日韓問題(初心者向け)

日韓問題について、初心者でもわかりやすい解説と、日韓問題とマスコミ問題の動画のテキスト版を投稿しています。

【ゆっくり解説】イデオロギー的過ぎるマスコミ


さて、本日は「マスコミ不信の歴史」について、2012年の事例を扱っていきます。


本日の投稿動画

YouTube
https://youtu.be/ENnNOn88Sz0

元記事
マスコミによる印象操作失敗

関連動画

youtube
https://youtu.be/dwOCCPKDka0



youtube
https://youtu.be/ynPnSqHSxBA



YouTube
https://youtu.be/xjL0h7QXfgc



以下は動画のテキスト版になります。

注意
・この動画は「マスコミ問題」を扱っています

・「マスコミ問題」ですので、イデオロギーや属性等は一切関係ありません

・「特定の国との特別な関係」は問題の枝葉です、主問題は業界の体質です

・自身の常識が相手にとっても常識とは限りません、「他者がそれを見たらど
う思うか」という客観性を常に持ちましょう。

・日常生活で注意する程度には言動に注意を心がけてください

・リクエストは原則受け付けていません

・引用ソースへのリンクが同時掲載のブロマガにあります

・毎週土曜日更新


レイム マリサ
ゆっくりしていってね


マリサ
さて、今回はマスコミ問題なので私が解説していくぜ。


レイム
今回もこの動画の本題の「マスコミ不信の歴史」を扱っていくのよね。


マリサ
そうだぜ、今回は以前に引き続き2012年の事例になるな。


レイム
それで「イデオロギー的過ぎる」ってどういう事?


マリサ
まあ本編を見てもらえば解る事ではあるが、イデオロギー的な思考が強すぎて自制が効かず、事実関係すら歪めてしまったり、自身の「正義」を上から目線で他者に押し付けようとしたり、今でもそういう所は変わっていないが、2012年という年はそれがかなり目立ったんだぜ。


レイム
なるほど。


マリサ
まあそんなわけなので早速本編へ行くぜ。


業界の特権


レイム
なんかまた最初から「濃そう」なのが来たわね。


マリサ
それをレイムに言われたくないぜ。
日韓問題なんて常に特濃じゃないか。


レイム
それに関しては「そういうもの」なのだからいい加減慣れなさい。


マリサ
そ、それでだ、さっきも言ったようにマスコミ業界ってイデオロギーや「個人的嗜好」で事実関係を歪める事がよくあって、「記者の嫌いな相手」がその被害に会う場合が多いんだが、これもその事例だぜ。

橋下を激怒させた毎日放送女性記者 後日談
日刊ゲンダイ 2012年5月16日
https://web.archive.org/web/20120518023902/http://gendai.net/articles/view/syakai/136560


 大阪市橋下徹市長といえば、地元テレビはヒレ伏しヨイショの連続だが、その橋下を本気で怒らせた地元民放テレビの女性記者の株が上がっている。
 橋下市長が激怒したのは、先週8日午前の番記者による囲み取材。大阪市で学校行事の国歌斉唱時に教職員の起立斉唱を義務づける条例が制定されたことをめぐり、毎日放送MBS)の女性記者が市教委の職務命令などについて質問。すると、市長は「命令対象は誰なんだ」などとキレ始め、さらに質問しようとした記者を遮って「質問に答えなければ回答はしません」と声を荒らげた。記者が答えられないと「勉強不足で取材不足。事実も何も知らない。何も分かっていない」と面罵した。
 普通の記者なら、このへんで萎縮してしまうが、この女性記者の“肝っ玉”は並ではなかった。
「興奮が収まらない市長に『落ち着いてくださいよ』となだめたり、『質問から逃げるのですか』と挑発したり、まるで手玉に取るような感じでした。ベテラン記者だけあって、堂々めぐりの質疑を締めくくろうと『このへんにしておきます』と勝手に終わろうとして、最後まで市長をブチ切れさせていましたよ。よくぞ橋下に盾突いてくれた、リッパだという声が内外から上がっています」(別の民放テレビ記者)
 人の弱点を見つけたら、その一点を突破口に徹底的に叩く橋下のやり口は弁護士時代そのものだが、逆に反撃されるとムキになってやり返す。まさに子供のケンカだが、こんなやりとりを橋下はなんと30分近くも続けたのだから、呆れる。こんな男が次の総理候補? 冗談か寝言でしかない。
 ちなみに、市長に食い下がった女性記者は番記者と違う。MBSが特番として制作した「君が代条例」への取材と、春採用の新人記者研修の一環として市長の囲み取材に加わったそうだ。市長との舌戦後、新人記者たちにこんなアドバイスをしていたという。
「こんな状態でも、ひるんじゃダメよ」――。
 橋下市長より大人だ。

マリサ
この日刊ゲンダイの2012年5月の記事なんだが、大阪市で学校行事の国歌斉唱時に教職員の起立斉唱を義務づける条例が制定された件について、当時の橋下徹市長と大阪の準キー局であるMBSとのやり取りの中で「MBSの記者から質問を受けた橋下氏が怒りだし、声を荒げて恫喝まがいのことをした」として、「橋下市長より(記者の方が)大人だ。 」と書かれているぜ。


レイム
橋下氏って元在特会代表の桜井誠とのやり取りでもあるように、頭に血が上りやすい人みたいだし、これの何が問題なの?


マリサ
これな、まず重要なのは当時のMBSでもこの記事と全く同じ内容が放送されていたんだが、実はこの記者会見のやり取りのノーカット版が大阪市によってyoutubeに投稿されていてな、今は消されていて無関係の人がアップしたものしかないのでここではあえて紹介しないが、そこでは記事とは全く異なるやり取りがされていたんだぜ。

高橋洋一民主党ウォッチ
「橋下市長VS女性記者」にみる 「動画で可視化」の重要性
J-CAST 2012年05月10日
https://www.j-cast.com/2012/05/10131662.html?p=all


橋下徹大阪市長はおもしろい話題を提供してくれる。2012年5月8日に行った囲み取材で、MBS毎日放送大阪市)の女性記者とのやりとりだ。

その内容は、いわゆる「卒業式の国歌斉唱時、教員の口元チェック」問題だが、YouTube(ユーチューブ)に動画が公開されている(
※現在公式動画は非公開になっているようです。

橋下市長vsMBS女性記者
https://youtu.be/TQU9G09kPSU


「質問する相手を間違っている」

橋下市長はツイッターで、

「府立高校卒業式での君が代起立斉唱は、1、教育委員会が決定し、全教員に起立斉唱の職務命令を出した 2、教育委員が府立高校全校長に対して各校の教員が起立斉唱するよう指導することを通達した 3、中原校長は口元チェックを教育委員会事務局に確認して了解を得た」、

「4、口元チェックに対して前委員長、小河委員が否定的コメントをテレビの取材で行ったが、その後の教育委員会会議で口元チェックは何ら問題がなかったことを確認した」と書いている。

動画をみれば、女性記者の教育委員会制度への知識不足は明らかだ。基本的には、質問する相手を間違っている。橋下市長ではなく教育委員会に聞くべき内容だ。実は、国会審議でもお門違いの質問はたまにある。その場合、なんども「お答えできません」といい、答弁を逃げていると勘違いさせて、最後に「所掌でない」といったこともある。

本件の場合、よくある話だが、放送内容が先にできていて、橋下市長のコメントをとってこいと言われた記者のようだ。それに対して、橋下市長でなければ「それは所掌外なのでコメントできない」と無難に言っていただろう。その場合、放送では「コメントできない」の部分を報道し、橋下市長が逃げているかのような印象にしたのではないか。

ここが橋下市長の面白いところであるが、本人がいうように「しつこい」ので、囲み取材も徹底的に時間を使う。人との議論・やりとり自体が好きなのだろう。しかも筋書きなしのガチンコでもまったく動じないし、そうした実戦を通じて構想を構築していくタイプだ。弁護士ならではの持ち味だろう。

マスコミへの税務調査も税務調査は無言の圧力?

さらに、興味深いのは公開性だ。記者会見をユーチューブですべて公開し、「可視化」を行っている。実際の行政でも関係部署の議論は「可視化」して公開している。こうなると、議論の結果はおのずと見えてくる。もし、今回の件でも、ユーチューブがなく、同席した記者からの情報発信だけであれば、記者仲間の配慮から、ここまで記者の質問内容が酷いことは書かれないだろう。

橋下市長の「可視化」によって、MBS記者の不勉強ぶりが晒されてしまった。動画では、できれば、橋下市長の映像だけでなく、橋下市長の後ろ側からの映像もとって、誰が質問したかがわかるとなおいいだろう。

MBSでは番組を見て欲しいと商売気を出しているが、記者会見自体が可視化されて面白い情報になっており、それよりつまらない番組だと、既存メディアとしての評判を下げてしまう可能性もある。

いずれにしても、可視化は今後の社会で興味深いツールになる。今の新聞・テレビは消費税増税一色で面白くない。その背景として、国税の税務調査が新聞・テレビに入り、無言の圧力になっているという噂もある。その真偽は明らかでないが、税務調査は職場に調査官が来るわけなので、その一部始終を可視化するのは、自分たちの職場内での行為なので誰にも邪魔される筋合いでない。

メディアなのだから、ユーチューブに出さずに、自らの媒体で可視化して報道したらどうだろうか。きっと面白いことになるとともに、税務当局としても、いわれなき「圧力」への反論材料になるだろう。

マリサ
この記事によるとな、大阪市で学校行事の国歌斉唱時に教職員の起立斉唱を義務づける条例が制定された件に関して、どうも質問をした記者は根本的に事実関係を全く把握していなかったようで、本来教育委員会に聞くべき内容を橋下氏に質問するというお門違いの事をして苦言を言われていたのに、橋下氏が「それは教育委員会が答えるべきことなのでお答えできない」と回答したら、「お答えできない」の部分だけ切り取られたようなんだぜ。


レイム
これ、以前動画にした「TBS石原知事発言捏造テロップ事件」と同じ匂いがするんだけど?


マリサ
まさにその通りで、こっちのポストの記事で詳しく背景が書かれているが

MBSは橋下氏がエキセントリックだと思われる編集したと指摘
NEWSポストセブン 2012.06.19
https://www.news-postseven.com/archives/20120619_118187.html?DETAIL


橋下徹氏はメディアをツイッターなどを使って激しい言葉で批判してきた。通常の記者会見や囲み取材においても、単に質問に答えるだけでなく、記者と議論になることが多い。そうした“バトル”において橋下氏がメディアに突きつけている問題の本質は何なのか。ジャーナリストの上杉隆氏が解説する。

 * * *
 去る5月8日、大阪市庁に登庁した橋下徹市長に対して行なわれた「囲み取材」において、橋下氏とMBS毎日放送)の女性記者との間で30分近くにわたって繰り広げられた“バトル”が、ネット上や一部の紙媒体で大きな話題になった。

 MBSの記者は、3月に行なわれた大阪府の府立学校の卒業式における君が代の起立斉唱命令について質問したのだが、記者が基本的な事実関係について理解していないと感じた橋下氏は、「起立斉唱命令は誰が誰に出したのか」と逆質問した。

「質問するのはこちらだ」と言って記者はなかなか答えようとしないが、橋下氏が繰り返し答えを求めると、ようやく「(命令の主体は)教育長」などと答えた。だが、記者の答えはいずれも間違いだった(正しくは「教育委員会が」、「全教員に」)。

 この他にも、記者が、教育行政における教育委員会と首長の権限分配などについて理解していないと受け取れる質問を繰り返したため、橋下氏は「勉強不足だ」「取材をする側として失礼だ」「とんちんかんな質問だ」などと強い口調で反論した。

 後述するように、この記者会見の動画はネット上にアップされており、それを見た一般人からは「橋下の完全勝利」「大手メディア記者の敗北」といった快哉を叫ぶ書き込みが相次いだ。その後、MBSはこの会見をどのように報じたか。

 この3日後、MBSの夕方の報道番組「VOICE」の中で15分程度、君が代の起立斉唱問題が批判的に取り上げられた。そこで使われた会見の映像は、橋下氏から批判された記者の質問や記者を批判する橋下氏の言葉が全てカットされ、起立斉唱問題についての橋下氏の強い口調の発言だけがつなぎ合わされていた。

 仮に視聴者が番組だけを見たならば、橋下氏がいかにもエキセントリックな人物であり、自らの権限で強権的に起立斉唱を行なわせたという印象を持ったとしてもおかしくない作り方だった。質問した記者の「勉強不足」は隠されている。

 実はこれはメディアの常套手段である。何らかの理由で気に入らない政治家、自らと異なる主張を持つ政治家などを貶めるために、平気で恣意的な編集を行なうのである。もちろん、自らの「勉強不足」という恥を晒すことはしたくないので、自分たちの的外れな質問、意味のない質問はネグり、“なかったこと”にしてしまう。

 だが、インターネットの発達した今、そうした情報コントロールや隠蔽は通じなくなってきた。

 よく知られていることだが、橋下氏の定例記者会見は市のHPで生中継されている。つまり、生の情報=橋下氏の発言を、一切の加工なしに流す「ダダ漏れ」スタイルを取っているのである。しかも、アーカイブとして保存される。「囲み取材」の映像も、市のHPからリンクされたユーチューブにアップされている。そうした映像は過去に遡って、誰もが、いつでも、自由に見ることができる。もちろん、これは橋下氏の方針だ。

 これにより、記者会見という取材現場が一般の人に向けて可視化され、メディアによる恣意的な編集が暴露され、メディアの無知、無理解、不勉強などが白日の下に晒されてしまうようになったのだ。

 実際、橋下氏はMBSの番組が放送された後のツイッターで、〈僕と記者とのやり取りが全て可視化されていて良かった〉〈番組見たらびっくりしたよ。記者とのやり取りは全部カットされて僕は頭のおかしい市長そのもの〉などとツイートしている。


マリサ
質問をした記者が事実関係を全く理解していないと感じた橋下氏が「起立斉唱命令は誰が誰に出したのか」と記者に質問をすると、「質問するのはこちらだ」と論点のすり替えをして逃げ続けたうえに、最終的に「教育長が…」と答えたそうなんだが、実際は「教育委員会
全教員に」というのが正解なんだそうだぜ。


マリサ
更に他にも、この記者は「教育行政における教育委員会と首長の権限分配」なども理解していなかったようで、延々と橋下氏に見当違いの質問をして「怒られた」というのが実態なんだそうだぜ。


レイム
つまりこういう事?
本来「大阪市で学校行事の国歌斉唱時に教職員の起立斉唱を義務づける条例」に関しては、教育委員会に権限があるので橋下氏には答えられない部分が多いのに、この記者は30分も見当違いの質問で食い下がった挙句橋下氏に問題点を説教されたのに、MBSの報道ではあたかも橋下氏が記者の質問に答えられず逆切れしたかのような印象操作をし、それを日刊ゲンダイなどのメディアが転載したと。


マリサ
しかも問題はそれだけじゃなくてな、実はこの件には続きがあってな。
これを受けて「ジャーナリスト」の方々がポストに反論記事を寄稿したんだが

橋下番記者 ネットで実名で恥を晒され発言躊躇も無理はない
NEWSポストセブン 2012.06.19
https://www.news-postseven.com/archives/20120606_114244.html?DETAIL


 大阪市橋下徹市長は週1回の定例会見の他、登庁・退庁時の1日2回、“ぶら下がり”と呼ばれる囲み取材に応じる。そこには30人ほどの番記者が集まる。

 そんな番記者たちの脳裏に刻まれるのが、MBSの女性記者が橋下市長に舌鋒鋭く詰め寄られた5月8日の囲み会見だ。「君が代の国歌斉唱」に端を発する口論は、「勉強してから来い」と記者が罵倒される騒ぎになった。大阪市政の動きをウォッチし続け、『橋下徹 改革者か壊し屋か』の著書もあるジャーナリストの吉富有治氏はこう語る。

「ネットでは『橋下さん、その通りだ』『よく言った』との声が多かったんですが、おかしいなって思う場面がたくさんあるんです。例えば記者に『私の質問に答えられないようならこの会見に来るな』と言っている。政治家の説明責任と、記者が読者に対してする説明責任は次元が異なる問題でしょう。橋下さんは論点をすり替えるのが巧い」

 口論を公開した動画アクセス数が200万回を超え、記者が所属するMBSへのクレームが殺到したという。

 こうした丁々発止は珍しくはなく、実名で記者の名前がツイートされ、罵られることさえある。その度に記者には「反論できなかった」「勉強不足だ」――といった声がぶつけられる。

 番記者を擁護するつもりはないが、橋下市長は役所を代弁して意見を述べることができる立場である。一方、記者たちが会社代表として持論を披露することはできないのもたしかだ。

 番記者の一人がいう。

「それが記者の弱みだとわかっていて、そこに付けこむのが橋下流。質問には相当神経を使わなくてはいけない。例えば『これから○○さんと会うようですが、何を話す予定ですか』には、『これから話をするんだし相手に失礼じゃないか』と。『皆さん、あの記者にもっと考えて質問するよう教えてあげて』と橋下市長が皮肉った記者がネットで名指しされ、恥を晒されてしまう。記者が発言を躊躇するのも無理はない」

 記者クラブでは、いつのまにか厳しい質問を浴びせる機会は減少。橋下市長中心にメディアが回るようになっているという。

マリサ
記事では一連のMBSの報道を巡り、一連のやり取りを「ネットでは『橋下さん、その通りだ』『よく言った』との声が多かったんですが、おかしいなって思う場面がたくさんあるんです。例えば記者に『私の質問に答えられないようならこの会見に来るな』と言っている。政治家の説明責任と、記者が読者に対してする説明責任は次元が異なる問題でしょう。橋下さんは論点をすり替えるのが巧い」と擁護。


マリサ
続いて「橋下市長は役所を代弁して意見を述べることができる立場である。一方、記者たちが会社代表として持論を披露することはできないのもたしかだ。」「それが記者の弱みだとわかっていて、そこに付けこむのが橋下流。質問には相当神経を使わなくてはいけない。」「橋下市長が皮肉った記者がネットで名指しされ、恥を晒されてしまう。記者が発言を躊躇するのも無理はない」と反論しているんだぜ。


レイム
これこそ論点のすり替えじゃない?
そもそも問題は、「記者がリサーチ不足で見当違いの質問を繰り返した」と、あたかも「橋下氏が質問に逆切れした」かのようにやり取りを改竄したことにあるわけだし。


マリサ
そう、これ橋下氏に対して「論点のすり替えだ」と書いているけど、その主張自体が論点のすり替えになっているんだぜ。


マリサ
こういう事ってマスコミ関連ではよくあってな、あの業界の人ってなぜか「自分には相手に質問をする権利があるが、相手には自分に質問をする権利がない」と勝手に思い込んでいるんだぜ。
だからこの件みたいに、質問を返されると「不当だ」と感じるわけだ。


正義の押し売り


レイム
それで次は「正義の押し売り?」またこれもかなり「アレ」な副題ね。


マリサ
マスコミが「アレな業界」なのはいつもの事だが、今回の件はその中でもひときわ「アレな記事」だぜ。
まあまずこの記事を見てくれ。

「仕組まれた桜」
共同通信/47NEWS 2012,04.11
https://www.47news.jp/47reporters/himekuri/313950.html

各地から「桜満開」の便りが伝わってくる。この国の人々の桜に対する思い入れは尋常でない。
毎年この時期の花見にかける熱意。それは、桜が日本人の心情に深く結びついているからだといわれる。
日本列島の春を象徴する花木で、パッと咲いてパッと散る。その美しさ、潔さ、はかなさが武士道と重ね合わされたり、時には戦争や軍隊のイメージと結び付けられたりした。浅野内匠頭切腹する場面でハラハラ散る桜は、あだ討ちドラマである「忠臣蔵」の悲壮感を決定づけているし、沖縄決戦に向かう戦艦大和は、乗員が満開の桜を見つめながら出航するシーンで、その後の悲劇的な運命が暗示される。

 そして、学校の卒業と入学の時の桜。どんな学校にも、校門や校庭に桜があった。咲き誇り、静かに散る桜は、卒業生や入学生を見送り、出迎えた。私たちの記憶の中には、そんな桜の映像が残っている。出会いと別れ、生と死…。いつでも、桜は人々の感情をかき立てる「装置」だった。

 しかし、それには背景と仕掛けがある。一例を挙げれば、明治のはじめ、日本の学校のほとんどは欧米と同様、9月入学だった。ところが、旧制高校や他の上級学校が、同じ秋入学の陸軍士官学校海軍兵学校などとの間で生徒を取り合い、競争が激化した。それで「先に優秀な人材を」と、4月入学に早めたのだという。桜との縁もそれからのことだ。

 「桜の花は戦死を美化するために導入された」―。大貫恵美子氏の「ねじ曲げられた桜」(2003年、岩波書店)は、日本の軍国主義体制が進む中で、桜に意図的なイメージが与えられたことを詳述している。
「桜の花のように、若者は天皇のために自分たちの命を犠牲にするが」「の桜の花に生まれ変わることを約束された」という。「貴様と俺とは~」の歌い出しで知られる軍歌「同期の桜」の歌詞は、はっきりそのことを示している。

そしていま、靖国神社には桜の標準木があり、その花びらの開き具合で、気象庁は東京の桜の開花宣言をする。これも「仕組まれた桜」の物語の名残りといっていいかもしれない。(終わり)


マリサ
共同通信の2012年4月の記事なんだが、タイトルからして「仕組まれた桜」となっていて、 「桜の花は戦死を美化するために導入された」「日本の軍国主義体制が進む中で、桜に意図的なイメージが与えられたことを詳述している」としていて、「靖国神社には桜の標準木があり、その花びらの開き具合で、気象庁は東京の桜の開花宣言をする。これも「仕組まれた桜」の物語の名残りといっていいかもしれない。」と〆ているぜ。


レイム
これ、要するに「明治後半から戦中まではソメイヨシノにそういうイメージがあった」というだけよね。
過去動画の「ソメイヨシノの○○起源説(特別編)」でも説明したように、桜を愛でる文化はそれこそ日本に紀元前からあったわけだし。


マリサ
そうだぜ。
そもそも文化に対するイメージなんてその時代背景でかなり変わるわけだし、今時「桜の花のように、若者は天皇のために自分たちの命を犠牲にするが」「靖国神社の桜の花に生まれ変わることを約束された」なんてイメージをソメイヨシノから連想する人なんてほとんどいないぜ。


マリサ
もっと厳密にいえば、1930年代や1940年代、1950年代や1960年代における桜のイメージと、現代における桜のイメージにも、歌や創作物で言及される内容を比較すればそれぞれ違いがあるはずだぜ、


レイム
そうよね。
というか、こういう話題をする人って、文化には多面性があるって事が理解できないのかしらね?


マリサ
そして次はこれだぜ
きょうは八つ当たり
共同通信/47NEWS 2012年5月21日
https://www.47news.jp/47reporters/himekuri/313934.html

 けさの金環日食は、私の住んでいる地域では小雨まじりの天気で、雲の切れ間から2,3秒見えただけだった。
きれいな輪になってはいたが。

 それにしても、人々の関心の過度の集中はなんとかならないものかと思う。900年ぶりというのだから、非常に珍しい自然現象であることはたしかだし、子どもたちに科学的な興味を抱かせるにはいいチャンスかもしれない。
しかし、ワイドショーが「世紀のイベント」とはやし立て、多くの人が、「お祭りだ」と大はしゃぎで跳ね回る。
便乗商法や結婚式まで現れる。いくらなんでも騒ぎすぎだ。

 あすの東京スカイツリー開業も大騒ぎになるだろう。ただ、金環日食を見なくたって、スカイツリーに行かなくたって、われわれの生活に変わりはない。こう書けば無粋といわれるかもしれないが「みんなやってる」が「自分もやらなくちゃ」に簡単に結びつくのが、わが民族の昔からの特色だ。すぐ、オリンピックやワールドカップの時のように「日本中が注目している」ことになってしまう。

 魅力的な俳優が登場すれば、ドラマ・バラエティー・CMと、テレビで顔を見ない日がないようになる。かわいい子役が人気になれば、その子以外の子役は世の中に存在しないようになってしまう。そして、しばらくたつと忘れ去り、別の人物に関心を移す。その繰り返し。

 ついでに言わせてもらえば、この「関心の横並び」は、いまも何かあるたびに聞かれる「感動をありがとう」というフレーズとも関連する。感動は、あくまで本人が「する」ものであって「させてもらう」ものではない。さらに、感謝の対象になっているのは、ほとんどプロの人たちの存在や行為。彼らが人を「感動させる」のは当たり前ではないか。

それもこれも、日常や現実に夢や希望を持てないまま、それを紛らすためにも、そして、大勢との一体感を得るためにも、一瞬の娯楽に自分も“乗る”しかない―そんな社会なのだろう。

 でも、その陰で、消費税値上げは着々と現実化していくし、東日本大震災の復興は遅々として進まず、原発は、事故がなかったかのように、再稼働を始めつつある。それ以上に、個人の課題は山積みだし、対応は喫緊だろう。

 そんな時に金環日食だの、スカイツリーだの…。ほかに考えることがあるだろう、と言いたい。という八つ当たりできょうは失礼。


マリサ
同じく共同通信の2012年5月の記事なんだが、当時スカイツリーの開業や金環日食が話題になっていた件に関して、「消費税値上げは着々と現実化していくし、東日本大震災の復興は遅々として進まず、原発は、事故がなかったかのように、再稼働を始めつつある。それ以上に、個人の課題は山積みだ」「そんな時に金環日食だの、スカイツリーだの…。ほかに考えることがあるだろう、と言いたい。」なんて書いているんだぜ。


レイム
その人がどう考えようと何に注目しようと、それはその人の勝手だけどさ、この人が消費税値上げや原発問題に注目しているからって、スカイツリー金環日食に注目している人に「ほかに考えることがあるだろう、と言いたい」なんてマウントをとるのはどうなの?


マリサ
まあそうだよな。
この動画の最初の注意書きにもあるように「自身の常識が相手にとっても常識とは限らない」んだぜ。


マリサ
でもさっきの橋下氏の事例と同じで、記者って変な特権意識を持っている人が結構な数いてな、こういう「飲み屋で絡んでくるめんどくさい人」みたいなことを素面で、しかも紙面でやってしまう人が度々出てくるんだぜ。


レイム
たしかに、これは「正義の押し売り」以外の何ものでもないわね。
日本有数の通信社の記者が、通信社の名前でこんな「余計なお世話」をしているわけだし。


イデオロギー的過ぎる


レイム
で、今度はどんな内容なの?


マリサ
最初は毎日新聞の記事からだな。

特集ワイド:「愛国」の名の下の罵詈雑言 「心の余裕」なくなった?
毎日新聞 2012年10月11日
https://web.archive.org/web/20121012112938/http://mainichi.jp/feature/news/20121011dde012040088000c.html

◇戦争知る世代減少、引く経済の停滞

 売国奴国賊−−最近、やけに物騒な、時代がかった言葉が週刊誌やネット上に飛び交っている。尖閣諸島竹島など領土問題に関する政治家や有名人の発言に反応しているらしいのだが、なぜこんな“過剰”な物言いが広がっているのか。【藤田祐子】

 集中砲火を浴びたのは、中国国営中央テレビが9月21日に放送した野中広務自民党幹事長(86)へのインタビュー。「日本政府の不法な『尖閣購入』による関係亀裂を日本の元官房長官が中国におわび」と題したニュースで、野中氏が日本語で「こんな不幸な事件が起きたのは、まったく日本の人間として恥ずかしい。中国の皆さんに大変申し訳ないと心からおわびを申し上げる」と述べるシーンが流れた。ニュースは中国語で、談話も一部のため「不幸な事件」が何を指すのか、日中戦争なのか尖閣諸島の国有化なのか、はっきりしない。だが「謝罪した」という一点で非難が集中。批判をまとめたサイトが10以上作られ、転載された動画のコメント欄には、差別語や「犬」「売国奴」などの書き込みが相次いだ。

 民主党藤井裕久財務相(80)は同月23日、NHKの討論番組で、中国との向き合い方について「中国にも韓国にも昔の日本に対するものが残っている。歴史を若い人にもっと勉強していただきたい」と発言。週刊誌で「親中派の熱烈応援」と批判され、ブログなどでもあげつらわれた。日中国交正常化40周年を機に中国側に招かれ9月下旬に訪中した自民党高村正彦元外相(70)も、訪中しただけでネットで「弱腰外交」「売国三昧(ざんまい)」とののしられている。

 冷静な議論もあるが、怒りを投げつけるだけのものも多い。


「こと外交に関しては、民意のほうが政府よりも強硬で、対外的に強くあれという愛国主義的な主張に傾く『対外硬(たいがいこう)』の傾向は、明治以降の近代日本でずっとあったことです」。「中国化する日本」などの著書がある歴史学者の與那覇潤(よなはじゅん)愛知県立大准教授はそう話す。

 プロの外交の現場は常に駆け引きや妥協と一体で、100%の「勝ち」はない。対して、自らの立場だけを主張すればよい国内世論では政府よりも強硬派が主流となるのは自然だという。「特に、言論の自由が国家に制限された明治期や戦前は、『愛国ゆえに要求する』と強調して訴えることが、弾圧を避けるうえでも有効な手段でした」

 しかし、民主化していない中国はともかく、今の日本で、「愛国」の名の下に、罵詈雑言(ばりぞうごん)まで飛び交うのはなぜか。

 背景には、冷戦構造の崩壊以降、日本を取り巻く世界の枠組みが大きく変わったことがある。「対アジア外交ではこれまで、第二次大戦のしょく罪意識や経済的な優越ゆえの“心の余裕”が、強硬論のみに傾かせない緩衝となってきた。それが90年代以降、戦争を知る世代の減少による加害者意識の衰弱や、中韓の経済的台頭と日本の停滞などで構造が変わります。そこへ、今回の日系企業への焼き打ちのような、どうみてもこれは中国側が『加害者』だろうという事態が起きたことで、一気に被害者感情に反転し、軍事的強硬論が噴き出してきたといえます」(與那覇さん)

 これまでは「上から目線」で譲歩する、という特殊な関係にあった対アジア感情が、経済的余裕がなくなったために強硬論に傾いたとみるのだ。「同時に55年体制の終わりや業界団体の弱体化で、政治家の地位が漠然とした『民意』のみに依存し始めたため、『民意の批判』に対して非常にもろくなった。政治家が民意を恐れて、特定の反応しか示しにくくなっている、という状況はあると思います」


 藤井元財務相の事務所は「批判されて立場や意見を変えたということはありません」としているが、野中氏の事務所は「取材申し込みが相次いでいますが、十分な時間が取れず、さらなる誤解を招く恐れがあるので」として、口を閉ざしている。

 政治家だけではない。映画「ラブレター」が韓国で大ヒットした岩井俊二監督(49)は9月18日、短文投稿サイト「ツイッター」で「中国や韓国での反日教育をどう思っていますか」と質問を受け、「侵略された国がまだ怒っていても当然」とし、「こういう時は国境を越えて同じ気持ちの仲間が連帯して今の平和を守らないと」などと書いた。発言は韓国の新聞で紹介されて注目を集める一方、日本では批判が集中。岩井監督は同23日、「僕の意見なんか平和を願う日本人のごくごく平凡な意見。そういう意見が誰もがもっと自由に語り合える環境が大事だと思うんだが」と書き残して主な発言を削除した。

 「『嫌な空気』を感じることがある」と話すのはノンフィクション作家の吉永みち子さん。新聞各紙の1面トップがそろって反日デモ激化と尖閣諸島問題だったことに「(大ニュースだが)見事に同じ内容で、不安を覚えた」とコラムに書いたところ、友人から「そんなことを書いて大丈夫?」と気遣われたという。


 「領土問題だけではなく、『たばこを吸う人が許せない』や『電車内のベビーカーは邪魔』など、ネガティブな『嫌う権利』が強くなり、逆の立場は声を出しにくくなっている気がします。重要なのは多様な意見があることではないでしょうか」。考え方の違う存在を認めず、自分にとって都合の悪いものは社会から抹殺する、という姿勢に疑問を持たない人が増えたとしたら、それは不気味だという。「友人は、大多数の感情の流れと異なることを言うと批判されるのではと心配してくれた。かつて、日本にもものが自由に言えない時代があった。それは強制ではなく、こんな形で訪れるのだと実感してぞっとしたのです」

 この息苦しさを振り払う手立てはないのだろうか。吉永さんは「口をつぐまないこと」ときっぱり。與那覇さんは「ある選択をしたら次はどうなるかを、具体的に想像してゆくしかない」と話す。「互いに譲歩しないなら、戦争するのか。その場合、どうやって勝つのか。勝った後、得た島をどう確保し続けるのか。その負担は元が取れるのか。それで、望む結末がやってくるのか。頭を冷やしてひとつずつ、考えてみませんか」

 短慮の先には敗北しかない。


マリサ
一連の尖閣問題に関連して、日本政府が尖閣諸島の買い入れをした件で、故野中広務氏が中国に「謝罪」をした件に関して、「売国」とか「国賊」という言葉が出てきたという事を批判している記事だぜ。


マリサ
そして記事では「中国の経済的な台頭で被害者意識を作り出し軍事的強硬論が噴き出した」とか、「これまでは「上から目線」で譲歩する、という特殊な関係にあった対アジア感情が、経済的余裕がなくなったために強硬論に傾いた」とか書いているぜ。


レイム
まあ、売国とか国賊って単語はレッテル貼りにつながるからひかえるべきだし、批判をするのなら以前から説明しているようにレッテル貼りではなく「自分がなぜ正しいのか」を説明するべきだけど、「日本に経済的余裕がなくなったので強硬論が出てきた」という主張もただのレッテル貼りよね。


マリサ
そうだぜ。
過去動画の「尖閣諸島はなぜ日本領?」で解説したように、尖閣諸島は間違いなく日本領だから中国の理不尽な恫喝には毅然とした態度になるのが当たり前だし、この件で経済云々を持ち出すのは明らかに論点のすり替えだぜ。


マリサ
しかも記事では最後に「互いに譲歩しないなら、戦争するのか。その場合、どうやって勝つのか。勝った後、得た島をどう確保し続けるのか。その負担は元が取れるのか。それで、望む結末がやってくるのか。頭を冷やしてひとつずつ、考えてみませんか」と〆ているが、これ一見すると平和論のように見えるが実は全く違うんだぜ。


レイム
どういう事?


マリサ
一見すると両成敗的などっちもどっち論に見えるが、実際問題この主張って中国がやっている国際法無視の軍事的挑発や恫喝と、それを阻止するための日本による「国際法に沿った」軍事的対応を同列に扱っているんだぜ。


レイム
ああたしかに、これ要するに前提の異なる2つの事例をあたかも同じことのように印象操作しているから、いわゆる「燻製ニシンの虚偽」よね。


マリサ
そう、そしてこれこの2つを同列に扱っているうえに、日本にのみ「自制を求めている」わけだから、事実上中国による軍事的恫喝を容認する、視点を変えると非常に好戦的で問題の軍事的解決を容認する内容って事になるんだぜ。


レイム
なるほどね。
そしてここまで「偏っている」のに、当人たちはそれに全く気付いていないと。


マリサ
そういう事だぜ。
そして最後はお待ちかね、みんな大好き朝日さんの登場だぜ。

天声人語
朝日新聞 2012年5月3日
https://web.archive.org/web/20120503013601/http://www.asahi.com/paper/column20120503.html

 小欄には多くのご意見をいただく。不完全な人間が限りある時間と紙幅で書く話だけに、どんなご指摘もありがたい。匿名の声ほど言葉は荒いが、いかに一方的でも、言論による訴えは歓迎だ▼朝日新聞阪神支局が散弾銃で襲われ、記者2人が問答無用で殺傷されて25年になる。脅迫文に「われわれは本気である。すべての朝日社員に死刑を言いわたす」とあった。いきなり戦場に引き出された思いで、負けられぬと誓ったものだ▼同世代の小尻知博記者(享年29)とは家族の年齢もほぼ重なる。父上は昨夏、83歳で旅立った。妻裕子さん(52)はピアノ教師を続け、娘の美樹さん(27)はテレビ局で働く。かたや目出し帽の男は生死も不明、数ある未解決事件の中でも見たい顔の一つだ▼一連の襲撃で彼らが目の敵にしたのは、本紙の論調だった。この国の風土や文化を愛し、歴史のほとんどを誇り、日本語を相棒とする新聞が「反日」のはずもないのだが、ともあれ言論へのテロである▼この四半世紀、インターネットの登場で、表現の自由をめぐる環境は一変した。65歳の憲法21条に守られ、自由を謳歌(おうか)するネット世界。そこで言論テロといえば、大手メディアによる言論「圧殺」も指すらしい。新聞やテレビはすっかり敵役だ▼大手だろうが個人だろうが、異論を許さぬ言説は何も生まない。社会を貧しくする、言葉の浪費である。誰もが発信できる言論空間を守り育てるためにも、形を変えて横行する「覆面の暴力」に用心したい。

マリサ
朝日新聞の顔ともいえる天声人語の2012年5月の記事なんだが、近年朝日さんが枕詞のように使っているいわゆる「赤報隊事件」を取り上げたうえで、「この国の風土や文化を愛し、歴史のほとんどを誇り、日本語を相棒とする新聞が「反日」のはずもないのだが、ともあれ言論へのテロである」と自賛しているぜ。


マリサ
そのうえで、ネットの登場で新聞やテレビがすっかり「言論を圧殺する」敵役になったとしていて、「誰もが発信できる言論空間を守り育てるためにも、形を変えて横行する「覆面の暴力」に用心したい」と、暗にネットの匿名性を批判して〆ているぜ。


レイム
これもかなりおかしいわね。
そもそもマスコミが批判される主な原因は、これまでの動画で何度も指摘してきたように、あからさまな捏造や誤報をしても一切謝罪しないどころか、問題があった事すら認めなかったり、同業他社の不祥事を報じない「庇いあい体質」とかが原因なのだし。


マリサ
そうなんだぜ。
そのうえで朝日や毎日が「反日」と言われるのは、さっきの毎日の事例みたいに、表向き中立を装いながら中国や韓国の側に立つ報道を繰り返しているからだぜ。
ネットを通じて実際の事実関係なんてとっくに広まっているから、強引に相対化しようとしても不可能なのにな。


レイム
そうよね。
そして現在朝日が批判されるのは、ネットが一般に普及するはるか昔の赤報隊事件とは全く動機も背景も異なるのに、あたかも現在の自分達へ向けられた批判が「赤報隊事件と同じ」であるかのように印象操作しているから、余計に嫌われるのよね。


マリサ
実際に問題を起こしているから批判されているのに、それを政治的イデオロギーの問題にすり替えて、自分達に都合よく矮小化するから余計に嫌われるんだが、彼らにはそれが理解できないことをこの記事が端的に証明しているわけだ。


今回のまとめ
・橋下氏とMBS記者のやり取りが都合よく改竄された
・共同記者による政治思想の押し売り
・マスコミは自分達への批判を自分達に都合の良い内容に改竄してしまう


レイム
今回の事例を見ていると、マスコミ業界にとって事実関係なんてどうでもいいって事がよくわかるわね。


マリサ
そうなんだぜ。
今回の事例を見ても、彼らは問題を起こして批判されても批判の内容を自分達に都合の良い内容に勝手に変えてしまうし、そのうえ共同通信の事例みたいに、「自分達が持っている問題意識を民衆が持たないのはおかしい」という変な勘違いをしているんだよな。


レイム
なんというか、今回の事例を見て、改めてあの業界が自分達に向けられた批判をどう認識しているかがよくわかったわ。


マリサ
2012年という年は、それがネットを通じて世間に広まった年でもあるんだぜ。
そしてマスコミ業界は業界全体が余計に信用を失っていったわけだ。


マリサ
そんなわけで今回の本編はここで終わるぜ。


レイム マリサ
ご視聴ありがとうございました。


大口
おつかれ~


大口
今回も長くなりすぎたのでおまけはないよ。


レイム マリサ 大口
またらいしゅ~



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