日韓問題(初心者向け)

日韓問題について、初心者でもわかりやすい解説と、日韓問題とマスコミ問題の動画のテキスト版を投稿しています。

【ゆっくり解説】日本ファクトチェックセンターをファクトチェック

さて、本日は「日本ファクトチェックセンター」がデマ情報を流していたので、その件について扱っていきます。


本日の投稿動画
www.nicovideo.jp

youtu.be



元記事
日本ファクトチェックセンターの記事をファクトチェック
http://ooguchib.blog.fc2.com/blog-entry-516.html


お品書き

・ファクトチェックをファクトチェック

・民団の事例

・総連の事例

注意
・この動画は「マスコミ問題」を扱っています

・「マスコミ問題」であり右派・左派等の陣営論争は本題ではありません

・「特定の国との特別な関係」は問題の枝葉です、主問題は業界の体質です

・自身の常識が相手にとっても常識とは限りません、「他者がそれを見たらど
う思うか」という客観性を常に持ちましょう。

・日常生活で注意する程度には言動に注意を心がけてください

・リクエストは原則受け付けていません

・引用ソースへのリンクが同時掲載のブログにあります

・毎週土曜日更新


※以下は動画のテキスト版です





レイム マリサ
ゆっくりしていってね


マリサ
さて、今回は日韓問題なので私が扱っていくぜ。


レイム
日本ファクトチェックセンターって、たしか福島原発の処理水の件で色々と騒動を起こしたり、「日本のテレビや新聞は独自にファクトチェックを行えているので扱わない」とか言い出して炎上していたところよね。


マリサ
そうだぜ。
あそこは普段から地味に色々とやらかしているんだが、今回は30年近く前からある有名なデマを垂れ流していたから、その件について扱っていくぜ。


レイム
というか、「ファクトチェック」を名乗る団体がデマを流すって、普通に考えたら相当問題なんだけど、あそこがやると「ああ、またか」となってしまうのがね。


マリサ
あそこは日本を代表する一流ジャーナリズムの朝日さんの流れをくむところだからな、そういう意味でのクオリティーが高いんだぜ。


マリサ
そんなわけでそろそろ本編へ行くぜ。


ファクトチェックをファクトチェック


レイム
それで、あそこは今度はなにしたの?


マリサ
まずこちらを見てほしいぜ

山本太郎氏「在日コリアンの方々は何年も納税されてきた!参政権ぐらい与えてもいいだろう!」と発言? まとめサイトによるもの【ファクトチェック】
日本ファクトチェックセンター(JFC) 2024年10月18日
https://www.factcheckcenter.jp/fact-check/politics/inaccurate-statement-voting-rights/

れいわ新選組山本太郎代表が「在日コリアンの方々は何年も納税されてきた!参政権ぐらい与えてもいいだろう!」と発言したとする言説が拡散しましたが不正確です。山本氏の発言を改変しています。
(中略)
この動画では「外国人参政権は必要なのか(53分22秒〜)」という質問に山本氏は「昨日今日来た外国の方々に参政権なんて渡せない」「一方で、何代にもわたり日本で暮らし納税をしてきた人が、まず地方自治体において投票をどうするかの話し合いはしてもいいと思っている」と述べている。前後を含めた引用は以下のとおりだ。

「昨日今日来たという外国の方々に参政権なんて渡せません。一方で日本という国は昔、大日本帝国と名乗っていた時代に、臣民、ある意味で日本人と認めていた外国の方々がいらっしゃいます。在日コリアンの方々とかですね。戦争が終わった途端にお前らは外人だという扱いになりましたけれども、何代にもわたってこの国で生活をされて、そして納税もされている、そういう方々が大勢いらっしゃいます。私は国政にという話ではなく、まずは地方自治体においての選挙、というところにおいて投票をどうするかっていう話し合いぐらいは私はしてもいいと思ってます。同じ船に乗って生きてきた、日本をつくってきたという乗組員の一員として、そういう方々に対してその選挙ってものをどうするのかっていうぐらいの話し合いは議会だからしてもいいんじゃないですか?」
判定

山本氏は世代を超えて、長年日本に住んで納税してきた外国人の地方議会の参政権について「話し合いは議会だからしてもいいんじゃないか?」と議会で議論を始めることを話している。したがって、「在日コリアンの方々は何年も納税されてきた!参政権ぐらい与えてもいいだろう!」は不正確。

マリサ
選挙期間中の山本太郎氏の演説内容で、外国人参政権絡みの発言について、ネット上で「長年税金を払ってきたのだから参政権をあげてもいい」と発言したとして、批判されていた件について、「そんなことは言っていない」とファクトチェックをしている記事だぜ。


レイム
あ、これ発言の別の部分でデマがあるの、韓国ウォッチャーならすぐわかるわね。


マリサ
そうなんだぜ。
問題となるのは発言の中の「日本という国は昔、大日本帝国と名乗っていた時代に、臣民、ある意味で日本人と認めていた外国の方々がいらっしゃいます。在日コリアンの方々とかですね。戦争が終わった途端にお前らは外人だという扱いになりましたけれども」という部分だぜ。


レイム
重要なのは「戦争が終わった途端にお前らは外人だという扱い」という部分で、日本が本人たちの意思と関係なく外国人にしてしまったという内容よね。


マリサ
そうだぜ。
で、この主張って実は外国人参政権の話題が出るたびに、いろんなメディアで度々出てくるんだぜ。
例えばこの2018年の朝日新聞論座でも

韓国は外国人に門戸を開いた②「地方参政権
WEBRONZA 2018年07月17日
https://web.archive.org/web/20180717013400/http://webronza.asahi.com/politics/articles/2018070400006.html

(一部抜粋)
 日本が台湾や朝鮮半島を植民地として統治していた時代、日本で暮らす朝鮮半島や台湾出身者は「帝国臣民」であるとして、参政権が認められていた(戦前の普通選挙は男性のみに付与)。被選挙権も付与され、戦前は朝鮮半島出身の国会議員もいたが、終戦後の1945年12月、普通選挙による女性の参政権が認められたのと同時に、旧植民地出身者の選挙権ははく奪された(天皇制に反対することを恐れた一部の国会議員の反対によるものだという)。

 1947年に最後のポツダム勅令として公布された「外国人登録令」により、旧植民地出身者は「日本国籍を持つが制度上は外国人として扱う」存在と見なされ、外国人登録を義務付けたことが現在の在留管理制度につながっている。

 憲法制定をめぐる動きでも「外国人の平等保護・権利保障」という観点が消えてしまった経緯がある。

 1946年に提示されたマッカーサー憲法草案では、第16条に「外国人は、法の平等な保護を受ける」と明記されていたが、日本政府と占領当局との交渉過程で脱落。さらには「法の下の平等」をうたう憲法14条の草案における主語が「すべての自然人(=Peaple)は」から「すべて国民は、法の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない」と書き換えられた。

 その後、日本がサンフランシスコ講和条約で主権を回復した日(1952年4月28日)に公布・施行された「外国人登録法」により、樺太出身者をのぞく在日の朝鮮人や台湾人は日本国籍を剥奪され、完全に「外国人」となる(外国人登録の際に指紋押捺が義務化され、日本国籍取得のためには一般外国人と同様に「帰化」することが必要になった)。

マリサ
「元々帝国臣民として在日コリアンにも参政権があった」としたうえで、「旧植民地出身者の選挙権ははく奪された」「樺太出身者をのぞく在日の朝鮮人や台湾人は日本国籍を剥奪され、完全に「外国人」となる」と書かれているな。
ちなみに余談になるが、指紋捺印制度は当時の韓国政府の要望だぜ。


レイム
ここでも、彼らの意思とは関係なく、「日本政府の意向で日本国籍をはく奪されたので、選挙権がなくなった」としているのよね。


マリサ
他にもこちらの2021年の事例で

外国人参政権でネット署名
タウンニュース 2021年9月10日
https://www.townnews.co.jp/0206/2021/09/10/590982.html

(一部抜粋)
 金教授は会の設立について「在日コリアン、在日外国人のエンパワーメント(自己決定力の回復・強化)の意味合い」だと強調。金教授によると、日本での国籍別の自〇〇亡率は韓国・朝〇人が一番高いと指摘し、特に80年、90年代に社会運動、民族運動を担った2世世代が自ら命を絶つケースが少なくないという。「在日コリアンは植民地時代には日本国籍で選挙権も与えられてきたが、サンフランシスコ講和条約で強制的に国籍が奪われ、韓国、朝鮮籍になった。それとともに色々な権利がはく奪された。展望を見いだせなくなった際たるものが選挙権」と語る。自身は長年、外国人の参政権成立を心待ちにしていたが、しびれをきらし2009年に日本国籍を取得。これまで国、地方あわせて7回の選挙で投票に参加した。

マリサ
東洋大学の教授が、「在日コリアンは植民地時代には日本国籍で選挙権も与えられてきたが、サンフランシスコ講和条約で強制的に国籍が奪われ、韓国、朝鮮籍になった。それとともに色々な権利がはく奪された。展望を見いだせなくなった際たるものが選挙権」と説明しているぜ。


レイム
つまり、外国人参政権を推進する根拠として「本人の意思とは無関係に日本政府が国籍をはく奪した」という理由を挙げているわけよね。


マリサ
そうだぜ。
そして日本ファクトチェックセンターでは、山本氏の発言のこの部分にはまるで触れていないので、事実認定しているとわかるわけだ。


民団の事例


レイム
それで、ここからがこの件に関する「ファクトチェック」というわけね。


マリサ
そうだぜ。
まずこれを見てくれ

在日韓国・朝鮮人参政権要求を糺す (韓国・朝鮮を知るためのシリーズ 4) 単行本 –
荒木和博 (著) 現代コリア研究所 1997/4/17
https://www.amazon.co.jp/dp/4750597112
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002644748

(一部抜粋)
1949年10月7日に韓国政府から当時の日本の施政権を有していたGHQに対して、駐日大韓民国代表部の鄭恒範大使を通じて、「在日韓国人の法的地位に関する見解」を伝え、「在日大韓民国国民の国籍は母国の韓国であり、日本国籍は完全に離脱している」という趣旨の日本国離脱宣言を行っていた。
この宣言は韓国によるGHQに日本に居住している同胞はあくまで韓国人であり、日本人として扱うことは不適切で不当であるという趣旨の宣告だった。

マリサ
1997年に現代コリア研究所から出版された「在日韓国・朝鮮人参政権要求を糺す」という本によると、1949年10月7日に韓国政府から当時の日本の施政権を有していたGHQに対して、駐日大韓民国代表部を通じて、「在日韓国人の法的地位に関する見解」が伝えられ、そのなかで、「在日大韓民国国民の国籍は母国の韓国であり、日本国籍は完全に離脱している」という内容があるそうだぜ。


レイム
つまり、「日本政府が日本の都合で強引に国籍をはく奪した」のではなく、韓国政府からの要望でそうなったというわけね。


マリサ
そして次の記事を見ると

戦後、在日韓国・朝鮮人は何をし、何と言ったか
新聞の宅配問題を考えるホームページ 平成12年6月17日
http://www.kcn.ne.jp/~ca001/D35.htm

 「現代コリア」5月号に「『三国人』は本当に差別語か」と言う記事があり、戦後、在日韓国・朝鮮人が日本で何をし、何と言ったかが報じられていました。日本人として忘れてはならないことだと思いますので、要旨をご紹介いたします。
(中略)
 当時日本を占領していたGHQは、200万人の在日朝鮮人を日本から朝鮮本国に帰国させることを基本方針としていた。ところが韓国に帰国してみたが、政治・経済ともに不安・混乱を極め、生活不安などが重なり、その上コレラなども流行して、帰国者は事実上ストップした。日本にいれば「連合国人」「解放国民」としての「自由」があった。いったん帰国した人達が日本に逆流しだした。
 1947年5月2日GHQの命令で「外国人登録令」が在日韓国・朝鮮人などに施行されたのは、日本への密入国、米などの不正受給防止の二つの目的があったのである。


三国人」は本当に差別語か(特集 在日韓国・朝鮮人問題の今)
佐藤 勝巳 現代コリア研究所 2000.05
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I5398353

マリサ
同じく現代コリア研究所の出版している「現代コリア」のなかで、戦後まもなくの状況として、当初GHQ在日韓国人達の帰国事業を推進していたが、「政治・経済ともに不安・混乱を極め、生活不安などが重なり、その上コレラなども流行して、帰国者は事実上ストップした」としていて、そのうえで「日本にいれば「連合国人」「解放国民」としての「自由」があった。いったん帰国した人達が日本に逆流しだした」と書かれているぜ。


マリサ
で、事態を重くみたGHQは、「1947年5月2日GHQの命令で「外国人登録令」が在日韓国・朝鮮人などに施行されたのは、日本への密入国、米などの不正受給防止の二つの目的があった」としていて、このことからも、彼らが当時「日本国籍を望んでいなかった」事が分かるぜ。


レイム
つまり、「国籍を奪われた」のではなく、「韓国政府がそう望んだ」うえに、当人たちも「その方が都合がいいから自ら放棄した」というわけね。
でも、ソースが現代コリア研究所だけでは情報として偏っていない?


マリサ
それに関しては次を見てくれ

在日朝鮮人に韓国々籍」
朝日新聞 1951年(昭和26年)10月11日
(一部抜粋)

韓国政府は10日の閣議在日朝鮮人に韓国国籍の国籍を与え、その人権および財産に保護を与えることに決定した



講和発効時に日本国籍喪失在留朝鮮人
朝日新聞 1951年12月23日

(一部抜粋)
在日朝鮮人の国籍問題に関する日韓会談は、国籍、永住権、日本における待遇、引揚げの際携行する荷物と本国送金などの点に就いて原則的に意見の一致」を見、「終戦前から日本に引続き在留する朝鮮人は対日講和条約発効と同時に日本国籍を失う」ことなどで韓国政府と日本政府は合意している。

マリサ
1951年の朝日新聞の記事なんだが、まず10月11日に掲載された「在日朝鮮人に韓国々籍」という記事のなかで、「韓国政府は10日の閣議在日朝鮮人に韓国国籍の国籍を与え、その人権および財産に保護を与えることに決定した」と書かれているぜ。


マリサ
次に同年12月の記事の中でも「在日朝鮮人の国籍問題に関する日韓会談」のなかで、「終戦前から日本に引続き在留する朝鮮人は対日講和条約発効と同時に日本国籍を失う」という内容が、日韓の政府の間で合意されたと書かれていて、ここでも「韓国政府からの要求」であったことが分かるんだぜ。


レイム
つまり、当時の記録を見るかぎりだと、「日本が一方的に奪った」のではなくて、韓国政府からの要望を聞いて、両国で協議して「決めた」うえに、当時の彼らも「日本国籍にこだわりが無かった」という事よね。


マリサ
そうだぜ。


総連の事例


レイム
でもこれ、あくまで「韓国籍」の事例よね。
いわゆる北朝鮮系の「朝鮮籍」のほうはどうなの?


マリサ
この件がまた興味深くて、まず総連は外国人参政権を「日本による同化政策だ」として反対しているというのが重要だぜ。


レイム
つまり、最初の「日本国籍を強制的にはく奪された」というのは、あくまで韓国系のみの主張って事?


マリサ
総連でも一部参政権を要求しているところがあったりなかったりするから、一概にはそうともいえないが、公式的にはそうだな。
そのうえで次を見てくれ

迷走日本の原点 単行本 – 2001/4/1
櫻井 よしこ (著)
https://www.amazon.co.jp/dp/4104253030
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002980226

西岡力氏の談として)
ある日突然、日本国籍がなくなったのは韓国政府の決定で、日本国が決めたのではないのです。 非常に多くの人がこの点を誤解しています。

日本は敗戦し1952年までGHQの占領下で国家としての独立を失っていた。一方、朝鮮半島では 1948年に相次いで大韓民国朝鮮民主主義人民共和国が樹立、50年には朝鮮戦争が始まった。
その前年の1949年10月7日、駐日大韓民国代表部はマッカーサー連合国司令官に「在日韓国人 の法的地位に関する見解」を伝え、在日大韓民国国民の国籍は母国の韓国であり、日本国籍は 完全に離脱したと宣言したのだ。日本国籍を離脱、つまり捨てさせたのは、日本側ではなく韓国政府であり、それに対抗する北朝鮮政府だったのだ。1952年に日本がサンフランシスコ講和条約を 結んで独立を回復した時は、在日の朝鮮半島出身者は、すでに日本国籍を捨て韓国籍を選ぶのか、北朝鮮籍にするのかで激しく対立していた。日本国が彼らに日本国籍を選ぶか否かなどと言える状況ではなかった。

マリサ
2001年に出版された櫻井よしこ氏の著書「迷走日本の原点」のなかで、現在麗澤大学客員教授西岡力氏との対談に言及しているんだが、そのなかで今回引用した朝日などに書かれていた内容を説明したうえで、「1952年に日本がサンフランシスコ講和条約を 結んで独立を回復した時は、在日の朝鮮半島出身者は、すでに日本国籍を捨て韓国籍を選ぶのか、北朝鮮籍にするのかで激しく対立していた。日本国が彼らに日本国籍を選ぶか否かなどと言える状況ではなかった」と説明しているんだぜ。


レイム
ああ、1952年当時の彼らは「韓国籍を選ぶのか、北朝鮮籍にするのか」で対立していた状態で、日本が日本国籍をはく奪するとかそういう状況ではなかったわけね。


マリサ
そうだぜ。
そしてこのことは朝鮮総連系の機関紙である朝鮮新報でも

朝聯解散、朝鮮学校閉鎖令60周年に思う 在日朝鮮人政策、根本から転換を
朝鮮新報 2009.10.16
https://web.archive.org/web/20091028154217/http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2009/06/0906j1016-00002.htm

(一部抜粋)
「植民地奴隷」の解放

在日朝鮮人は解放から2カ月後の1945年10月15、16日に朝聯結成大会を開催、その誕生を宣言した。

 朝聯は、「植民地奴隷」状態であった在日朝鮮人が、戦後の混乱のなかでも広範な同胞を網羅して結成した初めての大衆団体であり、祖国と同胞のために寄与することを目指した民族的愛国的組織である。

 朝聯は、各地に組織をつくるとともに、同胞の帰国支援、生活安定、そして民族教育などに積極的に取り組んだ。また、朝鮮での民主政権樹立のための活動、祖国の分断に反対し朝鮮の独立統一を目指す活動、とくに48年4月の南北連席会議に参加し、5月の南朝鮮での単独選挙に反対する運動も繰り広げた。

 朝聯は、全朝鮮人民の総意にもとづいた朝鮮民主主義人民共和国の創建を強く支持し、大々的な祝賀事業を行うとともに慶祝団を派遣している。金日成主席は48年12月23日に慶祝団と会見し、貴重な談話を行っている。朝鮮創建後、朝聯は「共和国に直結しよう」というスローガンのもとに多彩な運動を推進した。

 ところが米日当局は49年9月8日、朝鮮創建1周年記念日の前日、反占領軍行為を理由に「団体等規正令」を適用、法務総裁名で朝聯とその傘下団体であった在日本朝鮮民主青年同盟(略称=民青)を強制解散させた。

 朝聯は中央、本部、支部、分会までの1883単位、民青は同じく813単位、合わせて2696単位が解散させられた。そして朝聯と民青の幹部28人を公職追放し、東京駅八重洲口に所在した朝聯会館をはじめ日本各地にあった朝聯と民青の財産を没収した。

マリサ
2009年の記事のなかで、「朝鮮での民主政権樹立のための活動、祖国の分断に反対し朝鮮の独立統一を目指す活動、とくに48年4月の南北連席会議に参加し、5月の南朝鮮での単独選挙に反対する運動も繰り広げた」と書かれていて、日本国籍なんて望んでいなかったことを隠しもしていないぜ。


マリサ
更に、「朝聯は、全朝鮮人民の総意にもとづいた朝鮮民主主義人民共和国の創建を強く支持し、大々的な祝賀事業を行うとともに慶祝団を派遣している。金日成主席は48年12月23日に慶祝団と会見し、貴重な談話を行っている。朝鮮創建後、朝聯は「共和国に直結しよう」というスローガンのもとに多彩な運動を推進した」と書かれているから、当然当人たちの意思で北朝鮮に帰属していた事もわかるぜ。


レイム
こういう情報を見る限りだと、「在日は戦後日本政府により日本国籍をはく奪された」という主張は、民団系の人達が「元々参政権があったのだから」という大義名分つくりのためにでっち上げたデマという事になるわね。


マリサ
そうなんだぜ。
実際次を読むと

在日コリアン百年史 ハードカバー – 1997/11/25
金 賛汀 (著)
https://www.amazon.co.jp/dp/4883201309
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000008168916

国籍喪失措置について、当時の在日朝鮮人団体である「在日朝鮮統一民主戦線」(民戦)が、通達の後の昭和二十七年五月に開催した第六回拡大中央委員会において、「日本国籍を喪失させる処置に対する具体的な反対運動は提案されていない」


「在日朝鮮統一民主戦線」の写真・グラフィックス・映像
共同通信 1953年07月26日
https://imagelink.kyodonews.jp/search?product_type=1,2,11&keyword=%E5%9C%A8%E6%97%A5%E6%9C%9D%E9%AE%AE%E7%B5%B1%E4%B8%80%E6%B0%91%E4%B8%BB%E6%88%A6%E7%B7%9A&opendetail=3285957

マリサ
過去に朝鮮総連に所属してたこともあるノンフィクション作家の金賛汀(キム チャンジョン)氏の1997年の著書「在日コリアン百年史」で「国籍喪失措置について、当時の在日朝鮮人団体である「在日朝鮮統一民主戦線」(民戦)が、通達の後の昭和二十七年五月に開催した第六回拡大中央委員会において、「日本国籍を喪失させる処置に対する具体的な反対運動は提案されていない」」と書かれていて、ここでも「日本国籍喪失が問題視されていなかった」ことが分かるぜ。


マリサ
しかも次に2018年の中央日報の記事を読むと

<インタビュー>民団団長「労働党の指示を受ける朝鮮総連とは見えない38度線」(2)
中央日報/中央日報日本語版2018.05.17 16:25
https://japanese.joins.com/JArticle/241483
(一部抜粋)
--地方選挙参政権運動の見通しは。

朝鮮総連が反対している。我々が地方自治体などに要望書を提出すると、総連は反対要望書を持ってくる。日本人には『我々はよいが総連とよく話し合うべき』という弁解材料になるかもしれない。過去には『外国人参政権』の主な外国人は韓国人だったが、今は中国人だ。今は日本の議員らが『韓国人はよいが中国人のために難しい』という」

マリサ
2018年に民団のトップが韓国の中央日報のインタビューを受けて、そのなかで外国人参政権について「朝鮮総連が反対している。我々が地方自治体などに要望書を提出すると、総連は反対要望書を持ってくる」と書かれていて、そもそも外国人参政権について総連と民団で直接的な意見対立がある事がわかるぜ。


レイム
つまり、外国人参政権について総連は民団と対立しているから、民団主導の外国人参政権推進運動に参加していなくて、それが原因で総連と民団で「日本国籍を失った理由」に矛盾が出ているわけね。


マリサ
そういうことだぜ。
そして民団は外国人参政権を得るために過去を改竄しているだけなので、総連の主張の方が史料と矛盾しないという状況になっているわけだ。


レイム
そして日本ファクトチェックセンターは、山本氏を批判する意見へのファクトチェックはするけど、山本氏自身の発言のファクトチェックはしないと。

今回のまとめ

・日本ファクトチェックセンターの記事にデマ

・民団の主張が史実と矛盾

・むしろ総連の主張のほうが史実と整合性がある

マリサ
それでな、調べてみると民団が外国人参政権を要求しだした
のは1989年頃からなんだが、

日本国籍を失う経緯」についての批判本が出始めたのが
1997年頃からなので、このデマは1990年代に入ってから
言い始めた事であろうことが分かるぜ。

地方参政権」に注力…呂団長会見
民団新聞 2018-02-28
https://www.mindan.org/news/mindan_news_view.php?cate=0&page=387&number=24325&keyfield=&keyfield1=&key=

(一部抜粋)
−−参政権の再構築を掲げているが。

 私自身が民団に関わるようになったきっかけが地方参政権だ。1989年頃から運動を継続してきた。地域住民として納税の義務を果たし、地域の活動に参加しながら、貢献もしている。生活に密着している問題に対して、当然コミットしてもいいじゃないか。地方選挙権付与は世界のすう勢でもある。本格的にこの運動に取り組んだ94年当時、3300余の自治体のうち、1750余の自治体が「付与すべき」との意見書を採択した。日本の憲政史上なかったことだ。粘り強く運動を継続することが、他の問題の解決にもつながる。当時の運動を知らない現役世代に対して、勉強会を開いて運動の意義をもう一度知らせていく。

レイム
つまり、30年くらい前からある有名なデマを、日本ファクトチェックセンターはまるでファクトチェックできていないという事になるわね。


マリサ
なんでこんな事になるかといえば、マスコミ関係者とか学者に多いんだが、異論を無視して自身の発言力を利用してごり押したり、無視できなければイデオロギー問題や差別問題に論点をすり替えて問答無用で相手に非があるかのようにしてきたせいで、問題や間違いを正すという行為をしてこなかったからなんだぜ。


レイム
その結果、30年も前のデマが今でもそのまま使われていて、日本ファクトチェックセンターの記事にファクトチェックが必要になるなんて事態になっているわけね。


マリサ
今回の件は、マスコミ業界にいかに自浄作用がないかの証明でもあるわけなんだぜ。


レイム
なるほどね。


マリサ
そんなわけで今回の本編はここで終わるぜ。


レイム マリサ
ご視聴ありがとうございました


大口
おつかれ~。
今回も前回紹介したミヤマオオムさんに関する小話を。


マリサ
2回も同じ生き物扱うなんて珍しいな。


大口
前回の説明だとミヤマオウムさんがただ迷惑なだけの存在みたいになっていたから、もうちょっとポジティブな内容も紹介しておこうかなと。


レイム
まあ、前回の説明だとただの害鳥だしね。


大口
それで、ミヤマオオムさんはこの姿だとかなり地味だけど、内側はかなり鮮やかで、こんな感じなんです。


マリサ
内側の羽や裏側はかなり派手なのか。


レイム
なんか、江戸時代に着物の裏地を派手にしていたのを連想するわね。


大口
あと、ミヤマオウムさんは世界で最も頭のいい鳥類の一種とされていて、かなり個性豊かなんですよ。
那須どうぶつ王国で飼育されている個体の事例だと、担当飼育員さんに甘えたくて、枝を組んで固定されている水入りボウルを外してわざとこぼして飼育員さんを呼んだり、展示室から出ていってほしくなくて、出ようとすると腕に飛んできたりする個体もいるそうなのね。


大口
他にも掛川花鳥園で飼育されている個体の事例だと、なぜかリンゴの切り方に強いこだわりのある個体がいて、リンゴが好きなのに特定の切り方をしないと決して食べようとしないうえに、切り方の好みが半年で変わるので、半年ごとにどの切り方なら気に入るか試さないといけないなんて事例もあるそうな。


マリサ
そういうのも、頭がいいからこそって事だよな。


大口
そうだね。
なので、芸を覚えさせるのもかなり容易みたいで、「もってくる」とか「えらぶ」くらいならすぐに覚えてしまうそうな。
ちなみに、うっきうきで踊っていることがあったり、ひもを引っ張ると離れた場所の蓋が開いてその間だけ食べ物を食べられる仕掛けを、仲間と協力して順番に引っ張る係をして食べたりするそうな。


レイム
ところで、ミヤマオウムって個人では飼育できるの?


大口
ニュージーランドでは絶滅危惧種なので、基本的に野生個体の捕獲はできないのだけど、動物園などで誕生した個体が販売されることはあるみたいだね。
ただし、1羽数百万するみたいだけど。


マリサ
たっか!


大口
あと、頭がよすぎるのと、とにかく何でも噛むそうなので、寿命がかなり長いこともあって一般の家庭で飼育するには不向きというかほぼ不可能に近いっぽいね。


レイム
なるほど。

マリサ
そんなわけで今回はここで終わるぜ。


レイム マリサ 大口
またらいしゅ~




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【再現】2002年日韓ワールドカップ Public Viewing in 国立競技場 - 日韓問題(初心者向け)

徴用工裁判問題まとめ - 日韓問題(初心者向け)

慰安婦問題で重要な事 - 日韓問題(初心者向け)



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