日韓問題(初心者向け)

日韓問題について、初心者でもわかりやすい解説と、日韓問題とマスコミ問題の動画のテキスト版を投稿しています。

「韓国に都合が悪ければ何でもヘイト」問題を悪化させる日本のメディア


さて、今回の内容なのですが、主題となる引用記事はあるのですが問題としては「そういった風潮そのもの」についてとなります。
まずは以下の記事を。


『とくダネ!』小倉智昭がヘイト発言!韓国人は他人に責任を押しつけるのか、と
LITERA 2015.02.13
http://lite-ra.com/2015/02/post-862.html
http://lite-ra.com/2015/02/post-862_2.html
http://lite-ra.com/2015/02/post-862_3.html
「韓国の人は自分の責任を感じるよりも、まず他人のせいにしたがるの?」

 小倉智昭の口からこんな発言が飛び出したのは、2月12日の『とくダネ!』(フジテレビ系)でのことだった。

 韓国の“ナッツリターン事件”について報じているなかで、“ナッツ姫”こと大韓航空前副社長の趙顕娥被告に反省の色が見られないなどという話になり、MCの小倉智昭が、木曜コメンテーターを務める宋美玄に対して、「韓国の人は自分の責任は認めないで他人の責任にするのか?」と疑問を投げかけたのである。『女医が教える本当に気持ちのいいセックス』(ブックマン社)などで知られる産婦人科医の宋が在日韓国人三世ということで、小倉は彼女にこの疑問をぶつけたと思われる。
(中略)
そもそも仮に趙被告に反省の色が見られないというのが事実だとして、それは趙被告ひとりの問題であって、「韓国人だから」とか「アジア人だから」とか国籍は関係ないはずだ。にもかかわらず「韓国の人は自分の責任は絶対に認めないで人の責任にするの?」という小倉の発言は、韓国人全員がそうであるかのような差別意識丸出しのヘイト発言そのものだ。この発言だけでもおよそ公共の電波で報道番組のキャスターが口にするとは信じ難いものだが、さらにはこんな差別的な発言を、小倉は悪びれもせず、同じ韓国籍だというだけのコメンテーターにぶつけたのだ。

「韓国人は日本人を見習わないと追いつけない」などと国に優劣をつけるような発言にしても、発言それ自体もひどいものだが、面と向かって明らかに下に見られた国の人間がどんな気持ちになるかなど、小倉は想像することもないのだろう。
(後略)


ご覧の通り、最近韓国に批判的な意見に対してよく見られる反論なのですが、これは典型的な詭弁です。
まず、「韓国人全員がそうであるかのような差別意識丸出しのヘイト発言」というのは、いわゆる悪魔の証明です。


どういう事かというと、そもそもの問題の発端は「韓国の人は自分の責任は認めないで他人の責任にするのか?」と言う発言のようですが、これは明らかに一般論としてどうなのかとの意味なわけですが、それに対して「韓国人全員がそうであるかのような」というのは、要するに「全員がそうでないなら間違いだ」=そう指摘するのならば全員がそうである事を証明しろという意味です。


つまり証明不能なことを、一般論としての質問にぶつけて問題そのものの論点を摩り替えているわけです。
そもそも、「そうではない人」が少数でもいたら、韓国では一般的に「他人のせいにして問題解決はしない」との理屈が成り立つのでしょうか?成り立つ訳がないですよね。


またもう一つ、一般論としての「韓国の人は自分の責任は認めないで他人の責任にするのか?」との質問に「韓国人全員がそうであるかのような差別意識丸出しのヘイト発言」とするのは、要するにストローマンと呼ばれる、相手の意見を都合よく歪め、その歪められた意見に反論することで相手を論破したようにみせかける典型的な詭弁の論法です。


では実態はどうなのか、以前から書いていますが韓国では社会的な風潮として多くの場合問題解決を「他人のせい」にする事が一般的です、以下ではそれを客観的に証明します。
まずこれは過去に何度か貼りましたが、こちらの(韓国人、ともすれば「まず、あなたがちゃんとしろ」東亜日報 NOVEMBER 26, 2005)記事のように、しっかりとした統計としても証明されている紛れも無い事実です。


また最近もこんなニュースが韓国の大手通信社である聯合ニュース経由で、韓国の三大紙のうちの二社、朝鮮日報中央日報に掲載されました。


韓国製即席麺の対日輸出 3年で半減=嫌韓感情が影響か
朝鮮日報 2015/01/25
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/01/25/2015012500551.html(リンク切れ)
http://web.archive.org/web/20150125102700/http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/01/25/2015012500551.html(ウェブアーカイブ
【ソウル聯合ニュース】日本で嫌韓感情が広がる中、韓国の即席麺の最大輸出先だった日本への輸出量が3年で半減し、即席麺の総輸出量も昨年初めて減少に転じたことが25日までに分かった。
 韓国農水産食品流通公社などによると、昨年の即席麺の対日輸出額は2447万9000ドル(約28億8400万円)で、前年比23.5%減少した。
(中略)
業界関係者によると、2000年代半ばの韓流ブームで対日輸出が増加したものの、ここ数年は嫌韓のムードのため大きな打撃を受けたという。
(後略)


嫌韓ムード拡散で韓国製即席めんも食べない日本人
2015年01月26日13時04分
[ⓒ ISPLUS/中央日報日本語版]
http://japanese.joins.com/article/779/195779.html
日本で嫌韓ムードが拡散し、韓国製即席めんもそっぽを向かれている。これまで韓国製即席めんの最大の輸入国だった日本の輸入量が3年間で半分になった。

業界と韓国農水産食品流通公社の農水産食品輸出支援情報によると、昨年の日本への即席めん輸出額は2447万9000ドルとなった。これは2013年の3200万1000ドルと比べ23.5%の減少となる。輸出量もこの期間に7474トンから5534トンに26%減少した。
(中略)
業界は安倍晋三首相が就任した2012年12月を前後して日本で嫌韓ムードが広がった影響が大きいと分析した。
(後略)



これについてなぜなのかをしっかりと書くと、ひたすらどうでも良いインスタント麺に関する中途半端な長さの記事がひとつ出来上がってしまうので要点だけ書きますが、要するに韓国のカップ麺などは日本人の口に合わなかった、ただそれだけなのです。
当然嫌韓だとかそんな事は関係ありません、単純に「食べてみたが口に合わなかった、だから次は買わなかった」それだけのことです。
しかし彼らは、大手新聞社すら「日本のせい」にしています。


また更に、去年の年末頃には韓国の親北左派系新聞であるハンギョレ新聞に、こんな記事が掲載されています。


韓国科学にノーベル賞受賞者がない理由
ハンギョレ新聞(韓国語)  2014.12.11
http://www.hani.co.kr/arti/culture/book/668697.html
日本帝国主義が軍事力と経済力を前面に出して韓半島をじゅうりんした歴史的事実を形にして描く。日帝は自分たちが勝手に朝鮮を改造しながら卑劣な手法で文明(日本)と野蛮(朝鮮)のイメージを創造して植えつけた。植民支配の結果は真の近代化の失敗であった。
(中略)
日帝は意図的に朝鮮の人々に高等教育をさせず日本人の命令を受ける地方書記程度の植民地下級官吏を養成する差別政策を旨とした。こういう状況でダーウィンの進化論まで当時の朝鮮と中国には弱肉強食、優勝劣敗を正当化して最終的に列強の侵略と植民支配を正当化するハーバート・スペンサー社会進化論の形態で導入された。

「近代化が遅れてもしかしたらほとんど不可能になったのは植民地に起因した」というチェ・ムヨン教授の指摘はこういう事実に根拠を置いている。状況は植民地近代化論者らが勢力を伸ばしている今も変わっていない。なぜ日本ではノーベル賞受賞者らが列をなすのに私たちにはいないかとなげく前に、先に過去の歴史を含む事態全体を私たちの見解で主体的に見直す作業からしようとチョン氏は話す。



これに関しても突っ込みどころ満載です。
そもそも独立後70年近くも韓国は何をしていたのかという事になりますし、何より同じように日本による統治を経験した台湾では、日本の統治下で大学を卒業した人物が3名、ノーベル物理学賞と化学賞を受賞しているのですから、根本的に前提が成り立っていません。
要するにノーベル賞を取れないことの言い訳で日本に転嫁しているだけです。


他にも、以前記事に書いた韓国の世界遺産である石窟庵の事例や、放火され再建された南大門の手抜き工事の問題、対馬の仏像盗難事件に関する韓国の態度、現在の日韓関係悪化を「日本のせい」にする韓国政府の態度など、事例を挙げたらきりがありません。


このように、韓国では非常に頻繁に他者のせいにする事で問題を解決しようとの動きがあり、責任転嫁が社会で一般化していることがよく解ります。
つまり、一般論として「韓国の人は自分の責任は認めないで他人の責任にするのか?」という問いに対する答えは、数々の客観的根拠から「yes」となるわけです。


これを否定したいのならば、否定する側が客観的に証明できる形でこれを覆す根拠を提示する必要があります。
本来ならばそれで始めて「ヘイト」と指摘できるわけです。
出来ずにやればそれは単なるレッテル貼りや罵倒の類でしかありません。


また更に、前回書いたように韓国人は異文化・異人種・異民族への蔑視感情を政府や社会が率先して子供に教育しており、それを変えていこうとの動きすら「他者のせい」にして解決したつもりにしてしまったという経緯があります。
結果として、現在の韓国ではこんな事が普通にまかり通っています。


ジェノフォビアを排し多文化共同体へ
東亜日報 NOVEMBER 17, 2008
http://japanese.donga.com/srv/service.php3?biid=2008111790388
「スキンヘッドのように外国人を殺し、暴力をふるう集団はまだない。しかし、韓国もジェノフォビア(外国人嫌悪)の安全地帯ではない。特に、韓国の人々は、外国人に対する侮辱的な単語を簡単に使う」

韓国滞在4年目の中国人会社員Lさん(30)。

彼は、「韓国人は学歴、年齢、性別に関係なく、『チャンゲ』、『チャンゴラ』、『中国野郎』といった単語をはばかりなく使う。この言葉が中国人をどれだけ不快にさせるのか、韓国人はまったく考えていないようだ」と話した。

国内居住外国人100万人時代を迎え、ジェノフォビアを防ぎ、健全な多文化社会を築かなければならないという声が高まっている。全北(チョンブク)大学社会学科の薛東勲(ソル・ドンフン)教授は、「多民族社会の経験が短いため、外国人に対する敵対感が生活の中に深く根ざしている。このような排他的な側面が、外国人犯罪の増加や経済危機状況とからみ合い、ジェノフォビアをさらに深める恐れがある」と憂慮した。
(後略)



しかも、そのことで他者から批判されるとこんな反応をして更なる責任転嫁をする事例すらあります。


インターネットで、韓国の評判を下げる悪質レスが猛威
中央日報カナダ版(韓国語) 2009-09-23
http://www.joongang.ca/bbs/board.php?bo_table=g100t400&wr_id=1027(リンク切れ)
http://web.archive.org/web/20090928083857/http://www.joongang.ca/bbs/board.php?bo_table=g100t400&wr_id=1027(ウェブアーカイブ
世界的な動画サイト「ユーチューブ」(YouTube)や検索サイトのGoogleYahoo!などで、日本の極右と推定される勢力が、韓国の評判を下げて周辺国民を刺激する悪意の映像をまき散らしている、との主張が提起された。

トロントに住む平凡な主婦のWさんは、韓流ドラマについて尋ねてくる近所の中国人らとの会話のために、3年前からYouTubeを見始めた。当時は韓国関連の映像の下には良いコメントが多く、韓国を貶めるアンチ映像や悪質レスは殆ど無かった。

移民として母国に強い愛情を持っていたWさんは、韓国の歴史に関する映像をしばしば検索していたが、2年前から異常に気づくようになった。韓国IDのユーザらが、日本と中国を刺激する虚偽歴史ビデオや嫌悪映像を次々とアップロードするようになり、これらには韓国の破廉恥と歴史歪曲を非難する各国ネチズンらのコメントがそれぞれ数千も付いた。

この時からYouTubeの「見えない背後勢力」に疑いを持つようになったWさんは、5ヶ月前からはほとんど一日中コンピュータにかじりついて、悪質レスをするユーザに対して自制を要求するメールを送っている。自称「韓国人」IDの数多くのユーザが、日本人に韓国と戦えとする動画をアップし、他国を憎悪するコメントをまき散らしていた。

20~30人の疑わしいユーザは、
・あちこちに「米国、アラスカは本来韓国のものだ」とか「日本のニンジャは韓国のものだ」といった刺激的な発言を残す、
・英語や韓国語で悪口を残す、
・韓国が好きな人がアップして動画に「韓国に近づくな」などの悪質コメントを付ける、
・韓国の物は世界最高だから勝手に買うな、ドラマも見るな、旅行にも来るな、と不買運動する
・中国の映像に行って「Chink」と見下して罵る
・映像をアップしたのがフィリピン人なら、韓国IDで「フィリピン・モンキー」と呼んでコメントする
・韓国が好きな外国人らに悪口を言う
などの行動をしている。
(後略)


結局のところ、こういったコメントは韓国の社会的背景がそのような人間を増やしているだけなのですが、なんでも他者のせいにしてしまうため、他所から批判されたら「自己の絶対的正義」を疑わない彼らはこのような反応をするしかなくなるわけです。


私は個人的に、韓国内で韓国人同士がこのような態度を取る事に関しては、否定も肯定もする気がありません。
なぜならばそれが韓国で一般的であり、韓国人の価値観として定着し、なにより「他者のせい」にする事が韓国では「当たり前のこと」となっているのですから、それが彼らの常識である以上はこちらからとやかく言う権利はないと考えているからです。


ただし、以前「韓国人の差別意識の特徴とタイの嫌韓」で書いたように、韓国人はその価値観を韓国の外に向けて当たり前のように振りかざします。
当然の事ですが、その場合は徹底的に叩きますし、責任転嫁にしても同じです、韓国国外に向けて行ったらその行いを叩きますし、「韓国人は責任転嫁をするな、民族主義を振りかざすな」と批判します。
なぜならあくまでこれは韓国内の韓国人の中で一般的というだけだからです。


にも拘らず、最初に挙げた記事を書くような人々は、問題提起そのものを「ヘイト」とレッテル貼りをし、問題そのものをなかったことにしようとします。
そもそも「ヘイトだ」と指摘すれば、韓国人の中で年々先鋭化する異文化・異民族・異人種への蔑視感情、そしてそれを肯定する土壌となった「誰かのせい」という考え方、そういったものが消えてなくなるし、上記で挙げたタイ人への蔑視感情も消えてなくなるのでしょうか。


また現在の韓国政府のように、自己の行いすらも他国のせいにし、国家間の諸問題を「相手に」解決するよう要求する態度が消えてなくなるのでしょうか。
なくなる訳がありません、問題提起すらヘイトとレッテル貼りし、韓国の社会全体としての風潮つまり一般論としての韓国人というカテゴリーすらも「個別の事例だ」などとやっていたら、問題解決から遠ざかるだけです。
これは明らかに韓国社会全体の価値観が引き起こす問題なのですから。


もっと書いてしまえば、詭弁を弄してまで韓国への批判を「ヘイトだ」とレッテル貼りすることで、単純に韓国への批判を止めさせたいだけなのではないか、はじめから問題を解決する意思すらないのではないか、最初の記事のような論調はそうとられても仕方が無いでしょう。


そもそも、今回引用した東亜日報の記事「ジェノフォビアを排し多文化共同体へ」では、「韓国人は」「韓国の人々は」との記述がありますが、これも韓国人へのヘイトなのでしょうか?
また、過去このブロマガでは韓国人による差別問題や民族主義問題を指摘するイギリス人、ドイツ人、アメリカ人の記事を紹介した事がありますが、そこでも彼らは「韓国人は」と記述しています。
これもヘイトなんでしょうか?こう書くと、彼らがどれだけおかしな事を書いているかが解るでしょう。


最後に少々余談になりますが。
この「一部の例だ」とか「そんな人ばかりではない、国籍で一緒にするな」という意見は、韓国人自身も非常によく使います。
そして実はこの韓国人の態度も「誰かのせい」という責任転嫁の一種なのです。


要するに、自身が批判されたら自分とは関係ない「漠然とした何処かの誰か」のせいだとすることで、自己の責任ではなくし、問題の所在を曖昧にして自分自身や身内あるいは民族・国の問題では無くしてしまうのです。
そしてこの韓国人の考え方は視ありきの自民族中心主義と非常に密接な関係にあります。


以前から書いているように、韓国では学校教育で異文化・異人種・異民族を蔑視することで自己の優越性を証明する教育が行われています。
それはつまり他者の劣等さが自己の優越さの担保となっているという事でもあるのですが、そのため彼らは自身が批判されると=劣等さを指摘されたと考えてしまいます。
当然国や民族全体を批判されたら、彼らは国や民族が劣等と指摘されたと考えます。


そして、自己の劣等さを否定するために他者の劣等さを探します。
彼らにとってはそれこそが自己の正当性=優越性を証明する一般的な手段だからです。


その結果どうなるかと言うと、例えば今回の事例を仮に例とすると、「韓国人は問題が起きると他者のせいにする」と指摘されたら、「一部の例を全体に当てはめている」とか「国籍で差別している」とすることで、「相手の劣等さ」を指摘するのです。


そうすることで、「韓国人を差別する劣等な相手」と批判側を設定し、それを担保に自己の優越さ=自分には何も問題が無いとするわけです。
日本人の一般的な批判への反応だと、自己弁護つまり自身の問題の否定or弁護をすること=内向きに批判を否定することで問題を解決しようとするのですが、韓国人の一般的な反応では相手の問題の指摘=外向きに問題を否定することで問題を解決しようとする、それが「誰かのせい」として発露されるわけです。


韓国人は自己が批判されたら多くの場合自己の問題を無視して他者を攻撃する傾向にあるわけですが、それにはこんな背景もあるわけです。
また韓国人と議論をしていると、自分は何も根拠を提示していないのに、相手の根拠を仮定の積み重ねで否定した挙句、延々と過剰にソースを要求する場合があります。
それも結局は、根拠を求めているわけでは無く「相手の落ち度」を証明したいだけなのです、だから自分自身は何ひとつ客観的証明をしないわけです。


このロジックの違いが解っているかいないかで、韓国人への対応は大きく変わってきます。


勿論、韓国社会の価値観にこういったものがあるからといって、最初に貼った記事を書いた人物が韓国人だとか、或いは韓国人と同じ価値観を有していると指摘しているわけではないです。
「それはそれ、これはこれ」ですから。