日韓問題(初心者向け)

日韓問題について、初心者でもわかりやすい解説と、日韓問題とマスコミ問題の動画のテキスト版を投稿しています。

【ゆっくり解説】マスコミと北朝鮮の癒着 part1/2


さて、本日はマスコミと北朝鮮の関係についての動画となります。

本日の投稿動画

YouTube
https://youtu.be/G65PDFs8jho

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朝鮮総連と日本のメディア
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未だに北朝鮮のプロパガンダを行う日本のマスコミ
「理想の悪」を作り出すマスコミ
北朝鮮問題の新聞各社比較
朝日新聞の「忖度」相手


関連動画

YouTube
https://youtu.be/scRF-nwtCHE


youtube
https://youtu.be/7XqbhmyZiuU


以下は動画のテキスト版になります。


レイム マリサ
ゆっくりしていってね


マリサ
さて、今回はマスコミ問題なので私が解説していくぜ。


レイム
今回の件って、過去動画の「マスコミの不祥事対処法」で少し触れた件や、「NHK番組改変問題と朝日新聞」で解説した件と関係しているのよね。


マリサ
そうだぜ。
なので過去動画へのリンクを動画説明欄に貼っておくので、興味のある人はそっちも見てほしいぜ。


レイム
というか、今回の件って2パートもやることがあるの?


マリサ
ありまくりだぜ。
ほんとは2パートじゃ足りないくらいあるが、それだと収拾付かなくなるから2パートにおさめたぜ。


レイム
そんな事言ってると、3パート目ができるわよ?


マリサ
予定は予定でしかないんだぜ。



北朝鮮と安倍バッシング


レイム
そういえば、このタイトルの件って過去動画でも少し扱っていたわね。


マリサ
そうだぜ。
マスコミの安倍バッシングってな、大本はNHK番組改変問題から始まっていて、北朝鮮が深く関わっているんだぜ。


レイム
どういう事?


マリサ
まずはこちらを見てほしいぜ。

スマートな対北朝鮮強硬派/存在感増す安倍副長官
東奥日報 2002年11月21日
https://web.archive.org/web/20030115020748/https://www.toonippo.co.jp/tokushuu/scramble/scramble2002/20021121.html

 「強硬派の君に同行してほしい」。小泉純一郎首相の朝鮮民主主義人民共和国北朝鮮)訪問が公表された八月三十日。首相が歴史的会談の補佐役に指名したのは、スマートな風ぼうに似合わぬ対北朝鮮「最強硬派」で鳴らす安倍晋三官房副長官(48)だった。電撃訪朝から二カ月余り。日朝交渉をめぐり、首相官邸内で安倍氏の存在感が増している。

 ▽ルーツ

 首脳会談当日の九月十七日。平壌郊外の百花園迎賓館で、安倍氏は思いがけない人物と向かい合った。金正日総書記の通訳、黄虎男氏。日本政府は戦後補償問題の専門家である黄氏の入国を二度、拒否した。この判断に決定的な影響力を行使したのが安倍氏だ。

 「えっ、あの通訳がそうだったの」。首脳会談後、安倍氏は同行記者の指摘で黄氏の存在を知った。それ以降、黄氏の言動が金総書記の真意を見極めるバロメーターの一つとみて、目を光らせている。

 昨年末、鹿児島県・奄美大島沖で起きた工作船沈没事件で、安倍氏は早い段階から早期引き揚げや制裁的措置の必要性を示唆。ブッシュ米大統領北朝鮮を「悪の枢軸」に指名すると、安倍氏はわが意を得たりとばかり、日米同盟強化を主張した。

 そんな安倍氏のルーツはどこにあるのか。日米安全保障条約を改定した故岸信介元首相の孫で、故安倍晋太郎元外相の二男というサラブレッド。一七七センチの長身に流行のスーツを着こなし、柔和な口調と表情はむしろ穏健派を連想させる。

 安倍氏周辺は「国民の生命と財産を守るのが政治の使命との信念を持っている」と強硬派たるゆえんを説明。国益を重んじる保守的で伝統的な外交観が、強硬路線の源泉にあるようだ。

 ▽小まめな戦略家

 今月十四日、安倍氏は帰国した拉致被害者五人の一人、曽我ひとみさん(43)に直接電話をかけた。北朝鮮に残る夫の元米兵が週刊誌のインタビューで曽我さんの早期帰還を要求、これに曽我さんがショックを受けたためだ。

 政府は当初、五人の滞在期限を「一-二週間」としていたが、将来の永住決定に当たり「本人の自由意思」を担保する必要があるとして延長。「北朝鮮に戻って自由な意思など表現できない」とする安倍氏の主張を首相が受け入れた。

 北朝鮮は「約束違反」と日本側を非難。「あの判断は正しかった。誘拐犯のところに被害者を返せるわけがない」と米政府当局者も安倍氏の対応を評価する。

 単身帰国した曽我さんが五人の中で一番不安定な状態にあるとされる。北朝鮮にいる家族の帰国問題がこう着状態にある中、安倍氏の電話は持久戦を意識した行動。小まめな戦略家の側面も併せ持つ。

 北朝鮮にいる家族の帰国問題に加え、他の拉致被害の全容解明や核開発問題など、日朝交渉にはいくつもの複雑な要素が絡む。訪朝後、拉致被害者家族の絶大なる信頼をテコに対北朝鮮政策を主導してきた安倍氏。その真価が問われるのはこれからだ。


マリサ
東奥日報の2002年の記事なんだが、当時の小泉首相北朝鮮訪問に関連し、当時「北朝鮮強硬派」と呼ばれていた安倍官房副長官(当時)が補佐役に任命され、拉致問題でかなりの役割を果たしたそうなんだぜ。


レイム
それで北に目をつけられたってこと?


マリサ
それもあるんだろうが、興味深いのは訪朝で当時金正日の通訳を務めていた黄虎男(ファン・ホナム)という人物と対面したことで、この人物は過去何度か日本から入国拒否をされていた人物なんだが、その決定に安倍氏が大きくかかわっていたそうなんだぜ。


法廷メンバー
http://home.att.ne.jp/star/tribunal/members.htm


レイム
ちょっとまって、この黄虎男って人物、NHK番組改変問題で「従軍慰安婦」太平洋戦争補償対策委員会事務局長という肩書で「検事役」として出演していた人物で、政府関係者なのに身分を偽っていたのよね。
これがNHK番組改変問題の最大の問題で、本来は放送法違反なのよね。


マリサ
そう、つまり安倍前首相はこの時点で拉致問題に大きくかかわったことと、金正日の通訳という「北朝鮮の政府高官」を入国拒否したことで、金正日がかなりの悪印象を持ったようなんだぜ。


レイム
それがその後の安倍バッシングになったの?


マリサ
まあちょっと待つんだぜ。
ここで重要となるのは時系列だぜ。
安倍氏も関わりのあるNHK番組改変問題の該当番組が放送されたのが2001年1月、一度2001年に問題化するがすぐに鎮静化、時系列を見るとその後2005年にもう一度NHK番組改変問題が起きている事がわかるぜ。

2001年1月 NHK女性国際戦犯法廷のドキュメント放送

2001年1月、法廷の主催をしたVAWW-NETジャパンが放送内容に介入されたとして抗議、国会でも話題となったが、当時は問題なしとしてそのまま終わる。

不明~2002年 この期間に安倍氏主導で黄虎男が2度入国拒否される 

2002年9月 小泉訪朝、補佐として安倍氏同行。

2004年5月 同上

2005年 朝日新聞主導による2度目のNHK番組改変問題


マリサ
小泉訪朝から2005年1月までの間に、表には出ていない「何かがあった」可能性があって、それで北の意向を受けた朝日が「蒸し返した」可能性があるんだぜ。


レイム
そういえば、2005年の時は抗議運動が事実上朝鮮総連主催だったり、北朝鮮の国会議員が関わっていたりしたのよね。


マリサ
そう、そしてこの時から現在に至るまで、日本のいくつかのメディアや政党がこのNHK番組改変問題に関連して「安倍叩き」を行っているぜ。
北朝鮮の存在には一切触れずにな。


レイム
そう考えるとちょっと不自然ね。
明らかにNHK番組改変問題には北朝鮮が関わっているのに、それに一切触れないなんて。


マリサ
そうだろ?
更にな、この黄虎男なんだが、実は日本でも特定の人々の間では有名人でな、2005年1月13日の報道ステーション安倍氏が出演した際、当時朝日新聞論説委員だった加藤千洋が「黄虎男と交流がある」と言い出して、

嘘吐きは誰だ?!NHK問題の真相(報ステ安倍晋三発言全文)
https://web.archive.org/web/20051031115508/http://www.wafu.ne.jp/~gori/diary3/200501140308.html

加藤「先程、模擬法廷の話が有りましたけれどね、今日は歴史問題の話ではないと思うんですよね。ジャーナリズムと政治介入って言うものが焦点が当たっている問題だと思うんですけれども、その中でさっき安倍さんの発言でね、ちょっと物凄く面白いと思ったんですけれども、北朝鮮側の検察役で来た黄虎男さん、あれ二度の日朝首脳会談の向うの主席通訳をやってらっしゃる」

安倍「ええ、そうですよ」

加藤「工作員なんですか?」

安倍「そりゃあ事実上工作員でもあるんですね」

加藤「はぁ~」

安倍「恐らく、加藤さんには窺い知れない世界だと思います。それだけ国際政治に加藤さんもしかしたら精通しておられないと思うんですが、北朝鮮という国はですね、」

加藤「あのぉ、黄さん、は、多少は面識、ていうか、有るんですけど…」

安倍「やっぱそれは面識有るんだと思います。」

加藤「はぁ…」

安倍「その時にマスコミ関係者からですね情報を取る、そしてなるべく北朝鮮のシンパにしようとすると言う事を所謂『オペレーション』と呼ぶんですね。それに関ってるからこそ加藤さんに接触したんじゃないかなぁ、とこう思いますね」


マリサ
そこでこんなやり取りがあって、加藤氏はその後しばらく「加藤工作員」と呼ばれるようになったんだぜ。


レイム
そもそもジャーナリストが独裁国家の政府関係者と無防備に関わるってどうなのよ。
普段「反権力」とかいって権力に迎合しないかのように言ってるのに。


マリサ
普通の人の考えではそうなるよな。
他にもこんなのがあるぜ。

平和は古い国家の殻を破って
阿部知子 2002年10月
https://web.archive.org/web/20021207065426/http://www.abetomoko.jp/tsushin/200210.html

歴史を変えた一日 

9月17日の小泉首相の訪朝によって、少なくとも13名(5名生存、8名死亡か?)の拉致被害者の消息が伝えられるとともに、日本の侵略の過去への謝罪と日朝国交回復を含む平壌宣言が調印された。

昨年の9月11日米国でのツインタワービルへの旅客機突入以降、世界中が武力衝突への危機感を強める中で、多くの心ある人達が外交努力による事態の解決を望んでいた。

それ故、極東でのテロ国家と名指しされた北朝鮮と日本が新たに友好関係を結ぶということは、日本と朝鮮半島の和睦や「世界平和」という観点からは率直に評価したいと思う反面、日朝の不幸な歴史の犠牲者と片付けるにはあまりにも残酷な拉致事件の存在が喉元に突き刺さり、この一週間余り、重い沈黙に置かれざるを得なかった。

安寿と厨子王でもないのに 

愛する娘や息子の安否を確認したいと必死の訴えを繰り返してきた御家族に対して、いとも機械的に告げられた生存・死亡の「事実」は何ら確証のないものであり、「一人一人の人間の生命」の重さなど眼中にない政治的対処でしかない。
それは日本と北朝鮮双方の指導者に共通しており、そうした感性の上に日朝共同宣言が発表されても誰も心の底から納得出来まい。
人間の生命はそこまで軽いのか。
と同時に、「国は果して一人の人間の生命を守りうるのか」という問いが私の中から消えない。

とりわけ、北朝鮮側からよせられた情報ではじめて5人目の生存者と判明した、佐渡曽我ひとみさんとそのお母さんの行先不明事件は、24年前どのように日本の警察も含めて対処されたのだろうか?
幼い頃、絵本で読んだ安寿と厨子王という物語を私は咄嗟に思い出してしまった。
人さらいによって売り飛ばされた母親と姉弟二人は、十数年後に成人した弟が、盲目となってスズメを追う老いた母親と再会するが、姉は亡くなってしまっているという話は、子ども心に「悲しい」話として強く残っている(舞台は佐渡であったように思うが)。

すっかりお年を召されたひとみさんの父上のひっそりと耐えて過ごしてこられた年月に、日本と北朝鮮の政治はどう答を出すのだろう。

まして人さらいが横行する戦乱の世でもあるまいに、忽然と「消えた」とされる人達の存在を、こんなにも長年放置してきた日本政府こそ「国民を守らない」国ではないか?

柏崎の海 
この日朝会談がメディアのトップで報道される頃、同時に東京電力中部電力東北電力などへの保安院の立ち入り検査が行なわれ、次々と問題が指摘された。

社民党脱原発プロジェクトは、今回の東京電力に端を発した原発炉をめぐる損傷隠しの発覚以前に、この夏福島、新潟(柏崎刈羽村)、青森六ヶ所村などの原発施設を視察していた(特にプルサーマル計画の実施が近いとされていたこともあった)。

その折に刈羽村を訪れて感じたことは、原発が中心となる村の淋しさであった。
原発交付金もあり決して貧しい訳ではないのに、原発に頼る生活の仕組みがその村を本当の豊かさから遠ざけているように思えた。

米どころ新潟は日本の故郷のような温かさを持つと私は勝手に心を寄せているが(水がきれいで、お酒もおいしい)、5千人の村が原発を誘致した時から心底安心して暮らす基盤を失ってしまったのではないだろうか。
そして今や老朽化した原発施設の存在は絶えず予測し難い事故と背中合わせの日々でもある。
村の人達は今こそ本当の安全と安心が欲しいと願った。約一年前、住民投票での過半数を上回るプルサーマル計画への反対の村民意志を、強引に捻じ曲げようとしたこの間の国の方針は相次ぐ電力会社の損傷隠しによって完全に敗北したのである。

柏崎の長い海岸線に沿って打ち寄せる荒波の向こうにある佐渡と、さらにその向こうには朝鮮半島がある。
そしてこの海岸から拉致されていった若者達がいた。
原発といい、拉致といい、国の政治はまずあらゆる意味で「国民の生命」をしっかりと守ることに立ちかえるべきであろう。

日朝のこれから 
歴史の教科書をひもとけば、日本と朝鮮の関係を百済新羅の時代にまで遡れるほど、仏教をはじめ陶器類まで私達の暮らしに密着した様々なものが朝鮮半島から伝わってきた。

私達の両国に横たわる溝は、むしろ1910年の日韓併合以降のものであり、それは第二次大戦に至る日本の軍事的覇権によって決定的になる(日本国内の朝鮮人への差別的な扱いや戦時下の強制連行の事実もいまだに大きなわだかまりを残す)。
そして1950年の朝鮮戦争以降南北は分断され、北朝鮮は孤立化と軍事秘密国家への道をひたすら歩み、拉致がおこった。

そんな歴史を引きずって行なわれた今回の日朝会談の中で、金正日総書記の北朝鮮側通訳として黄虎男氏の姿を新聞で見た時に、私はこの交渉の成功の可能性を信じたいと思った。
彼こそは朝鮮対外交化連絡協会局長として、国交のない日本と北朝鮮の窓口となり、ピースボートの受け入れや従軍慰安婦問題、歴史教科書問題での日朝の民間交流に率先して取り組んできた人である。
また1999年には拉致疑惑問題で日朝赤十字の協力を提案した人でもある。

民と民の交流の大切さと合わせ、人の生命の重さをきちんと自覚した者のみが、新しい21世紀の平和を作っていけると確信し、それは国家の枠組を超えて人と人とが手をつなぐことから始まると思う。

マリサ
立憲民主党議員の阿部知子氏とも関係があるようでな、「今回の日朝会談の中で、金正日総書記の北朝鮮側通訳として黄虎男氏の姿を新聞で見た時に、私はこの交渉の成功の可能性を信じたいと思った。」なんて書かれているんだぜ。


レイム
これもどうなのよ。
他国の一般人を拉致したり麻薬の密輸に関与したり色々と問題を起こしている独裁国家の政府高官と、日本の現職議員が懇意の関係って。


マリサ
まあ、これも普通の常識で考えたらありえんよな。
でも日本ではこういう事がこれまでまかり通っていて、マスコミはこうした背景から「安倍バッシング」を始めたわけだ。


マスコミへの浸透


レイム
で、なんでこんなことになっているの?


マリサ
ここからが重要でな。
実は1990年代から2000年代初頭の様々な出版物に、「そうなった経緯」に関する記録が多数あるんだぜ。


レイム
というと?


マリサ
例えばこれ

朝鮮総連と収容所共和国」 李英和 1999年 小学館文庫
暴力装置と化した朝鮮総連
https://www.amazon.co.jp/dp/4094034315

李英和を出せ』 『李英和を殺せ』――こう叫びながら、私をめがけて数十名の屈強な若者が次々に突進してくる。百人近い集団が、「救え!北朝鮮の民衆緊急行動ネットワーク」(RENK)の大阪集会を襲った。襲撃の主は、金日成父子を支持する一団だった。近畿一円を中心に、東京からも動員された朝鮮総連のメンバーたちである。この日は、彼らが敬愛してやまない故金日成主席の82回目の誕生日だった。

1994年4月15日(金) この日、北朝鮮では風変わりな"プレゼント"が金日成のもとに届けられた。中国からの「誕生祝い」である。いつもは象牙細工など装飾品なのに、この年に限ってちがった。米1万トン、肉10トン、食用油5トンが届けられた。深刻な食料危機に直面する金日成北朝鮮。それにふさわしい"友邦"の心遣いだった。日本では朝鮮総連が大々的な祝賀行事を催し、社会党を中心に国会議員が朝鮮総連本部をお祝いに訪れる。
北朝鮮民主化支援・全国集会 ― 特派員と留学生が語る"素顔の北朝鮮"」 ― わたしたちRENKも、こんな素敵な誕生プレゼントを用意した。のちに「RENK事件」と称されるこの日の出来事。これが金日成主席を激怒させ、北朝鮮労働党中枢を震撼させる大事件になろうとは… 。
(中略)
集会予定時刻の一時間以上前から、会場周辺は異様な雰囲気に包まれていた。朝鮮総連のメンバーが、隊伍を組んで続々と集まってくる。会場設営のためにRENKのメンバーが到着するや、朝鮮総連の一団が主催者の制止を振り切って会場に乱入する。主催者を小突き回し、備品をひっくり返すなど、乱暴狼籍の限りをはたらいた。その模様を取材していた報道陣も異常な取材妨害を受けた。小突かれたり、胸ぐらを掴まれて会場外に放り出される。あるいは撮影済みのフィルムを奪われ、テレビカメラを壊される。あまりの熾烈さに、10社以上の新聞社・テレビ局の取材陣も茫然自失、顔面蒼白だった。

結局、会場を暴力的に不法占拠され、予定していた屋内集会はできなかった。仕方なく会場前の公園に場所を移し、緊急の抗議集会をもった。日が陰り薄暗くなる7時頃、朝鮮総連の波状攻撃は激しさを増した。朝鮮総連の蛮行に抗議する2台のハンドマイクは、即座に引きちぎられ、無残に壊された。北朝鮮民主化を訴えるRENKの横断幕は破られ、奪い去られた。それどころか、ドサクサまぎれにRENKメンパーのリュックサックを開けて金品を強奪するという、前代未聞の暴挙を働いた。悲鳴と怒号が渦巻き、大阪城近くの会場周辺は修羅場と化した。(中略)

ただならぬ事態に驚いた大阪府警は、200名ほどの機動隊員を緊急動員した。だが、「時すでに遅し」。到着した頃には、現場の混乱状態は、すでに手がつけられなくなっていた。"体育連盟"を中心にした朝鮮総連の突撃隊は、警察官を押し倒し、警備の壁を突き破って襲いかかる。私は服を破かれ、髪の毛を引っ張られて、1時間ばかりモミクチャにされた。仕方なく予定のデモ行進に出発しようとしたが、デモの隊列に朝鮮総連の一団が突撃を繰り返す。

主要な攻撃目標になっている私は結局、機動隊の装甲車に乗せられ、大混乱の現場を「脱出」した。事態収拾のためと、身辺保護のためだった。 …『頭を下げろ!』 装甲車に乗った指揮官は私にこう命令する。朝鮮総連が配置している乗用者の追跡を避けるためだった。床に伏せながら、言い知れぬ怒りと同時に、1ヵ月ほど前のある出来事が私の脳裏をよぎった。『東京の集会は大変だったろう。名古屋の集会はツブす。大阪の集会は絶対に開かせない。事前にツブしてしまう。』3月3日、場所は、在日韓国・朝鮮人が密集して住む大阪・生野区近くの焼肉レストランだった。薄笑いを浮かべながら、朝鮮総連の幹部(大阪府本部監査委員長)は、私にそう言い放った。4月15日の集会を中止するよう、私に強要する席上での暴言である。
(中略)
「脅迫しない」との約束だったが、私のグラスにビールを注ぎながら出てくる言葉は、まぎれもなく脅迫だった。
『4月15日には150人は動員して集会をツブす。なかには気の荒い者もいるから、どんな事態が起きるか分からないぞ。5年や6年のムショ暮らしなど平気な若者がゴロゴロいるからな』
こんな脅迫を自慢気に語る朝鮮総連幹部を目の前にして、「憤り」よりも「哀れ」を感した。この一言が、金父子政権‐朝鮮総連の本質を端的に言いあらわしている。

いまどき、民主主義と人権に"一文の値打ち"も見いださない。むしろ、それを暴力で破壊することに喜びを感ずる。それで給料を貫っているのだから、「この世に羨むものはない」と言うべきなのだろうか。こんな「地上の楽園」の住人による「自慢話」はさらに続く。
『そんなことをすれば、警察の介入を招くし、朝鮮総連の評判も地に落ちることになる。暴力で歴史の流れは正められませんよ』
こう忠告する私に監察委員長は平然と答えて言う。
『少々のことがあっても、日本の新聞は取り上げないし、警察も動かない。そういうことになってるんだ』
国会議員とのコネや、定期的なマスコミ人への酒食の提供、さらにはマスコミへの圧力……。日頃のこんな「努力」を指しての発言、自信なのだろう。

いつしか朝鮮総連は、自らを外交待権のある「大使館」「領事館」と考えるようになった。一連の蛮行を陰で支えたのは、この「錯覚」であり、「思いあがり」だった。実際、93年6月3日のRENK(救え!北朝鮮の民衆緊急行動ネットワーク)結成集会の翌日、朝鮮総連大阪府本部は、「組織部」の名称でこんな「指令書」を出した。「昨日、<李英和>は、我が首領と共和国をけなすために何やら集会なるものを開き、反共和国宣伝を騒がしく繰り広げた。これと時を届じくして、毎日新聞は、李英和をそそのかして反共謀略記事を再ぴ掲載した。<中略>強力な抗議闘争を展開しなければならない」私への抗議電話の集中と、毎日新聞不買運動が指令の具体的内容である。ちなみに「毎日新聞社に対する抗議活動内容要旨」と題する公式文書が、大阪府警強制捜査でも押収されている。ここまでされても、北朝鮮の人権間題になると、日本の大新聞は完全に腰が引けるようだ。そんな卑屈な態度が朝鮮総連を勇気づけてきた。実際、北朝鮮帰国者の問題を訴える集会は、これまで妨害続きだった。
(中略)
4月25日、大阪府警朝鮮総連大阪府本部など、計8ヵ所を家宅捜索した。容疑は、RENK集会に対する「威力業務妨害」だった。1955年に朝鮮総連が結成されて以来の出来事である。朝鮮総連は、証拠隠滅など、事前に何らの「対策」も講じていなかった。あれだけ大暴れしておきながら、不思議な話である。完全に「治外法権」を決め込んでいたのだろう。おかげで、百枚近くのフロッピーディスクをはじめ、大量の「証拠品」を押取されてしまったようだ。そこには指令書や計画書など、襲撃事件の組織性・計画性を示す証拠が山と含まれていた。

この点についてはのちに触れることになる。ともかく、真相を一番よく知るのは、朝鮮総連自身のはずだ。ところが、朝鮮総連は、同事件について、「無関係」との立場を取り続けている。実際、大阪府警と東警察署に対し、1ヵ月近くの間、連日数千人規模の抗議デモをかけた。北朝鮮外務省(外交部)も、すぐさま非難声明を出し、日本政府に謝罪を求めている。北朝鮮政府-朝鮮総連のキャンぺーンはすさまじかった。朝鮮労働党と「友党関孫」にある社会党(当時)の国会議員、親北系の日本の知識人・文化人を根こそぎ動員している。(中略)

◇日本ジャーナリズムの罪と罰

北朝鮮関連書籍はどれも売れている。日本の庶民にとって、隣人の生活ぶりが大きな関心事となっている証拠である。しかし、そんな庶民の関心事については、論戦どころか、事実も大新聞で報道されることがめったにない。いまや最大の謎は、"地上の楽園"の実態から、北朝鮮民主化・人権問題に対する大マスコミの"奇妙な沈黙"に移りつつある。報道としての"死を招く沈黙"の埋由は、二つに大別できる。

ひとつは、差別問題と同様、北朝鮮民主化・人権問題を、大マスコミが基本的に"タブー視"している点にある。「何か書くとゴチャゴチャと朝鮮総連がうるさいから……どこの新聞社にも、こういう"リアリスト"の記者がいる。とくに、取材の第一線から外れたデスクに「触らぬ神にたたりなし」の傾向が強い。実際、朝鮮総連による組織的な抗議活動はすさまじい。北朝鮮朝鮮総連に不都合な報道をしたメディアは集中攻撃を浴ぴてきた。それでも第一線の記者は、勇気をだして記事を上げる。だが、デスクが「塩漬け」にしてしまう。前述の「RENK襲撃事件」では、その傾向が如実に現れた。同事件に関する新聞各紙の扱いは小さかった。大阪府警による朝鮮総連大阪府本部への家宅捜素、およぴ同事件への朝鮮総連の組織的で計画的な関与の証拠押収という「史上初、空前絶後」の出来事。これについても同様だった。もちろん、第一線記者は熱心に取材する。私への取材も「夜討ち朝駆け」状態だった。ところが、問題の核心に触れる記事はついに出なかった。

このあたりの事情を某新聞社の記者はこう語る。
『日本の警察が朝鮮総連の事務所を家宅捜索したのは、戦後初めてのことだ。それだけの大事件だった。しかし、こんな点がある。朝鮮総連は日本のマスコミの圧力団体だ。彼らに不利な記事が出れぱ、巧妙に圧力を掛けてくる。だから慎重になるほかない。マスコミが朝鮮総連関連の記事を載せる原則は、必ず朝鮮総連のコメントを受けてから書くということだ。したがって、朝鮮総連がコメントを拒否すれば、記事を書かない場合が多い』

同記者は結局、デスクから「この事件はソフトに扱え」と注文を付けられた。十分な証拠を確保して記事化しても、デスクから「保留」の指示が下りる。抗議する同記者に、デスクはこう答えたという。
『この記事を載せて、数百人の朝鮮総連が会社を取り囲んでデモでもすれば、どうするんだ』
同記者によれば、当時、どの新聞社も似たようなものだったという。
『困難は避けて通るのが日本人の特性だ』と同記者は付け加える。私は朝鮮人だから、よくわからないし、わかりたくもない。

他方で、かつての冷戦構造、あるいは55年体制の"左側"にいて、いまだに社全主義幻想にすがりつく時代錯誤な編集委員がいる新聞社もある。VIP待遇で北朝鮮に招待され、行く先々は事前に準備万端のヤラセ視察。『北朝鮮は素晴らしい。街にゴミひとつない。完成された社会主義だ』……帰ってきて、こんな"ヨタ話"を平気でしては、若い記者をあきれさせる。いくら抗議が嫌で怖くても、重要な問題だと考えれば記事化する。それが大新聞だと私は信じたい。


マリサ
かつて朝鮮総連に所属し、北朝鮮への留学経験もある李英和(リ・ヨンファ)氏の著書「朝鮮総連と収容所共和国」にな、「朝鮮総連は日本のマスコミの圧力団体だ。彼らに不利な記事が出れぱ、巧妙に圧力を掛けてくる。だから慎重になるほかない。
マスコミが朝鮮総連関連の記事を載せる原則は、必ず朝鮮総連のコメントを受けてから書くということだ。したがって、朝鮮総連がコメントを拒否すれば、記事を書かない場合が多い」と書かれているぜ。


マリサ
そして北朝鮮に不利な事を記事にしようとすると『この記事を載せて、数百人の朝鮮総連が会社を取り囲んでデモでもすれば、どうするんだ』と言い出していたそうだ。


レイム
え?これってマスコミが圧力に屈して、朝鮮総連の検閲を受けていたってことでしょ?
というか、これで普段マスコミは「自分達は公器だ、権力の監視者だ」とか言っているわけ?


マリサ
そうだぜ。
他にも、「北朝鮮へ行って接待を受けて、感化された記者」も結構な数いるそうだぜ。
そして次はこれだぜ

「朝鮮病と韓国病」 重村智計 1997年 光文社
https://www.amazon.co.jp//dp/4334005810

なぜ日本の新聞は韓国のことは「大韓民国」と書かないのに、北朝鮮については、「朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)」と言う表現を使うのか、という質問をよくうける。

これに対して次のように答えるようにしている「韓国では、新聞をテレビも韓国という表現を使っている。しかし、北朝鮮では北朝鮮という表現を使っていない。しかし朝鮮総連はこうした表現で定着させるために、「権利のための闘争」を行った」

じつは、日本のマスコミには1972年の札幌オリンピックまでは「北朝鮮」とか「北鮮」という表現がよく見られた。これに対し北朝鮮を支持する在日朝鮮人の団体として1955年に発足した朝鮮総連在日朝鮮人総連合会)は、「北朝鮮というのは一地方の名称であって、国家を意味しない」と、マスコミ各社に抗議した。朝鮮総連は、北朝鮮が使っているように「共和国」という表現にするように求めた。しかしこれではどこの「共和国」か分からない。
そこで、新聞各社の幹部と朝鮮総連が交渉した結果、「朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)」と一回表記すれば、あとは「北朝鮮」と使ってもいいということになった。北朝鮮側としては、それだけのために「権利のための闘争」をしたのである。ところが、これが日本の読者にはいたって評判が悪い。欧米の新聞は、「朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)」とは表現せず、単に「North Korea」と書くだけである。

マリサ
毎日新聞記者の重村智計(しげむら としみつ)氏の著書、「朝鮮病と韓国病」によると、日本のマスコミは1972年までは普通に「北朝鮮」表記だったそうだが、朝鮮総連が「権利のための闘争」という名目で「朝鮮民主主義人民共和国」と呼ばせるように圧力をかけたそうだぜ。


レイム
え?あのニュースとかで「朝鮮民主主義人民共和国」と妙に長ったらしく呼ぶのって、そんな背景があったの?


マリサ
そうだぜ。
彼らはこうやって「マスコミに口を出す口実」を次々と作り、「逆らえないようにしていった」というわけだ。
そして次はこれだぜ

「日本外交はなぜ朝鮮半島に弱いのか」 佐藤勝巳 2002年 草思社
https://www.amazon.co.jp/dp/4794210752

まもなく私はフジテレビに出演して同様のことを話した。そのときは総聯の抗議団がテレビ局に来たという。まだある。当時私は、日本テレビにもよく出演していた。あるとき日本テレビの記者が総聯へ取材をしにいくと「あんな男(つまり私のこと)を使っていると総聯に出入り禁止にする」といわれたという。私はそのことを記者から直接聞いた。あのころは私が出演する番組には抗議の電話を集中してかけていたようだ。テレビ局は解説者のいっていることの可否ではなく、抗議に対応する煩わしさから、私のようなコメンテーターを敬遠することになる。かくして総聯は気に入らない人間の発言をテレビ界から追放することができる。私は公安当局者をはじめいろいろな人から「身辺に気をつけてください」といわれた。これは日本人が総聯の直接間接の「暴力」をいかに怖がっているかの証拠である。だが、総聯を支持する在日朝鮮人はいまや赤ん坊も含めて十万人いない。日本人の人口は一億二千万だ。いつまでも総聯を怖がっていれば、「暴力」をちらつかせることによって、十万人が一億二千万人の言論を支配できるということになる。これは日本にとってきわめて深刻な問題ではないか。
(中略)
私自身の体験を書く。大韓航空機爆破事件についての私のコメントにたいしてテレビ局に抗議が殺到したことはすでに述べた。総聯は私を過大評価しているとしか思えないのだが、端的にいって民放テレビ局は視聴率を稼ぐのが第一で、ことの是非は二の次だ。スポンサーの意向も大きいだろう。ましてや電話がパンク寸前ともなれば、本来の仕事ができない。社員の身の安全だって心配だ。となるとテレビ局は、私のように物議をかもす人間は敬遠し、「毒にも薬にもならない」大学教授を使うことになる。かくして自分の気に入らない者を、多大な影響力をもつテレビで発言させない、という総聯の目的は達成されるわけである。

マリサ
初代「救う会」会長で現代コリア研究所所長も務めた佐藤勝巳氏の著書、「日本外交はなぜ朝鮮半島に弱いのか」によると、朝鮮総連は佐藤氏の番組出演を圧力をかけて妨害したりして、「総聯は気に入らない人間の発言をテレビ界から追放することができる」という状態だったそうだぜ。


マリサ
そして佐藤氏は「(総連は)「暴力」をちらつかせることによって、十万人が一億二千万人の言論を支配できるということになる」と書いているぜ。


レイム
つまり、マスコミは権力の監視者を標榜し「圧力には屈しない」と言いながら、朝鮮総連からの圧力には何の抗議もせずに屈していたと。


マリサ
そして次はこれだぜ

「わが朝鮮総連罪と罰」 韓光煕著 野村旗守取材構成 2002年 文藝春秋
https://www.amazon.co.jp//dp/4167679418

少年が高校3年の秋、事件が起きた。宇都宮のデパートでたしか「アメリカインディアン民芸品展」というような催しがあった。銀製の装飾品や刺繍などを中心にした展覧会だったが、そのなかでもひときわ豪奢な銀の首飾りが、展覧会の途中で忽然とどこかへ消えたのだ。疑われたのが、展覧会にやってきてその首飾りにしきりに興味を示した金少年だったというわけだ。少年の母親から県本部に電話があったのは、午前中だった。前日の夕方、警察が家に来て、金を引っぱっていったまま帰してくれないという。すわ一大事と、私と梁俊沢は警察に顔の利く鄭という商工人に電話して応援を頼み、市内の警察署に駆けつけた。午前10時か11時くらいであったと思う。受付の女性警官が「別室へどうぞ」と言うのを振り切り、
「いますぐここへ署長を呼べ!」と、まず梁が一喝した。
あいにく、署長は留守とかで、課長だか誰だかが出てきたが、私たちは衆人環視のなか、相手に口を挟む余地を与えないほどの勢いで矢継ぎ早にまくし立てた。
「少年がやったという証拠でもあるのか!」
「目撃者はいるのか!」
朝鮮人だというだけで犯人扱いか!」
「民族差別だ!」
私たちは全員で激しく机を叩いて喚き散らした。そこにいた全員が呆気にとられてこちらを見ている。これは我々朝鮮総連の悪い癖である。日本の当局と交渉するにあたっては、何かにつけて「民族差別」だの「過去の歴史」だのを持ち出してことさら猛々しく振る舞い、理不尽な要求でものませようとする。そうすると、敗戦によって贖罪意識を植えつけられている日本人は決まっておとなしくなってしまうのだ。この方法はたいていうまくいった。しかしこのときに関して言えば、事実、金少年は冤罪であった。その日の午後、宇都宮駅のトイレから紛失したはずの銀の首飾りが出てきた。


マリサ
元朝鮮総連中央本部財政局副局長だった、韓光煕(ハン・グァンヒ)氏の著書「わが朝鮮総連罪と罰」によると、警察が捜査線上にあがった人物への通常の取り調べを行おうとしただけで、集団で警察にやってきて恫喝「何かにつけて「民族差別」だの「過去の歴史」だのを持ち出してことさら猛々しく振る舞い、理不尽な要求でものませようとする。そうすると、敗戦によって贖罪意識を植えつけられている日本人は決まっておとなしくなってしまうのだ」と書かれているぜ。


レイム
要するに、これって日本ではメディアも警察も朝鮮総連から「お前たちは加害者だ」という主張をされると、簡単に圧力に屈してしまったって事ね。
でもこれって、いくらもと総連関係者の本もあるからって、「本に書かれているから」だけでは「そういう事があった」と断言できないんじゃない?


具体的事例


マリサ
レイムがそういうと思ってな、ちゃんと実例も用意しているぜ。
まずはこれを見てくれ

医薬品を無許可販売、総連系など11か所捜索
読売新聞 2005年10月14日
https://web.archive.org/web/20060113003446/https://news.goo.ne.jp/news/yomiuri/shakai/20051014/20051014it04-yol.html

 在日本朝鮮人総連合会朝鮮総連)の傘下団体「在日本朝鮮人科学技術協会」(東京都文京区)の関係者の男2人が、医薬品を無許可で販売するなどしたとして、警視庁公安部は14日午前、薬事法違反(無許可販売など)の疑いで、同協会や財団法人「金萬有科学振興会」(足立区)など関連個所計11か所の捜索を始めた。

 容疑が固まり次第、2人を同法違反の疑いで逮捕する方針。

 調べによると、2人のうち1人は昨年5月~今年4月、薬局開設や医薬品販売の許可がないにもかかわらず、未承認医薬品セット6組を、顧客2人に対し計約9万3000円で販売。また、別の1人は今年4月~9月、この医薬品セットについて、ホームページで「ガン、エイズを撃退する」などと広告した疑いが持たれている。

 医薬品を無許可販売した疑いが持たれている男は、製薬会社の経営者で、同社で医薬品セットを製造していたという。

 捜索を受けた金萬有科学振興会は、在日朝鮮人科学者の研究に対する助成などを目的に、同区の「西新井病院」の院長(91)が1982年4月に創設した財団法人で、事務所は同病院内にある。

 傘下団体が捜索を受けたことについて、朝鮮総連は「捜索を受けたことは知っているが、詳しい事情が分からずコメントできない」と話している。

          ◇

 金萬有科学振興会の捜索は、この日午前9時前から始まった。病院前の歩道に10人の機動隊員が並ぶ物々しい雰囲気の中、近所の住民ら約50人が病院を取り囲むようにして捜索の様子をながめていた。

 一方、朝鮮総連の傘下団体が入る文京区のビルの前では、機動隊員ら約40人が入り口を取り囲んで警戒。同団体関係者らが「別件不当捜査」などと書かれた紙を掲げながら、機動隊員らに詰め寄った。

マリサ
2005年10月に、朝鮮総連系の「在日本朝鮮人科学技術協会」というところが、「難病を撃退する」という宣伝で未承認医薬品を販売、その件で警察の家宅捜索を受けたんだが、この捜索を総連関係者が大挙して押し寄せて妨害してな、現場が大混乱になったんだぜ。


レイム
これって普通に捜査妨害よね。
こんなことをためらいもなくするって事は、まさにそういうことが日常化しているって事よね。


マリサ 
そうだぜ。
当時キャプチャされたテレビの画像がこれなんだが、ここに写っている人物がその数年後に「韓流芸能人のマネージャーをやっている」と判明してな、一時期騒動になっていたぜ。


レイム
これ、たしか芸能人の所属事務所は否定していたけど、顔がそっくりなうえにこのマネージャー自体過去に朝鮮総連に所属していたことが判明しているのよね。


マリサ
そして次はこれだぜ。

安倍、中川両氏に朝鮮総連が総攻撃…NHK改変
zakzak 2005/01/29
https://web.archive.org/web/20050207031955/http://www.zakzak.co.jp/top/2005_01/t2005012907.html

抗議ノルマ…電話、FAXなど「5件以上送れ」

戦時中の慰安婦問題を扱ったNHKの特集番組が「政治的圧力で改変された」と朝日新聞が報じた問題に関連し、朝鮮総連(東京都千代田区)が傘下の地方本部・支部に指令を出し、自民党安倍晋三幹事長代理(50)と中川昭一経済産業相(51)への組織的な抗議活動の「ノルマ」を課していたことが、29日までに分かった。両氏の事務所には抗議電話や同じ文面のはがき、ファクスが押し寄せ、日常業務に支障が出ているという。

  関係者によると、朝鮮総連は13、14両日に地方本部支部委員長会議を開催した。今回は12日付朝日新聞の記事を受け、安倍、中川両氏に対する抗議活動を積極的に展開することが決まった。

 これを受け、全国約300の地方本部・支部に対し、「14日から18日まで、集中的に電話、ファクス、メール、手紙、はがきで安倍と中川の事務所に5件以上、強い抗議を行うこととする」との指令を通達した。

 両氏の事務所には「激しい怒りを禁じえない」「公的に発言の謝りを認め、即刻謝罪することを求める」などと書いた文書が大量に届いた。このため、日常的な政治活動に影響が出て、困惑しているという。

 この問題をめぐって朝鮮総連は、18日に国際局長名で談話を発表。「安倍氏と中川氏の『圧力』と『政治介入』が取りざたされている」としたうえで、安倍氏が特集番組が放送した「女性戦犯国際法廷」で検事役を務めた北朝鮮代表を「工作員」と指摘したことに対し、発言撤回と謝罪を求めている。

朝鮮総連側は産経新聞の取材に「産経新聞の電話は広報につなぐことができない」としている。

  一方、朝日新聞は昨28日、中川氏が同紙12日付朝刊のNHK番組改変問題の記事について、「事実無根の中傷記事」とした通知書(21日付)に対し、回答書を送付した。

 回答書によると、「中川氏とNHK幹部との面会が番組放送後だけだったととらえるには無理がある」「中川氏から取材した結果と他の関係者への取材結果を総合して正確に報じており批判には当たらない」とし、取材方法も「適切」と従来の主張を繰り返している。

 だが、中川氏は28日、この回答書に、「取材方法、報道内容ともに事実に反する回答であり、とうてい納得できない。今後のことは弁護士と相談して決めたい」として、法的手段も辞さない構えを示した。

 安倍氏も「政治介入した」と報じた朝日新聞の見解に「納得できない」として、記事の根拠の説明を求める通知書を改めて同紙に送った。

 同紙の安倍氏に対する26日付の回答書では、同紙の取材時点や記事掲載直後の安倍氏のコメントに関し、「安倍氏は(NHK幹部を)『呼びつけた』ことに否定の見解を示していなかった」などとしている。

 安倍氏側は「新たな根拠や証拠が示されていない。『呼びつけた』とする事実がないことは客観的に明らか。釈明を求める」と話している。

マリサ
一連のNHK番組改変問題が起きていた2005年1月のことなんだが、安倍氏と故中川昭一氏の事務所に、朝鮮総連が組織的に妨害を行い「抗議電話や同じ文面のはがき、ファクスが押し寄せ、日常業務に支障が出ている」という状態になっていたそうなんだぜ。


マリサ
そして総連は「安倍氏が特集番組が放送した「女性戦犯国際法廷」で検事役を務めた北朝鮮代表を「工作員」と指摘したことに対し、発言撤回と謝罪を求めている。」と声明を出していたんだぜ。


レイム
ああ、これはわかりやすいわね。
自分達に気に入らない相手に対して、悪びれもせずに威力業務妨害を平然と行っていたって事でしょ?
そしてこういう行為にかつてマスコミは「屈した」というわけね。


マリサ
こういうのってな、総連の構成員自体が減っているから今も続いているのかわからんが、2011年か2012年頃までこの手の組織活動があったみたいだな。


今回のまとめ

・マスコミの「安倍叩き」の背後に北朝鮮
・総連の「被害者アピール」による恫喝行為が日常化していた
・実際に2000年代に入ってもこうした行為が続いていた


レイム
こういうことを朝鮮総連がやっていたというのは解ったけど、これだと「癒着」というよりマスコミは恫喝の被害者じゃない?


マリサ
それな、90年代までは「そういう部分」もあるし、今じゃ朝鮮総連の広報みたいになっている毎日新聞とかも、2000年代初頭までは結構問題を報じていて、マスコミも一部では頑張っていたんだぜ。


レイム
へぇー。
「あの」毎日新聞がね。


マリサ
さっき紹介した本の内容にあるように、北の接待を受けて感化された記者もいるにはいるが、大半は90年代までは「抗議が怖くて報道できない」という受動的関与だったのが、00年代に入ってから変わりだしてな、一連のNHK番組改変問題とか見るとわかるが、明らかに「能動的に関与している」だろ。


レイム
そういえばそうね。
あれは明らかに「抗議が怖くて報じることができない」という枠を超えているわね。


マリサ
しかも、2000年代に入ってからは総連の「聖域化」がなくなって、威力業務妨害や恫喝はちゃんと警察が動くようになったから、マスコミも「逆らえない」状態ではなかったのに、むしろ2000年代以降の方が積極的に総連をサポートするようになってきたんだぜ。
このあたりは後編でやるが。


レイム
なるほど、90年代までは致し方がない部分もあったけど、2000年代以降は弁護の余地がないって事ね。


マリサ
そういうことになるぜ。
次回の後編はいよいよ問題の「本題」である「北とマスコミの癒着」の問題を扱っていくぜ。
そんなわけで今回の本編はここで終わるぜ。


レイム マリサ
ご視聴ありがとうございました。


大口
おつかれ~
今回は2部構成の前編なのでおまけはないよ。


レイム マリサ 大口
またらいしゅ~



お知らせ。
引用について
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・企業・団体等の場合は必ず私の方へ事前連絡いただき、許可を取ってから行ってください。
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