日韓問題(初心者向け)

日韓問題について、初心者でもわかりやすい解説と、日韓問題とマスコミ問題の動画のテキスト版を投稿しています。

ヒロアカ問題と韓国の甲質(カプチル)


さて、本日は前回の事例に続きまた韓国が週刊少年ジャンプのマンガにクレームを入れてきた件について書いていきます。

初めて来られた方はまずこちらを先に読む事をお勧めします。

ブロマガ『日韓問題(初心者向け)』を始めた理由

注意
・このブロマガは「日韓の価値観の違い」を初心者向けに扱っています

・当ブロマガのスタンスは「価値観に善悪や優劣は存在しない」というものです

・相手が不法を働いているからと、こちらが不法をして良い理由にはなりません

・自身の常識が相手にとっても常識とは限りません、「他者がそれを見たらど
う思うか」という客観性を常に持ちましょう

・日常生活で注意する程度には言動に注意を心がけてください


先日韓国人達が週刊少年ジャンプのマンガ「僕のヒーローアカデミア」に対し、「登場人物の名前が731部隊の”マルタ”を連想する」と抗議してきた件、今度は「登場人物の誕生日がヒトラーの誕生日と同じ」など、クレームが次々と発生している。


この件には、韓国独特の「甲質(カプチル)」という概念が関わっており、これはここ数年でできた言葉だが、意味としては日本でいうところの「パワハラ」に近く、序列社会の韓国では序列の上位の者が下位の者に行う横暴や難癖という意味が強い。


一連の「ヒロアカ」の件も典型的な甲質(カプチル)の事例であり、一度クレームを入れてその要求が通ったため、彼らの中で序列が決定され、「序列の下位者には何をしても許される」という考え方の下で行われている。


※一部を除き、引用記事が日本語の場合には文中にリンク用アドレスとタイトルのみ表記、韓国語のものやリンク切れで参照不能な記事のみ文末にまとめて本文を引用します。
※本文中のリンクは引用の元記事、或いはインターネットアーカイブウェブ魚拓(別サイト)へのリンクです。


1:問題は続く


まずはこちらの記事から

僕のヒーローアカデミア」作家、キャラクターの名前を変更しても批判される理由は?...ネチズン"生体実験行った過去の美化"
トップスターニュース(韓国語) 2020.02.11
http://www.topstarnews.net/news/articleView.html?idxno=729936

キャラクターの名前のせいで右翼議論に包まれた日本の漫画、『僕のヒーローアカデミア』が、キャラクターの名前を変更しても議論を脱することができない様子である。

去る1日、生体実験を行う悪者の名前が志賀丸太(シガ・マルタ)と伝わり、多くの批判を受けた『僕のヒーローアカデミア(ヒロアカ)』が、連載元の少年ジャンプに謝罪文を掲載して議論を鎮めようとした。

作家の堀越耕平ホリコシ・コヘイ)も謝罪文を掲載して、志賀丸太の名前について、「死柄木(シガラキ)の一部を取って “志賀(シガ)” と名付け、“丸太(マルタ)” はトントン(まるまる、ころころ、ぽっちゃり、ぶくぶく)と太った(丸々)外形から取った」と説明した。

さらに、該当のキャラクターの名前を球大(キュダイ)に変更すると明らかにした。

当時、謝罪文でハングルの謝罪文にだけ韓国に言及し、韓国を馬鹿にしているという指摘もあったが、キャラクター名を変更してもネチズンの怒りは収まらないと見られる。

『キュダイ』という発音と同じ単語があるのだが、これがまさにキュダイ(九大)である。この『キュダイ』とは、九州大学の略語である。

ところが九州大学はその昔、福岡で失踪した米軍捕虜を連行して、生体実験を強行した過去がある。

そのため有名な『ミルドク(軍事ヲタ)』である堀越耕平が、改めて意図して名付けたのではないかという反応が出ている。

これについてネチズンは、「本当に卑屈だ」、「陰湿そのものだ」、「大きな丸い球体という意味に替えたと思えば・・・」などの反応を見せた。

『ヒロアカ』は現在アニメが4期まで製作されて、劇場版も2本も出たが、今回の議論によって韓国と中国での人気は完全に冷えると予想されている。


関連記事
“丸太”で炎上・謝罪の『ヒロアカ』、今度は「ヒトラーと同じ」誕生日で批判? 反発の声も
リアルライブ 2020年02月10日
https://npn.co.jp/article/detail/200001090

この件なのですが、過去記事「好意が続けばそれを権利だと思い込む」で言及した週刊少年ジャンプのマンガ、「僕のヒーローアカデミア」に対する韓国人たちのクレームに「続き」があったという事例です。


記事では、「登場人物の名前が”球大”であり、これは生体実験をしていた九州大学と発音が同じ」等、以前にもましてこじ付け度合いが極端化しており、本人がその意図で名付けたという根拠も一切存在しないまま、「同じだ」というクレームだけが既成事実化し、大義名分となっています。


これと同様の事例は韓国内で多数あり、以前のユニクロの事例と全く同じパターンです。


「慰安婦嘲弄」ユニクロ批判の大学生、「正義の市民賞」受賞=韓国 中央日報 2019.11.05
スマートフォン
https://s.japanese.joins.com/JArticle/259248


そしてこの件なのですが、一見すると「韓国は反日だからこういう事が起きるのだ」と考えがちですが、実際にはこれと同様の事例は元から韓国に存在しており、ここ数年韓国ではこれを「甲質(カプチル)」と呼んでいます。


例えばどんな事例があるかというと、


サービス・販売職の8割以上が被害に!韓国社会を悩ます「クレーマー」の実態とは Record China 2020/2/9


韓国ではサービス業の8割以上が「カプチル」の被害にあったとしており、その実例として「チェックインした客室の壁や見えない所にかんだガムをくっつけておいて『私がいくら出してこの客室を予約したと思っているのか。こんなホテルには居られない』と言われた。」とか、「熱い飲み物を注文されたのに『なぜ熱い物を出すのか。冷たい物をなぜ出さない?』と言われた」等、今回の事例と非常によく似ています。


次のこちらの事例では、先ほどのような事例があまりにも多いため


悪質な顧客から従業員保護に乗り出した韓国のデパート 朝鮮日報 2018/10/21


会社側が「暴言を吐き、暴行までもためらわない悪質な顧客から従業員を保護するための措置」を行ったとする記事で、要するに韓国ではあまりにも度を越えた「パワハラ」が横行しているわけです。


またこうしたクレームとは異なる事例として以下のように


【社説】韓国大統領府職員に家事手伝いをさせた警護室長 朝鮮日報 2019/04/09


韓国大統領府の警護室長が、大統領府施設管理チームの女性職員を自宅に「出勤」させ、炊事、洗濯、掃除、ゴミ出しなどをさせていたという事例です。


更に以下の事例では


「5年後には俺にひざまずくことになる」…警察官を殴った警察大生 /ソウル 朝鮮日報 2020/01/24


警察大の幹部候補の学生が酒に酔って警察官に暴行を加え、さらに身分証の提示を求められると他人の財布を渡し、怪しんだ警察が追及すると「5年後には俺にひざまずかないといけないだろう」と暴言を吐いたという事例です。


要するに立場を利用した典型的な「パワハラ」の事例であり、こうしたものも韓国では「甲質(カプチル)」と定義されます。


またほかにも以下の事例のように


「検察改革する」と言いながら検察より強い怪物作った=韓国 中央日報 2019.12.31
スマートフォン
https://s.japanese.joins.com/JArticle/261041

【社説】暴圧的検察人事惨事…正義が虐殺された=韓国 中央日報 2020.01.09
スマートフォン
https://s.japanese.joins.com/JArticle/261341

文政権捜査指揮した次長検事ら、全員飛ばされる 朝鮮日報 2020/01/24


韓国大統領府による不正な選挙介入を捜査していた検事たちが、「異動」の名目で次々と左遷され事実上捜査不能になり、さらには「検察改革」の名の下に検察の権限を縮小し、新たに新設された、大統領の息のかかった「高位公職者犯罪捜査処(公捜処)」に権限を与えるという事をしています。


こうした事例を見てもわかるように、「甲質(カプチル)」とは自身の立場や地位を利用して、反抗し難い立場の人間に横暴を働く行為全般の事を指す単語です。


他者の劣等性から自己の優越性や正しさを導き出す独特の価値観のある韓国では、「劣っている」と認識した相手に対してこうした行為が日常的に発生しており、だからこそ「甲質(カプチル)」という単語が出来上がったわけです。

※蔑視ありきの自民族中心主義

韓国の自民族中心主義(エスノセントリズム)は非常に特殊であり、通常の自民族中心主義が自己の優越性の肥大化から異民族や異人種を蔑視するようになるのに対し、彼らの価値観では「他者を蔑視する事で自己の優越性を証明する」通常とは逆のプロセスになっている。

韓国人が日本人から嫌われる根本的原因


youtube
https://youtu.be/StPglNFdHxE

また、これも過去記事や動画で言及しましたが、韓国では他者を侮辱できることが自身の地位の高さの証明になるという考え方も一般化しています。

過去記事
韓国の侮辱文化

過去動画

youtube
https://youtu.be/aWPliylpXf0


今回の事例も、集英社に対して韓国人達が「甲質(カプチル)」を行い、集英社側が安易に謝罪を行ってしまったため、以下の過去記事や動画で解説したように、彼ら独特の価値観により「何をされても文句の言えない相手」認定され、要求がエスカレートしたというわけです。

過去記事
韓国社会における「謝罪」の意味

過去動画

youtube
https://youtu.be/J_qIFDyp8bc


そしてここで重要なのは、「こんな人がいる」ではなく「韓国では社会問題になるほどカプチルが一般化している」という事です。


2:徹底した序列社会


こうしたことが起きる背景として、韓国は徹底した序列社会であるという事が真っ先に挙げられます。


関連記事
韓国では序列が全て


例えばネット上で有名な韓国人のシンシアリー氏の著書では以下の記事にあるように


韓国人が自ら語る「韓国の恥」 ITmedia 2014年06月17日


「小学生たちは着ている洋服の値段で「階級」をつけて遊び、親たちは「我が子が負け犬になったら大変」とばかりに教育にはげむ。とにかく自分と他者のどちらが優れているか(自分がいかに優れているか)を決めなければ気が済まないのだ」と指摘しています。


このように常に「どちらが上か下か」を意識しており、対等の概念が希薄であるため序列が「低く」なると序列の上位者からありとあらゆるパワハラ=「甲質(カプチル)」を受けることになります。


韓国は「超学歴社会」と言われていますが、それも要するに勉強をして名門大学に進学し、大企業に入社することで「カプチルをする側」になるためです。
そうでなければ「カプチルをされる側」になるからです。


そのため韓国の子供達は土日でも関係なく毎日夜22過ぎまで勉強に明け暮れるという生活をしています。


週7日、塾に追われる子どもたち「日曜日だけでも休みたい」 ハンギョレ新聞 2019-09-20



これを怠れば待っているのは「序列の上位者から何をされても文句の言えない」立場の人生だからです。


今回の「ヒロアカ」の事例というのは、韓国にこうした社会的な背景があり、「甲質(カプチル)」が一般化した社会であるにも関わらず、日韓の価値観や習慣、常識の違いを無視して安易に謝罪した結果、韓国人達が集英社に対して「韓国社会で日常的に行われている事」をやったというわけです。


反日だから」とか「韓国人は歴史問題で日本にわだかまりがある」とか、そうしたものはあくまで口実でしかなく、彼らの社会的背景を知らずに安易に「日本人の感覚」で謝罪をすればどうなるか、今回の事例はその典型例なのです。


3:今後は今回のようなことが増える


そして今回の件なのですが、もう一つ重要なことがあります。
これまで書いてきたように、韓国社会では「序列が高い者は低いものに何をしても許される」という社会構造があるわけですが、これはもちろん物理的に社会的地位が上がればそう考えるのは当然として、それ以外にも「主観で本人がそう感じれば」それがカプチルに繋がるという特徴もあります。


今回の「ヒロアカ」の事例もこれの小規模バージョンです。


これが過去最も顕在化したのが2002年の日韓共催サッカーワールドカップであり、

過去記事
嫌韓の出発点、2002年日韓共催ワールドカップで何が起きたのか

過去動画

YouTube
https://youtu.be/GMDuHySAwCs


過去記事でも何度か言及していますが、これを切っ掛けとして韓国人達が「自分達の国際的な序列があがった」と認識した結果、韓国の民族主義が先鋭化し始めたという背景があります。


つまり、韓国人が国際的に評価されたと認識するほど、韓国人達は韓国的価値観により「自分の国際社会での序列が上がった」と考え、自身が「自分より序列が低い」と感じた相手に対して「カプチル」が発生しやすくなるわけです。


そして現在、韓国人達が「自分達の序列が上がった」と感じる出来事が発生しています。


「『パラサイト』が世界を掌握、これはクレイジーだ」 朝鮮日報 2020/02/11 (1/2ページ) (2/2ページ


【社説】韓国映画を越えてアカデミーの歴史まで塗り替えた『パラサイト 半地下の家族』 中央日報 2020.02.11

スマートフォン
https://s.japanese.joins.com/JArticle/262419


韓国のポン・ジュノ監督の映画「パラサイト」がアカデミー賞の監督賞、脚本賞、国際映画賞を受賞したという記事です。


普通に考えればただ「おめでとう」と祝福すればいいだけの事例なのですが、今回書いたように対等の概念が希薄であり、常にどちらが上か下かを意識し、「序列が下の相手には何をしても許される」という考え方のある韓国社会では私たちの常識は通じません。


韓国メディア記事でも「韓国文化の創意的なDNA」等の民族主義的な単語が飛び交っており、これは彼らが「国際的な序列が上がった」と認識するには十分です。


※2020年2月13日22時50分修正
以下の件なのですが、もう10年以上前に保存した資料であるため記憶が定かではないですが、たしか当時の私は引用元が報道系メディアのブログであるという認識で保存したのですが、いま改めて確認すると個人のブログでした。


また、それだけであれば引用として特に問題にしなかったのですが、ピュー研究所の元データが既に消えており、このブログにもピュー研究所のページへのリンクしかなく、元データの詳細を確認できないため、資料として引用するには不十分と判断し取り消します。


過去、2002年にアメリカのピュー研究所が「どの国の人が最も利己的で傲慢であるか」を調査したところ、見てのように韓国は最もその傾向が強いという調査が出ました。


Will The Real America Please Stand Up?
2005年9月8日
http://americangenes.blogspot.com/2005/09/are-americans-arrogant.html?m=1





「ワールドカップベスト4」となったことが、韓国人の民族主義を先鋭化させたと数字でわかる事例です。


また以下の朝鮮日報2007年の記事では、


「韓国には浅はかな民族主義があふれている」 朝鮮日報 2007/04/22


年々過激化していく韓国の民族主義に対して、韓国在住が10年になるアメリカ人が「浅はかな民族主義」「部族独裁」と批判し警鐘を鳴らしています。


今回の件は当時ほどの影響はないでしょうが、韓国人達の世界に対する認識に少なからず影響を与えるのは確実です。
その結果、彼らが「自分より序列が低い」と主観で感じた相手に対し「カプチル」を行う可能性が高くなるというわけです。


なので今後は韓国からやってくるクレーム等に関しては安易な謝罪は今以上に禁物となります。
安易なことをすればその結果はより悪い方向に進む可能性が高くなるわけですから。


以前から書いている事ですが、彼らに対しては敵意も善意も向けず、「無感情で事務的な対応」を心掛けることが何よりも重要であり、これまでの事例からこの方法が最も「リスクを軽減できる対応」となります。



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