日韓問題(初心者向け)

日韓問題について、初心者でもわかりやすい解説と、日韓問題とマスコミ問題の動画のテキスト版を投稿しています。

韓国への対応方法


初めて来られた方はまずこちらを先に読む事をお勧めします。

ブロマガ『日韓問題(初心者向け)』を始めた理由


注意
・このブロマガは「日韓の価値観の違い」を初心者向けに扱っています

・当ブロマガのスタンスは「価値観に善悪や優劣は存在しない」というものです

・相手が不法を働いているからと、こちらが不法をして良い理由にはなりません

・自身の常識が相手にとっても常識とは限りません、「他者がそれを見たらど
う思うか」という客観性を常に持ちましょう

・日常生活で注意する程度には言動に注意を心がけてください



さて、本日は韓国への対応方法で日本にとって参考になりそうな国があるため、その件について書いて行きます。


韓国への対応で最も問題となるのが、彼らは根拠を重視しない価値観であるためこちらが客観的な根拠を提示しても納得せず、日本人の常識で見た場合に「非常識」としか考えられない態度を取ってくる事があげられる。


この件に関して、例えば中国などは「恫喝外交」によって対応し一定の結果を出しているが、こうした対応を日本が行った場合国際的な信用の低下に繋がるため現実的では無い。


そこで参考となるのが近年のイギリスの対応で、韓国は各国に「韓国的正しさ」を押し付けようとしており、欧州の国々で幾つか要求を通しているが、実はイギリスは殆どの要求を受け入れておらず、しかもアメリカのように「恨(ハン)」の対象にもなっていない。


※一部を除き、引用記事が日本語の場合には文中にリンク用アドレスとタイトルのみ表記、韓国語のものやリンク切れで参照不能な記事のみ文末にまとめて本文を引用します。
※本文中のリンクは引用の元記事、或いはインターネットアーカイブウェブ魚拓(別サイト)へのリンクです。


1:日本の常識は通じない


まずはこちらの記事から

[道聴塗説]南北山林協力
国際新聞(韓国語)  2018-06-25
http://www.kookje.co.kr/news2011/asp/newsbody.asp?code=1700&key=20180626.22030012450

日帝強制支配期の朝鮮を象徴する単語の一つに「赤い山」が広く知られた。禿山という意味だ。当時、有名な詩人オ・チャンファンは「赤い山」を次の様に書いた。「街道、街道、赤い山/街道、街道、故郷だけだ/ときおり松の森があるが/それは私の年のように幼い/街道、街道、赤い山」。

それだけ領土が荒れはてていたということだ。日帝の一方的伐木と収奪が招いた結果であった。そのうえ、6・25韓国動乱(朝鮮戦争)はいくらも残っていない山林までほとんど消した。こうしたために1950、60年代の我が国の山地は砂漠地帯を彷彿とさせた。国土の半分近くが一木一草眼に触れない荒涼とした土地だった。

その上、山の木をこっそりと切っていく盗伐が幅を利かせた。盗伐行為を「5大社会悪」として取り締まるほどだったから、山林のき損がどれほど激しかったか知ることが出来る。さらに1969年国連報告書は「韓国山林の荒廃度は非常に慢性的であり、どのような手段も使えない状況に達した」と書いた。その時期の禿山は貧困をより一層加速化させるくびきに違いなかった。

そうした韓国が今は世界で最も成功した山林緑化国家に数えられる。事実上荒れ地だった国土の65%を木で覆ったので世界の人々が驚いて感心する。「禿山の奇跡」という修飾語までついた。持続的な植樹・造林事業と山林保護政策などが産んだ効果だ。

反面、北朝鮮地域の大多数の山林は相変らず荒廃した姿だ。最近の衛星撮影写真でも明確にあらわれた。全山林の32%以上が消えたと推定されるが、これはソウルの面積の47倍に達する。南北首脳会談の「4・27板門店(パンムンジョム)宣言」を履行するため、両側の山林協力分科会が今週板門店で開かれると発表された。

協力して私たちが北朝鮮に木を植え、山林緑化技術を支援または、伝授する側面が強くみえる。しかし、南側も樹木交流のおかげをこうむることができる。例えば、私たちの固有種であるチョウセンシラベと山岳地帯針葉樹が気候変化で絶滅危機に置かれたが、これら数種を白頭山(ペクトゥサン)一帯に移して植えて「ウィンウィン」という方式だ。

山林は北朝鮮にとって切実な分野で、南北が非政治的に最も接近しやすい協力対象ということに異論はない。人道的支援に該当し対北朝鮮制裁にも抵触しない。森林協力が本格的に進行されて南北交流と平和体制構築のうっそうとした森を成し遂げていければ良い。

ク・シヨン論説委員


この記事では、日本が韓国を植民地支配し山林を無分別に伐採し収奪したとなっており、その後森林を復活させたのが韓国なので、そのノウハウで北朝鮮に植林をしようとなっています。


しかし実は、以前にも引用しましたが9年前に韓国発のニュースで1911年に日本が調査した時点で朝鮮半島の山は森林率が非常に低い禿山だらけであったと報じられており、「収奪論」がそもそも成り立っていない事が韓国で聨合ニュースを通じて伝えられていました。


(※1)
100年前の我が国の山林は、どのような姿だったのだろうか? 聯合ニュース(韓国語) 2009/09/08



しかし最初の記事にもあるように、現在でも「日本が収奪した」という話が出回っており、しかも現状調べた範囲では「朝鮮は併合前に元から禿山だらけだった」という事実が韓国社会で「無かった事」にされています。


これはどういう事かといえば、客観的事実よりも「その時の感情」としての国民情緒が上回り、「実際はどうだったか」が韓国社会で受け入れられず、また「日本は道徳的に劣等である」という大前提が韓国に存在しているため、「日本が収奪した」というストーリーの方が彼らには受け入れやすいからです。


また似たような事例として、韓国で文化財指定されユネスコ文化遺産にも登録されている石窟庵の事例があります。


世界文化遺産「石窟庵」、60年代の復元工事に誤り 朝鮮日報 2007/09/23


以前も記事で紹介しましたが、韓国は日本統治時代の復元作業がデタラメであり、そのため入り口の配置がおかしかったが独立後に正常な配置に戻したとしていました。


が、記事にもあるように実は日本の補修が学術的に正しく韓国が行った60年代の補修での配置が誤りであったと判明したわけです。


しかしこの事例でも韓国側はこの事実が判明したにもかかわらず、これを無視し今でも誤った配置の状態のまま、「自分達の行った補修は正確である」としています。

石窟庵(慶州)  PUSAN NAVI
https://www.pusannavi.com/miru/1083/
ユネスコ韓国委員会(韓国語)
http://heritage.unesco.or.kr/whs/seokguram-grotto-and-bulguksa-temple/
(一部抜粋)

今日見ることができる仏国寺の建築物は、1969年から1973年の間に実施された復旧作業を介して部分的に再建されたものである。


どちらの事例も、日本人の常識からすればありえない事ですが、正しさに根拠が必要なく、他者の劣等性を指摘できれば自身の正しさを証明できる韓国ではこれが当たり前の事であり、だからこそ韓国との対話が非常に難しく、またトラブルばかり発生するという背景があります。


参考記事・動画
【日韓問題】日韓で異なる「正しさ」の概念
【日韓問題】日韓で異なる「正しさ」の概念 後編

独特の正しさの概念
彼らの正しさの概念は独特であり、根拠を必要としない。
また「この世には最初から一つの正しさが存在する」と考えられており、自分はその正しさを常に選択していると考える傾向にある。

そして正しさ同士がぶつかった場合には、(曲解でも捏造でもその件と全く関係なくともなんでもいいので)相手の劣等性を指摘する事でそれを自己の正しさの担保とする。

また相手の劣等性を指摘した時点で自身が指摘された問題は相手の問題にすり替わる。


彼らの「正しさ」を否定する形になると、彼らは「非常識だ」と怒り出し猛抗議してくるため、客観的事実を前提として話し合おうとする試みが成り立たず、しかもこれが彼らの「恨(ハン)」の蓄積に繋がるという悪循環をもたらすのです。


参考記事
韓国人の「恨(ハン)」に関する考察

恨(ハン)
韓国独特の概念であり、広義には「自身の正しさや望みがかなわない場合に感じるストレスの総称」。
また、彼らはこの恨が蓄積されると一過性の解消行動(一般的には他罰的であったり他者の足を引っ張る行動)を行う。
理論上は「レストランで隣の人が自分より良いものを食べていた」これだけで恨の蓄積が発生する。


つまり、敵対的であれ融和的であれ、日本人の常識の範囲内での対応は無意味という事になります。


2:なぜか対応できているイギリス


ここまでの話ですと、客観的事実を「彼ら自身」が見つけ出した場合ですら、感情的に受け入れられなければ拒絶してしまい、それで日本批判をしてくるわけですし、旭日旗問題のように、それまで問題にされていなかったものが、ある日突然問題にされてしまうような事例すらあり、もうお手上げ状態でどうにもならないように見えます。


参考記事と動画
『旭日旗問題』に見る韓国人独特の考え方
【日韓問題】韓国の旭日旗問題


しかも彼らは日本に限らず「自分達の正しさに反する」とどこの国にでも猛抗議をしてくるため、実際のところこの問題は日本限定というわけでもありません。


また、この「韓国的正しさ」に対して、例えば中国は韓国を恫喝する事で対応していますが、それを日本が行った場合日本がこれまで築き上げてきた国際的な信用を失ってしまう上に、この対応では単に中国が韓国に対して「自分達はお前たちよりも序列が上だ」と押さえ込んでいるだけであるため、「恨(ハン)」の蓄積が続き問題の先延ばしにしかなりません。


しかし実は、非常に不思議な事ですが中国以外でこの韓国からの「正しさの押し付け」にちゃんと対応できている国があります。
それがイギリスです。


例えば、以前も紹介したこちらの事例のように、イギリスは韓国による「日本海と東海を併記せよ」という要求を拒否した過去があり、韓国は「対抗措置をする」としたわけですが、実は現状韓国はフォークランド海をマルビナス海とする呼称運動、やっていません。


「東海表記に反対」…日本に肩入れする英国に韓国政府が対抗措置 中央日報 2011年09月20日


また他にも、韓国はイギリスの大英博物館に韓国館がない事を不満に感じ大英博物館に抗議をしていたのですが、すると大英博物館は「韓国の資金」で大英博物館内に韓国館を設置しました。


大英博物館の韓国室に北朝鮮の宣伝作品展示 中央日報 2002年04月02日
大英博物館でも韓国語案内、世界3大博物館にサービス拡大 中央日報 2009年12月03日


また、大英博物館では韓国人によって日本海表記の地図が何度も削り取られ、最終的にあまりにも嫌がらせが多いため東海表記にしたところ、今度は日本から抗議が来たため現状韓国館の地図には海の名称がありません。


そしてまた去年になって韓国は抗議したわけですが、現状相手にされていないようです。


(※2)
「大英博物館韓国館地図に独島(ドクト)・東海失踪…歴史誤りも多くて」 聯合ニュース(韓国語) 2017/07/20


他にも、これも過去に何度か問題にした事のある韓国の偽剣道団体である海東剣道の件なのですが、実は海東剣道が最初に進出した欧州の国はイギリスです。


しかし、現状フランスやフィンランド、イタリアには支部がありますが、イギリスの支部は恐らく消滅しています。


参考記事
韓国の偽剣道団体「海東剣道(Haidong Gumdo)」が詐欺すぎて突っ込みを入れてみた


かつて存在していたイギリス支部ページ (インターネットアーカイブ
Haidong Gumdo


また他にも、2012年頃から韓国はイギリスの日本文化イベントであるHYPER JAPANにフランスのJapan Expoのような形で入り込もうとしていたのですが、どうも全て失敗したようで韓国関連のものは当時から一貫して何もありません。


HYPER JAPAN


更に、韓国人が本来なら「恨(ハン)」を強く感じるようになる事もかなり行っており、例えば以下の事例のように、韓国はサッカーワールドカップの開催地投票でイギリスと密約を交わし、「韓国が2018年招致でイングランドに投票する代わり、2022年招致を目指す韓国にイングランドが投票する取引」とし、当時キャメロン首相にも約束をしていたそうです。


サッカーW杯をめぐる密約 韓国の裏切りにキレた英国が暴露 NEWSポスセブン 2015.08.24   



しかし韓国はこれを裏切りロシアに投票、怒ったイギリスがこの内幕を暴露したのですが、この事例の場合韓国は不正を公にされたのですからイギリスに恨を感じ「イギリスの劣等性の指摘」をしそうなものですが、実際には何もしていません。


また、ベトナム戦争における韓国軍による性暴力や虐殺の件で、イギリスの人権団体が謝罪要求と被害者像の作成を行っているのですが、


ベトナム戦争に派兵された韓国兵士の女性暴行「韓国政府に謝罪要求」英国で団体設立、混血児問題で像制作 産経新聞 2017.9.19 (1/2ページ) (2/2ページ


こういう事をされた場合、韓国は相手の劣等性の指摘をし返すはずが何もしていない上に、ベトナムのライダイハン(韓国との混血児)問題を扱ってきたハンギョレ新聞ですらこの件に沈黙しています。


そしてこの件で更に奇妙なのは、これも以前記事にしましたが韓国では小中華思想の影響で「島国は大陸より劣等である」とする考えが根付いており、これが日本に対する態度にも影響を与えているわけですが、イギリスがこれだけ恨を蓄積する事例を起こしても韓国人達は特に恨を感じている様子がありません。


参考記事
韓国における「島国」という単語の意味


アメリカに対してはかなり恨を感じており、様々な形で恨の解消行動を行っているにも関わらずです。


3:イギリスから着想


この件なのですが、なぜ韓国はイギリスにあまり恨を感じていないのでしょうか。
わたしはこれには2つの要素が関わっていると見ています。


一つは関わりの浅さです。
一見すると距離の遠さにも見えますが、例えばアメリカは韓国との距離が遠いわけですが交流が多く関わりが深いため、それだけ彼らはアメリカに恨を感じています。


要するに、恨と韓国との関わりの深さは相関関係にあり、関わりが深くなればなるほど韓国は相手に正しさを押し付け、また恨を感じるようになっていくわけです。


そしてもう一つは、イギリスはフランスなどと違って韓国に「冷たい」事です。
フランスのJapan Expoの事例やKorean Connectionの事例のように、彼らは自身の正しさを唯一絶対と考えている上に、一度要求を受け入れると次々に要求が増えて行きます。


参考記事
フランスのJapan Expoから韓国がいなくならない原因
「Japan Expoに寄生しないで独自のコリアエキスポやればいいのに」→過去にやった事があります


なぜなら要求を受け入れた時点で「ウリ」の範囲となり、ウリなら要求を受け入れるのが当たり前だ、つまり「易地思之」の適用範囲になるからなのですが、イギリスは韓国のこの傾向を知ってかしらずか、かなり上手く「適度な距離のナム」を保っており、結果韓国が殆ど侵入していません。


参考記事
韓国人独特の「ウリ」と「ナム」という概念
【日韓問題】韓国独特の「易地思之」
ウリとナム
ウリ(自分達)ナム(それ以外)自他の境界が非常に曖昧な概念であり、彼らはウリである場合自身と全く同じ正しさと感情を共有していると考える。
また、このウリの範囲はその時の都合で自身を中心に拡大縮小する。

易地思之(ヨクチサジ)
「相手の立場になって考える」という概念だが、実際の用法は「相手は自分の都合や事情を考慮しろ」という意図で使われる。


そして実は、私が韓国への対応で「無関係なナムを目指すべき」とし、必要以上に関わらずまた対応は徹底して事務的にすべきという考えに至ったのも、このイギリスの状況から着想を得ています。


イギリスは韓国と国交がありますし韓国企業はイギリス企業との取引もあります、また当たり前の事ですがイギリスと韓国は友好国同士です。
そして今回紹介したように、イギリスは韓国の要求を殆ど受け入れない上に、それどころか韓国が恨を感じるような行為を多数行っているにも関わらず、彼らの恨の解消行動の対象になっていません。


これを私は、関係の浅さと対応の冷たさにあると考えたわけです。


韓国の場合、どのような形、つまり融和的であれ敵対的であれ、積極的に関わろうとすればそれは等しくウリとナムの関係の適用範囲となり、恨の蓄積対象となるわけですから、国交断絶という「敵対的な態度」よりも、イギリスのように「冷たい態度」のほうが効果的に見える、私はそう解釈しています。


勿論、韓国が何か仕掛けてくればそれは対応しないといけませんが、それはあくまで「韓国に対応する」のではなく、影響のある第三国に説明等対応をするためと割り切っていくことも重要です。



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以下は当ブロマガのお勧め記事マイリストです、もしよかったらこちらもどうぞ。




動画版マイリスト









(※1)
100年前の我が国の山林は、どのような姿だったのだろうか?
聯合ニュース(韓国語) 2009/09/08
http://www.yonhapnews.co.kr/culture/2009/09/08/0906000000AKR20090908123300063.HTML

8日、国立山林科学院によれば、1910年に製作された『朝鮮林野分布図』を使い、100年前の南北朝鮮全域の山林の姿を分析した結果、当時の全体の山林面積は1,585万ha(島嶼
を省く)で、全国土の71%に達した。

山林の面積は現在の韓国地域の山林率(64%)よりも多かったが、木材資源を示す林木蓄積量は1㌶(1万㎡)あたり17立方㍍。現在の韓国(1㌶当たり103㎡)の16.5% 水準に過ぎなかった。

森の構成は大木の森(成熟林)が32%、若木の森(稚樹林)42%、禿げ山(無立木地)26%であり、大木の森の73%が北部地域に分布した。このうち特に咸鏡道(ハムギョンド)と平安道(ピョンアンド)に66%があった。

林床分布別では、松のような針葉樹林が43%で、クヌギの木のような広葉樹林(30%)よりも多かった。

北朝鮮地域は白頭山(ペクドゥサン)を中心に、比較的鬱蒼とした森が維持されていたが、韓国地域は白頭山脈の一部に大木が残っていただけで、海抜の低い低地帯には若い木と禿げ山が大部分を形成した。

100年前の我が国の山林は、トラが出沒するくらいに古木が鬱蒼としていたという予想とは違い、現在の水準よりも劣っている事が分かる。

『朝鮮林野分布図』は、日本の強占期に朝鮮総督府が朝鮮林の調査事業の一環として製作した、現存最古と同時に初の朝鮮半島全域の山林分布図。この地図は山林科学院緑色経済研究課のペ・ジェス博士が、1996年に日本の北海道大学の中央図書館で入手した物の写本であり、縮尺は50万分の1。

20万分の1の縮尺でも製作されていて、樹種分布(松、針葉樹、広葉樹)と所有区分(国有林、私有林、寺刹林)、林床分布(成熟林、稚樹林、無立木地)、封山(朝鮮末期に国家直属管轄の山林)というような情報を含んでいる。

山林科学院の関係者は、「この地図は、約5ヶ月という非常に短い期間に現地を調査して製作した為に正確度は落ちるが、100年前の我が国の山林の姿を見せる唯一の地図で、大変に貴重な資料だ」と話した。


(※2)
大英博物館韓国館地図に独島(ドクト)・東海失踪…歴史誤りも多くて」

聯合ニュース(韓国語) 2017/07/20
http://www.yonhapnews.co.kr/bulletin/2017/07/20/0200000000AKR20170720080300371.HTML

(ソウル=聯合ニュース)ワン・キロァン記者=世界3大博物館の一つである英国ロンドンの大英博物館韓国館にかかっている韓半島地図に「東海(日本名:日本海)」と「独島(ドクト、日本名:竹島)」表記がないことが明らかになった、とサイバー外交使節団バンクのチョン・ユジョン(23・女)さんが20日聯合ニュースに情報提供した。

バンクで青年リーダーとして活動するチョンさんは最近1年間、ロンドンに滞留して大英博物館を見て回っている時に、この様な事実を確認したとして関連写真を公開した。

チョンさんが現場で撮影した韓半島地図を見れば韓国、北朝鮮を非武装地帯で分けた状態で北朝鮮平壌ピョンヤン)と元山(ウォンサン)、開城(ケソン)など3都市、韓国はソウルと慶州(キョンジュ)、釜山(プサン)、光州(クァンジュ)など4都市を見せているが東海や独島は最初から表記されていない。

また、韓国歴史関連年表に古朝鮮時期が抜けており、高句麗百済新羅の設立時期の前には「伝えられるところによれば(traditionally)」という用語を付けて「高句麗traditionally 37BC-AD668」、「百済 traditionally 18BC-AD660」、「新羅 traditionally 57BC-676」等と表記ている。

チョンさんは「古朝鮮の時期がもれたのと、他の国の年表にはない『traditionally』を挿入したことは客観的な事実と認定しないという意味で、世界の人々に歴史を歪曲して広報している」と指摘した。

彼女は「韓国館にある年表だけ見たら外国人は韓国が高句麗百済新羅から始まると認識され、歴史が2千年にしかならないと誤認されかねない」と付け加えた。

パク・ギテ、バンク団長も「日本が独島、東海を竹島日本海として世界に広報する状況で、これは深刻な問題」として、「国立中央博物館に古朝鮮の歴史が紹介されており、韓国の歴史の本にも明らかに出てくるのに世界的な博物館の韓国館年表から古朝鮮が消えたことはあきれる」と強調した。

バンクは地図に東海と独島を反映して韓国史古朝鮮を挿入して、3国設立時期の前の「traditionally」を削除して欲しいと要求する書簡を大英博物館に送る計画だ。

大英博物館は年間600万人の観覧客が訪れる。韓国館は2000年にできて7~8世紀の統一新羅時代の仏像をはじめ13世紀の高麗青磁、朝鮮末期の白磁、18世紀のキム・ホンドの「風俗図帖」等250点余りの陶磁器と遺物を展示している。

同博物館は朝鮮時代の歴史を説明する大型広報版に「朝鮮は中国の属国だった(Korea was a vassal kingdom of China) 」と書いていたが、2005年3月これを発見したバンクの抗議を受けて正したことがある。