日韓問題(初心者向け)

日韓問題について、初心者でもわかりやすい解説と、日韓問題とマスコミ問題の動画のテキスト版を投稿しています。

【日韓問題】韓国との戦後補償問題 続編


本日は韓国によるいわゆる「徴用工裁判」に関連し、過去動画の追加解説をしていきます。

追加解説なので元記事はありません。

過去動画と関連動画
【日韓問題】韓国との戦後補償問題 前編
https://www.nicovideo.jp/watch/sm34119990
【日韓問題】韓国との戦後補償問題 後編
https://www.nicovideo.jp/watch/sm34154356
youtube

https://youtu.be/bNFazqFtzGE
youtube
https://youtu.be/yznxxZjsPBM

【日韓問題】日韓で異なる「正しさ」の概念 前編
https://www.nicovideo.jp/watch/sm31616028
【日韓問題】日韓で異なる「正しさ」の概念 後編
https://www.nicovideo.jp/watch/sm31655958
youtube
https://www.youtube.com/watch?v=PvEa1FjkkEw 
youtube
https://www.youtube.com/watch?v=2251mflqp-Q

注意
・この動画は「日韓の価値観の違い」を扱っています

・うp主のスタンスは「価値観に善悪や優劣は存在しない」というものです

・相手が不法を働いているからとこちらが不法をして良い理由にはなりません

・自身の常識が相手にとっても常識とは限りません、「他者がそれを見たら
どう思うか」という客観性を常に持ちましょう。

・日常生活で注意する程度には言動に注意を心がけてください

・キャラ崩壊あり

・動画の拙い部分は生暖かく見守ってください、そのうちなんとかします





youtube
https://youtu.be/ld2DfA7URbY

以下は動画のテキスト版になります

レイム マリサ
ゆっくりしていってね


レイム
さて、今回は日韓問題なので私が解説していくわね。


マリサ
というかレイム、まだ例の韓国の徴用工裁判についてやるのか?


レイム
そうよ。
新日鉄の件に続いて三菱の判決も出たし、韓国側から非公式に「解決策っぽいもの」の提案も出てきたしね。


マリサ
解決策っぽいもの?


レイム
そうよ、あくまで「ぽいもの」ってだけで、まず解決策にならないその場しのぎだけどね。


マリサ
そんなん解説する意味あるのか?


レイム
あるわよ。
あたかもそれが解決案であるかのように印象操作する人達が必ず出てくるしね。
というより、もう出てきているかもね。


マリサ
なるほどな。


レイム
そんなわけで本編へ行くわね。


「徴用」だから問題?


レイム
それで過去動画前・後編のおさらいを少ししておくと、この問題の本質は「韓国政府が日韓請求権関連協定の説明を国民にしてこなかった」「日本側から個別補償の提案があったにも関わらず、韓国政府がそれを拒否し、一括で未払い賃金や補償金を受け取った」「韓国政府は受け取った金を殆ど個人に支払わなかった」という事がそもそもの問題の発端なのよね。


マリサ
それで2004年にそのことが韓国で発覚すると韓国の責任問題になって、責任を取りたくない当時の盧武鉉政権が問題を日本に転嫁したのが今回の裁判の発端なんだよな。


レイム
そうね、そしてその後韓国の歴代政権が問題を次の政権に押し付け続け、先送りできなくなった文政権が全ての問題を日本に押し付けようとした、それが今回の裁判の真相なのね。


マリサ
でもさ、今回の裁判、新日鉄の件は明らかに徴用じゃないし事実関係の検証も何もあったものじゃないけど、今回の三菱の件は実際に徴用期間のことだし、その点では韓国側の言い分にも一理あるんじゃないか?


レイム
それがね、これも「全く検証されていない結論ありき」の裁判なのよ。


マリサ
え?そうなのか?


レイム
まずこちらの中央日報の記事を見て欲しいのだけど

勤労挺身隊被害者「学校に行かせてあげると騙されて働かされ…日本は気味が悪い」
2018年11月30日09時26分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
https://japanese.joins.com/article/644/247644.html

「(とても遅れたが)大法院(勝訴)の判決が下されて幸いだ」

三菱重工業に対して損害賠償請求訴訟を起こし、29日に大法院(最高裁)の確定判決を受けた勤労挺身隊被害者の一人であるヤン・クムドクさん(87)の受話器越しの声は淡々としていた。当然の裁判結果という思いからだ。

ヤンさんはそれほどまでに待っていたこの日の裁判に直接参加できなかった。光州(クァンジュ)に住んでいるヤンさんは、老患によって健康状態が優れず大法院に行くことができなかった。代わりに入院先の病院のテレビで損害賠償請求訴訟の裁判結果を聞いた。

大法院から宣告が下された直後、中央日報記者との電話中、静かだったヤンさんの声は「日本」という単語が出てくると変わった。ヤンさんは「日本政府と三菱重工業に言いたいこと」について聞かれると、「日本はもう気味が悪い。良心を良い方向に使ってこそ国に良いことが起こるものだ」と話し、きちんとした謝罪と損害賠償を求めた。

ヤンさんをはじめ勤労挺身隊被害者の人生は涙そのものだった。ヤンさんは満13歳だった1944年に日本に行った。当時小学校6年生だったヤンさんは「日本に行けば勉強もさせてあげるし、上の学校にも行かせてあげる」という日本人校長と教師の言葉に騙されて、三菱重工業名古屋航空機製作所に動員された。

日本での生きた地獄だった。年若い女学生たちはシンナーとアルコールで飛行機部品のサビ取りの作業に投入された。飛行機外部にペイントする作業もしなければならなかった。当時のペンキの毒で現在も目が不自由だ。

ヤンさんは下級審当時、自ら出廷して恨(ハン)極まる声で当時の生活やその後何の補償も受け取ることができなかった現実を訴えた。ヤンさんは「味噌汁と梅干し、たくあん数枚を食べて働いた」とし「作業中に地震が起きて危うく死にかけたこともある」と語った。ヤンさんは1審が行われた2013年、杖や車椅子を使って出廷し、涙を流した。何十年も前のことだったが、日本に連れて行かれた状況と自身を騙した日本人校長の名前も忘れないでいた。

ヤンさんと一緒に訴訟に参加してきた原告の一人、パク・ヘオクさん(88)やキム・ソンジュさん(89)、イ・ドンリョンさん(88)らの人生もヤンさんと似たようなものだった。今回の訴訟を支援してきた光州広域市の地域市民社会団体「勤労挺身隊ハルモニ(おばあさん)と共にする市民の会」によると、日本政府は太平洋戦争末期だった1944年5月ごろ、光州(クァンジュ)・全南(チョンナム)、大田(テジョン)・忠清(チュンチョン)地域から10代の少女約300人を名古屋航空機製作所に連れていった。

故国に戻った後も被害者の人生は順調ではなかった。「日本軍慰安婦」として誤解を受けたためだ。この問題で夫と不和になったりもした。強制動員被害を受けた被害者は、本人はもちろん親や兄弟・姉妹まで誤解で被害を受けると、故郷の地でも一生息を殺して暮らしていかなくてはならなかった。

高齢になった被害者は日本での苦痛と老患で健康状態が良くない。ヤンさんら大多数の原告が「73年待った」にもかかわらず、この日大法院に行けなかった理由だ。パクさんは療養病院で闘病中で、イさんは病気だ。44年12月に起きた昭和東南海地震の時に足首をケガしたキムさんは歩行が不自由だ。また別の当事者である故キム・スンレさんは当時地震で命を落とし、故キム・ボクレさんは2001年に亡くなった。キム・スンレさんの兄さんでありキム・ボクレさんの夫であるキム・ジュンゴンさん(94)が原告とし今回の訴訟に参加した。

三菱勤労挺身隊事件は日本軍慰安婦被害問題とともに代表的な日帝強占期の女性人権侵害事例に挙げられている。三菱側は損害賠償責任を認めていないが、高齢を迎えた被害者はいつ終わるか分からない「約束のない訴訟」を繰り広げていたが、この日大法院の確定判決を勝ち取った。


レイム
この記事で「当時小学校6年生だったヤンさんは「日本に行けば勉強もさせてあげるし、上の学校にも行かせてあげる」という日本人校長と教師の言葉に騙されて、三菱重工業名古屋航空機製作所に動員された」となっているわよね。


マリサ
ああ、前も言ってたな。
徴用って韓国が今やっている徴兵と同じで「義務」だから、そもそも騙す必要がないのになぜこんな話になっているのかって事だな。


マリサ
そう、徴用の話にしては不自然すぎるのよ。
そのうえね、次にこのハンギョレ新聞の記事を読んで欲しいのだけど

韓国最高裁、「三菱は強制徴用被害者に慰謝料を支給せよ」
ハンギョレ新聞 2018-11-30
http://japan.hani.co.kr/arti/politics/32245.html

「個人請求権が認められる」損害賠償を確定 
「1人当たり8千万~1億5千万ウォン支給すべき」 
今回も消滅時効の開始点を具体的な判断せず

 日帝による強制労働の被害者らが、戦犯企業の三菱重工業を相手に起こした損害賠償請求訴訟でも、被害者らに慰謝料を支払わなければならないという最高裁判所の判決が下された。日本は再び「国際法違反」だとして、強く反発した。

 最高裁2部(主審チョ・ジェヨン最高裁判事)は29日午前、日帝強占期(日本の植民地時代)に女性勤労挺身隊として強制動員され、日本の名古屋航空機製作所などで、賃金ももらえず労働を強要されたヤン・クムドク氏(87)ら被害者4人と遺族1人が三菱重工業を相手取って起こした損害賠償請求訴訟で、三菱重工業に1億(約1千万円)~1億5千万ウォン(約1億5千万円)の慰謝料の支給を命じた原審判決を確定した。同じ裁判部(主審パク・サンオク最高裁判事)は同日、三菱重工業の広島機械製作所と造船所などに強制動員されたチョン・チャンヒ氏(95)と、すでに死亡した被害者4人の遺族が同社を相手取って起こした損害賠償請求訴訟の再上告審でも、被害者5人に8千万ウォン(約800万円)ずつを支給するよう判決した原審を確定した。

 ヤン氏らが起こした勤労挺身隊訴訟は6年ぶりに、チョン氏らが起こした強制労働事件はなんと18年ぶりに最終勝訴判決が出た。同日の最高裁の判決は「1965年の韓日請求権協定にもかかわらず、個人の損害賠償請求権は依然として有効だ」という先月30日の最高裁全員合議体の判決によるものだ。

 裁判部は、ヤン氏ら女子勤労挺身隊の被害者らが訴訟を起こした時点(12年10月)が請求権消滅時効の成立後という三菱重工業側の主張に対し、「消滅時効の完成を主張するのは著しく不当だ」と判断した原審結論をそのまま受け入れた。これに先立ち、光州(クァンジュ)高裁民事2部(ホン・ドンギ裁判長)は2015年6月の判決で、「日本が、請求権が消滅したとして、これまでも請求権協定関連の情報公開すら拒んでいる事情などを総合すると、原告らが(2012年5月の最高裁判決後の)2012年10月に訴訟を提起する頃までも、権利を行使できない障害事由があった」として、消滅時効が終わったという主張をしりぞけた。

 これに先立ち、最高裁は2012年5月、「強制動員被害者の損害賠償請求権は消滅していない」という1次判決を下したが、先月30日、最高裁で最終確定された。被害者はこれを根拠に「2018年10月30日」を消滅時効(3年)が始まる日と見なすべきだと主張する。この場合、2021年10月30日まで損害賠償を請求する追加訴訟を起こすことができる。強制労働被害者を代理したイム・ジェソン弁護士は「最高裁判所が今回の判決でも消滅時効について具体的な判断はしなかった。下級審で混乱が予想される」と指摘した。ただし、今回の最高裁判所の判決は今後、このような種類の反倫理的犯罪では消滅時効を設けてはならないという主張や、少なくとも最高裁全員合議体の判決(2018年10月30日)以降から計算すべきという主張を後押しするものと見られる。

 ヤン氏ら女子勤労挺身隊動員の被害者たちは、国民学校卒業前後だった14~15歳の頃、校長などに騙されて、1944年5~6月から旧三菱重工業の名古屋航空機製作所工場などで飛行機部品の塗装作業やパイプに布地を縫い付けるなどの厳しい労働を強いられた。

 終戦後、賃金を一銭も受け取れずに帰国したヤン氏らは、1999年3月に日本の裁判所に損害賠償請求訴訟を起こしたが、2008年に敗訴が確定した。その後、「韓日請求権協定によって個人請求権は消滅したわけではない」という2012年5月の最高裁(大法院)判決が出た後の2012年10月、国内裁判所にも訴訟を起こした。

 1・2審裁判部は「日本政府の侵略戦争遂行のための強制動員政策に便乗し、金を稼げると騙して、14~15歳の少女たちを軍需工場に配置すると共に、劣悪な環境の中で危険な業務をやらせたのは反人道的違法行為」だとし、三菱重工業の損害賠償責任を認めて、ヤン氏らに8千万ウォン(約800万円)から1億5千万ウォンを支給するよう判決した。

 最高裁は3年以上裁判を先送りしてきたが、今年9月から全員合議体に移して審理を行ったものの、結局元の訴訟裁判部で判決を言い渡した。

 強制動員被害者であるチョン氏らは1944年9~10月、広島にある旧三菱重工業の機械製作所と造船所に強制徴用された。彼らも日本の裁判所に損害賠償と未払い賃金を請求する訴訟を起こしたが、いずれも敗訴した後、2000年5月、国内裁判所に訴訟を起こした。

 1・2審裁判部は「損害賠償の債券はすでに時効で消滅した」などの理由で原告敗訴判決を下したが、2012年5月、最高裁が原審を覆し、原告一部勝訴趣旨で事件を釜山高裁に差し戻した。破棄差し戻しの後、控訴審は原告1人当たり8000万ウォンを支給するよう判決した。

 最高裁判所の今回の判決は、2013年9月に再上告されてから、5年2カ月ぶりのことだ。裁判が長期化したのは、ヤン・スンテ前最高裁長官時代に裁判所事務総局が政府の意向に合わせ裁判の引き延ばしを図ったためという疑惑が持ち上がっている。その間、原告5人のうち4人が死亡した。

 一方、同日午後、ソウル中央地裁民事2部(キム・ハンソン裁判長)も、強制動員の被害者と遺族ら3人が、日本の新日鉄住金を相手取って起こした損害賠償請求訴訟控訴審で、「それぞれ1億ウォン賠償を命じる」として、原告勝訴の判決を言い渡した。この判決は、消滅時効が始まる時点を最高裁判所の1次判決が出た「2012年5月」と判断した。(消滅時効について)最高裁が早急に整理する必要があるものと見られる。
ヨ・ヒョンホ記者、コ・ハンソル記者

レイム
この記事で「終戦後、賃金を一銭も受け取れずに帰国したヤン氏らは」となっているけど、そもそも支払われなかった賃金は全額じゃなくて、敗戦によって支払いが滞った部分と、同じく敗戦で銀行が機能停止して引き下ろせなかった分なのよ。


レイム
しかもそのお金を一括で受け取って個人に支払わなかったのは韓国政府なうえに、2004年に韓国で公開された請求権関連の日韓交渉議事録によると、韓国側は「補償は精神的苦痛も含む」としているのね。

第5次 韓・日会談 予備会談
一般請求権小委員会会議録
1-13次、1960-61
http://www.f8.wx301.smilestart.ne.jp/honyaku/honyaku-2/718.pdf

(該当部分抜粋)
日本側 補償金とはどのような性格のものなのか。
韓国側 未収金はその当時の規定によって貰えるものを貰えないことをいい、補償金は生存者、負傷者、死亡者を含み被徴用者に対する補償、即ち精神的苦痛に対する補償をいうものだ。そしてこの被徴用者には軍人軍属を含む。
日本側 その他の項目としては、具体的に考えているものがあるのか。
韓国側 今としては予定していないが、1項目以下7項目のその他はその請求を留保している。
日本側 この項目は私的な請求がほとんどだと思い、従来このような請求は国交が正常化できなかったから解決をみられなかったもので、今後国交が回復し正常化すれば、日本の一般法律に沿って個別的に解決する方法もあると思うが、この点をどう思うか。
韓国側 解決方法としては色々あるだろうが、われわれは国が代って解決しようというのであり、またここで提示した請求は国交回復に先行して解決されなければならないと思う。


マリサ
ああ、そういう事か。
これも事実関係に明らかに不自然な部分があるのな。
しかもこの部分のお金を日本が1965年に支払ったのに、韓国政府が個人へ配らなかったのが問題なだけなんだよな。


レイム
それでね、問題はこれだけじゃないのよ。


マリサ
まだ何かあるのか?


レイム
そもそもね、韓国側は「民斡旋・官斡旋・徴用、それどころか併合後の朝鮮人労働者は殆どが政府方針による奴隷労働だった」という前提で裁判を進めていて、証言をその根拠としているけど、実際にはそれを覆すような証言も過去にはあったのよ。


マリサ
どんな内容だ?そもそも日本側がそういう話を持ってきても、「加害者側が都合のいい話を作り上げただけだ」と反発されるだけじゃないのか?


レイム
まずね、1983年に朴壽南(パク・スナム)という人が製作したドキュメンタリー映画『もうひとつのヒロシマ』にこんな証言が出てくるの。

 「もうひとつのヒロシマ
http://nutigafu.wixsite.com/park-soonam/hiroshima

監督:朴 壽南
撮影:星野欣一 編集:富塚良一
整音:甲藤 勇 音楽:原 正美
製作:青山企画、アリランのうた製作委員会

●M・Kさんの証言 【1967年記録、当時64歳女性】

 14のときよ、うちが日本、来たのは。紡績工場、働きに来たんじゃけ、あのとき、年ひとつ足りんのよ。15じゃいうて姫路の紡績工場、働きにはいったんじゃ。
 大けな工場でのう、朝鮮の娘、300人ぐらいおったよ。寮二つに、いっぱいじゃった。

 うちは自分の自由で、自分から望んで、ムリヤリ、日本、来たんじゃ。家出するみたいに、来たんじゃ…。はぇ、日本、いきたいてのう、ものすごく日本ええところじゃ思うて、いきたいんよ。日本の話、きいたら、はぇ、胸がトクン、トクン鳴るんよ。
(中略)

 あの時分は、日本行ってから、金もうけて帰った人らの話が、村の誰が日本いって、なんぼ金もうけて帰ってきた、借金返して、流れた田んぼ買うたとか、牛買うた、そんな話が、あっちでもこっちでも持ちきりじゃったよ。
 はぇ、いなかの村で、はだか足で百姓しとったもんがの、日本行って帰ってくるときはの、西洋帽子、頭のせて、洋服きて、はぇ、皮靴はいて、村帰ってくるじゃけえ、日本の国、黄金ナラみたい思うたんじゃ。
 おお、日本、開明(文明開化)ナラじゃ、電気明るいし、男も女でも働いたら、働く分、金になるんじゃ、なんぼでも金もうけでける国じゃ、そんな話、きくのよ。

 うちが、13の春じゃった。となりの村、15になる娘がおったんじゃ、これ、募集屋来てからの、紡績工場連れていったんじゃが、この娘が働いてから、何十円か、金、送ってきたゆうて、はぇ、村中、えらい評判立ったんじゃ。
(中略)
 うちはその話きいてからの、(略)「日本の国、行かして下さい、日本の国行くんじゃ」なんぼ、頼んで泣いても、お父さん、きかんのじゃ。
 「とんでもないこと言いだしおる! 女がよその土地、出かせぎに行くのは賎民らのすることじゃ…」言うて、はぇ、頭っからきいてくれんのよ。…うちは、村でもの、大けな家じゃったけえ、瓦屋根の、両班じゃったけえ、まあ、喰うに困る暮らしじゃないしのう、なんぼ頼んでも、行かしてくれんのよ。


レイム
この証言では、「14歳の女の子が都会の暮らしに憧れて」とにかく日本に働きに行きたかったという事や、日本に働きに行って大金を稼いで帰ってきた人の事、働きに出た15の娘から大金が仕送りされてきて村中で評判になっていた事が証言されているわね。


マリサ
この人の証言が1967年のもので、当時64歳だから1917年の記録だな。
でもこれだと徴用(1944年)どころか民斡旋(1939年)もまだだし、参考にならないんじゃないか?


レイム
マリサ、肝心な事を忘れているわよ。
韓国側は「日本は併合後一貫して朝鮮人を奴隷として集めていた」と主張していて、今回の裁判もその前提でしょ?


マリサ
あ、設定自体が破綻するのか。


レイム
そういうこと。
他にもこんなのもあるわよ
1999年に出版された『百万人の身世打鈴(シンセタリョン)』という本にある証言として

百万人の身世打鈴―朝鮮人強制連行・強制労働の「恨(ハン)」
「百万人の身世打鈴」編集委員 著 1999年
https://www.amazon.co.jp/%E7%99%BE%E4%B8%87%E4%BA%BA%E3%81%AE%E8%BA%AB%E4%B8%96%E6%89%93%E9%88%B4-%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%BB%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%83%A7%E3%83%B3-%E2%80%95%E6%9C%9D%E9%AE%AE%E4%BA%BA%E5%BC%B7%E5%88%B6%E9%80%A3%E8%A1%8C%E3%83%BB%E5%BC%B7%E5%88%B6%E5%8A%B4%E5%83%8D%E3%81%AE%E3%80%8C%E6%81%A8-%E3%83%8F%E3%83%B3-%E3%80%8D/dp/4885916410

(一部抜粋)
姜壽煕
 「日本は天国だと思っていました。村から日本に行った人が帰ってくると、洋服を着て中折れ帽子を被って革靴を履いているんです。親は親で、『うちの息子は日本から帰ってきて、革靴を履いている』と自慢していました。……その頃は、朝鮮では村一番の金持ちの子どもでも革靴など履けなかったのです。……ですから、『日本に行け』と言われたとき、そんなに抵抗感もなかったのです。」

李斗煥
 「役所に呼び出されて『日本へ行ってくれ』と言われた。いやとも言えないしな。まあ正直いえば嬉しかったの。日本に来たくてもなかなか来られないんだから。韓国にあっても、仕事ないし、百姓ぐらいだから。おれだけじゃなくして、日本に来たがってたの、大勢いたんだ」


レイム
ここにある証言は昭和17年だから1942年、つまり官斡旋の頃の証言なのだけど、見てのように総督府側からの嫌とは言わせないような圧力はあったけど、実際には「本人も行きたかった」という本音を証言しているのね。


レイム
それにね、もし日本が奴隷狩りをして朝鮮人を酷使していたのなら、帰ってくる人が皆裕福になっていたなんて事になるわけがないでしょ?


レイム
そもそも徴用工裁判の原告の話じゃ、募集する側が嘘をついてきて、その嘘にだまされて行ってしまったと「証言」しているし、色々と矛盾するのよ。


マリサ
まあそりゃな、でも国が「そう言わせていた」可能性だってあるよな?
実際には苛酷な環境で苦労していたけど、それだと人が来なくなるから。


レイム
それについてもちゃんと記録があって、西岡力氏が1992年に出版した「日韓誤解の深淵」のなかで、
当時の朝鮮総督府の制度がどうなっていたかや、実際に徴用工だった人の本『朝鮮人徴用工の手記』1990年河合出版を引用して、

「日韓誤解の深淵」 
西岡力著 亜紀書房 1992年
https://www.amazon.co.jp/%E6%97%A5%E9%9F%93%E8%AA%A4%E8%A7%A3%E3%81%AE%E6%B7%B1%E6%B7%B5-%E8%A5%BF%E5%B2%A1-%E5%8A%9B/dp/4750592129/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1543640450&sr=8-1&keywords=%E6%97%A5%E9%9F%93%E8%AA%A4%E8%A7%A3%E3%81%AE%E6%B7%B1%E6%B7%B5

(一部抜粋)
また、いわゆる「強制連行」の実態に関しても、一般で認識されているのとはかなり違う実態があったことが少しずつ明らかになってきている。たとえば朝鮮総督府が行なった土建労働者の「官斡旋」による道外募集(いわゆる強制連行の一部とされている)では、使用者に対して賃金、待遇などで労働者を厚遇するようにかなり細かく指示している。たとえば飯場料は賃金の二分の一以下とするとされており、借金づけによるタコ部屋化を禁じている(くわしくは広瀬貞三「『官斡旋』と土建労働者」、『朝鮮史研究会論文集』第29集参照)。

また、1944年に広島の軍需工場に徴用された鄭忠海氏は90年に日本で出版した手記(『朝鮮人徴用工の手記』河合出版)の中で、新築の寄宿舎で新しい寝具が準備され、食事も十分で満足でき、仕事は日本人女子挺身隊員といっしょであり、「女性たちとの恋だの愛だのということに心をうばわれているようで、工場内の風紀は言葉にならないほどだった」と書いている。

先述のように戦争のために国家総動員法による徴用には法的強制力があった。それにより韓国人が強制連行されたが、同様に大多数の日本人も「強制連行」されたというのが歴史の真実なのである。


レイム
「新築の寄宿舎で新しい寝具が準備され、食事も十分で満足でき、仕事は日本人女子挺身隊員といっしょであり、「女性たちとの恋だの愛だのということに心をうばわれているようで、工場内の風紀は言葉にならないほどだった」」とね。


マリサ
なんだか随分と韓国側の現在の主張と話が違うな。
どういうことだ?


レイム
韓国ではね、「韓国人の正しい歴史観」に反する主張をすると、それがどんなものであれ発言した人を社会的に破滅させる動きがあるのよ。
そして年々韓国の民族主義が先鋭化するに従って、そういう圧力も増してきているから、「正しい歴史」に反する意見を言う人は「黙った」の。


マリサ
ああ、だから90年代までの証言では「正しい歴史」以外の証言もあるけど、2000年代以降は「正しい歴史」に沿う証言しかないってわけか。


レイム
そういう事。
結局ね、韓国側は「正しい歴史」に都合の悪い内容を、レッテル貼りや物理的な妨害を伴う圧力で「黙らせた」というわけ。
しかもそれを『日本側支援者』が煽っているから今があるのよ。


韓国裁判所の判断


マリサ
結局この問題って、韓国側が嘘をついているって事でいいのか?


レイム
ちょっと違うわね。
問題は異論を排して政治的な都合で裁判を行い、事実関係の検証を韓国の裁判所が一切行っていない事なの。
「当時ブラック企業がいた」と「原告の証言は正しい」はイコールじゃない以上、個別の事例の検証が本来必須なのよ。

毎日新聞waiwai問題では、毎日新聞社を相手取って損害賠償請求の裁判を起こした人がいましたが、『個々の損害』を具体的に証明できなかったため敗訴しました。
法律とはそういうものです。


マリサ
それってもう裁判じゃなくね?
韓国の裁判官はそれをおかしいとは考えないのか?


レイム
彼らも一応司法に関わる人間だから、彼らなりに何とかこの矛盾を解消しようとしたのよ。


マリサ
どうやってだ?全く方法が思いつかないのだが。


レイム
彼らが矛盾を解消した結果がこの判決内容なのよ

韓国大法院、「三菱強制徴用」訴訟に対し29日判決
2018年11月20日07時09分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
https://japanese.joins.com/article/288/247288.html

日帝強占期の三菱重工業強制徴用被害者が日本企業に対して起こした損害賠償請求訴訟が29日の判決を控えている。

19日、裁判所によると、大法院(最高裁)民事2部(主審パク・サンオク大法官)は今月29日午前10時、故パク・チャンファンさんら強制徴用被害者遺族23人が三菱重工業に対して起こした損害賠償請求訴訟再上告審の判決を言い渡す予定だ。事件が大法院に受理されてから約5年2カ月ぶりとなる。

故パク・チャンファンさんらは1944年8月~10月、韓半島朝鮮半島)で強制徴用されて、広島の三菱機械製作所、造船所などに連れて行かれた。当時、日本での輸送と配置は日本軍と警察、三菱側管理下で行われ、これを通じて強制労働に投入された。

パクさんらは毎日午前8時から午後6時まで鉄板を運んだり銅管を曲げるなどの労役を強いられたが、適切な食事や給与が支給されることはなかったと主張した。当時、狭い宿舎に10~12人が共同生活を送り、憲兵や警察などの統制の中で家族との手紙も検閲を受けたという。

その後、パクさんらは日本裁判所に三菱に対して強制労役当時の未払い賃金や不法行為などに伴う損害賠償を請求する訴訟を起こした。だが、日本での裁判は広島地方裁判所(1999年3月25日)、広島高等裁判所(2005年1月19日)、日本最高裁判所(2007年11月1日)ですべて原告敗訴の判決を受けた。パクさんらは韓国の裁判所に2000年5月1日に三菱に対して損害賠償請求訴訟を提起したが、1審裁判部は2007年2月「損害賠償債権はすでに時効消滅している」として原告敗訴の判決を下した。

その後2審(2009年2月3日)も「日本裁判所による従前の確定判決は大韓民国でその効力が承認される」とし「同件の請求が従前の訴訟の請求と同一である以上、この裁判所としては既判力によりこれと矛盾する判断はできない」として原告敗訴の判決を維持した。

しかし、大法院は2012年5月24日、過去の三菱と現在の三菱重工業の連続性を認めて「パクさんらの三菱に対する請求権は請求権協定で消滅しなかったため行使することができる」という判断を下した。裁判所は「少なくともパクさんらが訴訟を提起した2000年5月1日までは大韓民国で権利を事実上行使することはできない障がい理由があったと見るのが妥当だ」とし、原審を覆して事件を釜山(プサン)高裁に差し戻した。

破棄差戻し後に開かれた控訴審(2013年7月30日)で、裁判所は「三菱は過去の日本政府の韓半島不法植民支配と侵略戦争の実行のための強制動員政策に積極的に参加し、パクさんらを強制労働に従事させるよう強要した」とし、原告1人につき慰謝料8000万ウォン(約800万円)と遅延損害金を支払うよう命じ、原告一部勝訴の判決を下した。


レイム
この記事で「三菱は過去の日本政府の韓半島不法植民支配と侵略戦争の実行のための強制動員政策に積極的に参加」としているでしょ?


マリサ
つまりどういうことだ?


レイム
日韓併合が違法なのだから、その間に行われた事は全部違法だ」という理屈よ。
これなら個別の事例が奴隷労働だったかどうかを検証する必要は無いでしょ?「全ての行いが違法」なんだから。


※動画説明欄に該当動画へのリンクがあります


マリサ
いやまあそうだが、過去動画の「韓国との戦後補償問題 後編」で解説していたが、日韓併合って「当時としては合法」てのが国際法の一般的な解釈なんだよな?
司法が不法論を前面に出すのはまずくないか?


レイム
まあ、普通はそんな判断できるわけがないんだけど、韓国司法は「そうするしかない」のよ。


マリサ
どういうことだ?


レイム
最近も韓国でこんな事があったわ

韓国大法院長の車両に火炎瓶、農家の70代男を検挙
朝鮮日報 2018/11/27
https://web.archive.org/web/20181128014354/http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/11/27/2018112780062.html

訴訟結果に不満か

 27日午前9時5分ごろ、ソウル市瑞草区にある韓国大法院(最高裁判所に相当)の正門前で、1人で抗議活動を行っていた男(74)が、出勤してきた金命洙(キムミョンス)大法院長(最高裁長官)の車両に火炎瓶を投げつけた。男はその場で検挙された。

 火炎瓶はペットボトルにシンナーを入れて作ったもので、車両後部にぶつかった。男の体にも火が燃え移ったが、現場にいた警備員らが消火器で消し止めた。車両には金大法院長を含め3人が乗っていたが、全員無事だった。

 男は現場で警備員らに取り押さえられ、警察に引き渡された。ソウル瑞草警察署によると、男のかばんからはシンナーの入った500ミリのペットボトル4本が見つかった。犯行に使用したシンナーは前日に市内の塗料店で購入したことが分かった。

 男は警察の取り調べに対し「民事訴訟事件で自分の主張が受け入れられず、腹が立って犯行に及んだ」と供述した。男は警察署に連行される途中で「権利を求めるために(実行した)」と話したという。

 警察の関係者は「男は(正門前で)抗議活動を続けて大法院長の車のナンバーや出勤時間などをあらかじめ確認し、犯行を計画した」と説明した。警察は具体的な犯行動機や黒幕の存在などについて捜査した上で、逮捕状を請求する。

 男は江原道洪川郡で養豚場を営んでおり、先月初めから大法院前で1人デモを行っていた。環境にやさしい養豚場(エコ認証養豚場)の認証をめぐる行政官庁の処分が不当だとして、国を相手取り1億ウォン(約1000万円)の損害賠償を求めて訴訟を起こしたが、16日に大法院で上告が棄却されたため、これに不満を抱いて今回の犯行に及んだことが分かった。

ユン・ミンヒョク記者 , キム・ミョンジン記者


レイム
記事にもあるように、自分に都合の悪い判決を出したという理由で、70台の男が大法院長(最高裁長官に相当)を火炎瓶で殺そうとしたの。
韓国ではこういう事が定期的に発生するのよ。


マリサ
こわっ…


レイム
しかもね、2017年に朴槿恵大統領の弾劾裁判が行われた時には、弾劾反対派と賛成派の群衆が大法院を取り囲んで「都合の悪い結果を出したらただでは済まさんぞ」と恫喝を行っていたうえに、当時の文在寅氏はこのデモを煽っていたうちの一人よ。


マリサ
ちょっとまってくれ、そんな状態で徴用工裁判で世論に都合の悪い判決を出したら…


レイム
そう、韓国の大法院は選択を迫られたのよ、「1:文在寅大統領の方針に従う」「2:文大統領の方針を無視して逮捕される」「3:方針を無視して義憤に駆られた市民に殺される」というね。
マリサならどれを選ぶ?


マリサ
ちょっと待ってくれレイム、こんなの選択肢なんてあってないようなものじゃないか。


レイム
だからね、韓国の大法院は無理筋でも「日韓併合不法論」を押し通すしかないのよ、下手にちゃんと法に則って検証したら「ボロが出てしまう」可能性が高いし、国際法には具体的な罰則が無いから、破っても「自分達に直接的な被害が及ぶ事は無い」でしょ?


マリサ
なるほどな。
でも不法論を追及されたらどうなるんだ?それでも結局「詰み」じゃないか。


レイム
完全に「詰み」ってわけじゃないのよ。
彼らには3つの選択肢があるわ。
「1:国際法上の線引きを新たに設定する」「2:『武力を背景とした併合は違法』の国際法上の線引きを取り払い、過去に無制限に適用させる」「3:1や2とは全く別の方法で違法性を確定させる」というね。


マリサ
現実的にそんな事可能なのか?


レイム
さあ?


マリサ
さあ?っておい。


レイム
でも中長期的に見た場合、韓国司法どころか韓国自体にもうその選択肢しかないのよ。
日韓併合は違法」という前提を韓国司法が今回の裁判の大前提としてしまったのだから。


慰安婦合意と同じ道


マリサ
ひとまずだ、国際法上の解釈を弄るのは無理っぽいって事は理解できたが、韓国側から非公式ながら一応解決法の提案はあったよな。


レイム
マリサが言ってるのはこれの事よね。

三菱重工への賠償命令に日本「極めて遺憾」 視界不良の韓日関係
聨合ニュース 2018.11.29
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20181129002000882

【ソウル聯合ニュース】韓国大法院(最高裁)が29日、日本による植民地時代だった戦時中に三菱重工業で働かされた韓国人被害者が同社を相手取り起こした損害賠償請求訴訟2件の上告審で、いずれも賠償の支払いを命じた二審判決を支持した。大法院は10月末に別の強制徴用訴訟で新日鉄住金に賠償を命じる確定判決を出しており、立て続けの日本企業への賠償命令で韓日関係は一段と冷却化する見通しだ。

29日に判決が言い渡されたのは、戦時中に強制徴用された韓国人被害者が三菱重工に賠償を求めた訴訟の差し戻し上告審と、三菱重工の軍需工場で重労働を強いられたとして元女子勤労挺身隊員の韓国人被害者や遺族が同社に賠償を請求した訴訟の上告審。

 大法院は10月30日、強制徴用被害者が新日鉄住金を相手取った訴訟の判決で「1965年の韓日請求権協定により損害賠償請求権は消滅していない」との判断を示し、今回もこれを踏襲して三菱重工の賠償責任を認めた。日本の河野太郎外相は29日の判決直後、「極めて遺憾であり、断じて受け入れることはできない」とする談話を発表した。

 日本政府は新日鉄住金への賠償命令判決が出て以降、請求権協定で個人請求権問題は解決済みだとして強く反発してきた。

 今月21日には韓国政府が旧日本軍の慰安婦問題を巡る2015年の韓日合意に基づき設立された慰安婦被害者支援のための「和解・癒やし財団」の解散を発表し、韓日のあつれきは一段と深まった。

 さらに、河野氏が康京和(カン・ギョンファ)外交部長官の訪日の可能性に関し、26日に「(賠償命令判決や和解・癒やし財団の解散などに対する)きちんとした答えを持ってこないかぎり来日されても困る」と発言したと報じられ、波紋を呼んだ。これに対し、韓国外交部の当局者は発言が事実なら不適切だと指摘し、攻防が続いている。

 韓国政府は、慰安婦や強制徴用などの歴史問題はそれとして解決を目指す一方、経済や安全保障などでの協力は未来志向で発展させていくという、いわゆる「ツートラック」路線で韓日関係を管理していく考えだ。

 外交部の当局者は29日の判決を受け、「司法府の判断を尊重する」としながら「強制労働被害者の傷が癒やされるよう努力する」と述べた。一方で、「未来志向的な韓日関係の発展を希望する」とも強調した。

 韓国政府は強制徴用に対する賠償判決について、官民による議論を経て対応をまとめる方針だ。李洛淵(イ・ナクヨン)首相は13日に韓日関係の専門家10人余りと昼食会を行い、意見を聴いた。

 日本企業が判決に従い賠償に応じる可能性は低く、専門家の間では韓日両国が出資する財団を設立する案なども出されている。

 陳昌洙(チン・チャンス)世宗研究所日本研究センター長は「韓国政府と65年の請求権協定によって恩恵を受けた韓国企業、日本企業がともに資金を出す形が、ある程度妥協可能な案だと思う」と話す。

 ただ、韓国側が解決を図れば、賠償を命じられたのは日本企業だとして被害者や世論が反発することも考えられる。陳氏は「国民をどう説得するかが鍵になる」とし、「日本とずっと言い争うわけにはいかず、韓国政府の果敢な決断が必要なときだ」と指摘した。


レイム
韓国政府と請求権関連協定で受け取った資金を流用した韓国企業、徴用を行った日本企業で財団を設立し、それぞれが資金を出して補償金とするって提案よね。


マリサ
そうそうこれ。
一応これで「手打ち」にできるんじゃないか?


レイム
マリサ、甘いわね、記事でも書かれているでしょ?
「韓国側が解決を図れば、賠償を命じられたのは日本企業だとして被害者や世論が反発することも考えられる」って。


レイム
もしこの方法を実行した場合、韓国世論や支援団体から「被害者の意見が反映されていない」として、慰安婦合意と全く同じ末路を辿る事になるわよ。


マリサ
なんでだ?一応日本企業も参加しているじゃないか。


レイム
さっきから言ってるでしょ、韓国側は「日本による奴隷狩りは政府の方針だった」というのが公式見解だと。


マリサ
あ…。


※関連過去動画のリンクが動画説明欄にあります


レイム
これって過去動画で紹介した慰安婦合意の問題と同じで、日本政府が日韓併合の違法性を認めたうえで、「政府の方針として奴隷狩りをしていた」という事も認め、その件で謝罪と賠償をしない限り彼らは「解決」とみなさないのよ。


マリサ
これまでの経緯を見る限りそんなの無理だろ、そもそも日韓併合は違法って話自体、韓国側が証明できていないじゃないか。


レイム
そういう事よね。
この問題はそもそも韓国が無理に蒸し返した時点で、もう解決策なんて存在しないのよ。
「これまでの国際法解釈とは全く別の新しい方法で違法性を確定させる」という、画期的な手法が行えない限りね。


マリサ
なんだかなぁ…

今回のまとめ
・韓国司法は証言の客観的証明を一切行っていない
・客観的証明をしないでいい方法として、「日韓併合は違法」という話を持ち出した
日韓併合の違法性を韓国側が証明しないといけない


マリサ
こんなんもうどうしようもなくないか?


※動画説明欄に過去動画へのリンクがあります


レイム
どうしようもないわね。
でも以前動画で解説したように、韓国社会では「正しさ」に根拠が必要ないので、この主張がまかり通ってしまっているのよ。


マリサ
だからって、それを国際問題に持ち出されても困るだろ。


レイム
本来はね。
でも彼らは「自分達の正しさは世界で絶対唯一の普遍性がある」と考えているから、今回解説したような事を説明しても無意味だし、理解する人がいてもそれを公然と口に出すのは無理なのよ。


マリサ
ほんともうなんだかなぁ…


レイム
そんなわけで今回の本編はここで終わるわ。


レイム マリサ
ご視聴ありがとうございました。


大口
おつかれ~


大口
今回も長くなりすぎたのでおまけはないです


レイム マリサ 大口
またらいしゅ~



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