日韓問題(初心者向け)

日韓問題について、初心者でもわかりやすい解説と、日韓問題とマスコミ問題の動画のテキスト版を投稿しています。

韓国は仏教も反日


さて、今回は韓国の仏教団体のお話となります。


韓国といえばキリスト教というイメージがある人が多いとは思いますが、実は仏教も大きな比率を占めており、アメリカCIAのHPにあるThe World Factbookによると、韓国の信者数はキリスト教31.6%、仏教24.2%となっており、仏教が意外と大きな勢力を持っている事が解ります。


また、韓国の仏教は禅宗の流れをくむ曹渓宗と呼ばれる宗派が最大宗派となっており、ちらの曹渓宗を紹介するページによると、僧侶の数は12000人、国が認定する寺院の90%以上が曹渓宗所属ということなので、韓国の仏教はほぼ曹渓宗と言ってもいい状態でしょう。


韓国仏教はこの曹渓宗を中心として日本の仏教界とも活発な交流を行っており、日韓仏教交流協議会(韓国側代表は曹渓宗トップが歴任)や日韓友好平和之塔を守る会などが存在しています。
そして最近も以下のような交流が行われています。


善隣友好の絆深めて 福岡で日韓仏教文化交流大会
中外日報 2014年6月18日 16時48分
http://www.chugainippoh.co.jp/religion/news/20140618-003.html
日韓仏教交流協議会は10日、福岡県久留米市の浄土宗大本山善導寺で日韓・韓日仏教文化交流大会を開催した。約190人が参加し、日韓の仏教界の善隣友好の絆がさらに深まることを祈念した。

大会総裁の阿川文正・善導寺法主の導師で同寺の僧侶ら6人が出仕し、平和祈願法要を厳修。また、日韓交流に献身した功労物故者の報恩追善と、韓国南西部・珍島沖で起きた韓国旅客船セウォル号海難事故の殉難者、東日本大震災の犠牲者の追善供養を営んだ。

あいさつした宮林昭彦・日韓仏教交流協議会会長と慈乗・韓日仏教文化交流協議会会長は、現代社会の中で苦しむ人を救うために両国の仏教者が心を一つにし、仏教精神を発信していくことを確認し合った。(詳細は2014年6月18日号をご覧ください。



この曹渓宗なのですが、これだけ見ると何の問題もないように見えます。
しかし、実体は大きく違い、非常に先鋭化した反日活動を行う宗教団体なのです。
まず以下のニュースを


韓首相「宗教偏向ないだろう」智冠「別に言うことはない」
朝鮮日報 2008/7/22
http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2008/07/22/2008072201447.html

(ニューシース)韓昇洙(ハン・スンス)国務総理が22日、曹渓宗総務院長である智冠(ジグァン)僧侶を訪問して「宗教偏向と関連、そんな事が絶対ないようにする」と明らかにしたが、智冠僧侶は「別に申し上げるお話はない」と短く返事して、李明博政府と仏教系の間の大きな間隙がそのまま現われた。

韓総理はこの日午後5時頃、ソウル曹渓寺を尋ねて「これまでいろいろと政府が元老に心配をかけた。
我が国は宗教が多元化された国家で特定の宗教偏向や差別を絶対しない」と明らかにし「これから何か用事ができれば智冠僧侶が私に直接連絡してほしい」と語った。
(中略)
韓総理と智冠僧侶は独島(竹島)問題など懸案につても会話を交わした。智冠僧侶は「沖繩という島も私たちのもので、対馬島も太宗以前に私たちが占有した。独島は言うまでもないが、沖繩と対馬島も早く取り返えさなければならない」と語り、韓総理はこれに対して「対馬島がひとときうちの領土だった事があるが、その話を今することはむしろ…。」と言葉を濁した。


曹渓宗のトップが沖縄と対馬の領有権を主張しています。
とても現代の宗教家の言葉とは思えません、現代でこのレベルの発言をしている宗教家は、韓国以外ではイスラム原理主義団体の中でも特に過激な組織くらいです、こう説明すれば我々の価値観から見て相当異常である事が解るでしょう。
これだけでも相当異常さが伝わるとは思いますが、まだこれだけではありません。


次にこちらのニュースを


チャスン僧侶"韓国仏教世界化ための種をまくこと"
聯合ニュース 2011/10/01 17:33
http://www.yonhapnews.co.kr/bulletin/2011/10/01/0200000000AKR20111001053400005.HTML
大韓仏教曹渓宗(チョゲチョン)総務院長チャスン僧侶は1日「10-20年、長くて40-50年まで先を見通して長期的な観点で韓国仏教世界化のための'種'を撒く"と話した。

チャスン僧侶はこの日フランス、パリで記者懇談会を持って「韓国仏教がこれまで内部問題解決に汲々として10-20年先を見通して(仏教発展のための)ロードマップをたてることができなかった」と自省しながらこのように話した。
(中略)
チャスン僧侶は「仏教が国家経済に多いに役に立ち、国家ブランドを高めるのに大きな役割をしているということを政府が理解すれば、もう少し積極的に出るだろうが(政府協調を求めるために)煩わしい説明はしない」としながら現地実務者らの報告を通じて仏教に対する理解が蓄積すれば政府も韓国仏教世界化のために共に努力することになると考えると話した。

日本の用語「ジェン(Zen・禅)」の代わりに韓国仏教固有の用語である「チャムソン(座禅)」を世界的なブランドにしたいという意思も明らかにした。

先月27日フランス、パリのギメ美術館内の書店を見回したチャスン僧侶は「チャムソン」の代わりに日本用語の「ゼン」が使用されており自尊心が傷つけられた」としながら「韓国仏教を知らせるために座禅をブランド化するつもり」と話した。

僧侶は韓国禅仏教の特徴である座禅がまるで日本のもののように見られることについて遺憾を示しながら「英文パンフレットを出す時、私は代わりにチャムソンで用語を表記して韓国仏教を世界に知らせるだろう」とした。

また、今回のフランス訪問期間中、最も印象深かった場所としてパリ7大学を挙げながら「多くの学生たちが歓迎する姿に韓国仏教を広報ができる機会ができたという小さい感動があった」と話した。



いつもの韓国起源説とは少し違いますが、それを差し引いても相当問題です。
ちなみに、この「韓国の禅を広める活動」は2012年頃より韓国政府の後押しで活発化しており、特に欧州で様々な活動を現在も行い続けています。


別に韓国の仏教を他の国で布教するだけなら何もかまいませんが、なぜ他国で広まっている日本の禅を韓国の禅宗で上書きしようとするのでしょうか。私ははっきり言って仏教に詳しいとはいえませんが、それでも書かせてもらうと、この行いは仏教や禅と呼べるのでしょうか、私にはこの行いが仏教や禅の精神に反しているようにしか見えません。


これは韓国の蔑視ありきの自民族中心主義と非常に密接な関係があります。
以前から書いていますが、韓国では「劣った日本に文化を教えてやったのは我々だ」という考えが一般的です。
そして、当然仏教も「我々が日本に教えてやった」となっているわけですが、そこから更に論理の飛躍を行い、「仏教を教えてやったのだから日本の仏教は韓国の仏教の劣化コピーだ」という思考に陥っているのです。


こういった韓国の政治思想が宗教の世界にも入り込んで定着しており、その結果こんな事になっているというわけです。


更に、話はここで終りません、まだあります。
次はこちらの2つのニュースを


韓国:日本へ返還「慎重に」…対馬で盗難の仏像巡り仏教界

毎日新聞 2013年02月04日 11時40分(最終更新 02月04日 13時04分)
http://mainichi.jp/select/news/20130204k0000e030169000c.html(リンク切れ)
http://web.archive.org/web/20130206171156/http://mainichi.jp/select/news/20130204k0000e030169000c.html(ウェブアーカイブ
 【ソウル西脇真一】昨年10月に長崎県対馬市で盗まれた仏像が韓国で見つかった事件で、韓国の仏教界を中心に「日本への返還は慎重に」との声が上がっている。仏像は朝鮮半島由来とされ、日本に渡った経緯を疑っているためだ。韓国文化財庁は盗難品と最終確認されれば法に従い日本側へ引き渡す方針だが、韓国仏教で最大勢力を誇る曹渓宗は1月31日、韓国政府に対馬市の寺社が入手した経緯などの徹底究明を求める論評を発表した。

 盗難文化財をめぐっては、1994年に長崎県壱岐市の安国寺から国指定重要文化財高麗版大般若経」が盗まれ、翌年、酷似した経典を韓国政府が国宝指定したケースがある。日本政府は98年、これに気づき外交ルートを通じ「確認させてほしい」と要請したが、協力を得られず事件は時効を迎えた。
(後略)



対馬の盗難仏像 韓国仏教宗派「日本返還に反対」
聯合ニュース 2013/02/04 18:35 KST
http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2013/02/04/0200000000AJP20130204002600882.HTML
【瑞山聯合ニュース長崎県対馬市の寺社から仏像2体が盗まれ韓国に持ち込まれた問題に関連し、うち1体が製作された忠清南道・瑞山市を中心に仏像の日本返還に反対する声が上がっている。

 2体のうち「観世音菩薩坐像」(長崎県指定有形文化財)は瑞山市の浮石寺でつくられたことが分かっている。

 韓国最大の仏教宗派、大韓仏教曹渓宗の瑞山市住持評議会は4日に声明を出し、「文化財の不法略奪、不法流出、盗難経行為ついては、歴史的・時代的状況を遡及(そきゅう)して適用すべきだ。窃盗団は法に従い厳重に処罰されるべきだが、仏像は過去の(朝鮮半島からの)流出経路が明らかになるまで日本に返還してはならない」と述べた。

 声明はまた、韓日両国の合同調査団によって仏像の伝来過程を明らかにするべきだと述べた上で、「調査の間は国連教育科学文化機関(ユネスコ)の仲介を通じて、遺物を第三国に預けることを検討すべき」と主張した。

 韓国政府に対しては、「ギリシャやトルコ、エジプトなどと連携し、国連レベルで積極的に文化財返還のためのコンセンサスづくりに乗り出すべきだ」と強調した。



ご存知の方も多いとは思いますが、2012年に対馬の寺院から盗まれた仏像に関するニュースです。
韓国側は証拠も無いまま「日本の倭寇によって盗まれた物だ」として、国際条約すら無視して返還を拒否しているわけですが、その方針を強硬に支持しているのが曹渓宗なのです。
また、現在盗まれた仏像などが保管されている韓国の浮石寺も曹渓宗に所属しており、当然浮石寺のあの態度は曹渓宗の宗派としての方針による部分が大きいです。


また、曹渓宗は「日本にある朝鮮関連の文化財の殆ど全てが略奪されたものだ」という方針の下、朝鮮王室儀軌の返還運動などにも関わっており、結果的に日本における文化財盗難を正当化し助長するような運動を行い続けています。
そしてその返還要求リストの中には、正式に売買契約に基いて取引された物や、それどころか朝鮮には全く関係のない中国由来のもの、日本で作られたが朝鮮由来の命名がされただけのものまでリスト入りしている有様です。


更に曹渓宗は日本の政治団体などとも活発に交流を持っており、2011年には以下のような声明を発表しています。


9条アジア宗教者会議 Article 9 and Peace in Asia
日・韓両国市民の友好と交流ならびに平和を念願する
日韓宗教人の声明書
2011・12・19
http://www.shukyosha9jonowa.org/article9_asia/ichon_20111219_2.html
2011年3月11日の東日本大震災により、日本国民の人命と財産の被害ならびに利川五重石塔の損壊が発生した。これに対し、韓国の利川五重石塔還収委員会及び利川の宗敎界を中心に、東日本大震災の犠牲者の極楽往生を祈願する慰霊祭ならびに利川五重石塔の還収のための“日•韓市民の和解と交流の広場 -塔廻り(タプトリ)文化祭-”を開催した。
併せて、利川五重石塔還収委員会の石塔に対する早急な復旧要求にも関わらず、大倉側は7ヶ月の間、利川五重石塔を放置していたが、12月になり、やっと石塔の復旧を始めた。
これに対し、日•韓の宗敎指導者たちは、天災地変など予測できない色々な要因により、利川五重石塔が持続的に管理保存されるかどうか、心配と憂慮の念を到底抑えることができない。
それ故、日․韓 両国の宗敎人は、利川五重石塔が無事に韓国に帰還され、また、利川五重石塔を通した日․韓の両国市民が、互いに理解し和解し交流し合い、誠なる平和な世が到来することを念願する“日․韓の仏教合同祈願祭”を奉行することになった。
利川五重石塔の無事な帰還と日․韓の両国市民の和解と交流を念願する“日․韓の仏教合同祈願祭”に当たり、日․韓両国の宗敎人は、次のように日․韓両国の市民に、私たちの念願を明らかにする。


大韓仏敎曹溪宗 総務院 文化部
大韓仏敎曹溪宗 中央宗会 宗策集まり 無遮会 宗会議員 一同
大韓仏敎 曹溪宗 第2敎区宗会
大韓仏敎曹溪宗 第2敎区 本末寺 住職協議会
汎 宗団 利川仏敎 寺庵連合会
在日本 韓民族仏敎徒 総連合会
在日本 海東仏敎会



利川五重石塔とは、現在東京虎ノ門ホテル・オークラ前にある大倉集古館に保管されている石塔なのですが、これも「日本が奪った」とする記録は何もありません。
戦前、大倉財閥の創設者である大倉喜八郎氏が個人的な美術コレクションとして収集していたもののうちの一つなのですが、明確な売買契約の証拠が無いので、韓国の曹渓宗や日本の一部の政治団体が「日本統治時代に収奪したもの」として返還要求をしているわけです。


更に曹渓宗従軍慰安婦問題にも深く関わっており、慰安婦だったとされている人々が共同生活を送るナヌムの家の管理を行っている他、アメリカで従軍慰安婦問題に活発に関わっている米国下院議員のマイク・ホンダ氏とも交流があります。
以上を見てもらえば解るように、曹渓宗は宗教団体というより民族系の政治団体に近いです。


最後に
日本では「政治と民間交流は別」というスローガンの下で、政治は対立していても民間の日韓交流を活発にしていこうとの動きがメディアでよく報じられますが、この事例でも解るように韓国側は民間団体であっても非常に「政治的・反日的」なのが現実です。
政治と民間交流を分けようとの主張そのものに無理があるのです。



そして、以前から書いていますが、韓国人にとってこれは政治問題でも反日でもないのです、韓国人の「道徳的正しさを日本人に教えてやっているだけ」という考えなのです。
韓国人の中では絶対的な正義や絶対普遍の価値観が存在し、それに反する考えは劣等なものと考えています、そしてその考えに基き日本人やその他の国の人々に彼らの価値観を押し付けようとします。
曹渓宗の活動もそれで説明が付きます。


今回紹介した曹渓宗の一連の活動はこれを裏付ける典型的な証拠の一つです。
「政治と民間は別」一見するともっともらしい意見のように見えますが、本質的に韓国人の中ではこの2つは全く分かれていないし、区別する事も出来ていません。


彼らは「そういう価値観」なのです。
日本人は、もし彼らと交流するのならその事を十分に知っておかなければなりません。
日本人と韓国人の間には「政治と民間は別」との言葉の認識に大きな価値観の隔たりがあるのですから。