日韓問題(初心者向け)

日韓問題について、初心者でもわかりやすい解説と、日韓問題とマスコミ問題の動画のテキスト版を投稿しています。

【ゆっくり解説】自民大勝は「中身のない高市人気」が理由なのか?

さて、本日は「高市人気は中身がない」という報道について扱っていきます。


本日の投稿動画
www.nicovideo.jp

youtu.be


元記事
自民大勝は「中身のない高市人気」が理由なのか?
http://ooguchib.blog.fc2.com/blog-entry-579.html

注意
・この動画は「マスコミ問題」を扱っています

・「マスコミ問題」であり右派・左派等の陣営論争は本題ではありません

・「特定の国との特別な関係」は問題の枝葉です、主問題は業界の体質です

・自身の常識が相手にとっても常識とは限りません、「他者がそれを見たらど
う思うか」という客観性を常に持ちましょう。

・日常生活で注意する程度には言動に注意を心がけてください

・リクエストは原則受け付けていません

・引用ソースへのリンクが同時掲載のブログにあります

・毎週日曜日更新

お品書き

・中身のない人気?

・17分野の成長戦略

・安保関連公約


※以下は動画のテキスト版です




マリサ
さて、本日マスコミ問題なので私が扱っていくぜ。


レイム
ねえマリサ、今回の「中身のない高市人気」ってどういう事?


マリサ
いくつかのメディアで「高市人気は中身のないアイドル的人気」と書いているんだが、結論から言うと、その論調にはかなり無理があるって事だぜ。


レイム
つまり、本当に中身がなかったのかを見ていくってことね。


マリサ
資料は結構簡単にそろったしな。
そんなわけでそろそろ本編へ行くぜ。


中身のない人気?


レイム
それで、まずは今回検証する記事からって事でいいの?


マリサ
そうだぜ。
最初に注意だが、ここから何本か記事が続くが、論調はどれもほぼ同じだぜ。
「政策よりイメージ」“アイドル的人気”って話な。
まずはこの手の問題では定番の朝日新聞だぜ


人気投票化し「歴史的圧勝」の高市政権 この国の民主主義はどこへ?
朝日新聞 2026年2月13日
https://www.asahi.com/articles/ASV2D34LZV2DUPQJ00BM.html

(一部抜粋)
杉田敦・法政大教授
「日本列島を強く豊かに」は中身は不明だし、「責任ある積極財政」も、なんとなく消極よりは積極の方がいいねと。前向きなイメージを振りまくことに成功し、(中略)ポピュリズム的手法を駆使して掘り起こした票が、今回は自民にかなり移ったのではないでしょうか。

加藤陽子・東京大教授
なにがあっても絶対に投票に行く、高市さんが進退をかけているんだから、絶対に勝たせなければならないという「推し活」のような行動様式が、国政という場で不幸にも花開いてしまったという見方もできるかもしれません。

長谷部恭男・早稲田大教授
総選挙を党首の人気投票にすり替えた、高市さんの作戦勝ちです。高市さんは今回、アイドル(偶像)として選挙を戦った。それができたのは、首相としての実績がゼロに等しいからです。選挙期間中は政策についての詳細な説明を避け、具体的に何がやりたいのかさっぱりわからない。


(要約)
高市政権の「歴史的圧勝」は、政策の中身よりイメージや人気が前面に出た結果だと批判的に書かれている、法政大教授は、曖昧なスローガンと前向きな印象操作が、ポピュリズム的に票を掘り起こしたと指摘
東京大教授は、高市氏を勝たせること自体が目的化した「推し活」的投票行動が国政で広がったと述べている、早稲田大教授は、党首の人気投票にすり替わり、政策説明を避けた選挙戦だったと評している


マリサ
「高市政権の「歴史的圧勝」は、政策の中身よりイメージや人気が前面に出た結果だと批判的に描かれている、法政大教授は、曖昧なスローガンと前向きな印象操作が、ポピュリズム的に票を掘り起こしたと指摘」「東京大教授は、高市氏を勝たせること自体が目的化した「推し活」的投票行動が国政で広がったと述べている、早稲田大教授は、党首の人気投票にすり替わり、政策説明を避けた選挙戦だったと評している」と書かれているぜ。


レイム
というか、別に今回の選挙でなくてもイメージや人気で選ぶ人がいるなんていつものことなうえに、2009年の衆院選ではむしろマスコミが率先して「鳩山由紀夫氏の人柄」を宣伝していたわよね。


マリサ
そして次も朝日新聞だぜ。

ネット空間の高市首相推し 「ファンダム政治」先行国・韓国の教訓は
朝日新聞 2026年2月21日
https://www.asahi.com/articles/ASV2N34DVV2NUTFK022M.html

 7日夜、東京都世田谷区の二子玉川公園には、さながらアイドルのコンサート会場のように人波が押し寄せていた。高市早苗首相の衆院選の最終演説を聴くために集まった人たちだ。自民党の発表では1万人。ただ、首相の演説の間、私のいた後方では拍手や合いの手は聞こえず、思ったほどの熱気は感じられないと思った。だが、熱気は別のところに現れていた。

 選挙カーの上の首相は豆粒ほどにしか見えない。それでも聴衆は一様にスマートフォンで拡大し、目の前の「本物」の首相を動画に収めていた。まさにアイドルのコンサートでよく見る光景だ。

 会場には若者の姿も目立つが、なぜ首相が彼らをひきつけるのか。

 初めて政治家の街頭演説に訪れたという20代の会社員カップルに話を聞いた。女性(26)は「インスタとかSNSにも結構出てきて、生でもみたいなって」。韓国の李在明(イジェミョン)大統領とのドラム演奏や、イタリアのメローニ首相にイタリア語でバースデーソングを歌う首相の姿を動画で見たといい、「今までとは違う。笑顔もすてき」と語る。男性(27)も「(前首相の)石破さんはやる気ありそうに見えないけど、高市さんは『働いて働いて』とか、単純ですけどいいなって。あまり政治をしらないので印象も評価の一つになる」と話す。
(後略)


(要約)
高市首相の最終演説会場を、アイドルのコンサートのような光景として描写する。聴衆は首相の姿をスマホで撮影し、熱気は現場よりネット空間に現れていた。若者はSNSで拡散される演奏や語学披露といった演出に引きつけられ、「印象」や親しみやすさを評価軸に投票を考えるという。政治内容よりファン心理が先行する「ファンダム政治」の広がりを、韓国の先行例と重ねて示唆している。


マリサ
「高市首相の最終演説会場を、アイドルのコンサートのような光景として描写する。聴衆は首相の姿をスマホで撮影し、熱気は現場よりネット空間に現れていた」「若者はSNSで拡散される演奏や語学披露といった演出に引きつけられ、「印象」や親しみやすさを評価軸に投票を考えるという。政治内容よりファン心理が先行する「ファンダム政治」の広がりを、韓国の先行例と重ねて示唆している」と書かれているぜ。


レイム
この記事でも、要するに「高市総理は中身が無くてアイドル的な人気で選挙に勝った」と書いているわけね。


マリサ
まあ、これが事実かどうかは後で検証するとして、次は東洋経済の記事だぜ

「高市首相の"見た目戦略"が成功」「中道はビジュアルも失敗した」 自民党圧勝《有権者の決め手は"見た目"》だった? その驚く中身と根拠東洋経済
東洋経済 2026/02/11
https://toyokeizai.net/articles/-/934363

(一部抜粋)
各メディアは「高市人気」「野党失策」「政策評価」と分析するが、実は誰も指摘していない最大要因がある。それは「見た目」だ。有権者は無意識のうちに「候補者の顔」を、投票先を決める大きな要因としていたのだ。
(中略)
経済産業研究所(RIETI)の研究によれば、顔の魅力度が1ポイント上昇すれば、得票率は5.16ポイント増加する。日本の政治学者による研究では、笑顔の女性候補は真顔の女性候補より11.45ポイント多く票を獲得する。

そして何より重要なのは、有権者の脳の働きの95〜97%を占める「潜在意識」が、この判断を支配しているという事実だ。
(後略)


(要約)
自民党圧勝の最大要因は政策や失策ではなく「見た目」にある。有権者は無意識のうちに候補者の顔や表情を重視し、投票判断に大きく影響されていたという。経済産業研究所(RIETI)の研究では顔の魅力度が上がると得票率が上昇し、別研究でも笑顔の女性候補が有利とされる。判断の多くは潜在意識に支配されていると指摘する。

マリサ
「自民党圧勝の最大要因は政策や失策ではなく「見た目」にある。有権者は無意識のうちに候補者の顔や表情を重視し、投票判断に大きく影響されていたという」「経済産業研究所(RIETI)の研究では顔の魅力度が上がると得票率が上昇し、別研究でも笑顔の女性候補が有利とされる。判断の多くは潜在意識に支配されていると指摘する」と書かれているぜ。


レイム
これ何かおかしくない?
この魅力度調査が事実でも、この通りなら今回の選挙以外にも等しく当てはまるし。


マリサ
そうなんだぜ。
しかもこれ、今回の選挙データを使った分析ですらないんだぜ。過去のアメリカの調査結果をそのまま今回に当てはめただけで、最初から「見た目で勝った」っていう結論ありきで書いた記事ってことだぜ。


レイム
それって分析じゃなくて、ただのレッテル貼りでは?


マリサ
読みようによっては「女性議員は見た目だけで勝っている」と受け取られかねない内容なんだが、東洋経済は度々こういう書き方をすることがあるんだよな。高市総理批判なら、たとえ政策軽視や女性蔑視に近い内容でも許されるという意図を感じるぜ。


レイム
色んな意味でとんでもない記事だけど、高市総理批判ならマスコミ業界ではこんな内容すら許されるというのが、相当根深い問題よね。


17分野の成長戦略


マリサ
じゃあ実際、中身って何だったのかを見ていくぜ。
朝日や東洋経済の記事では「中身がない」なんて言われているが、高市政権は17分野の成長戦略に対して、10年間で官民あわせて100兆円規模の投資を計画しているぜ。
さらに2025年度の補正予算ですでに6.4兆円を措置し、2026年度予算でも切れ目なく「危機管理投資」を促進する構えだぜ。


レイム
100兆円!? それって具体的に何に効くの?


マリサ
例えば半導体や宇宙分野だが、これらへの集中投資だけで、将来的に名目GDPを100兆円規模で押し上げるっていう試算も出ているぜ。
朝日が批判する「曖昧なスローガン」の裏には、これだけ巨大な経済計算が動いているんだぜ。

関連記事
成長・危機管理に長期投資 首相演説案
日経新聞 2026年2月18日
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO94487060Y6A210C2MM8000/

レイム
でも、その「17分野」って、結局は何が目的なの?


マリサ
一言で言えば、「経済安保を主軸とした成長戦略」だぜ。
岸田政権時代の2022年に成立した「新しい資本主義」を、高市氏が経済安保担当相としての経験を活かして、より安保と経済を一体化させた国家戦略として再構築したものだぜ。
内閣府のページを見ると「成長戦略の検討課題」として


成長戦略の検討課題
内閣官房
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/nipponseichosenryaku/honbu/dai1/kentoujikou_set.pdf

1.「危機管理投資」・「「成長投資」による強い経済の実現
◆ 「危機管理投資」・「「成長投資」の戦略分野における、大胆な投資促進、国際展開支援、人材育成、産学連携、国際標準化といった多角的な観点からの総合支援。
◆ AI・半導体、造船、量子、バイオ、航空・宇宙など、戦略分野毎の取りまとめ担当大臣が、業所管大臣や需要側大臣等と協力して、官民投資の促進策を策定。日本成長戦略担当大臣が全体を取りまとめ。

2.分野横断的課題への対応
◆ 新技術立国・勝ち筋となる産業分野の国際競争力強化に資する戦略的支援。
◆ 未来成長分野に挑戦する人材育成のための大学改革、高専等の職業教育充実。
◆ 世界に伍するスタートアップエコシステムを作り上げ、持続可能な経済成長と社会課題解決を両立。
◆ 金融を通じ、日本経済と地方経済の潜在力を解き放つための戦略の策定。
◆ 生産性の高い分野への円滑な労働移動や働き方改革を含めた労働市場改革。
◆ 介護、育児等によりキャリアをあきらめなくてもよい環境の整備。
◆ 物価上昇を上回る賃上げが継続する環境整備(中小企業等の生産性向上・事業
承継・M&A等)。
◆ サイバー対処能力強化(技術開発・人材育成加速)。
◆ 上記の課題毎の取りまとめ担当大臣が、関係大臣と協力して、解決策を策定。
日本成長戦略担当大臣が全体を取りまとめ。


(要約)
危機管理投資と成長投資を柱に、AI・半導体など戦略分野への官民投資、人材育成、産学連携を推進し、分野横断で競争力強化と持続的成長を図る


マリサ
「危機管理投資と成長投資を柱に、AI・半導体など戦略分野への官民投資、人材育成、産学連携を推進し、分野横断で競争力強化と持続的成長を図る」と書かれているぜ。


マリサ
そして「経済安全保障推進法」として

経済施策を一体的に講ずることによる安全保障の確保の推進に関する法律(経済安全保障推進法)
内閣府 令和4年法律第43号
https://www.cao.go.jp/keizai_anzen_hosho/suishinhou/suishinhou.html

(一部抜粋)
法律の趣旨

この法律は、国際情勢の複雑化、社会経済構造の変化等に伴い、安全保障を確保するためには、経済活動に関して行われる国家及び国民の安全を害する行為を未然に防止する重要性が増大していることに鑑み、安全保障の確保に関する経済施策を総合的かつ効果的に推進するため、経済施策を一体的に講ずることによる安全保障の確保の推進に関する基本方針を策定するとともに、安全保障の確保に関する経済施策として、所要の制度を創設するものです。
具体的には、法制上の手当てが必要な喫緊の課題に対応するため、(1)重要物資の安定的な供給の確保、(2)基幹インフラ役務の安定的な提供の確保、(3)先端的な重要技術の開発支援、(4)特許出願の非公開に関する4つの制度を創設するものです。


(要約)
内閣府の経済安全保障推進法は、経済施策を一体的に講じて安全保障を強化するため、重要物資や基幹インフラの安定確保、先端技術支援、特許非公開の4制度を整備することを目的とする


マリサ
「内閣府の経済安全保障推進法は、経済施策を一体的に講じて安全保障を強化するため、重要物資や基幹インフラの安定確保、先端技術支援、特許非公開の4制度を整備することを目的とする」と書かれているぜ。


レイム
要するに、既存の成長戦略に安保関連の要素も加えて、「経済安全保障推進法」として整備したって事ね。
これ、世界的な安全保障関連の動きにしっかりリンクしているわね。



マリサ
で、実際の分野については、半導体、宇宙、防衛などの17分野で、詳細は画像の通りだぜ。


レイム
岸田政権との違いとしては、安保問題と直結している産業が結構あるって事かしら。


マリサ
そうなるぜ。
中でも注目は宇宙航空分野の「SAR衛星」だぜ。
天候や昼夜を問わず地上を観測できる技術で、国際的な評価も高くて、これを成長戦略に組み込んだことで、日本のベンチャーによる世界展開が一気に現実味を帯びてきたんだぜ。


レイム
ああ、天候や昼夜に左右されないから、安保関連でも重要になるわけね。


マリサ
それだけじゃなく、マイクロ波レーダーは分厚い雨雲も突き抜けるから、衛星の複数運用で近年の異常気象で頻発している洪水のリアルタイム監視とかも可能になるぜ。
ちなみに、SAR衛星(マイクロ波)の弱点(色など)を補う光学衛星(普通のカメラ)のベンチャーもこの成長戦略に組み込まれているから、安保と経済分野でかなり強いぜ。


マリサ
将来的には線状降水帯が発生した地域で集中運用、AIの画像解析と組み合わせた分析で土砂災害や洪水発生危険性を初期段階で判別、自治体に早期連絡とかもできるようになるだろうな。

関連する国交省のプロジェクト
PLATEAU
https://www.mlit.go.jp/plateau/


レイム
こういうのがあるから、経済面でも注目度が高かったわけね。


マリサ
あと、詳しくは同時掲載のブログの方にリンクを貼っておくから、そっちを見てほしいが、この17分野の成長戦略には、アニメ・マンガ関連も含まれていて、一つの産業として世界進出を支援していくようだぜ。

関連記事
エンタメ・クリエイティブ産業政策研究会
経産省
https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/entertainment_creative/index.html

Japan Creative Portal
内閣府
https://j-creative.go.jp/?utm_source=chatgpt.com


安保関連公約


マリサ
経済の次は「安保関連」だぜ。マスコミは「高市人気はアイドル的」なんて言っているが、有権者が本当に見ていたのは、高市政権が掲げた極めて具体的な安保公約なんだぜ。


レイム
経済安保だけじゃなくて、もっと直接的な防衛の話ね。


マリサ
そうだぜ。例えば選挙前のロイターの記事を見てくれ。
自民党の公約にははっきりとこう書かれているぜ。

マクロスコープ:衆院選、序盤は自民リードとの報道 中道「激戦区多い」
REUTER 2026年1月29日
https://jp.reuters.com/world/japan/2GIT3PQCFNPERLBWMHYXFZG6GY-2026-01-29/

(一部抜粋)
安全保障3文書の改定やスパイ防止法の制定を急ぐ。


経済政策、安全保障…「国民に信問う」 異例づくしの選挙戦へ
毎日新聞 2026/1/23
https://mainichi.jp/articles/20260123/k00/00m/010/200000c

(一部抜粋)
政権発足に伴う経済政策や安全保障政策など「重要政策の大転換」を挙げた

マリサ
「安全保障3文書の改定やスパイ防止法の制定を急ぐ」とな。
ちなみに、2026年1月23日の毎日の記事でも「政権発足に伴う経済政策や安全保障政策など「重要政策の大転換」を挙げた」と書かれているぜ。


レイム
ああ、マスコミは消費税の事しか触れていなかったところが殆どだけど、公約に「安全保障3文書の改定やスパイ防止法の制定を急ぐ」とあったわけね。


マリサ
そうだぜ。
他にも次みたいに、2026年1月15日の毎日新聞による存立危機事態関連のアンケートで

高市首相の台湾有事答弁、「撤回不要」多数のわけ 打開策に妙案は?
毎日新聞 2026/1/15
https://mainichi.jp/articles/20260112/k00/00m/010/060000c

毎日新聞が昨年12月20、21日に実施した全国世論調査で、高市早苗首相の台湾有事を巡る答弁について「撤回する必要はない」が67%と多数を占めた。発言をきっかけに日中関係が悪化し、経済的影響が拡大。自衛隊機が中国軍機からレーダー照射を受ける危険な事案も発生している。しかし、内閣支持層だけでなく不支持層でも「撤回すべきだ」は少数派だ。なぜ各層で「撤回する必要はない」が多いのか。世論調査から理由を探った。

「撤回必要ない」幅広く

 問題となったのは、高市早苗首相による昨年11月7日の衆院予算委員会での答弁。中国による台湾の海上封鎖が発生した場合の事態認定を巡る質問に対し「戦艦を使って武力の行使も伴うものであれば、これはどう考えても存立危機事態になり得るケースだ」と述べた。

 存立危機事態になれば、集団的自衛権を行使できる。台湾有事が存立危機事態にあたる可能性を現役首相が明示したことはこれまでなかった。中国にとって台湾は「自国の領土」。中国政府は高市首相の答弁を「内政干渉だ」などとして撤回を求めているが、高市首相は今のところ応じていない。

 調査では、「撤回する必要はない」が67%だったのに対し、「撤回すべきだ」は11%にとどまった。内閣支持層に限ると「撤回する必要はない」は81%に上り、内閣不支持層でも「撤回する必要はない」が40%で「撤回すべきだ」(34%)を上回った。

 政党支持別でも、主要政党の支持層で軒並み「撤回する必要はない」が多数派を占め、リベラル色が強い公明党、共産党、れいわ新選組の各支持層でも拮抗(きっこう)した。特に立憲支持層では、「撤回する必要はない」が47%で「撤回すべきだ」(29%)を大きく上回っていた。
(後略)


(要約)
高市早苗首相の台湾有事を「存立危機事態」とした答弁について、「撤回する必要はない」が67%と多数を占めた。日中関係悪化や安全面の緊張が生じても、支持層だけでなく不支持層や野党支持層でも撤回不要が優勢だった。首相が台湾有事に日本の安全保障上の重大性を明示した点が、現実的判断として幅広く受け止められた結果と分析している。

マリサ
「高市早苗首相の台湾有事を「存立危機事態」とした答弁について、「撤回する必要はない」が67%と多数を占めた」「日中関係悪化や安全面の緊張が生じても、支持層だけでなく不支持層や野党支持層でも撤回不要が優勢だった。首相が台湾有事に日本の安全保障上の重大性を明示した点が、現実的判断として幅広く受け止められた結果と分析している」と書かれているぜ。


レイム
つまり、高市政権が単に安保関連やスパイ防止法関連を公約に入れただけではなくて、世論も台湾有事を「日本の安全保障上の問題」と認識した人が多かったわけね。


マリサ
そういう事だぜ。
当然だが、安保問題が選挙に影響を与えたって事だよな。
そして次に、これはちょっと古くて2024年の読売のアンケートだが

憲法改正「賛成」63%、9条2項「改正」は最多の53%…読売世論調査
読売新聞 2024/05/03
https://www.yomiuri.co.jp/election/yoron-chosa/20240502-OYT1T50215/

読売新聞社は憲法に関する全国世論調査(郵送方式)を実施し、憲法を「改正する方がよい」との回答が63%(前回昨年3~4月調査61%)と、3年連続で6割台となった。憲法を「改正しない方がよい」は35%(前回33%)だった。

 改正賛成派の割合は、調査が郵送方式となった2015年以降で最も高かった。調査方法が異なるため単純な比較はできないが、面接方式だった04年調査の65%に次いで2番目に高かった。

 戦争放棄を定めた9条1項を改正する必要は「ない」とした人が75%(前回75%)だった。一方、戦力の不保持などを定めた9条2項を改正する必要が「ある」が53%(同51%)で過去最多となり、「ない」の43%(同44%)を上回った。憲法に自衛隊の根拠規定を追加する自民党案について、「賛成」は56%(同54%)、「反対」は40%(同38%)だった。

憲法改正賛成派が増えた背景には、日本を取り巻く安全保障環境の変化があるとみられる。中国の軍備増強や日本の領海への侵入が安全保障上の脅威だと「感じる」との回答は、「大いに」59%、「多少は」34%を合わせて93%に上った。
(後略)


(要約)
憲法を「改正する方がよい」が63%と3年連続で6割台となり、郵送方式では過去最高水準だった。9条1項の改正は不要が多数の一方、9条2項の改正は「必要」が53%で過去最多。自衛隊明記案も賛成が過半数を占めた。背景には、中国の軍備増強や領海侵入など、安全保障環境の悪化への強い懸念があるとされる。


マリサ
「の世論調査では、憲法を「改正する方がよい」が63パーセントと3年連続で6割台となり、郵送方式では過去最高水準だった」「9条1項の改正は不要が多数の一方、9条2項の改正は「必要」が53パーセントで過去最多。自衛隊明記案も賛成が過半数を占めた。背景には、中国の軍備増強や領海侵入など、安全保障環境の悪化への強い懸念があるとされる」と書かれているぜ。


レイム
これを読むと、2024年の時点でも6割以上の人が9条改正に肯定的で、中国に関連した安保問題にも関心が高かったのね。


マリサ
それに関して、もう一つ興味深い調査があってな。
2025年5月3日の朝日新聞の記事では、56パーセントが9条を変えないほうがいいと答えたと書かれているんだぜ。

関連記事
憲法9条「変えないほうがよい」56% 朝日世論調査
朝日新聞 2025年5月3日
https://www.asahi.com/articles/AST4R1QN2T4RUZPS008M.html



レイム
どういうこと?


マリサ
新聞社の世論調査って、質問の作り方次第で結果が1割以上ズレることが多いんだぜ。
前提をどう置くか、つまり改正を肯定的または否定的に質問するかで数字は簡単に変わるからな。
そもそもマスコミって、そういうバイアスを除外するような真っ当な統計学的調査なんてしないしな。


レイム
つまり、どっちの数字も信用できないってこと?


マリサ
そうでもなくてな、方向性を見る分には意味があるぜ。
一応「世論調査」をするって前提自体は崩さないから、恐らく読売と朝日の中間の数字、大体5割くらいが9条改正を望んでいるというのが実態に近いんじゃないかと考えられるぜ。


レイム
つまり、有権者の5割くらいが高市政権の9条改正議論に肯定的だった可能性が高いって事ね。


マリサ
そういう事だぜ。
で、高市政権の安保関連やスパイ防止法関連の公約も、2026年2月の衆院選の結果に影響を与えたのはほぼ確実だろうな。


マリサ
外国メディアの報道でも、「今回の選挙を、経済・財政政策の大転換と安全保障強化を伴う政策選択だったと位置づける」と分析しているところがあるしな。

関連記事
勝利を収めた日本の高市早苗氏、その言葉を額面通りに受け取るべきだ
REUTER(英語) February 9, 2026
www.reuters.com/commentary/breakingviews/take-japans-triumphant-sanae-takaichi-her-word-2026-02-09/



レイム
そうなってくると、余計に朝日と東洋経済の記事が実態とかけ離れた内容とわかるわね。


マリサ
そういう事だぜ。

今回のまとめ

・朝日と東洋経済が「高市人気に中身無し」と報じる

・実際には経済安保関連の政策に重点が置かれ関心は高い

・安保関連でも、元々世論の関心が高い


レイム
というか、これだけ高市政権にかんして政策や公約の情報があるのに、朝日や東洋経済は何も知らず、何も調べずにあんな記事を書いていたってこと?


マリサ
それが違ってな。
まず、17分野の成長戦略に関して、朝日は「経済安全保障推進法が成立 → 経済安全保障って何?」という特集記事まで書いているから、知らないほうがおかしいんだぜ。

関連記事
経済安全保障推進法が成立 → 経済安全保障って何?
朝日新聞EduA 2022.05.20
https://www.asahi.com/edua/article/14623992


レイム
なるほど。
で、東洋経済は?


マリサ
あそこはそもそも投資家向けの「会社四季報」を発行しているうえに、17分野の成長戦略関連企業は投資家から「高市銘柄」なんて呼ばれているからな、知らないなんてあり得ないぜ。
あと、安保関連に関しては、外信とかが繰り返し報じていたし、読売、毎日、産経、日経は言及しているから、これに関してもどっちも「知らない」もあり得ないぜ。


レイム
つまり、今回の場合は知らないでこんな記事を書いていたわけではなくて、知っていて「中身のないアイドル的人気」なんて書いていたって事ね。


マリサ
そういう事になるぜ。
願望が優先したか、都合のいい結論以外はそもそも無視したか、実態は不明だがな。


レイム
なるほどね。


マリサ
そんなわけで、今回の本編はここで終わるぜ。


レイム・マリサ
ご視聴ありがとうございました。



大口
おつかれ~。
今回もちょっと小話を。


マリサ
今回はなんだ?


大口
今回は知っている人も多いクマムシさんについてです。


レイム
たしか、真空中でも強い放射線や極端な高温・低温にさらされても、休眠状態なら生き残るって生物よね。


大口
そうなんだけど、実はクマムシには謎があって、脊椎動物ではない、体に節がある、脚もある、でも昆虫・クモの仲間ではないという謎生物なんですよ。


マリサ
どういうことだ?


大口
体の作りは節足動物っぽい。
でも遺伝子レベルで見ると、別の枝にいるって事。


レイム
じゃあどんな生き物なの?


大口
それがまだ決着がついていなくて、今の分類では、クマムシは汎節足動物っていう大きなグループに入れられていて、その中で、クマムシだけの“緩歩動物”って枝を作ってるんですよ。


大口
ちなみに同じ汎節足動物には、カギムシだけの有爪動物もいて、かなり無理やりな分類だったりするんですよ。
ようするに、他と違い過ぎてどの進化の系統樹かよくわからないって事。


マリサ
つまり、なんとなく節足動物っぽいがなんだかよく分からないからとりあえず、緩歩動物ってくくりを作ってみたって事か?


大口
そういう事。
要するに「よくわからない」んですよ。


マリサ
そんなわけで今回はここで終わるぜ。


レイム マリサ 大口
またらいしゅ~



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