日韓問題(初心者向け)

日韓問題について、初心者でもわかりやすい解説と、日韓問題とマスコミ問題の動画のテキスト版を投稿しています。

「折り紙の韓国起源説」実はかなり深刻な問題






さて、今回は意外と知られていない韓国による折り紙の韓国起源説についてとなります。
この問題、実は韓国政府も絡んでおり剣道や剣術の韓国起源説と同じくらい深刻なことになっています。
また更に別の深刻さもあるのですが、それは最後のほうで紹介します。


問題の解説に入る前に、少し折り紙の国際普及について書きます。
実は折り紙は世界的に「origami」という名称で広まっており、何気にたくさんの国でこの単語が通用するほどです。
更にイギリスのBritish Origami SocietyアメリカのorigamiUSAのように、何十年も続く折り紙サークルが存在している国もあり、欧州にも折り紙に相当する文化はあるのですが、「日本文化としてのorigami」がそれとは別に普及しているのです。


こういった背景に目をつけたのが韓国です。
問題の発端は2004年にネットの以下の書き込みからでした。


折り紙って韓国のものなの?
04.03.05 05:37:56
http://www.geocities.jp/bxninjin2004/data_room/14/cache/origami.htm
どなたか折り紙の歴史に詳しい方、教えていただけませんか?私は子供のころから折り紙って、日本人が考えた固有の文化だと信じてきましたけど違うんでしょうか?

こんな質問をするのにはわけがあります。

私は今アメリカ南部のある町で駐在員の夫と暮らしています。こちらにすむ日本人の奥さんたちと協力して、微力ながらも日本文化を紹介する手助けができれば と思い、この辺りの学校や文化イベントをまわっては折り紙の折り方を教えるボランティアーをここ数年ほど続けているのです。アメリカ人にも人気があり、い つも人がたくさん集まってくれます。

ところが、最近はやはりこちらにすむ韓国人女性のグループが、やはり同じように無償で折り紙を教える活動をしているらしく、それ自体はいいのですが、彼女 たちは『折り紙はもともと韓国(朝鮮国)で作り出されたもので、侵略時代に日本人が自分達の文化のように世界に広めた』という風に、子供達に教えていると いうんです。『いったい、どちらが正しいの?』と知り合いの小学校の先生にも質問されてしまいました。
(後略)


どうも韓国人が移民先のアメリカで折り紙の韓国起源説を吹聴して回っているようなのです。
そして調べていくうちに、こんなものが見付かります。


社団法人 韓国折り紙協会
http://origami.or.kr/home/home.asp

(元ページはリンク切れ)
http://megalodon.jp/2008-0617-2047-20/members.at.infoseek.co.jp/koreawatcher/docs/jupgie.htmウェブ魚拓
紙榜(チバン)折りは、祖先崇拝儀式(祭祀=チェサ)と先祖供養儀式(茶礼=チャレ)を行なう子孫にとって、必須の礼儀でした。 紙榜折りは祖父から父親、父親から息子、そして息子から孫に伝えられてきました。 これは韓国の伝統民俗の一種であり、韓国の折り紙の起源と思われます。

また、居住様式から、韓国人がいかに紙を身近にして暮らしていたかが分かります。 韓国が紙と非常に親しい関係にあるのは、窓だけでなく壁紙を作るのにも紙を使っていたからです。 韓国は東北アジア3国のうち、もっとも紙と親しい関係にあります。 折り紙がいつ、どこで始まったかは定かではありません。

紙が発明されるやいなや、人々は紙を折り始めたと思われます。 中国の折り紙が3国のうちで最も古いと考えられています。 日本は高句麗時代に韓国の僧、曇徴から紙の作り方を学びました。 その後、日本人は質の良い紙を生産し、自分達で折り紙を発展させました。 日本は1797年に世界で初めて折り紙に関する本を出版しました。 現在、折り紙に関する本を作る専門出版社がたくさんあります。 また、折り紙を研究する団体もたくさんあります。 そして、彼らは外国語で研究を行なっているため、世界中で「Origami」として知られています。

韓国の折り紙は、小学校の教科書および教師のガイドブックの一部として書かれていたため、風習として存続してきました。 しかし、日本の植民地時代、日本は韓国の文化を全面的に抹殺しました。 このため、韓国の折り紙文化はこの時代、排斥されていました。 しかし、ついに長い沈黙を破り、折り紙文化は1989年3月の「韓国折り紙協会」の設立とともに復活しました。 創造的な紙の作品を出展するだけでなく、過去の伝統的な折り紙を発掘することも必要です。 このようにして、折り紙は大きく発展するはずです。



サイトのアドレスが「origami」の時点で突っ込みどころしかないのですが…
ここに書かれている茶礼というのは、儒教様式の祖先の供養法なのですが、たしかにこの儀式では「特定の様式で紙を折る」作法があります。
ただし、これは紙の折り方に作法があるだけで、紙を特定の何かの形にする「折り紙」とは別物です。
(広義には折り紙といえなくもないですが、そういうものなら朝鮮に限らず日本にも他の国にもいくらでもあります、この定義なら熨斗袋だって折り紙になります)
韓国人はこれを強引に日本の折り紙文化と結び付けているわけです。


そしてそもそももっと根本的な問題として、朝鮮の儒教文化としての紙の作法がその後折り紙のような形に変化し文化として根付いていったという記録も一切存在しません。
単に強引な拡大解釈に拡大解釈を続けただけです。


更に、こちらに注目してください。


>日本は韓国の文化を全面的に抹殺しました。 このため、韓国の折り紙文化はこの時代、排斥されていました。


これ、韓国人が韓国起源説を主張するときに必ずと言っていいほど使われるフレーズなのですが、日本がこんな事をしたという記録は一切ありません。
これは要するに、韓国起源説を主張しても具体的な証拠が無いが、「劣った日本人がこんな文化を作れるはずがない、きっと我々が教えたはずだ」という蔑視ありきの自民族中心主義から来る願望に整合性を持たせるために韓国人が考え付いた言い訳です。


しかしこの「日帝が~」という主張、背景を知ってしまえば韓国人の民族主義や自民族中心主義から来るものと解るのですが、韓国起源説を教えられる殆どの国の人はそんな背景を知りません、だから韓国人の起源主張を教えられると、「何かがおかしな」と思っても同情心や正義感から信じてしまう場合があるわけです。


ここまでが問題の背景となるわけですが、上で貼ったリンクを見ても解るように、実は韓国人は折り紙の韓国起源説が日本人に知られると起源主張の部分を削除しました。
多くの人は「なら問題ないんじゃないの?」と思うかもしれません、しかし実態は違います。
問題点は2つ


一つ目は韓国人は今でも「韓国の折り紙」の普及を止めていないという事です。
どういことなのでしょうか?
要するに「韓国の折り紙は1000年以上の歴史がある」「日本の折り紙よりも歴史が古い」と宣伝して周っているのです。


これは欧州の歴史的背景を利用した錯誤を誘発する普及方法です。
韓国人がこういった事をやるときに、彼らは欧州の国々が共通の文化を共有している事を利用します。
欧州では国や民族が何度も流動的に変化しており、また各国の王族間での婚姻も頻繁に行われたため、いくつもの文化が国をまたいで普及している事例が多数あります。


そこで韓国人は、「日本と韓国も同じなんです、そして韓国のほうが歴史が古いのです」とやるわけです。
すると、感覚的に特に欧米の人達は欧州の事例と重ね合わせ。日本と韓国は共通した伝統文化を持つ国々であり、日本にあるのもは韓国にもあるのだなと、そう錯誤するというわけです。
韓国人が「origami」という単語を使うのも、この錯誤を誘発するためです。


実際には朝鮮に折り紙に相当するような文化は存在していません、上でも書いたように儒教様式の「紙を利用した作法」があっただけであり、これは定義として折り紙には含まれません。
問題を整理するとこういうことです。


1:欧州のように日韓も共通の伝統文化を共有していると錯誤させる
2:儒教様式の作法を強引に折り紙と定義している


次に問題点の二つ目。
実は表面上「日本の折り紙の起源」という主張を隠しただけで、実際は今も「やっている」のです。
こちらのニュースを見てください。


モンゴルに広まる“折り紙韓流”…「宗主国は日本でなく韓国」
2012年10月10日11時01分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
http://japanese.joins.com/article/015/161015.html
先週末、モンゴル・ウランバートル大学の講義室。新たな韓流に浮上した「折り紙」の講師資格取得課程に数百人が集まった。電力事情が良くなく、講義室が暗くなることもあったが、韓国人講師20余人から折り紙を習おうとするモンゴル人の情熱は大変なものだった。

受講生はあちこちで「チョイ、チョイ、チョイ」を話していた。紙の昔の言葉「ジョイ」と喜びという意味の英語「ジョイ(joy)」を掛けた言葉だ。行事を主導した紙文化財団のノ・ヨンヘ理事長(63)は「李御寧(イ・オリョン)中央日報常任顧問が作った言葉」とし「モンゴルで3年間に輩出された約450人の講師が紙文化を伝えていく」と話した。

1989年に韓国折り紙協会を設立したノ理事長は、私財まで投入して国内外で20万人の折り紙講師を育てた。千羽鶴は日本がいち早く高めた国力を基礎に世界に広めた習俗だ。それでも折り紙の宗主国は日本にはならない。韓国でも864年に道銑国師が折り鶴を投げて落ちた地点に玉竜寺を創建したという話が伝えられるなど、伝統では決して劣っていないからだ。むしろ610年に高句麗の僧侶・曇懲(ダムジン)が紙を日本に伝える時、折り紙も渡ったと推定される。

ノ理事長は「部屋の扉・床・壁・天井をすべて紙で仕上げる民族は世界のどこにもいない」とし「韓国国際協力団(KOICA)海外ボランティア団と世界各地の韓民族ネットワークを活用し、折り紙文化を伝えなければならない」と述べた。また「日本の公的機関の折り紙普及努力を韓国政府も参考にするべき」と話した。


見ての通り、日本人に知られたので表面的に止めただけなのです。
以前書いた「韓国人は日本人に起源主張を知られるのを極端に恐れている」というのは、こういうところから解ります。


また、「韓国でも864年に道銑国師が折り鶴を投げて落ちた地点に玉竜寺を創建したという話が伝えられるなど」というのは全くの嘘です、折り鶴が朝鮮にあったと言う記録はそもそも存在していません。
そして以前も書きましたが、韓国人が「推定される」と書いた場合、それは全く根拠のない願望です。


このように、韓国人は韓国内で起源主張をするのではなく、積極的に移民を利用し世界各国で折り紙の韓国起源説普及に力を入れています。
そして、最近になり問題は更に深刻さを増し始めました。
以下のニュースを見てください。


国際結婚した韓国人女性ら、「韓国を正しく知らせる活動に乗り出す」

聯合ニュース(韓国語)(2013-10-09 14:58)
http://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=sec&sid1=100&oid=001&aid=0006525836
(前略)
米国バージニア州から来たシルビア・パットンさん(韓国名:尹ヨンシル/54歳)は、「米国に暮らす国際結婚した韓国人女性たちの集いである韓米女性会総連合会でも、韓国を正しく知らせる事業をしている」としたうえで、「朴団長が最近展開している、日本帝国主義の過去の歴史を知らせて日本を国際社会で孤立化させる戦略が、効果があるようだ」と共感を示した。シルビアさんは、「VANKに関連映像資料を要請した。米国政治の中心であるワシントンDCで、政治家、公務員、教育者を対象に韓国を知らせていく」との意志を表明した。

参加者らは、9日午後に開かれた紙文化財団の盧ヨンヘ理事長の特別講義で「折り紙の宗主国は韓国だ」という説明を聞いて、この事実を居住国で積極的に広報すると約束した。

盧理事長は、「優秀なウリの紙文化、折り紙の世界化戦略」という主題の特別講義で、「五千年悠久の歴史とともに伝えられるウリの優秀な折り紙(ジョンイジョプキ)文化が、日本の『オリガミ』に押されて世界化できずにいる。テコンドーが空手を抜いて世界に普及したように韓国の折り紙が『オリガミ』を押しのけて世界中に普及するよう、国際結婚した韓国人女性の皆さんが参加してほしい」と頼んだ。

イタリアのミラノから来た全スンボクさん(World-KIMWA前会長)は、「ウリの折り紙と紙文化を知らせて世界化するよう、我が団体が先頭に立つでしょう」とうなずく返事をした。

文化財団とWorld-KIMWAは特別講義の後、相互業務協定を締結した。両機関は多文化時代を迎えて多文化家庭構成員の韓国文化理解と自負心向上のために折り紙文化芸術教育を進め、国際結婚女性のグローバル拠点を活用して折り紙と紙文化の世界化のために共に努力することで合意した。参加者はKBS「TV幼稚園1・2・3」のレギュラー出演者であった金ヨンマン紙文化財団理事が進める「楽しい折り紙イベント」で楽しい時間を過ごした。

今月7日から「21世紀の希望・韓国、参加する世界国際女性」というテーマで開かれた世界大会は、金デシク前民主平和統一事務局長の「韓国を正しく知らせる国際結婚女性たちの役割」というタイトルの特別講義と晩餐を最後に幕を下ろす。来年の大会は釜山で開かれる予定だ。



最早ここまで来ると文化窃盗どころの話ではありません、完全に政治問題であり国際問題です。
そして何より、ここで名前の出てくるVANKという組織は、韓国政府から資金援助を受けて政治活動をしている組織なのです、ただの民間団体とはわけが違います。
韓国人は韓国起源説を政府支援の団体が中心となって「日本を国際的に貶める活動」の一環として利用し始めたのです。


韓国というのはこんな国なのです。


最後に、韓国人や韓国人を擁護する人々は、こういった問題を扱うと「いい韓国人もいる、こんなことをしているのは一部のおかしな人々だ」と主張します。
しかしこれは相当おかしいです。


現に韓国はこんな事を世界中で行っています。
そしてその活動には韓国政府も関わり、官民挙げての大キャンペーンとなっています、これに対して韓国内から批判の声は一切挙がりません。
反日(日本人の考える反日であり、韓国人の考える反日ではありません)であるというだけで全てが正当化されるのです。


この状況で「いい韓国人も~」というのは、問題のある行いを止めさせる意思はないが、抗議や批判を止めさせる意思だけはあるということです。
そんなむしのいい話はありません、批判をやめさせたいならまずこの問題行動を止めさせるべきなのです。
そして、そういった自浄作用を見せないのなら、そもそも抗議や批判に不平不満を言うべき資格が無いのです。

現にこのように日本は被害を被っているのですから。


また日本人は、韓国人が自浄作用を一切見せないのなら、韓国そのものを「そういう国」として相応の態度を取るべきです。
要するに、韓国との民間交流などやめて国家間の最低限の外交以外は全てシャットアウトすべきという事です。


「いい韓国人もいる」などと言って問題を矮小化しこちらから逃げ道を作っていたら、いつまで経ってもこの問題はなくならず、日本はずっと被害を受け続けることになるのですから、日本人は「こちらはこういった問題を韓国全体の問題として捉えている」という意思表示をすべきなのです。
そのためにも、こういった問題は日本で広く周知していくべきな訳です。