日韓問題(初心者向け)

日韓問題について、初心者でもわかりやすい解説と、日韓問題とマスコミ問題の動画のテキスト版を投稿しています。

今市女児殺害事件とルーシー・ブラックマンさん事件に見るメディア報道の違いと在日問題


さて、今回はタイトルの通り、今市女児殺害事件と2000年に発生したルーシー・ブラックマンさん事件についてとなります。


まず、2005年に栃木県今市市で起きた当時7歳の女児の殺害容疑で、先日栃木県在住の勝又拓哉容疑者が逮捕された事件なのですが、その事件を報じた記事を見てください。


今市女児殺害 32歳男逮捕 PCに被害者? 2014年6月4日 東京新聞朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2014060402000132.html
(前略)
勝又容疑者は今年一月二十九日、偽ブランド品を販売目的で所持していたとして商標法違反容疑で逮捕され、自分の母親(55)とともに二月十八日に起訴され、公判中。母親と勝又容疑者は台湾出身で、勝又容疑者は〇九年五月に日本国籍を取得した。

 捜査本部によると、有希ちゃんの母親は逮捕の知らせを受け「良かったです」と話した。死体遺棄罪は時効(三年)が成立している。


栃木女児殺害:「ひきこもりの怪しい男」…捜査本部に情報
http://mainichi.jp/select/news/20140605k0000m040100000c.html
毎日新聞 2014年06月04日 21時15分(最終更新 06月04日 22時01分)
(前略)
関係者をたどると、台湾人の父と離れ、小学校卒業間際に台湾から来日していた母親を追って栃木に移って以来、孤立の度合いを深めていった姿が浮かぶ。入学した同県今市市(当時)立大沢小学校の同級生は「日本語に不自由して、学校に来なくなった」と言う。その後、勝又容疑者だけが台湾に戻ったが、待っていた祖母(77)は「一日中ゲームやテレビばかり」ともてあまし、日本に帰した。
(後略)


犯人は家庭に問題のあった台湾からの帰化人とのことなのですが、これら報道を見て真っ先に連想したのは2000年に発生した「ルーシー・ブラックマンさん事件」でした。
双方とも帰化人の起こした猟奇殺人なのですが、見ての通り今市の事件では台湾からの帰化人である事がはっきりと各メディアで報じられていますが、ルーシー・ブラックマンさん事件では犯人の織原城二が『韓国籍からの帰化人である事』が日本のテレビ・新聞では一切報じられませんでした。


そして、織原城二韓国籍からの帰化人である事を報じたのは、逮捕から数年経った2005年、イギリスのタイムズ紙が最初で、その後いくつかの外国メディアがその事を報じただけでした。
今現在に至るまで、織原城二が元在日韓国人であった事を伝える日本の新聞社やテレビはありません、一部雑誌や書籍で僅かに書かれただけです。


織原城二が韓国系帰化人である事を伝える記事

ジャパンタイムス 2011/2/22
Monster in Blackman case still an enigma
http://www.japantimes.co.jp/community/2011/02/22/issues/monster-in-blackman-case-still-an-enigma/#.U5L94XbS6So
(前略)
What he did find out was that Obara’s parents were immigrants from Korea, and that in his early years he was raised in one of the poorer parts of Osaka. Yet by the 1960s his father had become one of the city’s richest men, before dying in 1969 in murky circumstances in Hong Kong. As a teenager he attended good schools while living apart from his family, with only a maid to take care of him, in Denenchofu, a wealthy district in Tokyo. “So the immigrant background and initial poverty could have affected his sense of identity, then the sudden wealth, being spoiled, living alone and apart from his family as a teenager,” suggests Lloyd Parry. “But there are many people with similar backgrounds, but there is only one Joji Obara.”
(後略)


織原が元在日である事がタイムズによって報じられた2005年頃、ネット上ではいわゆるメディアへの「電凸」が最も盛んな時機であり、当然メディアに対して「なぜ織原が元韓国籍の在日である事を伝えないのか」という趣旨の電凸も多数行われ内容がネット上に広く公表されていました。


電凸に対して、メディアからの返答は殆どが「帰化したら日本人、元国籍を伝える必要はない」とか「帰化しているのに在日であった事を強調するのは差別」といった趣旨のものばかりだったのですが、それを踏まえて今回の今市の事件を見てください。


彼らの言分通りならば、帰化人である事を伝えるのは元国籍の人々への差別になるはずですし、そもそも帰化したなら日本人である事になるので伝える必要はないはずです。
逆に「事件の背景を知る上で生い立ちを報じる必要があった」とするのならば、外国メディアの報じる織原の生い立ちを見る限り、彼の生い立ちにも相当な問題があった事が明らかなのですから、本来なら報じるべきだったのです。


はっきり書けばただのダブルスタンダードです、この2つの事件の報じ方を見ても解るように、メディアが本当に差別を気にして報じているようにはとても見えません。
もしかしたらメディアの側にも何らかの事情があるのかもしれませんが、それは我々一般人には関係のないことです。


私はこのメディアによるこの態度が以前こちらで書いた「強制連行の嘘」と共に、最近の在日韓国・朝鮮人批判の根本的原因と考えています。
そしてこういったダブルスタンダードな事例は、今回だけに限らずメディアの報道では多数見受けられます。


こうしたメディアによる国籍差別とも取られかねない過剰な在日韓国・朝鮮人擁護が、「強制連行の嘘」と共にネット上で拡散し不信感を呼び、何一つ自浄作用を見せず言い訳と責任転嫁を繰り返す在日韓国・朝鮮人たちの態度と相まって、現在の在日韓国・朝鮮人批判へと繋がったというわけです。


今まで書いたように問題の根本的原因は在日韓国・朝鮮人とメディアの態度にあるのは明らかなのですから、今のようになんでも差別につなげて在特会のような明らかにやり方の間違った集団が全てであるかのように印象操作し、責任転嫁とストローマンを繰り返す行為は問題をより大きくしていくだけでしょう。