日韓問題(初心者向け)

日韓問題について、初心者でもわかりやすい解説と、日韓問題とマスコミ問題の動画のテキスト版を投稿しています。

無韓心


さて、本日はちょっと特殊で普段に比べてかなり短いです。

初めて来られた方はまずこちらを先に読む事をお勧めします。

ブロマガ『日韓問題(初心者向け)』を始めた理由

注意
・このブロマガは「日韓の価値観の違い」を初心者向けに扱っています

・当ブロマガのスタンスは「価値観に善悪や優劣は存在しない」というものです

・相手が不法を働いているからと、こちらが不法をして良い理由にはなりません

・自身の常識が相手にとっても常識とは限りません、「他者がそれを見たらど
う思うか」という客観性を常に持ちましょう

・日常生活で注意する程度には言動に注意を心がけてください


1:朝日のアンケート


まず今回の件なのですが、今回扱う内容自体は以前より気になっていました。
そこに来て先日朝日が以下のような世論調査の結果を出したのが、今回記事にした動機です。

韓国「嫌い」、年代上がるほど多い傾向 朝日世論調査
朝日新聞 2019年9月17日
https://www.asahi.com/articles/ASM9J3T0LM9JUZPS004.html

14、15日に朝日新聞社が実施した全国世論調査(電話)で、日韓関係について尋ねた。韓国への好悪を聞くと、韓国を「好き」は13%、「嫌い」が29%、「どちらでもない」が56%だった。18~29歳は「好き」が23%で、「嫌い」より多い。「嫌い」は、高い年齢層に多い傾向がみられ、70歳以上では41%が「嫌い」と答えた。

 特に女性は、18~29歳、30代ともに「好き」が2割を超え、「嫌い」を上回った。男性も18~29歳では「好き」が2割で、他の年代より高い。一方、40代以上は「嫌い」が「好き」を大きく上回り、男性では50代以上の4割が「嫌い」と答えた。

 安倍政権の韓国に対する姿勢については「評価する」が48%で、「評価しない」の29%より多かった。韓国を「好き」な人では「評価する」「評価しない」ともに39%で割れた。

 韓国との関係悪化が経済や文化の交流に影響が出ることに対しては、「大いに」「ある程度」を合わせて56%が「心配している」と答えた。男女別にみると、「心配している」は男性の46%に対し、女性が64%と高めだった。






記事によると、朝日が行った電話世論調査の結果、年代が上がるほど嫌韓の傾向が強く、若い世代ほど韓国の事が好きであるとしています。


そしてこれを受けて韓国三大紙のうちの一つ、中央日報が以下のような記事を書いています。


日本世論、若いほど「韓国が好き」…年代高まるほど「韓国が嫌い」 中央日報 2019年09月17日


記事では朝日のアンケート結果を紹介したうえで、「どちらでもないか、好きという回答をあわせると69%になる。」と書いていますが、ここで疑問がわきます。


好きでも嫌いでも「どちらでもない」という人々をなぜ「好き」と同列に語っているのかという事です。
なぜこんな解釈になるかといえば、韓国人は日本人に「もっと韓国に興味を持って注目して欲しい」からです。


おそらく朝日はそうした韓国人たちの声に忖度したのでしょう。


そのうえで実態は、朝日のアンケートでは18歳から29歳までは好きが23%嫌いが13%で、「どちらでもない」が64%となっており、全世代で「無関心層」が最も多いという結果になっています。


そして興味深いのは内閣府が2018年12月に公開した以下の世論調査の結果です。

韓国に対する親近感
内閣府 2018年12月21日
https://survey.gov-online.go.jp/h30/h30-gaiko/zh/z10.html


(クリックで拡大します)

こちらの調査では、韓国に親しみを感じる、どちらかというと親しみを感じる、わからない、どちらかというと親しみを感じない、親しみを感じないという分け方をしているのですが、18歳から29歳では、親しみを感じる22.5%、どちらかというと親しみを感じる34.9%、わからない1.2%、どちらかというと親しみを感じない20.7%、親しみを感じない20.7%となっています。


朝日の調査の「好き」「嫌い」「どちらでもない」という分け方をどう解釈するかにもよりますが、どちらでもないというのは興味がないという事ですから、去年12月よりも全体として韓国に好意的な人が減少傾向にあるという解釈が妥当でしょう。

2:無韓心


今回この件に言及したのには理由があり、実際問題長年日韓問題に関わってきて実感したことは、本質的に日本人のほとんどは韓国に興味がないという事です。


あれだけ問題が起き、またメディアが韓流、K-POP等と宣伝していてそれはないだろうと考える人もいるでしょうが、それを踏まえても肯定的、否定的どちらであっても韓国に対して興味がない人がほとんどです。


ですので、朝日のアンケート結果で意外なのは、50~70代での「嫌い」の多さであり、64%が韓国に興味がないという18~29歳までの結果は、むしろ「標準的な日本人の反応」なのです。


つまり、朝日は若い世代ほど「韓国が好きだ」という事をアピールしたいようですが、数字からはむしろ若い世代ほど韓国に興味がないという、「普通の日本人の反応」が見えてくるわけです。


元々日本人のほとんどは韓国に興味がないのが普通というわけです。
もちろん、これにはいい面も悪い面もありますが、少なくとも私はこの朝日の結果を見ても、「若い世代は韓国が好きだ」という朝日の主張は一般化できないと考えます。


ただ、無関心という事は日韓の価値観の違いが問題を起こすという事にも視線が向かないという事ですから、そこは少し問題ですが。



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