日韓問題(初心者向け)

日韓問題について、初心者でもわかりやすい解説と、日韓問題とマスコミ問題の動画のテキスト版を投稿しています。

韓国は日本依存症


さて、本日はあらゆる面から日本に「依存」する韓国について書いていきます。


韓国発のニュースを読んでいると毎日のように日本関連の記事があるが、中には本来韓国と全く関係ないものや、日本を引き合いに出す意味が全く無い内容、または韓国の国内問題を日本に丸投げするような内容など様々なものがある。


更には、日本文化の韓国起源説の普及の手助けを日本人に求めようとするような動きまであり、韓国はありとあらゆる面から日本に全てを依存する傾向にある事が解るが、こうした背景には日本依存が「恨(ハン)」を介して更なる依存を生むという循環が存在している。


こうした日本から見た悪循環には、韓国の価値観や考え方だけではなく、過去安易に日本側が韓国側の要求を受け入れすぎてきたという背景があり、現在もその傾向のある人々がいるために韓国は日本依存を止めないという背景がある事から、まず日本側から悪循環を断ち切らないといけない。


※一部を除き、引用記事が日本語の場合には文中にリンク用アドレスとタイトルのみ表記、韓国語のものやリンク切れで参照不能な記事のみ文末にまとめて本文を引用します。
※本文中のリンクは引用の元記事、或いはインターネットアーカイブウェブ魚拓(別サイト)へのリンクです。



1:何でも日本に依存する韓国


まずはこちらの記事から


ノ・ヨンヘ紙財団理事長、日本の留学生に折り紙特講
聨合ニュース/NAVER(韓国語) 2017-06-29
http://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=sec&sid1=102&oid=001&aid=0009373162

ノ・ヨンヘ紙文化財団理事長(左端、二列目の白い服)は29日午後、慶熙大学国際教育院で、日本へ国費を受けて留学に発つ100人の学生にジョンイジョプキ特講を行った。

(ソウル=連合ニュース)ワン・ギルファン記者=ノ・ヨンヘ紙文化財団理事長は29日午後、慶熙(キョンヒ)大学国際教育院で、国費を受け日本へ留学に発つ大学生100人に「私たちのジョンイジョプキ(K-Jongie jupgi)の世界化と平和のために」というテーマの特講を行った。

ノ理事長は「2017年韓日共同理工系学部国費留学生予備教育課程」の一つとして慶煕大学が主管した講演で、ジョンイジョプキの起源と母胎であるコッカル(※三角帽子)について紹介し、「日本に行ったら、ジョンイジョプキの世界化のために走ってほしい」と希望した。

彼女は「わが国の伝統信仰としてコッカルの文化は、韓民族建国始祖である檀君の精神(弘益人間)から、三国時代、高麗、朝鮮につながった折風と風俗だった」とし、「このようなコッカルの伝統を未来に広げていくために、白紙に入った平和精神と弘益理念の意味を込めて『韓半島統一と世界平和祈願のコッカル8千万個作り運動』を展開しているので多くの関心を持ってほしい」と頼んだ。

ノ理事長は、続けて行われたジョンイジョプキ講師オ・ヨンジェ氏(紙文化財団-韓国ジョンイジョプキ数学教育協会会長)のジョンイジョプキ試演にて学生とコッカルを折った後、頭にかぶり記念撮影も行った。


以前も何度か紹介した事のある折り紙の韓国起源説ですが、過去記事でも書いたようにこの紙文化財団の主張は「全てデタラメ」です。


そしてこの団体は李明博政権末期頃から活動が政府主導で活発化してきたわけですが、今回の動きはそうした起源主張を「日本国内で日本人との友好を利用して」既成事実化しようする動きで、また同時に文在寅政権でも紙文化財団の活動支援が継承された事を意味しています。


似たような事例では、かつて侍や刀の韓国起源説をベースにした日韓合作映画の「サウラビ」や、裏千家が事実上の手助けをする形で行われている茶道の韓国起源説などがあります。
(※裏千家は「組織として」明らかにこの韓国の茶道の韓国起源説を知っていますが、一切の対策をとらないどころか、起源主張を行う団体との交流事業を頻繁に行いむしろ既成事実化に寄与してしまっています。)


世界が注目する「サウラビ」 朝鮮日報 2001/05/24
日本の茶道に高い関心、韓日友情年市民茶会が盛況 聯合ニュース 2005/10/27

(※1)
茶文化で伝統を生かし百年の計を 仁川日報(韓国語) 2015/5/11
韓国茶文化協 「茶文化礼節指導士夏季研修会」盛了 仁川日報(韓国語) 2015/8/24


どの事例でも共通する事として、韓国の民族主義の発露としての韓国起源説について、通常韓国はこうした動きを日本側に知られる事を極端に嫌うわけですが、今回紹介したような事例では、日本側の韓国との友好事業が起源主張の既成事実化に「利用できる」と判断されたため起きている現象です。


彼らは「どんな相手なら自分達の行いを批判してこないか」「どこまでなら要求を受け入れるか」をちゃんと観察して計画的に動いているのです。


このように韓国では、「日本文化の韓国起源説」すらも日本に手助けしてもらって広めようとする事例があります。


また他にも、韓国では現在若い世代の就職難が続いているわけですが、こうした問題を韓国の文政権では「公務員や公共事業の職員を増やす」事を解決策としていますが、同時に朴政権からの政策の継承で、「日本に雇用を見出す」という日本依存の政策も行っています。


「過去4年間の韓日関係の後退を反省…今後は未来志向的関係の構築を」 中央日報 2017年06月09日


上記の記事では、先月日本に派遣された文政権の特使が、日本に対して韓国の若者が就職し易くなるよう便宜を要請している内容が書かれています。
つまり、自国の経済問題や雇用問題を「日本に解決してもらおう」というわけです。

2:反日と日本依存は根元が同じ


上記の友好事業を利用した(起源主張に限定するわけではなく)プロパガンダや雇用の件などなら、百歩譲って他国でもあるかもしれませんが、韓国が特徴的なのはここからです。


このように韓国では韓国の「行いたい事」を何でも日本に依存する傾向にあるわけですが、実はいわゆる「日本人から見た反日」も、実際には日本依存の延長線上にある動きの場合が多いのです。


たとえば、現在韓国は2015年末の慰安婦合意を「再交渉」という名目で反故にしようとしており、合意で中止を約束した「政府関与による国際的な活動」も復活させようとしています。


韓国女性家族部長官候補「韓日慰安婦合意、条約・国際協定ではないものと理解」 中央日報 2017年07月04日




これなのですが、一見するとこれは韓国政府による支持率維持のための反日活動に見えますが実はそれだけではなく、以前どこかで書いた覚えがありますが、これは「矛先が韓国政府へ向かないようにするため」の日本への矛先逸らしが目的という性質があります。


背景はこうです。
2004年、盧武鉉大統領が公約通りに1965年に締結された日韓請求権関連協定の議事録を公開すると、当時日本側が韓国に対して「個別の保障は日本が個々に行う」と提案した件に対し、韓国側が個別保障の提案を拒否し一括請求を要求したという事実が発覚します。


「韓国政府、韓日会談で個別請求権放棄」 朝鮮日報 2004/09/17



これなのですが、当時の盧武鉉政権では「朴正熙大統領が悪い」という劣等性の指摘に利用したかったようなのですが、「個人補償を韓国政府が拒否した」事が当時の韓国政府に飛び火し、韓国政府による補償問題になったのです。


そして、結果的に自分達の政権に矛先が向いてしまった盧武鉉大統領は、矛先を日本に戻すために「国家間の謝罪賠償は要求しないが、個人補償は別」と言い出しました。


「日本の姿勢は受け入れられない」首脳会談で盧大統領 聨合ニュース 2005/11/18


これが現在まで拗れに拗れまくっている慰安婦問題の原因の一つです。
つまり、実は慰安婦問題とは韓国の内政問題でもあり、歴代の韓国政府は「内政問題を日本政府に解決してもらおうとしている」という背景があるわけです。
当然これも日本依存の一種という事になります。


3:日本依存の悪循環


そしてさらに問題なのが、こうした日本依存の動きは韓国が日本との接触を密にすればするほど頻度が上がっていく傾向にある事です。


韓国メディアの記事をよく読む人ならわかるでしょうが、韓国メディアの記事には非常に頻繁に日本の話題が出てきます。


日本でも韓国の話題が出てくる事はありますが、そういった事例とは性質が大きく異なっており、韓国では「日本が行う成功しそうな事業」や「(韓国視点で)日本が国際的に評価されそうな事例」などが頻繁に記事になります。


ノーベル賞関連が有名ですが、他にも例えば最近では以下のようなニュースが典型的です。


中国の「韓国へのTHAAD報復」でホクホク顔の日本 朝鮮日報 2017/06/26
「すぐには金にならない…韓中日ともに挑戦した旅客機、韓国だけ断念」 中央日報 () (
JAXA「2030年、日本人宇宙飛行士を月面へ」 中央日報 2017年06月30日
日本、みちびき2号を打ち上げ…H2Aロケット28回連続成功 中央日報 2017年06月01日


そしてここで問題となるのが、以前も何度か紹介している「恨(ハン)」の概念です。


この「恨(ハン)」の概念なのですが、これも以前から説明しているように理屈の上では「レストランで隣の席の人が自分より良いものを食べていた」これだけで恨の蓄積条件が揃い、恨を感じた相手への解消行動へとつながります。


そして、上記のような記事が韓国では頻繁に報じられるわけですが、それを読んだ韓国人の多くが日本に対して恨の蓄積を行うわけです。
「なぜそれを行い評価されているのが自分達ではないのか」と。


その結果、韓国は日本に対して「恨の解消行動」を行うわけですが、その方法は「日本側から韓国が高く評価され褒め称えられる事」です。
要するに、「自分達のほうが序列が上である」とアピールするわけです。
例えば最近の事例では以下のような内容があります。


韓国コンテンツの日本進出を後押し 東京にビジネスセンター 聨合ニュース 2017/06/29
[芸能]TWICEの日本デビューアルバム オリコン1位 聨合ニュース 2017/07/03
3面スクリーン 韓国・CGVの映画上映システムが日本上陸 聨合ニュース 2017/07/04
日本公演のたびにカーテンコール、「韓国のジャンバルジャン」 東亜日報 July. 03, 2017


しかし、これもかつて「恨」の概念の説明のときに書きましたが、恨の解消行動とは一過性の行為であり、問題が根本から解決するわけではなく、例えるなら「暑い日に冷蔵庫の扉を開けて涼む」のと同じです。


つまり、こうして日本に進出し日本からの一定の評価を得たからと、「韓国が日本に成り代われる」わけではないので、問題の根本的な解決にはならないのです。
なにより韓国では、自己の優越性の証明方法が「他者の劣等性の指摘」であるため尚更解決につながりません。


結果どうなるかというと、日本の劣等性の指摘と恨の解消を同時に行うために、最初に挙げたような韓国起源説や「韓国の国内問題解決目的」としての日本への依存が増えていくわけです。


そしてこの一連の過程が更なる「日本への関心」へと繋がり、日本関連の情報収集のために韓国メディアによる日本情報の配信需要が増え、それが更なる恨を呼び込みループする循環機構が出来上がっているのが、現在の韓国なのです。


この循環を止めないと日本と韓国の間の問題の多くは絶対に解決しないわけですが、このような状況を発生させている原因はなにも韓国側だけにあるわけではありません。


日本には、とにかく韓国と交流する事が多文化主義であると妄信する人々や、そうした活動を政治的に利用しようとする人々がおり、結果安易に韓国側の要求を受け入れてしまうため、韓国側でも「日本なら要求を受け入れてくれる」という安定性が生まれ、それが韓国による日本依存症に拍車をかける原因となっています。


結局のところ日韓の間の問題を解決するためには、まずは日本側が現状安易に行い過ぎている韓国との交流を見直し、一定の距離とることが何よりも重要となると同時に、国際社会に向けて「なぜそのような態度を取るのか」を説明していく必要があります。
少なくとも、私はこれ以外にこの問題の解決方法が一切思いつきません。



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以下は当ブロマガのお勧め記事マイリストです、もしよかったらこちらもどうぞ。




動画版マイリスト







(※1)
茶文化で伝統を生かし百年の計を
仁川日報(韓国語) 2015/5/11
http://www.incheonilbo.com/?mod=news&act=articleView&idxno=581061

来る16日、仁川で'茶の饗宴'が行われる。 '第35回茶の日記念、第26回全国茶人大宴会'が開かれる。この行事は、全国の2000あまりの茶人たちが参加する国内最大の茶のイベントといえる。

ソウルに本部を置いている韓国茶文化協会が閨房茶礼保存会とともに主催する同行事はいつも仁川で開かれた。 これは韓国茶文化協会理事長が、仁川に縁故を置いているためだった。
(中略)
韓国茶文化協会によると、中国と日本の茶も我が国から渡ったという記録を発見することができる。

日本の象徴である桜が、我が国済州より生じた報道からわかるように、私たちのものは、私たちが知らず知らずのうちに外国のものに変わった場合が多い。

お茶文化の活性化を通じて仁川のブランド価値を高め、百年の計を作っていこう。


韓国茶文化協 「茶文化礼節指導士夏季研修会」盛了
仁川日報(韓国語) 2015/8/24
http://www.incheonilbo.com/?mod=news&act=articleView&idxno=636294

[閨房茶礼保存 ・ 継承 … 茶杯に解けた伝統]
-全国 500人余り参加 ・ 48期修了式
-試飲 ・ 茶器販売など 韓文化広報
-故イ・グィレ名誉理事長茶文化大衆化功労追慕行事も
(前略)
今回の行事では特に日本人の茶人たちが参加、韓国の伝統茶文化に触れながら有意義な時間を過ごした。

これまで、協会で茶文化の礼節指導士課程を修了した人は3500人余りに上り、全国26の支部では会員2万人余りが活動中だ。 協会は毎年3、9月に茶文化のマナー指導士2年過程を開始して、10月には茶文化大学院1年課程を開講、毎年200人余りの茶文化礼節指導士を育てている。こうして輩出された茶人たちは全国26の支部に広がり、地域ごとに茶人を養成している。
(中略)
チェ・ソヨン理事長は「今回、日本の茶人が何名かいらしたが、これは、現在日本で徐々に吹いている茶文化の韓流ブームのため」とし、「これは、本来、茶文化が中国と日本ではなく、我が国の伝統文化であった事実を物語るもの」と話した。

チェ理事長は「ドラマとKポップで始まった韓流ブームが今は茶まで広まっており、その最前列に韓国茶文化協会と閨房茶礼保存会がある」とし、「これからも多くの方が我々の茶を愛してくださるようお願いします」と付け加えた。