日韓問題(初心者向け)

日韓問題について、初心者でもわかりやすい解説と、日韓問題とマスコミ問題の動画のテキスト版を投稿しています。

ニコニコドキュメンタリー「タイズ・ザット・バインド」を見ての感想


さて、本日は記事を書く予定の日ではないのですが、ニコニコで日韓問題のドキュメントの放映がされましたので、手短にその感想を。


まず私の感想を一言で表すと「普通だった」です。
この普通とは、「世間一般で浅く認知されている日韓問題を、無難な形で第三者がまとめたら普通こうなる」という意味です。
ある意味予想通りの展開でした。


生放送のコメントでは「偏っている」とか「プロパガンダだ」等の意見が出ていましたが、私は世間の一般的な認識を元にすればこうなって当たり前だろうと感じたわけです。


そもそも、日本のメディア等で公的に日韓問題を語る人々はどんな人達でしょうか、外国の人々が目にすることのできる問題提起とはどんなものでしょうか、その前提で「中立的」に番組を作ろうとすれば、ああいった内容になるのが必然なのです。


またもう一つ、「反日」にスポットを当ててその背景にあるものを掘り下げるという部分に行き着かなければ、番組中で取り上げたようなテーマになるのも当然の帰結です。
そして、日本人も含め世界中殆どの人達にとって「なぜ反日なのか」が問題の中心になるのも特に不思議な事ではありません。
普通は「反日の背景に何があるのか」との発想に行き着かないのは当たり前なのです。


この問題は日本でも様々な形で起きています。
だからこそ私は、「反日の背景にあるもの」を世間に少しでも知ってもらおうと、このブロマガを始めたわけです。


「韓国の反日とは韓国人独特の価値観の発露の一形態に過ぎず、問題は反日ではなく価値観の違いそのものにある」「価値観や常識が異なるのが問題の原因なのだから、それを善悪や優劣で判断してはいけない」とのテーマで、日韓の間にある「常識の違い」を、主に韓国メディアの記事などを中心に紹介し解説しているわけです。


そして重要なのは、このドキュメントが一方的で不本意なものだったからと、声を荒げて抗議するようなことは『絶対に』してはいけませんし、我々が知識として持つ常識を背景に「相手を論破してやる」という態度もだめです。
それをしたところで、彼らの持つ問題意識に確信を与えるだけです。


ではどうすればいいのか。
私自身、このブログを立ち上げる際にこの事が非常に問題になり、私が辿りついた日韓問題をどう読者に伝えるべきか非常に悩みました。
結果最終的に辿りついた結論が先ほど挙げたメインテーマです。


まずは固定観念として世間に存在している問題意識から離れて視点を変えてもらおう、その結果私の書いている内容に同意してもらえるかしてもらえないかは別として、「異なる視点が存在している」ということを認識してもらう、そこを切り口として問題提起をしていく、まずはそこからなのです。
具体的な歴史問題に言及するのはその後です。


日本のネット上では韓国に批判的な意見は多数派となりましたが、世間一般ではまだまだそれは少数派です、国際的に見れば更に少数派、殆どの人は今回のドキュメントで取り扱われた問題が日韓問題の全てなのです。


その事をしっかりと認識し、「自分達は圧倒的に不利な状況にいるのだ」という事と、「殆どの人は問題の本質を知らないだけなのだ」との考えに立ち、そこからこの状況をどう変えていくか、差別問題に摩り替えられないためにはどうすれば良いのか、そこを考え行動していくことが重要なのです。


今回のドキュメントは、ある意味「世間ではこの問題がどう認識されているのか」を知る上で良い機会だったとも言えるでしょう。
必要なのはそのうえでこれからどう立ち回っていくかです。
不平不満をぶつけるだけではだめなのです。