日韓問題(初心者向け)

日韓問題について、初心者でもわかりやすい解説と、日韓問題とマスコミ問題の動画のテキスト版を投稿しています。

そろそろ桜の季節なので、ソメイヨシノ韓国起源説について書いてみる




(画像は山梨県にある樹齢2000年を超える神代桜エドヒガン種))


さて、今回は毎年のように韓国が主張しているソメイヨシノ韓国起源説のトンデモなさの紹介となります。
この問題、韓国内で騒いでいるだけならまだいいのですが、近年韓国人の民族主義の暴走により、政府ぐるみで世界各国に起源主張を行い出しており、非常に問題化しております。



さて、ソメイヨシノ韓国起源説なのだが、大前提として知っておいてほしい事として、韓国では朝鮮半島自生種である王桜と日本のソメイヨシノを同一視しており、王桜にソメイヨシノの学名をつけているという事だ。

しかも韓国は、「王桜」をハングルに機械翻訳すると「왕 벚나무」と表示されるようにし、これを日本語に再翻訳すると「ソメイヨシノ」と表示されるように小細工している。
こうする事で、ソメイヨシノと王桜を同一視するよう既成事実化を図っているわけだ。

そのうえで、以下の韓国政府のページを見てほしい。
韓国文化庁
http://www.cha.go.kr/unisearch/Uniresult_Db_View.jsp?VdkVgwKey=16,01730000,36(リンク切れ)
http://web.archive.org/web/20121103041302/http://www.cha.go.kr/unisearch/Uniresult_Db_View.jsp?VdkVgwKey=16,01730000,36(ウェブアーカイブ
ソメイヨシノは、バラ科に属する木として花は4月ごろに葉より先にピヌンデ白または淡い紅色を呈する。地形の高いところに生える山の桜と、それより低いところに生えるくる桜の間に生まれた雑種とする説もあるが、済州道と全羅南道大屯山でのみ自生する我が国の特産種である。

ソメイヨシノは、かつて日本の国花としてベアれる受難をされたりもしたが、日本にはソメイヨシノの自生地がなく、純粋な韓国の特産種として、日本は韓国の王桜が導入されて行って育っていると推定している。

大屯山ソメイヨシノの自生地は、大興寺の裏側の麓に位置しており、 2本の木が育っている。年齢は分からないが、大きな木の高さは15m 、周囲は0.8mであり、小さな木の高さは7m 、周囲は0.3mである。済州島を除く陸地では唯一のソメイヨシノの自生地で、現在は鉄柵を作成し、保護している。

韓国人や韓国人を擁護する人達にソメイヨシノ韓国起源説の話をすると、「こんな事を信じている人はいない」とか「信じているのは一部のおかしな人だけ」という答えが返ってくる場合が多いが、何の事はない、政府の見解すらこれなのだ。

実は韓国では、ソメイヨシノ韓国自生種説とソメイヨシノの王桜品種改良説の2つがあり、人や組織によって主張がまちまちであり、まるで統一されていない。
韓国文化庁では自生種説を行っているようだが、以下のような王桜品種改良説も存在している。

桜?日本産ではなく「済州産」が正しい~日本、敗戦国民の士気上げるため「王桜は日本産」に変更
http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2011/04/14/2011041401915.html
(前略)
◆王桜が日本産?誤解日本の崩壊から始まった

立山林科学院によれば日本で「サクラ」として「日本産」だと呼ぶ桜、その中でも派手に花が咲くことで有名な「王桜」は済州島が原産地だ。王桜は1901年、日本の学者が東京で発見して国際学界に報告し原産地が日本のように知らされた。そうするうちに庚戌国辱以後、済州島で王桜自生地が発見され多くの日本学者らが「済州島が原産地」と認めたという。1933年日本の著名な植物学者、小泉源一は「日本サクラの韓国起源論」を発表したこともある。当時、日本は内鮮一体を主張し我が国もどうせ自分たちの領土と考えたので王桜の原産地が済州島という事実をためらう事なく明らかにした。

日本が第二次世界大戦で崩壊し状況は変わった。戦争に敗れ地に落ちた国民の士気を鼓吹しようと「王桜は日本産」と主張する日本人学者が増え、済州島原産地説は廃棄されたようなものだ。
立山林科学院関係者は「自分たちがそれほど好んだ王桜が競争関係にある我が国の花であることを認めたくなかったのだろう」としながら「若い学者もそのような学説に陥っているのが実情」と伝えた。

日帝の文化的残滓を根絶しよう?

原産地がどこでも王桜は日本の人々の好みに完全に一致したという。国立山林科学院暖帯山林研究所キム・チャンス博士は「日本の人々は本来派手な桜が好きだったが、王桜は彼らの好みにぴったり合う品種だった」と話す。キム博士によれば王桜が発見されてから日本人たちは品種改良を繰り返した。そして我が国を植民地にした後、改良された王桜を韓半島のあちこちに植えた。

原産地は我が国の木だったが「日本式」にあちこちに植えられたのが問題だった。日帝は道路を作りながら「街路樹」の概念がなかった我が国に街路樹として桜を植えた。昌慶宮庭園にも桜を植えたが、これは私たちの伝統庭園では見られない姿という。キム博士は「我が国は桜を観賞用としてよりは木材に活用した」とした。八万大蔵経の中の相当数が桜で作られ文書保管等で桜が愛用された。派手な桜を道路周辺に列をなして植えたり宮廷庭園に植えた前例はなかった。

このような理由のため解放直後、桜は日本産で日帝残滓という認識が充満したのだ。新聞では連日「日帝残滓の桜を切ってしまおう」という社説までのせた。
(後略)

勿論どちらも事実無根の捏造だ。
まず、ソメイヨシノエドヒガン種とオオシマザクラの交配によって誕生した事が既に遺伝子的にも確定しているうえに、人工交配種であるソメイヨシノは同種同士での自然交配できず接木か挿し木でしか増えない種であるため、そもそも自生などできるわけがない。
(つまり存在するソメイヨシノは全て同一遺伝子をもつクローン個体ということ)

この事は日本だけでは無く、アメリカ農務省のDNA分析結果でも明らかなのだが、そこで出てきたのが王桜品種改良説というわけだ。
当然の事だが、エドヒガンもオオシマザクラも王桜とは全く関係がなく、挙句にオオシマザクラは関東以南の温暖な島嶼にのみ自生する種だ、王桜とは全く関係がない。
エドヒガンも、サムネにある神代桜のように、樹齢2000年を超えるものが現存するのだから、当たり前の事だが王桜どころか朝鮮半島とは何の関係もない。

また、韓国がソメイヨシノの起源を主張する場合によく引用される小泉源一にいたっては、当時そういう学説を主張した学者がいたと言うだけであり、当時からその説は疑問視されていた上に、現在では韓国以外で全く相手にされていない。
勿論当時ですら主流の学説だったわけではない。


こういった明らかな捏造が横行して既成事実化が進んでいる韓国なのだが、韓国内で騒いでいるだけなら特に問題はなかった。
が、韓国人はそれだけでは飽き足らず、こんなことをし始めたのだ。
OhmyNews. (韓国語) 米国にも桜の花祭りが開かれるというのではありませんか?
http://www.ohmynews.com/NWS_Web/view/at_pg.aspx?CNTN_CD=A0001713210
2012/03/31
(前略)
ワシントンDCで行われる桜の花祭りは我が国とも関係がある。祭りの中心になる木がすなわち王桜だからだ。コベルの<韓国文化探求>でこの木の歴史をよく説明している。1912年、日本の明治政府は米国と親善を図るとして米国ワシントンDCに数千株の桜をプレゼントした。

日本の荒川の川辺で収集したこの桜は米国に着いてまもなく虫害で全滅した。何年か後、日本の東京市では死んだ桜の代わりに新しい品種の桜をまた送ったが、その木々の母木がつまり我が国済州道(チェジュド)産の王桜の木であった。これは最近の様々な植物分類学者の研究で確認された事実だ。

ワシントンDCの王桜がサクラと呼ばれる「苦々しさ」

いつか誰かに米国でも毎年、桜の花祭りが開かれると聞いたがそのまま聞き流してしまった。ところが<突き出た土地広い土地の草木>の著者は「芸は熊が演じ、お金は中国人が儲けるということわざのように、私たちのものに対する主体を明確にできず、私の名前を失うことになったのだ」と苦々しさを出し、それについて詳しく書かれているので少し格別に読んだ。

日本が米国に親善の証として送った済州道産王桜が並ぶワシントンDC周辺のポトマック川辺の道はそうして一時「日本桜通り」と呼ばれる。だが「東洋桜通り」に変わることになる。李承晩(イ・スンマン)元大統領が米国に留学した1920年代中盤に私たちの桜の花とか「韓国桜通り」に変えるよう米国政府に公式に提案したことを後日、米国政府が受け入れたのだ。

米国のこういう措置に日本は憤慨する。そうして有名な植物学者などを動員して王桜自生地を探し出し自分たちの桜の花であることを証明しようと日本全地域をかき回す。しかし失敗した。それなのに、ワシントンDCの私たちの王桜が日本桜の花の「サクラ」と呼ばれているのだから苦々しいとしか言えない。
(中略)

<突き出た土地広い土地の草木>は十数年の間、学生と一般人に植物関連の講義などをしてきた一人の植物分類学者が「私たちが知っているべき私たちの土地の草と木100種類」を整理したものだ。
(後略)

韓国人は桜が日本の象徴としてアメリカで親しまれている事に目をつけ、ワシントンDCにある桜並木を王桜であると事実の上書きをしようとしているのだ。

この「ワシントンの桜並木にあるのは王桜」という主張も、韓国発の記事で良く見かけるのだが、当然の事だが事実と異なる。
事実は以下の通り
ワシントンの桜は伊丹東野産
http://aranishi.hobby-web.net/3web_ara/sakura.htm
 明治の終わり頃、アメリカでは来日経験のある学者や作家たちの間で、日本の桜を讃える声が相次いでいました。「アメリカの人たちにもあの美しい桜を見せたい。」当時の大統領夫人もこれに賛同し、ついには日本政府も動き出しました。
  桜の寄贈を託された尾崎東京市長は早速、桜二千本をアメリカに贈りましたが、ワシントンに到着した頃には、おびただしい数の害虫が発生し、焼却を余儀なくされました。

 再び計画を進めるため、尾崎東京市長農商務省の古在農学博士に、害虫に強い桜の苗木の調達を依頼しました。博士は当時、日本で一番有名な静岡県にある興津園芸試験場で接ぎ木という方法で、丈夫な苗木を育てる計画を打ち出しました。
 穂木は東京の荒川堤の桜並木から取り、そして、病気や害虫の少ない台木づくりは、植木の産地として高い園芸技術をもつ伊丹の東野村に託されました。
 そして東野村では、村中の人々の努力のかいあって丈夫な台木が作られ、明治43年(1910年)出荷されました。

 こうして興津園芸試験場で接ぎ木された苗木6,040本は、明治45年(1912年)、横浜港から出港され、無事アメリカに到着しました。一本も病気がない苗木に検査官も感嘆の声を上げたそうです。
 日米親善の証である桜はその後、多くの人々の熱意によって守られ、見事に成長していきました。
 毎年ポトマック公園で行われる「桜まつり」では大統領夫人による植樹式や、さくら女王のパレードなどがあり、大勢の人たちでにぎわっています。
 今や桜はワシントン市民にとって、なくてはならない存在となったのです。

そもそもおかしいのは、王桜が学術的に固有種と判明したのは1912年である事だ。
そして、現在アメリカのワシントンにある桜並木の桜が送られたのが1912年3月であり、時系列が全く合わない。
しかもここではソメイヨシノ朝鮮半島自生地説を根拠にしている。


こうして既成事実化を図ろうとする韓国の動きは、実はアメリカでかなり深刻な事態を巻き起こしている。
Korea Daily(韓国語)日本の酒「サケ」が ‘韓人の手の中に’
http://dc.koreadaily.com/asp/article.asp?sv=dc&src=metr&cont=metr&typ=1&aid=20070406064459200200
ワシントンDCの桜祭りの主要行事中の一つ「サケ試飲会」を数年間主導している韓人会社があって話題だ。

ヨンウォン(永遠)貿易は11日(水)午後7時ナショナルジオグラフィック博物館(NationalGeographic Museum)で「スシ(寿司)・サケ(日本酒)試食及び試飲行事(The Grand Sushi& Sake Tasting)」を用意した、と韓人同胞たちの関心を呼びかけた。

スシ・サケ試食及び試飲行事は桜祭りの一環で、同社が6年間主導しており、アメリカ人はもちろんサケの本場である日本人たちからも多くの好評を博している。

ヨンウォン貿易は今回の行事から独立ブースを用意して数十種のサケを紹介する一方、各種スシも一緒に準備して日本文化を体験できるようにする予定だ。


<“米ワシントンのあちこちに咲いている派手な桜の原産地は日本ではなく済州島”>
http://blog.chosun.com/blog.log.view.screen?blogId=7259&logId=1029784
一般的に日本産の桜として知られたワシントン桜を始じめ、鎮海(チンヘ)、汝矣島(ヨイド)などの桜が済州(チェジュ)山・王桜(訳注:日本名ソメイヨシノ)であることを知らせようという運動がおこっている。日本が歴史教科書まで歪曲しているという状態で、済州山で確認されて天然記念物に指定されている王桜の存在を今度の機会に確かに釘を打っておこうという動きだ。

西帰浦(ソキポ)文化事業会は去る9日、天然記念物第159号に指定された王桜を西帰浦市の公園に植えた。イ・ソクチャン西帰浦文化事業会会長は「済州は世界唯一の王桜自生地にもかかわらず、この事実があまり知られていなかった。桜といえば、当然日本を思い浮かべる認識を破る必要があって広報活動を始めた。」と言った。
(後略)

要するに、アメリカのワシントンで複数行われる桜祭りのいくつかを移民を使って乗っ取り、そこでソメイヨシノは韓国の王桜であるとプロパガンダを行っているという事例だ。

ここまで書いてきたように、ソメイヨシノ韓国起源説は「一部のおかしい人」が韓国内で主張しているわけではない。
メディアも学者も政府も加わり、大々的に韓国国外で起源説を主張し、組織的に「上書き」をしようとしているというわけだ。

最後に、韓国人はソメイヨシノの起源を主張する場合、「花見の文化も我々が日本に伝えたものだ、桜の伝統は昔の日本にはない」というプロパガンダも世界中で行っている。
しかし、桜を愛でる習慣は日本に古来からあり、数々の和歌を集めた「万葉集(759年頃)」「古今和歌集(905年頃)にも、桜を詠んだ和歌が多数ある。
そしてこれ等は更に古い時代の和歌を集めた物である事から、成立年以前よりずっと前から日本に桜を愛でる習慣があったことが解る。

そして朝鮮では、そもそも「桜を愛でる」という習慣そのものがなく、韓国人が桜に関係した文献として引用する12世紀に書かれた三国史記では、桜の木材を利用した道具が出てくるだけだ。朝鮮では本来中国と同じく梅を愛でる文化があり、桜は特に注目されていなかったからだ。
にも拘らず、今の韓国では「世界的に桜が注目されている」という理由から、日本のイメージに便乗し寄生しようとこんな事をしているというわけだ。

当然韓国内からこの行いへの批判は一切ない。
自民族中心主義教育を受けた韓国人にとって、「日本にある良いものは全て我々が起源」というのは、極々当たり前の事だからだ。


以上となります。
韓国人の言うところの「一部の例だ」とか「一部の例を全体に当てはめて差別している」という主張がいかに嘘なのか、これを見てもらえば解るでしょう。
韓国人が韓国内で行っているだけなら、その結果何が起ころうと彼らの自己責任なのですが、外に向けてこういったプロパガンダを行うのなら話は別です。
問題を日本人に広く周知し、問題提起と批判をしていかないといけません。

そうしないと彼らは絶対にやめませんから。
彼らは「こういう人達」なのです。