日韓問題(初心者向け)

日韓問題について、初心者でもわかりやすい解説と、日韓問題とマスコミ問題の動画のテキスト版を投稿しています。

【マスコミ問題】2006年のオーマイニュース騒動 後編


本日は2006年に発生した一連のオーマイニュース騒動についての動画の後編になります。

元記事
2006年、鳥越俊太郎氏とOhmyNews Japanが巻き起こした騒動とその顛末





youtube
https://youtu.be/yiX8qq9gdNY


以下は動画のテキスト版になります。


始めて来られた方はまずこちらを先に読む事をお勧めします。

ブロマガ『日韓問題(初心者向け)』を始めた理由


注意
・この動画は「マスコミ問題」を扱っています

・「マスコミ問題」ですので、イデオロギーや属性等は一切関係ありません

・「特定の国との特別な関係」は問題の枝葉です、主問題は業界の体質です

・自身の常識が相手にとっても常識とは限りません、「他者がそれを見たらど
う思うか」という客観性を常に持ちましょう。

・日常生活で注意する程度には言動に注意を心がけてください

・キャラ崩壊あり

・動画の拙い部分は生暖かく見守ってください、そのうちなんとかします



レイム マリサ
ゆっくりしていってね


マリサ
さて、今回も前回に引き続き私が解説していくぜ。


レイム
前回はオーマイニュースが主に鳥越俊太郎氏の言動が原因で炎上し続けて、最後に本家韓国のオーマイニュース北朝鮮に資金援助していたことが発覚したところで終わったわね。


マリサ
そうだったな。
んで今回は、その後この北朝鮮問題に対する運営側の不手際があって、更にその後オーマイ日本版が崩壊する直接的原因が発生して、更にその後追い討ちとばかりに追加の燃料投下があったという部分を解説するぜ。


レイム
前編だけでもう崩壊するには充分な材料だと思ってたけど、まだ何かやらかしたの?


マリサ
そうだぜ、このオーマイ騒動は、ネット上で起こりうる最も酷い展開の典型例とも言っていいような炎上をしたからな。
そんなわけで本編へ行くぜ。


爆風消火開始


レイム
ところでマリサ、爆風消火ってなに?


マリサ
ああこれはな、油田火災とか森林火災とかで、もう通常の消火活動では鎮火不可能な事態になった場合に、爆弾などを使用して周囲の炎を爆風で吹き飛ばし、同時に構造物を破壊する事で火災を鎮火させる消化方法だぜ。


マリサ
他にも、何かしらの方法で延焼場所の酸素を爆発や衝撃波によって一気に消費させて鎮火させるなんて手法も広義の爆風消火と呼ばれているな。


レイム
要するに、爆弾で炎を吹き飛ばしてしまうのが爆風消火ってことでいいのかしら?


マリサ
まあ、大雑把にはそういうことになるな。


レイム
爆風消火はなんとなくわかったけど、これと今回の件がどう関係するのかがいまいち良く解らないわね。


マリサ
まあ、炎上を鎮火させようとしてオーマイニュースと鳥越氏が何をしたかを知れば、誰もが納得するがな。


マリサ
それはそれとして、その前に前回最後にちらっとオーマイニュース北朝鮮に資金援助をしていた事が発覚したって事例を紹介しただろ?


レイム
ああ、なんかあったわね。
その後の展開がインパクト大きすぎて印象薄かったけど。


マリサ
あそこは常時大火災状態だったからそこまで目立っていなかったけどな、この件でもオーマイ日本版の運営は批判されていたんだぜ。


レイム
そんなに対応が不味かったの?


マリサ
要するにな、この問題が起きたのは日本法人が出来る前なので自分達は関知していないとか、韓国統一省の認可の上でやった事だから合法だとか、「平壌市街地内でフルコース42キロ余の区間を約6時間独占使用するためにかかったコスト(交通規制、安全確保など)」とか、見当違いの回答をしてその後一切の説明をしなかったんだぜ。

朝鮮日報の「オーマイニュース平壌ラソン行事で北に別途75万ドル提供」(10月3日付)の報道について、韓国オーマイニュースに問い合わせました
OhmyNews October 05, 2006
https://web.archive.org/web/20061030155352/http://www.ohmynews.co.jp/blog/archives/2006/10/post_132.html

 10月3日付の朝鮮日報(日本語ウェブ版)に「オーマイニュース北朝鮮に75万ドル提供」との記事が掲載されました(韓国版の見出し直訳は「オーマイニュース、『平壌ラソン』行事で北に別途75万ドル提供」)。

 これはオーマイニュース(韓国)が昨年11月に主催した「平壌ラソン大会」を開くに当たって支出した運営費用です。当サイト「オーマイニュース(日本版)」を運営するオーマイニュース・インターナショナル株式会社が発足する2006年3月以前の話であり、日本法人の当社としては一切関知しておりません。
 
 韓国オーマイニュース側に問い合わせたところ、同大会に使われた総費用は韓国政府統一省の許可を得て、合法的に支払われているとのことです。大会の総費用は110万ドル。そのうち75万ドル(約8850万円)が「協力費」に区分され、平壌市街地内でフルコース42キロ余の区間を約6時間独占使用するためにかかったコスト(交通規制、安全確保など)とのことです。
 
 韓国統一省の統計によると、韓国メディア各社は現在、北朝鮮関連のイベントを盛んに開催し、それらを放映または紙面化しております。韓国メディアの北朝鮮との交流(報道企画やイベントの開催)は、統一省の統計(南北社会文化交流現況)では、今年1-9月末で計49件あります。たとえばMBCテレビは6月、金剛山・温井閣(オンジュンカク)の野外特設リングで「南北女子プロボクシング大会」を生中継しています。

 こうした韓国メディア各社による報道企画やイベントは、すべて韓国統一省の事前承認と結果報告のプロセスを経て実施されています。韓国オーマイニュースとしては、同じ民族の分断状況を終結するために、今後もさまざまな企画・イベントを行う、としています。ただし、繰り返しになりますが、こうした韓国オーマイニュースのイベント活動について、日本法人のオーマイニュース・インターナショナルとオーマイニュース(日本版)はまったく関係しておりません。


レイム
でもこれ、言ってる事が本当ならその通りじゃないの?
日本法人の設立前の事だし、何よりマラソン大会の諸費用なんでしょ?


マリサ
あまいぜ。
まず、日本法人といっても社長は韓国オーマイ社長の呉連鎬 (オ・ヨンホ)氏が兼任だし、何よりマラソン大会でどんな費用がかかったのか、北とどんな取り決めをしたのか、詳細が一切公表されていないから、根本的に釈明になっていないんだぜ。

会社紹介
https://web.archive.org/web/20060901185623/http://www.ohmynews.co.jp:80/Infomation/Company.aspx

会 社 概 要
会 社 名 オーマイニュース・インターナショナル株式会社
英 文 社 名 OhmyNews International Corp.
本 社 所 在 地 〒105-0001 東京都港区虎ノ門1-24-10 三興第一ビル
代 表 者 代表取締役  呉 連鎬
設 立 2006年3月7日
資 本 金 1,500万円
事 業 内 容 市民参加型のインターネットニュースサイト「オーマイニュース」の運営。
市民記者から寄せられた原稿を編集し、ニュースとしてサイトに掲載する。


レイム
え?オーマイ日本版って韓国版と社長兼任なの?


マリサ
そうだぜ。
それなのに「自分達は関係ない、資金は合法だ」としか言わないから、この件でも批判されまくったわけだ。


マリサ
で、ここからが爆風消火開始だぜ。
前編で鳥越氏の記事など、オーマイ掲載記事の一部がコメント禁止になったと解説しただろ?


レイム
ああ、あったわね。
「異論、反論どんどんお寄せください」とか書かれた鳥越氏の記事のコメントが消されるなんて事態になったのよね。


マリサ
これに関係して、まずオーマイのコメントのシステムを説明しないといけないんだが、オーマイの会員には二種類あってな。
一つは記事を掲載する「市民記者」と呼ばれるもので、これは要するにオーマイから原稿料をもらうために銀行口座を登録した記者兼会員な。
この人達は記事投稿も記事へのコメントも両方できるぜ。


マリサ
もうひとつが「オピニオン会員」と呼ばれるもので、これは単にアカウント登録だけでよくて、登録すると記事へのコメントのみができるぜ。


レイム
要するに、 ニコニコやyoutubeでいうと動画を投稿して再生数等に応じた報酬を得ることができるアカウント相当が市民記者で、単に動画にコメントするだけのアカウント相当がオピニオン会員ね。


マリサ
そういう事になるな。
んでな、オーマイは2006年11月10日、突如「オピニオン会員廃止」を発表したんだぜ。


レイム
え?どういうこと?
アカウント登録しなくてもコメントできるようにしたってこと?


マリサ
違うぜ。
「市民記者以外はコメントできない」システムにしたんだぜ。


レイム
は??????


マリサ
当時から言われていたんだが、要するに鳥越氏の記事への批判コメントが付くのが気にいらなかったことが主な原因だったんじゃないかと言われているな。
実際、コメント削除事件は結局オーマイ側が有耶無耶にしてしまっていた経緯もあったしな。


マリサ
しかもな、当時編集委員としてオーマイに参加していた佐々木俊尚氏によると、どうもこの決定は、編集部がこの問題の議論に参加したオピニオン会員の言葉を一切無視して一方的に決めたそうなんだぜ。

平野日出木さん、本当にそれでいいんですか?(下)
CNET Japan November 24, 2006
https://web.archive.org/web/20061130120359/http://blog.japan.cnet.com/sasaki/2006/11/post_9.html

11月10日、鳥越俊太郎編集長のクレジットで、「この記事にひと言」欄への参加方法を改定しますという記事が掲載された。11月17日正午を持って、オピニオン会員を廃止し、書き込みできないようにするというのである。これはオーマイニュースにとって、決定的な判断だった。

 この直前、私は平野デスク、市民記者組織本部の田中康文氏とミーティングしている。この時、田中氏は「オピニオン会員を残し、その登録ハードルを上げるA案と、オピニオン会員を廃止して市民記者に一本化するB案がある」と説明し、「市民記者とA案におけるオピニオン会員の違いは、ただ銀行口座を書いてもらうかどうかだけ。だったらいっそ、すっきりと市民記者に一本化するB案の方がわかりやすいと思う」と話した。

 私は彼に「それは違う」と異論を唱えた。そしてこう説明した。「オピニオン会員という制度はたしかにオーマイニュース編集部という運営サイドの側が恣意的に作ったものだけれども、その制度が実際に運用されて動き出せば、そこに集まってくる人たちによって新たな文化、新たな圏域が作られていく。仮にオピニオン会員と市民記者が制度的にはほとんど同じものだったとしても、そこに『差がない』と言い切ってしまうのはあまりに無神経すぎるし、そのような無神経さではネットのCGMを運営することはできないのではないか」

 インターネット上のコミュニティ、CGMというのはある種の「空気」のようなものをネット上に作り出すことであって、そこに集まってきたさまざまな人たちは、ともに同じ「空気」を醸成していく。その「空気」は制度でもアーキテクチャでもなく、あくまでも言葉にできない皮膚感覚のようなものであって、運営企業の側が細心の注意をしなければ簡単に壊れてしまうし、一度壊れてしまえば、元通りにはならないのだ。

 だがその日の夜、編集部はB案で決定した。当然、この記事のコメント欄では、オピニオン会員からの猛反発が巻き起こった。これらの反発に対して、田中氏はコメント47番で以下のように書いた。
(中略)


レイム
ちょっとまって。
オーマイニュースって要するに一般人が参加する能動的な双方向メディアを目指したわけでしょ?
なのにこの「双方向」の間口を狭めて参加者を減らしてどうするのよ。


マリサ
そう、そこが最大の問題でな。
要するにコメントってのは一般の人達がニュースに対してどんな感想や意見をもっているか、それを答える場で、当時大規模なものは日本に2ちゃんねるとyahoo掲示板くらいしかなかったわけだけど、2ちゃんねるはあくまでニュースの配信者とは関係ない外部の掲示板であれこれやっていただけ、yahooも記事は配信者そのものではなかったわけだろ。


マリサ
オーマイはそうじゃなくて、ニュースの配信の場所そのものに「直接意見を書ける」事が最大のメリットだったのに、その双方向性を彼らは自分達で潰してしまったわけだ。


レイム
あー…
そういうことね。
開始直後から運営側(主に鳥越氏)による言動で炎上が続いたところに北朝鮮問題が来たから、オーマイは炎上の原因となる批判コメントをするアカウントそのものを「物理的に取り除く」ことで消火しようとしたと。


マリサ
まさに「爆風消火」だろ?
「直接コメントできる事」が他のニュースサイトとも、2ちゃんねるとも違う利点だったのに、消火活動のためにそのメリットを破壊してしまったわけだから。


レイム
一応聞いておくけどそれでどうなったの?


マリサ
炎上はとまったぜ。
何せこの判断で人がいなくなって廃墟になったからな。
騒ぐ人がいなければそりゃ炎上もしないだろうさ、それに何の意味があるのかは知らんがな。


レイム
うわぁ…


追いヒドラジン


マリサ
こうしてオーマイは文字通り「静か」になったんだが、どうも鳥越さんと愉快な仲間達はそれが寂しかったんだろうな。
賑やかだった日々を取り戻すために、爆風消火後の瓦礫に追いヒドラジンをし始めたんだぜ。


レイム
え?まだ何かやったの?


マリサ
ああ、最後の最後に凄いのを投下して全てを塵にしたぜ。
何をしたかというとな、2007年1月にはいると、ニュースサイトのJANJANが「鳥越編集長、辞任へ」という記事を掲載したんだ。


レイム
ああ、やっぱ逃げちゃうのね。


マリサ
でな、このJANJANの報道にオーマイ側が「捏造だ」と大反発して、他のネットメディアまで巻き込む大騒ぎになったんだぜ。

ウソつきはどっちだ 「鳥越編集長辞任」騒動の泥沼
J-CAST 2007/1/15
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市民参加型ニュースサイト「オーマイニュース」の「鳥越編集長辞任説」の波紋が広がっている。ニュースサイトJANJANが2007年1月11日に「鳥越編集長、辞任へ」と報じたことを受けて、オーマイニュースは翌12日に鳥越編集長のコメントを発表、辞任説を否定した。これを受けて、最初の記事を書いたJANJANの記者が1月14日、電話取材の細かい一問一答を公開する記事を掲載し、自分の記事が捏造呼ばわりされたことに対して、猛烈に反論している。

J-CASTニュースでも2度にわたって報じたとおり、1月11日のJANJANの記事を受けて翌12日に公表された鳥越編集長のコメントでは、「オーマイニュース編集長の職を退く意向を持っていませんし、解任されるという話も聞いていません」といった反論をしている。

鳥越氏との電話でのやりとりを詳しく公表

それに対して、14日になって、JANJANには「鳥越俊太郎さん、しっかりしてください」というタイトルの反論記事が掲載され、鳥越氏のコメントについて

「まるで私が鳥越氏のコメントをねつ造したかのような言い方です。私の記事が正確であることを証明するために、私と鳥越氏との電話でのやりとりを公表しましょう」

と、「捏造呼ばわり」をされたことに憤った様子。その上で、JANJAN記者と鳥越氏との一問一答を詳細にわたって記述している。それによると、鳥越氏が体調不良を理由に辞任することを明かした上で、「媒体の立ち上げは終わったので、もう役割は終わったから」とも話している。また、12日の鳥越氏のコメントでは、以前から「後任を探しておいてください」という依頼をしていた、としているが、今回の一問一答ではさらに踏み込んで、「ちゃんとした人を推薦して、そのインタビュー、面接も僕が立ち会ってしてますから」と、「次期編集長」の面接も完了していることを明らかにしている。その一方で「次期編集長」の名前は、「(結果が)どう出るかわからないから。その本人のこともあるから」と、明らかにしなかったという。

この記事は、以下の1文で終わっている。

「『信頼』と『責任』ある情報発信」の基本はウソをつかないことです。メディアに携わる人たちは政治家や官僚のウソを見破ろうと努力しています。その当事者がウソをついては本も子もありません。鳥越さん、気を確かに、しっかりしてください」

鳥越コメントは「ウソだ」といっているのである。

後任が決まるまで報道されたくなかった?

J-CASTニュースでは、この反論記事を書いた増田美智子記者に再び話を聞いた。 「『記事は十分な取材に基づいたもの』という当初のスタンスは変わらない」とした上で、今回の反論記事に対してオーマイニュースからの反応は、特にまだないといい、「(オーマイニュースからの反応を)楽しみにしている」と、臨戦態勢だ。その一方で、電話の内容がきわめて詳細に紹介されていることについて「電話は録音してあったのか」「録音していた場合、鳥越氏の了解は取ってあるのか」という問いに対しては、いずれも「ノーコメント」としている。
一方で、JANJANに「辞任報道説」の情報提供をした、ジャーナリストの寺澤有さんは、今回の騒動を自身のブログで以下のように評している。

「『オーマイニュース』は円満な編集長交代を印象づけるため、後任が決まるまで報道されたくなかったのかもしれない。しかし、取材を受けた以上、きちんと対応するのが得策である。自分たちも報道機関を標榜しているのだから、わかりきったことである」

JANJANの反論記事を受けて、オーマイニュースの広報担当では、

「(『JANJANの記事は事実無根』という)見解に変わりはございません」
「(新たな抗議の申し入れなどの対応については) 検討中です」

とコメントしている。
ぺージビューが「低位安定」と言われているオーマイニュースだが、インターネット上のトラフィックを分析しているサイト「Alexa」でグラフ表示させてみると、オーマイニュースJANJANも、ここ数日でアクセスが急増している様子だ。編集長の辞任騒動でアクセスが急増してしまうあたり、メディアとしては複雑な心境かも知れない。


マリサ
記事によると、元々この記事は鳥越氏への電話インタビューの内容を文字起こししたもので、記事を書いた記者が捏造と言われて大激怒、インタビューの内容を詳細に記事にして反論したんだぜ。


レイム
なんかどこかで見た事のあるやり取りね…


マリサ
結果、瓦礫の山でところどころ煙が上がっている程度で、訪問者も殆どなく閑散としていたオーマイは、創刊当初の賑わいと活気と爆炎を取り戻す事に成功したわけだな。


レイム
賑わいというかなんというか、ろうそくの最後の輝きって感じね…


マリサ
んでな、このJANJAN側からの反論にろくに反論していなかったオーマイに対して、フリージャーナリスト数人が応援物資のヒドラジンを差し入れしたんだぜ。


レイム
もう燃えるもの無いでしょ。

鳥越編集長辞任騒動 情報源は呉代表自身だった
J-CAST 2007/1/18
1/2ページ)(2/2ページ

オーマイニュースの「鳥越編集長辞任問題」について、フリージャーナリストが相次いで内幕をブログで暴露し、この騒動は新たな展開を迎えている。呉連鎬(オ・ヨンホ)代表が写真週刊誌デスクに鳥越俊太郎編集長の後任を依頼したことや、「辞任説」を書いた記者に対して、鳥越編集長が「恫喝」を行った、という話まで飛び出している。にもかかわらず、オーマイニュース側は不思議な「沈黙」を続けている。

2007年1月17日、記事を相次いで自身のブログに掲載したのは、フリージャーナリストの寺澤有さんと、同じくフリージャーナリストの野田敬生(ひろなり)さん。

写真週刊誌デスク「編集長就任依頼」認める

寺澤さんは05年8月に開かれた「人権と報道」についてのシンポジウムで、オーマイニュースの呉連鎬代表と一緒にパネリストを務めるなど、元々、呉代表と面識があり、今回の「辞任説報道」も、寺澤さんがJANJANに寄せた情報が発端だ。そして、ブログの書き込みでは、「辞任説」の情報源は、呉代表自身であることを、こう明かしている。

「1月9日夜、『オーマイニュース最高経営責任者の呉連鎬(オ・ヨンホ)氏(写真)から筆者の携帯へ電話があり、元木昌彦・元『週刊現代』編集長を『オーマイニュース』編集長へ迎えることについて、意見をきかれた。筆者は、1月13日に鳥越氏が『オーマイニュース』編集長を辞任することを確認したうえで、『それならば、元木さん以外に選択肢はない』と答えた」

そして、呉代表は写真週刊誌「FLASH」デスクの山崎喜宏さんも候補として考えているこを明かすが、寺澤さんは「絶対無理」と反対。それでも呉代表は山崎さんとの面談に成功するが、結局は編集長就任を断られたことを明らかにしている。

J-CASTニュースでは、記事に登場している山崎さんに話を聞いてみた。

「寺澤さんのブログの記事は確認しました。(ブログの)字数制限もあるので、だいぶ丸めて(要約して)書かれている、という印象ですが、内容は基本的に正しいです。ですが、会談の内容については、呉代表とのオフレコの約束があるので、お話しはできません」

記事の通り、山崎さんは呉代表と会談した上で、オーマイニュース編集長の就任要請を断ったことを認めた。当初JANJANが報じたように、「辞任を前提とした後任探し」の事実が裏付けられた形だ。なお、会談には韓国人の通訳が同席したという。

「音声記録が公開されます」

一方の野田さんのブログでは、JANJANの記事を受けて鳥越編集長の反論コメントが発表されたことに対して、記事を執筆した増田美智子記者がさらに鳥越氏に確認取材を試みたところ、こんなことがあったのだという。

「鳥越氏はなおも支離滅裂なウソを展開した上、『記事を書いたのはあなただから、あなた個人を訴える。すでに弁護士にも相談している。訂正するなら今のうちだ』などと病人とは思えぬ大声を張り上げながら、増田記者を恫喝したのだという」

突然提起された「恫喝」疑惑について、野田さんはJ-CASTニュースに対して

「どのように知り得たかはお答えできません。しかし、その内容には間違いありませ ん。でなければ発表しません」

と自信を見せる。さらに、

「鳥越氏が『記者』を恫喝している音声記録が存在することは紛れもない事実であり、かつ確実に公開されます」

と、今後の新たな展開を匂わせている。
「恫喝」が本当だとすれば、いささか異常な反応だ。

なお、今回話題になっている両ニュースサイトの反応だが、JANJAN編集部では、

「現段階で申し上げられることは、記事に書いてあることがすべてです。それ以外は特にコメントできません」

と、「恫喝説」を否定も肯定もしていない。

一方のオーマイニュースでは18日夕方に以下のコメントを発表、一連の報道を『誤報』とのスタンスを崩さないまま、「後任探し説」についても、事実上沈黙を守っている。

「一部のインターネットメディアにおいて、13日に鳥越俊太郎が辞任するとの誤報がありましたが、すでにお知らせしたとおり、鳥越はオーマイニュースの編集長を引き続き務めて参ります。この誤報の内容を前提とする後続の記事などについては、オーマイニュースとしてコメントすべきことはございません」


マリサ
どうもな、元々「鳥越氏引退報道」の情報の大本はオーマイ社長の呉連鎬 (オ・ヨンホ)氏だったらしくてな、呉氏が写真週刊誌デスクに鳥越氏の後任を依頼した事が事の始まりだったそうなんだ。


マリサ
さらにな、最初にJANJANで記事を書いた記者に対して、鳥越氏が恫喝とも取れる発言をしていて、それも録音されていたことが発覚してな、オーマイへのアクセス数がうなぎのぼりになってまさにネットの話題の中心に返り咲いたんだぜ。


レイム
というかこの騒動、要するに内輪の取材でトラブル起こしただけよね?


マリサ
その後オーマイは鳥越氏の体調不良を理由に編集長代理というポストを新設して、運営はこの編集長代理が行うようになったんだが、鳥越氏ほどの「才能」がなく普通の人だったせいで鳥越氏の炎上芸を継承できなくてな、これまで以上にオーマイは急速にしぼんで行ってしまったんだぜ。


マリサ
そしてオーマイはサイトリニューアルなどの「普通の」再建策を講じるけど全て失敗、2007年6月1日付けで鳥越氏が体調不良を理由に引退、2008年4月にオーマイニュース株式会社と社名をリニューアルし新社屋で再出発を始めるが、同年7月にオーマイニュース株式会社解散、同年9月にオーマイライフとして再出発するが、2009年4月に完全閉鎖されたぜ。


レイム
うわぁ…


マリサ
結局アレだ、オーマイは鳥越氏という「炎上芸の天才」を手放した事が敗因だったわけだな。


レイム
むしろ鳥越さんが崩壊させたんじゃ…


マリサ
いやいや、他にも北朝鮮の件とかオーマイ社長との連携技とかあっただろ?


レイム
それはまあそうだけどね。


ネットと相性が悪い


マリサ
この件単体で見ると鳥越氏による炎上芸がひときわ輝いていただけにみえるけどな、この騒動より前も後も、別の場所で既存マスコミは鳥越氏と似たような事を続けて、結果信用失墜を繰り返していた事は、これまで幾つも動画にしてきただろ?


レイム
ああ、そういえばそうね。
どの事例でも問題発覚後の対応が酷すぎた事が炎上の原因になっていたし。


マリサ
結局な、既存メディアは一方的に情報を伝えるだけの「受動型」で、ネットのように誰もが対等に意見を言える「能動型」メディアとの相性が悪いって事なのさ。


レイム
なんか抽象的ね、具体的に説明してよ。


マリサ
要するに、受動型メディアの中の人達は、「自分の意見」を他者に一方的に伝える事はできても、「相手の意見」を許容する習慣が無いので、双方向で情報のやり取りができる能動型メディアには耐えられないって事さ。
あとあの業界は変化も嫌うしな。


レイム
要するに、言いっぱなしで異論を許容できる余地が無い人達ってことね。


マリサ
そういうことだぜ。
鳥越氏が特殊なんじゃなく、あの業界の人達は多かれ少なかれ大抵があんな感じだって事だな。


マリサ
で、異論を許容できないうえに、元々反論される事を想定する習慣そのものが無いから、ネットに進出すると反論が来る事に面食らって、最後は逆恨みでネットを敵視するようになるわけだな。

今回のまとめ
北朝鮮への資金援助発覚で再炎上
・実質的な「記事へのコメント禁止措置」という炎上の爆風消火によりオーマイが廃墟化
・鳥越氏引退報道で鳥越氏とオーマイ社長による連携技が炸裂
・既存メディアが致命的にネットと相性が悪い事を知らしめる事件となった


レイム
ああ、だから「既存メディアとネットは致命的に相性が悪い」と言ってたのね。


マリサ
あとはな、放送法関連で既存マスコミが新規参入を嫌がるのにもな、利権を守りたいという主な動機以外に、自分達と異なる意見をする放送局に出てきて欲しくないって言うのもあるんだぜ。


レイム
これも要するに「異論を許容できない」からってことね。


マリサ
結局さ、あの件だって今回のオーマイの件と本質は同じなんだぜ。
「異論を許容できず論で対抗する習慣も無いから、論ではなく権力でねじ伏せようとしている」ってだけなのだからな。


マリサ
あとな、あの業界の人達ってよく「ネットは異論を許容しない、偏狭だ」って言うけどさ、それって単に「自分達の意見が肯定されていない」ってだけなんだぜ。
「異論を言った」からと、それを肯定するか否定して反論するかは本来自由なはずだろ?
でも彼らは「持論に反論される事」を許容できないからそう感じるわけさ。
誰かさん達みたいに「異論を言う事すら許さない」わけじゃ無いのにな。


レイム
なるほどね~


マリサ
そんなわけで今回の本編はここで終わるぜ。


レイム マリサ
ご視聴ありがとうございました。


大口
おつかれ~


大口
ところでちょっとお知らせがあります。


マリサ
なんだ?


大口
例のモルゲッソヨの件なんだけどね、個人的にはあれ「面白いネタ」ではあるのだけど、人によっては不快になるネタでもあるのね。


レイム
まあそうね。
形状が形状だしね。


大口
なので、あくまで個人的なお願いではあるのですが、あのネタは今後積極的には扱わず、ほどほどに自重して用法用量を守って使って欲しいのね。
「やめろ」とは言わないからさ。


マリサ
まあ言われてみれば確かにアレはなぁ。


レイム
あれを面白がる人だけじゃなく、ただ単に不快って人もいるって事ね。


大口
そういうわけなのでお願いしますね。


マリサ
じゃあ今回はここで終わるぜ。


レイム マリサ 大口
またらいしゅ~




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