日韓問題(初心者向け)

日韓問題について、初心者でもわかりやすい解説と、日韓問題とマスコミ問題の動画のテキスト版を投稿しています。

韓国における「島国」という単語の意味


さて、本日なのですがタイトルにある「島国」に関しては韓国だけではなく中国や北朝鮮でも似たようなニュアンスが含まれます。
そのうえで、韓国独自の解釈も成されており、それが対日観などにも影響を与えている、という事を念頭に置いてください。


要約


「島国」という単語は日本でも場合によっては自虐的に「島国根性」と使われることがあり、世間知らずや「井の中の蛙」的な意味があるが、中国、韓国、北朝鮮では少々意味が異なり「矮小」とか「非文明国」という意味があり、これ等の国では度々蔑視表現として使われる。


これは華夷秩序における中華思想及び小中華思想儒教思想などに関係する考え方なのだが、場合によってはそこから更に進んで「卑劣」「好戦的」「臆病」、特に韓国の場合には「幼稚」「道徳的劣等さ」などの意味も含まれる。


そしてこの「島国は劣等である」との考え方は、韓国独特の「蔑視ありきの自民族中心主義」と結びつき韓国人の対日観にも深く影響を与えており、「日本人は韓国人からどう見えているか」を知る上での重要な要素となっている。



※一部を除き、引用記事が日本語の場合には文中にリンク用アドレスとタイトルのみ表記、韓国語のものやリンク切れで参照不能な記事のみ文末にまとめて本文を引用します。
※本文中のリンクは引用の元記事、或いはウェブアーカイブウェブ魚拓(別サイト)へのリンクです。


1:「島国」という表現が侮辱の意味となる文化


まずはこちらの記事から


「島国日本」と不適切発言 韓国駐日大使、与党も苦言
産経新聞 2008.7.22
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/080722/kor0807221619001-n1.htm (リンク切れ)
http://s01.megalodon.jp/2008-0925-0005-08/sankei.jp.msn.com/world/korea/080722/kor0807221619001-n1.htm (ウェブ魚拓

 新学習指導要領解説書への竹島(韓国名・独島)記述に抗議し、韓国へ一時帰国中の権哲賢駐日大使が21日の与党ハンナラ党の会議で、日本には「島国が持つ特異な傾向がある」と発言したが、不適切との指摘を受けて発言を取り消した。韓国メディアが22日、伝えた。

 大使は15日の帰国前後から日本非難を繰り返している。解説書への記述阻止に失敗した責任を国内で問われることを回避する狙いもあるもようだが、与党側は度が過ぎると苦言を呈した形だ。

 韓国では島国との言葉を日本と結びつける場合、見下すニュアンスが含まれるとの見方が一般的。権大使は公開の会議の冒頭で、日本には英国と同様に孤立を恐れる島国特有の傾向があり、これを「逆利用」する必要があると主張。6カ国協議や首脳外交に今回の問題を結び付けると日本に通告したと述べた。(共同)


こちらの記事なのですが、このように説明されても殆どの日本人にとってはまるでピンとこない内容でしょう。
しかし韓国において「島国」というのは、場合によってはこのように文化や価値観の違いによって問題になるレベルの表現となります。


韓国では日本に対する蔑視表現が日常的に公の場で何の問題もなく使われる場合が多いので、なぜこの時だけここまで反応したのかよく解りませんが、とにかく韓国では問題になるレベルの表現であるという事が解ります。


また他にも、韓国ではよく日本人は「二重性がある」とか「意思が弱い」とか「道徳的・倫理的に問題がある」と表現される事が多いですが、その場合にも往々にして「島国であるから」と表現される事が多く、「島国」という単語が韓国でどのような意味を持つのかがよく解ります。


【コラム】日本の精神的・道徳的優位に立って堂々と 中央日報 2015年08月14日 (1)(2)
【世界の中の韓国】スコットランドの住民投票の教訓 中央日報 2014年09月25日


つまり韓国においては、島国の人間であるという事はすなわち人間的に未成熟で劣った存在であるという認識が一般的であり、日本人が韓国人の言動を見て反日と認識する事柄の中にも、この彼ら独特の文化的背景を持つ価値観に根ざしたものが存在します。


これが韓国における「島国」という単語の意味です。


2:「島国」が蔑視表現となる背景


韓国人のこのような考え方には、中国の歴代王朝を中心とする「華夷秩序」における小中華思想が非常に強く影響しています。


中華思想においては、中原(中国の王朝のあった地域)に近ければ近いほど文明国であり、遠ければ遠いほど非文明国で野蛮であるとの考え方が一般的であり、また朝鮮においては「中原の隣である」という事が非常に高いステータスであったことから、海を挟んで隣にある日本は「野蛮な非文明国」との考えが歴史的に根強いです。


また更に、朝鮮の場合には他にも独自の歴史的背景があります。
李氏朝鮮は中国の王朝である「明」に事大し服属していたわけですが、明王朝が辺境の「夷」であった異民族の満州人に攻め滅ぼされ、その過程で当初明の側に付いてた朝鮮も敗北し屈服する事となります。


そして李氏朝鮮満州人の国である「清」に服属する事となったわけですが、朝鮮人の内部的には蛮族の「夷」である満州人に服属する事に内心納得しておらず、以下のように考えるようになります。


「正統な「漢」の後継者である明は蛮族の満州人に滅ぼされた、「夷」である清は「中華」の後継者ではないのだから、華夷秩序の序列的に正統な中華の後継者は自分達である、自分達は小中華なのだ。」


表面的には清に服属しながらも、朝鮮は清を正統な中華の後継者とは認めず独自の序列を内側で形成したのです。


現在も続く韓国の小中華思想はこのようにして出来上がったという背景があります。
そのため韓国人は今でも「東アジアで最も徳の高い存在は自分達である」と考える傾向が強いです。


「アジアの心臓は韓半島…国連事務局を誘致すべき」 中央日報 2015年04月06日


この事も韓国人の「島国」に対する考え方と関わっており、海を隔てて大陸の端にある日本は「道徳的な辺境の地」という認識が強く、韓国人の中では「文明秩序の端で孤独感と劣等感を内に秘めた道徳的に未熟な国」という認識となっています。


そのため、例えば韓国では日本を表現する時に「儒教文明の端の島国で、孤立感を払拭するために天皇を擁した軍国主義となり、道徳的中心国となるために大陸を侵略したのだ」という考えが広く普及しており、現在の対日観にも深く影響を与えています。


【コラム】解放と共存=韓国 中央日報 2013年08月13日 (1)(2)
戦争責任を取らない日本の「無責任システム」を痛烈批判(2) 中央日報 2014年07月28日


豊臣秀吉文禄・慶長の役や、日清・日露戦争日韓併合日中戦争、更には現在も続く竹島問題、日本海呼称問題、旭日旗問題、慰安婦問題、集団的自衛権問題、どれも韓国人の考えは上記解釈に根ざした思想が内在しており、だからこそまるで日本人とかみ合わず次々と問題や対立が発生するという背景があるわけです。


少し前、韓国人や韓国人から良心的日本人と呼ばれている日韓友好論者達が、「日本人は劣等感から嫌韓に走っているのだ」との分析が多数行われましたが、本人がそれを明確に意識しているとは限りませんが、根底部分にはこの考えがある場合が多く、以前から書いている韓国人独特の蔑視ありきの自民族中心主義の事もあり、「劣等感から来る嫌韓という劣等さ」との解釈が受け入れられやすいのです。


このような背景から、日本人が自虐的に使う場合の「島国根性」という言葉も、韓国人が聞くと全く別の意味となる、それくらい認識に違いがあるという事でもあります。


本来、「儒教社会としての韓国」というのはこんな意味もあるのです。


3:独特の対日観が生み出す考え方


多くの韓国人が持つ「島国」のイメージには上記のような考え方があるわけですが、韓国社会ではこの考え方が更なる独自解釈を生み、日本人の常識と更にかけ離れた対日観が生み出されることがあります。


たとえばもう何年も前の事になるのですが、日韓翻訳掲示板において日本と韓国の排他的経済水域EEZ)の問題がニュースになった頃(確か2006年頃だったと思います)、日本周辺のEEZを書き加えた地図が日本側から紹介されたことがあります。







上記画像がそれなのですが、これを見てなぜか多くの韓国人が「日本の侵略的野心の表れだ」と激怒、あまりにも意味不明すぎて多くの日本人が困惑するという事態になりました。


当時私も、なぜ韓国人が説明文にもEEZと書かれているにも関わらず「領海」と勘違いし、侵略云々と大騒ぎしているのかよく解らなかったのですが、後々考えてみると先ほどまでに書いた内容が関係しているのです。


韓国人から見ると、「矮小な島国日本」は侵略的野心をまだ諦めていない事になっており、また子供の頃からそう繰り返し教えられている事もあって、日本側が韓国側を挑発しているように見えていたようなのです。


更に、なぜかこの画像はその騒動から数年後の2011年にも韓国でまた話題となり、大手メディアの東亜日報までが怒り出し「侵略的野心の表れだ」と記事を書いたことまであります。


(※1)
日本地図公開、当惑する野心 東亜日報(韓国語) 2011.04.08


他にもこうした独自解釈に基く日本人から見たら奇妙としか表現のしようのない事例がいくつか存在し、「半島という単語は半分だけ島という意味であり、日本統治時代に朝鮮を侮辱するためにつけられた単語だ」という記事が掲載された事例や


(※2)
傾いている日本式漢字‘半島’は‘半分だけ島’意…この土地を侮辱した表現 東亜日報 (韓国語)  2013-04-20


果ては左派系の京郷新聞が、「朴正煕や金日成は矮小な辺境日本の軍国主義をモデルとした」と、自分達の政治体制の問題点を日本に転嫁した事例。


(※3)
[緑色世の中]韓半島の‘天皇制の陰’ 京郷新聞(韓国語)  2012.07.18


以前ここでも記事にしたことがありますが、2014年に日本が麻薬の使用履歴を根拠に韓国の芸能人ソン・イルグクを入国拒否した事件で、東亜日報が『「島国日本」ならではの閉鎖的かつ国粋主義的な風土の壁』との記事を書いたこともあります。


[オピニオン]李承哲、ソン・イルグクの入国を拒否した日本 東亜日報 NOVEMBER 12, 2014


どれも日本人の一般常識で考えるとあまりにも意味不明であり、予備知識がなければ彼等が何を怒っているのか全く解らないでしょうが、こうして彼らの文化や価値観から来る対日観を知ると、(それでも理解しがたいでしょうが)彼ら独特のルールや歴史観に基く背景が存在している事が解ります。


韓国社会では、「島国」というのはだからこそ侮蔑を含んだ蔑視表現の単語であり、また日本人から見た「韓国の反日」もこの考えに根ざしたうえで、「日本を道徳的に正す」という前提で行われているものが多いわけです。


一般的な韓国人にとっては、「島国の人間である事」それそのものが「道徳的に劣った自分達よりも序列が下の存在」となり得る要素とも表現できます。


そしてだからこそ、このあまりにもかけ離れた常識や価値観によって、日本と韓国は「全く相容れない存在」となっているという背景があるのです。
当然ですが、普通の日本人は彼らの考えを受け入れがたいですから、集団として交流を持つのはまず無理です、当初は上手く行ってもいずれはトラブルの元を増やすだけになります。




人気ブログランキングに参加中です、もしよかったらクリックをお願いします。


クリックで人気ブログランキングへ


以下は当ブロマガのお勧め記事マイリストです、もしよかったらこちらもどうぞ。








(※1)
日本地図公開、当惑する野心
東亜日報(韓国語) 2011.04.08
http://news.donga.com/Inter/3/02/20110408/36266596/1 (リンク切れ)
http://megalodon.jp/2011-0410-0728-52/news.donga.com/Inter/3/02/20110408/36266596/1 (ウェブ魚拓

日本地図公開、戸惑いの野心にネチズン"怒っているというより当惑"

日本の主張どおり、自国の領有権を描いた地図が公開された。

最近インターネットコミュニティに公開され、ネチズンたちの反響を呼んだこの地図は、日本が恥ずかしい領有権主張をどのように起こしているかどうかを示す地図である。

地図には、日本が領有権を主張する領土を続け、日本の領海を表示しています。韓国との境界は青色で表示されている。

この地図には日本が最近つけておいて野心を表わしているの領土である独島が竹島竹島)で表記されており、日本の領土の中に入っている。

これだけでなく、現在の日本が中国との領土紛争を繰り広げている釣魚島(日本名尖閣諸島)はもちろん、ロシアとの紛争地域であるクリル領土(日本名北方領土)も日本の領土で表示し領海を続けた。

このすべての地域を日本の領土と表記したため、日本の地域は、汎東アジア圏のすべてが日本の地域である。
一方、これを見たネチズンたちは "日本の驚異的な野心を示す地図"、"世界を食べ勢い"、"世界統一とは、まさにこのようなもの」、「独島に対する彼らの欲に怒っているというよりは、今戸惑うほど」とちょっとという反応を見せた。

(写真=関連記事キャプチャ)

[ニュースエン]

(※2)
傾いている日本式漢字‘半島’は‘半分だけ島’意…この土地を侮辱した表現
東亜日報 (韓国語)  2013-04-20
http://news.donga.com/Main/3/all/20130420/54567610/1

◇ソ・ジュンソプの正明論/ソ・ジュンソプ著/260ページ・1万3000ウォン
◇一語の辞典/作田啓一他4人著/各112~148ページ/各1万~1万2000ウォン

ギリシャ語のバルバロイ(barbaroi)は‘野蛮人’を意味する。同時に‘言葉を喋れない人’の意味もある。ギリシャ人にとって言語は文明の象徴だった。‘ソ・ジュンソプの正明論’と‘一語の辞典’は文明を牽引してきた日常単語の起源と正しい概念を分析した本だ。

二冊ともよく使う漢字語の相当数が中国ではなく日本式漢字の残滓という点に注目している。国際関係学を専攻した‘…正明論’の著者は近代以後、漢字文化圏では日本が言語の概念を支配したので東アジアで強大な権威を行使したと分析する。すでに慣れた用語でも日本語の残滓を清算しなければならないと強く主張している。

‘一語の…’は学術的な分析に比重がある。柳父章溝口雄三など日本の教授たちが近代日本知識人から出発し、よく使われる単語の‘個人’‘公私’‘文化’‘人権’‘天’の起源と漢字文化圏における概念の違いを比較分析している。

例えば中国古典で文化は‘文治教化’の意味で威力や刑罰による教化とは相反する政治理念だった。‘一語の…’が意味の違いを認識して正確な言語使用を強調した反面‘…正明論’は日本の影響を受けた事例をいちいち指摘し、間違って使われる単語の校正に重点が有る。

私たちがしばしば使う‘海外’という単語が代表的だ。文字通り海の彼方の外国を意味するが、これは島国の日本の観点にふさわしい表現だ。外国や国外という表現が正しい。‘半島’もやはり半分だけ島という意味で朝鮮を侮辱的に称する日本式表現だ。

法条文や官公庁書類には‘~した者’という表現がしばしば使われる。日本語をそのまま移した表現だ。著者によれば光復(解放)後、我が国民法が日本民法を直訳した部分は60%に達する。

どちらの本も言語の依存や従属現象に警戒する。孔子の思想が数千年間、東洋社会を支えてきたことは言葉を正しく立て直す‘正明’を重視したためという分析もある。‘論語’には‘名が正しくなければ言は順調ではなく、言が順調でなければ事がなされない’と書かれている。
自国語の丈夫な基礎が国家の統合と発展を導くということだ。

(※3)
[緑色世の中]韓半島の‘天皇制の陰’
京郷新聞(韓国語)  2012.07.18
http://news.khan.co.kr/kh_news/khan_art_view.html?artid=201207182111485&code=990100

めんどりが20日以上卵を抱いてひよこが生まれると、そのひよこはある程度成長するまで母を追いかける。子が母に付いて回るのはほとんどすべての動物の共通した属性だ。一つの国家も同じだと思う。

19世紀から20世紀初期に強大国の植民地に転落した大部分の新生国家の政治体制を調べれば例外なしに植民地母国をまねている。36年間、日帝の植民地であった韓半島もやはり当時の日本天皇軍国主義から決して自由になれなかった。儒教イデオロギーに基づいた王政体制が崩れた後、他意によって植民地近代化の道に入った朝鮮の人々にとって日本の統治体制はほぼ唯一の準拠する枠組みだった。

荒々しい猛獣がうようよいるジャングルと同じ世界の舞台で短期間に富国強兵を成し遂げられる方法として天皇を頂点とする軍国主義ほど効率的な体制はなかったといっても過言ではない。辺境の矮小な日本の人々が短期間に世界に号令する帝国主義勢力に成長したのがその証拠だ。

韓半島で二つの国を作った朴正煕(パク・チョンヒ)と金日成(キム・イルソン)は日本軍国主義の最盛期に青年期を送ってこの事実を骨に凍みるほど体験したことだろう。興味深いのはパク・チョンヒは進んで日本の軍服を着て日本軍国主義体制に入ってこれを習い、キム・イルソンは日本軍国主義を相手にけんかをしながらこれを習ったという点だ。

しかし、その二つが作り出した結果はそっくりだった。天皇軍国主義の最も大きな特徴は天皇の神格化だ。どこの誰も体制の親分に挑戦できない。この体制の親分は人格を超越した存在だ。そうするために国民を相手に持続的な神格化と偶像化の作業を始めなければならない。

二番目は‘君民一体化’または‘国体’の完成だ。親分一人でいくら賢くても効果がない。国民が親分と同じ考えを持って一糸乱れずに動いてこそ効力がある。これは強力な政治的洗脳を通じるだけで可能なことだ。‘国体’が完成されれば国民一人一人が自ら‘国家’と考えるようになる。個人の私が何の仕事をしようがみな「大韓民国万歳!」であり「父母首領様に感謝申し上げます!」と表現する。

三番目は軍隊優先だ。すべての力は強力な軍隊から出る。強力な軍隊だけが国民の幸福と繁栄を保障し天皇体制の安定を維持できる。韓国や北朝鮮でも憲法を持っているが、軍隊だけは超法規的に行動する。憲法を踏みにじるクーデターが免罪符を受ける根拠がここにある。今、危ない局面で法を云々する暇があるかということだ。北の‘先軍政治’はこれを教理化したに過ぎない。

四番目は‘経済の国家化’だ。個人と個別企業が経済活動を行うがどちらも強力なナショナリズムの(自己)統制の中で成り立つ。いくらうまく行った企業であっても国体に触れたり統治者の不興を買えば一瞬にして崩壊しかねない。こういう体制では政経癒着があまりにも強く、その中にいくら深刻な不正があっても決して排除できない。排除する行為自体が‘国体’を揺るがすことになるからだ。

最後に天皇軍国主義は血統を大事にする。‘万世一系’‘白頭山(ペクトゥサン)家系’‘代を引き継いだ革命大業の完遂’などは全部血統を中心に天皇体制を継続しようとする操作だ。幸か不幸か韓国と日本では‘自由民主主義’体制の守護者、米国の干渉により天皇制がある程度薄められたが国民の胸の中の天皇制は相変らず生きて呼吸しているようだ。

天皇制は単純な政治体制ではなく類似宗教体制だからだ。純粋に個人的な意見だが、私は今年ある韓国の大統領選挙が天皇制の法の正統を維持しようとする勢力と‘韓国式’自由民主義体制を追求する勢力間の激しい激突になると見る。