日韓問題(初心者向け)

日韓問題について、初心者でもわかりやすい解説と、日韓問題とマスコミ問題の動画のテキスト版を投稿しています。

【日韓&マスコミ問題】右とか左とか


今回は注意書きでも書いている「イデオロギー問題」に対する私の方針や考え方などについて書いていきます。

元記事
「右だ左だ」そんな話はもうやめよう
若者の右傾化=最近の若者は (前編)
若者の右傾化=最近の若者は (後編)





youtube
https://youtu.be/mslcfRuuk_s


以下は動画のテキスト版になります

レイム マリサ
ゆっくりしていってね


マリサ
さて、今回もちょっと特殊で日韓問題とマスコミ問題、どっちにも関係する動画になるぜ。

レイム
で、前日投稿した「価値観の違い」のほうはどちらかというと「日韓問題寄り」で、こっちのほうはどちらかというと「マスコミ問題寄り」なのよね。


マリサ
そうだぜ、一応どっちも関係はしているから、あくまで「どちらかというと」だがな。


レイム
あと、もう一つの動画のほうもそうだけど、この件はうp主の考え方が「強く出ている」ので、解説役はうp主となるわ。


マリサ
そんな事を踏まえたうえで本編へいくぜ


過去の遺物


大口
2連続で本編登場!素晴らしい!


マリサ
そんな事はどうでもいいから本編やるんだぜ。


大口
ヒドイ><


大口
まあ冗談はさておき、ここ何年かマスコミとかで見かける論調として、「若者の右傾化」ってあるでしょ?


レイム
ああ、あるわね。
でもなんかピンとこないのよね、何が右傾化なのか漠然としすぎているし。


大口
まあそうだろうね。
あれは要するに「過去の遺物」だから。



マリサ
過去の遺物?どういうことだ?


大口
要するにね、「若者の右傾化」って本質的には「最近の若者は~」と違いがないんだよ。


レイム
余計に意味不明になったんだけど?


大口
まあまあ、ちゃんと話を聞いていけば解るから。


大口
それでね、今回重要となるのは時代の変化なんだ。
1980年代か或いは90年代前半まで含めても良いけど、その頃って東西冷戦の真っ只中で、世の中って大別して西側陣営と東側陣営に分かれていたよね。


マリサ
ああ、一応知ってるぜ。
古い映画とか小説とかアニメとか、そういう設定の話多いものな。


大口
そうそう。
でね、その時代は多くの人がこの冷戦の対立構造、つまりイデオロギーによる左右の対立
構造を当たり前としていたわけ。


大口
で、右と対立するのは左で、左と対立するのは右というのが当たり前だった、そういう時代が長く続いていたんだけど、90年代に旧ソ連崩壊によってこの秩序も崩壊、90年代の混乱期に左右の対立構造も消滅したんだ。


レイム
じゃあその後はどうなったの?


大口
冷戦の対立構造によって押さえ込まれていた価値観による対立構造が表面化したんだ。
宗教対立とか地域対立とかね。


マリサ
要するにイデオロギーの対立構造がそういった対立構造より優先されていたのが、イデオロギー対立が無くなって一気に噴出したってことか?


大口
そうなるね。
そしてそれは今でも続いていて、世界中の紛争や戦争やテロっていうのは大半がこれに起因しているわけだ。


レイム
ある意味、イデオロギーの対立構造が異なる価値観同士の利害を薄めてつなげていたってことかしら。


大口
そうともいえるね。
まあどっちが良かったかといえばそれはどっちも一長一短だけど。


大口
で、問題はここからで、「若者の右傾化」というフレーズを使う人って、その多くがこの冷戦時代の真っ只中に「若者」だった人達なんだよ。



マリサ
あー確かに。
でも一応20代とか30代にも右左云々いう人いるよね。



大口
そういう人は、「イデオロギーに引っ張られている人」だね。
まあそれはそれとして、重要なのはこの「若い頃にイデオロギー対立を経験した人達」なんだ。


大口
この人達にとって、最も影響を受けて情報を多く仕入れていた時代ってまさに冷戦構造の時代なんだけど、要するにこの人達はこの冷戦時代で「情報の更新」が止まってしまっているんだよ。


レイム
よく「年を取ると世の中の流れについていけなくなる」って聞くけど、そういうこと?


大口
まあそういうことだね。
結果、世の中の情勢が価値観の対立の時代になった事がわからず、彼らのなかではまだ冷戦時代の「イデオロギー対立」が生きているんだ。


大口
そしてそういう人達にとっては、物事の判断基準ってイデオロギー対立が当たり前なんだよね。
もう少し踏み込んで解説すると、自分達と対立する相手は「右(左)である」って考え方ね。


マリサ
でも冷戦構造の終了でそういうのは終了して、価値観の対立に移行したんだろ?


大口
でも彼らのなかでは今でも「自分達と意見対立する相手は右(左)」のままなんだよ。
本人達に全く自覚が無いけどね。


大口
でさ、某大学生団体みたいに、そういったイデオロギーありきの対立構造に同調する人達もいるにはいるけど、殆どの人達にとって、そもそもイデオロギーの対立構造なんて実感そのものが無いよね。
もう30年近くも前に「終わってる」代物なんだし。


レイム
まあそれはそうよね、私もイデオロギーの対立構造なんていわれても全くピンとこないし。


大口
だからこそ、「最近の若者は」と「若者の右傾化」は本質的に同じなんだよ。
彼らは問題の実態を見ているんじゃなくて、冷戦時代のイデオロギー対立構造というかつて存在した代物に、「現在の問題を無理やり当てはめて」見ているだけなんだ。


無意味なレッテル貼り


大口
でね、現在右傾化と呼ばれているものを見ると、例えば嫌韓なんて典型的な「右傾化の象徴」と言われているけど、過去動画で紹介したようにそもそも嫌韓の出発点って2002年のサッカーワールドカップだよね。


マリサ
あー、たしかにあれを「右傾化」と言われても意味不明だよな。
韓国が民族主義丸出しで対戦相手を侮辱したり、露骨な審判買収とかあったわけだしな。


大口
そうそう。
実はね、この頃に既に「嫌韓=差別=右翼」みたいな論調あったと紹介したでしょ?


レイム
あー、あったわね。
で、その論調が今でも続いているわよね。


大口
でさ、この頃に差別主義者とか右翼だとかレッテル貼りをされた事で、ネット上で「そもそもこれってイデオロギーの問題か?」という議論に発展して、更にそこから「そもそも小泉政権って右翼なのか?」って話になったんだよ。


マリサ
あー、言われてみれば、小泉政権もその次の安倍政権も、右か左かと区分けしろといわれたら、「どっちの要素も持っている」よな。


大口
そう、実はそもそも右だとか左だとか、或いはリベラルだとか、そういう区分けってもう意味が無いんじゃないか?って論調が出てきたのが、2002年から2006年頃までのネット上の主流の話題だったのね。


レイム
ということは、メディアとかが声高に右翼だ差別だと喧伝した事がむしろそういう議論を加速させたって事?


大口
そう、最近になって今年10月にあった衆議院選挙で大学生とかの大多数が自民党に投票して、それを「安倍政権のリベラル性にある」なんて論調の記事書いている新聞がいくつかあったでしょ?


レイム
あーあったわね。


大口
そこから更に進んで、「そもそも区分けそのものに意味が無いよね」って論調が、今から10年以上前のネット上に存在していたんだよ。


マリサ
もしかして、今のテレビや新聞やそこに連なる人達って、物凄い周回遅れなのか?


大口
そういうこと。
最早イデオロギー対立に根ざした論調なんて過去の遺物でしかないのに、彼らは「自分達に対立するものは右翼だ」という「大前提」から抜け出せていないんだよ。


大口
でさ、彼らのいう「差別だ」って論調も、その多くはイデオロギー対立における「右翼は排外主義」という固定テンプレに起因しているんだよね。


レイム
というと?


大口
例えばだ、以前韓国人は非常に排他性が高いって記事を紹介したでしょ?
例えばこの「韓国の中学生は社会的な協調性が非常に低い」とか。


韓国中学生の協調性、世界で最下位圏
聨合ニュース 2011/03/27
http://japanese.yonhapnews.co.kr/society/2011/03/27/0800000000AJP20110327000400882.HTML

【ソウル27日聯合ニュース】世界の中学生を対象にしたアンケートで、韓国は協調性を示す項目で最下位圏だった。

 27日に結果が公表されたアンケートは、2009年に国際教育到達度評価学会(IEA)が世界の中学2年生14万600人を対象に行った。韓国は36カ国・地域中、協調性を示す「社会的な相互作用力」において、0.31(1点満点)で35位だった。

 また今回の調査で、地域社会や生徒会で自主的に活動した比重を示す「関係志向性」や「社会的協力」の各項目でも最下位だった。一方、争いごとを民主的に解決する知識を中心にした項目ではデンマークに次ぐ2位になるなど、優れた面もあった。

 ある教育関係者は「筆記試験の好成績に比べると、韓国の生徒は校内外の活動に関連した項目の結果が悪い。知識偏重の教育を見直すことも必要だ」と話す。


大口
あとは韓国在住の外国人へのアンケートで「外国人に対する優越的な態度」が問題にされていた事例とかもあったよね。


韓国人の優越的態度、外国人に好感を持たれない 
朝鮮Biz(韓国語) 2014.05.26
http://biz.chosun.com/site/data/html_dir/2014/05/26/2014052601000.html

高度成長を土台にした韓国の優越的な態度が、国内外の居住外国人に非好感に指摘された。 外国人に韓国人たちは懸命に働くが、自尊心が強く、余裕がないイメージが強かった。

韓国貿易協会国際貿易員は「コリアイメージを根拠とした海外マーケティング戦略:3新興市場編」を26日に発刊、国内外在住外国人を対象に調査した韓国のイメージを分析した。

昨年国際貿易研究院が総数1160人の国内外の在住外国人を対象にアンケート調査をした結果、外国人は韓国の代表的なイメージで「急速な経済発展」を挙げた。
(中略)
一方外国人は、韓国の「優越的な態度」を最も非好感に指摘した。 経済成長を土台にした韓国の優越的態度は、高所得(29.9%)と低所得新興国外国人(25.2%)に、すべての欠点に選ばれた。 この他にも韓国の人々は懸命に働くが、「プライドの高い姿」と「余裕がない生活」などは、非好感で指摘された。
(後略)


大口
更にもっと露骨に、「韓国人は経済力で相手を判断し、人種差別や民族差別をする」と指摘されている事例もあるよね。


「韓国は経済力で人種差別」米紙が批判
朝鮮日報 2014/09/21 07:10
http://web.archive.org/web/20140921051245/http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/09/20/2014092001344.html

 「韓国が人種を差別する基準は経済力だ。相対的に貧しいアジアの国々の人々がターゲットになる傾向がある」

 米ウォール・ストリート・ジャーナルは12日、「韓国は経済力で人種差別する国なのか」と題した記事を掲載。「韓国は外国人が人口の3%しかおらず、皮膚の色が違うと目立つ場所だ。人種に対する韓国人の不理解が奇妙な形で表れることもある」と伝えた。

 同紙は最近、ソウル市の梨泰院の飲食店で起きた「エボラ警告文」事件を例に挙げた。外国人客が多いこの店は「申し訳ありませんが、エボラウイルス(流行)のため、アフリカのお客様はお断りします」という告知を入り口に掲げたところ、外国人の強い抗議を受けた。

 同紙は昨年6月、プロ野球ハンファ・イーグルス金泰均キム・テギュン)選手(元千葉ロッテ)がロッテ・ジャイアンツの黒人投手、シェーン・ユーマンについて、「黒い顔のせいで、彼がマウンドで笑うと白い歯とボールが重なり、ボールが打ちにくい」と発言し、国家人権委員会から警告を受けたケースも紹介した。

 同紙は「今日の韓国社会の人種差別意識は1950年代以降に形成されたものだ」と指摘した。韓国戦争(朝鮮戦争)以降、経済成長に集中し、外国に対するイメージも徹底して「経済力」が基準になったとの説明だ。同紙は「最近の韓国政府の外国人在留許可もウズベキスタンベトナム、中国、フィリピンに対しては徐々に厳しくなっており、多文化の多様性を生かすのではなく、韓国社会に吸収することに焦点が合わせられている」と分析した。

 インターネットに掲載されたこの記事には、読者から「韓国は教育熱が高いというが、その結果が行動に反映されないようだ」「韓国人は開発途上国で特に無礼な振る舞いをする」といった書き込みがあった。


マリサ
ああそうか、こうした事例を「彼ら」の主張に当てはめると、「韓国の右傾化」が問題になるはずなのか。


大口
そういうこと。
でもさ、「ネット右翼=差別主義者」と主張している人達の中で、韓国の右傾化を指摘した人ってどれだけいる?


レイム
そういえば見たこと無いわね。


大口
そうなんだよ、むしろこういう問題提起をして「嫌韓が発生した」と指摘すると、「韓国を過度に嫌うネット右翼」とかレッテル貼りをされるわけ。


マリサ
じゃあ、「ネット右翼は差別主義者」という前提が成り立っていないじゃないか。


大口
そうなんだけど、でもこれを「自分達と対立する相手が右翼である」という前提に当てはめてみるとどうなる。


レイム
あ、そういうことね。
韓国は彼らの「味方」だから右翼ではなく、味方である韓国に否定的な相手は「敵」だから右翼であるって構図が見えてくるわね。


マリサ
なるほど、彼らの中にも既に実体としてはイデオロギーなんて存在していないわけか。
でもさ、実際に単なる差別意識から嫌韓やってる連中もいるよな?


大口
いるね。
でもそういう人がいるからと、この構図そのものが否定されるわけじゃないでしょ?
だって彼らは単に、「自分達の敵」をイデオロギー対立に当てはめて、「右だ」とレッテルを貼っているだけで、それが実際に差別かどうかは関係ないからね。


マリサ
たしかに、じゃなきゃ「韓国の右傾化」って話になるはずだし、韓国のこうした態度に否定的な意見を持つ相手を「ネット右翼だ」なんてレッテル貼りするわけないしな。


大口
そしてこんなだから、この前CSのテレ朝チャンネル2で放送された「津田大介 日本にプラス」で提示された「ネット右翼の定義」みたいなことになるんだよ。


ネット右翼3必須、7原則

必須1…嫌韓・嫌中の感情が旺盛
必須2…在日コリアンに強いネガティブ感情
必須3…大手メディアへの敵愾心(産経新聞除く)
   4…先の戦争を肯定的に捉え「東京裁判史観」を否定
   5…首相ら公人の靖国神社公式参拝を支持
   6…憲法9条改正含む安保政策でタカ派的価値観
   7…安倍晋三政権を支持


大口
必須1、2、3でさ、「旺盛」とか「強いネガティブ感情」とか「敵愾心」とか、主観でどうとでもいえる代物を「定義」としているでしょ?
こんなの定義じゃないよね、「本人がそう思ったらネット右翼」ってだけの謎理論なんだよ。


レイム
これはちょっと酷すぎるわね。
でも裏を返せば、「イデオロギー対立に無理やり当てはめているだけ」という事がかなり解り易いともいえるわね。



大口
そういうこと。
冷戦時代のイデオロギー対立構造を形だけ引きずって、そこに無理やり現在の対立構造を当てはめようとするものだから、矛盾の補正を主観に頼るしかなくなっているわけさ。


今回のまとめ
・「若者の右傾化」は過去のイデオロギー対立から抜け出せない人達の幻想
・現実に存在しているのは価値観の対立
・「現在の左右論争」はそのほとんどが現実を無視したただのレッテル貼り


マリサ
なんかさ、凄く不毛だな。


レイム
でもそういう人達がメディアなどで強い発言力を持っているのが現状なのよね。


大口
だからこそ、彼らの「時代遅れさ」を指摘していかなきゃいけないのさ。
彼らは過去の遺物を引きずって現実を見ようとしないわけだから。


レイム
ねえ、ちょっと待って。
もしかしてだけど、この対立そのものが「価値観の対立」じゃない?


大口
実態はそうだね。
本人達にその自覚は全く無いけど。


大口
そんなわけで今回の本編はここで終わります。


大口 レイム マリサ
ご視聴ありがとうございました



大口
ふう、本編しゅーりょー!
みんなお疲れ。


マリサ
そろそろ2017年も終わるな。


レイム
今年5月から始めてもう約8ヶ月も経つのね。
なんか凄く短く感じたわ。


大口
そうだね、ここまで続けてこられたのも視聴者の皆様のお陰です。
ありがとうございます


大口
来年も引き続きよろしくおねがいします。
そして今回、皆様にささやかながらクリスマスプレゼントがあるよ!


マリサ
お、なんだ?


大口
100%のグレープフルーツジュースを飲んだ後で、その直後にコーヒーを飲んでみよう。
納豆風味を楽しめるよ!


レイム マリサ
・・・・・・・・・で?


大口
皆様のニューロンに一生使いどころのない無意味な知識を刻み付けてみました。


マリサ
おい


レイム
干物と三枚おろしどっちがいい?


大口
じょ、冗談だから冗談。
笑いは大事だよ!
ほら!笑って笑って!


大口
そ、そんなわけで、今年の更新は今回で最後となります。
12月30日はお休みをいただき、次回更新は年明け2018年の1月6日となります。
ほ、ほら二人とも笑顔笑顔!


大口 レイム マリサ
それでは皆様、よいお年を!
来年もよろしく~



次回更新は2018年1月6日です。
ブログ「暇つぶしどうぞ」の更新は12月25日が今年最終、「日韓問題(初心者向け)」は12月27日が最終、それぞれ年明けの更新は1月8日と10日になります。



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