日韓問題(初心者向け)

日韓問題について、初心者でもわかりやすい解説と、日韓問題とマスコミ問題の動画のテキスト版を投稿しています。

韓国の「足の引っ張り合い」文化


初めて来られた方はまずこちらを先に読む事をお勧めします。

ブロマガ『日韓問題(初心者向け)』を始めた理由


注意
・このブロマガは「日韓の価値観の違い」を初心者向けに扱っています

・当ブロマガのスタンスは「価値観に善悪や優劣は存在しない」というものです

・相手が不法を働いているからと、こちらが不法をして良い理由にはなりません

・自身の常識が相手にとっても常識とは限りません

・日常生活で注意する程度には言動に注意を心がけてください



さて、本日は韓国独特の足の引っ張り合い文化についてとなります。


以前から書いているように、韓国では他者の劣等性から自身の正当性や正しさを導き出すという概念があると書いてきたが、この価値観から韓国では「足の引っ張り合い文化」と呼べるものが存在する。


日本人の発想ならば「折衝案をだして相互に利益を出せる・協力して問題解決にあたる」ようにするような事例でも、彼らは「相手の劣等性から自己の正当性を導き出そう」とするため、結果的にお互いに劣等性の指摘をし合って足の引っ張り合い合戦になる場合が多い。


この事は最近の朝鮮半島情勢でも見られ、私達の発想ならば各国と足並みをそろえて問題を解決して行こうとなるところが、現在の韓国では「日本と中国が自国の頭越しに対北朝鮮の話が進む事に危機感を持っている、多少施しを与えてやろう」という発想になっている。



※一部を除き、引用記事が日本語の場合には文中にリンク用アドレスとタイトルのみ表記、韓国語のものやリンク切れで参照不能な記事のみ文末にまとめて本文を引用します。
※本文中のリンクは引用の元記事、或いはインターネットアーカイブウェブ魚拓(別サイト)へのリンクです。


1:ひたすら足を引っ張り合う


まずはこちらの記事から

【萬物相】韓国人の恥ずべき習性
朝鮮日報 2018/02/18
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 韓国人の恥ずべき習性を風刺したことわざに「かめの中のカニ」というものがある。かめに何匹かのカニを入れると、互いに先に外に出ようと暴れ回る。しかし結局は1匹も外に出られない。下にいるカニが先にはい上がろうとするカニを引きずり落とすからだ。

 一人の中国人が風呂敷包みを持って外国の空港に降り立つと、10人の中国人が集まり少しずつ金を出し合って店を出させるという。次に別の中国人がやって来ると、今度は11人が同じように支援する。これに対して韓国人は一人が移民にやって来ると10人が来て全てを剥ぎ取る。次に別の韓国人が来ると今度は11人がやって来て同じことをする。以前海外に住むある韓国人から聞いた話だ。

 英国には「金持ちになりたければ金持ちに昼飯をおごれ」ということわざがあるそうだ。しかし韓国では「いとこが土地を買えば腹が痛い」という。「腹が痛い」とは嫉妬に狂うことを意味する。われわれは世の中に放り出された時に、自分で成功することよりもまずは同業者や隣人を踏みにじろうとする。政治がそのような世界になったのはずいぶん前のことだが、周囲のちょっとした日常もこれと変わらない。相手をだますことや侮辱すること程度なら全くためらわない。数年前、京畿道のある製パン店で「ネズミが出た」とネットで大騒ぎになった。実はこれもライバル店が広めたうそだった。

 京畿道水原市のある大学前では、二つのインターネットカフェが文字通り「命懸けの競争」をしていることが話題になっている。一方が「1時間500ウォン(約50円)、ラーメン500ウォン」で客を集めようとしたところ、もう一方が「1時間300ウォン(約30円)、ラーメン300ウォン」を打ち出した。双方の社長はかつて一緒に店を出そうとしたほど仲が良かった。ところが今は「お前が死ぬまでネットカフェの料金は無料にする」段階にまで行き着いた。「性犯罪者もネットカフェができるのか」といった個人攻撃とも言える横断幕も平気で掲げる。どちらも間違いなく赤字のはずだが、それでも関係ない。重要なことは相手を引きずり落とすことだ。しかし影響でそれ以外の店も結局廃業に追い込まれるだろう。

 ある夏の暑い日、ライオンとイノシシが水場で鉢合わせした。どちらが先に水を飲むかでけんかになり、いつしか死ぬか生きるかの争いになった。双方が一息ついていると、ハゲタカの群れが先に死んだ方を食べようと遠くから見守っていた。ライオンとイノシシは「ハゲタカの餌になるよりも、互いに友人になった方がいいな」と互いに話し合った。イソップ物語に出てくる話だ。韓国人は内輪で命懸けで相争い、結局は異民族の支配を受けるというつらい経験を味わった。ところが「それでも韓国人には共生の能力が足りない」と思わざるを得ないときが多々ある。

金泰翼(キム・テイク)論説委員

関連記事
韓国中学生の協調性、世界で最下位圏 聨合ニュース 2011/03/27

韓国小学生「他人への配慮に欠ける」…日英仏と比較 中央日報 2008年06月03日


記事では、韓国人は他者との共生の力が非常に弱く、相手が利益を得ようとすると「自身の不利益も省みずに」相手の足を引っ張る習慣があると書かれています。


これなのですが、要するに韓国では以前から書いているように基本的に自身の「正しさ」に根拠が必要なく、他者と「正しさ」が対立した場合相手の劣等性を指摘することができればそれで「自分は正しい」という事が証明される事が関係しています。


つまり、自身の実力で利益を得る事よりも、相手の劣等性を指摘して「相手を落とす事」で利益を得る事に社会が価値を置いているから起きる現象です。
以前紹介した「離間事(イガンヂル)」もこの発想が根元にあります。


関連記事
韓国宗教家の国政介入事件 今も尾を引く「古代性」 筑波大学大学院教授・古田博司 産経新聞 2016.11.9


結果として、相手(ナム)と利益を分け合うのではなく、自身(ウリ)が利益を得るために相手(ナム)の劣等性を指摘し続ける、最初の朝鮮日報の記事にあるインターネットカフェの事例のような、双方がひたすら潰し合いのチキンレースを繰り返すわけです。


こうした事は今現在の韓国でもリアルタイムで観察することができ、いわゆる性暴力被害に対する「Me too」運動でも、以下のような事例が観察できます。


【取材日記】<韓国#MeToo>国民はばかではない 中央日報 2018年03月12日


記事では、韓国の現与党にセクハラ問題の告発が起きると、それを野党が政治的に利用し、更に与党もそれに答えて政治的な反撃手段として利用した結果、本来の被害者達が置き去りにされてしまったという事例です。


とにかく何でも良いので「相手の劣等性」を指摘することが自身の「正しさ」に繋がるため、与野党の政治家達が「自身の正しさ」のためにこれを利用した結果です。
自身の正しさを証明する最も効果的な手段が相手の劣等性の指摘であるため、「足の引っ張り合い」が常に発生するわけです。


2:北朝鮮情勢でも足の引っ張り合い


上記のような韓国の「足の引っ張り合い文化」は、最初の朝鮮日報の記事のように韓国内でも度々問題になっています。
しかし、問題提起は数多く行われますが、それが実を結んだ事は一度もありません。


なぜかといえば、以前から書いているように彼らには客観的視点がそもそも存在しない場合が多いため、問題を指摘してもそこに「自身(ウリ)」が含まれていない場合が多く、結果的に「相手の劣等性の指摘(=自身の優越性の証明)」をしているだけの場合が多いからです。


この事は先ほど「問題を指摘していた」朝鮮日報の記事からも読み取れますし、中央日報東亜日報にも以下のような記事が掲載されています。


頭越しの米朝接近に焦る日本「北の核査察費用3億円負担」 朝鮮日報 2018/03/11
【中央時評】日本、プレーヤーとオブザーバーの間() () 中央日報 018年03月09日
中国、米朝対話を支援し「韓半島平和」の後援者になるべきだ 東亜日報 March. 13, 2018


こちらの記事では、アメリカのトランプ大統領北朝鮮金正恩との電撃的な対話発表を行った事で、日本(と中国)の外交的孤立(パッシング)が発生し焦っていると書かれています。


※コリアパッシング(韓国素通り)
去年辺りから韓国メディアや政界でよく使われるようになった単語で、「韓国素通り」の名の通り、外交などで韓国が疎外される状況になること。


そしてこれなのですが、そもそも元々「○○パッシング」とは、去年3~4月に韓国の日米との対立が深刻化した時期と、10月にトランプ大統領が日本、韓国、中国を訪問した際に、韓国だけ「扱いが悪かった」事に不満に感じ、「コリアパッシングだ」と韓国内で大騒ぎしたのが元ネタです。


【時視各角】韓国がのけ者ではないと?() () 中央日報 2017年04月11日
韓国よりも日本に1日多く滞在するトランプ大統領…韓国冷遇? ハンギョレ新聞 2017.10.18


結局のところなぜ「コリアパッシング」が発生したかと言えば、韓国の文政権は対北朝鮮外交で何ら実のある言動を行っていなかったどころか、中身の無い「宣言」や「要求」ばかりを繰り返していたため、「話す事がなかった」からです。


実際文大統領は、トランプ大統領がやってくると晩餐会で独島エビやら慰安婦との抱擁パフォーマンスやら、一体どこを敵と認識しているのかと疑問をもたれるような態度を繰り返していましたし、先日のオリンピックでもアメリカの使節団を北朝鮮使節団と強引に引き合わせようとして失敗していました。


「パッシングされるのにはそれ相応の理由があった」わけです。
上記理由から、状況をちゃんと追っている日中の人間のなかで、「韓国主導で自国が素通りされる」と焦る人はまずいません。


そしてこういう事があった以上、本来はより対北朝鮮で他国との連携を取っていかないといけないわけですが、韓国では現在「日本や中国がパッシングされていると焦っている」と喜んでいるのです。


なぜかといえば客観的な視点が存在しないため、これまで韓国に起きた事を「劣等性の指摘をされた」と捉え、今回の事を「だから相手に劣等性の指摘をし返しているのだ」と考えているからです。


また、文政権の意向を強く反映しているハンギョレ新聞などはもっと露骨で、以下のように

[社説]朝米首脳会談まで危険管理に注力を 
ハンギョレ新聞 2018-03-12
http://japan.hani.co.kr/arti/opinion/29999.html

(一部抜粋)
 大きな成果を手に米国から帰ってきた特使団は、12日から中国、日本、ロシアを訪問して会談結果を説明する。中国と日本は表向きは朝米合意を歓迎しているものの内心は、複雑に見える。過去に北の核問題解決のための6カ国協議議長国だった中国では電光石火のような事態の進展に影響力を失うことを憂慮する声が出てきている。日本は朝米間の重大合意過程から排除されるのではないかという心配が大きい。政府は両国がこの局面で疎外感を感じないよう、合意内容を詳細に説明して状況進展に友軍として参加できるよう協力と支持を求めるよう努めなければならない。


「政府は両国(日本と中国)がこの局面で疎外感を感じないよう、合意内容を詳細に説明して状況進展に友軍として参加できるよう協力と支持を求めるよう努めなければならない。」と、あからさまに上から目線になっているのがわかります。


これも要するに、相手の劣等性を指摘し足を引っ張る発想が先にあるため、「自分達が主導権を握った事に日中が焦っているのだ」と考えているからです。
どこまで行っても「足の引っ張り合い」の発想から抜け出ないわけです。


実際のところはどうかといえば、そもそも文大統領は北朝鮮に言われるがままの事を実行したに過ぎません。


今年1月からの北朝鮮の対応を見ればそれは一目瞭然で、北朝鮮が五輪参加を表明し、北の特使が南北会談を表明し、そこで米朝会談を要求してきたため、それを韓国がアメリカに伝えただけです、文大統領は受動的にしか動いていないのです。


しかし彼らにはこうした客観的視点の発想や、問題を解決するために他者と協力し協調していくという発想がないため、文政権の力で北が融和的になったのだからこれは自分達の手柄であると考え、この状況を他国と対等に協力して解決していく場とするような発想にならないわけです。


このため韓国の与党からはこんな声も出てきています。


朴智元議員「地球上で米朝対話に反対する人は『ホン・アベ』だけ」 中央日報 2018年03月13日
韓国国防長官「米原子力潜水艦来なくてもかまわない」…韓米演習縮小の本音バレたか 中央日報 2018年03月09日


どこまでいっても、自身の正当性の証明をするために「他者の足を引っ張ろうとしている」のです。


これがあるので韓国との対話は難しいわけです。
どこまで行っても、どんな状況でも、彼らにはまず「相手の足を引っ張る」という発想の文化が先にあるからです。



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