日韓問題(初心者向け)

日韓問題について、初心者でもわかりやすい解説と、日韓問題とマスコミ問題の動画のテキスト版を投稿しています。

だんだんと解ってきた韓国大統領府(青瓦台)の文化交流事業政策の実態


今回の話題は、朴大統領と韓国大統領府の対外政策とその意図になります。
去年、朴大統領は新たな経済政策として「創造経済」なるものを打ち出しました、しかし、中身が前任の李大統領の行っていた文化コンテンツ輸出事業とまるで変わりがなく、一体新たに何がしたいのかさっぱり解らない状態だったのですが、それが昨年後半辺りから段々とその意図が見えてきたという内容となります。


上でも書いたように、朴政権の打ち出した創造経済というものは、発表された当初は前任の李大統領の政策の二番煎じでしかなかった。
つまり、これまで韓国がずっとやってきた韓国発の文化コンテンツ事業の押し売りだ。
しかし、そのわりにあたらなコンテンツ事業やPSYのような目玉となる「商品」の発表も何もなく、以前問題にしたコリアンコネクションのような大規模な半官半民のイベントなどの計画も見当たらず、結局何もしないうちに息切れしたのではないか?と思われていた。

しかし、どうやらそれは認識違いであり、それに意味があるかどうかは別として、どうも朴政権と青瓦台にはある明確な「意図」と「目的意識」があるようだったのだ。
それがアングレーム国際漫画祭のような、文化イベントにおけるプロパガンダだ。

李明博政権では、K-POPなどのポップカルチャーを前面に出し、youtubeなどで再生数を水増しして大規模に宣伝を行い、更にJapan Expoなど各国の日本関連の文化イベントへの寄生、コリアンコネクションなどの日本文化窃盗イベントなどを通じて「日本のイメージへの便乗」が明確な意図として存在していたが、朴政権では「便乗」や「寄生」に変わりは無いが、意図として「文化イベントで政治問題をアピールし日本のイメージを貶める」という明確な目的が含まれているようなのだ。

現在韓国は、李政権まで中心となっていた国家ブランド委員会が事実上消滅し、変わりに韓流文化振興団という組織が活動を始めている。
この組織が登場してから、単なる文化窃盗や寄生ではなく、この非常にきな臭い活動が目立ち始めた。
例えばこれだ。
国際結婚した韓国人女性ら、「韓国を正しく知らせる活動に乗り出す」

国際結婚を通じて世界各国に出て行って暮らしている韓国人女性らが、「韓国を正しく知らせる活動に積極的に乗り出す」と確約した。

世界国際結婚女性総連合会(World-KIMWA)が主催する第9回国際結婚女性世界大会に参加した韓国人女性70人余りは9日午前、サイバー外交使節VANKの朴キテ団長の特別講義を聞いた後、独島と東海、韓国史、韓国文化をきちんと知らせる伝導師になると口をそろえた。

World-KIMWAは世界16ヶ国に34の支部を持ち5千人を越える会員を擁する団体だ。

米国バージニア州から来たシルビア・パットンさん(韓国名:尹ヨンシル/54歳)は、「米国に暮らす国際結婚した韓国人女性たちの集いである韓米女性会総連合会でも、韓国を正しく知らせる事業をしている」としたうえで、「朴団長が最近展開している、日本帝国主義の過去の歴史を知らせて日本を国際社会で孤立化させる戦略が、効果があるようだ」と共感を示した。シルビアさんは、「VANKに関連映像資料を要請した。米国政治の中心であるワシントンDCで、政治家、公務員、教育者を対象に韓国を知らせていく」との意志を表明した。

参加者らは、9日午後に開かれた紙文化財団の盧ヨンヘ理事長の特別講義で「折り紙の宗主国は韓国だ」という説明を聞いて、この事実を居住国で積極的に広報すると約束した。

盧理事長は、「優秀なウリの紙文化、折り紙の世界化戦略」という主題の特別講義で、「五千年悠久の歴史とともに伝えられるウリの優秀な折り紙(ジョンイジョプキ)文化が、日本の『オリガミ』に押されて世界化できずにいる。テコンドーが空手を抜いて世界に普及したように韓国の折り紙が『オリガミ』を押しのけて世界中に普及するよう、国際結婚した韓国人女性の皆さんが参加してほしい」と頼んだ。

イタリアのミラノから来た全スンボクさん(World-KIMWA前会長)は、「ウリの折り紙と紙文化を知らせて世界化するよう、我が団体が先頭に立つでしょう」とうなずく返事をした。

文化財団とWorld-KIMWAは特別講義の後、相互業務協定を締結した。両機関は多文化時代を迎えて多文化家庭構成員の韓国文化理解と自負心向上のために折り紙文化芸術教育を進め、国際結婚女性のグローバル拠点を活用して折り紙と紙文化の世界化のために共に努力することで合意した。参加者はKBS「TV幼稚園1・2・3」のレギュラー出演者であった金ヨンマン紙文化財団理事が進める「楽しい折り紙イベント」で楽しい時間を過ごした。
(後略)
聯合ニュース(韓国語)(2013-10-09 14:58)
http://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=sec&sid1=100&oid=001&aid=0006525836

以前から韓国人の行う文化イベントには多少なりとも政治的な意図があったのだが、それはあくまでイベントの付属物程度のものだった、それが韓流文化振興団の登場によってプロパガンダを主力とする活動へと変化したような形だ。

そして今年に入ってからのアングレーム国際漫画祭での出来事、日本が申請したユネスコ産業革命遺産への韓国政府からのクレームと、韓国政府による従軍慰安婦ユネスコ遺産申請、彼らの意図は明確だろう。

そして次にこれを読んでほしい。
非難・批判だけでは日本変えられず…世界中に日本残虐博物館を建設し日本を平和教育しよう
(前略)
アジアの被害諸国と世界が、ドイツのように日本が「戦前」軍国日本・国粋日本・侵略日本・ファッショ日本と断絶して、民主日本・平和日本・世界日本・良心日本に進むことができるように積極的に助けることだ。
最も重要なのは世界の人々が「戦前日本」の蛮行を見聞きしながら知り、記憶することだ。

北京・ソウル・ホーチミン・タイペイ・ハワイはもちろん、ワシントンのホロコーストメモリアル博物館のそばに(日本)残虐(atrocity)メモリアル博物館またはジェノサイド博物館を建設して、帝国主義とアジア太平洋戦争時期の日本の虐殺・慰安婦・人権蹂躪(じゅうりん)・強制徴用・強制労働・植民地侵略…に対するすべての記録と映像と証言を収集・展示することだ。

ここには韓国・中国・台湾・ベトナム・フィリピン・東南アジア諸国…の民間と政府が参加する。もちろん日本は「真の戦後」のために核心参加国にならなければならない。
日本の不参加は、日本の国際孤立と損害を引き起こすだろう。国連や米国、ドイツも参加する。
ベルリンのように東京にも虐殺記憶の単独記念物が建設されて日本国民や世界の人々を教育する。

アジアの4大国際戦争である東アジア7年戦争(1592~1598)、
日清戦争、露日戦争、アジア太平洋戦争で日本は常に侵略者または中心国家であった。
さらに中国・韓国・ベトナムでの戦後の戦争でさえ日本軍の武装解除のための(一般命令第一号を通した)分断のためだった。すなわち日本帝国主義の産物だった。
日本はアジアの「すべての」主な戦争の当事者・責任者・連座者の1つであった。

世界とアジアは、日本と共に平和を作っていかなくてはいけない。
アジアの過去克服世界連帯運動で、アジア人権と民主主義、平和の先導国家である韓国が先頭に立とう。
先に犠牲になろう。内部の過去克服の努力と募金運動、討論会から始めよう。
そして2019年、安重根の偉業110周年-3・1独立運動100周年に北京・東京・ソウル・ワシントン各地で「残虐博物館」の竣工式、起工式を持とう。

パク・ミョンニム延世(ヨンセ)大学教授、ベルリン自由大学招へい教授
中央日報
http://japanese.joins.com/article/j_article.php?aid=181531&servcode=400§code=120
http://japanese.joins.com/article/j_article.php?aid=181532&servcode=400§code=120
このパク・ミョンニムという教授は、韓国の典型的な親北勢力なので、直接韓国の政策と関わる物では無いのだが、この文章の中で「世界の人々を教育する」という部分に注目してほしい。

以前から書いてきたように、韓国人は常に「自分達は正しいから正しいのだ」という自己を絶対正義の側に置く大前提をもっている。
これは朝鮮の伝統的な儒教の最も典型的な弊害から来ているものなのだが、この影響で韓国人は「自分達の価値観は世界で普遍の物であり最も道徳的に正しい」と考え、その「道徳的に正しい」価値観をもっていない人間は「正しい自分達」が説得して正しさを教えないといけないと本気で思っている。
だから「世界の人々を(道徳的に正しい方向へ)教育する」というわけだ。

現在韓国政府が韓流文化振興団を通じて行い始めている「文化イベントでのプロパガンダ」も、基本的な考え方は同じだ。
自分達は道徳的に絶対普遍の正しさをもっているのだから、それを世界の文化イベントを通じて「教えてあげよう」そして「いかに日本が道徳的に間違っているか」も同時に教育しよう、そうすれば道徳的な正しさを知った日本人も反省するだろうというわけだ。

傍から見ると、韓国人のこの行動は傲慢そのものでしかなく、「正しいから正しいのだ」という韓国人達の考えはただの循環論法に過ぎないのだが、彼らは大真面目だ。
当然の事だが、韓国人が正しいと思っているからと世界中の人がそれに同意するわけでもないし、ましてやサブカルチャーの文化交流イベントでこんな事をすれば、多くの人は鬱陶しいとしか思わない。

しかし、「自己を絶対的な正義の側」に置き、尚且つ「足の引っ張りあい文化」を持つ韓国人の価値観ではこれがもっとも正しい行動なのだ。
そのため、はっきり書けば今年は日本人やイベントで絡まれた国の人達にとって、「韓国人の正義」の押し売りをされる非常に「鬱陶しい年」になるだろう事は容易に想像が付く。


以上となります。
本文には書きませんでしたが、個人的にこの韓国の行動そのものは自爆にしかならないのであまり心配していません。
中には真に受ける人もいるでしょうが、それ以上に不快に感じる人が大多数である事が解り切っているからです。

心配なのはむしろアングレームのときのように、ろくな計画も無しに暴走する日本人が出てこないかという事です。
どんな事でもそうですが、時と場所を選ぶというのは非常に重要です、それが出来なければどんなに主張が正しくとも第三者から受け入れられることはありません。
この手のイベントの主役は主催でもなければ出品者でもありません、イベントを見に来る観客です。
そしてイベントに来る人達はどんな目的で来るのかという事も考えないといけません。
アングレームで活動した日本人達は、韓国と主催しか見えておらずこの部分が完全に抜け落ちていました。

主催が韓国の行いを受け入れたからと、それと同じ事をしていたら日本人も同類と見られるだけです。
何もするなというわけではないですが、やるならちゃんと考えて十分計画を練り、「相応の水準のものを」時と場所を選んで行うべきというわけです。
「相手がやったからこっちも同じ事を」では、最終的な収支は完全にマイナスなのですから。