日韓問題(初心者向け)

日韓問題について、初心者でもわかりやすい解説と、日韓問題とマスコミ問題の動画のテキスト版を投稿しています。

ソメイヨシノの韓国起源説は終わった?


さて、本日は去年辺りからちらほらと韓国内で出ていたソメイヨシノ韓国起源説否定について、これが永続的な変化なのか、それとも一過性のものなのかについて書いて行きます。

初めて来られた方はまずこちらを先に読む事をお勧めします。

ブロマガ『日韓問題(初心者向け)』を始めた理由

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・このブロマガは「日韓の価値観の違い」を初心者向けに扱っています

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う思うか」という客観性を常に持ちましょう

・日常生活で注意する程度には言動に注意を心がけてください


先日韓国の中央日報ソメイヨシノ韓国起源説が間違いであったとする記事を掲載したが、これでこの問題が解決したかといえば「まだわからない」という結論にしかならず、数年後にはまた元に戻っている可能性が充分にある。


その理由として、韓国社会は「極端な権威主義」である事、この問題が文政権による「積弊清算」とリンクしている可能性がある事、剣道や日本刀などの起源主張の過去の事例と「似た」ルートを辿っている事なのが挙げられる。


また、仮にこの主張が永続性を持ったとしても、韓国独特の正統性の考え方から「韓国の王桜のほうが正しい」という方向で活動が続く可能性があり、むしろ今後の経過を慎重に見極めないといけない。


※一部を除き、引用記事が日本語の場合には文中にリンク用アドレスとタイトルのみ表記、韓国語のものやリンク切れで参照不能な記事のみ文末にまとめて本文を引用します。
※本文中のリンクは引用の元記事、或いはインターネットアーカイブウェブ魚拓(別サイト)へのリンクです。



1:ソメイヨシノ韓国起源説は終息へ向かう?


まずはこちらの記事

済州か日本か…ソメイヨシノ起源めぐる110年論争に終止符
2018年09月13日16時20分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
https://japanese.joins.com/article/129/245129.html

日本のソメイヨシノの起源は済州(チェジュ)にあるという主張が提起されてきたが、ゲノム分析を通じて日本のソメイヨシノと済州の「ワンボンナム(王桜)」は異なる種であることが確認された。これを受け、110年間続いてきた論争はやや呆気なく終止符を打つことになった。

山林庁国立樹木園は明知大・嘉泉大学チームと共同で済州に自生する王桜のゲノムを完全に解読し、その研究結果を含む論文を世界的ジャーナル『ゲノムバイオロジー』9月号に掲載したと13日、明らかにした。

済州の王桜のゲノムは全8本の染色体上にある2300万個のDNA塩基対で形成されていて、全4万1294個の遺伝子を持つことが分かった。

特に今回のゲノム分析の結果、済州の王桜は済州に自生するシダレザクラを母系、ヤマザクラを父系として誕生した第1世代(F1)自然雑種と確認された。

また、日本東京と米国ワシントンなどで育つ日本のソメイヨシノのゲノムと比較分析した結果、済州の王桜と日本のソメイヨシノは明確に異なる別の植物であることが分かった。日本のソメイヨシノはシダレダクラを母系、オオシマザクラを父系とし、数百年前に人為的な交配を通じて作られた雑種という。済州の王桜と日本のソメイヨシノはともに雑種だが、別の種だ。

研究チームは済州で自然雑種の王桜が誕生したのは、他家受粉を通じてのみ繁殖する桜の種が済州という島の孤立した環境でそれぞれ異なる種の間でも受粉を許容したことで繁殖が可能になったと推定した。

今回の研究をした明知大のムン・ジョンファン教授は「済州の王桜は雑種になって母系と父系にはない優秀な形質が表れる『雑種強勢』を見せる事例」とし「挿し木や接ぎ木で繁殖すれば形質が維持されるが、種子で繁殖すれば遺伝形質が分離して優秀な形質をなくすこともある」と説明した。

ムン教授は「今回の自生の王桜のゲノム解読を通じてソメイヨシノをめぐる原産地と起源に関する論争を終わらせる解答を得たということ」とし「今回の研究結果は国内の自生王桜のうち優秀な木を選抜して保存するのにも寄与するだろう」と述べた。

国立樹木園のチャン・ゲソン氏は「野生樹木のゲノムを完全に解読したのは世界的でも初めて。国内植物ゲノム解読と情報分析能力が世界最高水準であることを見せている」と評価した。

王桜の起源をめぐる論争は1908年に遡る。韓国で布教活動をしていたフランス人エミル・タケ神父が済州で自生の王桜を発見したのだ。続いて1932年に京都大学の小泉源一博士も済州でソメイヨシノの自生地を発見したという記録を残した。このため済州の自生の王桜が日本に渡ったという主張があった。

一方、日本の学者は日本国内にもソメイヨシノの自生地が過去にあったが消えただけだと反論した。しかし古い記録だけが残り、実際の王桜の自生地は確認されていなかったが、1962年についに済州で王桜の自生地が発見された。

その後、日本のソメイヨシノの起源は済州の王桜という主張が強まったが、今回の研究結果で論争自体が無意味になった。

北東アジア生物多様性研究所のヒョン・ジンオ所長は「韓国国内に庭園樹や街路樹として普及した王桜の大半は済州の王桜でなく日本のソメイヨシノである可能性がある」とし「日本のソメイヨシノを済州の王桜に変えていかなければいけない」と指摘した。

チャン氏は「DNAバーコードで遺伝子を確認すれば日本のソメイヨシノか済州の王桜かの確認が可能」とし「済州の王桜の繁殖も難しくはない」と話した。


関連記事
【噴水台】ソメイヨシノ起源論争の虚しい結末 中央日報 2018年09月15日



この記事なのですが、見ての通りこれまでの韓国起源説を否定する内容となっており、一見すると韓国がソメイヨシノ韓国起源説を放棄し、問題が一つ解決したかのように見えますし、NewsWeekなどはもう解決したと取れる趣旨の記事を掲載しています。


ソメイヨシノ韓国起源説に終止符? 日本文化の起源巡る韓国世論に変化の兆しか NewsWeek 2018年9月19日


しかし、これまでの経緯や韓国的価値観を考慮すると、実際のところは「結論を出すには早すぎる」という答えになります。


その理由は幾つかあるのですが、一つ目は記事中の「なぜ韓国起源では無いのか」という部分の説明部分にあります。


記事では明知大のムン・ジョンファン教授が遺伝子解析をした結果、「(初めて)別の種であるとわかった」としていますが、そもそも遺伝子解析による違い(ソメイヨシノの交雑元)は90年代に既に判明していた事であり、2007年のアメリカと韓国の共同研究でも別種との結果が出ています。


Characterization of Wild Prunus Yedoensis Analyzed by Inter-Simple Sequence Repeat and Chloroplast DNA USDA 6/5/2007


また20世紀初頭のドイツのケーネ教授や日本の小林教授による「王桜とソメイヨシノは同種」とする説は、当時からサンプルの不備が指摘されており、確定情報として広まっていたわけでも、一般的な学説として認知されていたわけでもありません。


「過去にそういう説もあった」というだけのものでしかなく、当時からソメイヨシノと王桜は別種と認識されており、当時植物学の世界で論争となっていたのはアーネスト・ヘンリー・ウィルソン氏が提唱した、「ソメイヨシノ伊豆半島で交雑した自然交雑種である」という主張と、「(直接的か間接的に)人為的な交雑がされた種である」という2つの説です。


韓国ではあたかも100年以上に渡って論争が続いてきたものにやっと結論が出たかのように書いていますが、実際にはソメイヨシノ=王桜説は韓国が民族主義の高まりと共に騒ぎ出すまで殆ど問題にもされていなかったのです。


つまり、ムン・ジョンファン教授の今回の説は元々学術的に判明していた事をなぞっただけですので、この説が韓国で本当に「納得して支持された」のなら、元々ソメイヨシノ韓国起源説など発生するわけが無いのです。


ではなぜこんな話が今更大々的に韓国で宣伝されているかといえば、韓国は極端な権威主義の傾向のある社会であり、韓国人の多くは権威から「こうだ」と言われるといきなり180度方向転換する場合があり、この件は明らかに権威に追従しただけです。

余談になりますが、2005年にエンコリ(enjoy korea日韓翻訳掲示板)で行われた「バファリン作戦」は、この韓国社会の極端な権威主義傾向を逆手に取り、ソウル大学教授に閔妃暗殺の件についての公開質問状を出して過ちを指摘するという手法が取られました。

つまり裏を返せば、一定の権威を持つ人物や組織がまた「本当はソメイヨシノは王桜だ」と言い出せば元に戻る可能性が充分にあるため、これだけでは何ともいえないわけです。

2:文政権の「積弊清算」とリンク


上記だけでも「最低でも数年は経過を観察しないといけない」となるわけですが、問題は他にもあります。


それは、過去記事「2018年のソメイヨシノ韓国起源説」で指摘したように、この問題は韓国の(便宜上の)保守系による李承晩(韓国初代大統領)の英雄化とリンクしており、ここ数年韓国では「李承晩が日本統治時代にアメリカで積極的にソメイヨシノ=王桜説を広める努力をした」という宣伝のされ方をしていました。


なぜそんな宣伝が必要だったかといえば、韓国の(便宜上の)革新系=親北系が数年前より「韓国建国の正統性」を揺るがす主張を続けており、その延長として韓国建国年が1919年か1948年かで過去大論争になりました。


韓国はいつ誕生した? 建国年をめぐる左右バトルの行方 NewsWeek 2017年8月24日


結果的に文政権によって「韓国建国は1919年である」という主張が事実上公式化されましたが、これがまかり通ってしまうと実は韓国建国の正統性が揺らいでしまうのです。


なぜかといえば、韓国初代大統領である李承晩は1919年の大韓民国臨時政府設立宣言の翌年に、「一派閥の長でしかないのに勝手に大統領を名乗った」として上海臨時政府を事実上追放されており、その後暫く力をもったのが高麗共産党系(その後北朝鮮に合流した人々)だったからです。


(※1945年の終戦頃に力を持っていたのは民族派の金九らだが、金九は元々李承晩と対立しており、終戦後に李承晩の部下によって暗殺されている)


また、韓国の(便宜上の)革新系=親北系は、2011年頃より「李承晩は親日派だ」というプロパガンダを続けてきた背景があり、建国年のこともあり李承晩を初代大統領とする韓国建国の正統性自体が韓国内でかなり揺らいでいました。


(※1)
保守勢力が親日派復活理由は? 時事IN(韓国語) 2011年09月30日

李承晩は親日派か、評価めぐり進歩と保守が論争 中央日報 2013年04月10日
KBS、李承晩・朴正煕政権の親日派問題で放送延期 ハンギョレ新聞 2015-09-09
韓国放審委、KBS 「李承晩日本亡命要請」報道に懲戒 ハンギョレ新聞 2015-08-27


そのため、保守系はなんとかして「韓国建国の大義名分」が欲しく、その動機付けとして「ソメイヨシノが韓国起源であると世界に知らしめたのが韓国初代大統領である李承晩だ」とでっち上げて、英雄化することで李承晩による韓国建国の正統性を保とうとしたわけです。


しかし、結局2017年の韓国大統領選挙で親北革新系の文在寅氏が大統領に就任し主流派になったことで、韓国建国年は1919年と公式化、韓国の保守勢力は「積弊」として序列下位の道徳的劣等者に位置付けられ「序列の下位者は上位者から何をされても文句が言えない」状態に陥りました。


最近文大統領は北朝鮮訪問に多数の財閥関係者を連れて行きましたが、アメリカによる経済制裁の対象になりかねないこの訪問は、本来財閥関係者にとってなんとしても避けたい事態なわけですが、それでも同行したのはこれが原因です。


【コラム】韓国大企業は「しもべ」で北朝鮮は「あるじ」なのか 朝鮮日報 2018/09/17 (1/2ページ) (2/2ページ
南北首脳会談:韓国大企業トップ、北で「検討してみる」は禁句 朝鮮日報 2018/09/18
【コラム】独房に入れられた韓国歴代政権の人々 朝鮮日報 2018/09/16 (1/2ページ) (2/2ページ


文大統領に逆らえば、逮捕された朴槿恵元大統領に連なる「積弊」と認定され何をされるか解らないため、不利益があっても従うしかないわけです。


恐らく今回の中央日報によるソメイヨシノ関連の記事も内情は同じです。


ここまで李承晩の「英雄化」とソメイヨシノ韓国起源説が密接に関わった状態である以上、そのまま起源主張を続けていれば「積弊」として文政権から何をされるか解りません。
文大統領らにとって李承晩は「道徳的劣等者」であり、それを支持する人々も同じく「道徳的劣等者」だからです。


だからこそ、今更「90年代にすでに結論の出ているDNA解析の結果」を「新たにわかったこと」と発表し、名目上「実はソメイヨシノと王桜は別物だったと韓国人がみつけた」とする事で、「積弊認定」から逃れたのではないかという事です。


またこの事から、次の大統領選で自由韓国党などの(便宜上の)保守系が政権に返り咲いた場合、これまでの経緯からまたソメイヨシノ韓国起源説は復活する可能性が充分にあります。
現状は韓国内の政争の延長線上で起きた可能性が充分にあるからです。

3:別方向からアプローチがある可能性


ここまでが単純に今後ソメイヨシノ韓国起源説が復活するパターンの予想なのですが、他の可能性も考えられます。


なぜかというと、これまでの流れが2005年頃の「剣道・侍・日本刀」の韓国起源説のパターンと似た経緯を辿っているからです。


背景は違いますが、実は2005年に日本でマンガ嫌韓流が出版されると、紹介されていた大韓剣道会の「剣道・侍・日本刀」の韓国起源説が日本でかなり注目されるようになりました。


結果どうなったかというと、この時期韓国内で「そんな主張はしていない」という論調が登場し、この時期、当の大韓剣道会も「そんな事は言っていない」と白を切っていました。


が、翌2006年になると起源主張が復活、大韓剣道会の公式ページで以下のような主張がされるようになりました。

KOREA KUMDO ASSOCIATION(韓国語)
http://www.kumdo.org/deahan_kumdo/d-kumdo1-4.php

(一部抜粋)
これらの刃物の機能と技器が後代に日本に伝播されて、今日剣道の母胎となったのだから、これは誰も否定しない歴史的事実だ。 たとえ近代数百年間、私たちをきちんと守らないまま武を敬遠して刃物についておろそかにしながら自愧に浸漬したが、中国での「武備志」に紹介された唯一の剣法である<朝鮮勢法>と現存する世界最古の剣法である<本國劍法>は、世界剣道界に大きな光となっているのだ。


ここまでなら単に「終わったと思われた起源主張が復活した」というだけなのですが、実はここ数年大韓剣道会は以下のような主張をし始めました。


[記者手帳]剣道の判定めぐる被害意識、韓日いずれにとってもマイナス ハンギョレ新聞 2018-09-18
取材日記】日本のための剣道ではない 中央日報 2018年09月18日


要するに、剣道自体は東アジア全域の文化であり、韓国にも独自の剣道(クムド)があった、にもかかわらず日本が独断で独自のものと主張し理不尽に主導権を握っているという主張です。


日本人には単なる起源主張と違いが解らずピンと来ないかもしれませんが、これは過去に紹介した事がある筑波大学の古田教授が解説していた「正統性」の概念に基いています。


朱子学の影引きずる朴氏の反日 筑波大学大学院教授・古田博司 産経新聞 2013.12.5
1/4ページ) (2/4ページ) (3/4ページ) (4/4ページ


要するに、元々剣道は東アジア全域で「同じものがあった」のだから、日本が勝手にオリジナルを名乗るのはおかしい、本来は「(劣等な行為をする日本ではなく)韓国が正統なのだ」という、正統・異端で分ける考え方で、つまりは「劣等性の指摘による正しさの主張」です。


「剣道の精神は相手を尊重…侍の精神とは違う」 中央日報 2018年09月13日

※独特の正しさの概念
彼らの正しさの概念は独特であり、根拠を必要としない。
また「この世には最初から一つの正しさが存在する」と考えられており、自分はその正しさを常に選択していると考える傾向にある。

そして正しさ同士がぶつかった場合には、(曲解でも捏造でもその件と全く関係なくともなんでもいいので)相手の劣等性を指摘する事でそれを自己の正しさの担保とする。

また相手の劣等性を指摘した時点で自身が指摘された問題は相手の問題にすり替わる。

【日韓問題】日韓で異なる「正しさ」の概念
【日韓問題】日韓で異なる「正しさ」の概念 後編


実際には、大韓剣道会による「東アジア全域で同じ剣術があった」とする主張は、1621年に明の軍学者茅元儀によって編纂された『武備志』の記述にある両手持ち両刃直剣の解説を曲解したものであり、片刃の湾刀である日本刀とは別物なのですが。


彼らはこの「日本の劣等性の指摘」をする事で自分達に正統性があり「主導権がある」と主張しているわけです。
そのうえで、この「正統性の主張」に基いて韓国は「クムドのオリンピック種目化」を主張しています。


背景は少し違いますが、今後ソメイヨシノの事例においても、起源主張は二の次で、同じように「日本の劣等性の指摘による自分達の正統性の主張」に基いて、日本に対して桜の主導権争いを仕掛けてくる可能性があります。


例えば以下の記事にある主張を利用して


(※2)
[世上万事]桜花遊び(花見)に盛りこめられた胸が痛む歴史 KoreaDaily/中央日報(韓国語) 2016/03/15


「ワシントンの桜並木のソメイヨシノ朝鮮侵略の賄賂としてアメリカに贈られたものだ」と主張する事で、「侵略の象徴のソメイヨシノはアジア人を傷つける、韓国の王桜を植えるべきだ」といった方向へ持っていく可能性があるという事です。


あくまで可能性に過ぎませんが、実際に大韓剣道会は「日本の剣道は不当である、自分達にも独自の剣術がある」と主張して主導権を握ろうとしており、その手段として「日本の劣等性」を指摘している以上、ソメイヨシノ起源主張の復活以外にこれも警戒しないといけません。


まだこの問題は様々な意味で「終わっていない」のです。


「劣等性の指摘」に関する参考記事
韓国人が日本人から嫌われる根本的原因



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(※1)
保守勢力が親日派復活理由は?
時事IN(韓国語) 2011年09月30日
http://www.sisain.co.kr/?mod=news&act=articleView&idxno=10958

独立運動家の子孫が、ソウル汝矣島KBS前の道路に座っている。 8月2日からリレー断食もしている。 8月4日未明には、永登浦区庁で押しかけこれらモムルドンテントを蹴った。 しかし、傘寿を越えた高齢者は道端に座って動かない。 絶対退くことができないという。 KBSが8・15を迎えて企画した李承晩特集ドキュメンタリーである。


抗日独立運動団体など計97団体で構成された「親日・独裁賛美放送阻止非常対策委員会」は、声明の中で「悪質親日派を断罪どころか庇護し、親日警察をさせて白昼に反民特委を襲撃し親日派清算を正面に拒否した李承晩は「建国の父ではなく、親日派の実質的庇護者」である。 自由民主主義を弾圧、結局4・19革命で追い出された独裁者であるだけだ」と述べた。 ジョンドンイク前東亜言論の自由守護闘争委員会委員長は、「李明博政府が親日行為を美化して独裁を称賛するだけである」と述べた。

KBS、親日行跡バックソンヨブドキュメンタリー放映

このような議論は、6月にも行われた。 KBSは去る6月<戦争と軍人>(バックソンヨブドキュメンタリー)を放送している。 放送は終始バックソンヨブの記憶と発言に依存彼の戦争の活躍を集中照明した。

彼の親日行跡については、「満州軍官学校出身で<親日人名辞典>に登録された」という一言で渡った。 最も問題となるの履歴、すなわち抗日勢力を武力弾圧した朝鮮人の特殊部隊「間島特設隊」の役員で日本の侵略戦争に積極的に協力したという点は全く言及していなかった。

市民団体がKBSが親日行跡があるバックソンヨブを戦争の英雄に美化して放送の客観性と公正性を破ったと苦情を申し立てたが、放送通信審議委員会は、問題ないという結論を下した。 ハンナラ党推薦の分け前の審議委員は「バックソンヨブ将軍を見美化した者は何の問題なるか」と言ったと伝えられた。

李明博政府に歴史を再確立しようとする試みが多様に行われている。 最も強調したもの大韓民国の正統性の根を1919年臨時政府樹立ではなく、1948年李承晩政府樹立で見つかったものである。 ニューライト学者の重要な理論であった。 李明博政府は発足3カ月後の2008年5月に首相傘下に「建国60周年記念事業委員会」を発足した。 ハンナラ党光復節を建国節変えようという「国民の祝日に関する法律改正案」を発議した。 政府機関のホームページと政府庁舎刊行物で「光復節」は、「建国節」に変わった。

政府は、2008年8月15日を光復節行事ではなく、「建国節」イベントに支払っうとした。 結局報酬は「建国節」に、進歩は「光復節」に、それぞれのイベントを払わなければならいた。 文化体育観光部は、建国60周年記念事業委員会と共同で臨時政府の法統を否定する広報冊子を発刊し、全国中・高等学校や公共機関に配布した。

2008年3月に保守右翼学者たちは、<代案教科書韓国近現代史>を出版した。 保守陣営これまで国史教科書を「左派偏向」と批判してきた(34〜36ページ付き記事参照)。 ニューライト系の歴史教科書は、日本の植民地時代を正当化する側面がある。 「近代文明を学習し実践することにより、近代国民国家を立てることができる社会的スキルが蓄積されている時期だった」と規定している。 金九先生の独立運動については「抗日テロ活動」という表現を書くこともした。

保守右翼の動きについて、光復会のメンバーと民族運動家陣営で装飾を返却すると対抗しながら、建国節の議論と歴史教科書の問題は、水面下での下りように見えた。


保守言論"4・19と5・16精神は一つだ」

以降はKBSと保守言論が先頭に立った。 2010年には、韓国戦争が話題に浮び上がった。 戦争映画と戦争ドラマがあふれた。 MBC 20部作<ロードナンバーワン>、KBS 20部作<戦友>がテレビ電波に乗った。 また、<飽和の中に> <高地戦> <60年前、斜線で>なんか戦争映画が10本製作された。

特に映画<飽和の中に>は、李明博大統領の夫人キム・ユンオク女史が大統領府でこの映画に出演したトップ(グループビッグバン所属)と一緒に見ることもして話題を集めた。 以後公務員の団体観覧が並んであった。 映画監督は、「戦争映画だけ作成制作費は、政府の責任を負うという話があった。 あ監督は、政府側に並んで一役買っ得たことで有名だ」と述べた。

静かだった保守右翼の歴史歪曲論議は今年に入って再び点火された。 去る4月4・19革命51石を控え保守新聞が一斉に李承晩オフセットに出ればてからだ。

<朝鮮日報>は養子イ・インス氏の証言を聞い「父、李承晩、火に抵抗した学生素晴らしい仕事した」と報道した。 <中央日報>は「李承晩-4・19歴史的和解の模索」という記事を1面トップで扱った。 ""火を見て起きていない民は死んだの民」という言葉も残した」というイ・インス氏の主張を載せた。 <中央日報>「明日4・19 51周年 - 活発になった李承晩再評価」という記事でイ・インホ牙山政策研究院理事長は、「漢江の奇跡は、李承晩時代の遺産を活用したおかげだ。 4・19勢力が自由民主主義と市場経済秩序という大韓民国憲法精神を毀損しようとしていたわけではない点で、李承晩と4・19は、同じ勢力である」と主張した。

5月には「朝鮮日報>と<中央日報>は5・16軍事クーデター50周年特集記事を大々的に流した。 両紙は5・16軍事クーデター核心人物であるキム・ジョンピル共和党議長のインタビューを大きく掲載した。 <朝鮮日報>は、朴正煕元大統領の人間的な姿を浮き彫りにした。 <中央日報>は、特にコラムで朴元大統領と5・16勢力は産業化と自主国防を掲げ、韓国社会の変革を主導したと、4・19と5・16精神は、最終的に一つであり、特に5・16は憂国忠誠の純粋な居士だっ記述した。


「来年の選挙控え歴史意識歪曲」

去る5月<東亜日報>が主導した現代史学会が発足し、6月にはバックソンヨブKBSドキュメンタリー放映、8月には李承晩KBSドキュメンタリー放映、9月には朴正煕記念館開館、12月には大韓民国の歴史記念館開館など、歴史のコンパスを右に回しておこうとする李明博政府と保守右翼の動きは止まらない。

これに対して真実・和解のための過去史整理委員会委員長を務めたアン・ビョンウクカトリック教授(史学科)は、「李承晩治下で横行していた反テロ集団を活用した魔女狩りが今放送のセモルイ世論化を通じた極右勢力の色攻勢に再現されてている。 来年二回の選挙を控え、歴史意識を歪曲して、国民を相手にヤバウィ打とうということだ」と述べた。 歴史学界の長老ソ・ジュンソク成均館教授(史学科)は、「分断路線を合理化する保守右翼は親日派のおかげで経済発展を成し遂げた自由民主主義を守ったという論理を展開している。 保守言論でバックソンヨブと李承晩を出さ万の国民と歴史の嘲笑だけになるだけだ」と述べた。


(※2)
[世上万事]桜花遊び(花見)に盛りこめられた胸が痛む歴史
KoreaDaily/中央日報(韓国語) 2016/03/15
http://www.koreadaily.com/news/read.asp?art_id=4094231

(一部抜粋)
1905年に結んだ日本の朝鮮支配を認めてくれた桂-タフト密約を結んだ時、背後で大きな影響力を行使したウィリアム・タフト大統領の妻ヘレン・タフトのためのプレゼントで日本政府が贈ったのが起源だ。

ヘレン・タフトが日本を訪問した際、満開の桜を見て感嘆すると、彼女がファーストレディになった1912年、日本側が感謝の意として3020本の桜の木を伝えたのが、今日に至っている。

彼らの言葉通り、韓国を侵略するため米国政府に「賄賂」として渡したのが、この桜だ。観光客にとっては華やかで美しい花で見て楽しむという見所であるが、韓国人にとっては国を失わせた民族の恨が潜む花でもある。

近い時期に、日本は朝鮮王朝を抹殺しようとする意図で1907年から昌慶宮内の建物を取り壊して王宮を苑に格下げし、動植物園にしてしまった。 そして、丘と庭には彼らの象徴である桜の木をいっぱい植えた。朝鮮王朝最後の王である純宗が民たちが気軽に来て鑑賞するよう宮を苑に下げたというが、実際には日帝の政策に屈服して始まった恥ずべき歴史の断面であることは明らかだ。