日韓問題(初心者向け)

日韓問題について、初心者でもわかりやすい解説と、日韓問題とマスコミ問題の動画のテキスト版を投稿しています。

日韓問題で注意しないといけないこと


さて、本日なのですが、以前からいずれ書こうとは考えていたが、なかなか良い事例がなく紹介できなかった問題について、丁度良い事例が出てきたので、急遽その件について手短に書くことにしました。


今回問題の性質から非常に短いです。

初めて来られた方はまずこちらを先に読む事をお勧めします。

ブロマガ『日韓問題(初心者向け)』を始めた理由


注意
・このブロマガは「日韓の価値観の違い」を初心者向けに扱っています

・当ブロマガのスタンスは「価値観に善悪や優劣は存在しない」というものです

・相手が不法を働いているからと、こちらが不法をして良い理由にはなりません

・自身の常識が相手にとっても常識とは限りません、「他者がそれを見たらど
う思うか」という客観性を常に持ちましょう

・日常生活で注意する程度には言動に注意を心がけてください


※一部を除き、引用記事が日本語の場合には文中にリンク用アドレスとタイトルのみ表記、韓国語のものやリンク切れで参照不能な記事のみ文末にまとめて本文を引用します。
※本文中のリンクは引用の元記事、或いはインターネットアーカイブウェブ魚拓(別サイト)へのリンクです。




まずこちらの記事を

韓国軍 レーダー画面改ざん説に反論=資料提示
聨合ニュース 2019.01.28
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20190128002400882

【ソウル聯合ニュース】日本の海上自衛隊の哨戒機が韓国の艦艇に低高度の威嚇飛行をした問題で、韓国側が証拠として公開した写真に対し、日本の一部で持ち上がった改ざん説を韓国軍当局が一蹴した。

 韓国軍の関係者は28日、日本の一部の政治家やネットユーザーがレーダー画面に記録された哨戒機の高度表示を韓国が改ざんしたと主張していることに対し、「本物のレーダー情報を知らないためで、話にならない」と述べた。

 これに先立ち、自民党和田政宗参院議員は26日、自身のブログで韓国軍が公開したレーダー画面の改ざんの可能性を提起した。和田氏は「モードによって表示できる桁数が変わるのかもしれないが、本当は高度2000フィート(600メートル)だったのを、0を一つ消して200にしたのではとの指摘もある」と記した。

 国防部は24日、日本の哨戒機が韓国の艦艇に540メートルの距離まで接近し、高度200フィート(約60メートル)で飛行するデータが記録されたレーダー画面を公開した。

 日本の一部では「2000ft」と表示された部分の最後の「0」を故意に消したため、「200」と「ft」の間に空白ができたと主張している。

 これに対し、国防部の関係者は「われわれの艦艇の対空レーダー画面には『10000』単位まで表示される」と述べ、「千単位の数字が表示される時も数字とフィートの間に空白ができる」として「3300 ft」と表示された他の写真を提示した。


関連記事
哨戒機問題 韓国国防部「科学的証拠による協議必要」 聨合ニュース 2019.01.29
韓国軍、「レーダー改ざん説」に反論の写真を公開 中央日報 2019年01月28日


これまで何度か解説したレーダー照射問題に関連し、一連の「威嚇飛行」とされる画像に対して、日本側から「加工されているのではないか」と問題を指摘する人々が出てきたところ、韓国側から再反論がなされたという事例です。


この件なのですが、以前動画のほうでも何度か指摘していますが、「どうとでも取れる内容には触れないほうが良い」の典型的な事例です。


そもそもこの画像に対する疑惑として、この件以外に「水平線が写っていない」「座標が上海沖」「昼間なのに赤外線」「1000m以内は正確な数字の出ないレーダー」などの指摘がありましたが、それらの疑惑について韓国側は一切触れていません。


そして何より、「数字加工説」は上記で挙げられた疑惑の中で最も「どうとでも誤魔化せる」内容な上に、疑惑自体もはっきりせず、突っ込みを入れる部分としてはもっとも「弱い」内容になります。


つまり、本来「最も優先度が低い」疑惑となるわけですが、こと韓国関連の問題になるとそれだけでは済まされない事態になります。


どういうことかは先ほどの記事を読めばわかる通り、他のもっと重要な疑惑が完全に無かった事にされ、「最も弱い疑惑」に「証明」を行う事で、まるで日本側が言っている事がすべて単なる言いがかりであるかのように印象操作されてしまっています。


これはどういう事かというと、要するに「和田政宗議員は論点のすり替えと印象操作に利用された」という事です。


韓国関連で最も注意しないといけないのはここです。
どんなに多数の問題点や疑惑があっても、そこにひとつでも「弱い」部分があれば、彼らはそこに集中的にリソースを割き、あたかもそれが問題の全てであるかのように印象操作します。


一見すると稚拙に見えるかもしれませんが、それは問題を「全て把握している」からであって、殆どの「問題の全体像を追っていない人」にとっては、その場で指摘された問題がその問題の全てです。


韓国関連では良くある事ですが、彼らはこれを意図して計算したうえで実行します。
他者の劣等性から自己の優越性を見つけ出す彼らの価値観においては、これは極めて重要な技術であり、こうした技術は日本人より韓国人のほうがはるかに優れています。

※蔑視ありきの自民族中心主義
韓国の自民族中心主義(エスノセントリズム)は非常に特殊であり、通常の自民族中心主義が自己の優越性の肥大化から異民族や異人種を蔑視するようになるのに対し、彼らの価値観では「他者を蔑視する事で自己の優越性を証明する」通常とは逆のプロセスになっている。

韓国人が日本人から嫌われる根本的原因



また、日本人の中には「所詮誤魔化しだ」とこれを軽く見る人が度々いますが、そんな事はなく、先ほども書いたように「ただなんとなく」や「漠然と」この問題を知っただけの人にはこのテクニックは非常に大きな効果をもたらします。


そしてこの世の中は「ただなんとなく」で問題を語る人が多数派であり、彼らはその事と自身の技術の効果を良く把握しています。
韓国がロビーに強いのもこのためです。


なので私は動画のほうでも「軍旗の掲揚の件」や「瀬取り」の件にあまり拘らず、また韓国側の画像の件にも殆ど触れず、通信という「より確実性のあるもの」に論点を集中させているわけです。
(もし画像の件に拘るなら、水平線の件と座標の件に論点を集中させるべきでしょう)


なぜなら、「根拠の弱い」ものに拘ると、この事例のように「その部分だけ」を抽出されて他の部分をボカされたり、そうでなくとも最悪「どっちもどっち」にもって行かれて問題の追及が有耶無耶にされてしまうからです。


もう一度書きますが、彼らはこうした「駆け引き」に非常に長けており、「根拠を重視しない社会」であるからと、決して舐めてかかって良い相手ではありません。
彼らには彼らの得意分野があり、その事を把握せずに行うと、例えば慰安婦問題のような問題の悪化に繋がるだけです。





慰安婦問題があそこまで拗れた原因も、日本側がこの「韓国側の得意分野」にまるで興味を示さなかったため、韓国側の慰安婦の定義である「軍や国の命令で軍人や官憲が直接的に行った奴隷狩り」について「あるわけがない、証明されている」とたかを括っていい加減な反論をした結果、「日本人が慰安婦の存在を否定した」と論点をすり替えられ印象操作されたからなのです。


繰り返しますがこの件は本当に注意しないといけません。
彼らと対する時は慎重なくらいソースの吟味を行い、「より確実性のある」「反論され難い」根拠を優先的に選択し、ソースとして弱いものは無理に拘らず排除する必要があります。



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