日韓問題(初心者向け)

日韓問題について、初心者でもわかりやすい解説と、日韓問題とマスコミ問題の動画のテキスト版を投稿しています。

韓国が嫌われるもう一つの原因


さて、今回は最近韓国が官民あげて非常に活発にイベント等を行っている、とある韓国起源説の説明と、韓国のそうした行為に対して、日本で日韓友好を訴える人々の態度が、より一層韓国への不信感を強め嫌韓を増やしている、そんな背景について書いて行きます。


過去このブロマガでは、日本と韓国では大きく価値観やあり方が違うにも関わらず、その違いがまるで知られていないがために対立がより激しくなるのであって、メディア等で説明されている嫌韓の原因は明らかに主流の原因とは異なると書いてきました。


こうなっている背景には、日本で特にメディアなどを中心に日韓友好を訴える人々が、韓国の問題を意図して隠したり、批判を何でもヘイトや思想の左右の問題にこじつけてしまうため、違いも問題点もまるで認識されず、結果漠然とした反感が積み重なって行った事が非常に大きな要因としてあります。


今回扱う問題も同じです。
過去ここでも何度も問題にしてきた、韓国による日本文化の剽窃行為である韓国起源説、これを批判する側に対して「殆どの人は起源など主張していない、一部の例を全体に当てはめるな」とか「韓国にもおかしなところはあるが、このやり方は偏っていて過剰だ」等、日韓友好を訴える人々の中で「批判への批判」を行う人達は多数いますが、では問題の原因である韓国起源説を行う人々に対し、彼らは止めさせようとしたり批判したりしているでしょうか。
実際のところ全くしていません。


彼らは一貫して韓国起源説を批判する日本人の側を「やめさせようと」するだけで、韓国人による韓国起源説をやめさせようと動きはしません。
要するに、批判される原因はなくならないのに、批判する行為だけを無くそうとするのです。
当たり前の事ですが、こんな事をしていたら余計に不信感や嫌悪感は広がる一方です、そしてこれが今回の「もう一つの原因」です。


まずは近年特に活発化し始めている茶道の韓国起源説から。


茶文化で伝統を生かし百年の計を
仁川日報(韓国語) 2015/5/11
http://www.incheonilbo.com/?mod=news&act=articleView&idxno=581061
来る16日、仁川で'茶の饗宴'が行われる。 '第35回茶の日記念、第26回全国茶人大宴会'が開かれる。この行事は、全国の2000あまりの茶人たちが参加する国内最大の茶のイベントといえる。

ソウルに本部を置いている韓国茶文化協会が閨房茶礼保存会とともに主催する同行事はいつも仁川で開かれた。 これは韓国茶文化協会理事長が、仁川に縁故を置いているためだった。
(中略)
韓国茶文化協会によると、中国と日本の茶も我が国から渡ったという記録を発見することができる。

日本の象徴である桜が、我が国済州より生じた報道からわかるように、私たちのものは、私たちが知らず知らずのうちに外国のものに変わった場合が多い。

お茶文化の活性化を通じて仁川のブランド価値を高め、百年の計を作っていこう。

見ての通り茶道や茶文化の韓国起源説です。
これなのですが、そもそも朝鮮では仏教と共に中国から茶(抹茶)の文化が入ってきたのですが、その後李朝時代に仏教弾圧が行われた時、この仏教を背景とした茶文化もかなり廃れてしまい、変わりに主流となったのは木や果物の皮を乾燥させたものを使用した煎じ茶や、主に中国由来の醗酵茶(固形茶)などが多く飲まれていました。


また、いわゆる「茶道」のような様式の文化も朝鮮にはなく、茶を淹れる礼法はあるにはありましたが、それは中国式のものであって日本の茶道は全く関係ありません。
以下で日本の専門家が韓国起源説に突っ込みをしています、詳しく知りたい方は読んでみてください。
「新羅の礼法」などと韓国主張の茶道 横やりだと茶道家反論 NEWSポストセブン 2012.12.28


そしてこの茶道や茶文化の韓国起源説なのですが、以前書いたソメイヨシノ韓国起源説のときと同じパターンで、「日本に文化を奪われた」と宣伝されています。


韓国茶の飲み方…日本の影響で歪曲、過度に礼儀ばかり強調
2014年11月12日15時58分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
http://japanese.joins.com/article/611/192611.html
東アジア茶文化研究所のパク・ドンチュン所長(61)は伝統茶文化について苦言をはばからない。一生を韓国緑茶と共にしてきた彼女が批判する理由は、それだけ韓国茶文化が危機的状況だと見ているからだ。複雑なだけのお茶作法、2007年の農薬問題イメージがいまだに緑茶文化を困難に陥らせているというのがパク所長の考えだ。
(中略)
パク所長は「茶文化運動が日帝強制占領期間以後に断絶した茶文化に新たに光を当てた業績は評価されてこそ当然だが、礼儀作法を過度に強調してみると、もともとの茶の良さについてはないがしろにしていた面がある」と話した。たとえば韓国緑茶は摂氏93度の水に15~20秒ほど茶の葉を浸すことで胸やけのような不便さもなく楽しめるのに、茶文化運動当時に日本の茶道の影響を受けて今のように70~80度の温度でお茶をこすのが1つの正解のように席を占めたという主張だ。
(後略)


元々韓国茶道というのは、90年代に在日韓国人が日本の裏千家の茶道をコピーして作り出したものであって、日本の影響も何も「そのもの」です、朝鮮には本来そういったものはありません。
また韓国の緑茶が全てではないにせよ廃れたのは、先ほども書いたように李朝の仏教弾圧による影響であって、日本は何の関係もありません。
そもそも緑茶が見直されるようになったのも韓国では90年代のことです。


しかし彼らは、こうして「日本の文化抹殺事業のせいで廃れた」という事にして、世界中で韓国茶道が伝統のある文化であり、日本の茶道文化は朝鮮のコピーでしかないとの前提の下、世界中で国を挙げて宣伝活動をしています。


アメリカの事例
韓国文化院、千作家 「茶の香り」展開催
http://www.koreaculturedc.org/Ko/Explore/Content.asp?idx=300&Part=EH
駐米韓国大使館韓国文化院(院長:チェビョング)で3月8日(金)「茶の香り」というテーマで韓国の茶道文化と自然の姿を鑑賞することができる美術展の開幕式が開かれました。

今回の展示会には、ニューヨークで活発に活動する画家千作家があることを、革などお茶をかけて塗装を上塗りして仄かに根付いて色味に加え、砂、土、石、葉などの様々な混合材料を加味した作品が多数ライン見えるようになります。

お茶が残した自然な形状に沿ってオイル塗料が作成された神秘的な立体的な屈曲は、観客を想像の世界に導くことです。 特に千作家の作品に示されている多数の点と線、面が互いに交差して立体的に作り出す花、木、日当たりの良い、風、山や川などを介して、美しい自然の姿を感じることができるでしょう。

今回の開幕イベントで千作家は韓国の茶道文化と歴史について紹介して茶礼パフォーマンスを行ったし茶を沸かし多岐続くプロセスを介して韓国の茶文化に盛られている精神意味について観客と話をしました。
(後略)

フランスの事例
ノルムセ協会主催韓国文化フェスティバル2014
駐仏韓国文化院
http://www.coree-culture.org/%EB%84%88%EB%A6%84%EC%83%88-%ED%98%91%ED%9A%8C-%EC%A3%BC%EC%B5%9C-%ED%95%9C%EA%B5%AD,2271?var_recherche=%EB%8B%A4%EB%8F%84
2014年10月6日(月)から26日(日)までオルレアン

ノルムセ韓仏文化芸術企画協会が主催する「第2回韓国文化祭り」が来る10月6日から、フランスの中央部に位置するオルレアン市を中心とした周辺都市民を対象にして開催される。 この祭りは、在外同胞財団とローカルエリア機関等の後援を受けている。

オルレアンOrléans時とL 'トゥブェブロンLamotte Beuvron時二つの地域で集中進行される今回の行事は、オルレアン市の管轄地域文化センターのいずれかであるCarme地域アゼルコASELQOとL'トゥブェブロン時所有建物とシグァンする文化活動センターが運営する場所を利用して、宮中化と民話の展示、韓服や小物の展示、茶道のデモンストレーションや、韓国料理の試食、韓国ダンス、民謡公演、韓国映画上映などの内容で飾られる。

イベントの組織と参加を介して地域社会に居住する在外同胞の親睦と決意はもちろん、現地に韓国のイメージと文化をしらしめ韓国の地位を高め、これにより、在外同胞が主流社会に同化されるきっかけを作ろうと企画された。



ここまでが茶道を巡る韓国起源説の実態なのですが、今回特に問題にするのはこうした韓国の官民あげた文化剽窃行為に対して、日韓友好を訴える人々が取る態度です。
先ほども書いたように、多くの場合彼らは韓国起源説をやめさせようとはしません、韓国起源説を批判する人々を黙らせようとするだけです。


また更に、それだけに留まらずこんなことまでしています。


韓国茶文化協 「茶文化礼節指導士夏季研修会」盛了
仁川日報(韓国語) 2015/8/24
http://www.incheonilbo.com/?mod=news&act=articleView&idxno=636294
[閨房茶礼保存 ・ 継承 … 茶杯に解けた伝統]
-全国 500人余り参加 ・ 48期修了式
-試飲 ・ 茶器販売など 韓文化広報
-故イ・グィレ名誉理事長茶文化大衆化功労追慕行事も
(前略)
今回の行事では特に日本人の茶人たちが参加、韓国の伝統茶文化に触れながら有意義な時間を過ごした。

これまで、協会で茶文化の礼節指導士課程を修了した人は3500人余りに上り、全国26の支部では会員2万人余りが活動中だ。 協会は毎年3、9月に茶文化のマナー指導士2年過程を開始して、10月には茶文化大学院1年課程を開講、毎年200人余りの茶文化礼節指導士を育てている。こうして輩出された茶人たちは全国26の支部に広がり、地域ごとに茶人を養成している。
(中略)
チェ・ソヨン理事長は「今回、日本の茶人が何名かいらしたが、これは、現在日本で徐々に吹いている茶文化の韓流ブームのため」とし、「これは、本来、茶文化が中国と日本ではなく、我が国の伝統文化であった事実を物語るもの」と話した。

チェ理事長は「ドラマとKポップで始まった韓流ブームが今は茶まで広まっており、その最前列に韓国茶文化協会と閨房茶礼保存会がある」とし、「これからも多くの方が我々の茶を愛してくださるようお願いします」と付け加えた。

日本の茶道に高い関心、韓日友情年市民茶会が盛況
聯合ニュース 2005/10/27
http://japanese.yna.co.kr/service/article_view.asp?News_id=200510272330131&FirstCd=03(リンク切れ)
http://web.archive.org/web/20051230061303/http://japanese.yna.co.kr/service/article_view.asp?News_id=200510272330131&FirstCd=03(ウェブアーカイブ
【ソウル27日聯合】韓日友情年記念事業の一環として、市民茶会が27日、ソウル市内のホテルで行われた。日本の茶道裏千家が主催したこの茶会では、裏千家の韓国拠点、ソウル出張所と釜山協会がそれぞれ茶席を設け、合計約400人の訪問客をもてなした。
(中略)
茶はもともと中国から伝わり、茶道具も千利休が茶道を大成した当時、朝鮮から渡ってきたものを使い、日本の道具はそれらを真似し工夫を凝らしてきたと説明し、「道具や茶、茶道を媒介に互いの国民が直接触れ合い体験することで、相互の理解が深まればいい」との期待を述べた。中央大学ではこのほど、半年間の茶道講座も開設された。講義や実技を通しまずは接することから、相互理解のとっかかりを作りたい考えだ。
(後略)


茶道の韓国起源説をやっている事を解っていて参加していたり、彼等が何を望んでいるのかも知らず安易に既成事実化に加担している日本人がいるのです。
最早一部の例どころではありません、元々韓国人が行うこの手の文化剽窃行為は、韓国で年々先鋭化している民族主義や、他者の劣等性を担保として自らの優越性を証明する、蔑視ありきの自民族中心主義に根ざしたものです。


韓国では、こうした価値観を子供の頃の義務教育で習います。
そして「何の文化背景もない日本に文化を教えてやった」とか「日本の文化は全て韓国のコピー」だとか、「日本統治時代に伝統文化が抹殺された」とか、このような教育を当たり前の物として育つ結果、それが韓国起源説を生み出し韓国社会で広く支持される下地となるわけです。


韓国起源説を肯定するということは、日本における一般的な価値観では到底容認できないようなこの韓国独特の価値観や歴史観を、日韓友好を訴える人々の中の少なくない人たちが安易に肯定してしまっているということでもあります。
しかもこうした人達は、往々にして今回の記事のような韓国への批判を「ヘイト」とか「右傾化」とか「差別」と定義するのですから、最早何かのブラックジョークです。


まただからこそ、確信的でなくとも「知らず知らずに既成事実化に加担させられていた」という事がないよう、彼らがなぜ起源主張をするのか、その背景に何があるのかを本来ならば知っておかなければいけません、政府や公的団体がおこなっているのもが多数あるのですから、本来は「一部のおかしな人が」では済まされないのですが、友好を訴える人ほどこのような背景をまるで知ろうとしません、むしろ問題提起をしても積極的に耳を塞ぐ傾向にあります。


このような背景から、日韓友好を訴える日本人の多くは韓国起源説に対して批判をしない・知ろうともしない、しかも韓国起源説を批判する行為はなんとしても黙らせようとする、挙句の果てには積極的に韓国起源説に加担しようとする人々までおり、他の友好を訴える人々はそうした行為も当然のように批判しません。


日本の一般的な常識で考えて、例外こそあれ、これで韓国を嫌うなというのは無理な話です。
韓国の民族主義や蔑視ありきの自民族中心主義に嫌悪感を持たない日本人も中にはいるでしょうが、そうした人々基準で「嫌うのはおかしい」と指摘されても、そんなものはお門違いでしかないわけです。


要するに、韓国人の行い以外にも、日韓友好を訴える人々の態度が更なる嫌韓を誘発しているわけです。


最後に。
先ほど外国で茶道の韓国起源説を広めようとしている証拠として、アメリカやフランスの事例を出したわけですが、そのどちらも「韓国文化院(Korean Cultural Center)」という、韓国外交部(日本の外務省に相当)傘下の政府機関が主催した物です。


またこの組織は、2011年と2012年にフランスで行われた韓国による官民挙げての日本文化剽窃イベント、コリアンコネクションの主催団体の一つでもあります。
イベント会場の提供やイベントのお膳立てをしたのが駐仏韓国文化院です。
(参照:「Japan Expoに寄生しないで独自のコリアエキスポやればいいのに」→過去にやった事があります


そしてここからが重要なのですが、この韓国文化院、近々日本で行われるとあるイベントにも深く関わっています、それが以下です。


日韓交流おまつり
2015年9月26、27日開催
http://www.nikkan-omatsuri.jp/japanese/





また10月には、日本における在日韓国人を代表する組織である「大韓民国民団」が主催するこんなイベントも開かれるようです。


朝鮮通信使再現…10月にコリアフェスタ
民団新聞 2015.9.9
http://www.mindan.org/front/newsDetail.php?category=0&newsid=20845
(一部抜粋)
フェステイバルではK‐POPのカバー公演、テコンド(野外ステージ)、韓国茶道の実演(和風別館)、伝統遊びコーナー(会館2階)など盛りだくさん。


これが韓国人と日韓友好を訴える日本人の望む友好の姿です。