3%82%B7%E4%BA%9C%E7%A7%91/

柴田 泰利・丸山 宗利・保科 英人・岸本 年郎・直海 俊一郎・
野村 周平・Volker Puthz・島田 孝・渡辺 泰明・山本 周平
日本産ハネカクシ科総目録(昆虫綱:甲虫目)
http://www.museum.kyushu-u.ac.jp/publications/bulletin/011/11-69.pdf


レイム
ゴジラツノアリヅカムシ?なにこれ?映画に出てきた架空の虫の設定とか?


大口
違うよ?
実際にそう命名された虫だけど。
ちゃんと学名も論文もあるし。


マリサ
え?いいのかこれ?????


大口
次いこうか。

ゴジラサウルス
ゴジラサウルス(Gojirasaurus)は、中生代三畳紀の北アメリカに棲息していた獣脚類コエロフィシス科に属する中型肉食恐竜である。模式種はG.クエイイ(G.quayi)であるが、現在まで知られているゴジラサウルス属はこの一種のみである。
Wikipediaより





※この件なのですが、ゴジラサウルスはコエロフィシスとほぼ同科であると後に判明し、科としての名称は廃止されたそうです。 リサーチ不足でした、すみません。



マリサ
いやいやいやいや、ちょっとまて、これ映画のゴジラの設定でゴジラのご先祖様の恐竜の名前だろ?それくらい知ってるぞ。


大口
その設定もあるけど、こっちもちゃんと学名のある過去に実在した獣脚類の名前だから。
なんかね、命名したケネス・カーペンター博士は母親が日本人でね、子供の頃に見たゴジラが切っ掛けで恐竜学に進むようになったから命名したそうだ。


レイム
なんかちょっといい話になってるけど、なんでこんなに自由なのよ。


大口
次いくよ~
次はこれね。

ムカデエビ綱(ムカデエビこう、Remipedia)
洞窟のみに生息する、特異な形態を持つ甲殻類。洞穴生物の一種。
ゴジラ科Godzilliidae Schram, Yager & Emerson, 1986
カリブ海に分布する3属5種を含む。模式産地がタークス・カイコス諸島であるGodzillus robustus以外はすべてバハマ諸島のみで確認されている。タイプ属であるGodzillusがムカデエビ類としては巨大であることなどから、怪獣映画のゴジラにちなんで名付けられた。
Wikipediaより


マリサ
画像は無いのか?


大口
エビといってもムカデっぽいからだの作りだからね、虫嫌いな人にはグロ画像になるだろうからひかえたの。
さっきのアリヅカムシも同じ理由ね。


レイム
というか、実際の生物に架空の生物の名前とかつけていいの?


大口
まあ命名権は発見者や論文作成者にあるからいいんじゃない?


マリサ
変な生き物というか、名前が変なだけじゃないか。


大口
見た目はどれも全くゴジラじゃないけど、命名者の趣味全開でそう名付けられたって意味で変わってるでしょ?


レイム
まあそうだけど、怒涛の3連発だったわね。


マリサ
そんなわけで今回はここで終わるぜ。


レイム マリサ 大口
またらいしゅ~


お知らせ。
このニコニコのブロマガの仕様上、コメントが新たにあった事は解るのですが「どの記事にコメントがされたのか」を確認することが困難です。
そこで、もし過去記事に質問等私が何らかの回答を必要とするコメントをされた方は、お手数ですが最新の記事かtwitter@ooguchib」のアカウントのほうへその旨を書いていただけると助かります。


人気ブログランキングに参加中です、もしよかったらクリックをお願いします。


クリックで人気ブログランキングへ


以下は当ブロマガのお勧め記事マイリストです、もしよかったらこちらもどうぞ。




動画版マイリスト