日韓問題(初心者向け)

日韓問題について、初心者でもわかりやすい解説と、日韓問題とマスコミ問題の動画のテキスト版を投稿しています。

【マスコミ問題】毎日新聞waiwai問題


本日は毎日新聞の信用が落ちるところまで落ちる原因となった、毎日新聞waiwai問題について解説する動画の前編となります。


元記事
2008年、マスコミ不信問題に大きな影響を与えた毎日新聞waiwai問題 (前編)
2008年、マスコミ不信問題に大きな影響を与えた毎日新聞waiwai問題 (後編)

本日は以下のまとめwikiを参照させていただきました。

毎日新聞の英語版サイトがひどすぎる まとめ@wiki
毎日新聞問題の情報集積wiki


関連動画
【マスコミ問題】毎日新聞転落の始まりと最近の大量BAN問題
ニコニコ版
https://www.nicovideo.jp/watch/sm33341349
youtube
https://youtu.be/CnvX_S5oUCQ


注意
・この動画は「マスコミ問題」を扱っています

・「マスコミ問題」ですので、イデオロギーや属性等は一切関係ありません

・「特定の国との特別な関係」は問題の枝葉です、主問題は業界の体質です

・自身の常識が相手にとっても常識とは限りません、「他者がそれを見たらど
う思うか」という客観性を常に持ちましょう。

・日常生活で注意する程度には言動に注意を心がけてください

・キャラ崩壊あり

・動画の拙い部分は生暖かく見守ってください、そのうちなんとかします





youtube
https://youtu.be/QE02ffQhVuI


以下は動画のテキスト版

レイム マリサ
ゆっくりしていってね


マリサ
さて、今回はマスコミ問題なので私が解説していくぜ。


レイム
とうとう来たわね。


マリサ
まあそうだな。
ちなみに今回ちょっと注意事項があるぜ。


レイム
どんな?


マリサ
下ネタ注意だぜ。


レイム
は?
ちょっとマリサ、ふざけてるの?


マリサ
違うぜ、この件な、要約すると毎日が英字版で十数年に渡って、笑えないタイプの下ネタを世界中に、あたかも「それが日本の日常であるかのように」ばら撒いていたって事件なんだぜ。


レイム
うわぁ…。


マリサ
だからな、問題記事のタイトルがおじさん向け週刊誌のアダルトコーナーみたいなのばっかというか、殆どがそういうコーナーのネタ記事を事実っぽく改変して無断転載した内容だから、下ネタのタイトルに言及せざるを得ないんだぜ。


レイム
改変した上に無断転載…


マリサ
まあそんなわけで少々下ネタ注意なのと、この動画は恐らく前・中・後編の三部作になるぜ。


レイム
前・中・後編にすると後半の視聴者数が極端に減るからやりたくないんじゃなかったの?


マリサ
まあそうなんだがな、この件は情報量が多すぎるうえに、省略できない部分が多いから仕方がないんだぜ。


マリサ
そんなわけで本編へ行くぜ。


問題の発端


マリサ
まずな、この件なんだが、問題としてはさっきも言ったように、毎日新聞が英字版の毎日デイリーニューズで、おじさん向け週刊誌のアダルトコーナーのネタ記事を事実っぽく改変して、あたかも「日本人はこんな性的倒錯者達なんです」とやっていた、今で言う「ヘイト」問題なんだぜ。


レイム
これも「ヘイト」になるの?


マリサ
なるぜ、マスコミ業界が使うヘイトの定義だと、事実と異なる内容で特定の国や民族に対し、嫌悪感や憎悪、蔑視などを誘発する内容はヘイトと定義しているからな。


レイム
なるほどね、「マスコミ業界が定義したヘイト」に充分当てはまるって事ね。


マリサ
でだ、この問題は日本で大きく取り上げられるようになった2008年5月以前から、英語圏で批判されていてな、


マリサ
例えば2007年9月にネオジャポニズムってサイトで、デビット・マルクスさんって人が「いかにして世界は日本を学ぶのか」ってタイトルで記事を書いていて、その中で言及しているんだが。

How the World Learns About Japan
Neojaponisme September 20, 2007
http://neojaponisme.com/2007/09/20/how-the-world-learns-about-japan/

ステップ1: 実話ナックルズの書き手が、六本木の特別なレストランについて想像的なストーリーを書いて日本人の富裕層の倦怠にまみれた性的放蕩を風刺する。このレストランではパトロンは食べる前にその材料となる動物と獣姦をするのだと言う。(ご承知のようにこの雑誌はいつも「実話」という語をタイトルに入れて真実を語るのだ)

ステップ2: 毎日新聞のRyann Connellが何十とあるうちからこのセンセーショナルなストーリーを採り上げ、アイルランドの俗語調で英語に翻訳する。Connellはその信憑性について中立的なスタンスをとるが、なぜこの記事が個人名を挙げないのか疑問視しないし、この幻想的なレストランの存在を確認もしない。

ステップ3: 多くのコンピューターとキーボードをもつ連中がこの毎日の記事にリンクして、日本人の正気性について疑問視するコメントをつける。

ステップ4: ConnellのWaiWaiの記事をめぐっておしゃべりしているうちにBuzzFeedで「獣姦レストラン」というタイトルのエントリが立つ。あたかも一件だけでなくそれが日本の新しいトレンドであるかのように。

ステップ5: おそらく近い将来には衰退するのだろうが、金持ちが食べる動物とセックスするのに金を費やす日本は全世界で最も狂った国であると思って我々は安心して眠ることができる。

ステップ6: この記事がBuzzFeedにエントリされるとメタ的に情報が爆発する。


マリサ
真偽不明の週刊誌の下ネタ獣姦記事を、毎日新聞英字版でライアン・コネルって人物があたかも真実っぽく内容を脚色し紹介し、それを多くの英語圏の人々が信じ「日本人の正気性について疑問視するコメントをつける。」「あたかも一件だけでなくそれが日本の新しいトレンドであるかのように。」「金持ちが食べる動物とセックスするのに金を費やす日本は全世界で最も狂った国であると思って我々は安心して眠ることができる。」と批判しているんだぜ。


レイム
え、なにこれ…
想像以上に酷いんだけど。


マリサ
酷いだろ。
他にも英文ビジネス月刊誌の「ジャパン・インク」で、ジャスティン・ポッツさんって人が、

"I love the Mainichi Shimbun online. Sort
Japan Inc February 26, 2008
http://www.japaninc.com/node/2988

私はある意味毎日新聞を愛している。同じ新聞社の同じ記事の英語版と日本語版を記録していることで、このサイトはいかにニュースがそのオーディエンスに向けて仕立てられるかの興味深い窓となっている。

この出版物を見ると、ニュースとエンターテイメントの間には明確なラインがあるが、とりわけ英語版の方では後者のエンタメ志向が疑いの余地なく読者を増やしている。Kitanakaさんが以前指摘したように内容は戦略的に選択され、記述スタイルも意識的に心をくすぐるようになっている。これは日本語版も英語版の両方に言えることだが、興味深いことにこの2つの間に不一致がある。

英語のホームページを開くと、最初に気づくのは仰天すべき性犯罪の記事の多さである。このどれも米軍のレイプのケースとは関係ない。これはすべて日本人により女性に対して犯された犯罪である。記事のどれをクリックしても問題の記事だけでなく「関連記事」の下に大量の類似のストーリーを読むことができる。しかし同様の記事の日本語版をチェックしても存在したとしても「関連記事」はいつも少ないか、全く存在していない。

日本の聴衆はこれらのことについて聞く気はないと推測されていますか? 誰もがそれが起こっていることを知っているので、これらの話を伝える必要はないと仮定していますか? 神は実際には、より深いレベルでの貢献要因について批判的に考えるようになるまで、日々、問題を目の当たりにしなければならないのを読者が実際に嫌うのです。 それとも、英国の編集者が自国のメディアのセンセーショニスト主義の傾向に落ちたのか?

どちらにしても私は毎日新聞には最初に述べたほど興味がない。そう、嘘をついた。実際、私は内容についてこんなに極端な不一致をもってぬけぬけと報告するような新聞社を尊敬するのは難しいと思う。これはまたジャーナリズムの世界への、それからバイリンガルなリポートとかいうもののヤヌスの双頭のような二元性への興味深い窓である。

ジャスティン・ポッツ


マリサ
毎日デイリーニューズはソースの殆ど無い性犯罪の記事で溢れかえっていて、「こんなに極端な不一致をもってぬけぬけと報告するような新聞社を尊敬するのは難しいと思う」と批判しているんだぜ。


レイム
なんか丁寧に書いてはいるけど筆者はかなり怒っているみたいね。
よほど酷い内容なのね。


レイム
でも、こういう人がいるって事はそこまで問題は深刻じゃないんじゃないの?


マリサ
甘いぜ、これはのちにこの問題が日本で大きくなって、まとめwikiである「毎日新聞問題の情報集積wiki」が出来て検証された結果解った事なんだが、この毎日デイリーニューズwaiwaiの記事は、十数の言語に翻訳されて転載され、一部は米州機構(OAS)による日本の人身売買事例のソースとして引用されていたんだぜ。


記事が及ぼした影響
毎日新聞問題の情報集積wiki
https://www8.atwiki.jp/mainichi-matome/pages/24.html


レイム
なんかとんでもない事になっていたのね…


マリサ
でだ、日本の有力全国紙の一つである毎日新聞からこんなニュースが「事実」として報じられたものだから、実際に日本を知る一部の人以外は真に受ける人が多くてな、さっき記事でもデビット・マルクスさんが「金持ちが食べる動物とセックスするのに金を費やす日本は全世界で最も狂った国であると思って我々は安心して眠ることができる。」と危惧していただろ?


マリサ
こうして英語圏の「一部の人」が問題の深刻さを訴えていたけど、日本ではそれまであまりこの件自体が話題になっていなかったんだが、2008年4月に以下のようなブログ記事が書かれたんだぜ。

毎日新聞英語版は誰にハックされているのか
Mozuの囀 2008年4月24日
http://rockhand.cocolog-nifty.com/blog/2008/04/post_6f5f.html

毎日新聞のサイトの日本語版と英語版の間の差異について考え込んでしまうこと、それはネットにおける日本関連情報の発信構造について多少の関心をもったことがある人のほぼすべてが経験した事柄でありましょう。そしてなぜこんなことになるのか疑問に思って、どういう編集になっているのだとメールを送ってみたものの、無回答であるという経験をしたことがある人も相当数にのぼることもわざわざ付け加えるまでもありません。そしてこの有名な話が日本語の世界の方ではタブーかなにかのようにあまり語られないという事実は日本ネット界の七不思議の一つといってもいいかと存じます。

この毎日新聞英語版とはなんなのかという問題をめぐってはこれまでに英語圏では考察がなされてきましたが、特に焦点になっているのがいわゆるWaiWai問題と呼ばれるものです。先に述べましたようにグーグルと毎日とが結託しているのかなどと邪推したくなるほど(ええと冗談ですよ、もちろん)この問題について日本語で言及している事例がヒットしないわけですが、WaiWaiというのはRyann Connellなる人物が日本のタブロイドから刺激的なエロ記事ばかりを「クリエイティヴに」翻訳して紹介するという趣向のコーナーです。

裏とりなどない創作記事がほとんどですからこれは端的にデマゴギーといっていいでしょう。それで問題なのはこれを読む読者の側に週刊誌リテラシーが必ずしもないという点です。つまりこれを事実として受け止めてしまう人が多いわけです。さらに問題なのは毎日新聞は記事の責任を負わないと明言し、このConnellなる人物もこれはただの翻訳なんだと開き直っている点です。つまり日本を代表する新聞が責任を放棄した上でデマを流しているという状況です。

なにをそんなに真面目になっているのだと思われるかもしれませんが、そして実はあまり真面目になっているわけでもないのですが、この放置された状況がいかに日本に関する情報を歪めているのか、英語圏との人間とのコミュニケーション上の摩擦の原因になっているのかを考えると、毎日新聞英語版問題というのは、ここでは言及しませんがJapanTimesをめぐる問題と同様に、あまり過小評価しないほうがいいような気もします。

例えば、Neojaponismeが「いかにして世界は日本を学ぶのか」という古いエントリでこの問題を採り上げています。

ステップ1: 実話ナックルズの書き手が、六本木の特別なレストランについて想像的なストーリーを書いて日本人の富裕層の倦怠にまみれた性的放蕩を風刺する。このレストランではパトロンは食べる前にその材料となる動物と獣姦をするのだと言う。(ご承知のようにこの雑誌はいつも「実話」という語をタイトルに入れて真実を語るのだ)

ステップ2: 毎日新聞のRyann Connellが何十とあるうちからこのセンセーショナルなストーリーを採り上げ、アイルランドの俗語調で英語に翻訳する。Connellはその信憑性について中立的なスタンスをとるが、なぜこの記事が個人名を挙げないのか疑問視しないし、この幻想的なレストランの存在を確認もしない。

ステップ3: 多くのコンピューターとキーボードをもつ連中がこの毎日の記事にリンクして、日本人の正気性について疑問視するコメントをつける。

ステップ4: ConnellのWaiWaiの記事をめぐっておしゃべりしているうちにBuzzFeedで「獣姦レストラン」というタイトルのエントリが立つ。あたかも一件だけでなくそれが日本の新しいトレンドであるかのように。

ステップ5: おそらく近い将来には衰退するのだろうが、金持ちが食べる動物とセックスするのに金を費やす日本は全世界で最も狂った国であると思って我々は安心して眠ることができる。

ステップ6: この記事がBuzzFeedにエントリされるとメタ的に情報が爆発する。

こういう形で情報が流通するわけですね。このエントリについたコメントを拾うと、前に紹介したWestern Fear...のブログ主のCalligraphy Kidさんが「もし毎日のWaiWaiがなくなったら日本嫌いの日本在住者が自分達のためにつくったオンラインの帝国は崩壊するだろうね。そしたら低俗好みのギークはどこにソースを探すだろう。WaiWaiアーカイブ?」とこのコーナーの記事が日本嫌いのくせに日本に張り付いている連中の餌になっている事実に言及しています。また7374e9さんは「ありがとうMarxy(ここのブログ主)、これは分析的社会学の宝庫だよ。Ryann Connellはおいといて(こいつの目的はなんなんだ?こんな漫画のストーリーを紡ぐほど馬鹿じゃないはずだけど)僕が驚いたのは「コンピューターとキーボードをもっている連中」だよ。連中はウィットもなにもなく永遠に排外主義的な日本人なる概念(全アジア人?)をまた不朽化し、示そうとしている。まるで宇宙人かなにかのようにね。マッカッサー将軍とかペリー提督みたいなのが啓蒙の必要な「幼稚な」人種と日本人をみなしたことを思い出させるよ。この手の連中は数えきれないほどいるわけだ。これってヨーロッパ、最近ではアメリカの不滅の文化的傲慢なわけかな。ユニークな民族/文化という日本人の自画像が白人の精神に浸透してこういう神話の形でバックファイアーを起こしたのかな」と文化-政治的分析を簡潔に提示してくれますが、これに対してMattさんは「いや僕はWaiWaiは日本人と同じタブロイド・ジャーナリズムを外国人にも楽しませようぐらいの話で「白人のパワー」みたいな意味合いは読み取ったことがなかったな」とためらいがちにコメントしています。

またMarxyさんは「日本の調査報道が虚構のストーリーも伝えるタブロイドにまぎれこんでいるという基本的問題」を指摘し、「情報が多い方がいいとは思うが、WaiWaiの「中立性」を装った伝え方がこの種の問題を生む」と言い、ソースの信頼性の軽重を日本経験のない人にはつけられないと述べています。こうしてわたしもいつも不思議に思う日本のメディア構造の奇妙さ(新聞と週刊誌の階層関係)に言及しつつ、こうした馬鹿話が本気で読まれている危険について指摘してくれています。またAcefaceさんはRyannには興味はないけれど「毎日が日本で三番目に大きく、尊敬されている(ほぼ毎日調査報道をしている)新聞であることを考えるとトラックバックほしさの動物愛にまみれたそのウェブページは自分達がつくりあげたジャーナリスティックな評判を汚すことになる」とごくまっとうな意見を開陳しています。実際、英語圏では毎日新聞というのは低俗タブロイド誌だと思われているわけです。

さらに前にも紹介したAnna Kitanakaさんのブログでも毎日新聞英語版問題は何度か採り上げられています。中でもJustin Pottsさんの書いた"I love the Mainichi Shimbun online. Sort of."というエントリが簡潔に問題の所在を指摘しているので紹介します。以下要約です。

私はある意味毎日新聞を愛している。同じ新聞社の同じ記事の英語版と日本語版を記録していることで、このサイトはいかにニュースがそのオーディエンスに向けて仕立てられるかの興味深い窓となっている。ニュースとエンターテイメントの間には明確なラインがあるが、とりわけ英語版の方では後者のエンタメ志向が疑いの余地なく読者を増やしている。Kitanakaさんが以前指摘したように内容は戦略的に選択され、記述スタイルも意識的に心をくすぐるようになっている。これは日本語版も英語版の両方に言えることだが、興味深いことにこの2つの間に不一致がある。

英語のホームページを開くと、最初に気づくのは仰天すべき性犯罪の記事の多さである。このどれも米軍のレイプのケースとは関係ない。これはすべて日本人により女性に対して犯された犯罪である。記事のどれをクリックしても問題の記事だけでなく「関連記事」の下に大量の類似のストーリーを読むことができる。しかし同様の記事の日本語版をチェックしても存在したとしても「関連記事」はいつも少ないか、全く存在していない。

これは日本人の読者がこうした事柄について聞きたいと思わないことを想定しているのか。それとも英語版の編集者が自国のメディアのセンセーショナルな傾向に頼っているということなのか。

どちらにしても私は毎日新聞には最初に述べたほど興味がない。そう、嘘をついた。実際、私は内容についてこんなに極端な不一致をもってぬけぬけと報告するような新聞社を尊敬するのは難しいと思う。これはまたジャーナリズムの世界への、それからバイリンガルなリポートとかいうもののヤヌスの双頭のような二元性への興味深い窓である。

というように毎日新聞英語版はセックス・ニュースばかりに力点が置かれているという状態になっています。さて、いったい誰が毎日新聞英語版をハックし、ヴァンダライズしているのでしょうか。クリック数を増やしてくれという指示以外になにかそこには社としての方針はあるのでしょうか。社として英語版がどうなっているのか本当に把握しているのでしょうか。また英語版を書いている日本人および外国人はいったい誰に向けてどういう意図で発信しているのでしょうか。またここで発生している日本をめぐるステレオタイプの問題に責任をとる気はないのでしょうか。インフォテイメント街道を走っているのは他の新聞社も同様ではありますし、これは日本に限った話でもないのですが、毎日のケースは群を抜いていると思います。この英語版と日本語版の二枚舌やデマの垂れ流しに端的に表れているように正確な情報を伝えるという意思ももう放棄してしまっているようなのですから。もはや大上段に振りかざす正義や道徳がなにかしら空疎な印象しか与えず(理念が必要ないという意味ではなく現実とずれ過ぎているのが問題だと思います)、正確であること以上にメディアに要求される徳目はないかのような状況であるだけに、この最後の橋頭堡とみなされるものを自ら掘り崩しているかに見える毎日新聞がどこに向かっていくのか心配であります。

追記
一ヶ月以上前に書いたこのエントリに最近アクセスが増えているようです。私の立場を改めて記しておきます。まず私はWaiWaiの翻訳を担当している人物を個人として非難する意図はさほどありません。悪ノリが過ぎるとは思いますが、結局のところ、日本のタブロイド界ってこんなすごい!みたいなノリの人なんでしょう。まあ日本にもいますよね、アメリカ・バカニュース・マニアとかイギリス・タブロイド・ファンとか。私が批判しているのはタブロイド記事をそのまま毎日新聞という日本を代表する新聞が掲載しているという一点にあります。これが「素晴らしき日本タイブロイドの世界」みたいなサイトでしたら何も申し上げません。毎日新聞だから言っているのです。掲載されている記事に関しても、週刊新潮とか文春の記事ならまあいいとしましょう─ご承知のようにちゃんと裏とれているかという記事も多々ありますけれどもね─でも誰もが嘘だと知っている「実話系」の記事を我が国を代表する新聞がプッシュしているという構造は端的に言って醜悪です。虚実の境界線上を楽しむみたいなリテラシーをもつ人は世界的にはかなり限られているのですよ。実際、真に受ける人続出になっているわけです。というわけでさもしいクリック稼ぎを断念して即刻コーナーを終了するか、すべての記事の冒頭に「嘘ニュースも紛れ込んでいるかもれませんのでご注意を」と大きく明記するか、どちらかの案を採用することを提言します。なお責任は負いませんというのは駄目ですよ、デマゴギーを世界に向けて発信しているのは毎日新聞さん、あなたなのですからね。最後に一応ことわっておきますが、私は毎日を反日新聞だ!とか商業主義に毒されやがって!とか罵っているのではありません。一情報消費者として貴社に商品の品質管理を要求しているだけです。

再追記
実話ナックル→実話ナックルズでした。関係者の皆様失礼いたしました。


マリサ
さっきの英語圏での批判記事のコメント欄を参照して「もし毎日のWaiWaiがなくなったら日本嫌いの日本在住者が自分達のためにつくったオンラインの帝国は崩壊するだろうね。そしたら低俗好みのギークはどこにソースを探すだろう。WaiWaiアーカイブ?」といった内容を引用して「コーナーの記事が日本嫌いのくせに日本に張り付いている連中の餌になっている事実に言及しています。」と批判しているな。


マリサ
そして更に「毎日はこの件の責任を取るつもりは無いのか」とも批判しているな。


レイム
もしかしてこれ、今で言う「ポリコレ棍棒」で他人を殴りたい人達の口実になっていて、そう言う人達が「日本人は性的に倒錯した変態民族だ」と、それを批判して自身の道徳的優位性を示すための養分になっていたって事?


マリサ
まあそういう事になるな。
別に韓国に限らず、相手を異常者とレッテルできれば自身を「正義の使者」と錯覚できる連中はどこにでもいるんだぜ。
偏見や蔑視感情って、多くはこういう「正義感」から生まれるからな、憎悪と対立を振りまく日本のマスコミなんてその典型例だぜ。


レイム
まあこれに関しては、韓国の問題で韓国の事を「劣等だ」と考える事がないようにしないといけないわね。
価値観や考え方の問題、常識の違いに善悪を付けてしまったら、行き着く先はポリコレ棍棒で他人を嬉々として殴る人達と同じになるしね。


日本での問題の周知


マリサ
でだ、この「Mozuの囀」ってブログの告発が発端になって、この問題を当時の2ちゃんねるで周知する人が現れたんだが、やり方にちょっと問題があってな、実は当初相手にされていなかったんだぜ。


レイム
問題?


マリサ
以前ジョジョの件を動画にした時に言及しただろ?「マルチコピペ」ってのを。

※マルチコピペ
複数の掲示板等に同様の内容のコピペで質問や問題提起をする手法で、掲示板文化ではその行為がどの国でも非常に嫌われる。
要するに荒らしの一種。


マリサ
この人ちょっと問題が酷すぎて焦ってしまっていたんだろうな。
マスコミ板にスレッドを立てたときにこんな書き込みをしているぜ。

毎日新聞の英語版サイトがひどすぎる■
https://society6.5ch.net/test/read.cgi/mass/1211846778/

28 :1:2008/05/27(火) 19:15:39 ID:9pEajd2e0
どうも、>>1です。色んなスレで宣伝して失礼しました。僕もこの問題を最近知って、大変驚いているところです。
>>1の下のブログにもある通り、これは日本人の間ではまったく知られておらず、むしろ、良心的な在日外国人の間で危惧されてきた問題のようです。僕も含め、日本人の英語情報への鈍感さに改めて恥じ入っている次第です。
とりあえず、どのような記事が今まで配信されてきたのか、過去の記事は保存されないようなので、"Mainichi Daily News WaiWai"などと検索して、調べていきたいと思います。
また、保守系ブログや産経系の記者のブログ、保守系ライターのブログなどのコメント欄に、このような問題があることを知らせていくことも有効かと思います。
ゆくゆくはまとめサイト、ブログを立ち上げようかとも考えています。
目標はWaiWaiの壊滅です。毎日新聞自体の倒産も大歓迎です。
皆さんもどうか協力お願いします。


マリサ
この人が5月27日にこのスレッドを2ちゃんねるのマスコミ板に立てたことで、実態を目の当たりにして状況の深刻さに気付いた人が大勢いたんだが、その人達までマルチコピペをしまくったせいでな、状況が余計に複雑化してしまっていたんだぜ。


レイム
まあ、気持ちはわかるけどマルチコピペはねぇ…。


マリサ
で、いくつかのネットメディアなどにも問題の周知が行われたんだが相手にされず、その後まとめwiki(初代)もでき、状況を知った一部の雑誌が無断転載を毎日に抗議して、毎日がその記事を削除、更に話が大きくなり毎日がwaiwaiの問題記事を更に削除しまくってな、6月20日になってやっとネットメディアも騒ぎ出したんだぜ。

毎日新聞英語版サイト 「変態ニュース」を世界発信
J-CAST 2008/6/20
https://www.j-cast.com/2008/06/20022225.html?p=all

「ファーストフードで女子高生が性的狂乱状態」「防衛省の『ロリータ』漫画キャラクターで内実が明らかに」――なんと毎日新聞の英語版サイトでこんな驚くべき記事が配信されていた。中には「六本木のレストランで豚を獣姦し、その後食べた」という、目も当てられなくなるような「変態ニュース」もある。これらの記事は国内だけでなく、海外のネット上でも話題になっていた。
幼児性愛漫画のキャラクターを使って政策をアピール??

「2ちゃん並というか、2ちゃん以下だな」「毎日ひでえな」

毎日新聞の英語版ニュースサイト「Mainichi Daily News」にあるコーナー、「WaiWai」が過去に配信した記事に、こんな指摘がインターネット上で相次いでいる。

例えば、07年9月に配信したニュースにはこんなものがある。

「コックと野獣、ふしだらさとそれを愛する者」と題された記事では、東京・六本木に富裕層向けのレストランが登場したことを紹介。Mなる人物が「実話ナックルズ」という雑誌に語ったというその内容を参考にしているようなのだが、このレストランで、弁護士がメスの豚を獣姦し、のちにそれと同じメス豚が料理としてその後出てきた、という、おぞましい内容になっている。

さらに、07年7月に配信した「防衛省の『ロリータ』漫画キャラクターでその内実が明らかに」という記事では、

サイゾーによれば、パールハーバー南京大虐殺の後継である政府省庁が、テディベアを持ってメイド服を着たかわいらしい漫画の少女キャラクターに日本の防衛策を説明させるようになった。最近では、キワどい幼児性愛漫画のキャラクターを使って政策をアピールする政府機関が増えているが、そのなかでも防衛省の少女キャラクターはオタクを引きつけている、と同誌は言っている」

と紹介。そもそも「サイゾー」にこんな内容の記事が掲載されたとも思えない。
「ご批判は謙虚に受け止め、削除しました」

また「ファーストフードで女子高生が性的狂乱状態」という記事では、ファーストフードを食べると神経の中枢のコントロールできなくなりセックス依存症になるなどという説を紹介し、日本の女子高生の性の乱れを指摘。「お母さんたちは墜ちていく、成績を上げるために!」では、息子の成績を上げるために息子と性的な関係を勉強前に持つ母親のエピソードが紹介されている。これらのすべてが外国人記者の署名入りで書かれていた。約5年近くこうした「変態ニュース」を世界に発信し続け、これが海外のブログなどにも転載されており、まさに「変態な日本人」を世界にアピールすることになってしまった。

毎日新聞社長室広報担当はJ-CASTニュースに対し、

「ご指摘の英文記事は過去に配信しておりました。ご批判は謙虚に受け止め、削除する措置を取りました」

と回答している。

一連の「WaiWai」の記事を巡っては「まとめサイト」まで登場し、毎日新聞社に抗議するよう呼びかけている。そこには、インターネットの匿名性を問題にした同社の『ネット君臨』という書籍の一文を引いて、こんな主張が展開されている。

「『ネット君臨』も書いている通り、ネットによって『一度つけられた傷は簡単には回復しない』(P76)のだ。日本国全体につけられた汚名に対し、いったい毎日新聞はどのような責任を取るつもりなのだろう」


マリサ
このJ-CAST記事で、毎日が英語版で 「ファーストフードで女子高生が性的狂乱状態」「防衛省の『ロリータ』漫画キャラクターで内実が明らかに」「六本木のレストランで豚を獣姦し、その後食べた」なんて内容が何年にも渡って掲載されていたと、これで多くの人が「本当の事だった」と事態の深刻さを知ったんだぜ。


レイム
まあ、内容が酷すぎて全国紙がこんな事をやっていたなんて普通は想像できないわよね。


マリサ
それでだ、以前「毎日新聞転落の始まりと最近の大量BAN問題」って動画うpしたときに、毎日が2007年1月に「ネット君臨」という、酷い印象操作記事を掲載して信用を落とす切っ掛けとなったって解説しただろ?


レイム
ああ、あったわね。
で、あれが今回の件に影響を与えていたのよね。


マリサ
初代まとめwikiJ-CASTネット君臨を引用して「『ネット君臨』も書いている通り、ネットによって『一度つけられた傷は簡単には回復しない』(P76)のだ。日本国全体につけられた汚名に対し、いったい毎日新聞はどのような責任を取るつもりなのだろう」と批判したんだぜ。


レイム
ここであの酷い印象操作と取材詐欺の事例に繋がるわけね。
「どこまで行っても、結局”その問題”を起こしているのはマスコミ自身じゃないか」ってわけね。


マリサ
そういうことだぜ。
最近のフェイクニュース問題もそうだが、マスコミが批判していることって全部あの業界にブーメランになるからな。


問題の連鎖


マリサ
それでこの件な、思わぬところに飛び火してな、そこでも毎日の非常識さが明るみになったんだぜ。


レイム
というと?


マリサ
waiwaiの記事で防衛省が発行した「まんがで読む 平成17年版 防衛白書」を記事にした日刊サイゾーの記事を改変した「防衛省の『ロリータ』漫画キャラクターでその内実が明らかに」という内容があってな、

Defense Ministry turns to 'Lolita' manga character to reveal inner self
Mainichi Daily News
https://megalodon.jp/2008-0603-2104-04/www.aznmedia.net/forum/f139/defense-ministry-turns-to-lolita-manga-character-to-2416/

世界に「パール・ハーバー」と「レイプ・オブ・南京」をもたらした省庁の後継省庁から、今度はメイド服を着てタカ派的なテディベアのぬいぐるみを持ったブリっ子の少女マンガキャラクターが、日本の防衛政策の簡単な説明をもたらすためにやってくる ― サイゾー8月号より。
近年、政府機関のなかには、活動を広報するためにペドフィル(小児性愛)ギリギリのマンガキャラクターを使うようになったところが増えているが、日本のオタクの間で注目を集めているのはこの防衛省の少女キャラクターだ、とサイゾーはいう。

2005年出版の『まんがで読む防衛白書』シリーズでは、「ロリータ」ファッションとエプロンを着た少女が日本の防衛のやり方の問題で「タカ派の」ティディベアとの口論に巻き込まれる。

このニュースは日本のインターネットや口コミで広まって、この漫画はヒット作となり、すぐに第2版と第3版が出た。

防衛弘済会の広報担当者がサイゾーに語る。「でも、こんな人気本の成功が一年だけで終わってほしくないですね。」

新刊『平和の国のネバーランド』は1月に出版され売れ行き好調で、先行書籍[『まんがで読む防衛白書』]に人気があることの証である。

防衛弘済会はブリっ子漫画キャラクターで防衛関連産業への支持を大きく拡大できると自信を持つ。

「まったく真面目な内容のものです」と広報担当者はサイゾーに語る。
「漫画キャラクターは子供や若者には馴染みやすいし、難しい問題をわかりやすくしてくれると、当会は考えています」。(ライアン・コネル


マリサ
この記事では、「世界に「パール・ハーバー」と「レイプ・オブ・南京」をもたらした省庁の後継省庁から」とか「近年、政府機関のなかには、活動を広報するためにペドフィル(小児性愛)ギリギリのマンガキャラクターを使うようになったところが増えているが」なんて無茶苦茶な内容になっていたんだぜ。


マリサ
でだ、勝手に記事を転載された上にこんな印象操作をされたものだから、マンガの作者とサイゾーが毎日に抗議してな。

「変態」記事に漫画家が抗議 毎日側の対応にネットで批判
J-CAST 2008/6/25
https://www.j-cast.com/2008/06/25022434.html?p=all

毎日新聞の英語版ニュースサイト「Mainichi Daily News」が多数の「変態」記事を世界に配信してたことが発覚したが、記事のネタに使われた漫画家が毎日新聞に抗議していたことが分かった。しかし、毎日側の回答があやふやだったばかりか、「ブログで書かないでほしい」などと言われたため、漫画家がそれをブログで暴露、ネットで毎日新聞に対する反発が拡大している。
「海外の恥さらしは防衛省さんに申し訳なすぎる」

記事が書かれたのは「Mainichi Daily News」の「WaiWai」というコーナー。ここには、「六本木のレストランで豚を獣姦し、その後食べた」といった変態記事が紹介されていた。漫画家の「でこくーる」さんが毎日新聞に抗議したのは、「「防衛省の『ロリータ』漫画キャラクターでその内実が明らかに」という記事だ。

問題の記事には、

サイゾーによれば、パールハーバー南京大虐殺の後継である政府省庁が、テディベアを持ってメイド服を着たかわいらしい漫画の少女キャラクターに日本の防衛策を説明させるようになった」

とある。「でこくーる」さんは「まんがで読む 平成17年版 防衛白書」の作者で、記事で書かれている内容はこの漫画を指していると思われる。

08年6月24日付けの「でこくーる」さんのブログには、毎日新聞に抗議をした経緯が綴られている。まず友人からJ-CASTニュースの記事を知らされ仰天。「WaiWai」に書いてあることは全く事実でなく、自分が「HENTAIな漫画の作者」と思われるかもしれないと感じた。さらに、

「自分の仕事が内容改竄紹介含みで海外の恥さらしになってると思うと、防衛省さんに申し訳なすぎる…。」

と悩んだ。しかも、「パールハーバー南京大虐殺の後継である政府省庁」という表現は、あまりにも度が過ぎていて、防衛省に正式な謝罪があってしかるべきだ、と考え自身で毎日新聞とコンタクトを取った。

「でこくーる」さんのもとに電話をかけてきた毎日新聞側の対応はこんな風だった。

「『でこくーる個人にどんな迷惑がかかったのか?万一そういったことがあったら誠心誠意処置を取らせて頂くがブログに書くな』と言われました」

「『ブログに書くな』なんて卑怯」

「でこくーる」さんはJ-CASTニュースの取材に対し、毎日新聞の対応は、「とりあえずごめんなさい」という趣旨で、とにかく早く切り上げたい様子だったため、「この件はブログに書かせて頂いて構いませんか?」と断りを入れたところ、「毎日新聞社全体の問題ではないので、それはやめて下さい」と言われたそうだ。ブログを書くことを止められたことについて、

「たかだか一漫画家のブログに対して何故、という感想以外には、想像がつきかねます」

と腹立たしそうだった。

ネットでは毎日新聞側の「ブログに書くな」に強く反応。「mixi」の日記やブログ、「2ちゃんねる」にも複数のスレッドが立ち議論が起こっている。「でこくーる」さんのブログのコメント欄には、

「『ブログに書くな』なんて、なんと卑怯なのでしょう」
毎日新聞社がジャーナリズムの名に値しないことが判りますね」
「毎日に言われても書いてくれたでこくーるさん、素敵です」

といった毎日新聞批判が並んでいる。

J-CASTニュース毎日新聞に対し、「ブログに書くな」と言った理由について取材を申し込んでいるが、まだコメントはきていない。


マリサ
『「WaiWai」に書いてあることは全く事実でなく、自分が「HENTAIな漫画の作者」と思われるかもしれないと感じた。さらに、「自分の仕事が内容改竄紹介含みで海外の恥さらしになってると思うと、防衛省さんに申し訳なすぎる…。」』と、毎日に抗議したそうなんだぜ。


レイム
まあ、そりゃこんな悪意しかない内容に改変されていたらねぇ。


マリサ
そしたらな、毎日から連絡があって 「『でこくーる個人にどんな迷惑がかかったのか?万一そういったことがあったら誠心誠意処置を取らせて頂くがブログに書くな』と言われました」なんて回答されたそうなんだぜ。


レイム
で、怒ったでこくーるさんがブログに経緯を書いて告発したと。
でもサイゾーの記事に改変があったのは本当なの?


マリサ
それに関してもな、当のサイゾーも抗議文をネットに掲載してな

毎日新聞が引用したとされる『サイゾー』記事について
日刊サイゾー 2008年6月25日
1/2ページ) (2/2ページ

先日、Yahoo!ニュースに掲載された『毎日新聞英語版サイト 「変態ニュース」を世界発信』の記事内に以下のような記述がありました。
 さらに、07年7月に配信した「防衛省の『ロリータ』漫画キャラクターでその内実が明らかに」という記事では、

  「サイゾーによれば、パールハーバー南京大虐殺の後継である政府省庁が、テディベアを持ってメイド服を着たかわいらしい漫画の少女キャラクターに日本の防衛策を説明させるようになった。最近では、キワどい幼児性愛漫画のキャラクターを使って政策をアピールする政府機関が増えているが、そのなかでも防衛省の少女キャラクターはオタクを引きつけている、と同誌は言っている」

と紹介。そもそも「サイゾー」にこんな内容の記事が掲載されたとも思えない。

 これについて、編集部には「サイゾーは本当にこんなことを書いていたのか?」などの問い合わせが多数寄せられているため、サイゾーでは以下に当該記事の全文を掲載します。

 『サイゾー』2007年8月号 p40より

萌え系オリジナルキャラが防衛賞企画で大活躍中!
 
 ここ数年の「萌え」の流行と普及により、なんと行政機関や公的キャンペーンのマスコットとしても、萌え系美少女キャラが起用されるケースが散見されるようになっている。特に、警察・自衛隊関連の企画での美少女キャラクターが、その内容と絵柄のアンバランスさでオタクたちの間で話題だ。
 中でも注目なのが、防衛省の指導により、一般市民に防衛思想の普及を促す目的で発行されている「まんがで読む防衛白書」シリーズ。…

この平成17年度版が、「ロリータ服に身を包んだツインテールの少女が、ぬいぐるみのくまに向かって暴力を交えながらタカ派思想をぶちまける」というシュールな内容で、一部ブログで大変な反響を呼んだ(ちなみに、くまはハト派)。
 口コミで人気が広がり、秋葉原の書店でも平積みにされ、2刷、3刷と版を重ねた同書は、当然18年度版も同じ漫画家・同じ路線での続投かと思われたのだが……。冊子を発行した(財)防衛弘済会出版部の磯尾氏によると、「出版権を入札で他社に取られてしまったんです。しかし、人気の作品だったのでこのまま終わらせるのは惜しいということで、『17年版』の漫画家さんにお願いし、同じキャラクターで防衛理解に役立つ漫画本を描いてもらいました」。それが今年1月に発行された『平和の国のネバーランド』だ。こちらも順調に売り上げを伸ばしているという。
 「堅い内容だが、親しみやすいキャラクターで子どもや若者にアピールしたい」という至極まっとうな目的に、いま最も的確に応えられるのが、「萌えキャラ」なのかもしれない。 (越智灯子)

 「サイゾー」の記事は以上となります。毎日新聞内に掲載されたという英文記事の原文は削除されているため、サイゾーの記事がどのように引用されていたかは確認できませんが、少なくとも「パールハーバー南京大虐殺の後継」といった表記が「サイゾー」記事内には存在しないことを、ここに明記しておきます。


マリサ
サイゾーによると「この平成17年度版が、「ロリータ服に身を包んだツインテールの少女が、ぬいぐるみのくまに向かって暴力を交えながらタカ派思想をぶちまける」というシュールな内容で、一部ブログで大変な反響を呼んだ」という内容を書いただけで、南京がどうのとかパールハーバーがどうのとか、「ペドフィルギリギリのマンガキャラクターを使うようになった」なんて書いていないと、原文と一緒に掲載して抗議したんだぜ。


レイム
これ、要するに「フェイクニュース」よね。
で、作者が抗議したら『お前には迷惑かかってないだろ、ブログに書くな』と返されたと。
もう無茶苦茶ね、非常識すぎるでしょ。


マリサ
そう、毎日の態度は無茶苦茶なんだぜ。
しかも今回はあくまで「さわりの部分」で本題は次回以降だからな、ちょっと覚悟しておいて欲しいぜ。


※「さわり」とは「話の聞かせ方」や「要点」の意味で、動画中のような用法は典型的な誤用なようです。
コメントで指摘いただきました、ありがとうございます。


今回のまとめ
毎日新聞の英語版が長年にわたって「日本人は性倒錯者である」という内容の記事を多数掲載していた事が発覚。
・当初ネタと思われていたが、後に事実と発覚し大問題になる。
・内容を改竄された漫画家と雑誌社が抗議をするが、毎日は寝耳に水
(※「寝耳に水」も誤用で、この場合には馬耳東風などが適切です、失礼しました。)


レイム
この件って、これでまだ「さわりの部分」なの?
でも今回ちょっと内容が薄く感じたのは確かかな。


マリサ
まあ、今回これまでにも増して情報量が多い上に、頭に血が上り易い内容が多いから、小出しにしてその都度クールダウンしてもらうって意図もあるそうだぜ。


レイム
それもそうね。
最近ニコニコでもyoutubeでも過激なコメント増えているし、そんなんじゃマスコミに都合のいい部分のみを抽出されていいように利用されるだけだしね。


マリサ
まさに「ネット君臨」での事例みたいにな。


レイム
マスコミ業界ってそういうの得意なことは、これまでの事例で充分証明されているしね。


マリサ
そんなわけで今回の本編はここで終わるぜ。


レイム マリサ
ご視聴ありがとうございました。


大口
おつかれ~


マリサ
ところで、今回内容が薄いのは小出しにしてクールダウンしてもらうためなんだよな?


大口
そうだけど?


レイム
本音は「楽がしたいから」よね?


マリサ
「それっぽい事言っておけば誤魔化せる」なんて思わないほうがいいぜ。


大口
まままままままま、まさか。
そそそそそんなわけ無いじゃないか。


レイム
色々とバレバレなのよ。


大口
な、なんのことかわからないな~、今日も天気がいいな~
ほ、ほらちゃんと動画を〆ないと、後でご飯おごるからさ!


レイム
言質取ったわよ?


マリサ
言質取ったぜ。


マリサ
そんなわけで今回はここで終わるぜ。


レイム マリサ 大口
またらいしゅ~



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