日韓問題(初心者向け)

日韓問題について、初心者でもわかりやすい解説と、日韓問題とマスコミ問題の動画のテキスト版を投稿しています。

韓国は『反日』だから問題なのか?そのあたりを解説してみる









始めまして、今回より日韓問題を良く知らない人向けのブログを始める事になりました。
あくまで初心者向けなので、あまり深い話題には触れませんが、これからもよろしくお願いします。
第一回目のお題はタイトルにあるとおり、「韓国は反日だから問題なのか?」です。
これを見てどういう事なのか良く解らない人が殆どでしょう、順々に解説していきます。

最近ネット上で韓国に対して「だったら反日止めろよ」的な書き込みを良く見かける、恐らく書き込んだ人達は韓国と友好するならまず韓国が反日を止めるべきで、反日反日教育をやめれば問題の多くが解決すると考えて書き込んでいるのだろう。
この認識は表面上は正しく見える、しかし、実体はそう簡単なものではない。
実は韓国には反日よりももっと大きな問題が存在しており、反日を含む韓国の問題は、実はその問題を基盤として発生している。
それはエスノセントリズム(自民族中心主義)だ。

今年の5月、ワシントンポストが「レイシズムマップ」を公開した。
これは世界各国の社会学者が、81カ国を対象に異民族や異人種への排他性を調査した物で、それがサムネにもある世界地図だ。
画像の解説にもあるが、色が青色に近いほど排他性が低く、赤色に近いほど排他性が高くなっている事をあらわしている。
この地図の中で韓国は「赤色に近い」色分けがされているが、ここで注目すべきは他の赤色に近い地域だ。

地図を見ると他にも赤色に近い地域はある。が、これらの地域の多くは元々歴史上国内に民族対立や宗教対立を抱えている国々であり、単純な排他性とは少し毛色が違う。そしてフランスの色が赤方向なのは、恐らく2006年に起きた移民によるパリ暴動が関係しているだろうし、欧州東部の場合はトルコからの移民問題やジプシー問題に起因するものだろう。
このように殆どの国はそれが良い悪いは別にしてその背景を説明できるが、韓国にはそういった背景らしきものが存在しない。
韓国は北朝鮮と現在も戦争中ではあるが、北朝鮮人と韓国人は同じ民族であり、異民族や異文化への排他性というのとは事情が違う。

ではなぜこんな事になっているのか、そこで先ほども書いたエスノセントリズム(自民族中心主義)が関係してくる。
自民族中心主義とは、簡単に言えば自己の民族・人種や文化を中心に考え、他(国)の民族・人種や文化を相対的に低く見て蔑視する思想の事なのだが、実は韓国は政府が主導して1980年頃から子供にこのエスノセントリズム教育を徹底して行ってきているのだ。

以下韓国のニュース記事から引用
「韓国は外国の教科書を非難できる立場ではない」 ~「ニグロ」など黒人差別的表現も
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=121646
「白人は理性的で黒人は本能的という人種主義的な偏見」(ハン・ゴンス江原大文化人類学科教授)という認識が根源にある。「中南部アフリカはニグロの故郷」という、黒人民権運動家が見れば驚くような表現(ニグロ)を堂々と書いている教科書も一つでない。

小学校の教科書、自民族の優秀性を過度に強調。特に「日本人は文化的に劣等」と一貫して記述
http://kr.news.yahoo.com/service/news/shellview.htm?linkid=12&articleid=2007082123595236740&newssetid=474
http://news.khan.co.kr/kh_news/khan_art_view.html?artid=200708212359521&code=940401
論文によれば、小学校教科書には民族文化の優秀性を強調するために他民族を貶す記
述も多かった。特に、日本人は文化的に我々(ウリ)よりも劣等だと一貫して記述されている。
民族血統を重視する場合も少なくなかった。6年生用の道徳教科書では、「外国に住む同
胞も、私たちと同じ民族、同じ血筋なのです」と記述している。

こういった教育を韓国は国定教科書を使ってもう30年以上も続けてきている。
背景には、朝鮮は伝統的に中国の属国であり、その後は日本に併合され「アメリカによって独立した」という背景を持つため、民族としてのアイデンティティーが欠乏しているからなのだろうが、それにしてもこれは明らかにやりすぎだ。
同じような背景を持つ台湾と比較するとその異常性が解るだろう。
こんな教育を小学生のうちからされたらどんな人間が出来るかは言うまでもなく、特に2002年のサッカーワールドカップ以降はこの教育の影響で明らかに韓国人の民族主義は暴走している。
少し前にサムスンスマートフォンの不良品対応が悪く「日本人になんて頭を下げられるか」というサムスン社員の態度が話題になったが、これも反日もあるがそれ以上にこの教育の影響が強い。
サムスンの社員といえば韓国ではエリート層だ、そういう層ですらこうなのだから、他がどうなのかは説明するまでもないだろう。

そして最近話題になっている何でも韓国が起源と主張する「ウリジナル」も実はこの教育の影響が非常に強く出た結果だ。要するに、きっと民族的に優れた自分達が○○を作り出したに違いないと言う願望が形になって起源主張として発露しているというわけだ。
日本に対しては、特に学校で「日本人は劣等で背が低く顔も醜く頭も悪い」と教育されているらしく、そうでないものは自分達の同胞と混血したか、或いは白人と混血したからだという事が公然と語られているような有様で、それを韓国内から批判する声は殆ど挙がらない、それが現在の韓国の社会だ。

ここまで読んで、だんだんと韓国の何が問題なのか解ってきただろう。
要するに韓国の現在の反日は、異文化や異民族・異人種を蔑視する教育を土台とし、その上に積み重ねられるような形で反日が形成されているのだ。
よく韓国を擁護する人達の中には「若い人には反日ではない人もいる」という意見を良く見かける、たしかに若い層には反日ではない人も多少は存在している。しかし、そういう人達も幼少期に形成されたこの「土台」はしっかりと持っているのだから、「反日ではない」という事に目が行きがちだが、実際は反日よりもずっと大きな問題を抱えている。

そして当たり前の事だが、我々日本人は子供の頃から家でも学校でも「異民族や異人種を蔑視してはいけない」と教育されて育つ、韓国人が受けてきた教育とは正反対であり、根本的に価値観が違うのだから本当の意味での友好などできるわけがない。
勿論、日本人の中にも韓国人のエスノセントリズムが気にならない人はいるだろうが、それはあくまでも少数派であり、多くの日本人が受け入れられるようなものでもない。
結論として「韓国人との友好は反日をぬきにしても価値観的に不可能だ」という事になる。

最後に、韓国ほど極端ではないが、実は日本のネット界隈でもエスノセントリズム的な書き込みをたまに見かける事がある。
具体例を一つ挙げると「○○国の料理を日本にもってくると美味しくなる」というような書き込みが挙げられるだろう。
一見ネット上の他愛も無いただの雑談に見えるが、当事国の立場や第三者的な立場から見ると、これも立派なエスノセントリズムだ。なぜならば裏を返せばこれは他国の料理は劣っていて自分たちの料理は優れている」と言っているも同じ事であり、見かたを変えれば侮辱でしかない。
個人の日本人同士で話すだけならば問題ないだろうが、ネットはどこからでもアクセスできるし誰でも閲覧する事ができる、そういう場で発言していればこれは「異文化の蔑視」になる。
このように、「異文化や異民族の蔑視は悪い事」と教わっている日本人ですら、自覚せず異文化や異民族を蔑視してしまう事例が存在する。だからこそ、日本人は韓国人のエスノセントリズムを「対岸の火事」とただ笑うのではなく、自己を省みて反面教師としていかないといけない。



2014/4/10追記
yahooコリアのリンクが切れていたので元ソースの京郷新聞のリンクに差し替えました。
ワシントンポストの調査画像の元ソースの記事のリンクも追加しました。