日韓問題(初心者向け)

日韓問題について、初心者でもわかりやすい解説と、日韓問題とマスコミ問題の動画のテキスト版を投稿しています。

韓国人は理想(かくあるべき)と現実が矛盾したら現実を否定する


さて、今回の内容は前回に引き続き韓国人の「かくあるべき」についてとなります。
厳密には、前回はソンビ精神について言及したかったので、本文に入れられなかったものが中心となります。


前回も書いたように、韓国人の中には自分達が理想とする「かくあるべき姿」があり、しかもそれは「そう目指す物」ではなく、最初から存在しているものと考えています。
結果現実との間に様々な矛盾が生じてしまうわけですが、そうなった時、韓国人は「誰かのせい」にするか或いは現実のほうを拒絶し否定してしまいます。


こちらの記事を見てください。


臨時政府の「対日宣戦布告」64周年の記念式
2005年12月08日18時19分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=70473&servcode=200
国家報勲処は9日午前、白凡(ベクボム)記念館大会議室で、大韓民国臨時政府が日本に宣戦布告した「対日宣戦布告日」の64周年を迎えて記念式を行う。

記念式には朴維徹(パク・ユチョル)報勲処長をはじめ、独立運動関連団体の首長と光復(独立)会員ら約300人が出席する。

「対日宣戦布告日」は、日本が真珠湾を攻撃した翌日の1941年12月9日で、臨時政府が奪われた国権を取りもどすため、日本への宣戦布告を行い、声明書を発表した日。臨時政府は、この日から連合国の一員でとして参戦した。



当たり前の事ですが、国際的には韓国は連合国ではありません。
李承晩が連合国に対してそうのような扱いを要求した事があるようですが、当然それは歯牙にもかけてもらえず拒否されています。


しかし韓国人はそれを認めません。
「自分達が連合国の一員であった事」は韓国人にとって「かくあるべき歴史」なので、そうでなければならないのです。
結果、驚くべき事ですが韓国は官も民も『今でも』当時の連合国に対して自分達も連合国の一員で戦勝国民であった事を認めるよう、かなり激しくロビー活動を行っています。
勿論どこの国からも相手にされていませんが、その現実は韓国人にとって受け入れられないので、何が何でも認めさせたいのです。


またこの「かくあるべき」「こうあるべき」は、個人レベルでも様々な弊害を巻き起こしています。
以下の2つの記事を


剽窃、世界大学では通じない
東亜日報 FEBRUARY 20, 2007 07:21
http://japanese.donga.com/srv/service.php3?biid=2007022022138
中学3年の時、米国バージニア州に家族と共に移民に行った金某(22)氏は、04年、バージニア大学に入学した。彼は卒業後医大に進学するため、昨年春、化学の講義を受講した。友人の実験報告書から3、4つの文章を書き写して宿題を提出したが、たいした問題ではないと思っていた。

しかし、担当教授は剽窃のくだりを正確に指摘し、「絶対にしてはいけないタブーを破った」と言って、金氏を懲戒委員会にかけた。無期停学の処分を受けた金氏は、他の大学への編入もできなかった。米国の大学では剽窃事実が成績表に残るからだ。彼は韓国人が運営する商店に就職して、月に約100万ウォンをもらいながら、学校側に手紙で何回も許してくれるように訴えているが、学校側はまったく動じない。金氏のある友人は、「彼は挫折感にさいなまれて韓国人の友だちとも連絡を絶っている」と語った。

金氏だけではない。外国で他人のものを剽窃して大恥を書く韓国人が少なくない。米国などの先進国大学では、「韓国をはじめ東アジアの学生のリポートは何回も繰り返して読まなければならない」という話が出回るほど、韓国に対する印象は悪くなっている。
(後略)


「押し寄せる韓国人留学生に米教育界が苦心」
2007年09月09日14時05分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
http://japanese.joins.com/article/011/91011.html
「ここ数年間韓国人中高生の留学が急増し、米国の中高校がそれらの指導に頭を悩ませている。一部教師は生徒を理解するために、韓国の文化を勉強しはじめた」。エール大・比較文化研究所の名誉研究部長で東岩研究所理事長・全恵星(チョン・ヘソン、78)博士が12日に開かれる世界女性フォーラムに出席するため来韓した。

全博士は、中央SUNDAYとのインタビューで、韓国人中高生の米留学に関連した米教育界の悩みを伝えた。「先輩と後輩の間の綱紀が厳しく暴力事故が起きる。カンニングなど不正行為が目立つ。進学を希望する大学がハーバード・エールなどいくつかの名門大学に集中する」。

研究所は今年4月、米私立中高校の教師ら約200人を対象に韓国人留学生を指導するうえでの苦情を問うアンケート調査を行なった。全博士は「韓国人生徒は不正行為をしても、誤った行動であることに気付けない『モラル・ハザード』に陥っている。ある生徒は進学推薦書を書いてあげたら、気に入らないとして破ってしまった。ビックリした」と語った。

同氏は「申貞娥(シン・ジョンア)氏事件は個人の問題ではない。こうした韓国的状況がもたらした結果だ。本当に大きな問題だ」とした。




韓国という国は、何だかんだと中国と同じように不正や賄賂が平然と横行している国です。
そして韓国人自身もその事を嘆いているのですが、嘆いている本人達は「かるあるべき姿」を自分だけはちゃんと体現していると思っているので、一向に問題が無くなりません。


そして、この矛盾を解消するために韓国では仮に不正が発見されても大抵の場合は「なかったこと」にされるか、教師や教授への付け届け、或いは情に訴える事でうやむやにしそれが当然の物となっています。
そうすることで、「自分は高尚なかくあるべきを体現している」という体裁を保っているのです。


しかし、当然のことですがこの韓国の習慣や価値観は他国では通用しません。
結果上で挙げたように韓国と同じ感覚で不正を行い、信用を失い見捨てられたとしても、なぜそうなったのかが全く理解できず、何でこんなに酷い仕打ちをするのか」と、なぜ「倫理的に正しい自分がこんな目に合うのか」と苦悩し、最終的に「こんな事は皆やっているはずだ、自分だけこんな事になるのは差別されているからだ」と思いこむのです。


こうして韓国人は自分達が理想とするかくあるべきと現実のギャップを埋めたつもりになっているのです。
これはここでは言及しませんが、最近の韓国のスマホ売り上げ不信もこの現実拒否に関係しています。



さて、ここまでが韓国の話。
ここからはこの韓国人のかくあるべきに拘るあまり現実すら拒否する姿勢が、実は日本にも様々な問題を引き起こしているのです。
今まで長々と書いたことは状況説明の前置きです。


実はこの「かくあるべきが現実より優先される」との韓国人の考え方、言い方は悪いですが他に表現のしようが無いのであえて書きますが、「感染」するんです。
以前から書いているように、韓国に深く関わる日本人は大きく分けて2種類います。
一つは韓国の問題点をしっかりと理解し、全部解ったうえで韓国人と関わっていく人達、この人達は本当の意味での親韓です。


もう一つは韓国人の表面的な言葉を額面通りに受け取り、韓国の問題点をまるで見なかった事にして「解ったつもり」になっている、いうなれば「親韓モドキ」な人達、以前書いた(韓国人の定義する)良心的日本人もここに含まれます。


前者は問題ないのですが、問題は後者です。
こういった人達は、韓国人の言うところの「自分達の理想とするかくあるべき」をそのまま文字通りに受け取ります。そして、「なんと素晴らしい思想なのだ」と感服し、「それに比べて日本は」と考えるようになる傾向があります。


しかし現実との間には大きなギャップがあります、口で言っているだけでそんな高尚な理想が体現できるわけもなく、次々と矛盾が起きるわけですが、そのたびに韓国人達はこの親韓モドキの人達に新たな「かくあるべき」を教え続けます。
結果、この人達も現実よりかくあるべきを優先するようになり、現実を拒否するようになっていくわけです。


これが非常に良く現れているのが、この親韓モドキの人達による「嫌韓評」です。
彼らはこう言います「嫌韓は個人の社会的不満を韓国にぶつけているだけだ、ただの差別者だ」と。
これは現実に起きている諸問題を無視し、かくあるべき姿を何より優先する非常に韓国人的な発想です。
しかしこの嫌韓評は間違いなく日本国内で生まれたものです。


勿論、中には日本人を詐称してこのような事を言っている人もいるのかもしれませんが、当然全てが全てそんな人達ではありません。
彼らの多くは日本人なのです。


今まで書いてきたように、日本と韓国の問題の本質とは日本人と韓国人の価値観やあり方の違いから発生した価値観の衝突です。
しかし、この親韓モドキの人達は、韓国人のかくあるべきに同調してしまっているので、この価値観の違いが根本から理解できません。


結果、どんなに問題点を具体的に指摘しても「そんなものは一部の例だ、一部の例を全体に当てはめて差別しているだけだ」となってしまいます。
そこに具体的根拠があるわけではありません、かくあるべきが現実より優先されているだけなのです。
そして同じ口で「嫌韓は自分の不幸や不満を韓国にぶつけているだけだ」と主張するわけですが、この2つ、完全に矛盾していますよね。


しかし、彼らの中ではこれは矛盾していないのです。
なぜかといえば発想の根本が現実の延長では無く、韓国人と同じように「(自分達が理想とする)かくあるべき」だからです。
韓国人のかくあるべきという考え方と完全に同調してしまっているので、彼ら自身も自分の中に絶対的正義や絶対普遍の道徳心が存在する事になっており、自分達の理想に反する存在=道徳的に劣った存在のはずとなってしまっているのです。


こうなってしまうともうどうしようもありません、根本的に思考の前提が違うので一切話がかみ合わないのです。
そして、この親韓モドキの人達は批判者を何でも道徳的に劣った存在と考えてしまうので、韓国人のどんなに荒唐無稽な話も何の疑問もなく受け入れるようになってしまいます。


実は最近、私自身がそういった「親韓モドキ」が関わっているであろうテレビ番組を目撃しています。
少々背景を説明すると、私はここのブロマガを書いて掲載した後、比較的時間が早く掲載できた場合には、寝るまでの時間を資料整理や次回以降の構想について検討する時間としているのですが、そんなときは大抵ここニコニコ動画youtubeで適当に音楽をあさってそれをBGMに作業をしています。


しかし、わたしのPCはだいぶ年代物な事もあり、それをやると時々重くなることがあるので、そういった場合はテレビをつけてそれをBGM代わりにしています。
まあめったに無いですが。


問題となったのは先週10月22日。
比較的早く掲載できたのでいつもの作業をしていたのですが、その時何の気なしにテレビをつけてBGMとして作業をしていました。
後から調べて解ったのですが、その時やっていた番組はNHK歴史秘話ヒストリアという歴史ドキュメント番組でした。


この時やっていたのは「黒田官兵衛VS石田三成 それぞれの戦国乱世」という内容だったようなのですが、途中で文禄・慶長の役(秀吉の朝鮮出兵)についての言及がありました。
そこで私は目を疑う物を目撃したのです。


「朝鮮水軍の反撃や民衆の武装蜂起で秀吉軍は苦戦を強いられていたのです」とのナレーションが流れ、「え?」と思いふと画面に目をやると、そこには朝鮮水軍が韓国人の「かくあるべき」の中にしか存在しない「亀甲船」をあやつり、横一列の艦隊を組み一斉に船の側面を敵側に向け、


ロケット兵器による一斉艦砲射撃


を行っていたのです。
私は目を疑うと同時に、「これ何処かで見た事あるぞ」と資料をあさってみました。
それがこれです。


朝鮮は「ロケット先進国」だった(上)
朝鮮日報 2009/08/23 11:07:58
http://www.chosunonline.com/news/20090823000015(リンク切れ)
http://web.archive.org/web/20090826104617/http://www.chosunonline.com/news/20090823000015(ウェブアーカイブ
(前略)
■「機械式弓矢」神機箭

 韓国で初めて開発されたロケットは、高麗末期の1377年、火とん都監(火薬や火器の製造を担当した部署)で崔武宣(チェ・ムソン)が作った「走火」だ。文字通り「走る火」を意味するこのロケット兵器は、朝鮮王朝の世宗30年(1448年)、「神機箭(せん)」という兵器へと進化した。

 「神機箭」は、「鬼のごとき機械式弓矢」という意味で、火薬の力によって矢を放つ兵器だ。「小神機箭」「中神機箭」「大神機箭」「散火神機箭」の4種類があった。簡単に説明すると、紙を巻いて作った、ロケットエンジンに相当する「薬筒」に燃料を詰め、竹製の矢の前部に装着したものだった。

 燃料に使われたのは、火薬類の中でも最も古い歴史を持ち、19世紀末まで使われていた黒色火薬だ。「硝石」と呼ばれる硝酸カリウムに硫黄や木炭を混ぜて作った。映画やドラマでは、崔武宣が馬ふんを使っている場面が登場するが、動物の排せつ物をバクテリアが分解することにより、硝酸カリウムが発生する。

 薬筒につるした導火線に火を付ければ、黒色火薬が激しく燃え上がり、燃焼ガスが後ろ側へ放出される。そしてその反作用により、矢が前方へ飛んでいく。現在のロケットもまた、このような作用・反作用の法則(運動の第3法則)を利用している。神機箭の矢はロケットが真っすぐ飛んでいくように調整する「安全棒」の役割も果たした。これもまた、現在のロケットと飛行原理は同じだ。もちろん、現在のロケットは、安全棒ではなく尾翼や電子誘導制御装置を使用している。



少し解説すると、こんな兵器は存在しませんし、これに近いものはありましたが威嚇用であり殺傷能力や敵船を破壊する能力を有するようなものではありません。それどころか元々これは火槍と呼ばれ中国の宋の時代に開発された物であり、船上ではなく攻城戦での防衛に使われたものです。
朝鮮日報に書かれているものや、NHKの歴史ドキュメント番組で使われた映像は現代の韓国人の「かくあるべき歴史」の中にしか存在しないものです。


また映像では俯瞰視点がありましたが敵船の姿が映されていなかったので厳密にはなんともいえませんが、一見すると朝鮮水軍の陣形がいわゆる「丁字戦法(Crossing the T)」にそっくりでした。
歴史上、この海戦術が使われた最初の戦いは1866年の普墺戦争における「リッサ海戦」と言われていますから、映像の文禄の役(1592~1593年)から270年以上後のこと、もう滅茶苦茶です。
しかもこの映像が流れたのはドラマやドキュメント風作品ではありません、れっきとしたNHKの歴史ドキュメントです。


これがどれだけとんでもないことなのか、少したとえ話を書きます。
もし、徳川幕府の八代将軍であった徳川吉宗の歴史ドキュメントを作ると言って、いきなり松平健さんが白馬ではなくこんな車に乗って現れ







葉巻をくわえてこんな銃を乱射し始めたら






皆さんどう思います?
コメディやパロディーならまだ解りますが、歴史ドキュメントでやったら間違いなく製作者の正気を疑いますよね?
私が目撃した歴史秘話ヒストリアと言う番組は、こんなレベルの事をしても全く違和感を感じない、そしてその事を全くおかしいと思えない、そんな韓国人の「かくあるべき歴史」に囚われた人が製作した番組だったのです。


韓国人の「かくあるべき」は、場合によってはこんなレベルの正常な判断力すら失わせてしまうのです。