日韓問題(初心者向け)

日韓問題について、初心者でもわかりやすい解説と、日韓問題とマスコミ問題の動画のテキスト版を投稿しています。

【マスコミ問題】TBS不二家捏造問題のその後 後編


本日は前回に引き続き2007年のマスコミ不信問題となりますが、当初予定していた「TBS以外の不祥事」ではなく、ブログで過去記事にしていなかったTBSの不祥事についてとなります。

※完全新規なので元記事はありません。

注意
・この動画は「マスコミ問題」を扱っています

・「マスコミ問題」ですので、イデオロギーや属性等は一切関係ありません

・「特定の国との特別な関係」は問題の枝葉です、主問題は業界の体質です

・自身の常識が相手にとっても常識とは限りません、「他者がそれを見たらど
う思うか」という客観性を常に持ちましょう。

・日常生活で注意する程度には言動に注意を心がけてください

・キャラ崩壊あり

・動画の拙い部分は生暖かく見守ってください、そのうちなんとかします






youtube
https://youtu.be/T2B-mV7LAxk


以下は動画のテキスト版


レイム マリサ
ゆっくりしていってね


マリサ
さて、今回は前回に引き続きマスコミ問題なので私が解説していくぜ。


レイム
そういえば、ちょっと前回予告から変更があるのよね。


マリサ
ああ、最初にそれを説明しておかないといけないな。
当初の予定だと今回は2007年に起きたTBS以外の不祥事についてやる予定だったんだが、1年で50件以上発覚したTBSの不祥事の紹介をあれだけで終わらせるのもよくないので、他の事例も幾つか紹介する事にしたぜ。


レイム
なるほど。
じゃあTBS以外の不祥事はどうするの?


マリサ
それは次の「マスコミ問題」動画でタイトルを変えてやることにしたぜ。


レイム
ああ、やらないわけではないのね。


マリサ
そういうことになるな。
それじゃあ本編へいくぜ。


相次いだ事故


レイム
それで、前回の事例以外のTBSの不祥事の事例って、50件以上あるらしいけど全部の紹介は無理よね?


マリサ
まあそうだな、50件以上あったとはいっても、当時続報が出るたびに追加していたから、実際には一つの事件だが項目は複数なんてのもあるから、やるなら多少は少なく出来るが、それでも全部やるのは無理だぜ。


レイム
じゃあどうするの?


マリサ
今回はテーマを絞って、不祥事そのものではなく「不祥事の隠蔽」に焦点を当てた紹介になるぜ。


レイム
なるほどね。
で、相次いだ事故隠しって何をやったの?


マリサ
まずは2007年4月に発覚した、「新SASUKE2007」での事故の事例だな。

TBS、また事故隠し タレント脱臼も警察届けず
iza/産経新聞 2007/04/02
https://web.archive.org/web/20070428203530/http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/45822/

■運動能力を競う番組「新SASUKE」

 体力自慢の男性らが運動能力を競うTBS系の人気番組「新SASUKE2007」の収録で3月上旬、人気お笑いコンビ「ブラックマヨネーズ」のメンバー、小杉竜一さん(33)が左肩を脱臼する事故がありながら、TBSが事故を公表せず、警察当局にも通報していなかったことが1日、分かった。TBSは昨年も同内容の番組収録中、感電事故を起こしながら警察へ通報していなかったことが明らかになっており、安全管理と情報開示の不備が改めて問われそうだ。

 関係者によると、事故は3月3日、横浜市青葉区のスタジオで発生。ワイヤにつるされた滑車付きのロープにしがみつき、水中の浮島に飛び移る競技中、小杉さんは着地に失敗して左肩を強打し脱臼した。
 事故発生後の3日午後2時すぎ、TBS側から「けが人がいる」との通報があり、スタジオを管内とする青葉消防署が小杉さんを病院に救急搬送したという。
 番組収録は小杉さんの脱臼事故発生後、一時中断したが、その後再開。再開にあたっては、ほかの番組参加者らへの説明などはなかったという。再開後の収録は深夜にまで及んだ。

 TBS系の同内容の番組をめぐっては平成18年8月、女性が体力を競う「KUNOICHI」の収録中、感電事故が起きていたことが判明している。この際にも警察当局などに通報していなかった。感電事故を起こした番組と今回の脱臼事故を起こした番組は、同じ番組制作会社が制作を担当していた。
 また、今年1月に情報番組「みのもんたの朝ズバッ!」で、不二家の不祥事として放送された内容が一部不正確だとして、不二家が社外に設置した信頼回復対策会議が「TBSの対応によっては損害賠償請求などを検討すべきだ」と提言。訴訟に発展する可能性もある事態となっている。
 小杉さんは平成10年、吉田敬さん(33)とブラックマヨネーズを結成。17年には若手漫才師が芸を競う「M-1グランプリ」で優勝するなど、本格派お笑いコンビとして人気を得ている。
               ◇
 ■けが、起こりうる範囲…

 TBS広報部の話「吉本興業と小杉さんにはすでに謝罪しており解決済み。けがは通常起こりうる範疇(はんちゅう)のもの」


マリサ
記事では、収録中にお笑い芸人が左肩を脱臼する事故があったんだが、TBSは事故があったのに警察に報告をしていなかったそうなんだぜ。


レイム
記事見ると、前の年にも感電事故があったのに当初報告していなかったみたいね。
他の企業がこんな事故隠蔽したら、それこそワイドショーで大騒ぎするでしょうに。


マリサ
でな、この事故実はこれだけじゃなかったんだぜ。


レイム
どういう事?


マリサ
最初の報道の2日後にわかった事なんだが、どうもこの収録では他に一般参加の人も5人怪我をしていて、その事も報告していなかったそうなんだぜ。

TBSの「新SASUKE」、番組収録中に骨折事故
朝日新聞 2007年04月06日
http://www.asahi.com/culture/tv_radio/TKY200704060055.html

 TBSは6日、出場者が運動能力を競うバラエティー番組「新SASUKE2007」(3月21日放送)の収録中に、一般参加者の男性が右足を骨折していたことがわかり、警察に届けた、と発表した。

 TBSによると、事故は3月3日、横浜市のスタジオで起きた。ロープを使って浮島に飛び移る競技で、この男性が着地した際に右足を複雑骨折した。この競技では、ほかに3人の男性がねんざ、脱臼などのけがを負ったという。

 同じ競技では、参加したタレントが左肩を脱臼する事故もあったが、TBSは公表していなかった。一部新聞によってタレントの事故を報じられ、事実を確認する中で、一般参加者の事故が判明したという。

 TBSは「今後、事故への事前対策等を再点検し、こうした事故が起こらないように努めてまいります」とコメントしている。


「新SASUKE」収録で5人重軽傷
スポニチ 2007年04月06日
https://web.archive.org/web/20070408020254/http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20070406020.html

 TBSの人気番組「新SASUKE2007」の収録で3月、一般の男性出演者ら計5人が骨折などの重軽傷を負っていたにもかかわらず、同社はその際に警察に届けず、公表もしていなかったことが6日、分かった。

 TBSによると、番組は一般の参加者やタレントら男性が複数の競技で運動能力を競う内容。3月3日午後2時すぎ、横浜市青葉区のスタジオで本番収録中、30代男性が水上の島に飛び移る競技「ロープグライダー」で着地に失敗し右足を負傷。救急車で病院に運ばれ、6カ月の複雑骨折と分かった。

 このほか、同じ競技でお笑いコンビ「ブラックマヨネーズ」の小杉竜一(33)ら2人が脱臼、2人がねんざしていた。収録は一時中断後に続行、番組は21日に放送された。

 TBSは「担当者が詳細を把握しておらず、4月2日に詳しい経緯が判明した」として、3日に事故を神奈川県警青葉署に届けた。同社広報部は「今回、事前にスタッフが安全を確認していた。収録時には安全管理責任者を必ず置くように指導している。原因は調査中」と話している。TBSでは、2002年にも類似の番組「筋肉番付」の収録で、参加した男性3人が頸椎損傷や頸椎ねんざの重軽傷を負う事故があり、番組が打ち切りになっている。 (共同)



マリサ
朝日とスポニチの記事によると、お笑い芸人の事故が最初に発覚して、その後TBSが行った事実確認の最中に更に5人の事故が発覚したとなっているけど、状況が状況なうえに前年にも事故隠蔽をしているから、どこまで本当か解らんけどな。


レイム
それにしても、この件はマスコミがちゃんと報じてるのね。


マリサ
一応な。
流石に2007年の4月頃になると不二家の件や前回のK-1が大騒ぎになっていて、「なんでマスコミはちゃんと報じないんだ」と問題になっていたし、芸能人も怪我をしていたってのもあったんだろうな。


レイム
というか、一般人の扱いが軽すぎない?
内輪(芸能人)の事故があったから報じたって疑われても仕方がないわよね。


マリサ
でもそれでも、報じただけまだマシなんだぜ。
他にもこんなのがあるな。

つまみ枝豆の妻・江口ともみ腎臓摘出!TBSまたロケ中事故
スポーツ報知 2007年4月26日
https://web.archive.org/web/20070428034447/http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20070426-OHT1T00045.htm

 タレントの江口ともみ(39)が25日、TBS系「第二週刊アサ秘ジャーナル」(関東及び宮城県地区、水曜・深夜1時25分)の収録で四輪駆動のバギーを運転中、バギーから放り出され、腰を強打。右腎(うじん)を損傷し摘出手術を受けた。病院には夫でタレントのつまみ枝豆(49)も駆けつけ、容体を見守っている。

 TBS、江口所属のオフィス北野によると、収録現場は栃木・那須町の「那須バギーパーク」。ロケ地は朝から雨で、司会の浅草キッド、ゲストのダチョウ倶楽部の寺門ジモン(44)の4人で、600メートルの周回コースを使い、タイムトライアルの競技を行っていた。競技は125ccの大人用バギーでヘルメットを着用、1周目は試走。午後1時30分ごろ、江口は3人目に挑戦し、コースカーブを曲がりきれず、木製の柵に激突。バギーから放り出された。腰を強打した江口は救急車で病院に搬送。意識はしっかりしていたが損傷の度合が強かった。担当医師は「今後の日常生活に支障はない」と話している。

 TBSでは3月の「新SASUKE2007」収録でも5人が重軽傷を負う事故があっただけに「収録中での事故であり、大変申し訳ない。江口さんと関係者の皆様におわび申し上げます」としている。

 江口は96年、つまみ枝豆(49)と結婚。番組では浅草キッドとともにレギュラーを務めている。

 ◆NHKでは市瀬秀和が骨折
NHKでもこの日、横浜市青葉区のスタジオで時代劇「夏雲あがれ」(6月7日スタート、木曜・後8時)を収録中、市瀬秀和(32)が右足首上部を骨折する事故があったと発表。高さ1・8メートルの塀の上から飛び降りるシーンで着地に失敗した。手術する予定で退院まで1か月程度かかる見込み。


マリサ
これも4月の事なんだが、タレントの江口ともみさんが那須バギーパークでの収録中に事故に合い、右腎摘出の大怪我を負ったって事故だな。


レイム
これも酷いけど、まあ「芸能人が怪我をしたから」報じたんでしょうね。
でもまあ隠蔽しないだけ「マシ」と思うしかないわね。


マリサ
事故そのものの隠蔽はな。


レイム
どういうこと?


マリサ
その後TBSが事故のいきさつを説明したんだが、

TBSバギー事故 パーク代表「注意した」
日テレNEWS24 2007/5/4
https://web.archive.org/web/20070509031407/http://www.news24.jp/83169.html

先月25日、タレント・江口ともみさんが、バギーでタイムを競う「TBS」の番組の収録中に大ケガをした事故について、「那須バギーパーク」永本悦巳代表が取材に応じ、「雨でコンディションが悪く、危険な走行はやめるよう注意した」と話した。

 TBS側は、「バギーパーク側からスピードを制限すれば安全に走行できると提案があった」と反論している。


マリサ
TBS側は「バギーパーク側からスピードを制限すれば安全に走行できると提案があった」と主張していたんだが、那須バギーパーク側は、「雨でコンディションが悪く、危険な走行はやめるよう注意した」と、主張が明らかに食い違っていたんだぜ。


レイム
これ、どっちかが嘘をついているって事よね。


マリサ
それなんだがな、TBS側はこれ以降一切の説明をしていないんだが、那須バギーパーク側は公式に事故のいきさつをプレスリリースって形で公表していてな。

プレスリリース『テレビ番組収録中の事故について』
那須バギーパーク 2007年4月29日
https://web.archive.org/web/20070505064826/http://www.nasu-buggy.com/press_070502.htm

那須バギーパーク
代表 永本悦巳

4月25日(水)、TBS系番組「第二週刊アサ秘ジャーナル」の撮影中に起きた、江口ともみ様の事故について、経緯をお知らせいたします。なお、現在栃木県警那須塩原署とともに原因等調査中であり、調査に支障をきたす場合もございますので、お知らせできる点には限りがあります。その点、あらかじめご了承いただけますようお願い申し上げます。

■撮影までの経緯
当施設ホームページを見た、TBS番組「第二週刊アサ秘ジャーナル」の担当者より、取材をしたいとの申し入れがあり、了承いたしました。
当初4月18日(水)に予定されていた撮影ではありましたが、TBS番組担当者より、延期の申し入れがあり、改めて4月25日(水)に撮影をすることとなりました。(水曜定休のため次定休日に設定)

■撮影当日
4月25日(水)当日は、雨模様でコースコンディションは悪化しておりました。
事前に台本などを受け取っておらず、撮影本番直前に番組内容で「タイムトライアル」があることを知った那須バギーパークでは、雨天のコースコンディションにおいて安全性が確保できない旨を番組担当者に伝え、体験走行程度にとどめ危険な走行や競争に類する行為を行わないよう申し入れました。しかしすでに多くの番組スタッフや出演者により準備は進められており、当施設として改めて注意を喚起したうえ、やむなく走行を許可いたしました。残念ではありますが、そのような状況で江口ともみ様の事故は起きてしまいました。

那須バギーパークの安全対策について
当施設は日頃より安全面には特段の配慮を行っております。通常、雨天などのコースコンディション不良の際はコースを閉鎖しております。またコース内を走行するバギーは速度制限装置をつけており、走行時はヘルメットを着用していただくことになっております。
走行前のインストラクションでは、映像モニターを使用しての説明に加え、速度超過などの危険行為や競争行為などの禁止を徹底してまいりました。開設以来3年間、事故は軽微なもの1件にとどまっております。

しかしながら今回、このような事故が発生したことは誠に残念であり、怪我をされた江口ともみ様、ならびにご家族の方々に心よりお見舞い申し上げます。

当施設といたしましては、今後ともより一層の安全対策に努めてまいります。


マリサ
どうも雨が降っていたのでバギーパーク側は「安全性を確保できない」と中止を呼びかけたんだが、TBSの取材クルーはそのまま準備を始めてしまってな、それでも注意喚起をしたがやめなかったので、やむなく走行を許可したって経緯なんだそうな。


レイム
これが事実なら、那須バギーパーク側も結局走行を許可してしまったから全く落ち度が無いってわけじゃないけど、直接の原因は明らかにTBS側の落ち度よね。
なのにTBSはバギーパーク側に全責任を押し付けようとしたと。


マリサ
そうだぜ。
でな、この件でTBS側は「バギーパーク側からスピードを制限すれば安全に走行できると提案があった」って釈明以降、一切の説明も反論もせずだんまりだったから、まあ「そういう事」なんだろうぜ。


マリサ
んでな、新SASUKE2007の事例も第二週刊アサ秘ジャーナルの事例もどっちもそうなんだが、こんな事を普通の企業とかがやったらどうなるかって事だぜ。


レイム
まあ、各テレビ局や新聞社が一斉に大バッシングするでしょうね。


マリサ
でもこの2つの事例では、各マスコミは「報じた」ってだけで特にバッシングなども一切していないんだぜ。


不祥事が次々と発覚


マリサ
まだまだTBSによる「不祥事隠し」は続くぜ。


レイム
なんかこれだけあるとだんだんと感覚が麻痺してくるわね…


マリサ
前回、ゴルフの石川遼選手に対して、TBSが同じ組で回る選手や関係者に盗聴依頼をしたって事例紹介しただろ?


レイム
ああ、あったわね。
で、依頼を受けた相手が怒って詳細が公表されたのよね。


マリサ
あれには続報があってな、

TBS社長「ばっかじゃないか」 別選手にも接触していた
iza/産経新聞 2007/06/06
https://web.archive.org/web/20070609125733/http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/55727/

 TBSの情報番組が、ゴルフの関東アマチュア選手権に出場した石川遼選手(15)のプレー中の声を無断で拾うため、同じ組の選手にマイク装着を依頼した問題で、番組のスタッフが別の2選手にも依頼を試みていたことが、六日分かった。

 同局によると、2選手も石川選手と同じ組。1人は所属先に問い合わせたが本人には接触できず、1人は所属先にも連絡がつかなかった。

 一方、依頼を受けた選手は「いったん断ったが『協力してくれれば、それなりに費用は用意させてもらう』と懇願された」と証言しており、この点についてTBSは「調査中」としている。

 TBSの井上弘社長は同日の定例会見で「ばっかじゃないか。非常に腹立たしいし不愉快。(石川選手には)申し訳ない」と話した。


マリサ
どうもTBSは同じ組で回る他の二人の選手にも盗聴依頼をしていてな、記事にもあるように依頼を受けた人が「いったん断ったが『協力してくれれば、それなりに費用は用意させてもらう』と懇願された」と証言したそうなんだぜ。


レイム
この人達なんでこんなに盗聴に必死なの?
しかもTBSの社長がこの件で「ばっかじゃないか。非常に腹立たしいし不愉快。(石川選手には)申し訳ない」とか、なんでこんなに他人事なの???


マリサ
それなんだがな、この時期TBSがネット上で叩かれまくった原因にはな、同じ問題を何度も起こしたり、この社長みたいに問題起こしても他人事で居直っていたりしたからってのもあったんだぜ。
要するに、問題を起こしているって自覚自体がTBSの社員の中に無かったわけだ。


レイム
なるほど。
マスコミ問題では良くある事だけど、問題を起こした事よりも「その後の対応」で叩かれたってわけね。


マリサ
そういうことだぜ。
しかもな、こういう態度は不二家の件でも発覚していてな。

TBS「朝ズバ!」こっそり処分…毎日とスポニチも報道
iza/産経新聞 2007/09/06
https://web.archive.org/web/20071103130337/http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/82820/

 放送倫理・番組向上機構BPO)から「重大な問題があった」と指摘を受けたTBSの情報番組「みのもんたの朝ズバッ!」の不二家不祥事報道を受け、TBSが役員を懲戒処分にしていたことが5日、分かった。別の2番組の関係者が不祥事で処分を受けていたことも判明。同社は「社内処分は通常公表していない。隠したわけではない」と説明するが、関係の深い新聞社は5日付朝刊で処分内容を報じている。

 5日付の毎日新聞朝刊とスポーツニッポンの紙上で公になった、TBSの社内処分。「朝ズバッ!」の報道をめぐり、子会社のTBSラジオを含む取締役(社外取締役を除く)19人を5~10%減俸とする懲戒処分にしていた。処分は3日付。
 ほかに、制作局長を出勤停止3日、情報センター長を同2日、プロデューサー3人を減俸とした。両社の社長を兼務する井上弘社長(67)は、1カ月分の報酬の20%を自主返上する。
 「朝ズバッ!」は1月の放送で、不二家の神奈川県内の工場で賞味期限切れのチョコを回収、日常的に牛乳を混ぜ、新品として出荷していたと報道。4月に訂正した。しかし、BPO放送倫理検証委員会が審理し、8月に「取材調査が不十分なまま断定的な表現で放送し、重大な放送倫理上の問題があった」との見解を発表。これを受け同番組は「視聴者の方におわび申し上げます」と謝罪した。

 TBSをめぐってはまた、ゴルフ界の“ハニカミ王子”石川遼選手(15)への盗聴未遂問題などで、別の2番組の関係者10人をけん責などの懲戒処分にしていたことも分かった。懲戒処分を受けたのは、3番組で計32人(延べ34人)に及ぶ。
 同社広報部によると、一連の処分内容については3日から社内で掲示。公表しなかったことについて「懲戒解雇の対象となる犯罪にまつわることであれば、処分も当然公表するが、今回はあくまで社内処分。通常、公表しておらず、隠したりするわけではない」(広報部)と説明する。3番組は5日までに、放送枠内でいずれも処分については触れていない。

 とはいえ、毎日新聞スポニチが他社に先駆けて報道したことは事実。広報部は「社内の張り出しを見た人に内容を聞かれれば、どこの社(報道機関)にも『こういう話です』とお答えする」と釈明し、問い合わせがあったのは先の2社のみからだったとしている。

◆放送評論家、志賀信夫氏「TBSでは『朝ズバッ!』で行き過ぎた点があったとすでに認めているわけですから、それに対してどう処置したかを公表するのは当たり前のことじゃないですか。自主ルールに基づいて処分内容を公表しなかったということですが、こうしたところに官僚的になったといわれる原因があります。視聴者との関係を断ち切ってしまっては見放されてしまいます。視聴者に直接語りかければ愛されるTBSになると思うんですが」

 TBSは、情報番組「ピンポン!」が6月のゴルフの関東アマチュア選手権(千葉県)の際、注目の石川遼選手の声を無断で拾うため、同じ組の選手に小型マイクの装着を謝礼付きで依頼した問題で、チーフディレクターを減俸、情報センター長ら4人をけん責処分にした。また、報道番組「イブニング5」が同じ大会で、主催者に無断で取材ヘリコプターを飛ばした問題でも、プロデューサーら5人をけん責処分とした。


マリサ
記事にもあるように、不二家の件で社内で処分があったにもかかわらず、その事を公表していなかったり、あれだけの事をしておいて処分が出勤停止2~3日と「減俸」だけだったうえに、「懲戒解雇の対象となる犯罪にまつわることであれば、処分も当然公表するが、今回はあくまで社内処分。通常、公表しておらず、隠したりするわけではない」とか言い訳したものだから、余計に批判されたわけだ。


レイム
なんというか、これじゃ確かにTBSって自分達が問題ばかり起こしているって自覚が無かったと思われても仕方がないわね。
反応を見るに他のメディアが問題を報じていること事態が予想外だったっぽいし。

「みの氏のおわびあってよかった」 TBS検証委 
産経新聞/yahoo 2007年11月20日
https://web.archive.org/web/20071122224805/http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071120-00000088-san-soci

 TBSは情報番組「みのもんたの朝ズバッ!」の不二家報道を検証するため、弁護士らで組織した第三者機関「TBS検証委員会」のまとめた報告書を19日、公表した。

同委員会は取材メモの紛失や、放送から謝罪まで3カ月かかったことなど対応の不備を指摘。また、みのさんの対応についても、「率直なおわびの言葉があってもよかった」とした。検証委は、番組担当プロデューサーら関係者14人から聴取を進めた。その結果、問題があったとする商品を他の商品と混同したことや、元従業員が「問題があった」と証言したのは「10年くらい前」だったのに、時期を明示しなかったことなど、取材、放送にいたる問題点を指摘。

 さらに、4月18日の謝罪放送でも、「行きすぎた表現やコメント」の内容が何なのか視聴者に分かりにくく、「みの氏の口から、率直なおわびの言葉があっても良かった」と結論づけた。

 TBS広報部では「指摘された点は新体制の中で生かしたい」と話しているが、現時点で、みの氏が改めて謝罪する予定などはないという。


マリサ
そうなんだぜ。
しかも、不二家の件で紹介した例のTBSの「自称」第三者機関「TBS検証委員会」がな、「(みのもんた氏の)率直なおわびの言葉があってもよかった」という声明を発表したんだが、その件を問われると、「現時点で、みの氏が改めて謝罪する予定などはない」とか言い出したんだぜ。


レイム
は?
というか彼は元々謝罪していなかったのよね。
で、自称とはいえ第三者機関で「お詫びの言葉はあっても良かった」って声明出したのに、結局謝罪しなかったの?


マリサ
そうだぜ。
デマで会社一つ潰しておいて、問題を起こした社員は数日の「出勤停止」と減俸だけ、社長は報酬の20パーセント返上1ヶ月のみ、みの氏の謝罪は結局無し、他社の報道も多少産経が「多め」に報じたくらいで実質その後の追求無しという、殆ど何のペナルティーもないのと同じような状態だったんだぜ。


レイム
これはなんというか、もうTBSは勿論だけどマスコミ業界全体が信用を失って行っても当たり前よね。


業界の腐敗


マリサ
でな、さっき産経は他の大手新聞社やテレビ局に比べたら多少は問題を報じていたって言っただろ?


レイム
まあ、これまでの流れを見る限りほんとうに「多少」だから、評価できるほどではないけどね。


マリサ
TBSはそれすらも気に入らなかったらしくてな、当時産経が文化面で掲載していた「月間ワイドショー評」という記事の内容で記事内容の確認をTBSに求めたら

【変】TBSの情報制限
産経新聞/msn 2007.12.18
https://web.archive.org/web/20071220185602/sankei.jp.msn.com/life/trend/071218/trd0712180814000-n1.htm

「批判的な記事を書くのなら資料は出せません」

 ワイドショーがどんな話題を放送したかというリポートを放送時間のデータとともに、毎月文化面で掲載している「月間ワイドショー評」。内容の確認を求めると、TBSから、こんな理由で断られた。

 TBSが問題にしているのは、ボクシングの内藤大助選手対亀田大毅選手をめぐる騒動について書いた先月の記事だ。記事では、亀田選手寄りの放送をしたTBSの姿勢に対し、「反省と謙虚な姿勢が求められているのは亀田家だけではない」と投げかけた。

 その結果、「今後情報は出せない」と通告された。

 問題の試合後、TBSには1日で約1500件もの苦情が視聴者から寄せられている。視聴率さえ取れればいいという中継に対し、他局の社長からも批判の声が相次いだ。「こんな声を謙虚に聞くべきでは」と指摘したつもりだが、「局が何か放送したらそれぐらいの苦情はくるのが当たり前」(広報室)なのだそうだ。

 「ワイドショーではなく、ドラマの批判記事でも同じ対応なのか?」

 「同じです。批判的な記事になると聞いて、ビデオの貸し出しをやめた例もあります」(広報室)

 民放といえども、営利を追求する民間企業。しかし、番組とはたんに自社の利益のみを追求する商品ではないはずだ。そこにはいつもメディアとしての公平・公正な姿勢が求められる。記事では、視聴者のためにより良い番組を作ってほしいという思いから、あえて課題や反省点を指摘しているつもりなのだが…。

 「情報提供」がなくても、きょうも公共の電波でワイドショーは流れ続けている。ワイドショー評は今後も続く。


マリサ
記事にもあるように、「批判的な記事を書くのなら資料は出せません」と、いきなり実質的な取材拒否を受けたそうなんだぜ。


マリサ
原因はな、当時TBSが中継したボクシングの内藤選手対亀田選手の試合で、亀田選手は反則をしまくったうえに、セコンドからも反則を促すような声があった事を試合中のマイクで拾われてな、前編で紹介したK-1と同じような事態になっていたんだぜ。


レイム
で、産経はその批判をそのまま記事にしたら、TBSが逆ギレしたわけね。
これ不二家の件のJ-CASTへの対応と全く同じよね。


マリサ
そうなんだぜ。
これまでも「批判されたから取材を拒否します」なんてことがマスコミ業界限定で日常化していたから、本来これも大問題のはずなのにまかり通ってしまっていたんだぜ。


レイム
これ、産経は流石に反発したんじゃない?


マリサ
恐らく内部的には何かしらあっただろうな。
でも、そういう事は記事にならなかったし、この問題も「これだけ」で終わってしまったんだぜ。


レイム
他業種がやったら大問題になるような事を内々に処理してしまったと。

今回のまとめ
・TBSは不二家事件以降、番組収録で相次いだ事故を隠蔽したり、更に責任転嫁までしていた。
不二家の件で社内処分を隠蔽したり、処分が事件の重大さに比べて軽かったり、みの氏の謝罪を拒否したりしていた。
・相次ぐ不祥事を指摘されると逆ギレ。
・あちこちで問題の論点がイデオロギー問題に変わってしまった。


マリサ
そう、しかも問題はこれだけじゃなくてな。
これは当時のネットにも問題があるのだけど、この問題を「イデオロギー上の左右の問題」として捉えてしまう人が相当数いたんだぜ。


レイム
あー…。
それ今もあるわよね、「それ右とか左の問題?」ってなること。


マリサ
そう、この件なら産経を右としてTBSを左として、本来「そういう問題じゃない」のに、TBSを擁護する側も批判する側もそういう方向で話をする人が結構いたんだぜ。


レイム
今でもマスコミ問題が「全く同じ状態」で続いているのにも、本来これは「一般常識の欠如の問題」なのに、それを無理やり左右の対立にしてしまうからってのもあるものね。


マリサ
そういうことだぜ。
それでな、この「強引にイデオロギー問題に持っていこうとする」人々が目に付きだしたのもこの頃なんだぜ。


レイム
なるほどね。


マリサ
そんなわけで今回の本編はここで終わるぜ。


レイム マリサ
ご視聴ありがとうございました。


大口
おつかれ~


レイム
というか今回の件、過去動画の「【マスコミ問題】マスコミの行いが注目された年」からずっと連続している動画だとすると、随分長いわね。
ほぼ3ヶ月やってる事になるわよ。


大口
まあ、それだけこの年はいろんな意味でマスコミ不信に様々な影響を与えた年だったからね。


マリサ
しかもあと最低でも1回、2007年の動画をやるんだよな。


大口
更に言えば、過去動画のTBS初音ミク事件とか、毎日のネット君臨デブリの件、日テレの盗聴問題、NHK拉致問題を棚上げにするようアメリカの国務次官補に提案した件、愛知長久手立て篭もり事件の件とかも2007年だからね。


マリサ
で、来週もあるんだよな。


レイム
そうやって並べると、この年にマスコミがどれだけ信用を失ったかが解るわね。


大口
そういう事。
しかもそういう事が色々あって今があるのに、それでもこの問題を「イデオロギー対立の問題」としか認識していない人がいるんだよね。


レイム
そういう人達って、裏を返せばこの問題そのものが「大した事が無い問題」と考えているって事になるのだけど、その意味に気付かないのかしらね。


大口
イデオロギーしか見えていない人達ってそんなもんだよ。


マリサ
ま、そんなわけで今回はここで終わるぜ。


レイム マリサ 大口
またらいしゅ~



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