日韓問題(初心者向け)

日韓問題について、初心者でもわかりやすい解説と、日韓問題とマスコミ問題の動画のテキスト版を投稿しています。

関東大震災と朝鮮人虐殺事件の問題点


さて、本日は最近特定メディアをにぎわしている関東大震災における朝鮮人虐殺事件とされるものについて、「問題の要点部分」を書いて行きます。


今回はこのような趣旨になるため、ある程度の予備知識がある方には今更な部分が多く特に物足りない内容となるでしょうが、ここはあくまで「初心者向け」ですのでその点をご了承ください。


また要点とは、このブロマガで過去に書いてきた慰安婦問題における「軍命令による女性の拉致の有無」や、在日韓国・朝鮮人問題における「強制連行問題」などと同じような趣旨と想定してください。


近年いくつかの特定メディアなどで頻繁に取り上げられるようになった問題として、関東大震災における朝鮮人虐殺事件があり、いくつかの記事では第二の慰安婦問題を狙っているとも取れる内容がある。


そしてこの問題については、全体像を把握しようとすると竹島問題と同じくあまりにも情報量が多く、一見すると非常に敷居の高い問題のように見えるが、専門的に何かやろうとでもしない限りは実は知っておくべきポイントは3つだけで良い。


それは「被害者の数の問題」と「当時何が起きたのかの時系列」、実質的にはこの2つだけ把握していれば余程のことが無い限り問題が無く、あとは予備知識としてこの問題における朝鮮総連日本共産党の問題を知っておけばそれで事足りてしまう。



※一部を除き、引用記事が日本語の場合には文中にリンク用アドレスとタイトルのみ表記、韓国語のものやリンク切れで参照不能な記事のみ文末にまとめて本文を引用します。
※本文中のリンクは引用の元記事、或いはインターネットアーカイブウェブ魚拓(別サイト)へのリンクです。



1:客観性の無い情報が事実のように飛び交う


まずはこちらの記事から
(ちなみに、テーマとしては実は一昨年から構想はしていたのですが、決定打に欠ける情報が多く、ある意味でこの内容の記事が日本側から出てくるのを待っていたとも言えます)


関東大震災 朝鮮人犠牲者を追悼
赤旗 2016年9月2日
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2016-09-02/2016090214_03_1.html?_tptb=400
https://web.archive.org/web/20160907113437/http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2016-09-02/2016090214_03_1.html?_tptb=400 (インターネットアーカイブ

過去の過ち、忘れぬ誓い

 関東大震災93周年朝鮮人犠牲者追悼式典が1日、東京都墨田区で開かれました。主催は、9・1関東大震災朝鮮人犠牲者追悼実行委員会。約200人が参加しました。

 関東大震災のとき、「朝鮮人が井戸に毒を流した」などの流言が発生。軍隊や警察、自警団によって罪もない朝鮮人6000人以上、中国人700人以上が虐殺されました。式典は、犠牲者の追悼と、アジアの平和と安定に寄与することを願い、毎年9月1日に開催されています。

 日朝協会東京都連合会の吉田博徳会長は開会あいさつで、「関東大震災時に発生した虐殺事件は、歴史研究によって確定されている事実である。この事件を永久に忘れないために、二度と起こさないために活動を続けてきた」と話しました。

 日本共産党の、あぜ上三和子都議も参加しました。「過去の歴史と正面から向き合い、過去の過ちを認めて反省し、未来への教訓としていく。その国際公約ともいえる日本国憲法を守り、生かしていくことこそ現在の日本に強く求められていると考える」と追悼の辞を述べました。

 式典に参加した女性(30)=東京都新宿区=は「関東大震災のことは知っていても、虐殺のことを多くの国民が知らない。もっと多くの人に広めていく必要がある。過去の歴史事実を認めてほしい」と話していました。


まずこの記事の何がそんなに重要なのかといえば、それは「自警団によって罪もない朝鮮人6000人以上、中国人700人以上が虐殺されました。」と書かれていることです。


この「6000人の朝鮮人が虐殺された」とする情報なのですが、実は近年日本では殆どこの数字が取り上げられることはなく、この数字を犠牲者の数として公言するのは韓国系と北朝鮮系のみなのです。


たとえば「朝鮮人虐殺」関連自体はいくつかの新聞社が記事にしているのですが、「6000人云々」という具体的な数字を出している日本のメディアでは他にありません。


直後に虐殺の朝鮮人悼む 船橋の慰霊碑 /千葉 毎日新聞 2016年9月2日
関東大震災、虐殺の悲劇追体験 横浜の現場巡り 神奈川新聞 2016年09月02日
関東大震災直後の朝鮮人ら虐殺 船橋、八千代で慰霊祭 東京新聞 2016年9月1日


そして逆に韓国系や北朝鮮系メディアではこの数字が「史実」としてほぼ必ず出てきます。


関東大震災の虐殺犠牲者を追悼 朝鮮日報 2016/08/21
関東大震災時、日本憲兵も朝鮮人銃殺…「加担しなかった」日本政府の偽り明らかに 中央日報 2013年11月25日
[ルポ]関東大震災の虐殺から93年、70年間続いた朝鮮人慰霊祭 ハンギョレ新聞 2016.09.02
〈関東大震災93周年〉過去清算に基づいた関係正常化を/東京同胞追悼集会  朝鮮新報 2016.09.07
(※朝鮮新報は朝鮮総連の機関紙です)


なぜこのようなことになっているかというと、「出典が限りなく怪しい」からなのです。
この6000人云々という数字は、元々「上海臨時政府(大韓民国臨時政府)」が震災当時に機関紙の「独立新聞」に掲載した数字です。


しかし、そもそもこの記事は伝聞を元に書かれていて何の裏付けも取られておらず、しかも日本の公式記録では「自警団に殺された朝鮮人の数は231人」となっています。


更に問題となるのが当時日本に居住していた朝鮮人の数で、同盟通信社の「時事年鑑・昭和14年版」(1938年/昭和13年発行)によると、1920年の日本在住朝鮮人数は40,755人、その後10年間で総数が10倍になっていますが、どう多めに見積もっても関東大震災当時(1923年)の総数は10万人前後程度となります。


勿論、この数全てが関東地域に住んでいたわけではないですから、下手をすると震災で状況把握すらできない混乱期に、関東在住の朝鮮人の半数近くを見つけ出して虐殺したという事になるわけです。


もはやここまでくると虐殺云々よりも「どうやってそんなことが出来たのか」のほうが気になります。


つまり、そもそもの元資料が客観性に欠けるうえに、客観的に確認できるソースからは到底その数字を導き出せないという矛盾があるために、殆どの日本のメディアはこの数字に触れず、韓国や北朝鮮系のメディアはこの数字を当然のように掲載するわけです。


要するにこの数字は、非常にプロパガンダ性が強いのです。


にもかかわらず、共産党の機関紙である赤旗はこの数字を出してきた、だからこそ重要なのです。


2:特定の情報が隠されている


次に問題となるのが、実際に関東大震災当時に何があったのかです。


これについてなのですが、実は関東大震災朝鮮人虐殺といった内容を報じるところは、どこも実際の時系列における特定情報を隠しています。


当時の新聞記事の初報を見てみると、実は朝鮮人による暴動や火事場泥棒が多発していたことが多数の記事に書かれており、時系列を追うと現在朝鮮人虐殺を記事にしているメディアの内容は、「暴徒鎮圧後」に「また同じことが起きそうだ」と煽ったメディア記事を元にしている事が解ります。


以下は震災当時の初報記事










以下は暴徒の鎮圧と「その後の風説報道」を否定する政府発表を報じる記事









以下は震災「1ヵ月後」に、風説によって発生した朝鮮人襲撃を防ぐ報道規制が解かれたあとの記事











要するに、朝鮮人による略奪や暴動は実際に発生しており、「朝鮮人が殺害された」というのはその後にいくつかのメディアが「また朝鮮人による暴動が起きる」と煽った結果、「また同じ事が起きてはたまらない」と自警団が結成された結果なのです。


そしてその結果発生した朝鮮人殺害事件を受けて、政府は「風説による襲撃をさせないために」1ヶ月間詳細報道の規制措置を行ったというのが真相です。


つまり現在いくつかのメディアが報じている情報は、この「実際に発生した暴動や略奪」の存在を隠した、或いは暴動や略奪に対して軍や警察が行った鎮圧行為を「無実の朝鮮人を殺害した」と印象操作しているものなのです。


またもう一つ重要な情報として、震災前も震災後も実は朝鮮人は借家詐欺や土地の不法占拠などを繰り返して社会問題化していたという背景があり、元々「問題だらけだった」事が解ります。


朝鮮人移住対策ノ件
国立国会図書館
https://rnavi.ndl.go.jp/politics/entry/bib00103.php
騒乱・その他の犯罪・家賃踏倒し・借家の損壊等の借家紛議・衛生風俗上の問題等、各般の問題を惹き起こし又、借家の困難に伴い土地を不法占拠し不潔な陋屋を密集して建て治安上憂慮すべき事態が生じている等々、朝鮮人密航者を食い止める事が緊急の要務だと報告されています

戦前日本在住朝鮮人関係新聞記事検索
http://www.zinbun.kyoto-u.ac.jp/~mizna/shinbun/
朝鮮人による借家詐欺や恐喝などの社会問題が掲載された戦前の新聞記事が多数閲覧できます。



要するに、当時の記事から「暴動に参加したかどうかわからない」朝鮮人が数百名殺されたのは事実ですが、その前段階として朝鮮人移住者による治安の悪化、震災後の火事場泥棒や暴動があったのも同じく事実というわけです。


勿論、自警団による朝鮮人殺害事件は犯罪であり日本政府としても当時これを問題としていましたが、だからといってその前の段階で何が起きていたのかを隠すのもそれはそれで問題なのです。


また、政府主導で虐殺が行われたという話自体、そもそも客観的にそれを証明する情報が存在しないどころか、「当時の記録」からはむしろ逆に政府が朝鮮人を保護していた事を「客観的に証明する」資料まで存在しているのです。


つまり、関東大震災朝鮮人虐殺事件を報じるメディアは、史実から「無実の朝鮮人が虐殺された」とする情報に「不都合な内容」を除外するという、「歴史の改変」報道を行っている事になります。


単に「関東大震災朝鮮人が殺された」という事を報じるだけならば、「虐殺事件が起きる前に何が起きたのか」を報じない理由は本来存在せず、事実をありのままに報じれば良いわけですから。


3:朝鮮総連共産党


上記のように、関東大震災における朝鮮人虐殺問題とは、そもそもの数字が政治的意図による客観性の無い数字である事と、朝鮮人殺害が発生した原因を意図して隠すことで成り立っており、この問題においてこの2つは非常に重要な情報となります。


そして実は、これ以外にももう一つ重要な情報があります。
それを知ってもらうためにまず以下の震災当時の新聞記事を









上記記事では、「不逞鮮人および主義者」「主義者と鮮人一味」と書かれています。
この主義者や社会主義者と呼ばれているのは要するに共産党の事で、実は当時の共産党というのは「武力闘争」による国家転覆と共産国家の建国を目指すテロ組織でした。


そして、朝鮮人の中にもこの活動に参加している人々が多数おり、彼らが「独立闘争」と呼んでいるものも、そのかなりの数が実は「共産革命のためのテロ行為」であり、震災後の混乱に乗じて多数の共産主義者がテロ行為を行っていたというわけです。


要するにやっていることは現代のISISと大して変わりません。


そして更に重要なのは、現在朝鮮総連と呼ばれている組織は、元を辿ると日本共産党と根元が同じであり、朝鮮戦争当時には在日朝鮮統一民主戦線(民戦)という下部組織をつくり、共産党とともに北朝鮮の側に立って在日米軍基地などへの武力闘争という名のテロ行為を繰り返していたのです。
日本共産党が今でも準破防法適用組織なのはこのためです)


つまり日本共産党は、単に当時の時系列から特定情報を抜いているというだけではなく、当時共産党が行っていた震災に乗じたテロ行為も隠していおり、更には朝鮮総連と根元が同じである事、朝鮮総連とともにテロ行為をしていた過去がある事も隠しているのです。


しかも、関東大震災における朝鮮人殺害事件には、共産党によるテロ行為も深く関わっているにも関わらず、その事を隠してこのようなプロパガンダを行っているという事自体本来は大問題です。


日本共産党が現在も北朝鮮朝鮮総連と対立しており、また戦前・戦後のテロ行為とも完全に縁を切ったというのならば、なぜこの問題に一切触れようとせず上記のような報道や、或いは下記のように自分達が過去に行った行為を隠して弾圧があったかのような報じ方をするのでしょうか?


関東大震災時の朝鮮人虐殺・亀戸事件 軍・警察、扇動された自警団が実行 戒厳令下での国家犯罪―「緊急事態条項」の危険示す 赤旗 2016年9月2日


これでは、共産党が総連と組んで「第二の慰安婦問題」を作り上げようとしているようにしか見えません。


今回書いたように、この問題は「客観性の無い数字の問題」「特定情報を隠した印象操作」「共産党と総連の関係」この3つを把握しておけば大抵の場合問題がありません。
勿論、これはあくまで一般的な基礎部分でしかありませんから、これだけ読んで「詳しくなった」と考えるのは危険ですが。


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