日韓問題(初心者向け)

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【韓国起源説】韓国が漢字を廃止した理由


さて、本日は「日本語の韓国起源説」を紹介しながら、その背景にある韓国の漢字廃止の経緯や、民族主義の高まりなどについて書いて行きます。



要約


つい先日、元駐日韓国総領事が日本語は韓国起源と主張し話題になったが、この韓国起源説は他の起源主張と少し異なる背景を持ち、韓国における漢字廃止の経緯と密接な関係がある。


日本語の韓国起源説は韓国では比較的一般的な部類に入るが、実はそれと同時に国語純化運動として、日本統治時代に入ってきた日本語を排除し純粋な韓国語に置き換えるという行為も行われているが、その作業において実際には「(韓国人が想定する)日本語のルーツになった単語」と「日本統治時代に入ってきた単語」の区別はついていない。


史実としては、元々漢字混じりのハングルは日本人が日本語ベースで整備して普及させたという背景があり、日本語と韓国語が似ているのはそのためとなる。


しかし韓国では「日本はハングルを奪った」としているので、日本がハングルを普及させたという事実は都合が悪く、また単語が漢字表記のままだと日本語の影響が一目瞭然なため、整合性を取るためにハングルから漢字を廃止した結果、上記のようなおかしな現象が発生しているという背景がある。



※一部を除き、引用記事本文は文末にまとめて掲載しています。
※本文中のリンクは引用の元記事、或いはウェブアーカイブウェブ魚拓(別サイト)へのリンクです。


1:日本語の起源を主張する韓国


まずはこちらの記事から


元駐日韓国総領事、「日本語のルーツは韓国語」と主張
Record China 2016年1月24日
http://www.recordchina.co.jp/a121602.html
2016年1月22日、韓国・世界日報は、日本語のルーツが韓国語であるとする主張を紹介した。

キム・セテク元駐日韓国総領事(78)は、「日本が韓国語を無視する限り日本語の語源を見いだすことはできないだろう」と述べ、日本語のルーツが韓国語であると主張している。キム元総領事は「人々がこのような私の主張に疑心暗鬼なことは知っている」と述べたうえで、「日本が韓国語と韓国を正しく理解してこそ、日韓関係を正しく認識し朝鮮半島植民地史観(日本統治時代に主流だった歴史観)で韓国を眺める認識が変わる」と語った。

キム元総領事は「日本で働いている間、韓国語と似た日本語を発見するたびに『日本語のルーツは韓国語』という確信を持った。韓国語と似た日本語を発見するたびにメモをして、後に辞書で単語一つ一つを調べた」と語っている。キム元総領事が2015年末に出版した著書「日本語漢字訓読、韓国語で解釈できる」は、20年間のデータを集め研究した結果をまとめたもので、2005年の「日本語の中の韓国語」、2010年の「日本に渡った韓国語」に続く3作目の著作となる。


この韓国起源説なのですが、現代の韓国ではかなり広く普及しており、特に若い世代ではこの起源主張を疑う人はあまりいません。


その背景としては以前から書いているように教育の影響が強く、現在の韓国では「日本に文明を伝えたのは韓国」とか「日本を作ったのは韓国人」という民族主義教育が積極的に子供の頃から行われているため、これが様々な韓国起源説を生み出す切っ掛けとなっており、個別の事例では信じる・信じないに差はあっても、大半の韓国人は何かしらの韓国起源説を信じているというのが実態だからです。


こうした背景があるので、韓国起源説にたいして「そんな事を信じているのは一部の人だけ」と主張する人は、大抵が嘘をついているか或いは韓国の教育現場で起きている事をまるで知らず、漠然としたイメージだけで擁護しているかのどちらかです。


そしてこの韓国起源説で一番おかしいのは、この説を主張する人々は現代の韓国語と日本語を比較して「似ているから韓国起源だ」としている事です。
日本による併合があり、その影響が言語にもある事を知っていながらです。


そしてこの矛盾に疑問を感じる韓国人は殆どいません。
これが現在の韓国の姿です、教育の影響というのはそれほどまでに大きいのです。


2:韓国における国語純化運動


上記のように、現在の韓国では日本語のルーツは韓国語であると信じている韓国人が多いのですが、それと同時に「日本統治時代の日本の影響を韓国から排除しよう」という運動が、日帝残滓の排除との名目で行われています。


(※1)
目覚めている個人の魂が打ち込まれた足取り マネートゥデー(韓国語)  2014.09.10


現在の韓国においては、上記のような「日帝残滓の清算」という運動は非常に頻繁に行われているのですが、その中でも特に活発に行われているのが、ハングルから日本統治時代の日本語を排除しようという、ある種の「国語純化運動」です。


(※2)
"幼稚園は日帝時代残滓"…'幼児学校'で名称変更推進 マネートゥデー(韓国語)  2014.12.28
テイクオフ:スタジオジブリの代表作…[社会] NNA.ASIA 2013/04/30
ソウル市が行政用語に使われる日本式漢字語の純化語を選定 中央日報 2015年04月12日


このように、韓国では日本統治時代に入ってきた日本語由来の単語を、純粋な韓国語に置き換える作業が頻繁に行われているのですが、調べてみるとこの運動は1960年代から実に半世紀以上も行われており、「いつまで経っても終らない」という事が解ります。


なぜなのかといえば、この運動には実は明確な基準が存在せず、どうやら「語感が日本語っぽい」ものを適当に選び出し、散発的に「この単語を純化した」としているだけなようなのです。


そのため、「国語純化運動」の成果と呼ばれるものを見ていると、単に目に付く物だけを槍玉に挙げているのが解りますし、場合によっては単語をわざわざ動詞に置き換えてしまったり、極端な事例では置き換えたとする変更後の単語が、明治時代に日本が近代化の過程で新たに作り出した単語の場合すらあります。


この事から解るのは、彼等がこの運動を行うのは、単に国語の純化運動というわけではなく、民族主義の発露や国威高揚のために「これだけの日本の影響を排除した」という成果を宣伝しているのだという事です。
だから半世紀経っても終らず、また近年民族主義の先鋭化からその頻度が上がっているのです。


そしてまた、このような背景からの運動であるので、「日本語と韓国語が似ているのは韓国語が日本語のルーツだからだ」という韓国起源説と因果関係が繋がらず、本来矛盾する主張が韓国社会で並列進行しているわけです。


3:韓国語における日本語の影響


現在の韓国では、「日本がハングルを奪い民族を抹殺しようとした」と学校で教育されているわけですが、実際には漢字交じりのハングルは日本人が日本語をベースに整備し、近代化に対応できるようにしたものです。


韓国が「ハングルを奪った」としているものは、実際には1940年代にハングルが公教育で廃止されたというだけであり、ハングルそのものを使うことを禁止したわけではないうえに、元々公教育において朝鮮人の校長はハングル教育をやりたがらない傾向にあり、ハングル教育をしていたのは専ら日本人が校長をしていた学校という背景もあったそうです。


(※8)
「日本と韓国」 八木信雄著 昭和53年(1978年) 日韓文化出版社


※2016年1月28日21時00分修正
「同じ言葉を教えられないのは二等国民のように感じるとの不満」という下りは、引用元が曖昧でしたので別のものに差し替えました。


ちなみに、ハングル研究者が弾圧されたとの主張が韓国にありますが、それは以前何度か紹介した上海独立政府のようなテロ組織に、摘発された研究者が接触を持ったからです。
先鋭的な民族主義思想を持ち、群集に向かって爆弾を投げ込むような組織と関係を持ったら、現代であっても逮捕されますからこれは当然です。


また日本人が日本語ベースで漢字交じりのハングルを整備した背景は非常に古く、日韓併合前の1882年にまで遡り、この当時朴泳孝という人物が福澤諭吉から「朝鮮の独立と朝鮮人の啓蒙の為には、朝鮮語(ハングル)による新聞の発行が不可欠」と提案されたことに始まります。


そして、福沢の門下生の一人であった井上角五郎らが中心となり、日本語ベースで近代化に対応した漢字交じりのハングルを整備、1886年にそのハングルを使用した「漢城周報」という官報を発行したことが、現代ハングルの出発点となります。


この事は戸籍制度改正により行われた「創氏」の告知広告に書かれた文書が解りやすく、そこでは漢字と片仮名で書かれた文章の片仮名の部分にハングルの振り仮名がされており、漢字単語だけでなく文法も日本語ベースであったことが非常にわかりやすいです。


(※論点が逸れてしまうので詳しくは言及しませんが、現在創氏改名とあたかも一緒の制度とされているものは、実際には創氏と改名で全く別制度です)




画像は1939年(昭和14年)制令十九号(創氏告知広告)
クリックで拡大します


なぜ韓国にとって漢字交じりのハングルが都合が悪いのか、これを見れば一目瞭然です。
文章が完全に日本語に対応しており、日本がハングルを奪ったという韓国の従来の主張が完全に崩壊してしまうからです。


また、以下のような朝鮮総督府発行のハングル教科書もあるのですが、これも韓国人にとっては非常に都合が悪く、これを目にした韓国人はかなりのショックを受けます。



  
(全てクリックで拡大します)


このように、日本統治時代に漢字交じりのハングルが教えられていた背景が、現在の韓国で完全に無かった事にされているが、現在の日韓の交流において日本語に触れる機会はあるため、「日本語と韓国語は似ているから韓国起源だ」との主張が韓国社会で広く受け入れられているわけです。


他の韓国起源説と違い、日本語の韓国起源説が特殊なのはこのためです。


4:現代韓国における漢字復活論争


上記のように、ハングルは元々日本語のように漢字を使うことを前提として成立したという経緯があるため、現在のようなハングルのみでの表記の方法には弊害があり、同音異義語を区別し難いという問題が存在します。


実際、数年前には「放水」と「防水」の区別ができず、鉄道の枕木15万個が不良品となってしまったという事件も発生しています。
(ハングルではどちらも「방수」と表記)


(※3)
「亀裂発見されたKTXの枕木15万個のすべて不良品」 SBSニュース 2009.02.17


また、他にも様々な弊害が発生しており、特に専門分野においてハングルのみでは判別できない単語が多数あるため、サムスンヒュンダイなどの一部財閥の幹部やキャリア、司法関係者、国家公務員など、極限られた業種のみ漢字を自主的に推奨した結果韓国内で知識格差が発生しており、これも社会問題化しています。


このため、韓国の右派系を中心に漢字復活の主張が度々行われています。


(※4)
【コラム】韓国の漢字教育が「失敗」した理由 朝鮮日報 2013/06/16


しかし、民族主義傾向の強い左派はこの動きに反対しており、「韓国青年の読解力は世界トップ」とか、「子供の就学負担が増える」と反対しており、実態としては左派系の支持母体である教員組合の負担が増える事を嫌っているという背景もあり、漢字復活論争は未だ続いています。


また、こうした反対の動きに賛同する自治体も存在しており、


「殉国した先祖の烈士の高貴な犠牲によって光復(日本の植民地支配からの解放)70周年を迎え、民族的自負心を鼓吹しなければならない今この時に、はっきりとした理由もなく教育部が推進する漢字併記は、韓国古来の言葉と文字を守ってきた殉国烈士の犠牲に対する民族的背信であり、歴史の車輪を逆に回す時代退行であり、世界で一番優れている文字のハングルに対する冒涜である」


との民族主義を背景に反対しています。
この主張として前提にあるのが、「日本がハングルを奪った」という政治的なプロパガンダです。


(※5)
韓国語に漢字併記必要なし、韓国青少年の読解力は世界トップレベル ハンギョレ新聞 2015.08.12
「漢字塾にも通うんですか…」韓国の小学生80%が漢字併記に反対 ハンギョレ新聞  2015.09.04
京畿道議会、小学校教科書への漢字併記推進撤回を要求 WoW!Korea 2015年8月29日


元々漢字廃止という動きは、1960年代に朴正煕政権が「日本がハングルを奪った」というプロパガンダを成り立たせるために始めた物なのですが、皮肉な事に現在はその弊害から右派が漢字復活を望み、左派が民族主義の観点から頑なにそれを拒むという逆転現象が発生しているのです。


「日本がハングルを奪った」というプロパガンダが、現在になって韓国内に大きな禍根を引き起こしているわけです。


5:韓国によるセルフ文化抹殺と日韓友好論者


このように、現在の韓国では様々な政治的思惑や史実をひた隠しにするプロパガンダが横行し、収拾の付けようのない大混乱を引き起こしているわけですが、問題はそれだけではありません。


最初の方で書いたように、韓国では現在「国語純化運動」として、日本語由来の単語の置き換え作業が行われているのですが、中には元々朝鮮には存在しなかった単語や概念を、無理矢理元々朝鮮にある単語に置き換えた結果、単語の意味や概念そのものが変わってしまい、本来の朝鮮文化が損なわれた事例すらあります。


たとえば韓国は「刺身」という単語は日帝残滓だからと、純粋な朝鮮語である「センソンフェ」に変えると国策レベルで推奨した事があるのですが、そもそも「フェ」というのは「鱠(なます)」のことであり、火を通さないという部分では同じですが、元々アジアにおける鱠とは「づけ」や「カルパッチョ」のように、生の素材に下味をつけたり他の食材と和えたり醗酵させたりした料理です。


(※6)
「サシミ、ワサビ抜き」 釜山の教授らが日本語排斥運動 西日本新聞 2005/04/19(リンク切れ)


つまり概念的に刺身とは別物なのですが、刺身を「フェ」としてしまった事で逆に現在の韓国では「韓国にも刺身があった」という事になってしまっています。


このように、日本から入ってきたものすらも「本来の韓国語に強引に当てはめる」という行為を続けているがために、むしろそれが原因で元々あった朝鮮文化が損なわれつつあるのです。
王桜はソメイヨシノと同じだと主張し、韓国各地にソメイヨシノを植林している行為と全く同じ事が、言語や文化の世界でも発生しているという事になります。


韓国は「日本は植民地支配し朝鮮の文化を抹殺した」と主張していますが、むしろ現在韓国が行っている事こそ文化抹殺そのものです。
本来あった朝鮮伝統の文化を、事実上日本文化に置き換えてしまっているのですから。


更に問題なのが、このような韓国の行いを本来批判しなければいけない、韓国人から良心的日本人と呼ばれている日韓友好論者達が、この行為を無条件に肯定しむしろ煽っている事です。


(※7)
仙谷由人氏「崔相龍氏は政治的な師匠」 朝鮮日報 2015/09/27 (1/2ページ)(2/2ページ


私は常々疑問に思います、「彼らの望む友好とはなんなのか?」と。
現在日本で日韓友好を訴える人々は、大半がこんな人達なのです。


私個人としては、韓国人が韓国内で何をしようともそれは韓国人の好きにすれば良いと考えていますが、その行為に日本人が積極的に関与する姿は甚だ疑問です。



最後に、本文に入れる事ができませんでしたが、今回の記事に関係する非常に貴重な論文がありますので、そちらを引用して終わりとします。


韓国の『国語醇化資料集』における日本語語彙
生活用語を中心に
李光済
http://ir.nul.nagoya-u.ac.jp/jspui/bitstream/2237/8343/1/lee6.pdf

1. はじめに
現代韓国語の語彙には膨大な外来語起源の語彙がある。古くから表記の手段として中国の文字である漢字を受け入れ、漢文が長く公用語として用いられたために、膨大な量の漢語が流入した。また、高麗時代末期にはモンゴル語流入があり、さらに日本に門戸を開放した「日朝修交条規(江華島条約)」(1876年)以降は主に日本語と英語からの語彙が流入した。以降、政治的、経済的、社会的、文化的接触により日本語からの本格的な語彙借用が始まり、1910年から36年間にわたる植民地支配によって日本語からの借用がさらに拡大した。1945年解放以降、「国語醇化運動」が始まったが、植民地当時の法律、行政、社会制度等が受け継がれたことや、学術用語、科学技術用語の流入により、日本語からの借用は中断されなかった。

しかし日本語系語彙に関する研究は「国語醇化運動」の一環として排除の対象として扱うものが多く、研究対象として取り上げられることもあまりなかった。そのために現在に至るまでどういう語彙がどれくらい流入したのかについての実態調査は少ない。現代韓国語語彙体系に及ぼした日本語系語彙の影響を客観的に研究することは現代韓国語の語彙研究にとって重要なことである。


2. 考察の対象
『国語醇化資料集』(2003)は、1977年から2002年まで関係機関が発行した『国語醇化資料集』を国立国語研究院が整理したもので41分野にわたり20,530語を収録している。語種構成については、漢語が11,210語(54.6%)、西欧外来語が6,582語(32.1%)、日本語系語彙が2,087語(10.2%)、混種語が471語(2.3%)、韓国固有語が180語(0.9%)を占めていると報告している。41の分野別分類は次の通りである。

(中略)

5.2 借用様式
日本語系語彙は、借用様式により、音を借りた「音声借用」と、漢字を介した「文字借用」と、その両方を重ねた「混合借用」とに分けることができる。
調査対象語の借用様式別の分布は次の表3の通りである。
(中略)
これを見ると、和語、外来語、混種語は音声借用が多く、漢語は文字借用が多いことがわかる。それぞれの類の例は次の通りである。


1)和語
文字借用:가봉(仮縫い)、견습(見習い)、내역(内訳)、대출(貸出)、대폭(大幅)、매도(売渡し)、 매립(埋立)、매상(売上)、매점(買占め)、명찰(名札)、방사(放飼い)、사입선(仕入先)、수당(手当)、수부(受付)、승환(乗換)、언도(言渡し)、위체(為替)、이서(裏書)、인상(引き上げ)、입구(入口)、적립(積立)、절상(切上)、조립(組立)、지불(支払)、취소(取消)、평영(平泳ぎ)、품절(品切れ)、할인(割引)など

音声借用:가라테(空手)、가마보코(蒲鉾)、가즈라(鬘)、가타가키(肩書)、구루마(車)、구치베니(口紅)、나카마(仲間)、노리마키(海苔巻き)、다라이(たらい)、다마네기(玉葱)、다테(縦)、데코보코(凸凹)、마구로(鮪)、미다시(見出し)、사루마타(猿股)、사시미(刺身)、소데나시(袖無し)、시바이(芝居)、아키바레(秋晴)、오시이레(押入)、테모치(手持ち)、히키사게(引下げ) など

混合借用:복지리(フグ汁)、소라색(空色)
(後略)



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(※1)
目覚めている個人の魂が打ち込まれた足取り
マネートゥデー(韓国語)  2014.09.10
http://news.mt.co.kr/mtview.php?no=2014091017550091208&type=1&MLA

チョッパリカス=パク・チャンヒョン著。318ページ/1万5000ウォン。

本のタイトルから編集、デザインまで全部荒い。著者パク・チャンヒョンもやはり作家的ペンネームではアマチュア同然で、メディアに注目されないのも当然だ。だが、本が含む内容だけみれば、それほど軽く見過ごせる本ではない。

'日帝残滓清算'は当然の民族的課題だ。ところが時期が時期ならその当然の主張まで'不純な勢力の不純な意図'と歪曲され攻撃を受ける。だから耐える体力のない小市民はそのような主張をむやみに立ち上がって言うのは怖くなる。

著者はタイトル'チョッパリカス'のまま、私たちの言語、文化、制度など日常生活のあちこちに残る日帝残滓を繊細に調査、網羅した後、民族精気を正しく立て直そうとするなら、それらの排除からすべきだと主張する。当然、反民特別委の解体による親日派清算失敗の歴史から始める。その上、読者の公憤を引き出すため親日派名簿と日帝時代の日本軍蛮行まで付け加えた。

著者は海兵隊予備役中尉、技術高等考試合格、産業資源通商部局長の経歴に現在は新再生エネルギー関連協会で働く身分だ。このような種類の本をあえて立ち上がって書かねばならない立場では全くない人という先入観を持つに充分だ。本のどこにも著者が名高い独立活動家の子孫という記録がない点もそうだ。この本が'独特の意味'を持つ理由だ。
(後略)

チョッパリ=豚の足の意味、日本の足袋を揶揄した日本人への蔑称


(※2)
"幼稚園は日帝時代残滓"…'幼児学校'で名称変更推進
マネートゥデー(韓国語)  2014.12.28
http://news.mt.co.kr/mtview.php?no=2014122809437673480

・グンヒョン、セヌリ党事務総長./写真=ニュース1

幼稚園の名称を'幼児学校'に変える法改正が推進される。

28日、国会によればセヌリ党事務総長のイ・グンヒョン議員はこのような内容の'幼児教育法一部改正法律案'を最近代表発議した。

イ議員は「現行法は幼児対象の教育機関を'学校'と規定するが日帝強制占領期間に初めて使われた幼稚園の名称がずっと使われているとして「民族的自負心回復のために幼児教育機関の名称を変更する必要がある」と発議趣旨を明らかにした。

改正案が国会を通過した場合、既存の幼稚園の名称は'幼児学校'へ、園長と園監の名称は各々校長'と'副校長'に変更される。


テイクオフ:スタジオジブリの代表作…[社会]
NNA.ASIA 2013/04/30
http://nna.jp/free/news/20130430krw001A.html

スタジオジブリの代表作「魔女の宅急便」の韓国版を見た。韓国版タイトルは「魔女配達婦キキ」という。これを見て、大学院時代に翻訳科の教授が「魔女の宅急便を韓国に輸入する時、タイトルをめぐり議論が起きていた」という話を思い出した。

周知の通り「宅急便」はヤマト運輸の商標なので韓国語にはない。一番近い言葉は、日本語同様「宅配便」だが、これは「日本語由来の言葉だから純韓国語に変更すべき」(韓国国立国語院)として回避されたそうだ。最終的に「配達婦」という言葉を韓国版で採用したそうだ。

ジブリ作品で、特に韓国版タイトルが面白いのは「千と千尋の神隠し」。英語版は「Spirited Away」だが、「神隠し」たる言葉がやはり韓国語にはない。その結果、採用されたのが「千と千尋の行方不明」である。翻訳家の苦心を察したい。


ソウル市が行政用語に使われる日本式漢字語の純化語を選定
2015年04月12日10時53分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
http://japanese.joins.com/article/873/198873.html

日本の歴史歪曲により韓国で歴史を正すことに対する関心が高まる中、ソウル市が行政用語から日本色を除去する。

ソウル市が10日に明らかにしたところによると、市当局は日本式の漢字語など日帝残滓行政用語23個を韓国語や簡単な表現に変えて使う。ソウル市は国語使用条例に基づき純化した単語を9日にソウル市報に告示した。

「切取線」は「切る線」に「仮処分」は「臨時処分」に、「行先地」は「行く所」に、「耐久年限」は「使用可能期間」に、「食費」「食代」は「ごはん代」に正す。

また、行政書類にしばしば使われる表現である「引受する」は「譲り受ける」に、「呼出」は「呼ぶ」に、「回覧」は「回し見る」に、「節水」は「ムル(水)節約」に、「納期」は「出す日」に直した。

日本語調で多く使う生活用語である「ワク(枠)」は韓国語の「トゥル」に、外来語である「ラッシュアワー」は「混雑時間」に純化した。

ソウル市のキム・ジンマン市民疎通担当官は、「今回選ばれた純化語は日本式漢字語21個、外来語2個で、韓国語で書けるのに乱用されている単語。関係委員会で定期会議を開き純化する言葉を選定した」と話した。

直して使うべき日本式漢字語などを見つけた市民はソウル市ホームページの「公共言語改善提案掲示板」を通じ自由に意見を出すことができる。キム担当官は、「掲示板の意見を取りまとめ、次の委員会審議案件に上げる計画」と説明した。

(※3)
「亀裂発見されたKTXの枕木15万個のすべて不良品」
SBS 2009.02.17
http://news.sbs.co.kr/news/endPage.do?news_id=N1000546173&plink=OLDURL

<8ニュース>
<アンカー>
次のニュースです。 昨日(16日)京釜高速鉄道2段階事業区間の枕木3百個で亀裂が発見されたという報道がありました。 ところが、この区間に入ったコンクリート枕木15万個のすべてが不良品であるものすごい事実が確認されました。

TBCソウンジン記者が報道します。

<記者>

高速鉄道線路を支えるコンクリート枕木が帯状にぽかんと割れています。

鉄道施設公団は京釜高速鉄道2段階工事現場で、現在まで、このような亀裂が発生した枕木はすべて332個と明らかにした。

しかし、大邱 - レース96.9キロ区間に設置された枕木15万3千両方が、このような亀裂の危険性を抱えていることがわかった。

すべて防水材ではなく、吸収材が入っている不良品だからです。

コンクリート枕木に亀裂を起こした接続装置の設計図面を見ると、接続装置に入る詰め物は、防水発泡材で施工するようにしました。

問題は、接続装置を作ったメーカーが図面に出てくる防湿を吸収材として解釈枕木会社に製品を納品したものです。

[仕入れ元の運送会社の関係者:防水という概念曖昧で、水を遮断することも防水が水の量を減らすことも防水なので...。]

納品された枕木を管理監督する監理スタッフもしっかり確認していませんでした。

[監理スタッフ:その人に適していないものを使用していないと思っていなかったよ。]

手抜き工事のあるいはもちろん15万個の不良枕木が高速鉄道にカルリル間一度の問題提起もないほど工事管理監督もしっかり行われていませんでした。

(※4)
【コラム】韓国の漢字教育が「失敗」した理由
朝鮮日報 2013/06/16
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/06/16/2013061600044.html(リンク切れ)
http://web.archive.org/web/20130618035107/http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/06/16/2013061600044.html(ウェブアーカイブ

「パパ、『旅館』というのは女性だけしか泊まれない所なの?」(「旅」という字と「女」という字は共に「ヨ」と発音)

 「旅館ってなあに」という子どもの質問に、ある大学教授が「泊まる所」と答えたところ、子どもから返ってきた質問だ。次のように説明すれば、答えはもう少し簡単だった。「旅人の『旅』に客舎という意味の『館』を使うことから、旅館とは旅行中に泊まる家のことだ」。子どもは漢字が分からず、ただハングルで「ヨグァン」と書かれていたため、そもそも正しい答えを望むこと自体、最初から無理だったのだ。

 「尹昶重(ユン・チャンジュン)元大統領府報道官を更迭する」との速報が流れたとき、ネット上では「更迭」という言葉が検索語の1位に浮上した。「ある地位にある人を入れ替え(迭)、他の人に変える(更)」という更迭の意味を調べるためにアクセスが集中したわけだ。最近では、「弊害」「カード決済」「類例のない」などのハングルのつづりを誤って使っているケースが多く、ネット上でも多数見掛ける。この中には学術論文やメディアの記事も少なくない。これらは全て、音をそのままハングルに置き換えてしまったところから生じた過ちだ。

 「漢字教育を強化してほしい」と主張する人々の大多数は「韓国の古典を解読できなくなった」「人格教育に問題が生じる」「北東アジアを中心とした時代に移り変わっていく中で、隣の中国や日本との交流が困難になる」と心配する。全て間違いではないが、もっと大切な理由がある。漢字が分からないために、現在われわれが使っている韓国語での意思疎通がうまくいかなくなってきているという点だ。

 「体罰禁止」の範囲は一体どこまでかという問題をめぐり、政府と一部の教育庁教育委員会に相当)、現場である学校の解釈には、それぞれ開きがある。もし「体罰」の意味が「体に直接苦痛を与える罰」だということをもう少し多くの教師や生徒・児童たちが知っていれば、こうしたことにはならなかっただろう。ある高齢の医者は「『妊婦』が陣痛を訴えている」という際の「陣痛(チントン)」と「痛みを和らげるために鎮痛剤を打つ」という際の「鎮痛(チントン)」の区別ができない若い医者が増えている」と嘆いた。

 「私の子どもだけはこんな目に遭わせたくない」という人々の思いが見え隠れする。2009年に教育部(省に相当)が行ったアンケート調査の結果、保護者の中で小学校の漢字教育に賛成と回答した人は89.1%だった。「今からでもいいから中学で漢字を教えてみてはどうか」という人もいる。漢字を教える場合、古文を用いて教えるケースが多いため、現代韓国語で必要とされている漢字語の勉強にはつながりにくい。「漢文」という教科は、大学修学能力試験(修能=日本の大学入試センター試験に相当)で「第2外国語」に分類される。子どもたちにとって漢字とは、まさに「不慣れな外国語」そのものなのだ。

 最近「漢字教育の活性化に向けた政策シンポジウム」(4月16日)や「語文政策正常化を促す国民大会」(5月10日)が相次いで開催されているが、観客席を埋めたのは、ほとんどが60代以上の高齢者だった。30代以下は片手で数えられるほどしかいなかった。ハングル専用化政策により、漢字が小学校の教科書から姿を消してはや43年が過ぎようとしている。今では漢字が若い世代から忌み嫌われる対象となってしまった。厳格な祖父が古書を片手にむちで叱りつけながら孫たちを教えるという古いイメージから脱しない限り「夢は恋愛人(発音が同じ『芸能人』の誤記)になること」というような誤った言葉が堂々とまかり通る社会になってしまうだろう。

(※5)
韓国語に漢字併記必要なし、韓国青少年の読解力は世界トップレベ
ハンギョレ新聞 2015.08.12
http://japan.hani.co.kr/arti/politics/21596.html

「小学校教科書漢字併記」討論会開かれ
 「漢字併記世代より読解力は高まった」
 私教育業者など「漢字併記ロビー」の疑い
 昨年以後、関連塾が雨後の筍のように増え
 教師1000人「絶対反対」宣言文を発表

「ハングル専用のために文を読み理解する能力(読解力)が低いというのは、漢字教育強化論者らがでっち上げた嘘だ。国際学業達成度評価で韓国の15歳の読解力水準は世界1~2位だ。国際成人力量評価でも韓国の16~24歳の読解力は22加盟国のうち3位だ」

 イ・ゴンボム社団法人ハングル文化連帯常任代表は12日午後、ソウル・汝矣島(ヨイド)の国会議員会館で開かれた討論会「小学校教科書漢字併記と小学校用適正漢字提示は必要か?」でこう明らかにした。

 漢字教育強化論者は「ハングルのおかげで文字を読めない単純文盲率は低いが、文を正しく理解できない実質文盲率が高い」と主張している。 教育部が2015年改正教育課程で「小学校教科書漢字併記」を推進する主たる根拠だ。 イ理事長は「韓国の55~65歳の読解能力は国際成人力量評価22調査国中で20位だった。読解力が低い層はハングル(専用)世代ではなく、漢字(併記)世代」と反論した。

 ハングル団体と教育界では「ハングル専用政策放棄」の背後に、国漢文混用論者と私教育業界のロビーがあるのではないかと疑う。初等教育課程研究会は討論会で「小学校での漢字教育の必要性は、2002年全国漢字教育推進総連合会の建議文で始まった」として「この団体は現在漢字級数認証試験を共同後援している」と指摘した。

 討論会を主催した国会議員も漢字私教育の拡大を憂慮した。ト・ジョンファン新政治民主連合議員は「韓国職業能力開発院の統計によれば、漢字資格試験83種のうち31種は教育部が小学校漢字併記を推進することにした昨年以後に新設されたものであり、関連塾も増加している」と指摘した。

 政府の漢字強化政策は、すでに小学生の学習負担増加になって現れている。政府は2008年に児童生徒生活記録簿に国家公認資格を記入させたが、漢字資格試験も含まれている。 その結果、2009年だけで37万人の小学生が漢字資格試験を受けた。 全国の小学生367万人の10%だ。

 小学校教科書漢字併記反対国民運動本部はこの日、国会前で記者会見を行い、小学校漢字併記に反対する教師1000人の宣言文を発表した。 教師たちは「小学校教科書の漢字併記は、子供の基礎的な言語学習と思考発達に障害をもたらすものであり、絶対に受け入れられない」と明らかにした。


「漢字塾にも通うんですか…」韓国の小学生80%が漢字併記に反対
ハンギョレ新聞  2015.09.04
http://japan.hani.co.kr/arti/politics/21833.html

 「夏休みに入る前に、ある友達が泣きました。友達と遊びたいのに、塾に行かなければならなくて、悲しくて泣いていました。ハングルの勉強も難しくて塾に通っているのに、漢字まで覚えなければならなくなると、子供たちは大変です」

 ソウル西大門区の小学校に通うイ・ミンギュ君(11)は8月13日、光化門(クァンファムン)広場でハングル団体の主催で開かれた「ハングル教科書葬儀」に子供代表として参加し、こう話した。手にはくしゃくしゃの紙に直接書いた“檄文”が握られていた。「私たちがする勉強なのに、私たちの意見も聞かず、漢字を強要するのは、真の教育を考えることではありません」

 イ君だけでなく、小学生10人に8人が教科書の「漢字併記」に反対している調査結果がでた。全国教職員労働組合(全教組)が、全国の小学校4年生から6年生の1400人に教科書の漢字併記についてどのように考えるかを尋ねたところ、1114人(78%)が「反対する」と答えた。漢字併記に反対する理由としては、「ハングルだけでも意味がよくわかる」(48%)、「ハングルの文章を読むのに邪魔になる」(23%)、「漢字塾にもっと行くことになるだろう」(18%)などが挙げられた。

 教科書にハングルに並べて漢字を書こうとする大人たちに、子供たちはこのような言葉を残した。「世宗大王は韓国の言葉(ハングル)をなぜつくったのでしょうか」「私たちの立場も考えてください。漢字併記の教科書を見たけど、とても複雑で、頭がクラクラしました」「どうしてそんなに何かもっとやらせようとするのですか?」「漢字の次には日本語も覚えなければならないですか?」

 現場で漢字を教えなければならない教師たちの反発も強い。今年4月に全国の2200人の小学校教師を対象に行った全教組のアンケート調査では、87.8%の教師が「漢字併記に反対する」と答えた。続いて8月には小学校教科書におけるハン漢(ハングルと漢字)併記に反対する教師たちが集まって「小学校教科書の漢字併記に反対する教師1000人宣言」を発表した。

 教師たちは宣言文で「漢字をただ暗記させるような教育が子供たちの生活をもっと苦しくするのは必至」だとし、「特に農漁村の学校ではすでに多文化(母親や父親が外国出身の家庭)の学生が30〜50%に達し、韓国語とハングルを身につけることが最も重要な目標なのに、ここに漢字学習の負担まで加えるというのは、学校の現実を無視する発想」だと指摘した。しかし、教育部は、現場の反発を無視して2018年から小学校の教科書に漢字併記を実施する方針を事実上確定した状態だ。

 全教組は3日、「学生、教師、保護者、市民社会がすべて反対する小学校教科書の漢字併記という怪物を退治しなければならない。社会的、言語的、教育的な側面から見ても、漢字併記の根拠は見当たらない。漢字関連団体の利害関係と、これに振り回される教育部の無節操な態度以外には説明がつかない」と主張した。


京畿道議会、小学校教科書への漢字併記推進撤回を要求
WoW!Korea 2015年8月29日
http://www.wowkorea.jp/news/korea/2015/0829/10151293.html

韓国・ソウル近郊に位置する京畿道(キョンギド)道議会のチェ・ジョンファン議員が29日、「教育部による小学校教科書への漢字併記推進撤回要求建議案」について代表発議したことが明らかになった。

 チェ議員によると、教育部は早ければ2018年から小学校の教科書に漢字をハングルと併記するなど漢字教育の活性化案を昨年9月に出しており、来月の告示(2015改定教育課程)を目標に推進しているという。

 チェ議員は建議案で「2015改定教育課程が確定すれば2018年から小学校3年生以上の全ての教科書に漢字を併記することになる」とし、「韓国古来の言葉と文字を教えることに集中しなければならない幼い子どもたちに難しい漢字学習の重荷を背負わせると同時に、私教育の沼に追い込む時代錯誤した反教育的な政策だ」と批判した。

 続けて「殉国した先祖の烈士の高貴な犠牲によって光復(日本の植民地支配からの解放)70周年を迎え、民族的自負心を鼓吹しなければならない今この時に、はっきりとした理由もなく教育部が推進する漢字併記は、韓国古来の言葉と文字を守ってきた殉国烈士の犠牲に対する民族的背信であり、歴史の車輪を逆に回す時代退行であり、世界で一番優れている文字のハングルに対する冒涜である」と主張した。

 ことし4月には全国市道教育監協議会で満場一致により「小学校教科書への漢字併記撤回」を建議し、最近では教員1000人が漢字併記に反対する宣言文を発表している。

 チェ議員は「英語圏の国家で読解力を高めるために、英語の語源となるギリシャ語やラテン語を併記して教える国がないように、教育部の漢字併記主張は説得力が全くない」とし、「誤った政策であることを認め、迅速に撤回すること」を要求した。

 この建議案は9月8日から開かれる第302会道議会臨時会で審議議決される予定である。


(※6)
「サシミ、ワサビ抜き」 釜山の教授らが日本語排斥運動
西日本新聞 2005/04/19
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/news012.html (リンク切れ)

 竹島領有権や歴史教科書の問題をめぐり反日嫌日感情が広がっている韓国で、水産分野の専門家が、「サシミ」など海鮮料理関連で数多く残る日本語を排斥し、韓国語に置き換える運動を始めた。

 韓国センソンフェ(サシミ)協会会長も務め、地元で「サシミ博士」と呼ばれる釜慶大(釜山市)の趙永済(チヨヨンジエ)・水産学科教授は、地場焼酎メーカーの後援を受けて、日本語がよく使われる魚や料理の写真とともに、韓国語への置き換え例を紹介するポスター三千枚を作製。四月一日から、釜山市や慶尚道の海鮮料理店などに配布中だ。

 置き換え例によると、「サシミ」は「センソンフェ」、「ワサビ」は「コチュネンイ」、「サワラ」は「ハクコンチ」、「アナゴ」は「プンチャンオ」、突き出しは「プヨリ(副料理)」―になる。

 「サシミ」「ワサビ」「スシ」などは国際的な言葉として定着しているが、趙教授は韓国の通信社・聯合ニュースに対し「わが民族の自尊心回復のため、この地だけは、これ以上、日本語のはんらんを放置できない」と述べ、新たに二種類のポスターを作製予定という。

(※7)
仙谷由人氏「崔相龍氏は政治的な師匠」
朝鮮日報 2015/09/27
(リンク切れ)
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/09/26/2015092600375.html
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/09/26/2015092600375_2.html
(ウェブアーカイブ
http://web.archive.org/web/20150927115751/http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/09/26/2015092600375.html
http://web.archive.org/web/20150927120008/http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/09/26/2015092600375_2.html

(一部抜粋)
日本が韓国人の土地はもとより、言語や名前、文化まで奪い、強制連行して過酷な労働を強要したことは、いくら謝罪しても許されないほどの行為だと知った。民族のアイデンティティーを破壊するのは、植民地支配の中でも重大な犯罪だ」と述べた。その後、仙谷氏は東京大学に「近現代史研究会」を設立し、日本と中国、韓国との関係などを学んだという。さらに、駐日韓国大使を務めた高麗大学の崔相龍(チェ・サンヨン)名誉教授を「私の政治的な師匠」として紹介した。


(※8)
「日本と韓国」 八木信雄著 昭和53年(1978年) 日韓文化出版社

(一部抜粋)
これは、終戦時まて韓国人の通学する国民学校の校長をしていた韓国出身の吉野鎮雄氏から聞いた話なんだが、道(どう・県)によって多少の相違はあっただろうが、韓国人校長の場合はほとんど朝鮮語の授業を行わず、逆に日本人校長の場合はそのほとんどが週二時間宛教えていたというんだな。

当時の韓国には六年制の国民学校のほかに四年制の国民学校もあり、六年制学校の校長十名か十一名の中一名、四年制学校の校長七、八名の中一名位の割合が韓国人校長だったから、朝鮮語を教えなかった国民学校は教えた学校の一割前後にしかならなかっただろうとも言っていたよ。