さて、本日は度々日韓の間で問題となる「韓国の態度」について手短に書きます。
ブロマガ『日韓問題（初心者向け）』を始めた理由
注意
・このブロマガは「日韓の価値観の違い」を初心者向けに扱っています
・当ブロマガのスタンスは「価値観に善悪や優劣は存在しない」というものです
・相手が不法を働いているからと、こちらが不法をして良い理由にはなりません
・自身の常識が相手にとっても常識とは限りません、「他者がそれを見たらど
う思うか」という客観性を常に持ちましょう
・日常生活で注意する程度には言動に注意を心がけてください
※一部を除き、引用記事が日本語の場合には文中にリンク用アドレスとタイトルのみ表記、韓国語のものやリンク切れで参照不能な記事のみ文末にまとめて本文を引用します。
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１：「失礼さ」に気付かない
まずはこちらの記事から
「中二病」が昂進して日本を見下す韓国
デイリー新潮 2018年11月5日
（1/2ページ） （2/2ページ）
（一部抜粋）
「貧乏な国」を見下す
実はこのようになる可能性は、鈴置氏ら朝鮮半島専門家の間では予想されていたのだという。もともと韓国のメディアなどには「自分達よりも劣っている」と考える国に対しては、露骨に見下す性質があったからだ。戦前や戦後まもなくの話ではない。鈴置氏は、こんな最近のエピソードを紹介している。
2010年のサッカーW杯・南アフリカ大会を前に、東亜日報はこんな見出しの記事を掲載した。
「サッカーも上手い韓国、サッカーだけ上手いウルグアイを鍛えてやろう」
記事には「世界に君臨したウルグアイのサッカーは1960年代以降、経済危機と共に実力も急激に落ちた」ともあった。ネット掲示板の匿名の書き込みではない。有力紙に堂々とこんな記事が載っているのだ。鈴置氏は、韓国紙の記者に「この見出しはひどい」と言ったが、「貧乏な国を貧乏と言ってどこが悪い」と反論されたという。
さすがに海外から非難の声があがったか、同紙は電子版の見出しを穏当なものに修正したが、それは記事掲載から1年も経ってからだった。
これは東亜日報だけの傾向ではない。ライバル紙の中央日報にも「サッカーしか知らない南米の三流国」といった驚愕の表現が躍り出ることもあった。おそらく日本では一般紙はおろか、スポーツ紙や週刊誌でもこんな表現は使えないし、使おうという記者もいないだろう。
こうした「自分たちよりも下」と見た国に対する姿勢を、現在の韓国は日本に対しても取るようになっている、というのが鈴置氏の見立てである。
もちろん、クラスメイトの誰かが中二病になっても、仕方のないことなのと同様、他国の人たちが自らのことをどのように考えようが自由である。しかし問題は、そうした自己像をもとにして外交政策を取っている可能性が高いことだろう。
鈴置氏は、韓国の「中二病」的な体質は当面変わらないだろう、と見ている。結果として、客観情勢とは関係なく、願望をもとにした「妄想外交」路線が続くリスクは消えない。その点を日本は警戒し続ける必要があるのではないだろうか。
関連記事
サッカーも上手い韓国、サッカーだけ上手いウルグアイを徹底分析 東亜日報 June. 24, 2010
【社説】Ｗ杯に「オールイン」の社会の雰囲気を憂慮する 中央日報 2006年06月06日
この記事なのですが、本題は先日の徴用工裁判に関係し、韓国では長年民族主義が先鋭化し続けた結果、「中二病」のような状態で「我々には恐ろしいまでの潜在力がある」と考えるようになっており、結果「自分達より下」と考える相手に際限なく無礼で横柄な態度を取るようになってきているとする記事です。
この辺りは過去記事や動画でも解説している内容と似ています。
関連動画・記事
動画
記事
韓国の侮辱文化
なのでその部分は大幅に省略しますが、ここで注目すべきは鈴置氏が東亜日報の記事を見て「この見出しは酷い」と注意したところ、記者達から、『「貧乏な国を貧乏と言ってどこが悪い」と反論された』という部分です。
この新潮の記事では、これが原因で韓国は反日ではなく「卑日」になっているとしているわけですが、問題はこれが「日本限定の態度ではない」という事です。
どういうことかといえば、以前から書いているように、韓国では客観的視点が存在しない事が多く、殆どの場合において自らの主観で物事を判断しようとするため、同じ事を自身がした場合と相手がした場合で評価がまるで変わる事が日常であり、韓国には「自分がやればロマンス、他人がやれば不倫」なんて言葉まであります。
関連記事
韓国にはそもそも客観的視点というものが存在しない
韓国の「自分がやればロマンス、他人がやれば不倫」という考え方
要するに、南米の国々に対して「サッカーしか出来ない三流国」等と侮辱しても、それが彼らには根本的に「相手への侮辱であり失礼な態度である」という視点が存在していないのです。
自身が主観的に見た視点しかないので、韓国から見て貧しい国なのだから、そう表現しても当たり前だろうと考え、それを相手が見たらどう感じるかとは考えないわけです。
ではこの事から、韓国社会では相手の失礼な態度に寛容なのかといえばそれは違います。
例えば、去年韓国がウルグアイとサッカーの試合をしたときの事なのですが、ウルグアイの選手が韓国人を侮辱するようなパフォーマンスを行いました。
４強進出のＵ－２０ウルグアイ代表、東洋人差別行為で批判の声 東亜日報 June. 06, 2017
すると「サッカーも上手い韓国、サッカーだけ上手いウルグアイを徹底分析」とウルグアイを侮辱する記事を書き、鈴置氏からその事を批判されても『何が問題なのか』という態度を取っていた東亜日報が、「何て失礼なやつらだ」と批判記事を書いたのです。
例えば日本人の考え方ならば、「因果応報」といった考え方があるので、相手を侮辱すればいずれ自分も侮辱されてしまうと考え、だからこそそういう事はやらないようにしようとなるわけですが、彼らにはその視点がありません。
「お互い様」とは考えず、主観的な視点で「貧乏な国を貧乏と言っただけで自分達は何も悪くないが、ウルグアイは理由もなく韓国人を侮辱した、許せない」となるのです。
「自分達の行いはウルグアイに対して失礼だった」という視点そのものが最初から存在しないわけです。
また最近の事例でもこんな事がありました。
（※１）
【プラスニュース】嫉妬日本？BTS、防弾少年団難癖つけ TV朝鮮/NAVER（韓国語） 2018-10-28
韓国のK-POPグループが原爆投下を揶揄するTシャツを着て日本人から批判された件に関して、韓国三大紙のうちの一つである朝鮮日報系のテレビ局TV朝鮮※が「防弾少年が世界的人気になった事に対するコンプレックスだ」と批判しました。
※朝鮮日報は三大紙のうち最も売り上げと影響力の強いメディアであり、日本でいえば読売新聞に相当します。
TV朝鮮のほうは「日本テレビ」ほどの規模は無いですが。
要するに、原爆投下は「道徳的に劣った日本への罰である」という主観的な視点しかないため、なぜ批判されたのかが理解できず、「きっと日本人は防弾少年に嫉妬しているから難癖を付けてきたのだ」と考えたわけです。
ただしこれには例外があり、韓国独特のウリとナムの概念があるため、彼らが主観的に『ウリ』と認定する相手への態度だと様子が少し変わります。
2018年11月8日22時20分訂正
また、自己を中心に状況次第で「ウリとナム」の関係性が変化する彼らの特殊な価値観により、親北系の現政権では以下のようなことも起きています。
※ウリとナム
ウリ（自分達）ナム（それ以外）
自他の境界が非常に曖昧な概念であり、彼らはウリである場合自身と全く同じ正しさと感情を共有しており、「ナム」はそれ以外、或いは正しさを理解しない劣等な相手と認識される。
また、このウリの範囲はその時の都合で自身を中心に拡大縮小する。
韓国人独特の「ウリ」と「ナム」という概念
北の高官による韓国財閥トップ侮辱、韓国与党「屈辱的とはいえない」 朝鮮日報 2018/10/30
こちらの事例では、先日韓国の文在寅大統領が韓国の財閥トップたちを引き連れて北朝鮮へと赴き、北朝鮮への投資を促したわけですが、財閥トップ達と北朝鮮の高官達による夕食会で、北の高官達が財閥トップ達にかなり下品な侮辱を行いました。
これに韓国の保守系メディアが「非常識だ、政府は何をしていたのだ」と批判したところ、韓国政府は「侮辱ではない、一部を切り取って批判するな」と北朝鮮を擁護しました。
これはどういう事かというと、韓国の保守系メディアなどにとっては財閥トップ達は仲間であり「ウリ」ですが、親北系の文在寅政権の人々にとっては、財閥は憎むべき「敵（ナム）」であり北朝鮮は「親しい同胞（ウリ）」です。
関連記事
[チェ・ボシクが会った人]"現実正しくない本錯視だったんだ、私たちはその海に耕作をしたんだ
朝鮮日報（韓国語） 2018.10.08
http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2018/10/07/2018100702217.html
（一部抜粋）
- 文大統領が理念的に社会主義に傾倒されたと見ますか？
「この方は、そのような「主義」の信奉者ではないと見ます。主義になるには理念の体系性完全性が必要です。それなりに激しい学習が必要ですよね。「主義」というより「感情の（情緖）」がより正確です。この方は、青瓦台の全大協参謀たちのように、ただ漠然とした反資本、親労働、親北、反日、反米感情から抜け出せないようです。
※インタビューを受けているのは、元々文在寅氏が大統領になる前に、彼の考えに賛同していたが、のちに「彼には元々確固たる理念などない」と気付いて離れた人物です。
なので「同胞（ウリ）」が「財閥トップ（ナム）」に行った侮辱は侮辱と感じないが、韓国の保守系紙にとっては同じ韓国人である財閥トップこそ「ウリ」であり、北朝鮮の政府高官こそ「ナム」なので、このような認識の齟齬が生まれたわけです。
彼らが「何を失礼と感じるか」のロジックが良く解るエピソードです。
２：「日本人的対応」は無意味
このような背景があるので、日本人的な発想で「これだけの事をしたのには相応の理由があるのだろう」とか「注意すればこちらの気持ちも解ってくれるだろう」といった考え方はまるで意味がありません。
当然失礼な態度をされて「やんわりと注意する」ではむしろ「自分達の正しさを日本人も理解した」としか受け取りません。
「相手の視点」というものが元から存在しないので、「これをやったら相手は失礼に感じる」という視点も元から存在しないのです。
関連記事・動画
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記事
戦後70年談話と韓国人の易地思之という概念
一連の徴用工問題も同じで、日本人から見れば「韓国が国と国との約束事すら無視してしまった」と、とんでもなく失礼な態度であると認識しても、彼らにはそもそも「相手の視点」が存在しないので、何が問題なのか解らず「自分達は立場を表明しただけなのに、日本が過剰反応している、なんて非常識なのだ」としか多くの人は考えません。
この場合彼らにとって日本は「ナム」なので、「日本側の視点」はそもそも考慮しないどころか「認識外」なのです。
ここまでですと、「ではこれはもうどうしようもないじゃないか」と考える人もいるかもしれませんし、そこから過激で急進的な手法（断交や中国的手法）での「制裁」を考える人もいるかもしれませんが、実は方法はあります。
※過激で急進的な手法も手段のうちの一つではありますが、それは「日本の国際的な信用を失う」リスクがあるので使わないほうがいいです。
それはもっと具体的に解り易く「こちらは怒っているのだ」という事を、大げさなくらいはっきりと伝えればいいのです。
その方法として国際司法裁判所（ICJ）への提訴はわかりやすくて有効ですし、各国の政府やメディアに「こちらは怒っている」という意思表明をする事もかなり効果があります。
逆に以下のように
日本弁護士「強制徴用賠償、ＩＣＪでも日本が負ける」…その根拠は？ 中央日報 2018年11月07日
無責任に韓国を煽ると、彼らは「言葉通りに受け取る」ので逆効果で、問題が悪化し解決どころか問題が多方面に拡散し収拾が付かなくなります。
※余談になりますが、この弁護士達の主張には「日本政府が個別補償の提案をしたところ韓国政府が拒否、一括で資金を受け取ったがそれを個人に分配しなかった」という部分が抜け落ちています。
この部分が無ければ彼らの主張通りの話になる可能性もありますが、これがあるのでそんな状況にはなりません。
しかし彼らは「当事者では無い」ので、都合の悪い部分を無視して無責任に韓国を煽っているわけです。
参考記事
韓国の徴用工裁判について
結局のところ日本人的な視点で見ると「彼らは察しが極端に悪い」だけですので、「大げさなくらい極端な意思表示」か「目に見える具体的な実害を見せる」事が必要になるというだけの話なのですが。
実際のところ、彼らは現在「日本政府が各国政府やメディアへの意思表明をしている」事がかなり「痛い」ようですし。
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韓国視点から見たヘイトスピーチ
メアリー・スーとネトウヨ論
日韓問題とイデオロギー論争
韓国では異論が徹底的に排除される
動画版マイリスト
番外編マイリスト
（※１）
【プラスニュース】嫉妬日本？BTS、防弾少年団難癖つけ
TV朝鮮/NAVER（韓国語） 2018-10-28
https://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=sec&sid1=104&oid=448&aid=0000255646
（一部抜粋）
[記者]
日本の某メディアが防弾少年団が反日活動をするとして、「根深いコンプレックス」だという分析を載せて非難しました。
最近、防弾少年団が国連演説のために（※今年の9月に）米国を訪れた時、メンバーのジミンは「光復節記念Tシャツ」を着ていたのです。（※実際の着用時期は、去年のツアー中だと言われています。）
光復を喜んでいる私たちの先祖たちの姿と日本に原子爆弾が投下された状況、そして独立の大切さについてのメッセージが込められていました。
日本メディアは非常識な原爆Tシャツを着ているとして、反日活動を行っているとしました。
また、チームリーダーが5年前に光復節を迎えSNSに「歴史を忘れた民族に未来はない。独立闘士の方々に感謝する」と掲載したことを紹介し、「日本でも高い人気を集める防弾少年団が反日姿勢を隠さない。」としました。
[アンカー]
世界的人気を集める防弾を応援します。
（後略）
