さて、今回はお正月特番第二弾、第三回お笑いマスコミグランプリです。
投稿動画
YouTube版
https://youtu.be/rXmGMQ51fCM
以下は動画のテキスト版。
注意
・この動画は「マスコミ問題」を扱っています
・「マスコミ問題」ですので、イデオロギーや属性等は一切関係ありません
・「特定の国との特別な関係」は問題の枝葉です、主問題は業界の体質です
・自身の常識が相手にとっても常識とは限りません、「他者がそれを見たらど
う思うか」という客観性を常に持ちましょう。
・日常生活で注意する程度には言動に注意を心がけてください
・リクエストは原則受け付けていません
・引用ソースへのリンクが同時掲載のブロマガにあります
・毎週土曜日更新
レイム マリサ
ゆっくりしていってね。
マリサ
さて、今年も始まりました第三回お笑いマスコミグランプリ、司会のマリサだぜ。
レイム
アシスタントのレイムよ。
マリサ
今年も特設会場として近所の公民館の一室を借り切って開催していくぜ。
レイム
それではまず審査員の紹介から始めるわね。
審査委員長うp主、副審査委員カグ太、審査委員匠さん、審査委員遠田さん、以上の4名による厳正な審査で2020年のジャーナリスト日本一を決めていく事となるわ。
マリサ
それと、審査には加わらないが応援団として、グレイさん、蛾男さん、アーカム召喚代行サービス社の営業課長さん、更に今年も入室を断られてしまったのでモニター参加のカリコテリウムのカリちゃんの4名が駆けつけてくれたぜ。
レイム
それと、今回事前にお知らせがあるのよね?
マリサ
おっとそうだったぜ。
最近めきめきと存在感を強めている「武闘派」の共同通信さんなのですが、今回惜しくも大会レギュレーション違反で予選落ちしてしまったんだぜ。
レイム
レギュレーション違反?
マリサ
そうだぜ。
共同通信さんは「暴力団幹部の裁判をナイフ持参で傍聴しようとして逮捕された」というネタでエントリーしたのですが、この逮捕された人物は共同通信に「入社は決まっていた」が、病気療養で1年入社を延期しており、「内定はしていたがまだ社員ではなかった」ため、大会のレギュレーションに引っかかり失格となってしまったんだぜ。
レイム
それは残念。
マリサ
共同通信さんといえば、体の硬さを利用した強烈な後ろ回し蹴りである「門柱蹴り」や、今や継承者が殆どいないとされる「吸いが乱舞」で有名なのですが、今回は残念ながら決勝に残ることができませんでした。
レイム
「次回に期待」という事ね。
マリサ
残念ながらそうなってしまうぜ。
それでは、今回勝ち残った芸人たちによる決勝戦を見ていく事にするぜ。
読売新聞
レイム
エントリーナンバー1、読売新聞よ。
マリサ
なんといきなり5人の四天王の一角、読売新聞さんです!
読売さんは「地味キャラ」としてイメージが確立してしまっていますが、ここでそのイメージを覆せるのでしょうか、それではネタをお願いします。
警察官に唾吐き公務執行妨害で逮捕 読売新聞がソウル支局記者を懲戒処分
文春オンライン 2020年10月22日
https://bunshun.jp/articles/-/40868
読売新聞ソウル支局の記者(34)が7月中旬、公務執行妨害の容疑で韓国当局に逮捕されていたことが、「週刊文春」の取材でわかった。
逮捕されたのは、ソウル支局のA記者。7月14日未明、ソウル市内の自宅マンション前で泥酔したA記者は、駆け付けた警察官の顔面に唾を吐いたという。公務執行妨害の容疑で現行犯逮捕され、数時間後に身柄は釈放された。
読売関係者が明かす。
「A記者は逮捕されたことを支局に報告していませんでした。逮捕後も署名記事を書くなど、何食わぬ顔で仕事を続けていたのです」
ところが、9月7日を最後に署名記事の出稿はストップ。その3日後の9月10日、A記者はソウル中央地方裁判所に公務執行妨害罪で在宅起訴された。
「この段階でようやくA記者は会社に事案を報告。それを受け、出勤停止処分が下されました」
A記者は2008年に入社後、地方支局を経て、2013年に政治部に異動。二階俊博総務会長(当時)の番記者や、防衛省の担当記者などを務めた。
「もともと国際部志望だったA記者は2017年9月、念願叶ってソウル支局に赴任します。日韓関係の悪化や北朝鮮情勢の緊迫化もあって、連日のように署名記事を出稿していた。将来的には、ワシントン支局やニューヨーク支局への異動も期待されるなど、“国際部のエース記者”と言っていい存在でした。今回の不始末で、エリートコースからは外れてしまうことになるでしょう」(別の読売関係者)
ただ、事態を把握してからおよそ1カ月、読売新聞はA記者の逮捕及び在宅起訴を発表していこなかった。
「読売新聞は社員の不祥事に厳しい。自社の記者が逮捕・起訴された事案はこれまで率先して報道してきました。ところが、今回は一切報道がなかった。社内では『日韓関係の悪化を危惧しているのか』などと取り沙汰されるほどでした」(同前)
https://bunshun.jp/articles/-/40868?page=2
「週刊文春」への回答翌朝に掲載されたお詫び記事
「週刊文春」は10月12日(月)午前10時、読売新聞にA記者の逮捕及び在宅起訴に関して事実確認を求める質問状を送付。読売新聞グループ本社広報部からは同日夜の午後11時41分、以下のような書面回答があった。
「お尋ねのソウル支局記者については、今年7月14日未明、酒に酔って帰宅したソウル市内の自宅マンション前で騒ぎ、駆けつけた警察官に唾を吐くなどしたため、現行犯逮捕され、数時間後に釈放されました。9月10日付でソウル中央地裁に在宅起訴され、読売新聞東京本社は同25日付で出勤停止15日の懲戒処分にしました。
なお、逮捕容疑、起訴罪名は公務執行妨害だけであり、記者本人の精神的な状況や懲戒処分期間が終了していなかったことを踏まえ、これまで報道を控えていたものであって、日韓関係を考慮したわけではありません。本紙記者が在宅起訴されたことを重く受け止め、ご迷惑をおかけした方々に深くおわびします」
この回答が「週刊文春」編集部に届いた翌朝、読売新聞10月13日付朝刊社会面で、A記者の懲戒処分を発表。「記者本人の精神的な状況や懲戒処分期間が終了していなかったことを踏まえ、これまで報道を控えていました」と、逮捕の事実などを発表してこなかったことを釈明する記事を掲載した。
10月15日(木)発売の「週刊文春」では、A記者の人柄や担当記事、事件の経緯などについて報じている。
マリサ
こ、これは!
2020年7月、読売新聞ソウル支局の記者が、自宅マンション前で泥酔し騒ぎを起こし、警官を呼ばれたのですが、駆け付けた警察官の顔面に唾を吐き公務執行妨害で逮捕されたという事例です。
レイム
お酒って怖いわね。
マリサ
これは2020年に芸人界で流行した「イキり芸」というやつだぜ。
読売新聞、果敢にも最近の流行をふんだんに取り入れ「地味キャラ」からの脱出を狙います。
それでは審査員の皆様、点数をどうぞ
大口 7
カグ太 9
匠 6
遠田 4
レイム
7点、9点、6点、4点、合計26点
マリサ
うーん、これはちょっと微妙な数字が出てしまいました。
審査員長のうp主、解説をお願いするぜ。
大口
これなんですが、発想としてはいいのですが、あくまでこれは記者単独の「個人技」の域を出ていないんですね。
流行を追ったのはいい傾向ですが、ネタ自体のスケールが小さいためイキり芸の真価を発揮しきれていません、そこが減点ポイントです。
マリサ
う~む…。
これは辛口の採点、読売さん一応暫定1位です。
それでは次の方どうぞ。
東京新聞
レイム
エントリーナンバー2、次は東京新聞よ。
マリサ
おおっと!
これは何という事でしょう、共同通信の門下生の一人、東京新聞が決勝に残っていました。
東京新聞さんは師匠の無念を晴らせるのか!?
それではネタをどうぞ。
机を叩き、怒鳴りつけ、資料を奪おうと……東京新聞記者の異常な取材方法に厚労省が激怒
デイリー新潮 2020年10月4日
https://www.dailyshincho.jp/article/2020/10041700/?all=1
抗議文を送付
東京新聞の中澤誠記者は、過労死問題について精力的な取材・執筆を続けてきた。例えば2016年11月29日の「記者の眼」では、「電通新入社員の過労自殺 中沢誠 職場の劣化が人権奪う」という署名記事を執筆している。
その筆力が評価されたのだろう、中澤記者は複数の書籍を上梓している。
14年、東京新聞の同僚記者と共著で『検証 ワタミ過労自殺』(岩波書店)を、翌15年は単著で『ルポ 過労社会:八時間労働は岩盤規制か』(ちくま新書)を出版した。
また19年には、著者名を「東京新聞社会部」とする『兵器を買わされる日本』が文春新書から発売された。
サイト「文藝春秋BOOKS」には具体的な取材・執筆者として、5人の記者名が記載されている。
目を惹くのは望月衣塑子氏の名前だが、この5人の中に中澤記者も入っている。東京新聞の“スター記者”といっても過言ではないはずだ。
また彼が行った講演の様子を伝えたサイトがあり、質疑応答の様子が記されている。
その中で、彼は「望月衣塑子記者が冷遇されないのは、読者からの激励が社に届くからだ」と発言している。
記者の“横暴”
望月記者と中澤記者が、同じ社で働く記者として、強い信頼関係で結ばれていることを示すエピソードだろう。
その他、以下のような発言もある。
《辺野古新基地問題の解決は、法廷闘争では望みが薄い。政府の横暴を止めるには、世の中の大きな声が必要。新国立競技場も、世の中の声が暴走を食い止めた》
ところが、この中澤記者が、厚生労働省の担当者に対する取材で“大暴走”したというのだ。
コロナ関連の取材で、厚労省の担当者を、長時間にわたって怒鳴り散らすなどした。
まず厚労省に取材を申し込むと、事実関係を認めた。
「8月と9月の2回、取材を受けました。それぞれ2人の担当者が対応いたしましたが、両方に出席した者がいますので、合計すると3人になります」
https://www.dailyshincho.jp/article/2020/10041700/?all=1&page=2
延々と面罵
2回とも取材時間は「3〜4時間」(厚労省)と、非常に長いものだったという。
「長時間の取材で、記者の方は大声で担当者を怒鳴ったり、机を叩いたり、担当者が持つ資料を奪おうとしたりと、常識では考えられない行為がありました」(同)
中澤記者は延々と厚労省の担当者を面罵していた。こうなると非常識どころか、異常と言うべきだろう。
「長時間の取材に担当者は困惑し、何より精神的に疲れ果てていました。そこで2人が医療機関を受診したところ、2人が健康被害を受けたことが認められたのです」(同)
厚労省は「症状の具体的な内容は、お答えできません」とするが、精神的なものであることは言うまでもない。
さっそく厚労省は、東京新聞に抗議することになった。もっとも、担当者の健康を脅かされたことが理由ではないという。
「たとえ担当者の健康に問題がなかったとしても、私どもは抗議を行ったと思います。取材中の行為自体が問題だと考えているからです」(同)
東京新聞の回答
「東京新聞の局長宛に抗議文を送りました。文中で『厚労省における取材活動を控えていただきたい』と要請しました」(同)
回答期日を指定して送付した。すると東京新聞は期日内に謝罪と回答を行い、厚労省の要請を受け入れたという。
つまり中澤記者は厚労省の取材が不可能となったのだ。厚労省に確認を求めると、「我々の要請を受け止めてくれたと考えている」と話す。
これで一件落着、と思いきや、である。改めて、東京新聞に取材を申し込むと、編集局から文書で回答があった。まずは全文をご紹介しよう。
《本紙紙面に記事を掲載する予定です。》
中澤記者は2016年2月、ネットメディア「THE PAGE」に「“退社8分後に出勤”で考える過労社会の処方箋『インターバル休息』制度」を寄稿している。
内容はタイトルの通り、《退社してから次に出社するまで、11時間以上空けることを企業に義務付けるもので、「インターバル休息制度」》を紹介したものだ。
謝罪記事の掲載
この署名記事の中に、以下のような一節がある。
《社員の健康を害してまで仕事をさせることを是としていいのか――》
どうしても、《厚労省の担当者の健康を害してまで仕事をすることを是としていいのか》と読み替えたくなってしまう。
東京新聞は電子版などで10月4日、「東京新聞が厚労省に謝罪 記者が取材で暴力的行為」という記事を配信した。
《東京新聞記者が9月、厚生労働省の職員を取材した際、机をたたいて怒鳴るなど暴力的な行為をし、編集局は厚労省に謝罪する文書を出した》
記事の文末には、編集局次長がお詫びするコメントが掲載されている。
マリサ
記事によると、東京新聞の「望月衣塑子氏と同列のスター記者」がコロナ関連で厚労省に取材を行った際に「数時間にわたり大声で担当者を怒鳴ったり、机を叩いたり、担当者が持つ資料を奪おうとしたりと、常識では考えられない行為」をしたとして、厚労省に訴えられたという事件だぜ。
レイム
東京新聞も流行を追って「イキり芸」なのね。
マリサ
しかも記事には続きがあって、この記者の恫喝を受けた職員が精神的なダメージで健康を害してしまい、東京新聞は厚労省から訴えられたそうだぜ。
流石東京新聞のスター記者、やることがダイナミックだぜ、これは高得点が期待できるぜ。
それでは審査員の皆様、得点をどうぞ!
大口 8
カグ太 9
匠 8
遠田 7
レイム
8点、9点、8点、7点、合計32点。
マリサ
おおっと?
これは意外に点数が伸びていません、どうしたことでしょうか、審査委員長解説をどうぞ。
大口
これはですね、イキり芸としてはかなり完成されていますし、東京新聞を代表する記者のネタとして評価も高いのですが、やっていること自体はただの「恫喝」、個人技の域を出ないんですよ。
やはりスケールの小ささがネックですね。
マリサ
うーむ、これもちょっと辛口。
今年は審査基準が厳しいようです、しかし東京新聞さんは暫定1位、全体的に基準が厳しいとすると「もしかしたら」があるかもしれません、まだあきらめずに希望を持ちましょう。
東京新聞さんありがとうございました、それでは次の方どうぞ。
沖縄タイムス
レイム
エントリーナンバー3、次は沖縄タイムスよ。
マリサ
おっと?またもや共同通信の門下生、しかも元からイキり芸を得意とする沖縄タイムスさんです。
沖縄タイムスさんは「はんしゃ新聞」と呼ばれるほどのイキり芸の名手として知られているそうですから、これは期待が持てます。
それでは沖縄タイムスさん、ネタをどうぞ。
「全国最大規模の詐欺事件に発展する可能性」 持続化給付金詐欺に手を染めた沖縄タイムス社員の“素顔”
文春オンライン 2020/09/25
https://bunshun.jp/articles/-/40442
新型コロナウイルスによる経済的打撃を受けた事業者を対象とした支援策である持続化給付金の不正受給が、全国で相次いで発覚している。
9月16日には愛知県警が、受給資格のない他人名義で持続化給付金を申請してだまし取ったとして名古屋市内の会社役員の男ら3人を詐欺容疑で再逮捕している。県警は男らが指南・代行した不正受給が総額4億円にのぼるとして、捜査を続けている。
また神戸地検は9月1日、持続化給付金を不正受給の容疑で逮捕されていた神戸市内の男ら3人を詐欺罪で起訴している。彼らが不正受給した給付金は、総額1億5000万円超にのぼるとみられている。
沖縄で多発する給付金不正受給の現状
そんななか、全国で最大規模といえる「同時多発的不正受給」に激震が走っているのが沖縄だ。
【コロナ給付金不正で5億円取得か 那覇の税理士 うその申請1800件】
9月10日、「沖縄タイムス」の紙面に、そんな見出しが踊った。記事では、那覇市内の税理士の「男」が合計1800件の虚偽申請に関与した疑いがもたれており、「男」の事務所など複数の関係先が家宅捜索されたことを伝えている。
逮捕前の段階で、「男」と呼称しているところに、沖縄タイムスはこの税理士の逮捕も近いと踏んでいたことがうかがえる。税理士へのガサについてはライバル紙の「琉球新報」も伝えているが、税理士の呼称は「人物」「男性」となっていることと比較しても対照的だ。
さらに沖縄タイムスは9月12日、【税理士事務所に“行列” コロナ給付金不正キャバクラなどに情報出回る 「若い女の子やアジア系外国人がひっきりなしに」】という見出しで、「本来対象ではない人の申請も相次いでいたとみられる」と報じた。
https://bunshun.jp/articles/-/40442?page=2
このような沖縄タイムスの積極的な報道姿勢にもかかわらず、今までのところこの税理士が不正受給に主導的にかかわっていた証拠は出てきておらず、逮捕されるにも至っていない。その一方で、同社の社員が警察の捜査の対象となってしまうという皮肉な事態となったのだ。
なぜ、沖縄タイムス社員に捜査の手が及んだのか?
「県警がくだんの税理士事務所から押収した資料の中から、沖縄タイムスの総務局付課長で関連会社に出向中だった40代男性社員Mの申請書類が出てきたんです。警察による捜査の手が及びつつあることを知った男性社員は、9月11日に警察に出頭し、事情聴取を受けていたようです」(県警担当記者)
こうした事態を受け、沖縄タイムス社は、9月12日夜に記者会見を開き、Mが持続化給付金100万円を不正受給したことに加え、新型コロナ対策の緊急小口資金と総合支援資金も虚偽申請して計80万円を不正に借り入れていたことも明らかにした。
不正受給を追及すべき報道機関の現役社員が不正受給に手を染めていたこの一件は、瞬く間に全国ニュースとなった。
とくに、日ごろから沖縄タイムス社を「反日メディア」として目の敵にしていた保守勢力を中心に、同社社員の不祥事に大きく反応。実名を公開しない同社に「身内には甘い」といった批判の声も巻き起こった。
しかし、イデオロギーのいかんは問題の本質には関係なさそうだ。取材を進めると、このMのさらに驚愕すべき正体が浮かび上がってきたのだ。
Mは、自らの不正受給だけでなく、社内外の15人前後にも申請の勧誘をしていたことが明らかになっている。これにより、同じ出向先所属の30代男性社員も職業を偽って申請し、緊急小口資金20万円の借り入れを受けていたことが確認されている。
県警は、こうして不正受給を誘われた人物がさらに別の人物に話を持ち掛けて、結果的にMが約40人を不正行為に巻き込んだ可能性があるとみて、調べを進めている。
Mは「仲介料や紹介料は受け取っていない」と主張しているが、いち会社員を頂点とした、まるでマルチ商法のような勧誘の構図はなぜ可能だったのか。
https://bunshun.jp/articles/-/40442?page=3
「Mは、会社員のかたわらでサイドビジネスも行っていたのですが、その実態はマルチ商法そのものだったんです」と話すのは、Mの知人男性だ。
逮捕された社員の不穏な素顔とは
Mの本名でネット検索すると、「R合同会社」なる企業のサイトがヒットする。サイトの記述によると、この企業は、サッカーをはじめとするスポーツデータ解析ソフトの開発販売を行っているという。要はスポーツギャンブルの予想ソフトである。事件発覚まで、この企業の代表者を務めていたのが、Mだったのだ。
「同社はこの予想ソフトをマルチ商法のスキームで販売していました。会社化されたのは昨年10月ですが、すでに数十人の会員がいたようです。Mは、この会員らにも持続化給付金の不正受給を持ち掛けていた。それだけではない。Mは新規会員の獲得の際にも、持続化給付金を餌にしていたようなんです。つまり、不正受給を指南する代わりに、振り込まれた給付金で予想ソフトを買わせていた」(知人男性)
Mは、自社が手掛けるマルチ商法の会員にすることで、不正受給させた給付金を吸い上げていた可能性がある。こうした手口については、拙著「ルポ新型コロナ詐欺」の中でも詳報しているとおり、マルチ商法を手掛ける複数のグループで用いられている常套手段である。
さらに、この知人男性によれば、少し前にはMはアヤシイ仮想通貨への投資も周囲に呼び掛けていたという。
「3年ほど前の仮想通貨バブルのとき、彼は聞いたこともないマイナーコインやICOへの魅力を熱心に語っていた。私も投資を誘われたのですが、断ってよかった。結局、その仮想通貨の案件が仮想通貨バブルの崩壊とともにダメになった結果、予想ソフトを手掛けるようになったようです」
社内での立場を失ったことはもちろん、今後の捜査の進展によっては刑事的責任も問われることになりかねないM。こうした持ち前の山っ気がアダとなったか。
マリサ
記事によると、新型コロナで被害を受けた企業に対して政府が支援する「持続化給付金」100万円を不正に受け取り、更に「新型コロナ対策の緊急小口資金と総合支援資金も虚偽申請して計80万円を不正に借り入れていた」として沖縄タイムスの記者を逮捕したという事例だぜ。
レイム
これは凄いわね。
これまでの2社の「唾吐き」とか「恫喝」とかとは明らかにレベルが違うわ。
マリサ
たしかに、これは「本当に困っている企業」にも迷惑をかけるかなりの「はんしゃ」っぷりだぜ。
しかもこの件には続きがあるぜ。
マリサ
記事によると、逮捕されたこの社員は他の社員などにこの詐欺の「勧誘」を行い別の社員も芋づる式に逮捕されているうえに、どうも副業で「マルチ商法」を行っていたようで、スポーツギャンブルの予想ソフトを販売しており、「手ほどき」をした相手に謝礼代わりとしてこのソフトを買わせていたようなんだぜ。
レイム
え?これ真っ黒過ぎるんだけど?
マリサ
さらにまだ続きがあってな。
レイム
まだ続くの?!
マリサ
沖縄タイムスはこの社員の実名を公表していなくて、「ジャーナリストとしてそれはどうなのか」と問われていたんだぜ。
そしてその件に釈明したのがこれなんだが
ネット上の匿名報道についてのご説明
沖縄タイムス 2020年11月14日
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/663671
ネット上の匿名報道についてのご説明
新型コロナウイルスに関連した持続化給付金について、沖縄タイムス社元社員が不正受給し、詐欺の疑いで13日に沖縄県警に逮捕されました。新型コロナで日常生活の維持が困難になった世帯などの救済を目的とした国の制度を悪用した行為は、法律に反するだけでなく、人々や社会を欺くものであり、許されるものではありません。逮捕容疑が行われた際には社員であり、不正行為をはたらいたことにお詫び致します。
沖縄タイムスでは実名報道を原則としておりますが、事件・事故の報道については紙面上は実名で、ホームページなどでは匿名での報道を基本としております。インターネット上では、一度掲載すると情報が広がって長く掲載され、すべてを消すことは困難です。逮捕で容疑者を実名で報じた後、不起訴や裁判で無罪になったりするケースもあることや、刑期満了後もネット上に長く残り続けることで、当事者が不利益や迷惑を被る恐れがあります。また、近年は「忘れられる権利」の訴えも一部で認められるようになりました。
ただし、ネット報道であっても、例外として政治家や幹部公務員など公的な立場の人、有名人の事件・事故については実名で報じる場合があります。また、多くの犠牲者がでるなど社会に甚大な影響を及ぼすような殺人や連続強姦、放火、子どもが巻き込まれるような重大事件では、実名で報道することがあります。
こうしたネット上の特性を踏まえ、事件・事故の報道は匿名を原則とし、容疑者の顔写真も掲載してきませんでした。
このような基本方針に基づき、今回の弊社元社員の逮捕については、ネット上では匿名報道としております。
沖縄タイムス社
マリサ
これによると、沖縄タイムスは社の方針として「ネット上では一度名前が掲載されると永久に残ってしまい、忘れられる権利が侵害される」として、ネット掲載分に関しては匿名を基本としているそうなんだぜ。
マリサ
そのうえで、「ただし、ネット報道であっても、例外として政治家や幹部公務員など公的な立場の人、有名人の事件・事故については実名で報じる場合があります。また、多くの犠
牲者がでるなど社会に甚大な影響を及ぼすような殺人や連続強姦、放火、子どもが
巻き込まれるような重大事件では、実名で報道することがあります。」としているぜ。
レイム
これおかしくない?
一部の人は実名を公表されるという基準があるのなら、他者をさらし者にする以上自身もその基準に沿わないとだめでしょ。
マリサ
そうなんだぜ。
しかも沖縄タイムスの記事を調べてみると、「沖縄県教育庁幹部」が性犯罪で逮捕された事例では匿名なのに、渡名喜村教育長の官製談合の事例では実名と、色々とチグハグなんだぜ。
レイム
うわぁ…。
これ「実名報道されるときがある」がかなり「便利に使われて」いない?
マリサ
その通りだぜ。
そしてだからこそ「高得点」が期待できるぜ。
それでは審査員の方々、得点をどうぞ。
大口 10
カグ太 10
匠 10
遠田 9
レイム
10点、10点、10点、9点、合計39点。
マリサ
おおっと!
これは凄い点数が出ました。
それでは審査員長、解説をどうぞ。
大口
これはですね、「イキり」「はんしゃ」「ダブスタ」と三拍子そろったかなりの完成度の芸です。
特に犯人が単に「詐欺を働いた」というだけでないところもすごいですが、それ以上に沖縄タイムスが実名報道の件で「自分は他者を裁くが自分は他者と同じ基準では裁かれない」という態度を取っていることが特に重要です、まさに今のマスコミ業界を象徴するような態度ですから、非常に評価ポイントが高くなります。
マリサ
なるほど、これは高得点も納得だぜ。
そしてここまで評価が高いと次の人はかなりのプレッシャーになるはずだぜ。
それでは次の方どうぞ。
朝日新聞
レイム
エントリーナンバー4、最後は朝日新聞よ。
マリサ
きたあああああああああああああああああ!
5人のマスコミ四天王最強の存在であり、「爆笑皇帝(エンペラー)」の称号を持つ朝日さんの登場だぜ!
それでは朝日さん、ネタをどうぞ!
コロナ報道におけるテレビ朝日・玉川徹コメンテーターへの疑問
論座/朝日新聞 2020年04月20日
https://webronza.asahi.com/national/articles/2020041800004.html?page=1
生命に関わる問題があぶり出したよろずコメンテーターの限界
在宅勤務の日に朝の情報番組を視聴する機会が多くなり、新型コロナウイルス報道により接するようになった。そこで、午前8~9時台で最も視聴率が高いといわれるテレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」の玉川徹コメンテーターの発言ぶりに違和感をもった。その要因をたどると、出演者個人の問題ではなく、多くの人々の生命に関わる感染症について専門外のコメンテーターが論じること自体の限界があぶり出されたのだと思い至った。
今回の論考は視聴者の立場から感じたことを綴った。玉川氏が他番組のコメンテーターよりも問題があると判断したわけではなく、代表的な情報番組の出演者という立場から取り上げたことを断っておきたい。
https://webronza.asahi.com/national/articles/2020041800004.html?page=2
論理の一貫性の欠如を露呈させたコメント
4月7日に7都府県に緊急事態宣言が出された直後、番組に出演した政治ジャーナリスト田崎史郎氏が外出自粛を要請し2週間後の感染者数増加を抑える方針について「2週間の様子を見てから」という政府の考えを説明した。これに対し、玉川氏は「旧日本軍がやって大失敗した戦力の逐次投入をやろうとしている。投入できるものは一気に投入する。閉めてくださいという要請には一気にお願いする。基本は『家にいる』です」という趣旨の発言をした。番組の演出なのか、田崎氏対玉川氏という二項対立で激論が続けられていった。
ところが、数日前、玉川氏は違う理屈を展開していた。コロナ問題で減収に見舞われた人たちの救済策として、玉川氏は「スピードを優先させまず現金を配る。足りなければまた配ればいい。それを繰り返せばいい」といった主張をした。現金給付については、逐次投入の姿勢を示していた。論理の一貫性の欠如を露呈させていた。発言の信頼性に関わるような変わり身だった。これでは安倍政権を批判するためならどんな理屈をつけても構わない、と受け止められても仕方がない。しかも、無意識なのか、場数を踏んできたたまものなのか、玉川氏は顔色を変えることもなく、強い調子で持論を展開し続ける。
玉川氏は「この件については以前取材したことがあるのですが」としばしば言う。説得力のありかをにおわせる振る舞いといえる。ただ、コロナ問題についてこの言葉は視聴した限りでは聞いたことがないから、感染症については取材した経験がないのだろう。そのためか、新型コロナの検査のあり方や外出自粛などの対処については、連日出演している岡田晴恵・白鷗大教授(感染症学)の主張と同じ立場についているように映る。
3月5日にコロナ問題の特別措置法改正に政府がこだわる理由の識者のコメントを伝えた「モーニングショー」に対し、内閣官房が公式ツイッターで異例の反論をした。このあと、玉川氏は番組で「圧力がかかったことがわかれば生放送で言いますよ」と発言した。その野党精神はすばらしい。勤務先のテレビ朝日などに対する忖度をせず思ったことを率直に語る歯切れの良さは群を抜いている。
毎回登場するスタッフの充実した取材で情報量あふれるパネルを中心にした番組進行、玉川氏らの行き過ぎた発言をときにセーブしながら機転の利いた司会をする羽鳥慎一氏の存在が、番組の成功を導いてきた。数年前まで特集の企画力で光っていたフジテレビ「とくダネ!」が鋭さを失うなかで、「モーニングショー」が視聴者の支持を集めたのは理由があるといえる。
https://webronza.asahi.com/national/articles/2020041800004.html?page=3
視聴者が求めているのは知識の基づいた確かな助言
ただ、多くの人々の生命に関わる進行形のコロナ問題を連日取り上げるようになったいま、感染症の専門性に欠けるコメンテーターの一言の影響力に危惧を持たざるを得ない。新型コロナに関する知見を持たないコメンテーターが、自信をもって発言するのはそもそも無理がある。今後、いま以上に緊迫した局面が訪れる機会があるにちがいない。そのとき視聴者が求めているのは、テレビの作法や芸を身につけた反射神経のコメントではなく、知識に基づいた確かな助言のはずだ。
ニュース番組のコメンテーターは、不得意な分野についてはコメントをはさまないことが少なくない。しかし、放送時間が長く出演者のやり取りが多い情報番組では、コメンテーターはどんな話題でも対応せざるを得ない。情報番組のコメンテーターは、よろず屋のような役割を担わされてきた。しかし、「コロナ後」は医学、物理学から音楽、美術まで造詣の深いレオナルド・ダビンチのような人物でなければ、コメンテーターが務まらない時代になったといえる。現実的にはそうした人物はまずいない。
いま、コロナ問題を取り上げるニュース・情報番組のコメンテーターやキャスターは、政府の施策に対して思い思いの意見を述べるか、政府・自治体に成り代わるかのように「家にいましょう」と呼びかけるか、だ。東日本大震災による東京電力福島第1原発事故のあと、東日本各地の視聴者は被曝の恐怖にさらされ、原発の知識がないコメンテーターの言葉に耳を傾ける気持ちにはなれなかった。そして原発報道のあり方は根底から見直しを迫られた。コロナ問題は、終息の見通しが立たない危機に陥った中で生命に関わるテーマについて、これまでとは異なる向き合い方を情報番組のコメンテーターに求めているように思える。
マリサ
これは2020年4月、ちょうどテレビ朝日の「モーニングショー」関連で、コメンテーターの玉川氏の発言が批判されていた時期の記事だぜ。
記事によると、朝日の記者が玉川氏を批判しており、人の命にかかわる問題で取材もろくにせず専門家でもない玉川氏が軽はずみな発言をし続けることに苦言を呈し、「視聴者が求めているのは、テレビの作法や芸を身につけた反射神経のコメントではなく、知識に基づいた確かな助言のはずだ」と指摘しているぜ。
レイム
これ、言っていることは至極真っ当じゃないの?
マリサ
「この記事」だけならな。
でも思い出してほしいぜ、この時期朝日新聞は、「コロナ禍で東京脱出のハッシュタグがtwitterで流行っている」という捏造をして社会の混乱を煽ったり、WHOの見解を曲解して「マスクは効果がない」とデマを飛ばしたりとやりたい放題した挙句、批判を無視して一切の釈明どころか問題がある事すら認めていなかったんだぜ。
レイム
ああ、そういえば。
マリサ
朝日さんはほんと凄いぜ。
「テレビ朝日が間違っているのだ」とさも「系列局にすら苦言を言える朝日の潔癖さ」をアピールしているつもりなんだろうが、実態は「万引き犯に説教する空き巣」のような威風堂々っプリだぜ。
レイム
…あー。
なんかこう真顔で笑ってしまいそうになるわね。
マリサ
流石朝日さんだぜ。
「イキり芸」という流行に流されることなく、堂々と我が道を行くこの不動の帝王っぷり、ぽっと出のイキり芸人やはんしゃ芸人にはとてもできない芸当だぜ。
それでは審査員の方々、もう点数を出すまでもないけど、一応得点をお願いします。
大口 10
カグ太 8
匠 10
遠田 10
レイム
10点、8点、10点、10点、合計38点。
マリサ
流石朝日さん、オール10点、今年も優勝かくていd
レイム
マリサ、合計得点は38点だから、沖縄タイムスの39点の方が上よ?
マリサ
な、なにを言っているんだレイムさん、そんな馬鹿なことがあるわけないじゃないか。
朝日さんは常に優勝なんだぜ、それがこの世の理なんだぜ。
レイム
もう一度言うけど、得点は沖縄タイムスの方が高いわよ。
マリサ
はあああああああああああああああああ???
なんだこれは!そんな事あるわけないだろ!!!ありえないぞ!
う、うp主、どういうことなのかまず説明するんだ、何かの手違いだろ????
大口
え、えーっと…、これはですね。
なんというか、えー…、そのー………。
あ、そうだ。
大口
朝日さんのこのネタは「守りに入っている」と評価されてしまったんです。
逆に沖縄タイムスさんは、体を張った渾身の芸をしているので印象よいわけです。
大口
考えてもみてください、「万引き犯に説教する空き巣(比喩)」と「怪しげな副業を行うガチの犯罪者」では比較にならないうえに、沖縄タイムスさんは更にそこに追加で社をあげての壮大なネタまで仕込むという徹底っぷりなんです。
レイム
たしかに、朝日新聞の今回のネタは前回と比べても「尖った」部分が少ないわね。
逆に沖縄タイムスは先端が尖りすぎて針のように見えるわ。
マリサ
そ、そんな…。
朝日さんが、朝日さんが膝をつくなんて…、しかもほかの四天王ではなく共同通信のただの門下生に…。
なんてことだ…。
マリサ
・・・・・・・・・・・・・・。
マリサ
…釈然としないが結果が全てだ、私はこの現実を受け入れるぜ。
そして、今をもってお笑いジャーナリズム界は戦国時代を迎えるぜ。
マリサ
2021年は波乱の年になるぜ。
最早四天王も絶対王者も関係ない、誰もがお笑いジャーナリズム界のトップを狙える下剋上の世界になったんだぜ。
そしてそのうえで、そこで最終的に栄光を勝ち取るのは朝日さんであると、私は確信しているぜ!
レイム
なんかキレイにまとめているところ悪いけど、ハーゲンダッツの新作期間限定の「ショコラトリュフ」食べたいから早く帰りたいんだけど?
マリサ
そ、そんなわけで、第三回お笑いマスコミグランプリは大波乱の末に沖縄タイムスが優勝だぜ。
それじゃあ皆、来年の第4回でまた会おうな、そして次回は朝日さん大復活の年になるよう祈っているぜ。
レイム マリサ
ご視聴ありがとうございました。
大口
おつかれ~
マリサ
はぁ…。
レイム
なんでいきなり溜息ついているの?
大口
常勝無敗の朝日さんが、ノーマークだった沖縄タイムスに負けるという大波乱があったからねぇ。
マリサ
実力が全ての世界とはいえ、あまりにもショックが大きいんだぜ。
朝日さんが守りに入ったと認識されるなんて、理屈ではわかってもなかなか受け入れきれないんだぜ…。
大口
「お笑いマスコミグランプリには魔物が棲む」という事なんだろう。
レイム
で、この茶番はいつまで続くの?
マリサ
レイムはもうちょっとロマンというものを理解した方がいいんだぜ。
大口
まあ、沖縄タイムスの「あれ」のインパクトがそれだけ凄かったという事かな。
マリサ
まあそういう事にしておくぜ。
それじゃあ今回はここで終わるぜ。
レイム マリサ 大口
またらいしゅ~
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