日韓問題(初心者向け)

日韓問題について、初心者でもわかりやすい解説と、日韓問題とマスコミ問題の動画のテキスト版を投稿しています。

反日エンターテイメントから見る韓国人の望む日韓友好


さて、今回は韓国の反日は日常であると同時に安定した人気のエンターテイメントであると、韓国人にとってなくてはならない娯楽であり、そこに韓国人の望む日韓友好の姿があるというお話です。
まずは以下の記事を。


韓国で「愛国ブーム」、関連商品の売り上げ急増
朝鮮日報 2014/08/23 07:50
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/08/23/2014082300372.html
全羅北道益山市の聖堂農協は最近、息をつく暇もないほど忙しい。壬辰倭乱(じんしんわらん、文禄・慶長の役)で朝鮮水軍を率いた朝鮮王朝時代の名将、李舜臣(イ・スンシン)将軍の鳴梁海戦を描いた映画『鳴梁』が1500万人を動員する大ヒットとなり、聖堂農協が発売した「李舜臣将軍米」に注文が殺到しているためだ。李舜臣将軍の誕生日である4月28日に通販サイトで売り出して以降、毎月1000袋ほど売れていたが、最近になって販売が20-30%増えた。ユン・ナムヨン組合長は20日「最近ではデパートや大手スーパーからも注文がある」とうれしい悲鳴を上げた。

 李舜臣将軍、太極旗(韓国の国旗)、独島(日本名:竹島)など「愛国」に関する商品の売り上げが大幅に伸びている。独島領有権や旧日本軍の慰安婦問題などに対する関心が高まっている中、映画『鳴梁』の人気も加わり国民の間で愛国ブームが起き、関連商品が売れているのだ。



最近韓国で記録的ヒットとなった反日映画です。
元々李舜臣は戦略的に大きな戦功を挙げたわけでもなく、戦局には影響しない辺境での小規模な戦術的勝利をしただけなのですが、韓国では「日本をやっつけた国民的英雄」として非常に人気があります。


また、映画自体も非常にプロパガンダ的要素が強く、上記のようにヒットを契機として現在韓国では関連した「愛国ビジネス」が盛んです。
このように現在の韓国での日本の立ち位置とは、友好国というより戦争中の相手国のような扱いであるとの事がこのヒット映画から良く解ります。


そしてこの映画だけでは無く、今月に入ってからだけでも以下のような反日小説が出版され人気を博しています。


奇襲で天皇生け捕り、日本降伏…の空想歴史ファンタジー
朝鮮日報 2014/08/10 07:09
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/08/09/2014080900766.html(リンク切れ)
小説『李舜臣の帝国』 小説『李舜臣(イ・スンスン)の反逆』の著者、ユ・グァンナムさん(55)が、忠武公・李舜臣を題材にした小説第2弾『李舜臣の帝国・1』を出版した。

「夢を見た。とてもひどい大暴風のような夢を見た。朝鮮を苦しめた日本を奇襲し、天皇を生け捕りにした。自分を陥れて殺そうとしていた宣祖は廃位され、日本が降伏した。朝鮮の王朝を変える李舜臣の反逆が企てられた。それは全て、罪人として義禁府の獄につながれていた時の『一夜の夢』だった」
(17ページ)

これは空想歴史ファンタジー小説だ。李舜臣は確かに英雄だったが、作者は「李舜臣が真の英雄であったなら、人民を、国民をまず救うべきではなかったか」という思いから筆を執った。

前作は、李舜臣が抗命罪で拘束されていた丁酉(ていゆう)年(1597年)34日間の記録だった。今作は、白衣従軍(一兵卒として従軍すること)扱いで釈放された直後から、李舜臣の衝撃的な「クーデター」を中心にストーリーが進む。

小説は、李舜臣が帝国を完成させていく過程を描いた。日本と明を相手にした3国戦争が主な内容だ。特に、朝鮮における易姓革命の過程を細かく描写した。

小説では、実際の歴史上の人物と架空の人物が共存している。登場人物は、小説の中で生き生きと動き、リアルな証言と活躍を繰り広げる。領議政を務め、『懲ヒ録』(ヒは比の下に必)を書いた西ガイ(ガイはがんだれに圭)柳成竜(ユ・ソンリュン)や、日本から朝鮮に投降して朝鮮のために日本と戦った降倭将軍の沙也可・金忠善(キム・チュンソン)、漆川梁海戦の敗将・元均(ウォン・ギュン)、そして鄭汝立(チョ・ヨリプ)などが、ファンタジーで新たにスポットライトを浴びた。

ユ・グァンナムさんは、小説家や文化創作プランナーとして活動している。5年間、大学でストーリーテリングの講義も行った。最近コミックやドラマにもなっ た『大物』を小説として発表し、NEWSISの連載小説「降倭・金忠善」に手を加えて『李舜臣の反逆』『沙也可・金忠善』を出版した。

出版社側は「李舜臣の帝国は、私たちが夢見る帝国になり、私たちが望む理想的な国へと発展するだろう」と語った。320ページ、1万3000ウォン(約1290円)。スターブックス。



続いてこちら

韓国で衝撃の小説「安重根、安倍を撃つ」が発刊=韓国ネット「暴走する安倍への戒め」「親日派も懲らしめて」
レコードチャイナ 2014年8月11日 3時50分
http://www.recordchina.co.jp/a92416.html
2014 年8月10日、韓国の作家キム・ジョンヒョン氏(57)が、朝鮮独立運動家・安重根が現代に復活し、日本の現職首相を狙撃するというショッキングな小説を 発刊したことが話題となっている。長編小説「安重根、安倍を撃つ」は、安重根伊藤博文を狙撃した過去の歴史と、現代によみがえった安重根が歴史歪曲と右 傾化を理由に安倍首相を狙撃するというストーリーで構成されている。安倍首相は一命をとりとめ、過ちを深く反省して政界を退くという結末になっている。
(後略)


そして、これら映画や小説には反日以外にある共通点があります。
それは「(韓国人が望む通りに)自らの行いを深く反省する日本人が出てくる」という事です。
以前から書いているように、韓国では政府の方針として子供に蔑視ありきの事民族中心主義教育を行っているのですが、この中で日本は古代から江戸時代まで朝鮮を文化宗主国と考え崇拝していたと教えられています。


この影響で韓国人は、劣った日本人は元々我々を文化の伝道師として崇めていたのに、明治維新で西洋の真似が上手く出来た事で調子に乗り、文化宗主国である我々への尊敬を忘れてしまっていると考えています。
そういった背景から、韓国で人気のある反日エンターテイメント作品では、大抵の場合「朝鮮への尊敬と崇拝を“思い出した”日本人」とか「軍事的に日本を懲らしめ過ちに気付く日本人」という演出が良く行われます。


これは今に始まった事では無く、たとえば金辰明のベストセラー小説で日本への核攻撃や軍事的な占領を描き、1995年に映画化され大ヒットした「ムクゲの花が咲きました」や、2002年に韓国で浪人生が執筆し、敬宮愛子内親王が韓国人と恋仲になり「正しい歴史」に目覚めていくというストーリーの「百済書記」、朝鮮半島の南北統一を妨害しようとする日本を軍事的に懲らしめ、最後に日本が過ちを認め謝罪をする2006年公開の大ヒット映画「韓半島」など、どれもそうです。


そして、韓国で行われている教育と人気のエンターテイメント、この2つから多くの韓国人が望む「日韓友好」とは何なのかが見えてきます。
日本が韓国人の望むように自らの行いを反省し、韓国人の望む(韓国の教科書に書かれた)歴史観を全て受け入れ、韓国人が教えられてきたように文化宗主国として韓国を崇拝する、これが韓国人の望む日韓友好なのです。


現在、韓国人から「良心的日本人」と認定され韓国で人気のある日本の著名人などを見てください、本人がどう考えているかは別として、皆この韓国人が望む傾向のある人達です。
結局、こういった人達は韓国人の蔑視ありきの自民族中心主義や民族主義を満足させ悪化させているだけなのですが、韓国人がそれを望んでいる以上、一般的に日本人が考えている「友好」は韓国人にとっては友好ではないという事です。
日韓関係を理解する上で、日本人はこの事を知っておかないといけません。


最後に、過去韓国が日本などでゴリ押しをし続けてきた韓流やK-POPなど、これがどういった意図で行われてきたのか、それを紹介します。


韓流広がる国への管理行うべき、外交問題大討論会
2005年11月25日19時17分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
http://japanese.joins.com/article/031/70031.html?sectcode=&servcode=200
25日、外交通商部では「外交問題大討論会」が開かれた。「21世紀の外交力量を強化するためのビジョンと課題」というテーマのもと、今後、韓国の外交が進むべき方向について話しあった。

ソウル大国際大学院・李根(イ・グン)教授は、基調提案で「管理を受ける国家」から「管理を行う国」へと、韓国外交のパラダイムを変 えるべき、だと指摘した。李教授は「米国を頂点とする世界管理の下位体制にあるが、韓国も管理を行うべき地域を探さなければならない」とした。韓国に友好的な国家を捜し出し、韓国に似ている情緒・考え方を共有する地域に育成、発展させるべきだとのこと。

李教授は「韓流が流行る地域を中心に、韓国に友好的な国家グループが形成されている」とし「文化・経済・教育・人的交流・人権伸張な ど韓国の軟性権力(soft power)をきちんと活用すべき」と話した。討論に参加した中央(チュンアン)日報・金錫煥(キム・ソクファン)論説委員 も「韓流ベルト作りに注目、ソフトパワーを拡散させるべき」と同意した。

半面「李教授の主張は50年先の話であり、現段階で採択できる内容ではない」(洪鉉翼・世宗研究所委員)、「他の国への管理や、リーダーシップの行使に触れるのは早すぎる」(チェ・アジン延世大国際大学院教授)という反論もあった。



見ての通り、彼らはそもそも対等な友好関係など端から望んでいないのです。
ただ単に、韓国人の考える絶対的正義や価値観を広め管理し支配したい、それだけなのです。


※来週水曜日に公開する予定で編集していたものを間違って公開してしまいました。
ただまあ、内容的には既に書き終わっているものなので、特に支障もないのでこれはこれでこのまま公開しておきます。