日韓問題(初心者向け)

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韓国との対話が成り立たない理由


さて、本日は韓国三大紙のうちの一つ、中央日報に掲載された記事に非常に「韓国らしい」出来事が掲載されていたので、その件に関する内容となります。


韓国との対話が非常に難しい原因の一つとして、彼らが全く根拠を重視しないという問題があるが、これに関連して韓国では「情報元を確認する」行為を非常に軽視する傾向にあり、韓国人は多くの場合で「確認作業」をせずに物事を論じている場合が多い。


また更にこの傾向の延長として、元情報が公開され広く知られるような状況にあっても、彼らの望む「結論」に都合が悪ければ意図して無視する傾向にもあり、これには彼らが「正確な情報」よりも「今の感情」を重視し、結論を導き出すための手段としている事が関係している。


このような背景があるため、「根拠と説明を前提とした」韓国との対話はまともに成り立たず往々にして「時間の浪費」になることが多く、むしろその経緯を第三者に説明する事に力を入れたほうが有意義な結果になる場合が多い。


※一部を除き、引用記事が日本語の場合には文中にリンク用アドレスとタイトルのみ表記、韓国語のものやリンク切れで参照不能な記事のみ文末にまとめて本文を引用します。
※本文中のリンクは引用の元記事、或いはインターネットアーカイブウェブ魚拓(別サイト)へのリンクです。


1:「元情報」が軽視される社会


まずはこちらの記事から

韓経:【コラム】原本のない韓国社会の悲劇
2017年03月10日14時39分
[ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版]
http://japanese.joins.com/article/727/226727.html

「カントの本に本当にそのような文章がある?国内の専門家に聞いてみたところ、初めて聞く文章なんだって。余計なことをしたじゃないか…」。友人の不機嫌な口調の答えを聞いてもう一度本を開いた。確かにある。私の目には見えるが、一生勉強したという専攻者の目は見えないとは理解し難い。

カントの『永久平和のために』の中で「そもそも国家権力が支配するすべての力の中で最も信頼できるのはお金」という文章だ。彼が71歳である1795年に書いた本の中心命題がこの部分にある。戦争を防止して永久平和を実現するためには国家間の友好通商と交易拡大という商業精神が最も重要だということだ。ここで国際連盟論が芽生えた。「マクドナルドが進出した国同士に戦争をしたことはない」という理論の根元でもある。

いったい専攻者さえ原典をまともに読んでいないとは!ひょっとして目に入るところだけを読み、残りは大したものでないと考えたのだろうか。『純粋理性批判』でも『人倫の形而上学』などの高邁な哲学でなく、「お金」という世俗の用語が出てあえて飛ばしたのだろうか。結局、何ページ何行目にその部分があるということを確認させてから友人は安心して電話を切った。翌日、「その方から『今まで何をしていたのだろう』とのことに気付かせてもらって感謝するんだって」と言われた。

原本をいちいち読むことほど大事なことがもう一つある。原本を確認することだ。一昨日、発表された『熱河日記』版本の比較研究結果、草稿本とその後の筆写本がそれぞれ異なるということが明らかになった。草稿には寄生虫を防ぐために鶏翼の間の毛を抜く現地の風習が生々しく描写されているが、修正本ではこれを墨で消した跡が発見された。清の少女が可愛いという部分も抜けており、天主教に関する内容も削除された。正祖のの文体反正、天主教迫害のためだろう。それでも40種に近い各所蔵本を比較して正本化するというのは嬉しいことだ。

インターネット時代の副作用も問題だ。詩人らは正体不明の詩が自身の名前がついたまま飛び交っていることに対してどうすればいいかと嘆く。詩語や行の交換を勝手に変えたのは普通だ。数行が丸ごと省かれたり、内容を付け加えたりしたものも多い。タイトルが変えられた例はご愛嬌だ。そのため、「インターネットからコピペするのではなく、どうか詩集から原文を探して読んでほしい」という声まで出てくる始末だ。

メディアの弊害はどうだろうか。具体的な法案の内容や検察の捜査発表、裁判所判決を原文の通りに読み終わって分析してから報じるべきだが、必要なところだけを取り出して抜粋・引用・再解釈する場合が多い。政治・社会的宣言文や声明書のように色のある文章はなおさらだ。

日常生活に直結する契約書は最後までも読まない。最近、自殺保険金の騒ぎもそうだ。約款が間違って入っているとか、発案者が外国のものをそのままコピーしたとか、笑えないニュースが多い。

このような社会では「偽ニュース」が幅を利かせる。実際に無い話を作り出すことより悪いのは「悪魔の編集」だ。断章取義とは、詩文の一部を取り出して隠された意味を生かすことを言うが、これを悪用して個人や社会を病ませればそれは毒薬に他ならない。最近、学生たちを相手にした「偽読書」まで登場した。大学入試選考向けに本を要約するか、読書感想文を代筆するとは、なぜここまできたのだろうか。韓国社会全体の悲劇に他ならない。


記事にもあるように、韓国では専門家であっても原典をあたらずに物事を論じている場合が多く、そのため韓国では出所不明の情報があたかも事実であるかのように広まる事例が多数あります。


ちなみに、中央日報は韓国三大紙の中でもっとも「出典不明の怪しい情報」をまことしやかに記事にすることが多い(特に歴史関連、他2紙と五十歩百歩ではありますが)のは、多分突っ込んだら負けなのでしょう。


それはさておき、個人的にこの問題は韓国との対話を最も難しくしている原因の一つと考えています。


特に問題なのが、韓国では日本に対して慰安婦問題等の歴史関連の問題の指摘を頻繁に行いますが、以下のように実は基本的情報すら知らないまま「日本人は歴史を知らない」と訴えている場合が多い事です。


慰安婦問題の基礎知識知らぬまま…日本非難に唖然 産経新聞 2017.2.28


記事では韓国に留学していた日本人が、釜山領事館前の慰安婦像を「警護」している韓国人の学生と話をしてみたところ、彼らは「村山談話」や帝国の慰安婦の著者である「朴裕河」について何も知らなかったのだそうです。


実は韓国ではこうした現象は頻繁に発生しており、たとえば私が印象的だった出来事としても、かつて日韓翻訳掲示板において、ある人が韓国人に対して日本の歴史上の人物に関するアンケートを取ったところ、初代韓国統監府統監だった伊藤博文については知っていても、日韓併合条約に調印し初代朝鮮総督府総督だった寺内正毅についてはほぼ知名度ゼロでした。


また韓国では、竹島問題などで日本側から反論が来ると、「日本に対抗する根拠を集めなければいけない」等の記事が年に数回はどこかしらの紙面に掲載されますが、「そもそもではこれまではどうやって自国領土と確信していたのだ?」等の当たり前の突っ込みを入れたくなります。


しかも毎年のように同じ事を繰り返していることから、「言っているだけ」で根拠を気にする意思が無いのは明白なのです。
要するに、「裏を取る」とか「元情報にあたる」等の習慣そのものが無いのです。


そのため、最近も朴大統領の弾劾を巡って出所不明の情報が飛び交いあちこちで騒動になっていました。
しかも、どれもソース元を確認すればデマであることが明白にも関わらず、ほぼ誰もそれを確認しなかったため、大きな混乱になったのです。


「朴大統領亡命」「5対3で棄却」…弾劾審判決定を控え偽ニュースが氾濫 東亜日報 March. 10, 2017



韓国では、こういったことも頻繁に発生します。
彼らのその時の感情や「国民情緒」に都合がよければそれで「正しい」としてしまう風潮があるため、仮に疑問に感じる人がいてもそれを口に出すことが出来ない場合が多いのです。


日本でも偽情報が飛び交う事はありますし、そうした情報を確認も取らずに信じてしまう人もいますが、別の側面として必ずどこかしらから反証などが出てくるのが一般的であるのもまた事実であるので、日本と韓国ではここが大きく違います。


元情報を調べないまま出回った情報でも、「国民情緒」に反すると判断される異論はそもそも社会が容認しないため、正確な情報が出てくるのが遅れ偽情報が非常に拡散し易いのです。


以前このブログでも紹介した「イシマタラ」の事例や、かつてenjoykorea日韓翻訳掲示板であった「バファリン作戦」で発覚した事例のように、ソウル大学の教授が裏取りをしないどころか元情報にすらあたらず、明らかに現代の日本語話者が鉛筆書きしただけのメモ用紙を元に論文を書き、それが大手紙の紙面に掲載され日本批判の根拠となった事例なども典型例です。


2:「今の感情」が最も重要


上記のように、韓国では元々「裏取り」や「一次資料・元資料にあたる」ことが軽視され、思い込みやデマ情報が拡散し易い傾向にあるのですが、なぜそうなるのかと突き詰めていくと、彼らは「今」を重視し元情報や「過去の言動」との整合性などをほとんど考慮しない傾向にある事がわかります。


それが解り易い事例が以下です


(※1)
日帝強制占領期間松脂採取被害調査 忠北日報(韓国語) 2017.03.08


上記記事では、日本の併合時代に日本人が松油採取のために松に傷をつけたということを、「日帝収奪の証拠」として被害記録を残すべきだとしています。


まずそもそも、それで多数の松が枯れた等の被害があったのならまだしも、そうはならず現在でも松油を採取した松が残っているにもかかわらず、何が被害で何が収奪なのかの定義すら曖昧なまま、「被害を受けた」といった話だけが先行していることも問題ですが、この件には更に問題があります。


記事では最後に以下のように書かれています。


このような日帝強制占領期間の収奪について白雲面の一部住民たちは朴逹峠松脂被害樹発生時期についておかしな主張をしていて注目される。一部地域で解放後も松から松脂を採取した事例もあったことが分かり、この地域住民たちもまた、解放後1970年代にも松脂採取がなされたという主張だ。80代の住民A氏は「松脂採取は日帝強制占領期間当時にもあったが1970年代、住民たちが採取した場合も多くて正確な時期の調査を並行して行うべきだ」と話した。


要するに、韓国独立後も松油の採取が行われており、どれが日本統治時代のものでどれが独立後のものかの調査ができていないようなのです。


そして問題は次の記事です。


(※2)
日帝が傷つけた洪城郡(ホンソングン)石幢山一帯松文化資産登録推進 大田日報(韓国語)  2017-03-12


こちらの記事では、地域が違うとは言え数日前に「調査が必要」という話があったばかりにも関わらず、独立後の松油採取の事実そのものが一切考慮されておらず、「日帝の被害」としての文化資産登録ありきで話が進んでいるのです。


つまり、一次情報から数日で都合の悪い事実が消されてしまっているわけです。


また他にも、以下の記事では「日本人が韓国に関して知りたい情報」という記事に李舜臣や韓国の文化財である石窟庵などがあげられています。


(※3)
日大学生が知りたい韓国文化1位は「韓服」…190人質問 聯合ニュース(韓国語)


この記事なのですが「日本人が知りたい」とはしていますが、実際には「韓国人がアピールしたい文化一覧」です。


そして問題となるのは、李舜臣の事例は過去に何度も紹介しているので省略するとして(詳しく知りたい方はページ右側の「カテゴリー一覧」から李舜臣を選択してください)、石窟庵に関する事柄です。


韓国では以前より、「石窟庵の石仏は、日本統治時代に日本が杜撰な補修を行った結果、配列がデタラメになった」と説明されています。


参考
石窟庵(慶州)  PUSAN NAVI


しかし実際には、2007年に日本が補修する前の石窟庵の写真が発見され、日本による補修はオリジナルに正確であった事が既に判明しているのです。


世界文化遺産「石窟庵」、60年代の復元工事に誤り 朝鮮日報 2007/09/23


今から10年近く前に、「日本の補修がデタラメだったとする説が誤りであった」と判明しており、むしろ記事にある1960年代に韓国が行った補修の配列が誤りであった事がはっきりしているにも関わらず、現在でも韓国の観光案内では「日本が間違えた」と説明されており、しかも石仏の配列も「直していない」のです。


このように韓国では、後に自分達の解釈が間違いであったとはっきりした場合でも、なぜかその後も一切訂正されない事例がいくつもあります。


こうした韓国の傾向を調べていくとわかることとして、元情報や一次資料そのものを軽視する傾向にある彼らは、その代わりに「今自分がどう感じているか」といった感情を重視するため、その感情に反する情報はそれがどんなものであれ受け付けない傾向にある事です。


むしろ最初に引用した記事の事例のほうが特殊で、あの事例の場合には電話をしてきた相手が記事の筆者の知人、つまり「ウリ」の範囲の人間であった事と、誤りを認めても自己のメンツや利益が傷つくような事例ではなかったので、「感情的に受け入れられた」だけなのです。


元情報や一次資料にあたる習慣が無く、更に正確な情報に触れても「感情的に受け入れられない」のであれば突っぱねてしまう場合が多い、だからこそ特に「韓国人が感情的になり易い」日本との間では問題ばかりが発生し、またどれも対話不能な状態に陥り解決へと向かわないのです。


3:韓国との対話は時間の浪費になり易い


今回書いたように、韓国では元情報や一次資料にあたって情報を確認するといった行為は多くの場合で重視されず、それは学術レベルにまで及ぶ場合がかなりあります。


そして日本では韓国人は「過去に拘っている」と認識されがちですが、今回書いたように多くの韓国人はそもそもその「過去」に関する基本情報を知らないどころか、知ろうとする意思すらない場合が殆どです。


どうしてそうなるかといえば、彼らは過去そのものに拘っているのではなく、「過去の話を聞いた自分の今の感情」に拘っているからなのです。


私がかつて日韓翻訳掲示板等で韓国人と接して解った事は、彼らは常に「今」のみに焦点を当てており、過去の自身や「ウリ」の言動にはかなり無頓着である事です。


具体的に一例挙げると、韓国や韓国支持者の間では創氏改名なるものが存在したことになっており、併合時代に日本は彼らの名前を「奪った」事になっています。


その事について日韓翻訳掲示板にスレッドを立て「その説がいかに誤りであるか」について説明している人がいました。


説明をざっと書くと、朝鮮における姓とは一族の名であるため、結婚をしても妻は夫の一族ではなく同じ姓を名乗れなかったのですが、それでは戸籍上困るので姓(一族の名)とは別に日本式の氏(夫婦の名)を「創る(=創氏)」という制度です。


ですから、たとえば金という姓の人が戸籍上「金という氏」を創っても、日本風苗字の氏を新たに創ってもどちらでも良いというのがこの制度というわけです。
要するに戸籍上夫婦が同じ「氏」であれば良いだけなので、姓そのものは継続して名乗っても良いのです。


このスレッドのコメントに私も参加していたのですが、最終的に韓国人が言ってきたのは「日本の戸籍制度を押し付けたことが罪だ」でした。
「名前を奪った」といった話がどこかへ行ってしまったのです。


少々脱線してしまいましたが、この事からわかることとして、彼らは常に「今その時」しか重視しておらず、自分達がそれまでどんな主張をしていたかといった「少し前の過去」すらも重要ではないという事です。
思考が非常に刹那的なのです。


このため、韓国人と対話をしようとしても論点が次々と変わってしまったり、何度も同じ話がループしてしまったりして、しかも元情報や一次資料をまるで重視しない事もあり、結果的に時間の無駄にしかならない事が多くなるわけです。


ですから、韓国人との対話は韓国人を「説得する」事よりも、第三者に「そこで何が起きたのか」を知ってもらうための資料作りとして割り切った方が良い場合が大半です。
視点やロジックが違いすぎて説得などほぼ不可能ですし、韓国人の考え方を知ってもらうにはまさに「論より証拠」になりますから。


この割り切った判断ができるようになると、韓国人との対話はかなり負担が減るのでお勧めです。
こうやって第三者に説明する事で、「間接的に解決していく」のが最もスマートな方法というわけです。



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以下は当ブロマガのお勧め記事マイリストです、もしよかったらこちらもどうぞ。











(※1)
日帝強制占領期間松脂採取被害調査
忠北日報(韓国語) 2017.03.08
http://www.inews365.com/news/article.html?no=484703

[忠北日報=提川]最近、山林庁が日帝強制占領期当時、日本が戦争物資として使う松炭油を作るために、我が国全域で松脂を採取した傷を調査している。

立山林科学院は最近、全国8地域、合計121株の松脂採取被害樹を標本調査した。現在まで松脂採取被害樹が多く残っている場所は提川(チェチョン)朴逹(パクタル)峠をはじめ泰安(テアン)、安眠島(アンミョンド)、陜川(ハプチョン)海印寺(ヘインサ)紅流洞渓谷などだ。

特に提川市白雲面朴逹峠一円を国内で被害樹が最も多く残っている場所にあげた。提川市庁山林公園課と白雲面住民たちの証言を土台に朴逹峠休養林~舟論(ペロン)聖地間の林道周辺を確認した結果、この区間では林道の両側で多数の松脂採取被害樹が目撃されている。

松脂採取のための傷痕は高さ1~1.2メートルが大部分で'V'字型の傷をつける方式だが、幸いに朴逹峠の被害松の健康状態はおおむね良好だと見られる。

松炭油は松に傷をつけて採取した松脂を煮て作るもので、日本は油が不足した日帝強制占領期間末期(1941~1945)に韓半島全域で松脂を強制的に採取した。

山林庁は松脂採取跡が残っている松の生息地を「山林文化資産」に登録して松脂採取被害樹の歴史的価値を記録文化で残す予定だ。

このような日帝強制占領期間の収奪について白雲面の一部住民たちは朴逹峠松脂被害樹発生時期についておかしな主張をしていて注目される。一部地域で解放後も松から松脂を採取した事例もあったことが分かり、この地域住民たちもまた、解放後1970年代にも松脂採取がなされたという主張だ。80代の住民A氏は「松脂採取は日帝強制占領期間当時にもあったが1970年代、住民たちが採取した場合も多くて正確な時期の調査を並行して行うべきだ」と話した。


(※2)
日帝が傷つけた洪城郡(ホンソングン)石幢山一帯松文化資産登録推進
大田日報(韓国語)  2017-03-12
http://www.daejonilbo.com/news/newsitem.asp?pk_no=1255229

山林庁国立科学院は日帝強制占領期間、日本が松脂(まつやに)を採取する時に傷つけた松を山林文化資産に登録推進すると12日、明らかにした。

日帝第二次世界大戦当時、米軍の海上封鎖作戦によりガソリンや航空燃料の調達が難しくなるとすぐに全国のあちこちで松から松脂を採取して軍事用に使い、このような跡は洪城郡(ホンソングン)結城面(キョルソンミョン)石堂山結城邑城内70-80株の松にも残っている。

日帝は松の皮をむいてのこぎりで一定の間隔で列を作り、松脂が簡単に流れるように横70センチ、縦100センチの深い傷跡を作り、採取された松脂を一次に沸かして加工した後、ドラム缶に入れて搬出して軍需物資として使った。

洪城郡関係者は「日帝強制支配期の辛い歴史の現場を生々しく見ることができる場所」とし、「今後、生きた教育の場として活用する予定」と話した。

(※3)
(※3)
日大学生が知りたい韓国文化1位は「韓服」…190人質問
聯合ニュース(韓国語) 2017/03/09
http://www.yonhapnews.co.kr/bulletin/2017/03/09/0200000000AKR20170309168700371.HTML

(ソウル=聯合ニュース)シン・ユリ記者=日本の大学生が最も知りたい韓国の文化遺産に韓服が選ばれた。

10日、日本早稲田大学のキシ・カナコ氏が韓国民族研究院学術誌「民族研究」最新号に掲載した論文「日本大学で韓国語文化教育のための基礎研究」によれば昨年12月、日本の大学生190人余りを対象に最も知りたい韓国の歴史および文化遺産を調査した結果、韓服が3点満点で1.921点と最も高かった。

引き続き、慶州(キョンジュ)仏国寺(プルグクサ)石窟庵(ソックラム)(1.858点)、李舜臣(イ・スンシン、1.832点)、景福宮キョンボックン)(1.784点)、水原(スウォン)華城(ファソン)(1.753点)等が後に続いた。

論文は「韓服は外国でも写真や映像で比較的簡単に見せることができる文化項目」とし、「学習者の要求が高いだけに積極的に教育項目に追加すれば良い」と提案した。

韓国料理の中ではビビンパ(2.679点)、冷麺(2.579点)、キムチチゲ(2.537点)、プルコギ(2.521点)、トッポッキ(2.516点)等の順で認知度が高かった。

知りたい韓国の芸術・文学は童謡(1.832点)、仮面劇(1.616点)、パンソリ(1.611点)、扇舞い(1.595点)等が挙げられた。

論文は「日本の大学生がKポップなど韓国の最新歌謡だけに関心があるのではなく、童謡に対する関心も高いことが分かった」とし、「童謡を活用すれば韓国文化と韓国語を同時に効率的に教育できるだろう」と明らかにした。